JPH0533808Y2 - - Google Patents

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JPH0533808Y2
JPH0533808Y2 JP1984172881U JP17288184U JPH0533808Y2 JP H0533808 Y2 JPH0533808 Y2 JP H0533808Y2 JP 1984172881 U JP1984172881 U JP 1984172881U JP 17288184 U JP17288184 U JP 17288184U JP H0533808 Y2 JPH0533808 Y2 JP H0533808Y2
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JP
Japan
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planetary
carrier
shaft
cover
planetary gear
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JP1984172881U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は遊星歯車機構におけるプラネタリキヤ
リアに関する。
(従来技術) 従来のこの種のプラネタリキヤリアは、例えば
特公昭48−27863号公報に示されているごとく、
複数のプラネタリギヤを回転自由に支持するため
のものであつて、該プラネタリキヤリアは、円柱
状の部材に、外周面に開口する複数のギヤ収容室
を穿設すると共に、前記収容室の対向する両側壁
には、プラネタリギヤを回転自由に支持する支持
軸の軸孔をそれぞれ形成し、該両軸孔に軸架する
前記支持軸に前記プラネタリギヤをニードルベア
リングを介して回転自由に支持するように成して
いるのが一般的である。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、前記した従来のプラネタリキヤリア
では、該キヤリアのギア収容室に前記プラネタリ
ギヤを取込む場合、前記プラネタリギヤの軸芯部
に形成した前記支持軸の挿通孔の内周面に、ニー
ドルベアリングをグリスなどで粘着した上で、該
プラネタリギヤを前記ギア収容室内に収容すると
共に、前記支持軸を、一方の軸孔から前記プラネ
タリギヤの挿通孔を通した後、更に他方の軸孔に
挿嵌しなければならず、全体として、前記プラネ
タリギヤの組付けに手間を要するし、又前記プラ
ネタリキヤリアの外周に例えばワンウエイクラツ
チを組付けたい場合でも、該プラネタリキヤリア
の外周面には、前記ギア収容室が開口しているた
め、前記キヤリアの外周に前記ワンウエイクラツ
チを取付けるための筒体を別途組付けねばならな
かつたのである。
しかして本考案の目的とするところは、プラネ
タリギヤの組付けが容易に行え、またワンウエイ
クラツチ等も精度良くしかも直接組付けることが
出来、しかも部品点数り増大を招くことのないプ
ラネタリギヤを提供するにある。
(問題点を解決するための手段) しかして本考案は、中心部にボス部を備え且つ
外周部にプラネタリギヤを支持する複数の支持軸
を挿通支持するための第1軸孔と複数の脚片とを
備えたキヤリア本体と、前記脚片の外方を覆い外
周面をクラツチ取付部とした円筒部の一端側に、
前記第1軸孔に符号する複数の第2軸孔を持ち且
つ前記脚片の端面と対向する端板を一体形成した
カバーと、前記脚片の端面にカバーの端板を固定
する固定手段とから成ることを特徴とするもので
ある。
(作用) 本考案によれば、予め前記プラネタリギヤをニ
ードルベアリング等の軸受部材を介して回転自由
に支持しておくことが出来、該プラネタリギヤの
組付けに際しては、このプラネタリギヤを支持し
た前記支持軸の一端を、前記キヤリア本体の軸孔
に挿嵌した後、前記カバーの円筒部で前記キヤリ
ア本体の外周を覆うと共に前記端板の軸孔に前記
支持軸の他端側を挿嵌し、前記固定手段により、
前記端板を前記脚部に固定することで、前記プラ
ネタリギヤを組付けることが出来るし、前記カバ
ーにおける円筒部の一端側に前記端板を一体形成
しているので、それだけ部品点数及び組付手間が
削減されるし、しかも該端板に対する前記円筒部
の位置精度が向上するし、且つプラネタリギヤの
外周か、該キヤリアを構成するカバーの円筒部に
より全周にわたつて覆われるので、該キヤリアの
外周、即ち前記円筒部にワンウエイクラツチなど
を直接精度良く組付けられるのである。
(実施例) 以下本考案にかかる遊星歯車機構におけるプラ
ネタリキヤリアを図面に基づいて説明する。
第1図は、本考案にかかるプラネタリキヤリア
を適用した自動変速機の概略を示し、図中1はト
ルクコンバータであつて、該トルクコンバータ1
のポンプ11をエンジンからの入力軸10に結合
すると共に、トルクコンバータ1のタービン12
を、前記入力軸10の延長軸線上に配置してなる
中空状の第1伝動軸2にスプライン結合してい
る。
又3は、ロツクアツプクラツチC3を介して前
記入力軸10に直結されて遊星歯車機構PGをダ
イレクトドライブする第2伝動軸、Cは、一組の
第1及び第2クラツチC1,C2からなるクラツ
チ群である。
前記した遊星歯車機構PGは、前記第2伝動軸
3の軸端近くに回転自由に支持した大、小一対の
サンギヤ41,42と、同じく第2伝動軸3の軸
端部にスプライン結合した本考案にかかるプラネ
タリキヤリアPCと、このプラネタリキヤリアPC
に支持軸5……を介して回転自由に支持する第
1、第2プラネタリギヤ43,44と、出力軸5
0に連結するリングギヤ45とを備え、前記第1
プラネタリギヤ43に、前記リングギヤ45と前
記大サンギヤ41と前記第2プラネタリギヤ44
を噛合させると共に、前記第2プラネタリギヤ4
4には前記小サンギヤ42を噛合させている。
尚、前記小サンギヤ42は、前記第1クラツチ
C1の動作で前記第1伝動軸2と連動連結し、前
記大サンギヤ41は、前記第2クラツチC2の動
作で前記第1伝動軸2と連動連結する一方、該第
2クラツチC2の外周面に配置したバンドブレー
キB1の動作により、ミツシヨンケース40に固
定されるのであつて、又前記プラネタリキヤリア
PCは、該キヤリアPCと前記ミツシヨンケース4
0との間に組込む多板式ブレーキB2もしくはワ
ンウエイクラツチFの動作により、前記ミツシヨ
ンケース40に固定されるようになつている。
又図中、51は減速歯車機構、52は差動歯車
機構を示す。
しかして本考案は、前記プラネタリキヤリア
PCを、基本的には、キヤリア本体6と、カバー
7とに分割すると共に、該カバー7と前記キヤリ
ア本体6とをねじ体8からなる固定手段により固
定するごとく成したのであつて、次に前記キヤリ
ア本体6及びカバー7を詳説する。
前記キヤリア本体6は、第3図に概略的に示す
ごとく、円盤状の基板61の一側中心部にボス部
62を形成すると共に、前記基板61の他側外周
部に3本の脚片63……を一定間隔あけて軸方向
に突設し、該脚片63……の周方向において相対
向する側面間に前記第1、第2プラネタリギヤ4
3,44を収容する第1ギア収容空間S1……
を、又前記脚片63……の内周面で囲まれる部位
に前記大、小サンギヤ41,42を収容する第2
ギア収容空間S2を形成している。
そして前記基板61には、一端が前記各第1ギ
ア収容空間S1に開口する第1軸孔64……を形
成すると共に、前記各脚片63の遊端面には、前
記ねじ体8を螺着する螺子孔65……を形成して
いる。
一方、前記カバー7は、前記各脚片63……乃
至前記第1ギヤ収容空間S1……の外方を覆い且
つ外周面をワンウエイクラツチFの取付部とした
円筒部71に、該円筒部の一端開口を覆つて前記
脚片63の遊端面と対向する環状の端板72を一
体形成して成るもので、前記端板72には、前記
キヤリア本体6に設けた第1軸孔64に符合する
第2軸孔73……と、前記螺子孔65……に符合
する挿通孔74……とを形成している。
そして前記円筒部71の外周一側方に前記ワン
ウエイクラツチFを組付けると共に、該円筒部の
外周他側方に前記多板式ブレーキB2を組付ける
ように成している。
以上のプラネタリキヤリアPCに前記プラネタ
リギヤ43,44を回転自由に支持するには、予
め前記支持軸5に前記各プラネタリギヤ43,4
4を、ニードルベアリング46……を介して回転
自由に支持しておくのである。
そして、以上のごとく前記プラネタリギヤ4
3,44を支持した前記支持軸5……の一端を、
まず前記キヤリア本体6の第1軸孔64……にそ
れぞれ挿嵌して、前記プラネタリギヤ43,44
を前記第1ギヤ収容空間S1……に収容する。
続いて、前記カバー7を前記ギヤ本体6に被せ
て、該カバー7の円筒部71により前記脚片63
……ないし前記第1ギヤ収容空間S1……の外周
りを覆うと共に、前記第2軸孔73に前記支持軸
5……の他端を挿嵌して、前記端板72の内側面
を前記脚片63……の遊端面に重合した後、前記
ねじ体8……を、前記端板72の挿通孔74……
を通して、前記脚片63の螺子孔65……に螺着
し、前記カバー7を前記キヤリア本体6に固定す
ればよいのである。
以上のごとく組付けられたプラネタリキヤリア
PCを用いれば、前記カバー7の円筒部71が、
前記脚片63……ないし前記第1ギヤ収容空間S
1……の外周り全周を覆うので、第1図に示した
ように、前記カバー7の円筒部71外周面に、前
記ワンウエイクラツチFや多板式ブレーキB2を
直接組付けることが可能である。
(考案の効果) 以上のごとく本考案は、中心部にボス部を備え
且つ外周部にプラネタリギヤを支持する複数の支
持軸を挿通支持するための第1軸孔と複数の脚片
とを備えたキヤリア本体と、前記脚片の外方を覆
い外周面をクラツチ取付部とした円筒部の一端側
に、前記第1軸孔に符合する複数の第2軸孔を持
ち且つ前記脚片の端面と対向する端板を一体形成
したカバーと、前記脚片の端面にカバーの端板を
固定する固定手段とから構成したことにより、該
プラネタリキヤリアにプラネタリギヤを組付ける
に際して、予めニードルベアリングなどを介して
前記プラネタリギヤを支持軸に組付けておくこと
が出来て、前記キヤリアにプラネタリギヤ及び支
持軸を順次組付ける場合に比較して、該プラネタ
リギヤの組付を極めて簡単に行うことが出来るの
は勿論のこと、前記カバーにおける円筒部の一端
側に前記端板を一体形成しているので、それだけ
部品点数及び組付手間が削減されるし、しかも該
端板に対する前記円筒部の位置精度が向上する
し、且つプラネタリギヤの外周が、該キヤリアを
構成するカバーの円筒部により全周にわたつて覆
われるので、該キヤリアの外周、即ち前記円筒部
にワンウエイクラツチなど直接精度良く組付ける
ことが出来るのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案にかかるプラネタリキヤリア
を適用した自動変速機の一実施例を示すスケルト
ン図、第2図は、その要部の断面図、第3図は、
プラネタリキヤリアを分解して示す概略斜視図で
ある。 43,44……プラネタリギヤ、5……支持
軸、6……キヤリア本体、62……ボス部、63
……脚片、64……第1軸孔、7……カバー、7
1……円筒部、72……端板、73……第2軸
孔、8……ねじ体(固定手段)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中心部にボス部を備え且つ外周部にプラネタリ
    ギヤを支持する複数の支持軸を挿通支持するため
    の第1軸孔と複数の脚片とを備えたキヤリア本体
    と、前記脚片の外方を覆い外周面をクラツチ取付
    部とした円筒部の一端側に、前記第1軸孔に符号
    する複数の第2軸孔を持ち且つ前記脚片の端面と
    対向する端板を一体形成したカバーと、前記脚片
    の端面にカバーの端板を固定する固定手段とから
    成ることを特徴とする遊星歯車機構のプラネタリ
    キヤリア。
JP1984172881U 1984-11-13 1984-11-13 Expired - Lifetime JPH0533808Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984172881U JPH0533808Y2 (ja) 1984-11-13 1984-11-13

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JP1984172881U JPH0533808Y2 (ja) 1984-11-13 1984-11-13

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JPS6187254U JPS6187254U (ja) 1986-06-07
JPH0533808Y2 true JPH0533808Y2 (ja) 1993-08-27

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ID=30730540

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5637468A (en) * 1979-09-03 1981-04-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd Absorption air conditioner
JPS56160447A (en) * 1980-05-15 1981-12-10 Toyo Seimitsu Zoki Kk Method of coupling output shaft and carrier in planetary gear transmission
JPS5794154A (en) * 1980-12-01 1982-06-11 Yanmar Diesel Engine Co Ltd Planetary gear train

Patent Citations (3)

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JPS5794154A (en) * 1980-12-01 1982-06-11 Yanmar Diesel Engine Co Ltd Planetary gear train

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JPS6187254U (ja) 1986-06-07

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