JP2000120812A - 遊星歯車変速機 - Google Patents

遊星歯車変速機

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JP2000120812A
JP2000120812A JP10299884A JP29988498A JP2000120812A JP 2000120812 A JP2000120812 A JP 2000120812A JP 10299884 A JP10299884 A JP 10299884A JP 29988498 A JP29988498 A JP 29988498A JP 2000120812 A JP2000120812 A JP 2000120812A
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casing
motor
gear
planetary
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Sueo Fukaya
末男 深谷
Tatsuya Obe
達也 大部
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造の簡略化と軸方向寸法の短縮を図る。 【解決手段】 ケーシング1、太陽歯車2、遊星歯車
4、内歯歯車6、支持ピン14、支持ピンを片持支持す
る遊星枠8を備えた遊星歯車減速機に、アダプタリング
32を設ける。アダプタリング32は、ケーシング1の
端部内周に嵌合され、モータ(結合相手)M1をケーシ
ング1に取り付けた際に、モータ側のインロー部53と
嵌合することによりモータを芯合わせすると共に、モー
タのフランジ50に接して軸方向に位置決めされること
で遊星歯車の脱落を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軸方向寸法の縮小
とフランジ形モータに対する取付けの汎用化を図った遊
星歯車変速機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、太陽歯車と、該太陽歯車と外接噛
合する遊星歯車と、該遊星歯車を保持する遊星枠と、前
記遊星歯車が内接噛合する内歯歯車とを備えた単純遊星
歯車構造を採用した変速機(減速機、あるいは入出力系
を逆にした場合は増速機)が広く実用化されており、そ
のいくつかの例が特開平8−4842号公報に示されて
いる。
【0003】図4は同公報に記載された一例を示す。
【0004】この減速機には第1、第2減速部A、Bが
組込まれており、いずれも単純遊星歯車構造が採用され
ている。
【0005】ここでは第1、第2減速部A、Bとも、荷
重等配を実現するためにフロート構造とされた太陽歯車
602、702と、該太陽歯車602、702と外接噛
合する遊星歯車604、704と、該遊星歯車604、
704が内接噛合する内歯歯車606、706とを備え
る。遊星歯車604、704は遊星枠(ディスク、ある
いは出力軸フランジともいう)608、708に保持さ
れている。
【0006】これら太陽歯車602、702、遊星歯車
604、704、内歯歯車606、706は全てケーシ
ング612内に収容されており、モータ500のフラン
ジ501をスペーサ511、連結台502を介してケー
シング612に結合することにより、ギヤドモータが構
成されている。
【0007】ここでは、ケーシング612に連結台50
2の一端が嵌合された上で、該連結台502がケーシン
グ612にボルト503で結合されており、その上で連
結台502側のインロー部504にモータ500側(ス
ペーサ511)のインロー部505が嵌合されること
で、モータ500が芯合わせされている。
【0008】この減速機の他の構成の説明を兼ねなが
ら、作用を簡単に説明する。
【0009】入力軸610が回転するとカップリング6
11を介して太陽歯車602が回転する。太陽歯車60
2が回転すると遊星歯車604がケーシング612に固
定された内歯歯車606に内接しながら該太陽歯車60
2の外周を公転する。
【0010】遊星歯車604は支持ピン614により軸
受616を介して支持されており、この支持ピン614
の太陽歯車602に対する公転がディスク(遊星枠)6
08に伝達される。ディスク608が回転すると、該デ
ィスク608に連結された第2減速部Bの太陽歯車70
2が回転する。太陽歯車702が回転すると遊星歯車7
04がケーシング612に固定された内歯歯車706に
内接しながら該太陽歯車702の外周を公転する。
【0011】遊星歯車704は支持ピン714に軸受7
16を介して支持されており、該支持ピン714の太陽
歯車702に対する公転が出力軸フランジ(遊星枠)7
08に伝達される。出力軸フランジ708は出力軸62
0とスプライン結合しており、該出力軸フランジ708
の回転により出力軸620が回転する。
【0012】図4から明らかなように、遊星歯車60
4、704はいずれも軸受616、716を介して支持
ピン614、714に支持されている。又、支持ピン6
14、714はいずれも(遊星枠を構成する)ディスク
608、あるいは出力軸フランジ708に固定されてい
る。
【0013】この場合、第1減速部A側の支持ピン61
4は、片持でディスク608に固定されており、そのま
までは遊星歯車604が支持ピン614から脱落するお
それがあるので、ケーシング612に固定した連結台5
02の一部(又はそれに取り付けた部材)により、遊星
歯車604の脱落を防止している。
【0014】なお、遊星歯車604の脱落を防止する方
法として、支持ピン614の先端に鍔を付けたり、スナ
ップリングを付けたりする方法を採用したものもある。
【0015】図5は前記公報に記載の別の例を示す。
【0016】この減速機は、太陽歯車402と、該太陽
歯車402と外接噛合する遊星歯車404と、該遊星歯
車404が内接噛合する内歯歯車406とを備えた単純
遊星歯車構造を採用した変速機において、遊星歯車40
4の両側に遊星枠408A、408Bをそれぞれ配置
し、遊星歯車404を滑り回転自在に支持する支持ピン
414の両端を、両方の遊星枠408A、408Bに支
持させたものである。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図4の従来
例では、減速機ケーシング612とモータ500の間に
スペーサ511付の連結台502という部品を介在させ
て、この連結台502を減速機ケーシング612にボル
ト固定した上で、連結台502にスペーサ511を介し
てモータ500を固定するようにしているので、連結台
502やスペーサ511を介在させる分だけ、ギヤドモ
ータとして組み立てた場合の軸方向寸法が増大するとい
う問題があった。又、連結台502自体を減速機ケーシ
ング612に固定する構造としているため、連結台50
2の形状が複雑になり、コスト高になるという問題もあ
った。
【0018】また、支持ピン614に鍔を付けたり、ス
ナップリングを付けたりして、遊星歯車604の脱落防
止を行う方法を取った場合は、遊星歯車604に大きな
スラスト力が作用しない構造であれば特に問題はない
が、ヘリカルギヤを採用した場合のように大きなスラス
ト力が作用する場合は、スラスト方向の支持力を十分に
確保できなくなるおそれがあった。
【0019】また、図5の従来例のように、遊星歯車4
14の両側に遊星枠408A、408Bを配置して、支
持ピン414を両持ち支持するようにした場合は、部品
点数が多くなり、組立工数が増加する上にその困難度も
増大し、又、軸方向寸法の縮小にも限界があった。
【0020】本発明は、上記事情を考慮し、簡単な構造
で、軸方向寸法を縮小することができ、遊星歯車にスラ
スト力が作用する場合にも、安定確実に遊星歯車を脱落
防止することができ、しかも、モータ等の結合相手との
組み合わせ(組付け)が容易な遊星歯車変速機を提供す
ることを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、一端
側が開放され該一端側の端面が結合相手のフランジの取
付面とされたケーシングと、該ケーシングの中心部に配
されケーシングに取り付けられた前記モータの軸と連結
される太陽歯車と、該太陽歯車に外接噛合する遊星歯車
と、該遊星歯車が内接噛合する内歯歯車と、該遊星歯車
を自転可能に支持する支持ピンと、前記遊星歯車よりも
ケーシングの他端側に配され前記支持ピンの端部を片持
支持する遊星枠と、前記ケーシングの一端側内周に嵌合
され、前記モータのフランジをケーシングの取付面に合
わせることでモータをケーシングに取り付けた際に、該
モータ側のインロー部と嵌合することによりモータを芯
合わせすると共に、該モータのフランジに接して軸方向
に位置決めされることで前記遊星歯車の支持ピンからの
脱落を防止するアダプタリングと、を備えたことによ
り、上記課題を解決したものである。
【0022】この発明では、ケーシングの一端側内周に
嵌合したアダプタリングが、モータ等の結合相手の芯合
わせ機能と遊星歯車の脱落防止機能とを併せて果たす。
従って、例えばフランジ形のモータであれば、インロー
部の寸法の異なるアダプタリングを適当に選択すること
によって、様々な種類・寸法のモータを簡単且つ正確に
取り付けることができる。
【0023】又、アダプタリングは、モータ等の結合相
手をケーシングに取り付けた際に、そのフランジによっ
て軸方向に位置決めされ、それによって初めて遊星歯車
の脱落防止機能を果たすものであるから、特にケーシン
グに対し独立して固定するような複雑な構造(ボルト等
で固定する構造)を取る必要がなく、単にケーシングの
内周に丁度嵌まる極単純なリング板状のものとすること
ができる。
【0024】このため、アダプタリングの製造コストを
大幅に低下できるのは勿論、アダプタリングを設けるこ
とによる変速機の軸方向寸法の拡大を抑えることがで
き、非常にコンパクトな変速機を提供することができ
る。
【0025】又、ケーシングの内周に嵌まった状態のア
ダプタリングによって遊星歯車の脱落防止を行うので、
遊星歯車にスラスト力が作用する場合にも、安定確実に
遊星歯車をスラスト方向に支持することができる。
【0026】請求項2の発明は、請求項1において、前
記太陽歯車と遊星歯車と内歯歯車がヘリカルギヤにより
構成されていることにより、上記課題を解決したもので
ある。
【0027】この発明では、ヘリカルギヤを用いたこと
により、噛み合いによる騒音の低減を図ることができ
る。また、ヘリカルギヤを用いた場合には、特に遊星歯
車にスラスト力が隅力として働くが、ケーシングに嵌合
したアダプタリングによってこのスラスト力を受けるこ
とができるので、遊星歯車を確実に脱落止めしながら安
定回転させることができる。
【0028】請求項3の発明は、請求項2において、前
記遊星歯車を、軸方向に並べて配置した2個のニードル
ローラベアリングを介して前記支持ピンに取り付けたこ
とにより、上記課題を解決したものである。
【0029】ヘリカルギヤを用いた場合、遊星歯車の内
歯歯車側の噛合点と太陽歯車側の噛合点には反対方向の
スラスト力が働き、遊星歯車を支持する支持ピンに曲げ
モーメントが作用して、遊星歯車と支持ピン間に介在さ
れたニードルローラベアリングにエッジロードが作用す
ることになるが、本発明では、ニードルローラベアリン
グを各遊星歯車に2個ずつ組み付けているので、エッジ
ロードの影響を少なくすることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0031】図1は実施形態の遊星歯車減速機にモータ
M1を取り付けて構成したギヤドモータの側断面図、図
2は図1のII−II矢視断面図である。
【0032】この減速機は、一端側が開放され該一端側
の端面がモータ(結合相手)M1のフランジ50の取付
面31とされたケーシング1を有している。このケーシ
ング1は、ケーシング本体1Aと筒状体1Bとからな
り、筒状体1Bのケーシング本体1A側の端面と反対側
の端面が前記取付面31とされている。そして、この取
付面31にフランジ50を合わせて、ケーシング本体1
A、筒状体1B、フランジ50を、これらを全て貫通す
るボルト40によって締め付けることにより、ケーシン
グ1とモータM1が結合されている。
【0033】ケーシング1内の中心部には、ケーシング
1に取り付けられたモータM1の軸55とキー結合され
る太陽歯車2が配され、該太陽歯車2の外周に、太陽歯
車2と外接噛合する3個の遊星歯車4が配されている。
そして、これらの遊星歯車4が、筒状体1Bの内周面に
一体形成された内歯歯車6と内接噛合している。ここで
は、太陽歯車2と遊星歯車4と内歯歯車6は、騒音の少
ないヘリカルギヤにより構成されている。
【0034】各遊星歯車4は支持ピン14の外周にニー
ドルローラベアリング16を介して自転可能に支持され
ている。この場合、ニードルローラベアリング16は軸
方向に並べて2個配置されている。
【0035】ケーシング1には、先端を該ケーシング1
の他端側から突出させた出力軸20が、ケーシング1内
に配した2つの軸受16A、16Bによって回転自在に
取り付けられている。この出力軸20の基端にはフラン
ジ状の遊星枠8が一体に形成されており、遊星歯車4よ
りもケーシング1の他端側に位置するこの遊星枠8のピ
ン保持孔8aに、遊星歯車4を支持する支持ピン14の
一端が片持固定されている。
【0036】又、ケーシング1を構成する筒状体1Bの
一端側内周には、遊星歯車4の脱落防止機能とモータM
1の芯合わせ機能とを併せて果たすアダプタリング32
が嵌合されている。このアダプタリング32はリング板
状のもので、筒状体1Bの内周に嵌合されることで径方
向に位置決め固定され、内側の端面(図中左側の端面)
が内歯歯車6の端面に当接し且つ外側の端面(図中右側
の端面)が取り付けたモータM1のフランジ50に当接
することで軸方向に位置決め固定されている。そして、
このように位置決め固定されることで、アダプタリング
32が遊星歯車4の支持ピン14からの脱落を防止して
いる。
【0037】又、アダプタリング32の外側の端面に
は、モータM1のインロー部53と嵌合するインロー部
33が設けられており、ケーシング1にモータM1を取
り付ける際に、これらインロー部33、53同士を嵌合
させることにより、モータM1と減速機の芯合わせを行
っている。
【0038】なお、この場合のモータM1は、フランジ
50を有したモータケーシング前壁の中心部に軸受51
を備えており、この軸受51と図示せぬモータケーシン
グ後壁の軸受とで、太陽歯車2からモータ軸55に作用
するスラスト力を受けるようになっている。
【0039】次に作用を説明する。
【0040】モータM1により太陽歯車2を回転させる
ことで、遊星歯車4→支持ピン14→遊星枠8→出力軸
20の経路で減速出力が取り出される点は、通常の遊星
歯車構造と同じである。
【0041】この減速動作の際に、太陽歯車2、遊星歯
車4、内歯歯車6に、騒音の少ないヘリカルギヤを用い
ているので、特に遊星歯車4には回転方向により例えば
図中矢印F1、F2(あるいはその逆)で示すようなス
ラスト力が強く働く。しかし、ケーシング1には、遊星
歯車4の脱落防止機能を果たすアダプタリング32が嵌
合されており、モータM1のフランジ50でそれが固定
されているので、遊星歯車4に働くスラスト力をアダプ
タリング32で確実に受けることができ、遊星歯車4を
安定回転させることができる。
【0042】又、ヘリカルギヤを用いていることで、遊
星歯車4の内歯歯車6側の噛合点と太陽歯車2側の噛合
点には反対方向のスラスト力が働き、遊星歯車4を支持
する支持ピン14に曲げモーメントが作用して、遊星歯
車4を支持するニードルローラベアリング16にエッジ
ロードが作用することになるが、この減速機では、各遊
星歯車4毎に、ニードルローラベアリング16を軸方向
に並べて2個ずつ組み付けているので、エッジロードの
影響を少なくすることができ、ニードルローラベアリン
グ16の耐久性を向上させることができる。
【0043】又、この減速機では、ケーシング1に嵌合
したアダプタリング32が、モータM1の芯合わせ機能
を果たしているので、例えばフランジ形のモータであれ
ば、インロー部53の寸法の異なるアダプタリング32
を適当に選択することによって、様々な種類・寸法のモ
ータを簡単且つ正確に取り付けることができる。
【0044】例えば、図3に示すように、JEMフラン
ジのような汎用フランジ150を有するモータM2の場
合も、それに応じたアダプタリング132を選択してケ
ーシング1に嵌合させることにより、簡単に減速機に組
み付けることができる。
【0045】この場合、アダプタリング132は、モー
タM2側のインロー部153に対応したインロー部13
3を有するものであればよい。
【0046】但し、モータM2側で押し出し方向のスラ
スト力を受ける機能がない場合は、遊星枠8の凹所内に
軸受151を配置し、太陽歯車2の前にスペーサ152
を嵌合して、軸受151で太陽歯車2からのスラスト力
を確実に受けられるようにすればよい。
【0047】又、この減速機の場合、単純な形状(リン
グ板状)のアダプタリング32、132を、モータM
1、M2をケーシング1に取り付けることで位置決め固
定しているだけであるから、アダプタリング32、13
2をボルト等でケーシング1に固定する必要がなく、従
って、アダプタリング32、132の製造コストを大幅
に下げられるのは勿論、アダプタリング32、132を
設けることによる減速機の軸方向寸法の拡大をも抑える
ことができ、非常にコンパクトな減速機とすることがで
きる。又、単純な形状のアダプタリング32、132を
使用するだけであるから、部品点数の削減と、構造の単
純化を図ることができる。
【0048】なお、本遊星歯車減速機と結合される相手
は必ずしもモータに限定されない。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
インロー部の寸法の異なるアダプタリングを適当に選択
することによって、様々な種類・寸法のモータ等の結合
相手を簡単且つ正確に取り付けることができる。又、ア
ダプタリングは結合相手のフランジによって位置決め固
定するので、別の固定手段が不要であり、極単純なリン
グ板状のものとすることができる。その結果、構造の単
純化によるコストダウンと、変速機の軸方向寸法の短縮
を図ることができる。
【0050】又、ケーシングに固定したアダプタリング
で遊星歯車の脱落防止を行うので、遊星歯車にスラスト
力が作用する場合にも、安定確実に遊星歯車をスラスト
方向に支持することができる。従って、低騒音化のため
にヘリカルギヤを用いた場合には特に有効である(請求
項2)。
【0051】又、ヘリカルギヤを用いた場合には、遊星
歯車と支持ピンの間に介在させるニードルローラベアリ
ングを2個配置することにより、エッジロードの影響を
改善することができ、ベアリングの耐久性向上を図るこ
とができる(請求項3)。
【0052】又、この発明の遊星歯車変速機は、支持ピ
ンを片持支持するタイプであるために、部品点数や組立
工数が少なくてすむという、片持タイプならではの効果
も当然奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の遊星歯車減速機の側断面図
【図2】図1のII−II矢視断面図
【図3】図1の減速機に別のモータを取り付けた場合の
側断面図
【図4】従来例の側断面図
【図5】他の従来例の側断面図
【符号の説明】
1…ケーシング 2…太陽歯車 4…遊星歯車 6…内歯歯車 8…遊星枠 14…支持ピン 16…ニードルローラベアリング 31…取付面 32…アダプタリング 33,53,133,153…インロー部 50,150…フランジ 55,155…モータ軸 M1,M2…モータ F1,F2…遊星歯車に作用するスラスト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J027 FA19 FA36 GA03 GB03 GC13 GC22 GD04 GD08 GD12 GE07 GE18 GE25 3J028 EA09 EA25 EB03 EB33 EB35 EB63 FA32 FB03 FC13 FC23 FD18 5H607 AA12 BB01 CC03 DD03 DD19 EE33 GG08

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端側が開放され、該一端側の端面が結合
    相手のフランジの取付面とされたケーシングと、 該ケーシングの中心部に配され、ケーシングに取り付け
    られた前記モータの軸と連結される太陽歯車と、 該太陽歯車に外接噛合する遊星歯車と、 該遊星歯車が内接噛合する内歯歯車と、 該遊星歯車を自転可能に支持する支持ピンと、 前記遊星歯車よりもケーシングの他端側に配され、前記
    支持ピンの端部を片持支持する遊星枠と、 前記ケーシングの一端側内周に嵌合され、前記モータの
    フランジをケーシングの取付面に合わせることでモータ
    をケーシングに取り付けた際に、該モータ側のインロー
    部と嵌合することによりモータを芯合わせすると共に、
    該モータのフランジに接して軸方向に位置決めされるこ
    とで前記遊星歯車の支持ピンからの脱落を防止するアダ
    プタリングと、 を備えたことを特徴とする遊星歯車変速機。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記太陽歯車と遊星歯車と内歯歯車がヘリカルギヤによ
    り構成されていることを特徴とする遊星歯車変速機。
  3. 【請求項3】請求項2において、 前記遊星歯車を、軸方向に並べて配置した2個のニード
    ルローラベアリングを介して前記支持ピンに取り付けた
    ことを特徴とする遊星歯車変速機。
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