JPH0752420Y2 - 4輪駆動用トランスファ装置 - Google Patents

4輪駆動用トランスファ装置

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JPH0752420Y2
JPH0752420Y2 JP7791889U JP7791889U JPH0752420Y2 JP H0752420 Y2 JPH0752420 Y2 JP H0752420Y2 JP 7791889 U JP7791889 U JP 7791889U JP 7791889 U JP7791889 U JP 7791889U JP H0752420 Y2 JPH0752420 Y2 JP H0752420Y2
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JP
Japan
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shaft
gear
row
main
main drive
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JP7791889U
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JPH0317420U (ja
Inventor
哲司 大石
Original Assignee
株式会社富士鉄工所
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、4輪駆動用トランスファ装置に関する。
[従来の技術] 従来の4輪駆動用トランスファ装置としては、例えば第
2図〜第5図に示すものがある。
第2図および第3図に示すトランスファ装置において
は、メインドライブギア31を一体に形成したメインドラ
イブシャフト32はベアリング33を介してケース34に支持
され、一方、メインシャフト35はベアリング36,37を介
してケース(図外)に支持されるとともに、その一端は
ニードルベアリング39を介してメインドライブギア31を
支持している。メインドライブギア31は一方のカウンタ
ギア40に、メインシャフト35に回転自在に支持された低
速ギア41は他方のカウンタギア42に噛合している。一方
のカウンタギア40の反力は、メインドライブギア31から
ニードルベアリング39に作用するようになっている。
また、エンジンからの駆動力は、変速機を経て、メイン
ドライブシャフト32に入るが、前記変速機の出力軸32A
もメインドライブシャフト32、ベアリング33,39を介し
てケース34およびメインシャフト35に支持されている。
次に、第4図および第5図に示すトランスファ装置にお
いては、メインドライブギア51を一体に形成したメイン
ドライブシャフト52は、複列のアンギュラベアリング53
を介してケース54に支持され、一方、メインシャフト55
はベアリング56,57を介してケース54,58に支持されると
ともに、その一端はニードルベアリング59を介してメイ
ンドライブギア51を支持している。
また、エンジンからの駆動力を伝える変速機のシャフト
52Aはメインドライブギア51、アンギュラベアリング53
を介してケース54に支持されている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来のトランスファ装置にあ
っては、いずれもベアリングまたはアンギュラベアリン
グが余分に必要であり、軸方向のスペースが大きくなる
ため、コストが上昇するという問題点があった。
本考案は、このような従来の問題点に鑑みてなされたも
のであって、ニードルベアリングを2列に並べることな
どにより、余分なベアリングを廃止して、トランスファ
装置をコンパクト化することができ、コストを低減する
ことができるトランスファ装置を提供することを目的と
している。
[課題を解決するための手段] 前記目的を達成するために、本考案は、メインドライブ
ギアを一体形成したメインドライブシャフトをベアリン
グを介してケースで支持し、メインシャフトの一端をニ
ードルベアリングを介して前記メインドライブシャフト
で支持するとともに、高速−低速切換機構を有し、また
前記メインシャフトと平行にカウンタシャフトを設けた
4輪駆動用トランスファ装置において、前記ニードルベ
アリングを2つの列に配置するとともに1列のニードル
ベアリングと同列上に前記ベアリングを配置し、2列の
ニードルベアリング側のラジアルスキマを1列のニード
ルベアリング側のラジアルスキマより大きくしたもので
ある。
[作用] 本考案においては、ニードルベアリングを2つの列に並
べて、1列のニードルベアリングと同列上にベアリング
を配置し、かつ、2列のニードルベアリング側のラジア
ルスキマを1列のニードルベアリング側のそれより大き
くしたため、カウンタギアの反力は、2列のニードルベ
アリング、1列のニードルベアリング、1列上のベアリ
ングと入り、ラジアルスキマのわずかな差でメインドラ
イブシャフトの傾きを抑えることができ、かつベアリン
グにモーメント力を与えない。
そして、余分なベアリングを廃止しているので、トラン
スファ装置を特に軸方向にコンパクト化することがで
き、コストも低減することができる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す図である。
まず、構成を説明すると、第1図において、1はリヤケ
ース、2はフロントケースである。エンジンからの駆動
力が伝達されるメインドライブシャフト4と、プロペラ
シャフト側へ延びるメインシャフト5とがそれぞれベア
リング3A,3Bによって回転可能に支持されている。メイ
ンドライブシャフト4には、一方のカウンタギア6Aと噛
合するメインドライブギア7が一体に形成され、他方の
カウンタギア6Bは、ニードルベアリングを介してメイン
シャフト5に相対回転自在に装着された低速ギア8と噛
合し、メインドライブシャフト4の回転力がメインドラ
イブギア7とカウンタギア6A,6Bを介して低速ギア8に
伝達される。17はカウンタシャフトであり、カウンタシ
ャフト17にはカウンタギア6A,6Bが一体に形成されてい
る。9はメインシャフト5にスプラインで嵌合されたハ
ブであって、カップリングスリーブ10が摺動自在に噛合
している。
ここで、カップリングスリーブ10がニュートラルの位置
にある場合には、メインシャフト5はメインドライブシ
ャフト4の回転力が伝達されないために回転しない。一
方、カップリングスリーブ10を移動してメインドライブ
ギア7のクラッチギア7Aに噛合させると、メインドライ
ブギア7の回転力がカップリングスリーブ10およびハブ
9を介してメインシャフト5に伝達され、メインシャフ
ト5はメインドライブシャフト4と同一回転する。他
方、カップリングスリーブ10を移動して低速ギア8のク
ラッチギア8Aに噛合させると、メインドライブギア7の
回転力は、カウンタギア6A,6B、低速ギア8、カップリ
ングスリーブ10およびハブ9を介してメインシャフト5
に伝達されるとともに、カウンタギア6A,6Bで設定され
る減速比でもってメインシャフト5が低速に回転され
る。
次に、リヤケース1には、メインシャフト5にスプライ
ンで嵌合されたクラッチギア13と、メインシャフト5に
ニードルベアリングを介して相対回転自在に装着された
スプロケットギア11と、スプロケットギア11に一体に形
成されたハブ11Aに摺動自在に噛合するカップリングス
リーブ12が設けられ、カップリングスリーブ12を移動し
てクラッチギア13に噛合させると、クラッチギア13とス
プロケットギア11が共にメインシャフト5と一体に回転
するようになっている。フロントドライブシャフト14は
4輪駆動走行の場合だけに駆動される前輪に駆動力を伝
達するためのシャフトであって、フロントドライブシャ
フト14に一体に形成されたスプロケットギア15とスプロ
ケットギア11の間にチェーン16が架設されている。
カップリングスリーブ12を移動してクラッチギア13と噛
合させると、メインシャフト5の回転力がクラッチギア
13、カップリングスリーブ12およびハブ11Aを介してス
プロケットギア11に伝達され、これに伴ってチェーン16
およびスプロケットギア15が回転するので、フロントド
ライブシャフト14に連動する前輪と、メインシャフト5
により常時駆動される後輪とに共にエンジンの駆動力が
伝達されることとなって4輪駆動の走行状態となる。一
方、カップリングスリーブ12をクラッチギア13から切り
離すと、スプロケットギア11にエンジンからの駆動力が
伝達されないので、メインシャフト5と常時連動する2
輪のみが駆動されて2輪駆動の走行状態となる。
一方、カウンタシャフト17の軸端には、オイルポンプ18
が装着されている。オイルポンプ18はシャフト19と、イ
ンナーギア20と、アウターギア21とから構成されてい
る。22はオイルポンプ18の入口部であり、入口部22に
は、ケース1,2の底部の油溜り23からオイル通路24を介
してオイルが導入される。25はオイルポンプ18の出口部
であり、オイルポンプ18により圧送されるオイルは出口
部25からオイル通路26を通ってメインシャフト5に形成
されたオイル通路27に供給されるようになっている。
ここで、メインドライブギア7を一体に形成したメイン
ドライブシャフト4はベアリング3Aを介してフロントケ
ース2に支持されている。一方、メインシャフト5はベ
アリング3Bを介してリヤケース1に支持されるととも
に、2つの列に配置したニードルベアリング28,29を介
してメインドライブシャフト4内に支持されている。
ニードルベアリング28の列をA列(1列)、ニードルベ
アリング29の列をB列(2列)とすると、A列と同列上
にベアリング3Aを配置している。
また、メインドライブシャフト4とメインシャフト5の
間隔をC、ニードルベアリング28,29の縦幅をDとする
と、ラジアルスキマはC−Dで示されるが、このラジア
ルスキマを、A列よりB列で大きくなるようにしてい
る。
ただし、ニードルベアリング28,29の縦幅Dは同一であ
る。
次に、作用を説明する。
前述したように、ニードルベアリング28,29を2つの
列、すなわち、A列とB列に並べて、ベアリング3AをA
列と同列上に配置し、かつラジアルスキマをB列>A列
としたため、カウンタギア6Aの反力は、B列→メインシ
ャフト5→A列→ベアリング3Aと入る。したがって、ラ
ジアルスキマのわずかな差でメインドライブシャフト
4、メインドライブギア7の傾きを極力抑制することが
でき、かつベアリング3Aにモーメント力をほとんど与え
ることがない。
また、変速機シャフト4Aの反力も、メインドライブシャ
フト4に入り、B列→メインシャフト5→A列→ベアリ
ング3Aと入る。
こうして、余分なベアリングまたはアンギュラベアリン
グを廃止することができるので、トランスファ装置をコ
ンパクト化(特に軸方向)することができる。
また、コストを低減することができる。
[考案の効果] 以上説明してきたように、メインシャフトの一端を支持
するニードルベアリングを2つの列に配置し、1列のニ
ードルベアリングと同列上にメインドライブギアを一体
に形成したメインドライブシャフトを支持するベアリン
グを配置し、かつ2列のニードルベアリングのラジアル
スキマを1列のニードルベアリングのそれより大きくし
たため、メインドライブシャフトの傾きを抑制すること
ができ、かつベアリングにモーメント力を与えることが
なく、余分なベアリングが廃止されるので、トランスフ
ァ装置をコンパクト化することができ、コストを低減す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、 第2図は従来例を示す部分断面図、 第3図はその概略図、 第4図は他の従来例を示す断面図、 第5図はその概略図である。 図中、 1…リヤケース、2…フロントケース、3A,3B…ベアリ
ング、4…メインドライブシャフト、4A…変速機シャフ
ト、5…メインシャフト、6A,6B…カウンタギア、7…
メインドライブギア、7A…クラッチギア、8…低速ギ
ア、8A…クラッチギア、9…ハブ、10…カップリングス
リーブ、11…スプロケットギア、11A…ハブ、12…カッ
プリングスリーブ、13…クラッチギア、14…フロントド
ライブシャフト、15…スプロケットギア、16…チェー
ン、17…カウンタシャフト、18…オイルポンプ、19…シ
ャフト、20…インナーギア、21…アウターギア、22…入
口部、23…油溜り、24,26,27…オイル通路、25…出口
部、28,29…ニードルベアリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】メインドライブギアを一体形成したメイン
    ドライブシャフトをベアリングを介してケースで支持
    し、メインシャフトの一端をニードルベアリングを介し
    て前記メインドライブシャフトで支持するとともに、高
    速−低速切換機構を有し、また前記メインシャフトと平
    行にカウンタシャフトを設けた4輪駆動用トランスファ
    装置において、前記ニードルベアリングを2つの列に配
    置するとともに1列のニードルベアリングと同列上に前
    記ベアリングを配置し、2列のニードルベアリング側の
    ラジアルスキマを1列のニードルベアリング側のラジア
    ルスキマより大きくしたことを特徴とする4輪駆動用ト
    ランスファ装置。
JP7791889U 1989-06-30 1989-06-30 4輪駆動用トランスファ装置 Expired - Lifetime JPH0752420Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7791889U JPH0752420Y2 (ja) 1989-06-30 1989-06-30 4輪駆動用トランスファ装置

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JP7791889U JPH0752420Y2 (ja) 1989-06-30 1989-06-30 4輪駆動用トランスファ装置

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Publication Number Publication Date
JPH0317420U JPH0317420U (ja) 1991-02-21
JPH0752420Y2 true JPH0752420Y2 (ja) 1995-11-29

Family

ID=31620734

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7791889U Expired - Lifetime JPH0752420Y2 (ja) 1989-06-30 1989-06-30 4輪駆動用トランスファ装置

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JP (1) JPH0752420Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010187686A (ja) * 2004-04-19 2010-09-02 Watanabe Pipe 変速装置及び変速装置付温室用シート開閉装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010187686A (ja) * 2004-04-19 2010-09-02 Watanabe Pipe 変速装置及び変速装置付温室用シート開閉装置

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JPH0317420U (ja) 1991-02-21

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