JPH0346277Y2 - - Google Patents

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JPH0346277Y2
JPH0346277Y2 JP1986000778U JP77886U JPH0346277Y2 JP H0346277 Y2 JPH0346277 Y2 JP H0346277Y2 JP 1986000778 U JP1986000778 U JP 1986000778U JP 77886 U JP77886 U JP 77886U JP H0346277 Y2 JPH0346277 Y2 JP H0346277Y2
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transmission
transmission shaft
shaft
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gear
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は前後車輪の間にモーアを配設するとと
もに、モーアの後方に後車軸を支承したシツシヨ
ンケースを設けてあるミツドマウント型ローント
ラクタのミツシヨン構造に関する。
〔従来の技術〕
モーアをミツドマウントする構成のものとし
て、従来、後車輪を枢支した後輪デフケースに一
体連設されて前方に向けてミツシヨンケースを設
けたものがあつた(例えば特開昭59−100019号公
報)。
〔考案が解決しようとする問題点〕
この場合には、ミツシヨンケースがモーアの上
方空間まで延出されることになるので、ミツシヨ
ンケースの取付位置をデツキ下方であつても高所
に設けなければならず、デツキの形状が両側の乗
降用ステツプを低く、かつ、このミツシヨンケー
スに対応した中央部を高いものにした凹凸形状の
ものにならざるを得なかつた。従つて、運転者に
とつての足元空間が両側のステツプに限られたも
のになり、運転操作面でも居住面でも十分でなか
つた。
このような構造のものに対して、エンジンから
ミツシヨンケース入力軸への伝動系をデツキ下方
を通して配設することによつて、デツキを左右一
杯に偏平なものにして、運転者の足元を広く採れ
る構成のものとして、次の2図に示す構成のもの
があるが何ずれも次のような欠点がある。第6図
に示すように、ミツシヨンケース19を縦長に配
置した場合には、ミツシヨンケース19のモーア
10設置空間への突出を抑えデツキ6もモーア1
0の上下作動に差し支えない範囲で低く設置でき
るものであるが、ミツシヨンケースの入力軸14
がデツキ6上面に突出することになるので、エン
ジンからミツシヨンケース19への伝動系がデツ
キ面に突出することになり、デツキの偏平さを損
う欠点があつた。又、第7図に示すように、ミツ
シヨンケース19をデツキ面から突出させないよ
うに、横長に設置することも考えられるが、この
場合にはモーア10設置空間への突出が大きくな
つて、前後車輪8,9の間隔を広げてモーア10
の設置空間を確保するといつた大幅な設計変更を
要する。
本考案の目的はミツシヨンケースの内部構造を
合理的に設定することによつて、デツキを偏平な
ものにして低く設置し乍ら、モーアの設置スペー
スを十分に確保できるものを提供する点にある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案による特徴構成は横回し伝動機構を介し
て伝動連結された入力回転体を、ミツシヨンケー
ス前部上方に突設された縦向き入力軸に取付け、
この縦向き入力軸と伝動連結された第1伝動軸を
ミツシヨンケース前部に横向きに支承するととも
に、前記第1伝動軸とギヤ伝動された第2伝動軸
を、第1伝動軸の後方で略同一高さ位置に平行に
支承し、更に、前記第2伝動軸とギヤ伝動された
第3伝動軸を、第2伝動軸の略直下方に位置され
るとともに、第3伝動軸とチエーン伝動された後
車軸を、第3伝動軸の後方上方に支承してある点
にあり、その作用効果は次の通りである。
〔作用〕
つまり、第2図に示すようにギヤ伝動される第
1伝動軸14と第2伝動軸20、及び、第3伝動
軸26を略形状に配設することによつて、モー
ア10が上下動しても干渉を避け得るだけのスペ
ースを確保し乍ら、モーア10の上方においても
横向きの第1伝動軸14を配して縦向きの入力軸
7とともに空スペースの有効利用を図る。しか
も、第3伝動軸26に対して後車軸30A,30
Bは後方上方に配設してあるので、減速比の大き
な大型スプロケツト34を取付けてはいても、ミ
ツシヨンケース19上下幅方向での占有長さを第
2伝動軸20と第3伝動軸26の占める長さと略
同じ位におさめることができ、ミツシヨンケース
19全体の上下幅を小さなものに抑えることがで
きる。更に、第2伝動軸20の略直下方に第3伝
動軸26を配し、この第3伝動軸26と後車軸3
0A,30Bをチエーン伝動を行つて減速比を大
きくとり乍らミツシヨンケース19前後方向での
軸間長さを小さくできる。
〔考案の効果〕
従つて、ミツシヨンケースの上下幅を小さく抑
えることによつて、デツキ下方に位置するミツシ
ヨンケースで有り乍ら、設置スペースを余りとら
ず、しかも、モーアに対向する面は略形状に凹
入させることによつて、モーアの作動空間への突
出を抑えている。しかも、第1伝動軸をモーアの
上方に位置させるとともに、後車軸までの第2、
第3伝動軸を凝縮して配置してあるので、前後車
軸間間隔も必要以上に長くとることはない。この
ようなコンパクト化されたミツシヨンケースの入
力軸をデツキ側に突出させてはいるが、横回し伝
動形態をとることによつて、その突出量を抑え、
全体としてフラツトデツキ化を図り乍ら、デツキ
の配置高さを極端に高くなることを抑えている。
〔実施例〕
第3図に示すように、前部エンジン1から左右
扁平なデツキ6下方を通して横回し伝動機構2の
一つであるベルトを張設するとともに、ベルト無
段変速装置3を介してミツシヨンケース19に動
力伝達するようにしてある。前記ミツシヨンケー
ス19には後車軸30が枢支されるとともに、こ
のミツシヨンケース19に枢支された後車輪9と
前車輪8との間にモーア10を配してミツドマウ
ント型のローントラクタを構成してある。
第1図及び第2図に示すように、ミツシヨンケ
ース19構造を詳述する。ミツシヨンケース19
の前部上面に上向き開口の突出ボス19Aを設
け、大小二つのベアリング4,5でこの突出ボス
19A内に縦向入力軸7を枢支してある。この縦
向き入力軸7の上端には入力回転体11の1例と
してのベルトプーリがスプライン嵌着され、ミツ
シヨンケース19内に位置する下端には出力用ベ
ベルギヤ13が一体形成されている。前記入力軸
7の下方には機体横幅方向に沿つた第1伝動軸1
4が支承され、この第1伝動軸14に前記出力用
ベベルギヤ13と常咬式の入力用ベベルギヤ1
5、後進用第1スプロケツト16、前進用変速第
1ギヤ17及び第2ギヤ18を一体回転可能に取
付けてある。第1伝動軸14の後方で同一高さ位
置に平行に第2伝動軸20を支承し、この第2伝
動軸20に前記第1スプロケツト16とチエーン
23伝動された第2スプロケツト21を遊嵌する
とともに、前記第1ギヤ17及び第2ギヤ18と
択一的に咬合離脱自在な第3ギヤ22A及び第4
ギヤ22Bを一体形成したクラツチギヤ22を軸
心方向に摺動可能にスプライン嵌着してある。前
記クラツチギヤ22を摺動させて第1ギヤ17と
咬合させる低速状態と、第2ギヤ18と咬合させ
る高速状態とに切換可能である。又、前記クラツ
チギヤ22には第2スプロケツト21に向けて突
出する係合ピン24が設けられ、第2スプロケツ
ト21側に設けられた係合孔21Aに対してクラ
ツチギヤ22の近接摺動によつて差し込み係入さ
れ、後進状態を現出でき、全体として前進2段後
進1段の変速が可能である。前記第2伝動軸20
の一側端にはブレーキ機構25が設けられてい
る。前記第2伝動軸20の略下方には第3伝動軸
26が支承され、この第3伝動軸26に前記第2
伝動軸20にスプライン嵌着された出力用第5ギ
ヤ27と常咬式の入力用第6ギヤ28が固着され
るとともに、出力用第3スプロケツト29が一体
形成されている。前記第3伝動軸26の後方上方
には後車軸30が支承され、左右に分割された後
車軸部30A,30Bの対向接合部に、デフピニ
オンギヤ31,31とデフサイドギヤ32,32
とを直接枢支したデフケース33が設けられてあ
る。分割構成された前記デフケース33の一方に
は入力用第4スプロケツト34を外嵌し、この第
4スプロケツト34と前記第3スプロケツト29
をチエーン35伝動している。但し、前記左後車
軸部30Aは二つのベアリング36,36で支承
され、右後車軸部30Bは一つのベアリング37
とミツシヨンケース横外側方に設けられたピロー
ブロツク(図外)とで支承され、ミツシヨンケー
ス19ベアリングボス部の集草ダクト(図示せ
ず)設置空間への突出を抑えている。以上のよう
に、第1伝動軸14、第2伝動軸20、第3伝動
軸26の形配置による凹入空間の形成によつ
て、モーア10の配置スペースを稼いでいる。
以上のような構成に対して、ベルト無段変速装
置3の替りに油圧式無段変速装置38を使用した
ものを説明する。第4図及び第5図に示すよう
に、前記縦向き入力軸7と第1伝動軸14の替り
に、新たに第2伝動軸20の上方に上方開放の開
口部39Aを形成したミツシヨンケース39を形
成し、この開口部39A内に第2伝動軸20に固
着したベベルギヤ40と咬合可能な出力用ベベル
ギヤ41を一体形成した縦向き入力軸42をベア
リング支承するとともに、この縦向き入力軸42
の上方突出端にカツプリング43をスプライン外
嵌し、このカツプリング43を介して油圧式無段
変速装置38の下向き出力軸44を伝動連結して
ある。この油圧式無段変速装置38には下向出力
軸44と平行に下向き入力軸45が設けられ、こ
の入力軸45にはエンジン1とベルト伝動可能な
プーリ46が取付けられ、エンジン出力を前後進
方向に無段変速してミツシヨンケース39に伝達
すべく構成してある。このミツシヨンケース39
内構造は第2伝動軸20に対する第3伝動軸26
及び後車軸30の配置構成が前記ミツシヨンケー
ス19内構造と同様であるから、部品の兼用構成
化が可能である。
〔別実施例〕
○イ 横回し伝動機構2としてはチエーン、又は、
紐状のものでもよい。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係るミツドマウント型ローント
ラクタのミツシヨン構造の実施例を示し、第1図
はミツシヨンケース内構造を示す展開断面図、第
2図はミツシヨンとモーアとの配置状態を示す側
面図、第3図はローントラクタの側面図、第4図
は油圧式無段変速装置を用いた場合のミツシヨン
との取付状態を示す側面図、第5図は油圧式無段
変速装置とミツシヨンケースとの取付部の縦断面
図、第6図及び第7図は夫々従来例を示す概略側
面図である。 2……伝動機構、7……入力軸、8……前車
輪、9……後車輪、10……モーア、11……入
力回転体、14……第1伝動軸、19……ミツシ
ヨンケース、20……第2伝動軸、26……第3
伝動軸、30……後車軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前後車輪8,9の間にモーア10を配設すると
    ともに、モーア10の後方に後車軸30を支承し
    たシツシヨンケース19を設けてあるミツドマウ
    ント型ローントラクタのミツシヨン構造におい
    て、横回し伝動機構2を介して伝動連結された入
    力回転体11を、ミツシヨンケース19前部上方
    に突設された縦向き入力軸7に取付け、この縦向
    き入力軸7と伝動連結された第1伝動軸14をミ
    ツシヨンケース19前部に横向きに支承するとと
    もに、前記第1伝動軸14とギヤ伝動された第2
    伝動軸20を、第1伝動軸14の後方で略同一高
    さ位置に平行に支承し、更に、前記第2伝動軸2
    0とギヤ伝動された第3伝動軸26を、第2伝動
    軸20の略直下方に位置させるとともに、第3伝
    動軸26とチエーン伝動された後車軸30を、第
    3伝動軸26の後方上方に支承してあるミツドマ
    ウント型ローントラクタのミツシヨン構造。
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