JPS6231724Y2 - - Google Patents

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JPS6231724Y2
JPS6231724Y2 JP8609183U JP8609183U JPS6231724Y2 JP S6231724 Y2 JPS6231724 Y2 JP S6231724Y2 JP 8609183 U JP8609183 U JP 8609183U JP 8609183 U JP8609183 U JP 8609183U JP S6231724 Y2 JPS6231724 Y2 JP S6231724Y2
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JP
Japan
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transmission
input shaft
oil passage
bearing
oil channel
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JP8609183U
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JPS59189957U (ja
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  • Arrangement Of Transmissions (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はオイルチヤンネルの位置決めを容易に
して組付性を改良したトランスミツシヨンに関す
る。
(従来技術) 一般に、各種乗物においてその速度に適した回
転を原動機から取り出すためにトランスミツシヨ
ンが用いられている。
従来のトランスミツシヨンとしては第1〜3図
に示すようなものがあつた(カペラ整備書、昭和
57年9月、東洋工業株式会社発行)。第1図にお
いて、1はトランスミツシヨンであり、このトラ
ンスミツシヨン1は、図外のエンジンからクラツ
チ2を介して回転が伝達されるインプツトシヤフ
ト3を有している。このインプツトシヤフト3に
は各種変速用ギヤ4がベアリング5を介して回転
自在に支持されている。インプツトシヤフト3の
軸線部には中心油路7が形成されており、この中
心油路7と外周のベアリング5部とは半径方向に
形成された分枝油路8により連通している。イン
プツトシヤフト3に支持された各種変速用ギヤ4
やこれらの変速用ギヤ4と噛合うアウトプツトシ
ヤフト9に支持された各種変速用ギヤ10は、ク
ラツチ2を蔽うクラツチハウジング12に隣接し
て連結されるミツシヨンハウジング13に蔽われ
ている。このミツシヨンハウジング13とインプ
ツトシヤフト3の外周面との間にはベアリング1
4が介装されて、インプツトシヤフト3はミツシ
ヨンハウジング13に回転自在に支持されてい
る。ミツシヨンハウジング13とベアリング14
およびインプツトシヤフト3との間には、第2図
に示すように、フランジ部15aおよび円筒部1
5bを有する略じようご型のオイルチヤンネル1
5が介装されている。このオイルチヤンネル15
のフランジ部15aはミツシヨンハウジング13
とベアリング14のアウタレース14aの側面と
の間にシム16を介して介装されており、オイル
チヤンネル15の円筒部15bはインプツトシヤ
フト3の中心油路7内に挿入されている。再び第
1図において、このオイルチヤンネル15は、イ
ンプツトシヤフト3の中心油路7内に流入する潤
滑油をその分枝油路8部に案内するために設けら
れるもので、潤滑油は分枝油路8を通つてベアリ
ング5部に到達しベアリング5を潤滑する。
しかしながら、このような従来のトランスミツ
シヨンにあつては、第2図に示すように、オイル
チヤンネル15はミツシヨンハウジング13に形
成された内筒部13aに隙間なく嵌合することに
より位置決めがなされ、スラストベアリング14
のアウタレース14aやその間に介装されるシム
16とともに予めミツシヨンハウジング13に組
付られる。それから、第3図に示すように、ミツ
シヨンハウジング13をクラツチハウジング12
に連結し、スラストベアリング14のアウタレー
ス14aとインナレース14bとを組み合せると
きに、同時にその円筒部15bがインプツトシヤ
フト3の中心油路7に挿入されてトランスミツシ
ヨン1に組み込まれるようになつていた。このた
め、ミツシヨンハウジング13をクラツチハウジ
ング12に組付ける際にその内部のオイルチヤン
ネル15が見えないことにより、その円筒部15
bがインプツトシヤフト3の中心油路7内にうま
く挿入せず、トランスミツシヨンの組立が困難を
伴うという問題点があつた。
(考案の目的) そこで本考案は、ミツシヨンハウジングとイン
プツトシヤフトの外周面との間に介装される軸受
のアウタレースの内周面および側面を基準にして
オイルチヤンネルの位置が定まるようにすること
により、トランスミツシヨンの組立を容易にする
ことを目的としている。
(考案の構成) 本考案に係るトランスミツシヨンは、エンジン
回転を変速するための変速用ギヤと、この変速用
ギヤを回転自在に支持しこの変速用ギヤ支持部と
軸線部に形成された中心油路とを連通する分枝油
路を有するインプツトシヤフトと、これらの変速
用ギヤおよびインプツトシヤフトを蔽うミツシヨ
ンハウジングと、このミツシヨンハウジングと前
記インプツトシヤフトの外周面との間に介装さた
アウタレースを有する軸受と、フランジ部および
円筒部を有しそのフランジ部が前記ミツシヨンハ
ウジングと前記アウタレースの側面との間に介装
されその円筒部が前記中心油路に挿入されたオイ
ルチヤンネルと、を備え、前記アウタレースの内
周面および側面を基準にして前記オイルチヤンネ
ルの位置が定まるようにしたことを構成としてい
る。
(考案の作用・効果) このような構成すなわち技術的手段によれば、
オイルチヤンネルを軸受のアウタレースとともに
予めインプツトシヤフト側に組付けておくことが
でき、ミツシヨンハウジングをクラツチハウジン
グに組付ける際にオイルチヤンネルの円筒部がイ
ンプツトシヤフトの中心油路内にうまく挿入しな
いということがなくなるため、トランスミツシヨ
ンの組立が容易になるという効果が得られる。
(実施例) 以下、本考案実施例を図面に基づいて説明す
る。第4図、第5図は本考案の一実施例を示す図
である。
まず構成を説明する。第4図において、21は
トランスミツシヨンであり、このトランスミツシ
ヨン21は、図外のエンジンからクラツチ22を
介して回転が伝達されるインプツトシヤフト23
を有している。インプツトシヤフト23には各種
変速用ギヤ24がニードルベアリング25を介し
て回転自在に支持されている。インプツトシヤフ
ト23の軸線部には中心油路23aが形成されて
おり、この中心油路23aと外周のニードルベア
リング25部とは半径方向に形成された分枝油路
23bにより連通している。インプツトシヤフト
23と所定距離離れた隣りにはインプツトシヤフ
ト23の回転を変速してデイフアレンシヤルギヤ
27に出力するアウトプツトシヤフト29がイン
プツトシヤフト23と平行に配置されており、イ
ンプツトシヤフト23に支持された各種変速用ギ
ヤ24と常に噛合する各種変速用ギヤ30を固定
して支持している。クラツチ22を蔽うクラツチ
ハウジング32には隣接してミツシヨンハウジン
グ33が連結されており、このミツシヨンハウジ
ング33は各種変速用ギヤ24,30を蔽つてい
るとともに、インプツトシヤフト23およびアウ
トプツトシヤフト29の一端部を回転自在に支持
している。すなわち、ミツシヨンハウジング33
とインプツトシヤフト23の一端部の外周面との
間にはボールベアリング(軸受)34が介装され
ている。ボールベアリング34のアウタレース3
4aの側面とミツシヨンハウジング33との間に
はシム36が介装されている。ミツシヨンハウジ
ング33とボールベアリング34およびインプツ
トシヤフト23の一端部との間には、第5図に示
すように、フランジ部35aおよび円筒部35b
を有する略じようご型のオイルチヤンネル35が
介装されている。オイルチヤンネル35のフラン
ジ部35aの周部はミツシヨンハウジング33と
シム36との間に介装されており、オイルチヤン
ネル35の円筒部35bはインプツトシヤフト2
3の中心油路23a内に挿入されている。オイル
チヤンネル35のフランジ部35aの周部には円
筒部35b側に垂直に立ち上がつて係合部35c
が形成されており、この係合部35cがボールベ
アリング34のアウタレース34aの内周面に嵌
合することにより位置決めがなされるようになつ
ている。
次に作用を説明する。トランスミツシヨンを組
立てるに際して、オイルチヤンネル35は、その
フランジ部35aの周部をシム36を介してボー
ルベアリング24のアウタレース34aの側面上
に乗せることにより軸線方向の位置決めがなさ
れ、このとき同時にフランジ部35aの係合部3
5cをボールベアリング34のアウタレース34
aの内周面に嵌合することにより半径方向の位置
決めが容易になされる。このとき、オイルチヤン
ネル35は単体でインプツトシヤフト23の一端
部に組付けられるため、その円筒部35bを容易
に中心油路23a内に挿入することができる。ま
た、最後にミツシヨンハウジング33を組付ける
に際しては、オイルチヤンネル35は既に組付け
済みであるため、ミツシヨンハウジング33は従
来よりも容易に組付けることができ、それだけト
ランスミツシヨンの組立が容易になる。
なお、この実施例においてはミツシヨンハウジ
ングとインプツトシヤフトの外周面との間にボー
ルベアリングを介装したが、これに限定すること
なく、アウタレースを有し、そのアウタレースの
側面および内周面がオイルチヤンネルの位置決め
の基準になるものであれば、他の軸受、たとえば
スラストベアリングを用いてもよい。
第6図には、他の実施例を示す。前記実施例に
おいて用いられたシム36が、その内周径がボー
ルベアリング34のアウタレース34aの内周径
と同一で断面が長方形のものであつたのに対し、
この実施例において用いられるシム40は、断面
が図示するように2箇所の折曲り部40a,40
bを有しており、折曲り部40aにおける径はア
ウタレース34aの内周径と同一であり、折曲り
部40bにおける径はオイルチヤンネル45のフ
ランジ部45aの外周径と同一となつている。し
たがつて、オイルチヤンネル45はシム40を介
して軸方向および半径方向の位置決めを容易にす
ることができる。この実施例においては、前記実
施例と異なり、シム40もアウタレース34aの
内周面を基準にして位置決めすることができ、そ
れだけ全体としてトランスミツシヨンの組立が容
易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のトランスミツシヨンを示す部分
断面側面図、第2図は第1図に示すトランスミツ
シヨンのオイルチヤンネル近傍の拡大断面図、第
3図は第1図に示すトランスミツシヨンの分解斜
視図、第4図は本考案に係るトランスミツシヨン
の一実施例を示す断面側面図、第5図は第4図に
示すトランスミツシヨンのオイルチヤンネル近傍
の拡大断面図、第6図は他の実施例に係るオイル
チヤンネル近傍の拡大断面図である。 21……トランスミツシヨン、23……インプ
ツトシヤフト、23a……中心油路、23b……
分枝油路、24,30……変速用ギヤ、25……
ニードルベアリング(変速用ギヤ支持部)、33
……ミツシヨンハウジング、34……ボールベア
リング(軸受)、34a……アウタレース、3
5,45……オイルチヤンネル、35a,45a
……フランジ部、35b……円筒部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジン回転を変速するための変速用ギヤと、
    この変速用ギヤを回転自在に支持しこの変速用ギ
    ヤ支持部と軸線部に形成された中心油路とを連通
    する分枝油路を有するインプツトシヤフトと、こ
    れらの変速用ギヤおよびインプツトシヤフトを蔽
    うミツシヨンハウジングと、このミツシヨンハウ
    ジングと前記インプツトシヤフトの外周面との間
    に介装されアウタレースを有する軸受と、フラン
    ジ部および円筒部を有しそのフランジ部が前記ミ
    ツシヨンハウジングと前記アウタレースの側面と
    の間に介装されその円筒部が前記中心油路に挿入
    されたオイルチヤンネルと、を備えたトランスミ
    ツシヨンにおいて、前記アウタレースの内周面お
    よび側面を基準にして前記オイルチヤンネルの位
    置が定まるようにしたことを特徴とするトランス
    ミツシヨン。
JP8609183U 1983-06-06 1983-06-06 トランスミツシヨン Granted JPS59189957U (ja)

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JP8609183U JPS59189957U (ja) 1983-06-06 1983-06-06 トランスミツシヨン

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JP8609183U JPS59189957U (ja) 1983-06-06 1983-06-06 トランスミツシヨン

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Publication Number Publication Date
JPS59189957U JPS59189957U (ja) 1984-12-17
JPS6231724Y2 true JPS6231724Y2 (ja) 1987-08-14

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ID=30216035

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JP8609183U Granted JPS59189957U (ja) 1983-06-06 1983-06-06 トランスミツシヨン

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