JPH06211388A - テープ巻き取り装置 - Google Patents

テープ巻き取り装置

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JPH06211388A
JPH06211388A JP5005396A JP539693A JPH06211388A JP H06211388 A JPH06211388 A JP H06211388A JP 5005396 A JP5005396 A JP 5005396A JP 539693 A JP539693 A JP 539693A JP H06211388 A JPH06211388 A JP H06211388A
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reel
tape
slide plate
reel shaft
shaft
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JP5005396A
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Takayuki Konyamachi
孝幸 紺屋町
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数のリールにテープを巻き取る装置におい
て、確実にリールをストックできるようにするととも
に、単純な構成としてコンパクト化を図る。 【構成】 複数のリール30…が装填されるリール軸1
06を、テープ搬送機構50によって送られるキャリア
テープ20の送り方向に直交してスライドするスライド
板102上に支持し、リール軸106に装填した各リー
ル30…に対し、スライド板102のスライドさせなが
ら順次キャリアテープ20を巻き取っていき、全てのリ
ール30…がテープ満杯となったら、リール30…をア
ーム112によりリール軸106から払い出して回収で
きる構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば、チップ形電
子部品が多数装填されたいわゆるキャリアテープを、複
数のリールに巻き取り、かつそれらリールを回収可能と
するテープ巻き取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の装置としては、特開昭63ー1
17862号公報の第6図に示されるように、空リール
と満杯リールとがそれぞれ複数装填される挿通棒を、巻
き取り装置に対し一体的にスライドするように設置し、
空リール側の挿通棒からの空リールの取り出しと、テー
プを巻き取ったリールの満杯リール側の挿通棒への装着
とを、真空装置に連結された吸着パッドによってそれぞ
れ行い、かつ各挿通棒を巻き取り装置に対し交互にスラ
イドさせることを繰り返して、最終的に満杯側の挿通棒
に満杯リールをストックするものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記装置では、吸着パ
ッドによってリールを移動させる際に、吸着パッドの機
能が充分に発揮されずにリールが脱落するおそれが想定
されるとともに、巻き取り装置と、空リールおよび満杯
リールをそれぞれストックする装置との2つの装置を要
するので構成の複雑化および装置全体の大型化が懸念さ
れる。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あって、確実に複数のリールをストックできるととも
に、構成が単純で装置のコンパクト化が図られるテープ
巻き取り装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになされたもので、その構成として請求項1で
は、基台に設けられたテープ搬送機構から自身の長手方
向に沿って送られるテープを、このテープの先端が挿入
されて係合される係合溝が形成されたリール芯を有する
複数のリールに順次巻き取り、かつそれらリールを回収
可能とするテープ巻き取り装置であって、前記基台に、
前記テープの搬送方向に直交して設置された略水平なレ
ールに沿ってスライド自在に設けられたスライド板と、
このスライド板を前記レールに沿ってスライドさせるス
ライド板駆動部と、前記スライド板上に、軸方向がスラ
イド板のスライド方向と平行な状態で支持され、複数の
リールが、軸回りに回転不能かつ軸方向に移動可能に並
べられて装填され、その一端側がリールの着脱端とさ
れ、他端側にはリール受けブロックが固定されたリール
軸と、このリール軸を回転させるリール軸駆動部と、前
記スライド板上に、前記リール軸の軸方向と平行に設置
されたガイドに沿って少なくともリール軸の前記着脱端
から前記リール受けブロックに対応する区間にわたりス
ライド自在に設けられたアーム台と、このアーム台をガ
イドに沿ってスライドさせるアーム台駆動部と、前記ア
ーム台に対し、前記ガイドと平行な旋回軸を介して旋回
自在に装着されるとともに、その旋回途中において、そ
の先端が、前記リール軸に装填された複数のリールから
なるリール集合体の両端面に当接可能とされたアームと
を備えることを特徴としている。
【0006】また、請求項2では、前記リール軸に、前
記リール芯の係合溝を、前記搬送機構によって送られて
くる前記テープに向けて位置決めする原点検出機構を設
けたことを特徴としている。
【0007】また、請求項3では、前記リール軸に、前
記搬送機構によって送られてくる前記テープの搬送速度
に応じて、リール軸の回転速度を適宜に調節するリール
軸回転速度調節機構を設けたことを特徴としている。
【0008】また、請求項4では、前記スライド板のス
ライドにともなって移動する前記リール集合体の各リー
ルを、前記テープ搬送機構によって送られてくるキャリ
アテープに対向させるリール位置決め機構を設けたこと
を特徴としている。
【0009】
【作用】本発明によれば、リール軸に着脱端から複数の
リールを装填したら、このリール集合体をリール受けブ
ロックとアームとで挟み、この状態から、各リールに対
し、スライド板のスライドと停止を交互に繰り返して順
次テープを巻き取っていく。全てのリールがテープ満杯
となったら、アーム台をリール受けブロック方向にスラ
イドさせてからリール集合体のリール受けブロック側の
端面にアームを当接させた後、アーム台をリール軸の着
脱端方向にスライドさせる。すると、リールはアームに
押されてリール軸の着脱端から外れ、これによってリー
ルの回収ができる。
【0010】テープを巻き取る前の空のリールと、巻き
取った後の満杯のリールとも、1つのリール軸に装填し
た状態であり、したがって、空の状態から巻き取りまで
リールを脱落させることなく、リール軸に確実にリール
をストックさせておくことができる。また、リール軸が
満杯になったリールをストックする場所になるので、巻
き取り専用の装置とストックする装置との2種類の装置
を必要とせず、したがって、構成が単純になるとともに
装置のコンパクト化が図られる。さらに、リール軸に装
填された全てのリールが満杯になった後は、アームの作
用により、手間を要することなく全てのリールをリール
軸から払い出して回収することができ、非常に便利であ
る。
【0011】また、原点検出機構により、テープ搬送路
から送られてくるテープの先端をリールの係合溝に容易
にかつ確実に挿入・係合させることができる。また、リ
ール軸回転速度検出機構により、リール軸の回転速度す
なわちリールの回転速度をテープの搬送速度とバランス
させることができ、これによってリールで巻き取る前の
キャリアテープにたるみを生じさせて巻き取りのスムー
ズ化が可能となる。
【0012】さらに、リール位置決め機構を設ければ、
スライド板のスライドにともなって移動するリール集合
体の各リールをテープ搬送機構によって送られてくるキ
ャリアテープにそのつど対向させる動作が、自動化され
る。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。図1、図2、図6および図17は、本実施例の
テープ巻き取り装置100の全体あるいはその一部を示
しており、この巻き取り装置100は、基台40に設け
られ後述するテープ挿入ガイド装置10を構成するテー
プ搬送機構50から、自身の長手方向に沿って水平に送
られるキャリアテープ20を、複数のリール30…に巻
き取り、かつそれらリール30…を回収するもので、基
台40に、キャリアテープ20の搬送方向に直交して設
置された水平な一対のレール101に沿ってスライド自
在に設けられたスライド板102と、このスライド板1
02をレール101に沿ってスライドさせるスライド板
駆動モータ(スライド板駆動部)103と、スライド板
102上に、軸方向がスライド板102のスライド方向
と平行な状態で回転自在に支持され、複数のリール30
…が軸回りに回転不能かつ軸方向に移動可能に並べられ
て装填され、その一端側がリールの着脱端104とさ
れ、他端側にはリール受けブロック105が固定された
リール軸106と、このリール軸106を回転させるリ
ール軸駆動モータ(リール駆動部)107と、スライド
板102上に、リール軸106の軸方向と平行に設置さ
れたガイド108に沿ってリール軸106の着脱端10
4からリール受けブロック105に対応する区間をスラ
イド自在に設けられたアーム台109と、このアーム台
109をガイド108に沿ってスライドさせるロッドレ
スシリンダ(アーム台駆動部)110と、アーム台10
9に対し、ガイド108と平行な旋回軸111を介して
旋回自在に装着されるとともに、その旋回途中におい
て、その先端が、リール軸106に装填された複数のリ
ール30…からなるリール集合体30Aの両端面に当接
可能とされたアーム112とを備えている。
【0014】まず先に、キャリアテープ20、リール3
0およびテープ搬送機構50を説明しておく。キャリア
テープ20は、図3に示すように、多数のポケット21
a…が等間隔に並んで形成されるとともに、その幅方向
一端側の縁に、ポケット21aと同ピッチに搬送用孔2
1b…が形成されたキャリアテープ本体21と、ポケッ
ト21aを塞いでキャリアテープ本体21の上面に接着
されるカバーテープ22とから構成され、テープ搬送機
構50の上流側において、キャリアテープ本体21のポ
ケット21a…内にチップ形電子部品等の物品(図示
略)が装填された後、カバーテープ22が接着され、そ
の状態で、テープ搬送機構50により巻き取り装置10
0に向けて搬送される。
【0015】なお、キャリアテープ20の先端側であっ
てリール30への最初の1〜2巻分には、ポケット21
aに物品は装填されず、この空き部分をキャリアテープ
20におけるトレーラ部20aとされる。
【0016】リール30は、図5に示すように、前記リ
ール芯31の両端面に側板33が固定されてキャリアテ
ープ20を巻き取るもので、リール芯31の周部の円周
等分複数箇所(この場合3箇所)に、キャリアテープ2
0の先端が挿入されて係合される係合溝32が形成され
ている。これら係合溝32は、リール芯31の径方向に
所定長さ延びている。リール芯31は発泡スチロール等
ある程度変形可能な材料でできており、係合溝32の厚
さは、キャリアテープ20のそれよりもやや小さめに設
定されている。また、リール芯31の軸芯には、前記リ
ール軸106が挿入されるリール軸挿入孔34が形成さ
れ、さらにこのリール軸挿入孔34から径方向外側に延
びる位置決め溝35が複数形成されている。この場合、
位置決め溝35は円周等分3箇所であって、前記係合溝
32に応じた箇所に形成されている。
【0017】テープ搬送機構50は、図5に示すよう
に、基台40に設置されたテープ搬送路51と、駆動ス
プロケット52とから構成されている。テープ搬送路5
1は、巻き取り装置100に向かって水平に延びる溝状
のレールで、その溝にキャリアテープ20が載せられる
ようになっている。駆動スプロケット52は、基台40
におけるテープ搬送路51の途中に配設されている。こ
の駆動スプロケット52は、周部の複数の歯52aがテ
ープ搬送路51上にあるキャリアテープ20の搬送用孔
21bに同期的に嵌まり込み、図示せぬ駆動装置により
図5の矢印(ロ)方向に回転することにより、キャリア
テープ20をテープ搬送路51に沿って巻き取り装置1
00側に送る。なお、前記係合溝32のうちの1つをテ
ープ搬送路51に平行に向けると、その係合溝32は、
テープ搬送路51上を搬送させられるキャリアテープ2
0の延長線上に一致するよう設定されている。
【0018】さて、前記スライド板102は、図6に示
すように、長手方向一端側に膨出部102aが形成され
た略L字状で、その下面にはスライダ102bが固定さ
れており、長手方向をテープ搬送路51に直交する状態
で、基台40に設置された一対のレール101に対しス
ライダ102bを介して水平に設置され、これらレール
101に沿ってスライドするようになっている。
【0019】スライド板102において、膨出部102
aが形成された側を基部102A、反対側を先端部10
2Bとすると、基部102Aにおける膨出部102aの
上面には、スライド板102のスライド方向に延びるラ
ック113が、その多数の歯を上に向けて固定されてい
る。このラック113には、ピニオン114が噛み合っ
ており、このピニオン114に、軸受け115、タイミ
ングベルト116を介して前記スライド板駆動モータ1
03が連結されている。スライド板駆動モータ103と
軸受け115は、図示は省略しているがブラケット等を
介して基台40に固定されている。そして、スライド板
駆動モータ103が作動すると、ラック113へのピニ
オン114の噛み合いによりスライド板102がスライ
ドするようになっている。
【0020】また、ラック113の隣であって膨出部1
02aの端部には、ラック113と平行に位置検出板1
31が固定されている。この位置検出板113には、リ
ール30の幅の間隔をおいて複数のスリット131aが
形成されており、これらスリット131a…は、前述の
ごとくスライド板102がスライドするにともない、前
記軸受け115に固定された位置確認スイッチ132に
より検出されるとともに、その検出信号は後述する制御
装置(図示略)に送られるようになっている。位置検出
板131および位置確認スイッチ132が、本実施例に
おけるリール位置決め機構131Aとなっている。
【0021】図1および図2に示すように、スライド板
102のほぼ中央には支持台117が固定され、この支
持台117の上に固定された軸受け118に、前記リー
ル軸106が回転自在に支持されている。リール軸10
6はそのほぼ中央が軸受け118に支持されており、こ
こで、軸受け118を境にスライド板102における先
端部102B側を前部106a、反対側を後部106b
とすると、前部106aにおける軸受け118近傍に
は、円盤状の前記リール受けブロック105がリール軸
106に同軸的に固定されている。このリール受けブロ
ック105には、着脱端104からリール軸106には
じめに装填されたリール30の側板が当接するようにな
っている。
【0022】また、このリール受けブロック105から
前部106aの端部にわたる周部には、径方向に突出す
る複数の位置決めリブ119が、長手方向に沿って形成
されている。これら位置決めリブ119は、円周等分3
箇所に形成され、リール30のリール芯31に形成され
た位置決め溝35に挿入可能となっている。そして、各
位置決めリブ119に各位置決め溝35を嵌めることに
より、リール軸106に対し複数のリール30…が、軸
回りに回転不能かつ軸方向に移動可能に並べられて装填
されるようになっている。リール軸106の前部106
a側の端部が、リール30を装填したり抜いたりする前
記着脱端104とされる。つまり、リール軸106の位
置決めリブ119が形成された部分に着脱端104から
複数のリール30が装填されて、複数のリール30から
なる前記リール集合体30Aとなるわけであるが、この
場合、着脱端104がリール集合体30Aから少し突出
する程度の数が、リール軸106に対するリール30の
最大装填数すなわちセット数とされる。
【0023】リール軸106の後部106bにおける軸
受け118の近傍には、トルクリミッタが内蔵されたタ
イミングプーリ120aが同軸的に装着されており、こ
のタイミングプーリ120aに、もう1つのタイミング
プーリ120bおよびタイミングベルト121を介して
前記リール軸駆動モータ107が連結されている。この
リール軸駆動モータ107は、図示せぬステーを介して
スライド板102に固定され、その作動によりリール軸
106ひいてはリール軸106に装填されたリール30
…を、図5において矢印(イ)方向に回転させる。
【0024】スライド板102上であって、前記膨出部
102aとは反対側の幅方向端部側には、リール軸10
6の軸方向と平行に前記ガイド108が設置されている
とともに、このガイド108に沿って前記アーム台10
9がスライド自在にセットされている。このアーム台1
09は、ガイド108に沿って、リール軸106の着脱
端104からリール受けブロック105に対応する区間
をスライドするようになっており、そのスライド動作
は、スライド板102にガイド108と平行に設置され
た前記ロッドレスシリンダ110により行われる。
【0025】アーム台109の上には、従動ギヤ122
が回動自在に装着された軸受け123が、従動ギヤ12
2の回動軸すなわち前記旋回軸111をガイド108と
平行な状態とされて固定されている。旋回軸111は、
軸受け123の従動ギヤ122が配された側とは反対側
の端部から突出しており、その突出端に、前記アーム1
12の一端が固定されている。このアーム112は、旋
回軸111が回動することにより、アーム台109のス
ライド方向に直交する面内に沿って旋回するようになっ
ており、その旋回端部には、前記リール受けブロック1
05の外周に嵌まることが可能な嵌合溝112aが形成
されている。なお、アーム112の旋回は、前記従動ギ
ヤ122に噛み合うギヤ124を有し、図示せぬステー
によりアーム台109に固定されたロータリアクチュエ
ータ125によりなされる。
【0026】アーム112の嵌合溝112aをリール受
けブロック105の外周に嵌合するには、リール軸10
6に装填されたリール30…に干渉しない位置にアーム
112を位置させてから、アーム112がリール受けブ
ロック105に対応する位置まで、アーム台109をス
ライド板102の基部102A側にスライドさせ、その
時点で、アーム112をリール受けブロック105側に
倒せばよい。この状態から、アーム台109をスライド
板102の先端部102B側にスライドさせると、リー
ル集合体30Aの一方の端面、すなわちリール受けブロ
ック105に当接するリール30の側板33に当接す
る。
【0027】また、上記状態を解除し、アーム112が
リール集合体30Aより突出するリール軸106の着脱
端104に対応する位置まで、アーム台109をスライ
ド板102の先端部102B側にスライドさせ、その時
点でアーム112をリール軸106側に倒せば、嵌合溝
112aは着脱端104に嵌合する。この状態から、ア
ーム台109をスライド板102の基部102A側にス
ライドさせると、リール集合体30Aの他方の端面、す
なわち着脱端104側に臨むリール30の側板33に当
接する。
【0028】また、アーム台109の一端部における下
面には、スライド方向に直交して延びる溝109aが形
成され、スライド板102の先端部102Bには、溝1
09aに挿入されるストッパピン126aを有するスト
ッパシリンダ126が設置されている。アーム台109
がスライド板102のもっとも先端部102B側に移動
した状態で、ストッパピン126aを伸ばして溝109
aに挿入することにより、アーム台109はスライドが
規制され、ストッパピン126aを戻すとスライド可能
となる。ストッパピン126aに規制された位置が、リ
ール30…にキャリアテープ20を巻き取るセット位置
である。なお、溝109aの幅は、そのセット位置にお
いてアーム台109のスライドが若干許容される幅に設
定されている。
【0029】さて、前記リール軸106の後部106b
には、前記タイミングプーリ120aの他に、円盤状の
原点検出板127およびピッチ送り検出板128が、リ
ール軸106と同軸的かつ一体に回転するよう装着され
ている。原点検出板127の周部には、径方向に延びる
スリット127aが1つ形成され、またピッチ送り検出
板128の周部には、同様のスリット128aが一定間
隔をおいて多数形成されている。これらスリット127
a、128a…は、それぞれ原点スイッチ129および
ピッチ確認スイッチ130により検出されるとともに、
その検出信号は前記制御装置に送られるようになってい
る。原点検出板127および原点スイッチ129が本実
施例における原点検出機構127A、ピッチ送り検出板
128およびピッチ確認スイッチ130が本実施例にお
けるリール軸回転速度調節機構128Aとなっている。
【0030】以上が本実施例のテープ巻き取り装置10
0の構成であり、次に、この巻き取り装置100のリー
ル軸106に装填されたリール30にキャリアテープ2
0を送り込むテープ挿入ガイド装置10を説明する。
【0031】図5は、そのテープ挿入ガイド装置10の
側面を示している。このテープ挿入ガイド装置(以下単
にガイド装置と略称する)10は、キャリアテープ20
をリール30に巻き取るにあたり、テープ20の先端を
リール30の前記係合溝32に挿入して係合させるもの
で、テープ巻き取り装置100の側方(図5で左方)に
配設されており、前記基台40に設置されたガイドブロ
ック60と、ガイドブロック60に設けられたテープガ
イド70とを備えている。
【0032】前記ガイドブロック60は、前記テープ搬
送路51の巻き取り装置100側の端部の下に配設され
ており、テープ搬送路51と平行な状態で基台40に設
置されたガイドレール61に対し摺動自在に設けられて
いる。このガイドブロック60は、基台40に設置され
た挿入シリンダ62によりガイドレール61を往復動さ
せられるようになっている。ここで、巻き取り装置10
0側への動きを前進、反対を後退と定義しておく。ガイ
ドブロック60の上端には、テープ搬送路51からキャ
リアテープ20の先端を受ける受け部63が形成されて
いる。この受け部63は、上面にテープ搬送路51と同
様の溝が形成されており、ガイドブロック60が後退す
ると、テープ搬送路51の先端に当接し、両者の溝が一
致するようになっている。
【0033】そしてこの受け部63には、テープ搬送路
51を搬送されてリール30側に突出するキャリアテー
プ20(のトレーラ部20a)の先端を受けて保持する
前記テープガイド70が設けられている。このテープガ
イド70は、図4に示すように、断面L字状で受け部6
3の側面に固定され、テープ搬送路51側の端部に、や
や上に向いたガイド片70aが形成されている。またそ
の巻き取り装置100側の端部は、受け部63から突出
している。ガイドブロック60がもっとも後退してテー
プ搬送路51に当接した状態で、キャリアテープ20が
テープ搬送路51から送られてくると、その先端がガイ
ド片70aによりテープガイド70と受け部63との間
に導かれてその状態が保持されるようになっている。
【0034】また、ガイドブロック60には、テープガ
イド70に保持されたキャリアテープ20の先端部分の
搬送用孔21bに対し下から抜き差し可能なクランプピ
ン64が設けられている。このクランプピン64は、ガ
イドブロック60に取り付けられて前記ガイドレール6
1と平行な方向に伸縮するクランプシリンダ65に、リ
ンク66を介して連結されている。そして、クランプシ
リンダ65が伸長状態で搬送用孔21bにその先端がテ
ープガイド70を貫通して挿入され、縮長状態で下降し
て搬送用孔21bから抜けるようになっている。
【0035】また、基台40には、テープ搬送路51の
端部にあるキャリアテープ20の搬送用孔21bに対
し、前記クランプピン64の搬送用孔21bへの挿入と
同期的に挿入される位置決めピン80が、その搬送用孔
21bに上から抜き差し可能に設けられている。この位
置決めピン80は、基台40に取り付けられた位置決め
シリンダ81に直接連結されている。そして、位置決め
シリンダ81が伸長状態で搬送用孔21bにその先端が
挿入され、縮長状態で搬送用孔21bから抜けるように
なっている。なおテープ搬送路51には、位置決めピン
80の貫通孔51aが形成されている。
【0036】この位置決めピン80が、キャリアテープ
20の搬送用孔21bに挿入されると、その搬送用孔2
1bから複数をおいて前記クランプピン64も搬送用孔
21bに挿入可能となっている。換言すると、テープ搬
送路51上のキャリアテープ20の搬送用孔21bに位
置決めピン80が挿入されることにより、クランプピン
64がそれよりも先端側の搬送用孔21bに挿入可能な
状態となるよう、キャリアテープ20の先端がガイドブ
ロック60の受け部63に対し位置決めされるわけであ
る。
【0037】クランプピン64が搬送用孔21bに挿入
され、かつ位置決めピン80が抜けている状態で挿入シ
リンダ62によりガイドブロック60が前進すると、キ
ャリアテープ20は、クランプピン64に導かれて水平
のままリール30の内部(一対の側板の間)33に入
る。ここで、リール芯31の係合溝32のうちの1つが
テープ搬送路51に平行に向けられていると、その係合
溝32にキャリアテープ20の先端がテープガイド70
の先端とともに係合溝32に挿入される。
【0038】この後、クランプピン64を搬送用孔21
bから抜き、挿入シリンダ62によってガイドブロック
60を後退させると、キャリアテープ20は係合溝32
に残り、テープガイド70はガイドブロック60ととも
に後退する。キャリアテープ20が係合溝32に残るの
は、係合溝32の厚さがキャリアテープ20のそれより
もやや小さめに設定されて圧入状態であるためである。
なお、ガイドブロック60、リンク66および挿入シリ
ンダ62の先端は、リール30内への入り込みが可能な
幅に設定されている。
【0039】以上が、本実施例の巻き取り装置100に
付設されたテープ挿入ガイド装置10であり、このテー
プ挿入ガイド装置10とともに本実施例の巻き取り装置
100の作用を、以下に説明する。なお、各装置10、
100の動作手順は、全て前記制御装置になされるよう
になっている。
【0040】(1)「初期設定」 巻き取り装置100においては、図17に示すように、
スライド板102をもっとも基部102A側にスライド
させ、この状態から、セット数分の複数のリール30…
を、リール軸106に着脱端104から嵌めて装填す
る。リール30をリール軸106に装填するには、リー
ル軸106の位置決めリブ119にリール芯の位置決め
溝35を嵌め込み、隣り合うものどうしの側板33を合
わせるとともに、はじめのリール30の側板33をリー
ル受けブロック105に当接させる。このようにセット
数分のリール30…をリール軸106に装填してリール
集合体30Aを組んだら、アーム112をリール軸10
6側に旋回させ、旋回端の嵌合溝112aをリール軸1
06の着脱端104に嵌合させる。
【0041】図18に示すように、アーム台109をス
ライド板102のもっとも先端部102B側にスライド
させてストッパピン126aにより規制し、アーム11
2を反リール軸106側に倒す。これによりリール集合
体30Aは、アーム112の旋回端とリール受けブロッ
ク105とに挟まれる。この状態で、もっとも着脱端1
04側にあるリール30のリール芯31は、前記テープ
搬送路51の延長線上に位置する。なお、リール集合体
30Aのスムーズな回転がなされるよう、図19に示す
ように、アーム台109を若干スライドさせてアーム1
12の位置を調整するとよい。
【0042】この後リール軸106を回転させ、原点検
出板127のスリット127aを原点スイッチ129が
検出したら、リール軸駆動モータ107の作動が停止
し、このとき、リール30の1つの係合溝32が、平行
にガイド装置10側に向いて位置決めされ、その状態が
保持される。この動作を、図7から図8に示している。
そのうちもっとも着脱端104側にあるリール30の係
合溝32は、テープ搬送路51の延長線上に位置する。
ここで、もっとも着脱端104側にあるリール30を1
番目のリール30とし、これに続く各リール30を、第
2番目、第3番目…のリール30とする。
【0043】一方、ガイド装置10においては、図11
に示すように、ガイドブロック60を後退させて受け部
63をテープ搬送路51に当接させ、クランプピン64
および位置決めピン80をそれぞれ下降、上昇させてお
く。
【0044】(2)「ガイド装置10によって、キャリ
アテープ20の先端を1番目のリール30の係合溝32
に挿入して係合させる」 上記状態から、駆動スプロケット52によりキャリアテ
ープ20をテープ搬送路51に沿って巻き取り装置10
0側に搬送させる。図12に示すように、キャリアテー
プ20の先端がテープガイド70に入ったら、位置決め
ピン80を下げて搬送用孔21bのうちの1つに挿入
し、搬送を一旦停止する。次に、図13に示すように、
クランプピン64を上動させて先端側の搬送用孔21b
に挿入したら、図14に示すように位置決めピン80を
搬送用孔21bから抜く。
【0045】以上で、キャリアテープ20をリール芯3
1の係合溝32に係合させる準備が整い、次に、図1
5、図9および図20に示すようにガイドブロック60
を前進させ、キャリアテープ20とともにテープガイド
70を係合溝32に挿入する。次いで、図16に示すよ
うに、クランプピン64を搬送用孔21bから抜き、ガ
イドブロック60を元の位置まで後退させる。これで、
キャリアテープ20は1番目のリール30の係合溝32
に挿入されて係合される。
【0046】(3)「1番目のリール30によるキャリ
アテープ20の巻き取り」 リール軸駆動モータ107によってリール集合体30A
を回転させ、かつこれと同調するように駆動スプロケッ
ト52を駆動させることにより、キャリアテープ20を
リール30に巻き取っていく。この際、キャリアテープ
20がリール芯31とガイドブロック60の受け部63
との間において多少たるみ、これによってキャリアテー
プ20に負荷がかからずスムーズな巻き取りがなされる
ように、ピッチ送り検出板128のスリット128a…
がピッチ確認スイッチ130で検出され、その信号に基
づき、リール軸駆動モータ107と駆動スプロケット5
2の作動速度、すなわちキャリアテープ20の搬送速度
とリール軸106の回転速度が調節される。図10はそ
の状態を示している。 (4)「1番目のリール30の巻き取り完了から2番目
のリール30への巻き取り動作の移行」 1番目のリール30にキャリアテープ20が満杯になる
直前に、テープ搬送路51の上流側において、手作業等
でキャリアテープ20を切断する。1番目のリール30
がキャリアテープ20を満杯に巻き取ったら、リール軸
駆動モータ107と駆動スプロケット52の作動を停止
し、キャリアテープ20の巻き取った後端部を接着テー
プ等で止める。次いで、スライド板駆動モータ103に
よりスライド板102を先端部102B方向へスライド
させ、位置検出板131の最初のスリット131aを位
置確認スイッチ132が検出したら、スライド板駆動モ
ータ103の作動が停止し、2番目のリール30のリー
ル芯31を、テープ搬送路51の延長線上に位置決めす
る。そして、上記(1)の工程と同様にしてリール30
の1つの係合溝32を平行にガイド装置10側に向ける
とともに、2番目のリール30の係合溝32を、テープ
搬送路51の延長線上に位置させる。この後、上記
(2)(3)と同様の工程を進めて2番目のリール30
にキャリアテープ20を巻き取っていき、さらに上記
(4)と同様の工程を行って2番目のリール30の巻き
取り完了から3番目のリール30への巻き取り動作へ移
行させる。
【0047】上記(1)〜(4)の工程、すなわち、リ
ール30の1つの係合溝32をガイド装置12へ平行に
向け、キャリアテープ20の先端をその係合溝32に挿
入・係合した後、リール30(リール集合体30A)を
回転させてキャリアテープ20を巻き取り、次いでスラ
イド板102をリール30の幅分スライドさせ、同様に
して次のリール30にキャリアテープ20を巻き取る工
程を繰り返し行い、全部のリール30にキャリアテープ
20を巻き取る。図21から図22は、最後のリール3
0によるキャリアテープ20の巻き取りを示している。
【0048】(5)リール30…の回収 図23に示すように、アーム112を反リール軸106
側に旋回させリール軸106の着脱端104への嵌合を
外し、続いて図24に示すように、ロッドレスシリンダ
110により、アーム台109を、ガイド108におけ
るスライド板102の基部102A側の端部までスライ
ドさせ、この後、図25に示すように、アーム109を
リール軸106側に倒して嵌合溝112aをリール受け
ブロック105の外周に嵌合する。この状態から、図2
6に示すように、アーム台109をスライド板102の
先端部102B方向にスライドさせる。するとリール集
合体30Aは、アームで押されてリール軸106から次
々と外れ、これによって巻き取り装置100からリール
30…を回収する。
【0049】以上で、複数のリール30…へのキャリア
テープ20の巻き取りおよび回収がほぼ自動的になされ
る。そしてこの一連の工程を繰り返せば、キャリアテー
プ20を巻き取った多数のリール30を得ることができ
る。
【0050】上記本実施例の巻き取り装置100によれ
ば、キャリアテープ20を巻き取る前の空のリール30
と、巻き取った後の満杯のリール30とも、1つのリー
ル軸106に装填した状態であり、したがって、空の状
態から巻き取りまでリール30を脱落させることなく、
リール軸106に確実にリール30をストックさせてお
くことができる。
【0051】また、キャリアテープ20をリール30に
巻き取るリール軸106が、すなわち満杯になったリー
ル30をストックする場所になるので、巻き取り専用の
装置とストックする装置との2種類の装置を必要とせ
ず、したがって、構成が単純であるとともに装置のコン
パクト化が図られる。
【0052】また、リール軸106に装填された全ての
リール30…が満杯になった後は、アーム112の作用
により、手間を要することなくそれら全てのリール30
…をリール軸106から払い出して回収することがで
き、非常に便利である。
【0053】さらに、リール軸106と一体回転する原
点検出板127および原点スイッチ129により、キャ
リアテープ20の先端が挿入されるリール30の係合溝
32が、キャリアテープ20が送られてくるテープ搬送
路51に平行に向けられるから、キャリアテープ20の
先端をその係合溝32に容易にかつ確実に挿入させるこ
とができる。また、ピッチ送り検出板128およびピッ
チ確認スイッチ130によりリール軸106の回転を、
キャリアテープ20の搬送速度とバランスさせることに
より、リール30で巻き取る前のキャリアテープ20に
たるみを生じさせることができ、その結果、巻き取りが
スムーズになされる。
【0054】また、本実施例においては、巻き取り装置
100に上記ガイド装置10が付設されており、前記原
点検出板127および原点スイッチ129の作用とあい
まってこのガイド装置10によりキャリアテープ20の
先端を確実に係合溝32に挿入させることができる。特
にこのガイド装置10においては、クランプピン64で
キャリアテープ20を引っ張る状態で係合溝32まで搬
送していくので、キャリアテープ20に無理な力すなわ
ち負荷がかかりにくく、したがってキャリアテープ20
が変形するおそれがない。しかも、搬送用孔21bに対
するクランプピン64の挿入が、位置決めピン80によ
ってその挿入位置が的確に決定されることにより確実に
なされる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のテープ巻
き取り装置によれば、テープを巻き取る前の空のリール
と、巻き取った後の満杯のリールとも、1つのリール軸
に装填した状態であり、したがって、空の状態から巻き
取りまでリールを脱落させることなく、リール軸に確実
にリールをストックさせておくことができる。また、リ
ール軸が、満杯になったリールをストックする場所にな
るので、巻き取り専用の装置とストックする装置との2
種類の装置を必要としないから、構成が単純になるとと
もに装置のコンパクト化が図られる。さらに、リール軸
に装填された全てのリールが満杯になった後は、アーム
の作用により、手間を要することなく全てのリールをリ
ール軸から払い出して回収することができ非常に便利で
ある。
【0056】また、原点検出機構を設ければ、テープ搬
送路から送られてくるテープの先端を、リールの係合溝
に容易にかつ確実に挿入・係合させることができ、さら
に、リール軸回転速度検出機構を設ければ、リール軸の
回転速度すなわちリールの回転速度をテープの搬送速度
とバランスさせることができ、これによってリールで巻
き取る前のキャリアテープにたるみを生じさせて巻き取
りのスムーズ化を図ることが可能となる。
【0057】また、リール位置決め機構を設ければ、ス
ライド板のスライドにともなって移動するリール集合体
の各リールをテープ搬送機構によって送られてくるキャ
リアテープにそのつど対向させる動作が、自動化され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である巻き取り装置の斜視図
である。
【図2】同平面図である。
【図3】キャリアテープの構成を示す斜視図である。
【図4】テープガイドの正面図である。
【図5】テープ挿入ガイド装置の側面図である。
【図6】スライド板およびその周辺を示す平面図であ
る。
【図7】リール、原点検出板およびピッチ送り検出板の
初期段階の相互関係を示す側面図である。
【図8】原点検出板によりリールの係合溝が搬送機構に
向かって平行に位置決めされた状態を示す側面図であ
る。
【図9】リールの係合溝へキャリアテープを送っている
状態を示す側面図である。
【図10】リールの係合溝へキャリアテープを挿入した
状態を示す側面図である。
【図11】テープ挿入ガイド装置の作用の第1段階を示
す側面図である。
【図12】同第2段階を示す側面図である。
【図13】同第3段階を示す側面図である。
【図14】同第4段階を示す側面図である。
【図15】同第5段階を示す側面図である。
【図16】同最終段階を示す側面図である。
【図17】巻き取り装置の作用の第1段階を示す側面図
である。
【図18】同第2段階を示す側面図である。
【図19】同第3段階を示す側面図である。
【図20】同第4段階を示す側面図である。
【図21】同第5段階を示す側面図である。
【図22】同第6段階を示す側面図である。
【図23】同第7段階を示す側面図である。
【図24】同第8段階を示す側面図である。
【図25】同第9段階を示す側面図である。
【図26】同最終段階を示す側面図である。
【符号の説明】
20 キャリアテープ 30 リール 30A リール集合体 31 リール芯 32 係合溝 40 基台 50 テープ搬送機構 100 テープ巻き取り装置 101 レール 102 スライド板 103 スライド板駆動モータ(スライド板駆動部) 104 リール軸の着脱端 105 リール受けブロック 106 リール軸 107 リール軸駆動モータ(リール軸駆動部) 108 ガイド 109 アーム台 110 ロッドレスシリンダ(アーム台駆動部) 111 旋回軸 112 アーム 127A 原点検出機構 128A リール軸回転速度調節機構 131A リール位置決め機構

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台に設けられたテープ搬送機構から自
    身の長手方向に沿って送られるテープを、このテープの
    先端が挿入されて係合される係合溝が形成されたリール
    芯を有する複数のリールに順次巻き取り、かつそれらリ
    ールを回収可能とするテープ巻き取り装置であって、 前記基台に、前記テープの搬送方向に直交して設置され
    た略水平なレールに沿ってスライド自在に設けられたス
    ライド板と、 このスライド板を前記レールに沿ってスライドさせるス
    ライド板駆動部と、 前記スライド板上に、軸方向がスライド板のスライド方
    向と平行な状態で支持され、複数のリールが、軸回りに
    回転不能かつ軸方向に移動可能に並べられて装填され、
    その一端側がリールの着脱端とされ、他端側にはリール
    受けブロックが固定されたリール軸と、 このリール軸を回転させるリール軸駆動部と、 前記スライド板上に、前記リール軸の軸方向と平行に設
    置されたガイドに沿って少なくともリール軸の前記着脱
    端から前記リール受けブロックに対応する区間にわたり
    スライド自在に設けられたアーム台と、 このアーム台をガイドに沿ってスライドさせるアーム台
    駆動部と、 前記アーム台に対し、前記ガイドと平行な旋回軸を介し
    て旋回自在に装着されるとともに、その旋回途中におい
    て、その先端が、前記リール軸に装填された複数の前記
    リールからなるリール集合体の両端面に当接可能とされ
    たアームとを備えることを特徴とするテープ巻き取り装
    置。
  2. 【請求項2】 前記リール芯の係合溝を、前記テープ搬
    送機構によって送られてくる前記テープに向けて位置決
    めする原点検出機構が設けられていることを特徴とする
    請求項1記載のテープ巻き取り装置。
  3. 【請求項3】 前記テープ搬送機構によって送られてく
    る前記テープの搬送速度に応じて、リール軸の回転速度
    を適宜に調節するリール軸回転速度調節機構が設けられ
    ていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の
    テープ巻き取り装置。
  4. 【請求項4】 前記スライド板のスライドにともなって
    移動する前記リール集合体の各リールを、前記テープ搬
    送機構によって送られてくるキャリアテープに対向させ
    るリール位置決め機構が設けられていることを特徴とす
    る請求項1または請求項2または請求項3記載のテープ
    巻き取り装置。
JP5005396A 1993-01-14 1993-01-14 テープ巻き取り装置 Withdrawn JPH06211388A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1991003131A2 (en) * 1989-08-23 1991-03-07 Thomson Consumer Electronics, Inc. Convergence control system for multiple vertical formats
JP2005080838A (ja) * 2003-09-08 2005-03-31 Kyukyu Yakuhin Kogyo Kk フィルム状口腔内投与剤の圧着装置
CN106494923A (zh) * 2016-12-19 2017-03-15 江阴新基电子设备有限公司 料盘储存装置
CN106744036A (zh) * 2016-12-19 2017-05-31 江阴新基电子设备有限公司 载带收卷装置

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