JP2507494B2 - 車軸駆動装置 - Google Patents

車軸駆動装置

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JP2507494B2 JP29457687A JP29457687A JP2507494B2 JP 2507494 B2 JP2507494 B2 JP 2507494B2 JP 29457687 A JP29457687 A JP 29457687A JP 29457687 A JP29457687 A JP 29457687A JP 2507494 B2 JP2507494 B2 JP 2507494B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、走行車両の車軸の変速駆動部に用いる車軸
駆動装置の構成に関するものである。
(ロ)従来技術 従来から、変速ミッションケースにHST式変速装置を
載置した小型の車軸駆動装置に関する技術は公知とされ
ているのである。
例えば実開昭62−85759号公報の如くである。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 しかし該従来の技術においては、ミッションケースを
上部・中間・下部と3段に分割し構成していたので、3
個のケースの為の鋳型を用意する必要があり、また締結
部も増えるのでコストの低下が図れ無かったのである。
本発明においては、3段に分割したケースの中間部分
を、鉄板等により構成した中間プレートにより代行させ
て、該中間プレートは上部ケースと下部ケースの間に挟
持して締結させることにより、鋳物部品を1個減少させ
てコストを低減したものである。
また中間プレートを板状としたことにより、従来の如
く、上下のケースの接合面に半割状の軸受支承部を設け
ることを無くし、該軸受支承部を、上部ケース及び下部
ケース側に簡潔に構成するようにしたものである。
(ニ)問題を解決するための手段 本発明の目的は以上の如くであり、次に該目的を達成
する為の構成を説明する。
中間プレート2の上面にHST式変速装置Hと上部ケー
ス1を並置し、該中間プレート2の下面には、前記HST
式変速装置Hと前記上部ケース1にまたがるようにして
下部ケース3を固定し、上部ケース1にデフギア装置D
から左右に突出する車軸4L,4Rを支承し、下部ケース3
に動力伝達歯車列を支承し、前記HST式変速装置Hの出
力軸23を、前記中間プレート2に設けた第1の開口2bを
通して下部ケース3内へ突出して前記動力伝達歯車列の
入力部へ連動連結し、また、前記デフギア装置Dを前記
中間プレート2に設けた第2の開口2cを通して、前記動
力伝達歯車列の出力部へ連動連結したものである。
(ホ)実施例 本発明の目的,構成は以上の如くであり、次に添付の
図面に示した実施例の構成を説明する。
第1図は小型の車両であるモアトラクターに本発明の
車軸駆動装置を付設した状態の側面図、第2図は上部ケ
ース1と中間プレート2と下部ケース3を分解した状態
の斜視図、第3図は中間プレート2と上部ケース1の部
分の平面図、第4図は本発明の車軸駆動装置の側面断面
図、第5図は同じく後面断面図、第6図はデフギア装置
Dの分解状態の後面断面図、第7図はデフリングギア6
とデフピニオン支持体5L,5Rの部分の第6図におけるX
−X断面図、第8図はデフピニオン支持体5L,5Rの他の
実施例を示す斜視図、第9図は軸受体28とスライド溝3a
の部分の斜視図、第10図は軸受体27と押圧体26を別体と
した実施例の斜視図である。
第1図において説明する。
後輪30,30を駆動輪とし、該後輪30,30の間に本発明の
車軸駆動装置を配置している。また前輪31を1輪または
2輪として、ステアリングハンドル32により操向可能と
している。
該前輪31の前方位置にモア装置Mを昇降可能に配置し
ている。
機体フレーム上に配置した垂直クランク軸のエンジン
Eに出力プーリー33を付設し、該出力プーリー33よりHS
T式変速装置Hの油圧ポンプ軸24に固設した入力プーリ
ー25へ動力を伝達している。
本発明においては前記車軸駆動装置を、上部ケース1
と中間プレート2と下部ケース3により構成し、該中間
プレート2の端部に構成した載置面2aの上にHST式変速
装置Hを載置固定しているのである。
HST式変速装置Hは第4図において示す如く、上方へ
入力プーリー25を固定した油圧ポンプ軸24を突出し、下
方へベベルギア21を固定した出力軸23を突出している。
そしてHST式変速装置Hの内部には、油圧ポンプと油圧
モーターが内蔵されており、該油圧ポンプを油圧ポンプ
軸24により駆動され、該油圧ポンプから吐出される圧油
により油圧モーターが駆動されて出力軸23が回転され
る。
次に第2図,第3図,第4図について説明する。
従来の技術においては、ミッションケースを上中下と
3段に分割していたのであるが、本発明においては、更
にコストの低下を図る為に、中ケースの部分を鉄板等に
より構成した中間プレート2により代行したものであ
る。
該中間プレート2には前端の位置に載置面2aを設け、
該載置面2aに載置したHST式変速装置Hの出力軸23が、
中間プレート2の下面の下部ケース3内に突入するよう
に、第1の開口2bを開口したものである。
また中間プレート2の他端には、デフギア装置Dと車
軸4L,4Rを支持する部分が構成されており、該中間プレ
ート2の上に支持したデフギア装置Dと車軸4L,4Rの部
分の上方を被覆保護する為の上部ケース1を、アルミ鋳
物により構成して中間プレート2の上面に付設している
のである。
そして該中間プレート2の上に載置したデフギア装置
Dの半分が、中間プレート2の下面に突出するように第
2の開口2cを設けたものである。
中間プレート2の上面には、デフギア装置Dと車軸4
L,4Rを軸受支持する軸受体10,11,12,13を接当配置して
いるのである。
即ち、第2図と第5図に示す如く、中間プレート2の
上面に、軸受体10,11,12,13を接当配置している。該軸
受体10,11,12,13により、デフギア装置Dから左右に突
出する車軸4L,4Rを軸受支持している。更に車軸4L,4Rの
外方端部は上部ケース1により軸受支持され、ケースの
外側に突出されている。
また中間プレート2の挿入孔である第1の開口2bよ
り、中間プレート2の下面に突出したHST式変速装置H
の出力軸23から、第2の開口2cより中間プレート2の下
面に突出したデフリングギア6迄の間に、動力伝動部を
構成しており、該動力伝動部を下部ケース3により被覆
保護しているのである。
該動力伝動部は第4図に示されており、軸14,15,16上
の5枚のギアにより構成しているのである。
HST式変速装置Hの出力軸23にベベルギア21が固設さ
れており、該ベベルギア21が軸16上の大径ベベルギア22
と噛合している。そして該軸16上の小径ギア20が、軸15
上のギア19と噛合し、該ギア19が軸14上の大径ギア17と
噛合し、該軸14上の小径ギア18がデフギア装置Dのデフ
リングギア6と噛合しているのである。
そして、従来の技術においては、ケースとケースの間
の接合部に半割状の軸受支持部を構成して、この部分に
軸受を嵌挿していたのであるが、本発明においては中間
ケースの代わりに中間プレート2を介装挟持しているの
で、接合面において軸受を支持することを無くしてい
る。
本発明においては、代わりに下部ケース3の内部に軸
14,15,16の軸受部を配置し、該軸受部を構成する軸受体
27,28を、下部ケース3に設けたスライド溝3aに上方か
らスライド挿入可能とし、該スライド溝3a・3aに軸受体
27,28を嵌装することにより、回転不能及び抜け止めを
行っているのである。
該スライド溝3a,3bと軸受体27,28の回転不能と抜け止
めの構成は、第9図,第10図において開示されている。
第9図において示した軸受体28は抜け止めの為の押圧体
26も一体化している。
第10図に示す実施例においては、軸受体27と、抜け止
めの為の押圧体26とを別体に構成している。
次に第5図,第6図においてデフギア装置Dの構成を
示す。
本発明のデフギア装置Dはデフギアケースを無くし
て、デフピニオン8,8を支持するデフピニオン支持体5L,
5Rがデフギアケースを兼用しているのである。
そして該デフピニオン支持体5L,5Rによりデフリング
ギア6を支持可能とすべく、デフピニオン支持体5L,5R
と左右に2分しているのである。
そして該デフピニオン支持体5L,5Rの外周部に係合溝5
a,5aを設け、この係合溝5a,5aに、デフリングギア6の
内周突起6aを嵌挿挟持して、デフピニオン8と係合カラ
ー7によりデフリングギア6を固定しているのである。
該係合溝5a,5aは外周の前後が開口しているので、デ
フリングギア6の内周突起6aを該部分に位置させても、
デフリングギア6が係合溝5a,5aと係合せずに回転して
しまうので、デフピニオン8,8の軸受孔と、係合カラー
7により、第7図の如くデフリングギア6の内周突起6a
の部分を、係合溝5a,5aの部分に係合しているのであ
る。
即ち、該デフピニオン支持体5L,5Rとデフリングギア
6とデフピニオン8,8と係合カラー7の組立て順序を説
明する。
まず第6図の如く、左右のデフピニオン支持体5L,5R
を接合した部分にデフピニオン8,8を嵌挿し、その上に
係合カラー7も嵌挿するのである。
該状態では、デフピニオン支持体5L,5Rのデフピニオ
ン8,8の嵌挿可能ボス部が基部まで深く構成されている
ので、該基部までデフピニオン8,8は深く嵌挿されるの
である。
この状態では、デフピニオン支持体5L,5Rの外周に構
成された係合溝5a,5aの周囲に係合カラー7もデフピニ
オン8,8も無い状態なので、該係合溝5a,5aが構成する溝
は外周方向に開口しており、この部分に内周突起6aをず
らして横からデフピニオン支持体5L,5Rの周囲に嵌挿し
たデフリングギア6を配置し、次のデフリングギア6を
外周方向に内周突起6aが係合溝5a,5a内に嵌挿する位置
まで回すのである。
内周突起6aが係合溝5a,5a内に嵌挿された状態で、車
軸4L,4R上の左右のデフサイドギア9L,9Rをデフピニオン
8,8の傾斜歯面に押圧することにより、該デフピニオン
8,8は係合溝5a,5aの外周部まで外方へ出て、第7図の如
く、係合溝5a,5a内に嵌挿された内周突起6aの周囲に外
嵌されるのである。
該状態でも、係合カラー7はデフピニオン支持体5L,5
Rから外れていないような位置関係としており、嵌合精
度の高い係合カラー7により、内周突起6aの移動を阻止
しているのである。
該係合カラー7は円弧上の面に構成しており、上部ケ
ース1と下部ケース3が構成するデフギアケースの内周
に沿うような形状としているのである。
第4図においては、デフピニオン支持体5L,5Rは上下1
80度の位置にデフピニオン8,8の支持部を設けた構成と
しているが、第8図の実施例においては、120度に等分
した位置に3個のデフピニオン8を介装可能とした実施
例を示しているのである。
(ヘ)発明の効果 本発明は以上の如く構成したので、次のような効果を
奏するものである。
第1に、上部ケース1にはデフギア装置Dを有する車
軸4L,4Rを回転自在に支承し、下部ケース3には動力伝
達歯車列を回転自在に支承してあるので、それぞれを予
め個別で組み立ててアセンブリー化することができ、従
来の如き、軸の支承部を有する複雑な形状をした鋳物部
品の中間ケースを不要にでき、この中間ケースに相当す
る中間プレート2を加工の簡単な鉄板部品として形成す
ることができるのである。
第2に、アセンブリー化した上部ケース1と下部ケー
ス3、そしてHST式変速装置Hとの主要3部品が中間プ
レート2に集中して取り付けられるので、締結箇所を低
減でき、組立工程の削減が図れるとともに、車軸駆動装
置がコンパクトでかつ低コストに構成できるようになっ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図は小型の車両としてモアトラクターに本発明の車
軸駆動装置を付設した状態の側面図、第2図は上部ケー
ス1と中間プレート2と下部ケース3を分解した状態の
斜視図、第3図は中間プレート2と上部ケース1の部分
の平面図、第4図は本発明の車軸駆動装置の側面断面
図、第5図は同じく後面断面図、第6図はデフギア装置
Dの分解状態の後面断面図、第7図はデフリングギア6
とデフピニオン支持体5L,5Rの部分の第6図におけるX
−X断面図、第8図はデフピニオン支持体5L,5Rの他の
実施例を示す斜視図、第9図は軸受体28とスライド溝3a
の部分の斜視図、第10図は軸受体27と押圧体26を別体と
した実施例の斜視図である。 H……HST式変速装置、D……デフギア装置 1……上部ケース、2……中間プレート 2a……載置面、2b……第1の開口 2c……第2の開口、3……下部ケース 4L,4R……車軸 5L,5R……デフピニオン支持体 6……デフリングギア、7……係合カラー8,8……デフ
ピニオン

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中間プレートの上面にHST式変速装置と上
    部ケースを並置し、該中間プレートの下面には、前記HS
    T式変速装置と前記上部ケースにまたがるようにして下
    部ケースを固定し、上部ケースにデフギア装置から左右
    に突出する車軸を支承し、下部ケースに動力伝達歯車列
    を支承し、前記HST式変速装置の出力軸を、前記中間プ
    レートに設けた第1の開口を通して下部ケース内へ突出
    して前記動力伝達歯車列の入力部へ連動連結し、また、
    前記デフギア装置を前記中間プレートに設けた第2の開
    口を通して、前記動力伝達歯車列の出力部へ連動連結し
    たことを特徴とする車軸駆動装置。
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