JPH0439489Y2 - - Google Patents

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JPH0439489Y2
JPH0439489Y2 JP1986028694U JP2869486U JPH0439489Y2 JP H0439489 Y2 JPH0439489 Y2 JP H0439489Y2 JP 1986028694 U JP1986028694 U JP 1986028694U JP 2869486 U JP2869486 U JP 2869486U JP H0439489 Y2 JPH0439489 Y2 JP H0439489Y2
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JP
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gear
auxiliary gear
auxiliary
driven gear
bearing
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、内燃機関を動力源とする歯車変速機
の歯車打音を低減するために設けられる補助歯車
の取付部構造に関するものである。
(従来技術) 従来、平行二軸式の歯車変速機において、内燃
機関の回転変動や歯車のバツクラツシユ等に起因
する歯車打音を解消するために、常時噛合う一対
のギヤの一方に補助歯車が並設されていた。
これは、内燃機関と接続した入力軸の駆動歯車
と常時噛合わせたカウンター軸の被動歯車に、こ
れら両歯車とは異なる歯形の補助歯車を被動歯車
に隣接させてかつ被動歯車側へ圧縮弾性付勢して
取付け、補助歯車の歯を駆動歯車の歯に係合させ
たものである。
この補助歯車を弾性的押圧を加えて取付けるた
めに、例えば実開昭58−25854号公報で示される
ように、カウンター軸の被動歯車の半径方向内部
に凹所を形成し、補助歯車の外周部から斜め内奥
に延設した腕状の部材を前記凹所内にさしこんで
係止するものが知られている。
ところが、上記公報で示される取付部構造で
は、被動歯車及び補助歯車双方の加工が複雑であ
るので、一般的には、上記被動歯車とその被動歯
車の近傍に位置するベアリングとの間に補助歯車
と板状もしくは皿状のバネ体とを位置させて、そ
れらの内周部に断面L形のスペーサーリングを装
入し、そのスペーサーリングを上記軸受け部のベ
アリングリテーナと被動歯車の基部とで挟込むこ
とにより、バネ体を補助歯車に当接させて押圧力
を加えつつバネ体と補助歯車とを支持させて取付
ける構造が採用されていた。
しかるに、この一般的な補助歯車の取付部構造
は、スペーサーリングの分だけカウンター軸の軸
長が余分に必要となり、僅かな長さではあるが変
速機全体にも影響を与えていた。
(考案の目的) 本考案は、上記の状況に鑑み、簡単な構造で、
しかもカウンター軸の軸長を短縮でき、ひいては
取付け作業の容易化にも寄与できる歯車変速機の
補助歯車取付部構造の提供を目的とするものであ
る。
(考案の構成) 本考案は、同軸上に設けた入力軸および出力軸
に対し、カウンター軸を平行に配置し、入力軸の
駆動歯車とカウンター軸の被動歯車とを常時噛合
わせてなる平行二軸式の歯車変速機において、前
記被動歯車と、この被動歯車に接近した位置でカ
ウンター軸を支持する支持用ベアリングとの間に
駆動歯車に常時噛合する補助歯車を設け、このベ
アリングのインナーレースおよび回転体の一側端
部に当接するベアリングリテーナに、外向きの段
部と上記被動歯車に当接する突出縁とを一体的に
設け、かつ、ベアリングリテーナの上記段部まで
の部分がベアリングのアウターレースと軸方向位
置においてほぼ重合してこの段部に上記突出縁が
連なるように形成し、この突出縁で補助歯車を支
持するとともにこの補助歯車を被動歯車側に弾性
付勢するバネ体を上記段部で係止することを特徴
とする補助歯車の取付部構造である。
上記構成においては、補助歯車とバネ体とを、
カウンター軸を支持するベアリングのベアリング
リテーナに一体的に設けた突出縁と段部により同
時に支持させることができ、他の取付け用部材を
要せず、カウンター軸の被動歯車とベアリングと
の間隔を必要最小限にすることができるととも
に、補助歯車とバネ体とを支持する部分をベアリ
ングリテーナに一体形成したので構造が単純とな
る。
(実施例) 第1図は、本考案を適用して補助歯車を取付け
た部分の拡大図で、第2図は第1図の部分と平行
二軸式の歯車変速機全体との関係を示す図であ
り、Aは入力軸、Bは出力軸、Cはカウンター
軸、Dはクラツチをそれぞれ示している。
この入力軸Aの一端はクラツチDを介して内燃
機関に接続され、他端側には、駆動輪に回転力を
伝達する出力軸Bが同軸上に配置されている。
カウンター軸Cは、上記の入力軸Aおよび出力
軸Bとに平行に配置され、それぞれは変速機ケー
ス1で回転自在に軸支されている。
そして、上記入力軸Aに一体的に設けた駆動歯
車2は、カウンター軸Cに一体的に設けた被動歯
車3と常時噛合うように関係付けられている。
このカウンター軸の被動歯車3とカウンター軸
Cを回転自在に軸支するベアリング4との間に、
第2図に示すように、補助歯車5とバネ体6とが
挟装されている。
この補助歯車5は、中心部にカウンター軸Cへ
の挿入孔を有し、被動歯車3と略同径で、歯数が
被動歯車の歯数より1枚多くされた板状の歯車で
あり、駆動歯車2と噛合うように設けられるとと
もに、傘状のバネ体6で被動歯車3の方向に弾性
的押圧力を加えた状態で、被動歯車3の側部に当
接させて設けられるものである。
図中7で示されるのが、上記補助歯車5および
バネ体6との取付けを兼ねるベアリングリテーナ
であり、このベアリングリテーナ7は、上記ベア
リング4のインナーレースおよび回転体の一側端
部に当接して回転体を保持する本来のベアリング
リテーナ部分と、補助歯車5等の支持部分とを一
体的に形成したものである。
すなわち、上記ベアリングリテーナ部分の内周
縁に被動歯車3の方向へ突出縁8を形成し、この
突出縁8を補助歯車5の挿入孔の内周縁とカウン
ター軸Cの外周面との隙間に嵌合し、かつ被動歯
車3の基部であるハブ部の側面に当接させて、補
助歯車5を支持できるようにするとともに、ベア
リングリテーナ部分の外周面の径方向に突出段部
9を形成し、この突出段部9で上記バネ体6の内
周の端縁を係止できるようにしたものである。そ
して、突出段部9までのベアリングリテーナ部分
がベアリングのアウターレースと軸と軸方向位置
においてほぼ重合してこの段部9に上記突出縁8
が連なるように形成されることにより、突出縁8
だけがベアリングの側方に突出し、ベアリング4
と被動歯車3との間において必要最小限のスペー
スで補助歯車5およびバネ体6の支持、係止が達
成されるようになつている。
上記ベアリングリテーナ7の突出段部9から突
出縁8の先端までの長さは、最大でも補助歯車5
とバネ体6とを重ね合わせた際の軸方向長さに相
当する長さに設定されている。
なお、バネ体6を係止する段部は、実施例のよ
うな突出段部9でなくても、外周面に外向きの段
部でバネ体6の端縁を係止できるものであれば凹
段部でもよい。
このように構成した補助歯車の取付部構造にお
いては、ベアリングリテーナ7の突出縁8の軸方
における長さ、すなわちベアリングリテーナ7の
本来のベアリングリテーナ部分の端面から被動歯
車3までの軸方向における長さは、上記のように
最大でも補助歯車5とバネ体6との軸方向長さの
和に相当する長さでよいことになる。
したがつて、ベアリング4と被動歯車3との間
のカウンター軸Cの長さは、それらの間に補助歯
車5等を位置させるための必要最小限の長さがあ
ればよいことになり、従来の補助歯車の取付部構
造のように他の取付け用部材等を位置させるため
の長さが省略できカウンター軸Cの補助歯車取付
けのための所要長さが短縮できる。
さらに、上記ベアリングリテーナ7を取付けれ
ば、このベアリングリテーナ7により補助歯車5
等の取付けとベアリング4のベアリングリテーナ
としての機能と両機能が同時に発揮されて、従来
の補助歯車の取付部構造のように他の取付け用部
材であるスペーサーリング等の装着作業が省略で
き、組付け作業も容易となる。また、バネ体6の
支持点である上記段部9と上記補助歯車5との間
のバネ体収容スペースの軸方向長さはバネ体の付
勢力に関係し、この付勢力を適正に保つためには
上記バネ体収容スペースの軸方向長さを一定に管
理する必要があるが、この管理も容易となる。つ
まり、上記ベアリングリテーナ7は突出縁8が被
動歯車3に当接した状態に組付けられるので、こ
のベアリングリテーナ7の段部9から突出縁8ま
での長さを一定に形成しておきさえすれば、この
長さから補助歯車5の長さを差し引いた長さが上
記バネ体収容スペースの軸方向長さとなつて、こ
の長さが一定に管理されることとなる。
(考案の効果) 本考案の歯車変速機の補助歯車取付部構造によ
れば、平行二軸式の歯車変速機において、入力軸
の駆動歯車に常時噛合わせたカウンター軸の被動
歯車と、この被動歯車に接近した位置でカウンタ
ー軸を支持する支持用ベアリングとの間に駆動歯
車に常時噛合する補助歯車を設け、このベアリン
グのインナーレースおよび回転体の一側端部に当
接するベアリングリテーナに、被動歯車に当接す
る突出縁と外向きの段部とを一体的に設けて、補
助歯車およびこれを弾性付勢するバネ体を支持で
きるように構成している。
したがつて、補助歯車とバネ体とを、上記ベア
リングリテーナに設けた突出縁と段部により同時
に支持させることができ、従来の取付け構造のよ
うに他の取付け用の部材を位置させるための長さ
が省略でき、カウンター軸の被動歯車とベアリン
グとの間隔を必要最小限にして、カウンター軸の
軸長が短縮できる。
また、補助歯車とバネ体とを支持する部分をベ
アリングリテーナに一体形成したので構造が単純
となり、しかもその組付けにより補助歯車等の取
付けとベアリングのベアリングリテーナとしての
機能との両機能が同時に発揮されるとともに、従
来の補助歯車の取付部構造のように他の取付け用
部材であるスペーサーリング等の装着作業が省略
でき、組付け作業も容易に行える。さらに、簡単
な構造によりながら、上記バネ体の付勢力の管理
も適正に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の要部を示す一部切欠
拡大側面図、第2図は第1図の部分と平行二軸式
の歯車変速機全体との関係を示す一部切欠した説
明図である。 A……入力軸、B……出力軸、C……カウンタ
ー軸、1……変速機ケース、2……駆動歯車、3
……被動歯車、4……ベアリング、5……補助歯
車、6……バネ体、7……ベアリングリテーナ、
8……突出縁、9……突出段部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 同軸上に設けた入力軸および出力軸に対し、カ
    ウンター軸を平行に配置し、入力軸の駆動歯車と
    カウンター軸の被動歯車とを常時噛合わせてなる
    平行二軸式の歯車変速機において、前記被動歯車
    と、この被動歯車に接近した位置でカウンター軸
    を支持する支持用ベアリングとの間に駆動歯車に
    常時噛合する補助歯車を設け、このベアリングの
    インナーレースおよび回転体の一側端部に当接す
    るベアリングリテーナに、外向きの段部と上記被
    動歯車に当接する突出縁とを一体的に設け、か
    つ、ベアリングリテーナの上記段部までの部分が
    ベアリングのアウターレースと軸方向位置におい
    てほぼ重合してこの段部に上記突出縁が連なるよ
    うに形成し、この突出縁で補助歯車を支持すると
    ともにこの補助歯車を被動歯車側に弾性付勢する
    バネ体を上記段部で係止することを特徴とする歯
    車変速機の補助歯車取付部構造。
JP1986028694U 1986-02-27 1986-02-27 Expired JPH0439489Y2 (ja)

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JPS62140262U JPS62140262U (ja) 1987-09-04
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