JPH05164217A - 変速機のアイドラギヤ軸位置決め構造 - Google Patents

変速機のアイドラギヤ軸位置決め構造

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JPH05164217A
JPH05164217A JP3354837A JP35483791A JPH05164217A JP H05164217 A JPH05164217 A JP H05164217A JP 3354837 A JP3354837 A JP 3354837A JP 35483791 A JP35483791 A JP 35483791A JP H05164217 A JPH05164217 A JP H05164217A
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JP
Japan
Prior art keywords
idler gear
gear shaft
transmission
positioning structure
shaft
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3354837A
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English (en)
Inventor
Hisayasu Murakami
久康 村上
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Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 別個の位置決め専用部品を必要とすることが
なく、しかも適用範囲の広い変速機のアイドラギヤ軸位
置決構造を提供する。 【構成】 リバースアイドラギヤ7が装着されたアイド
ラギヤ軸8を変速機ケース2で回り止め状態に支持する
変速機のアイドラギヤ軸位置決め構造を構成する。この
場合に上記アイドラギヤ軸8に変速ギヤ5cの外周に近
接し、かつこれに沿う形状の切欠8hを形成する。そし
て上記アイドラギヤ軸8にねじ穴8fを、上記切欠8h
を上記変速ギヤ5cの外周面に対向させたとき変速機ケ
ース2のボルト挿入穴2cと一致するよう形成し、固定
ボルト9を上記ボルト挿入穴2cから上記ねじ穴8fに
螺挿する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用変速機において
リバースアイドラギヤが装着されたアイドラギヤ軸を位
置決め固定するための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用変速機は、前進走行用の例えば1
速〜5速ギヤ列と、後退走行用のリバースギヤ列とから
なる変速ギヤ列を有している。上記リバースギヤ列のリ
バースアイドラギヤを支持するギヤ軸は、変速機ケース
で支持されており、かつ該ギヤ軸のねじ穴に変速機ケー
スの外側から固定ボルトを螺挿することによって固定さ
れている。従って、上記アイドラギヤ軸の組付に当たっ
ては、上記ねじ穴が変速機ケースのボルト挿入穴と一致
するように位置決めする必要がある。このような位置決
めを行うことのできる構造として、従来例えば特開平2-
180326号公報に記載されているように、変速軸の軸受用
支持プレートに、位置決め片を延長形成し、該位置決め
片をアイドラギヤ軸の端面に形成した切欠部に係止させ
るようにした構造がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構造の場合、
軸受用支持プレートに一体形成した位置決め片を利用す
る構造であるから、部品点数,組付工数の増大を招くこ
となく位置決め固定できる。しかしこの従来構造は、軸
受用支持プレートを有し、しかも変速機ケースがアイド
ラギヤ軸の端部で分割されている構造の場合のみ採用で
きることから、その適用範囲に限界があり、従ってこの
ような構造を有しない場合にも採用できる位置決構造が
要請される。
【0004】本発明は、上記従来の事情に鑑みてなされ
たもので、別個の位置決め専用部品を必要とすることが
なく、しかも適用範囲の広い変速機のアイドラギヤ軸位
置決構造を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、リバースアイ
ドラギヤが装着されたアイドラギヤ軸を変速機ケースで
回り止め状態に支持する変速機のアイドラギヤ軸位置決
め構造において、上記アイドラギヤ軸に隣接する変速軸
に装着された変速ギヤの外周に近接し、かつ該外周に沿
う形状の切欠を形成し、該アイドラギヤ軸にねじ穴を、
上記切欠を上記変速ギヤの外周面に対向させたとき変速
機ケースのボルト挿入穴と一致するよう形成し、固定ボ
ルトを上記ボルト挿入穴から上記ねじ穴に螺挿したこと
を特徴としている。
【0006】
【作用】本発明に係る変速機のアイドラギヤ軸位置決め
構造において、アイドラギヤ軸を組み付けるには、アイ
ドラギヤ軸を、これの切欠が変速ギヤの外周に対向する
よう回転方向及び軸方向位置を調整する。すると該アイ
ドラギヤ軸のねじ穴が変速機ケースのボルト挿入穴と一
致し、このボルト挿入穴から固定ボルトを上記ねじ穴に
螺挿する。
【0007】このように本実施例では、アイドラギヤ軸
に切欠を形成し、これを変速ギヤの外周に対向させるこ
とにより、ねじ穴がボルト挿入穴に一致する構造を採用
したので、部品点数,組立工数を増加させることなく位
置決め固定できる。そして本発明は、変速ギヤの外周面
を利用する構造であるから、何れの変速機についても採
用可能である。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図について説明す
る。図1及び図2は、本発明の一実施例による車両用変
速装置のアイドラギヤ軸位置決め構造を説明するための
図であり、図1は該実施例構造の断面平面図、図2は図
1のII-II 線断面図である。
【0009】図において、1は本実施例構造が採用され
た変速機であり、これは変速機ケース2内に変速主軸
3,変速副軸(図示せず)を平行に挿入配置して軸受4
で軸支するとともに、変速主軸3の前進用1速,2速,
・・5速ギヤ5a,5b・・5cを変速副軸の対応する
前進用変速ギヤに噛合させ、また変速主軸3の後進用変
速ギヤ6をリバースアイドラギヤ7を介して変速副軸の
後進用変速ギヤに噛合させた構造のものである。なお、
上記変速主軸3には、図示左端側からクラッチを介して
エンジン回転力が入力される。
【0010】上記リバースアイドラギヤ7は、その支持
穴7aの内面両端部に形成された一対の軸受部7b,7
cを介してアイドラギヤ軸8に回転自在に装着されてい
る。またこのリバースアイドラギヤ7は、上記後進用変
速ギヤ6と噛合するリバース位置(図1の二点鎖線参
照)と、噛合しない中立位置(図示実線参照)との間で
軸方向に移動可能に支持されている。
【0011】上記アイドラギヤ軸8の軸芯部分にはオイ
ル穴8aが穿設されており、該オイル穴8aは中立時連
通穴8b,リバース時連通穴8cによって外方に連通し
ている。そして上記リバース位置においてはリバース時
連通穴8cが、また中立位置においては中立時連面穴8
bが、それぞれ上記アイドラギヤ7の支持穴7aの軸受
部7b,7c間に位置するようになっている。
【0012】また上記アイドラギヤ軸8の左端部8dは
変速機ケース2のクラッチ側の仕切り壁に形成された支
持穴2aで支持されており、右端部にはフランジ部8e
が扇形に形成されている。このフランジ部8eの円弧状
の外周面は上記変速機ケース2の内面に形成された円弧
状のガイド面2bに摺接している。
【0013】また上記アイドラギヤ軸8のフランジ部8
eにはねじ穴8fが該アイドラギヤ軸8の軸線と直交す
るように形成されており、さらにこのねじ穴8fの外側
端部にはテーパ面8gが形成されている。また上記変速
機ケース2のガイド面2b部分には上記ねじ穴8fと一
致するようにボルト挿入穴2cが形成されており、上記
アイドラギヤ軸8は変速機ケース2の外側からボルト挿
入穴2cを通ってねじ穴8fに螺挿された固定ボルト9
で位置決め固定されている。なお、上記ボルト挿入穴2
cの直径は、上記テーパ面8gの外側径と同一に設定さ
れている。
【0014】さらにまた上記アイドラギヤ軸8のフラン
ジ部8eの上記前進用2速,5速ギヤ5b,5cと対向
する側には切欠8hが形成されている。この切欠8hは
上記5速ギヤ5cの外周に隙間aを開けて沿う円弧状を
なしている。またこの切欠8hは上記オイル穴8aに達
しており、そのため上記オイル穴8aを変速機ケース2
内の2速ギヤ5b側に連通させる開口8iが生じてい
る。
【0015】次に本実施例の作用効果について説明す
る。本実施例構造を備えた変速機1において、変速主軸
3,アイドラギヤ軸8等を組み付けるには、リバースア
イドラギヤ7が装着されたアイドラギヤ軸8の一端部8
dを変速機ケース2の支持穴2aで支持し、前進用変速
ギヤ等が装着された変速主軸3を軸受4等で支持する。
このときアイドラギヤ軸8の切欠8hを5速ギヤ5c側
に位置させる。そしてこの後、固定ボルト9を変速機ケ
ース2の外側からボルト挿入穴2cに挿入してアイドラ
ギヤ軸8のねじ穴8fに螺挿する。このとき、上記隙間
aが存在することにより、アイドラギヤ軸8は、図2に
一点鎖線,二点鎖線に示す範囲でずれる可能性がある
が、上記ねじ穴8fにテーパ面8gが形成されているの
で、固定ボルト9を挿入することにより容易に位置合わ
せされる。これにより、アイドラギヤ軸8は所定の軸方
向位置及び回転角度位置に位置決め固定されたこととな
る。
【0016】このように本実施例では、アイドラギヤ軸
8に5速ギヤ5cに沿う円弧状の切欠8hを形成したの
で、アイドラギヤ軸8等の組み付けに当たって、この切
欠8hと5速ギヤ5cの歯面とで位置決めを行うことが
でき、別個の位置決め専用部品を追加することなくアイ
ドラギヤ軸8の位置決めを実現でき、組付性を向上でき
る。またアイドラギヤ軸8が、切欠8hと歯面との隙間
aによって若干位置ずれした場合でも、このずれはねじ
穴とボルト挿入穴8fとの境界に形成したテーパ面8g
によって容易に吸収でき、この点からも組付性を確保で
きる。また本実施例は、変速機を構成する変速ギヤの歯
面を利用して位置決めを行う構造であるから、何れの変
速機であっても採用可能である。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明に係る変速機のアイ
ドラギヤ軸位置決め構造によれば、アイドラギヤ軸に変
速ギヤの外周面に沿う形状の切欠を形成し、該切欠を変
速ギヤの歯面に対向させたとき、該アイドラギヤ軸のね
じ穴と変速機ケースのボルト挿入穴とが一致するように
したので、別個の位置決め専用部品を設けることなく、
アイドラギヤ軸の位置決めを実現でき、組付性を向上で
きる効果があり、また採用可能範囲を拡大できる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による車両用変速機のアイド
ラギヤ軸位置決め構造を示す断面平面図である。
【図2】図1のII-II 線断面図である。
【符号の説明】
1 変速機 2 変速機ケース 2c ボルト挿入穴 5c 前進用5速ギヤ(変速歯車) 7 リバースアイドラギヤ 8 アイドラギヤ軸 8f ねじ穴 8h 切欠 9 固定ボルト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リバースアイドラギヤが装着されたアイ
    ドラギヤ軸を変速機ケースで回り止め状態に支持する変
    速機のアイドラギヤ軸位置決め構造において、上記アイ
    ドラギヤ軸に隣接する変速軸に装着された変速ギヤの外
    周に近接し、かつ該外周に沿う形状の切欠を上記アイド
    ラギヤ軸に形成し、該アイドラギヤ軸にねじ穴を、上記
    切欠を上記変速ギヤの外周面に対向させたとき変速機ケ
    ースのボルト挿入穴と一致するよう形成し、固定ボルト
    を上記ボルト挿入穴から上記ねじ穴に螺挿したことを特
    徴とする変速機のアイドラギヤ軸位置決め構造。
JP3354837A 1991-12-18 1991-12-18 変速機のアイドラギヤ軸位置決め構造 Withdrawn JPH05164217A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006527343A (ja) * 2003-06-14 2006-11-30 ドクトル インジエニエール ハー ツエー エフ ポルシエ アクチエンゲゼルシヤフト 少なくとも1つのトランスミッション歯車のための軸受装置
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Effective date: 19990311