JPH0452104Y2 - - Google Patents

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JPH0452104Y2
JPH0452104Y2 JP5768487U JP5768487U JPH0452104Y2 JP H0452104 Y2 JPH0452104 Y2 JP H0452104Y2 JP 5768487 U JP5768487 U JP 5768487U JP 5768487 U JP5768487 U JP 5768487U JP H0452104 Y2 JPH0452104 Y2 JP H0452104Y2
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transmission case
bevel gear
motor shaft
hydraulic motor
upper transmission
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案はミツシヨンケースを、内部に配置した
軸の軸心位置において上下に分離してダイカスト
の精密鋳造により構成し、各分割ミツシヨンケー
スを接合することにより構成する軸受孔に各減速
軸を遊嵌支持する、軸心位置分割型ダイカスト鋳
物ミツシヨンケースにおけるベベルギヤの位置決
め組立装置に関するものである。
(ロ) 従来技術 従来、走行変速装置を構成するミツシヨンケー
スは同一出願人の先願として実願昭61−74483号
の如き技術が出願されているのである。
また従来は第7図に示すごとく、ベアリングB
を設け、該ベベルギヤ5が挿入できる開口が必要
だつたものである。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 しかし該従来のミツシヨンケースでは第7図に
示すように軸小位置分割型ダイカスト鋳物ミツシ
ヨンケース1において、軸を上下のケースに挟む
ことにより軸受部を構成することにより組立コス
トを安くしたものであるが、HST式変速装置H
の油圧モーター軸3に嵌着されるモーター軸ベベ
ルギヤ5はそのボス部外周にベアリングBを焼き
嵌め等の手段で固着し、一方上部ミツシヨンケー
ス1bの部分にはモーター軸ベベルギヤ5が挿通
され、ベアリングBが嵌合する大径の孔が形成さ
れていたので、組立工数の増加及びコスト高とな
つていたのである。
このような構成において、特にモーター軸ベベ
ルギヤ5の組立を容易にしたものである。
(ニ) 問題を解決するための手段 本考案の目的・構成は以上の如くであり、次に
該目的を達成する為の構成を説明すると。
軸心位置で分割した上部ミツシヨンケース1b
と下部ミツシヨンケース1cの間に、入力ベベル
ギヤ軸7を遊嵌軸受支持し、上部ミツシヨンケー
ス1bの上に載置したHST変速装置Hの油圧モ
ーター軸3を該入力ベベルギヤ軸7に対して垂直
に上部ミツシヨンケース1bの上面から挿入した
構成において、該油圧モーター軸3が上部ミツシ
ヨンケース1bからミツシヨンケース1内に突出
した部分に嵌装し、入力ベベルギヤ軸7上の入力
ベベルギヤ6と噛合するモーター軸ベベルギヤ5
の組立時に、位置決め支持するベベルギヤ載置筒
4を、下部ミツシヨンケース1cより上部ミツシ
ヨンケース1b内の油圧モーター軸3挿入部に配
置したものである。
(ホ) 実施例 本考案の目的・構成は以上の如くであり、次に
添付の図面に示した実施例の構成を説明すると。
第1図は腹部にモア装置Rを付設した小型のモ
アトラクターの側面図、第2図は本考案のミツシ
ヨンケース1の側面断面図、第3図は上部ミツシ
ヨンケース1bの部分を取り外した状態の平面
図、第4図はベベルギヤ載置筒4の上にモーター
軸ベベルギヤ5を載置した状態の側面断面図、第
5図は上部ミツシヨンケース1bの上にHST変
速装置Hを載置して、油圧モーター軸3をモータ
ー軸ベベルギヤ5のスプラインボス部に嵌入した
状態の側面断面図、第6図は下部ミツシヨンケー
ス1cの斜視図、第7図は従来例を示す図面であ
る。
第1図において、モアトラクターの構成を説明
すると。
前部のボンネツト内にエンジンEを配置してお
り、該エンジンEのクランクシヤフトを下方に向
けて突出し、該クランクシヤフトの下端にプーリ
ー24を固設している。
またHST変速装置Hの油圧ポンプ軸の上部に
プーリー22を固設し、該プーリー24・22間
にVベルト23を介装している。
HST変速装置Hは油圧ポンプと油圧モーター
よりなり、両者を並設した状態のHST変速装置
Hを図示している。
該油圧モーターの油圧モーター軸3をミツシヨ
ンケース1の内部に突出して、減速装置とデフギ
ア装置を介して駆動車軸2を駆動しているもので
ある。
ミツシヨンケース1は3段に分割可能に構成さ
れており、下から下部ミツシヨンケース1c・上
部ミツシヨンケース1b・デフケース1aと成つ
ている。該デフケース1aの部分はデフギヤ装置
のデフリングギヤの上半分を覆う構成としてい
る。そして前輪と後輪の間の下腹部にモア装置R
を装着している。
次に第2図・第3図について説明すると。
下部ミツシヨンケース1cと上部ミツシヨンケ
ース1bの分割線上に、入力ベベルギヤ軸7と中
間軸14と減速軸12の軸受部を構成する半円径
の凹部が構成されており、下部ミツシヨンケース
1cに構成した半円径の凹部の上に入力ベベルギ
ヤ軸7と中間軸14と減速軸12を夫々両端のベ
アリングを介して載置し、この上に上部ミツシヨ
ンケース1bの凹部を一致させて被覆することに
より、軸受装置がそのまま構成されるのである。
同様に、上部ミツシヨンケース1bとデフケー
ス1aとの間には、駆動車軸2の軸受用半円径凹
部が構成されているのである。
故に、上部ミツシヨンケース1bの上面の凹部
に駆動車軸2を載置した状態で、デフケース1a
を被覆することにより、駆動車軸2の軸受装置を
構成することが出来るものである。
動力伝達経路について説明すると。
HST変速装置Hの油圧ポンプに動力が伝達れ、
該油圧ポンプより吐出する圧油が、油圧モーター
を駆動するのである。
該油圧モーターの油圧モーター軸3が回転し、
該油圧モーター軸3をミツシヨンケース1の内部
に挿入してモーター軸ベベルギヤ5を回転させる
ものである。該モーター軸ベベルギヤ5は中間軸
7上の入力ベベルギヤ6と噛合しており、該入力
ベベルギヤ6の回転が歯車7aに伝達される。該
歯車7aが中間軸14の上の歯車10に伝達れ、
該歯車10は減速軸12上の大径歯車11と噛合
している。そして該減速軸12上の他の小径歯車
13がデフギア装置のデフリングギア15と噛合
しているのである。
該デフギア装置はデフリングギア15の内部に
配置したデフピニオンピン16とデフピニオン1
7とデフサイドギア19等より構成されているの
である。
そして該デフギア装置により左右の駆動車軸
2・2を差動回転により駆動するのである。
以上のような軸心位置分割型ダイカスト鋳物ミ
ツシヨンケースにおいて、HST変速装置Hの油
圧モーター軸3とミツシヨンケース1内のモータ
ー軸ベベルギヤ5との嵌装連結構成が本考案の要
部である。
同一出願人の先願である実願昭61−73483号に
おいては、該上部ミツシヨンケース1bの油圧モ
ーター軸3の嵌装部にモーター軸ベベルギヤ5が
挿通可能な大きな開口を設け、該開口に嵌入する
ベアリングBをモーター軸ベベルギヤ5のボス部
に焼き嵌め等で固定して、モーター軸ベベルギヤ
5をミツシヨンケースに軸受支持させていたので
ある。
故にHST変速装置Hを該上部ミツシヨンケー
ス1bの上に載置する場合には、油圧モーター軸
3にベアリングB付のモーター軸ベベルギヤ5を
嵌装した状態で、上部ミツシヨンケース1bの大
径の孔内に嵌入する構成であつたのである。
本考案の場合には、該上部ミツシヨンケース1
bのHST変装装置Hの載置面における大径の開
口とベアリングの嵌入を廃止し、油圧モーター軸
3自体は油圧モーター内部の軸受により既に支持
されているので、これを利用して、モーター軸ベ
ベルギヤをミツシヨンケースには支持するベアリ
ングBを不要とすることで、組立工数の削減並び
にコストの低下を図らんとするものである。
即ち、下部ミツシヨンケース1cにおいて、入
力ベベルギヤ6の側方で上部ミツシヨンケース1
bのモーター軸3の挿入孔に向けて突出するベベ
ルギヤ載置筒4を形成し、ここにモーター軸ベベ
ルギヤ5を入力ベベルギヤ6に嵌合わせた状態で
上部ミツシヨンケース1bの内部に予め設置でき
るように構成しているのである。
そして、油圧モーター軸3を上部ミツシヨンケ
ース1bの挿入孔へ挿入させてHST変速装置H
を上部ミツシヨンケース1bの載置面に設置する
と、該油圧モーター軸3はモーター軸ベベルギヤ
5のスプライン孔5aの嵌合されて、走行変速装
置ガ完成するのである。
また該油圧モーター軸3の挿入孔の間隙からの
潤滑油の洩れ出しは、上記ミツシヨンケース1b
のHST変速装置Hの載置面との間に介装したオ
イルシール25により行つているのである。
そして従来の如き上部ミツシヨンケース1bに
設けていたベアリングBがないので、油圧モータ
ー軸3を挿入するまでのモーター軸ベベルギヤ5
の支持を、本考案においては下部ミツシヨンケー
ス1cの上面よりベベルギヤ載置筒4を突出し、
上部ミツシヨンケース1bの内部に配置すること
でモーター軸ベベルギヤ5の上下方向の位置決め
を行ない、上部ミツシヨンケース1bの天井面に
設けられた部分的な下向きの突部20との間で、
左右方向の位置決めを行なつて、モーター軸ベベ
ルギヤ5の位置ずれを無くすように維持したもの
である。
そして該モーター軸ベベルギヤ5は第4図の如
く油圧モーター軸3を挿入する前には、ベベルギ
ヤ載置筒4の上面に載置接当されているのである
が、第5図の如く油圧モーター軸3を嵌入して、
モーター軸ベベルギヤが回転すると入力ベベルギ
ヤ6に対してスラスト反力を受ける為に軸方向上
方に浮上するので、ベベルギヤ載置筒4との間に
間隙が出来るようにしているのである。
第6図において示す如く、ベベルギヤ載置筒4
は完全な筒状ではなく、一部に切欠部4aを構成
しており、該切欠部4aはベベルギヤ載置筒4の
内部に潤滑油が飛び込み、内部で溜まつて出る所
がなくなると、ミツシヨンケース1内の潤滑油の
偏在状態が発生するのでこれを防止する為であ
る。
また該ベベルギヤ載置筒4を筒状に構成したの
は、該ベベルギヤ載置筒4の内部にまで油圧モー
ター軸3を挿入できるようにする為である。
(ヘ) 考案の効果 本考案は以上の如く構成したので、次のような
効果を奏するものである。
即ち、従来の場合には、該HST変速装置Hの
油圧モーター軸3を挿入するモーター軸ベベルギ
ヤ5を一体化して、該上部ミツシヨンケース1b
の部分に開けた大径の孔に、モーター軸ベベルギ
ヤ5を挿入し、ミツシヨンケース1の組立後にベ
アリングBでミツシヨンケース1側に支持してい
たのである。
更に、モーター軸ベベルギヤ5にボス部を形成
してそこにベアリングBを焼き嵌め等で固定して
いたのである。
これに対して本考案の場合には、ミツシヨンケ
ース1の組立終了以前にミツシヨンケース1の内
部にモーター軸ベベルギヤ5を簡易に設置できる
ので、ミツシヨンケース1にモーター軸ベベルギ
ヤ5を軸受支持する必要なく組立工数が削減でき
る。
第2に、該モーター軸ベベルギヤ5はHST変
速装置Hの内部にベアリングで支持された油圧モ
ーター軸3により支持することとなるので、従来
のベアリングBが不要となり、コスト低減とな
る。
またモーター軸ベベルギヤ5にはベアリングB
の固着工数が除かれて組立工数の削減に寄与して
いる。
以上の2点により、HST変速装置H付きの軸
心位置分割型ダイカスト鋳物ミツシヨンケースを
廉価に構成することが出来たものである。
更に、本考案のモーター軸ベベルギヤ5にはベ
アリングB保持用のボス部が、また上部ミツシヨ
ンケース1bにもベアリングBの保持用肉厚部が
不要となつているので、上部ミツシヨンケース1
bの上面の肉厚を薄く形成でき、HST変速装置
Hの載置面が低くなつて走行変速装置全体をコン
パクトにできるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は腹部にモア装置Rを付設した小型のモ
アトラクターの側面図、第2図は本考案のミツシ
ヨンケース1の側面断面図、第3図は上部ミツシ
ヨンケース1bの部分を取り外した状態の平面
図、第4図はベベルギヤ載置筒4の上にモーター
軸ベベルギヤ5を載置した状態の側面断面図、第
5図は上部ミツシヨンケース1bの上にHST変
速装置Hを載置して、油圧モーター軸3をモータ
ー軸ベベルギヤ5のスプライン孔5aに嵌入し、
油圧モーター軸3を回転させた状態の側面断面
図、第6図は下部ミツシヨンケース1cの斜視
図、第7図は従来例を示す図面である。 1……ミツシヨンケース、1a……デフケー
ス、1b……上部ミツシヨンケース、1c……下
部ミツシヨンケース、2……駆動車軸、3……油
圧モーター軸、4……ベベルギヤ載置筒、5……
モーター軸ベベルギヤ、H……HST変速装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軸心位置で分割した上部ミツシヨンケース1b
    と下部ミツシヨンケース1cの間に、入力ベベル
    ギヤ軸7を遊嵌軸受支持し、上部ミツシヨンケー
    ス1bの上に載置したHST変速装置Hの油圧モ
    ーター軸3を該入力ベベルギヤ軸7に対して垂直
    に上部ミツシヨンケース1bの上面から挿入した
    構成において、該油圧モーター軸3が上部ミツシ
    ヨンケース1bからミツシヨンケース1内に突出
    した部分に嵌装し、入力ベベルギヤ軸7上の入力
    ベベルギヤ6と噛合するモーター軸ベベルギヤ5
    の組立時に、位置決め支持するベベルギヤ載置筒
    4を、下部ミツシヨンケース1cより上部ミツシ
    ヨンケース1b内の油圧モーター軸3挿入部に配
    置したことを特徴とする走行変速装置。
JP5768487U 1987-04-15 1987-04-15 Expired JPH0452104Y2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5768487U JPH0452104Y2 (ja) 1987-04-15 1987-04-15
US07/179,650 US4856367A (en) 1987-04-15 1988-04-08 Driving power transmission

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5768487U JPH0452104Y2 (ja) 1987-04-15 1987-04-15

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63164027U JPS63164027U (ja) 1988-10-26
JPH0452104Y2 true JPH0452104Y2 (ja) 1992-12-08

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ID=33106759

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JP5768487U Expired JPH0452104Y2 (ja) 1987-04-15 1987-04-15

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021011942A (ja) * 2019-07-09 2021-02-04 ナブテスコ株式会社 歯車機構、減速機

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JPS63164027U (ja) 1988-10-26

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