JPH04504197A - 複数垂直フォーマット用集中制御システム - Google Patents

複数垂直フォーマット用集中制御システム

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JPH04504197A
JPH04504197A JP2513170A JP51317090A JPH04504197A JP H04504197 A JPH04504197 A JP H04504197A JP 2513170 A JP2513170 A JP 2513170A JP 51317090 A JP51317090 A JP 51317090A JP H04504197 A JPH04504197 A JP H04504197A
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ロドリケス―カバゾス,エンリケ
グライム,グンター
シヨビン,ジヤーク
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トムソン コンシユーマ エレクトロニクス インコーポレイテツド
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 複数垂直フォーマント用集中制御システムこの発明は、一般的に言えば、テレビ ジョン装置における集中制御システムの分野に関し、詳しくは、異なる垂直フォ ーマット、例えば、ラスタの高さが異なる垂直フォーマットで動作し得る集中制 御システムに関する。
集中制御システムはテレビジョン装置が用いている垂直フォーマットにあうもの でなければならない。採用されるべき垂直フォーマットは、テレビジョン装置中 の表示手段のアスペクト比とビデオ源(ビットソース)の画像のアスペクト比の 関数である。画像のアスペクト比は画像の高さに対する画像の幅の相対的な比( 画像の幅:画像の高さ)である。大部分のテレビジョン装置では、表示手段のア スペクト比は4:3である。これは通常の陰極線管の画像表示領域として用いら れる表示手段でも、投射型テレビジョン装置用のスクリー゛ンでも同様である。
同様に、殆どのビデオ源のアスペクト比も4:3である。
このような状況では、単一の標準垂直フォーマットを設けるだけでよい。垂直フ ォーマットに何らの変更も加えられないことが予想される場合には、ある決まっ た集中制御法を構成することができる。
しかし、全てのビデオ源が4=3のアスペクト比のものから得られるとは隔らな い。例えば、映画をテレビジョン信号として再生あるいは伝送する場合には、フ ィルム・フォーマットからビデオテープ・フォーマットに写しかえられる。4: 3のアスペクト比は、殆どのテレビジョン装置が動作し得る唯一のアスペクト比 であるために、上記のような映画をビデオフォーマットに変換する場合、アスペ クト比を4・3に変えるのが普通であった。
この方法に伴う困難さの1つの興味深い例は、16:9のアスペクト比を持つよ うなワイドスクリーン源、例えばシネマスコープである。16:9のアスペクト 比は広いアスペクト比と考えられる。フィルム源をビデオテープに転写する時、 フライングスポット・テレシネ装置のような装置が用いられよう。フライングス ポット・テレシネ装置は4:3のアスペクト比のビューイングウィンドー(ファ インダ)即ちフレームを持っている。通常は、オペレータがウィンドーを前後左 右に動かして、フィルム中の動作の中心を追いかけ、必要な場合にはフィルムの 左右の部分を多少除いてしまう。このようなやり方は、しばしば芸術上の観点か ら見て望ましくない結果を生みだすことがある。クレジットライン(情報等の搗 供者への謝意の文字等)が現れている場合やアクションがフィルム画面の水平方 向の全体にわたって現れているような場合には、結果は満足できないものになる 。フライングスポット技法によって得られる結果を第2a図によって例示する。
第2a図には16:9源からの画像情報が、4:3のアスペクト比のスクリーン を持つテレビジョン装置によって示される画像の右側と左側で失われている。
別の方法では、ワイドスクリーン画像はその水平幅が4:3アスペクト比の左右 限界内におさまるまで縮小することもできる。このようにした場合には、第2b 図に示すように画像の垂直の高さが小さくなってしまう。映像源はその全体が表 示されるが、それが占める部分はテレビジョン装置のスクリーン全体よりも小さ くなってしまう。通常は、上下の周辺領域のスプリアス信号を防止するために、 ハツチングを施して示した領域に対応する画面の上部と下部に黒いバーが伝送さ れる。このフォーマントは「郵便受け」と呼ばれることがある。同時に垂直の高 さを圧縮せずに水平の幅を圧縮すると、表示された画像は歪んでしまい、例えば 、垂直方向に大きく引延ばされてしまう。例えば元の画面にあった円は長軸が垂 直方向に延びる楕円として現れる。
ワイドアスペクト比のビデオ源を表示するために操業されている別の方法は、対 応するワイドアスペクト比のスクリーンを持つテレビジョン装置を提供すること である。この方法は、16:9アスペクト比のビデオ信号を伝送することが可能 であり、また、テレビジョン装置が16:9のアスペクト比のラスタを生成する 偏向システムを備えている場合には良い解決法である。しかしながら、そのよう なビデオ源はまだ少なく、実際、殆どのビデオ源のアスペクト比は4:3である 。4:3のアスペクト比を持つ典型的なオリジナルのビデオ画像は16:9のア スペクト比のスクリーンの全体を占めないことは理解できよう。ブランクの周縁 領域が左右傾倒またはその一方に見られることになる。
4:3のアスペクト比を持つビデオ源は、元の4:3アスペクト比画像の幅がワ イドアスペクト比、例えば16:9、の表示手段の幅に一致するまでラスタを拡 大することによって、ワイドアスペクト比の表示手段を持つテレビジョン装置で 表示することができる。このような垂直フォーマットは垂直過走査(オーバスキ ャン)モードあるいは垂直過走査フォーマットと呼ばれていた。ビデオ源画像の 上下部分に沿ういくらかの情報内容が失われてしまうが、これによって得られる 画像はワイドアスペクト比の表示である。
垂直フォーマットを、高さが異なるフォーマット、例えば上述した垂直過走査モ ードに変更する場合には、集中制御システムに関して特別な問題が生じる。その 問題とは、水平走査線が、それぞれの垂直モード即ちフォーマットに対して、表 示手段に対する異なる垂直位置と一致してしまうということで、垂直モードの1 つにあう集中制御システムは別の垂直モードには適さないし、その逆の場合も同 様である。ある集中制御システムが互いに異なる垂直フォーマットに適合できる ためには、その集中制御システムの動作を変更するために何らかの手段を講じる 必要がある。垂直フォーマットは一般には、ラスタの高さ、即ち垂直方向の拡が りによって相互に区別される。同じビデオ表示手段でも、垂直フォーマットが異 なれば、上下のラスタの範囲も異なる。
例えば、表示スクリーン有効(アクティブな)走査領域は、集中制御の目的で行 と列からなるマトリクスに分割することができる。また、行列の境界線は、網目 格子を形成する。行と列の数、従って、区画の数はある程度任意で、必要とする 補正の所要範囲と得られるラスタに望まれる完全度とによって決まる。工場で、 あるいはサービスマンが整合を行う場合には、緑の寸法形状と赤及び青の直流調 整が最初に成される。その後で、全ての格子点における補正信号の正確な値が、 その点における赤、緑及び青のラスタを重ね合わせることによって決められる。
これらの正確な値は、例えば非揮発性デジタルメモリに記憶され、その特定の装 置についての必要とされる各補正信号に対する整合情報を表わす。
隣接する格子点間に補正信号の滑らかな遷移を与えるためには、垂直水平両方向 に補間を行う必要がある。表示の各区画は、その区画の四隅を規定している4つ の格子点における値によって規定される′。その区画内のすべての点における適 切な補正信号を得るためには、格子点における既知の値から2次元補間をする必 要がある。水平方向の補間は比較的容易に、例えば、補正値の低域通過濾波によ って、行うことができる。この直接的な方法が可能なのは、各水平線が走査され る毎に既知の値が順次環れるからである。例えば、点Aにおけるある補間値から 点Bの水平方向にすぐ隣接する補正値へ滑らかに移行するには、点AとBの間の 格子間隔に等しい期間中、値VAを、ついで同じ期間値Vlを順次出力させる必 要がある。フィルタの応答時間が格子間隔と実質的に等しい限り、補正信号は値 VAから値vllへ滑らかに遷移する。この応答時間は、デジタル−アナログ変 換器の出力におけるフィルタと、集中補正手段、例えば集中補正コイルを駆動す る集中電力増幅器の応答時間とに左右される。
垂直方向の補間は、はるかに難しい。なぜなら、垂直方向に隣接する格子点の既 知の値は各水平線が走査される時、規則的系列をなしていないからである。垂直 補間はこの分野で公知のようにデジタルまたはアナログドメイン(領域)で行わ れる。デジタル集中制御システムは、例えば、ビデオ表示器の1つのチャンネル について集中補正格子を規定する格子座標値を記憶するデジタルメモリと、格子 座標値とこれら格子座標値の中間の値とに応答する集中補正信号発生器と中間値 を決めるアナログ補間回路とを含む。中間値を決めるアナログ補間回路は、例え ば、格子座標値用のデジタル−アナログ変換器と隣接する垂直格子点の値を次々 と補数係数と乗算する手段で構成できる。
デジタルまたはアナログ補間回路を用いたデジタル集中システムは次の米国特許 に開示されている。米国特許第4.401.922号、第4.422.019号 、第4.437.110号、第4、473.844号、第4.549.117号 、第4.553.164号、第4゜635、117号、第4.672.275号 。
複数垂直フォーマットに対して補正を与える必要のある集中制御システムの別の 問題は、第3図と第4図を参照することにより理解できる。第3図と第4図の各 々において、例えば、スクリーン16二9のアスペクト比を有し、このアスペク ト比は典型的なワイドスクリーン映画フォーマットのアスペクト比である。第3 図の第4図の各々において参照番号12で示した濃い黒の実線の長方形は第1の 垂直フォーマットについてのラスタの外周縁を表わす。この第1の垂直フォーマ ットを論議の目的で標準のまたは正常な垂直フォーマットと呼ぶことができる。
第4図で参照番号14で示した黒の点線は、第1の、即ち標準垂直フォーマット より高さが大きいラスタを有する第2の垂直フォーマットの拡張周縁を表わして いる。論議のために、このフォーマットを垂直過走査フォーマットと呼ぶ。垂直 過走査フォーマットのラスタは4:3のアスペクト比を有している。
集中制御信号はビデオ信号源の各水平走査線について生成されねばならない。必 要とされる集中補正は装置自体の関数である。集中補正係数、即ち集中補正値は 、ビデオ源あるいは垂直フォーマットとは関係なしに、スクリーン上の任意の与 えられた点に対して同じでなければならない。この分野で公知の技術によれば、 集中補正信号は各水平走査線について、1番目の水平走査線に対する補正信号が 1番目の水平走査線に一致し、2番目の水平走査線に対する補正信号が2番目の 水平走査線に一致する、・・・・・・というように生成することができる。1番 目の目に見える(以下、可視)水平走査線に対する補正信号は1番目の可視水平 走査線に一致する。第3図において、1番目の可視水平走査線は、ラスタの右側 に沿って番号を付して示した1番目と2番目の水平格子線の間にくる。詳しく説 明すると、1番目の走査線は上の方の点線境界10のすぐ下に生じる。この同じ 水平走査線は、第4図の過走査垂直フォーマットでは1番目と2番目の水平格子 線間の領域がスクリーンの境界10の上側の部分よりもはるかに上にあるために 目には見えない。第4図に示したラスタでは、1番目の可視水平走査線は3番目 と4番目の水平格子線の間、詳しくは、点線で示した境界10の上の部分のすぐ 下に現れる。従って、第3図のラスタの1番目の可視水平走査線に適した集中補 正信号は、第4図のラスタでは、異なる水平走査線に適用しなければならない。
これは、スクリーン上のある与えられた任意の点に対する集中補正値は同じでな ければならないからである。
各交点A%A’ 、B、B’ 、・・・・・・;N、N’;O10′を有する水 平及び垂直格子線によって規定される格子がそれぞれの垂直フォーマットで相互 に一致しないという事実があるために別の問題が生じる。この事実は、垂直方向 に隣接する水平の格子線相互間に同数の水平走査線が存在することによる。各フ ィールド中の伝送された水平走査線の数はビデオ源の関数であって、偏向処理回 路構成の関数ではない。第3図と第4図の両方のラス夕に対する垂直偏向回路構 成を同じ伝送源が駆動する限り、第4図に示すラスタの垂直高さがより大きいこ とにより、第4図のラスタについては、水平走査線の相互間隔がより太き(なら ねばならない。あるテレビジョン装置は、例えば、伝送された水平周波数の2倍 、2H,での順次走査の機能を備えている。各垂直フォーマットで2H走査が用 いられると、IHシステムの場合よりも走査線の数は多いが、水平走査線相互間 の間隔は過走査モードより大きくなる。
従って、水平格子線は同じでも垂直高さが大きい集中補正格子では、水平走査線 相互間の間隔が大きくなる。
この因子は水平及び垂直格子線の交点に相当する既知の補正値相互間の中間集中 補正値を生成するために用いられる補間回路の動作に関係してくる。このことは 、精巧な集中制御システムをより全体的に考察することにより理解できる。
ある種のテレビジョン装置は、たとえ垂直フォーマットが決まったものであって も、精巧な集中制御システムを必要とする。例えば、投射型テレビジョン装置は 、それぞれ赤、青、緑のラスタを投射する3本の投射陰極線管を含んでいる。各 ビデオ投射管によって投射された画像は互いに適切に整合せねばならない。3本 の陰極線管の全てについて実質的に正しいラスタを得るために必要な補正を行う ためにアナログ波形が用いられてきた。通常は、従来のアナログ波形発生器はラ スタの一次不整は補正するが、そのような装置で通常見られるもっと複雑な歪み は補正できない。
より複雑な補正信号発生するために、デジタル集中補正システムが開発されてい る。このようなシステムのある種のものでは、非常に広い格子の、各水平走査線 に沿って決められた出来る限り多くの点の各々について、デジタル補正値が記憶 される。この方法は最高の補正を与えることができるが、実施するのは困難で費 用がかかる。
このようなシステムの別のものでは、もっと少ない数の補正値が記憶される、デ ジタル補間回路が既知の値に基づいて中間の値を決定する。デジタル補間器は良 好な結果をもたらすが、やはり実施するには費用がかかる。多くの場合、ある構 成要素、例えばデジタル−アナログ変換器について、所要の解像度を得るに必要 な最少ビット要件のために、デジタル補間器を集積回路として実施することが妨 げられる。システムの第3の種類のものにおいては、より少ない数の補正値がデ ジタル的に記憶され、補間はアナログ領域で行われる。このような回路は、より 低価格で充分な精度と解像度を与えることができるので、有用であることがわか った。
さらに、走査周波数、例えば、2Hの順次走査周波数は全ての国において、また 、全てのテレビジタン装置において同じであるわけではないという事実も考慮し なければならない。あるテレビジョン装置は1またはそれ以上の垂直周波数、例 えば50Hz、 100 H2,60)IZ及び120 H2で動作できる。こ れらの周波数は、ヨーロッパや米国における主要電源周波数、即ち、50)1z と60Hzに基づく走査周波数に対応する。50Hzの非飛越2H走査によって 、1フイールド当たり625本の水平走査線が生成される。60Hzの非飛越2 H走査では1フイールド当たり525本の水平走査線が生じる100 Hzの飛 越2H走査では1フイールド当たり312.5本の水平走査線が、また、120  Hzの飛越2H走査では1フイールド当たり262.5本の水平走査線が生成 される。このことは、各垂直フォーマント、例えば、通常の垂直フォーマットに も過走査フォーマットにもあてはまる。
互いに異なる垂直フォーマットでも動作する集中制御システムを提供することが この発明の一態様である。この発明のこの態様によれば、それぞれ異なる垂直高 さを持つラスタを有する複数の垂直モードで動作し得る垂直偏向回路用の集中制 御システムは、使用可能な垂直モードの1つにおける動作を開始させるための選 択器と、この選択器に応答して集中補正信号を発生する回路とを含んでいる。補 正信号は、既知の集中補正値から、及び既知の値の補間によって生成される。集 中補正はデジタル回路によって記憶し、順次規則的に処理され、補間はアナログ 回路によって行うようにすることができる。この発明の1つの態様によれば、直 接見る陰極線管の表示領域か、あるいは、投射型テレビジョン装置のスクリーン に表示されたビデオ表示はほぼ16:9のアスペクト比を持つようにできる。別 の垂直フォーマットはほぼ4:3のアスペクト比を持つものとすることができる 。
この発明の一態様による集中補正信号を発生する回路は、異なる垂直モード、即 ちフォーマット、例えば、通常モードと過走査モードに対する選択可能な補正信 号のセットを発生するための、集中補正値からなる異なるセット用のデジタルデ ータ記憶装置を含むものとすることができる。これらの集中補正値のセットは水 平走査線と実質的に平行な格子線の異なるセットを規定する。格子線の隣接する ものは、異なる垂直フォーマットでは異なる間隔で相互に隔てられている。隣接 する水平格子線間の間隔は、垂直高さが大きいラスタを持つ垂直フォーマットは ど大きくなっている。
この発明の別の態様によれば、異なる水平走査周波数で、各垂直モードについて 、飛越し及び非飛越し形で動作し得る補間回路を有する集中制御システムが提供 される。発明のこの態様によれば、既知の集中補正値を処理する補間回路は水平 偏向回路に応答する。補間間隔は水平走査周波数に応じて調整できる。補間間隔 の数は各フィールド中の水平走査線の数に合うようになっている。
発明のこの態様による1つの実施例においては、補間回路は、各水平走査周波数 に対する選択可能な基準入力信号を有するデジタル−アナログ変換器と、デジタ ル−アナログ変換器を変調し、各垂直モード即ちフォーマットに対する補正波形 の周期を調整するために選択可能とされた最大計数値を有するアップ/ダウンカ ウンタとを持ったものとすることができる。発明のこの態様による別の実施例に おいては、補間回路は、固定基準入力を有するデジタル−アナログ変換器と、こ のデジタル−アナログ変換器を変調し、各垂直モード即ちフォーマットに対して 周期を調整するための選択可能なステップを有する可変ステップカウンタとを有 するものとすることができる。
図において、 第1図、第2a図および第2b図は、異なるアスペクト比のビデオ表示スクリー ンとビデ源との相対的な寸法を示す。
第3図は、16:9のアスペクト比のスクリーン上に表示された16:9のアス ペクト比のビデオ源のための集中補正格子を規定するマトリクスを示す。
第4図は、垂直方向に過走査された表示モードによって16:9のアスペクト比 のスクリーン上に表示された4:3アスペクト比のビデオ源に対する集中補正格 子を規定するマトリクスを示す。
第5図は、異なる垂直高さを持つラスタを発生させるための回路のブロック図で ある。
第6図は、異なる垂直高さのラスタに対する垂直偏向電流の差を線図で示す。
第7図は、この発明による集中制御システムのブロック図である。
第8図は、第7図によるデジタル集中制御システム中の単一のチャンネルに対す る補間回路の詳細を含むブロック図である。
第9a図と第9b図は、第8図に示した乗算式デジタル−アナログ変換器のため の変調波形を示す。
第10a図は、固定水平偏向周波数用の、第9a図と第9b図に示した変調波形 を発生する回路のブロック図である。
第10b図は、第10a図に示す回路のためのクロック計数図である。
第11図は、複数の水平偏向周波数のための変調波形を発生する回路のブロック 図である。
第12a図は、複数の水平偏向周波数のための変調波形を発生する別の回路のブ ロック図である。
第12b図は、第10a図に示す回路のクロック計数図である。
第13図は、第3図に示すマトリクスの一部の拡大図である。
第14a図乃至第14f図は、第8図に示した集中制御システムの動作のための タイミング信号を示す。
第15図は、複数の集中補正信号を発生するための複数のチャンネルを有する集 中制御システムのブロック図である。
ラスタ18の走査領域を第3図に示す。この走査領域は、マトリクスを形成する 複数の区画あるいはブロック、例えば、30.32等によって規定されている。
ラスタ20の走査領域が第4図に示されており、この領域はブロック、例えば、 30’ 、32’等により規定されたマトリクスを含んでいる。領域または部分 22.22′を規定している各マトリクスの最上部の行は、垂直リトレースに必 要な時間、60Hzの2H順次走査信号ではほぼ825μ秒、を表わす。
領域または部分24.24′を規定している左端の3列は各水平リトレースに必 要な時間、これは同じ2H信号に対しては約10μ秒である、を表わす。それぞ れ垂直及び水平リトレース時間を表わしている領域または22.22′及び24 .24′は非有効(アクティブでない)を走査領域である。残りの領域または部 分26.26′が有効走査領域である。有効走査領域26と格子の大きさは、例 えば、投射型テレビジョン装置の投射スクリーンあるいは直接観察型テレビジョ ンの陰極線管の画像表示部分の外周1oよりもいくらか大きい。有効走査領域2 6′と格子は、外周縁lOによって規定される表示領域よりかなり大きい。上部 ビンクッションは、補正を行わなければ、1番目の水平走査線でもその中央部が 下方に湾曲して表示の可視部分に入り込んでしまうほどひどいこともある。従う で、それが見えることを予定していない水平走査線であっても、全ての水平走査 線について集中補正を施さねばならない。
あるいは、これにかえて、目に見えない水平走査線は、集中歪みを補正しないの であれば、消去(ブランク)してもよい。
有効走査領域26.26′の各々は12行16列のマトリクスにより規定されて おり、これらの行と列は13本の水平格子線と17本の垂直格子線とを規定して いる。これらの線には対応する番号が付されている。隣接する垂直格子線間の水 平走査時間は約1.68μ秒である。各行を横断するのに必要な水平走査線の数 、即ち、隣接する垂直格子点間の距離は、走査周波数とフレームが飛越しか非飛 越しかによって決まる。図示の格子で、2H走査周波数の場合、50Hzの非飛 越し走査では1行当たり48本の線、60Hzの非飛越し走査では1行当たり4 0本、100 H2の飛越し走査では1行当たり24本、120 Hzの飛越し 走査では1行当たり20本の線となる。
水平走査線の間隔は、過走査モードでは、同数の走査線でより大きな垂直寸法を 横断しなければならないために、大きくなる。第5図において、垂直偏向回路2 は垂直周波数信号f、に同期した垂直偏向電流!、を発生する。垂直偏向回路2 はモード選択器4に応答する。このモード選択器4は、各々が異なる垂直高さの ラスタによって特徴付けられるような複数の垂直モード即ちフォーマットの1つ を特定する命令情報を垂直偏向回路に供給する。モード選択器4は、例えばボタ ン6によって生成されるようなモード選択信号に応答するようにしてもよい。図 示したように、ボタン6は通常モードと過走査モードを起動するために選択的に 押される。通常モードは実行されない動作モードとして働かせることができ、そ の場合には、ボタン6は通常モード以外のモードを開始させるために用いられる 。
第6図に実線で示した信号は通常の垂直偏向電流■。
を表わしている。最大及び最小値は、それぞれ+1と−1に等しい任意の単位で 示されている。周期は各垂直フィールドT、の時間に対応する。通常の電ff1 1.は纂3図に示すラスタに用いられる。通常の電流からの点線で示した延長線 によって示されている過走査の電流は第4図に示すラスタに用いられる。第4図 のラスタは第3図のラスタよりも垂直の寸法か4/3倍である。従って、最大及 び最小値は、それぞれ、約+1.33と−1,33である。
垂直周期はビデオ源の関数値であるから、周期T、は両方の信号で同じである。
参照番号30と32は第3図の2つのブロック即ち区画を示す。ブロック即ち区 画30は格子交点A、B、G及びHによって規定されている。ブロック即ち区画 32は格子交点B、C%H及びIによって周縁限定されている。第4図において は、ブロック即ち区画30’は格子交点A′、B’ 、G’及びH′によって規 定されており、ブロック即ち区画32′は格子交点B’ 、C’ 、H’及びi ′によって限定されている。ブロック即ち区画30と32は第13図に拡大して 示されている。
標準的な(XSY)座標系で説明すると、格子点Aは座標(1,l)にあり、格 子点Bは座標(1,2)、格子点Cは座ts(1,3)、格子点Gは座標(2、 l)、格子点Hは(2,2)、格子点Iは座標(2,3)にある。格子点が一致 しないから各補正値は異なるが、同じことが格子点(A’ 、B’ 、G’ 、 H’ )についても言える。
各格子点における補正信号の正確な値は、その点で赤、緑及び青うスクを重畳さ せることによってめられる。
これらの正確な値は各チャンネルに対する不揮発性メモリに記憶され、その特定 のテレビジョン装置に対する集中整合情報を表わす。例えば、デジタル記憶を対 応マトリクスとして考える場合は、格子補正値は特定した格子点の座標の関数と なる。即ち、チャンネルの1つにおける格子点Aに対する集中補正値は座標(1 ,1)の関数、即ち、補正値VA−f (1,l)となる。同様に、補正値Vs ”f(2、l)、補正値Vc−f(2、l)、補正値VH−f(2,2)となる 。
隣接する格子点間の補正信号に滑らかな遷移を与えるためには、垂直及び水平の 両方向に補間を行う必要がある。Va 、Vm 、Va及びvNで表わされる格 子点の値は整合中に決められた正確な所要値である。そのブロック即ち区画中の 全ての点における補正信号を得るためには、これらの既知の値から、2次元補間 を行わなければならない。既知の値Vm、Vt及びVuは、正しく格子線と一致 しない水平走査線Xの一部である。
水平方向の補間は補正値を低域通過濾波することによって行うことができるが、 これは、既知の集中値が各水平走査線が進むにつれて順次規則的に現れるためで ある。
格子値VAから格子値Vsへの移行を滑らかにするためには、格子間隔に等しい 時間、例えば、約1.68μ秒の間に値vAを、ついで、同じ時間中に値v3を 順次出力させることのみが必要である。フィルタ応答時間が格子間隔に等しけれ ば、補正信号は値VAから値V、へ滑らかに遷移する。この応答時間は、デジタ ル−アナログ変換器の出力におけるフィルタと集中電力増幅器の応答によって左 右される。
垂直方向に隣接する格子の座標値は同じ水平走査線中に順次規則的には現れない ので、垂直方向の補間にはより多くの処理が必要となる。例えば、走査線X上の 未知の値Vs、Vuか既知の値、例えば、VA −■++ 、Vc及びVMから められねばならない。値V s 、V uが始めにめることができれば、次に、 これらの値は水平補間のために低域通過濾波処理される。この水平補間により、 補正MV7の他に線分SU上の他の全ての中間値が生成される。
特に第13図を参照して、ブロック即ち区画30と32について必要な補間を考 えてみる。他の線あるいは補間に関係なしに、1番目の水平格子線に沿って走査 するためには、帯域通過フィルタに対し、約1,68μ秒の間隔で順次規則的に 格子点A、B及びCに対する値が供給されねばならない。しかし、中間の線につ いては、ブロックの各行が一組の水平走査線を表わしているので、一度にブロッ クの数行を取扱う補間法が必要となる。第13図に示す補間法は、スクリーンま たは他の表示装置を、1番目の格子線から2番目の格子線の直上の行の終わりま で横断するには、これは全ての隣接水平格子線についてあてはまるが、n本の水 平走査線が必要で有るという事実に基づいている。6′で示した中間の走査線X は第1行、即ち、1番目の組の水平走査線中の第6番目の中間走査線である。中 間走査線6′は図示のように、線部分SUを含む。垂直に隣接する格子点間の遷 移を滑らかにするために、ある1つの既知の格子値に最も近い中間の値に対し、 より高い重み付は係数が適用される。例えば、点Sは点Aから任意の単位で2だ け下にあり、(n−Z)任意単位だけ点Gより上にある。この任意の単位は水平 走査線間の垂直方向の間隔に相当し、この垂直方向の間隔は垂直フォーマット及 びビデオ伝送方式が異なれば変わる。従つて、値V F =+ (n Z )  / n l V A+ (Z /n)Vc o VA =2、V c −1、n =24、Z−6とすると、端数を処理してV * = 1.667となる。この 値はVAとv6の間にあり、点Aと点Sとの間及び点Sと点Gとの間の相対的な 距離に比例する。
ある与えられた垂直モード即ちフォーマットに対する垂直補間は、各中間水平走 査線と垂直格子線との交点についての中間の集中補正値を順次規則的に発生して 処理することと見なすことができる。これらの補正値が適正なタイミングで水平 低域通過濾波回路に適正なシーケンスで加えられると、正確な集中補正信号をリ アルタイムで発生させることができる。
この発明の一態様に従う集中補正システムがブロック図の形で第7図に示されて いる。位相ロックループ(PLL) ・タイミング発生器42には、その入力と して、クロックパルス、垂直同期パルス及び水平同期パルスが供給される。アド レス発生器44はこのPLL・タイミング発生器から制御信号を受取って、出力 として順次規則的なアドレスを発生してデータ記憶装置46に供給する。データ 記憶装置46は既知の集中補正値をデジタル形式で記憶している。この既知の値 は格子点に、即ち、水平垂直格子線の交点における補正値に対応する。データ記 憶装置46は2組の集中補正値、即ち、46Aと46Bとを収容しており、その 各々の組は、異なる垂直モードに、即ち、ある特定の垂直高さを持つラスタに適 応する。データ記憶装置46は単一の記憶媒体として、・各組を最上位アドレス ビットによって互いに区別するようにしてもよい。あるいは、データ記憶装置4 6A、 46Bをモード選択命令信号によって選択される別々の記憶媒体として もよい。いずれにせよ、垂直偏向回路2により実施できる垂直モードの各々に対 してデータ記憶装置が設けられる。補正値補間器・信号発生回路40は、必要と される数mのチャンネルについて、集中補正信号をV outL V out2 、・・・・・・Voutlとして生成する。
適当する既知の補正値を順次規則的に供給し、ついで、これらの値の補間を行う ための第7図に示した回路のより詳細なブロック図を第8図に示す。参照番号4 0で示された部分は複数チャンネルシステム中の単一のチャンネルに対応する。
回路全体の中の全てのチャンネルに共通の部分は、PLL・タイミング発生器4 2とアドレス発生器44を含む。補正値補間器・信号発生器40は、データ記憶 装置、即ち、デジタル集中補正値記憶手段46と、Ll、L2、L3、L4で示 された4つの8ビツトラツチ、及び、その出力の和が演算増幅器60によってめ られる一対の乗算式デジタル−アナログ変換器56と58とを含んでいる。記憶 手段46は少なくとも2つのデータ記憶装置46Aと46Bを含む。第9(a) 図と第9(b)図に示す変調波形はV even及びVoddとして示されてい る。これらの波形は第10図にブロック図の形で示されている回路により生成さ れ、それぞれ乗算式デジタル−アナログ変換器56と58に供給される。この回 路はまた、タイミング・シーケンスを適当に変更すれば、ラッチは3個にして構 成できる。
第8図を参照すると、位相ロックループ・タイミング発生器42にはテレビジョ ン装置の偏向回路から水平及び垂直同期パルス、または、それらに関係付けられ たタイミングパルスが供給される。位相ロックループ・タイミング発生器は、2 H順次走査NTSC標準では約2.4M)Izである、水平周波数の76倍の位 相ロックされたクロック、即ち、線ロックされたクロックを発生する。垂直及び 水平タイミング信号とクロック信号は、アドレス発生器及び乗算式デジタル−ア ナログ変換器用ラッチを動作させるに必要な全てのタイミング信号である。線ロ ッククロックは整合テストパタンを生成するためにも用いることができる。
アドレス発生器44は位相ロックループ・タイミング発生器42から適当なタイ ミングパルスを受け、乗算式デジタル−アナログ変換器にロードされるべき次の 語(ワード)を選択するために必要なアドレスを発生する。このような語の各々 は、デジタル形式で表わされ記憶された、ある特定の格子点に対する集中補正値 に対応する。
各チャンネルに対する語、即ち、補正値はデジタル値記憶手段46に記憶される 。記憶手段46は不揮発性とすることができるが、代わりに、揮発性メモリを用 いることもできる。この場合は、始動中に、装置の別の位置に設けられた不揮発 性記憶手段から揮発性メモリをロードする。
記憶手段46の出力はラッチL1とL2の双方に対する入力として得られる。ラ ッチLlの出力はラッチL3への入力となり、ラッチL3の出力は乗算式デジタ ル−アナログ変換器56の変換入力への入力となる。ラッチL2の出力はラッチ L4への入力であり、ラッチL4の出力は乗算式デジタル−アナログ変換器5B の変換入力となっている。これらのラッチは、乗算式デジタル−アナログ変換器 に対するその時の値と次の値とを記憶するために用いられている。ラッチL1と L2は次の2つの値が順次規則的にロードされ、ラッチL3とL4は、乗算式デ ジタル−アナログ変換器出力を更新する時がくると、同時にロードされる。
第14a図乃至第14f図に示すタイミング図は時間目盛りに関しては、第6図 に示す垂直格子線相互間の水平方向の距離に対応している。アドレス発生器に応 答して記憶手段からラッチに供給される値のシーケンスはAGBHCIである。
第14a図におけるクロックパルス1に開始点では、ラッチLlは点Aについて の補正値を、ラッチL2は点Gについての補正値を、ラッチL3は点Aについて の補正値を、ラッチL4は点Gについての補正値をそれぞれ含んでいる。従って 、乗算式デジタル−アナログ変換器56は点Aのデジタル値をアナログ形式に変 換し、そのアナログ値にライン79上のV even変調波形の振幅を乗じる。
第13図に示すブロックの行について言えば、この振幅は1である。同様に、点 Gに対する補正値は乗算式デジタル−アナログ変換器58によってアナログ形式 に変換され、ついで、ライン77のV odd変調波形の値が乗じられる。第1 3図に示す行については、この値は0である。
第14b図に示すラッチLlイネーブルパルスLI ENはクロックパルスの終 わりで発生し、点Bに対する補正値をラッチL1にロードする。第14c図に示 すラッチ上2イネーブルパルスL2 ENは、クロックパルス3の終わりで発生 し、点Hの補正値をラッチL2にロードする。第14d図に示すラッチL3、L 4イネーブルパルスL3、L4 ENはクロックパルス4の終わりで発生して、 点Bの補正値をラッチL3に点Hの補正値をランチL4にロードする。クロック パルス5〜8の間においても同様のプロセスがあって、これにより、クロックパ ルス8の終わりにおいて、点Cについての補正値がラッチL3に、また、点lに ついての補正値がラッチL4に記憶される。点AとGに対する補正値はそれぞれ ラッチL3とL4に、1番目と2番目の垂直格子線間の約1.68μ秒に相当す る4クロック周期の間、保持されることがわかる。即ち、水平走査線が1番目の 水平格子線に沿って左から右に進むので、点AとGに対する補正値は、走査線が 1番目と2番目の垂直格子線の間にある時に、乗算式デジタル−アナログ変換器 によって処理される。点BとHについての補正値は、水平走査゛が2番目の垂直 格子線から3番目の垂直格子線に進む間に、乗算式デジタル−アナログ変換器に よって処理される。点Cとlに対する補正値は、水平走査が3番目の垂直格子線 から4番目の垂直格子線に進む間に、乗算式デジタル−アナログ変換器によって 処理される。第14f図は、6番目(6′)の中間走査線Xに対するヨーク電流 と出力電圧とを示す。
この電流及び電圧波形は全ての水平走査線に対する例示的なものである。出力電 圧はステップ状に変化する。ヨーク電流は、低域通過濾波の結果、既知の値から 既知の値へ滑らかに移行する。
あるいは、ラッチL2及びL4のいずれかを省略することができる。ラッチL2 を省略する場合は、L3、L4 ENはクロックパルス3の後で生じ、v詐をラ ッチL1からラッチL3へ、vI+をラッチL4へ移動させる。
L2 EN信号は不要である。第3図に示した第4のラッチは説明を容易にする ために含まれている。
第9a図と、第9b図に示す変調波形は、その時の水平走査線の上下の水平格子 線に対するその時の走査線の位置の目安を与える。これらの変調波形は相補的な もの、即ち、互いに位相がずれており、一方のピークが時間的に他方の0に一致 し、その逆も同様である。これら変調波形の和は常に一定である。さらに、2つ の変調波形のそれぞれの0とピークは、水平格子線上にくる水平走査線と常に一 致する。この相対的なタイミングによって、例えば、2番目の水平格子線に一致 する水平走査線に対して、vGに対する重み係数が1となり、3番目の水平格子 線上のVMに対する重み係数が0となる。変調波形は全体として三角波として示 されるが、実際は、拡大して見ると明らかであるが、本質的に段階状である。こ のような構成により、各ブロック行中の各水平走査線に対し、水平方向に隣接す る格子点に適用される相対的重み係数が等しくされる。あるいは、変調波形は全 体として鋸歯状とすることができるが、その場合、各鋸歯状パルスの後縁は、各 水平リトレース中に、急峻に立上がるかまたは立下がるようにされる。このよう な変調波形は、アドレス制御とタイミングについてより複雑な問題を生じさせる 。三角波形としての波形V oddは、各走査線に関して、奇数番目の水平格子 線に一致するピーク振幅を持つという利点がある。逆に、三角波形としての波形 v evenは各走査線について、偶数番目の水平格子線に一致するピーク振幅 を持つ。同様に、波形voddとV evenは、走査線について、それぞれ偶 数及び奇数番目の水平格子線に一致して0振幅を持つ。従って、偶数番目の水平 格子線上の値が常に波形V evenによって変調されて乗算式デジタル−アナ ログ変換器56に供給される。奇数番目の水平格子線上の値が、V oddによ って変調されて常に乗算式デジタルーアナログ変換器58に供給される。
この発明の一態様によれば、各変調波形は水平格子線間の水平走査線の数に関係 付けられた周期を持っている。
この周期は2nで、nは各行中の走査線の数である。さらに、各補正値は乗算式 デジタル−アナログ変換器の1つのみに供給される。2n走査線の周期を持つ変 調波形を用いることにより、それぞれの水平格子線上の値は、連続する行の上と 下の境界として順次処理される。デジタルアドレスの発生とタイミングの問題は 、走査線の各行についての上と下の既知の値が、各後続走査線行が走査される時 に乗算式デジタル−アナログ変換器に供給されるようにすれば、大幅に減少する 。
第9a図と第9b図に示す変調波形で固定周期を有するものを発生する回路70 が第10a図に示されている。アップ/ダウンカウンタ72に水平及び垂直同期 パルス、または、それに関係付けられたタイミングパルスが供給される。カウン タ72は、そのクロックとして水平線リトレースパルスを用いて、Oから20ま で(例えば、120 Hzの2H飛越走査に対する1行当たりの20本の走査線 )連続して計数し、ついで20から0まで計数する。この回路の計数図が第1O b図に示されている。計数値0はGLIで示した水平格子線に対応する。計数値 19は次の格子線の直前である。計数値20は次の水平格子線GL1+1に対応 する。次の計数値Oは次の水平格子線GL1+2に対応する。この後の走査線の 行に対する計数は0から19.20から1.0から19.20から1等と続く。
垂直リトレースパルスはカウンタをリセットして、生成された波形を垂直偏向回 路にロックする。デジタル数はデジタル−アナログ変換器74によってアナログ 形式に変換される。増幅器76は端子77に出力として波形V oddを供給す る。差増幅器78は、デジタル−アナログ変換器の出力を一定の基準から減算す ることにより、端子79に相補的な波形v evenを生成する。上記の一定の 基準はデジタル−アナログ変換器の最大出力にセットされねばならない。
選択可能な周期を持った変調波形が、この発明の一態様に従って、異なる垂直フ ォーマットに適当する集中補正波形を発生するために供給される。このような波 形を発生させるための回路を作るに当たって、波形の最大値が一定していること 及びこの一定値がスクリーンまたは表示領域上の固定位置で生じることが重要で ある。これを実現するための2つの回路が第11図と第12図に示されている。
選択される垂直フォーマットに対応して、選択可能な周期を持つ変調波形を発生 する回路80が第11図に示されている。6ビツト・アップ/ダウンカウンタ8 4には水平及び垂直同期パルスまたはこれらのパルスに関係付けられたタイミン グ信号が供給される。カウンタ84は、水平タイミング信号、例えば、水平同期 パルスによって増加させられ、減少させられる。垂直タイミング信号、例えば、 垂直同期またはりトレースパルスがカウンタをリセットして、生成された波形を 垂直偏向回路にロックする。
カウンタ84はOから、選択された垂直フォーマットによって決まる複数の選択 可能な数の1つまで、ついで、この数からOまで連続して計数する。図示の回路 について言えば、最大計数値は、120 Hz (1行当たり20本の線)では 20.100 Hz (1行当たり24本の線)では24.60)1z(1行当 たり40本の線)では40.50Hz (1行当たり48本の線)では48であ る。選択可能な数は最大計数値回路86から供給される。最大計数値が20の場 合は、クロック計数図は第10b図と同じである。段階(ステップ)の数は最大 計数値が高くなれば、それに伴って増加する。
カウンタ84の出力は6ビツト・デジタル−アナログ変換器82によってデジタ ル形式からアナログ形式に変換される。デジタル−アナログ変換器に対する基準 値1 refも、選択された垂直フォーマットに対応する選択可能な複数の値の 1つである。この基準値は電流源回路88によって供給される。電流源回路88 と最大計数値回路86は水平偏向周波数モード選択器90に応答する。前述した 相補波形を発生するために、デジタル−アナログ変換器102の出力に演算増幅 器76と78が結合されている。
最大計数値回路86は波形中のステップの数を決める。
各水平走査線に対して1ステツプが与えられる。電流源回路88はステップの高 さを決める。電流は、電流レベルをシステムで使用される集積回路の能力に合わ せるための任意の定数Kに関して測定される。図示の回路では、120 Hzで はにμA、100Hzでは20K / 24 u A 、 60)1zでは20 K / 40 u A 、 50Hzでは20に/48μAである。
選択される垂直フォーマットに対応する選択可能な周期を持った変調波形を生成 するための別の回路100が第12a図に示されている。8ビツト・可変ステッ プアップ/ダウンカウンタ104には、水平及び垂直同期パルスまたはこれに関 係付けられたタイミング信号が供給される。
カウンタ104は水平タイミング信号によって増減され、垂直タイミング信号に よって垂直偏向回路にロックされる。カウンタ104は0から239まで(24 0カウント)、ついで再び0まで連続的に計数する。最大計数値が最大計数値回 路110によって決められる。計数値は、用い得る選択可能な垂直モードに必要 な可変ステップの公倍数として選択される。図示したように、ステップ選択回路 106が、5カウント(1行当たり48本の線)、6カウント(1行当たり40 本の線) 、10カウント(1行当たり24本の線)、及び12カウント(1行 当たり20本の線)からなる選択可能なステップを提供する。この回路の計数図 を第12b図に示すが、Δは選択可能なステップの大きさに対応する。カウンタ は、相連続する走査線の行に対して、0から239.240から1.0から23 9.240から1゜等と計数する。ステップ選択器回路106は垂直偏向周波数 モード選択器回路108に応答する。カウンタ104の出力は8ビツト・デジタ ル−アナログ変換器102によってアナログ形式に変換される。この場合、デジ タル−アナログ変換器には固定基準値が与えられる。この点において、第12a 図の回路の方が実施しやすい。デジタル−アナログ変換器102の出力は演算増 幅器76と78によって処理されて、前述した相補波形が得られる。
この発明の一態様に従う投射型テレビジョン装置用の集中制御システムが第15 図にブロック図として、全体を参照番号96で示す。6つの処理チャンネルが必 要とされ、6個の集中補正信号が必要となる。集中補正信号は、青の水平BH1 青の垂直BV、赤水平RH,赤垂直RV、緑水平GH,緑垂直GVに関して生成 されねばならない。
補正信号/補間器回路40が6つのチャンネルの各々に対して設けられねばなら ない。各チャンネルは、そのチャンネル用のデータ記憶装置、即ち、補正値記憶 手段46を含んでいる。各記憶手段は、少なくとも2つの垂直フォーマットのた めにデータ記憶装置46Aと46Bとを含んでいる。垂直フォーマットが追加さ れれば、別のデータ記憶装置が設けられる。各データ記憶装置は、各チャンネル 及び各垂直フォーマットについて特別にプログラムされた一組の集中補正値を有 している。前述したように、利用可能な各垂直フォーマットに対し、複数の走査 周波数が可能である。チャンネルプロセッサの各々は並列に動作して、各水平走 査線に対する集中補正波形をリアルタイムで生成する。
6つの処理チャンネルは全て、1つの変調波形信号発生器80または100、位 相ロックループ・タイミング発生器42、及び1つのアドレス発生器44に応答 して動作する。
ライン1−61〜6−61に現れる各チャンネルの出力信号が集中出力増幅器回 路98への入力となっている。回路98中の増幅器は、青水平BH,青垂直BV 、赤水平RH1赤垂直RV、緑水平GH及び緑垂直GVのそれぞれに対する集中 コイルを駆動する。第15図から、この発明のこの態様に従う集中制御システム は、唯一の垂直フォーマットに用いるシステムに対して、最小限のハードウェハ の付加により実施できることがわかる。
FIG、I FIG、 2 a FIG、2b −〜の賃噴Cトのの8二♀♀ FIG、 5 、 z FIG、 12b 国際調査報告 1+nwv+aeema*−+a*++IIs PCT/US90104764 lMm’wl’@Ml assig…s □ p(:T/υS 9010476 4国際調査報告

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ビデオ信号を表示するための垂直フォーマットであって、異なる垂直フォー マットが異なる垂直高さを持つような複数の垂直フォーマットの1つを選択する 手段(90)を含み、特徴として、 集中補正値の記憶装置(46)から上記ビデオ信号のための集中補正信号を生成 する手段(40)を含み、この生成手段は上記選択手段(90)に応答して、上 記選択された垂直フォーマットのみに適合する集中補正値を生成する、複数の垂 直フォーマットのための集中制御システム。 2.上記補正信号が、上記集中補正値と、上記集中補正値の補間とに従って生成 されることを特徴とする、請求項1のシステム。 3.上記集中補正値がデジタル手段(46、47、48、50、52、54)に よって記憶されかつ順次規則的に処理され、また、上記補間がアナログ手段(5 6、58、60)によって行われることを特徴とする、請求項2のシステム。 4.上記集中補正値の記憶装置が、上記補正信号からなる選択可能な組を生成す るための、上記集中補正値からなる異なる組に対するデータ記憶装置(40)を 含むことを特徴とする、請求項1のシステム。 5.上記集中補正値の組が上記水平走査線に実質的に平行な格子線からなる異な る組を規定し、上記格子線の隣接するものが互いに、上記異なる垂直フォーマッ トに対して異なる間隔で隔てられていることを特徴とする、請求項1のシステム 。 6,上記格子線相互間の間隔が相対的に大きな垂直高さの垂直フォーマットで大 きくされていることを特徴とする、請求項5のシステム。 7.表示手段と、 垂直偏向回路と、 特徴として、 ビデオ信号を表示するための壁面フォーマットであって、異なる壁面フォーマッ トが異なる垂直高さを有するような複数の垂直フォーマットの1つを選択するた めの手段(90)と、 集中補正値の記憶装置(46)から上記水平走査線に対する集中補正信号を生成 する手段(40)であって、上記選択手段(90)に応答して、上記選択された 垂直フォーマットのみに適合する集中補正信号を生成する手段(40)と、 を有する複数の垂直フォーマットのための集中制御システム(96)と、 を含む、テレビジョン装置。 8.上記垂直フォーマットの各々が、上記表示手段の垂直高さに対する垂直ラス タ高さの異なる比を持つことを特徴とする、請求項7の装置。 9,上記垂直フォーマットの1つが約16:9のアスペクト比を持つことを特徴 とする、請求項7のシステム。 10.上記壁面フォーマットの1つが約4:3のアスペクト比を持つことを特徴 とする、請求項7のシステム。 11.上記表示手段が約16:9のアスペクト比を持つことを特徴とする、請求 項7のシステム。 12.上記垂直フォーマットの1つが約4:3のアスペクト比を持つことを特徴 とする、請求項11のシステム。 13.広いアスペクト比のビデオ表示手段と、上記表示手段に適合する水平偏向 を与える手段と、特徴として、 異なるアスペクト比を有する異なるビデオ源からの画像を表示するに適した複数 の選択可能な垂直偏向フォーマットの任意の1つに従って垂直偏向を行わせる手 段とを有し、上記偏向可能な垂直直向フォーマットにより、上記画像のアスペク ト比歪みとクロッピングの相対的な量が異なる、テレビジョン装置。 14.上記垂直フォーマットの1つが表示された上記画像に実質的にいかなるア スペクト比歪みを与えないものであることを特徴とする、請求項13の装置。 15.上記垂直フォーマットの1つが表示された上記画像に実質的にいかなるク ロッピングも与えないものであることを特徴とする、請求項13の装置。 16.上記表示された画像のアスペクト比歪みとクロッピングの上記相対的な量 が実質的に逆比例関係にあることを特徴とする、請求項13の装置。 17.上記垂直フォーマットの1つが、上記画像が郵便受け形フォーマットで伝 送される時、表示された上記画像に対して実質的にいかなるアスペクト比歪みも クロッピングも与えないものであることを特徴とする、請求項13の装置。 18.上記ビデオ表示手段が約16:9のアスペクト比を持っていることを特徴 とする、請求項13の装置。 19.広いアスペクト比のビデオ表示手段と、特徴として、 上記表示手段に適合する共通の水平走査幅とそれぞれ正規の垂直高さと過走査垂 直高さとを有する第1と第2の選択可能なラスタを発生する偏向手段(2)と、 それぞれ広いアスペクト比のビデオ源と通常のアスペクト比のビデオ源とからの 画像を表示するために、上記第1と第2のラスタの一方を選択する手段(4)と を含み、上記広いアスペクト比のビデオ源からの画像が実質的にクロッピングを 受けず、また、上記通常のアスペクト比のビデオ源からの画像が拡大されクロッ ピングされる、テレビジョン装置。 20.上記通常アスペクト比ビデオ源からの上記画像の上記クロッピングされた 部分が郵便受け形フォーマット信号の上下周縁に実質的に対応することを特徴と する、請求項19の装置。 21.上記通常アスペクト比ビデオ源からの上記画像が約1/3の率でクロッピ ングされることを特徴とする、請求項19の装置。 22.上記垂直高さが、上記表示手段に適合する垂面高さにほぼ対応する低い方 の値から、この低い方の値の少なくとも約4/3倍の高い方の値までの範囲にわ たることを特徴とする、請求項19の装置。 23.上記通常アスペクト比ビデオ源からの画像を、画像アスペクト比歪みとク ロッピングの相対的な量が異なる上記複数の画像フォーマットの任意の1つに従 って表示し得ることを特徴とする、請求項19の装置。 24.広いアスペクト比を持つビデオ表示手段と、上記表示手段上に複数の面像 フォーマットを発生させる手段とを有し、 特徴として、上記画像フォーマットは上記表示手段に適合する共通の水平幅と、 互いに異なる垂直高さを有し、さらに、 広いアスペクト比のビデオ源と通常のアスペクト比のビデオ源からの画像を表示 するために上記画像フォーマットを選択する手段(4)を含み、上記広いアスペ クト比のビデオ源からの画像が上記フォーマットの1つに従って、実質的にクロ ッピングを受けないものとして表示され、上記通常アスペクト比のビデオ源から の面像が上記フォーマットの別のものに従って拡大されクロッピングを受けて表 示される、テレビジョン装置。 25.上記通常アスペクト比ビデオ源からの上記画像の上記クロッピングされた 部分が郵便受け形フォーマット信号の上下周縁に実質的に対応することを特徴と する、請求項24の装置。 26.上記通常アスペクト比のビデオ源からの上記画像が水平及び垂直に約4/ 3倍に拡大され、垂直に約1/3の係数だけクロッピングされることを特徴とす る、請求項24の装置。 27.上記垂直高さが、上記表示手段に適合する垂直高さにほぼ対応する低い方 の値から、この低い方の値の少なくとも約4/3倍の高い方の値までの範囲にわ たることを特徴とする、請求項24の装置。 28.上記通常アスペクト比ビデオ源からの画像を、画像アスペクト比歪みとク ロッピングの相対的な量が異なる上記複数の面像フォーマットの任意の1つに従 って表示し得ることを特徴とする、請求項24の装置。
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