JPH0639140Y2 - 変速機の遊転ギヤ支持構造 - Google Patents

変速機の遊転ギヤ支持構造

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JPH0639140Y2
JPH0639140Y2 JP1987006588U JP658887U JPH0639140Y2 JP H0639140 Y2 JPH0639140 Y2 JP H0639140Y2 JP 1987006588 U JP1987006588 U JP 1987006588U JP 658887 U JP658887 U JP 658887U JP H0639140 Y2 JPH0639140 Y2 JP H0639140Y2
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JP
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shaft
transmission
hole
gear
idle gear
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等 芥川
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、例えば、ベルト式無段変速機のリバースギ
ヤ列においてカウンタギヤのリバースギヤとを一体形成
し、カウンタシャフトに遊転支持される遊転ギヤのよう
な変速機の遊転ギヤ支持構造に関する。
(従来の技術) 従来、上述例の変速機の遊転ギヤ支持構造としては、例
えば、特開昭60−104862号公報に記載の構造がある。
すなわち、変速機内に設けられる遊転ギヤを支持するた
めのカウンタシャフトを設け、このカウンタシャフトを
上述の変速機のケースに形成されたシャフト支持用の孔
部に固定支持し、このカウンタシャフトにベアリングを
介して上述の遊転ギヤを遊嵌すると共に、この遊転ギヤ
には、アイドラギヤを介して駆動ギヤに噛合可能な第1
カウンタギヤと、スリーブ駆動側プーリ入力軸に設けら
れた従動歯車に噛合う第2カウンタギヤとを一体形成し
た構造である。
しかし、上述した従来構造では次のような問題点があっ
た。
つまり、上述のカウンタシャフトには、同シャフトの回
り止め構造が何等付加されておらず、このカウンタシャ
フトに回り止め構造を付加するには、上述のカウンタシ
ャフトを孔部に挿入した後に、ピンその他の回り止め部
材を打込む手段が考えられるが、この回り止めのための
組付け工数が大となる問題点を有していた。
(考案の目的) この考案は、回り止め構造が簡単で、かつ組付け工数の
低減を図ることができる変速機の遊転ギヤ支持構造の提
供を目的とする。
(考案の構成) この考案は、変速機内に設けられる動力伝達用の遊転ギ
ヤを支持するシャフトを、変速機ケースに形成されたシ
ャフト支持用の孔部に支持する変速機の遊転ギヤ支持構
造であって、上記孔部の内周の一部に、該孔部から径方
向外方に延びる凹部を形成し、上記シャフトのケースへ
の支持部に固り止め部材を固設すると共に、遊転ギヤと
ケースとの間に、シャフトに支持され回り止め片が一体
的に設けられたスラストワッシャを介設し、上記シャフ
トに設けた回り止め部材と上記スラストワッシャの回り
止め片とを上記凹部に嵌入した変速機の遊転ギヤ支持構
造であることを特徴とする。
(考案の効果) この考案によれば、上述のシャフトに回り止め部材を設
けた状態のままで、前述の孔部にシャフトおよび回り止
め部材を挿入すると、シャフトは孔部に、また回り止め
部材は凹部にそれぞれ挿入され、かつシャフト上のスラ
ストワッシャにおける回り止め片が上述の凹部に挿入さ
れて、遊転ギヤ支持用のシャフトを回り止めすることが
できる。
この結果、回り止め構造が簡単でありながら、従来のよ
うにシャフト挿入後にピン等を打込む工数が不要とな
り、組付けの工数の低減を図ることができる効果があ
る。要するに1つの凹部でシャフトの回り止め用凹部
と、スラストワッシャ回り止め用凹部とを兼ねるので、
回り止め構造の簡略化を図ることができる効果がある。
(実施例) この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は変速機の遊転ギヤ支持構造を示し、第1図におい
て、ベルト式無段変速機1は、出力軸としてのエンジン
のクランク軸2に流体クラッチ3所謂トルクコンバータ
を介して動力が入力されて、中間軸4の各ギヤ5,6を介
して差動装置7を駆動する。
上述の流体クラッチ3の出力軸となるドリブンシャフト
8と、同一軸線上には、固定ディスク9を一体的に形成
したプーリ軸10を設け、このプーリ軸10の反エンジン側
外周には可動ディスク11を軸動可能に配設して、これら
両ディスク9,11で有効ピッチ径可変型の駆動側プーリ12
を構成している。
また上述のドリブンシャフト8およびプーリ軸10と並行
に、出力軸13を軸架し、この出力軸13に固定ディスク14
を一体的に形成すると共に、この出力軸13のエンジン側
外周には可動ディスク15を軸動可能に配設して、これら
両ディスク14,15で有効ピッチ径可変型の従動側プーリ1
6を構成している。
そして、前述の駆動側プーリ12と上述の従動側プーリ16
との間にエンドレス状のベルト17を張架して、有効ピッ
チ径の変化に対応した無段変速を行なうように構成して
いる。
一方、ドリブンシャフト8とプーリ軸10との接合部分に
は前後進切換歯車機構18を配設し、シフトフォーク19の
左摺動時にシンクロナイザリング20の作用で前進駆動系
を形成し、シフトフォーク19の右摺動時に、スリーブ21
の外歯22を後述するリバースギヤ33に噛み合わせて後進
駆動系を形成すべく構成している。
ところで、前述のドリブンシャフト8およびプーリ軸10
の接合部分と並行になるように、変速機ケース23とハウ
ジング24との間には、リバースギヤ列25を構成する遊転
ギヤ支持用のカウンタシャフト26を配設している。
このカウンタシャフト26は第2図に示す如く変速機ケー
ス23の孔部27と、ハウジング24の孔部28とに支持させる
一方、軸部外周にベアリング29,29を介して遊転ギヤ30
を支持するシャフトである。
ここで、上述の遊転ギヤ30には、アイドラギヤ31に噛合
するカウンタギヤ32と、前述のスリーブ21の外歯22に噛
合するリバースギヤ33とを一体形成している。
しかも、前述の変速機ケース23の孔部27の内周の一部に
は、第2図、第3図に示す如く、該孔部27から径方向外
方に延びる凹部27aを形成し、この凹部27aに、カウンタ
シャフト26のピン孔34内に突設状に嵌め込んだ回り止め
ピン35と、上述のカウンタシャフト26に支持されて、遊
転ギヤ30と変速機ケース23との間に位置するスラストワ
ッシャ36の回り止め片36aとを嵌入すべく構成してい
る。
図示実施例は上記の如く構成するものにして以下、作用
を説明する。
上述のカウンタシャフト26および遊転ギヤ30を組付ける
には、まず、カウンタシャフト26の所定部にベアリング
29,29を介して遊転ギヤ30を遊嵌支持させた後に、回り
止め片36aを一体的に折曲げ形成したスラストワッシャ3
6を上述のカウンタシャフト26に装着する。
次に上述のカウンタシャフト26の一端側に穿設したピン
孔34内に回り止め部材としての回り止めピン35を打込
み、この回り止めピン35をカウンタシャフト26外径部よ
り所定量突出させる。
次に上述の回り止めピン35を一体的に取付けた状態のカ
ウンタシャフト26を、変速機ケース23の孔部27と対向す
る方向から同孔部27内に挿入すると、上述のカウンタシ
ャフト26端部は孔部27に、また回り止め片35は凹部27a
にそれぞれ挿入され、かつスラストワッシャ36の回り止
め片36aが凹部27aに挿入されるので、遊転ギヤ支持用の
カウンタシャフト26およびスラストワッシャ36の回り止
めを行なうことができる。
このため、上述したような簡単な回り止め構造でありな
がら、従来の如きシャフト挿入後にピン等を打込む工数
が全く不要となり、組付け工数の低減を図ることができ
る効果がある。
要するに1つの凹部27aでカウンタシャフト26回り止め
用凹部と、スラストワッシャ36回り止め用凹部とを兼ね
るので、回り止め構造の簡略化を図ることができる効果
がある。
この考案の構成と、上述の実施例との対応において、 この考案のシャフトは、実施例のカウンタシャフト26に
対応し、 以下同様に、 回り止め部材は、回り止めピン35に対応するも、 この考案は、上述の実施例の構成のみに限定されるもの
ではない。
また上記実施例においては、変速機としてベルト式無段
変速機を例示したが、他の変速機の遊転ギヤ支持構造に
適用してもよいことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示し、 第1図は無段変速機の縦断展開側面図、 第2図は遊転ギヤ支持構造を示す第1図の要部拡大図、 第3図は第2図のIII-III線矢視断面図である。 23…変速機ケース、26…カウンタシャフト 27…孔部、27a…凹部 30…遊転ギヤ、35…回り止めピン 36…スラストワッシャ、36a…回り止め片

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】変速機(1)内に設けられる動力伝達用の
    遊転ギヤ(30)を支持するシャフト(26)を、変速機ケ
    ース(23)に形成されたシャフト支持用の孔部(27)に
    支持する変速機の遊転ギヤ支持構造であって、上記孔部
    (27)の内周の一部に、該孔部(27)から径方向外方に
    延びる凹部(27a)を形成し、上記シャフト(26)の変
    速機ケース(23)への支持部に固り止め部材(35)を固
    設すると共に、遊転ギヤ(30)と変速機ケース(23)と
    の間に、シャフト(26)に支持され回り止め片(36a)
    が一体的に設けられたスラストワッシャ(36)を介設
    し、上記シャフト(26)に設けた回り止め部材(35)と
    上記スラストワッシャ(36)の回り止め片(36a)とを
    上記凹部(27a)に嵌入した 変速機の遊転ギヤ支持構造。
JP1987006588U 1987-01-19 1987-01-19 変速機の遊転ギヤ支持構造 Expired - Lifetime JPH0639140Y2 (ja)

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63175345U JPS63175345U (ja) 1988-11-14
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60164061A (ja) * 1984-02-01 1985-08-27 Fuji Heavy Ind Ltd 無段変速機
GB8431132D0 (en) * 1984-12-10 1985-01-16 Ae Plc Bearing

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Publication number Publication date
JPS63175345U (ja) 1988-11-14

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