JP2654816B2 - レンズ加工機のレンズ搬送テーブル - Google Patents

レンズ加工機のレンズ搬送テーブル

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JP2654816B2 JP63292924A JP29292488A JP2654816B2 JP 2654816 B2 JP2654816 B2 JP 2654816B2 JP 63292924 A JP63292924 A JP 63292924A JP 29292488 A JP29292488 A JP 29292488A JP 2654816 B2 JP2654816 B2 JP 2654816B2
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  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この発明は、レンズ研削機やレンズ芯取り機へのレン
ズの供給装置に関するもので、加工しようとするレンズ
を搭載して間歇回転するレンズ搬送テーブルの構造に関
するものである。
《従来の技術》 レンズ研削機を模式的に示す第4図において、中心軸
41回りに間歇回転する搬送テーブル42のレンズトレー43
上に載置されたレンズ18は、搬入搬出装置33でレンズ保
持軸44上に搬送され、レンズ保持軸は受け取ったレンズ
18aを負圧で保持する。レンズ保持軸44の上方には斜め
の軸45回りに回転する研削砥石46が設けられており、上
動したレンズ保持軸44がレンズ18aを研削砥石46に押接
して研削が行われる。研削中は、レンズ保持軸44が軸44
回りに回転すると共に、軸44方向の切削送りが与えられ
る。
従来の搬送テーブル42は、中心軸41で回転自在にフレ
ーム1に支持されており、レンズトレー43の配設ピッチ
に対応させた割り出し機構が設けられており、その割り
出し精度によって搬入搬出装置33との相対位置精度を出
してレンズ18の受け渡しを行う構造であった。
《発明が解決しようとする課題》 搬入されるレンズ18は、搬入搬出装置33の吸着パッド
34に正確に対向させる必要があるので、搬送テーブル42
の割り出し機構には相当の精度が要求されるが、従来の
構造では、この割り出し装置がコスト高となり、また割
り出し装置で搬送テーブル42を正確に割り出してもレン
ズトレー43上にレンズ18が偏って搭載されていると、該
レンズが大きく偏った状態でレンズ加工位置に搬入され
てしまうという問題があった。
また搬送テーブル42の割り出し角度が一定しているた
めに、レンズ18の大小に応じてレンズの配設ピッチを変
更したり、レンズの配設ピッチの異なる搬送テーブルに
交換したりするということはできず、従って搬送テーブ
ル42上へのレンズの搭載個数が、例え実際に加工される
レンズが如何に小さくても、該装置で加工される最大径
のレンズの搭載個数と同じ個数しか搭載できないという
不便があり、レンズが小さい場合には個々のレンズの加
工時間も短くなるため、搬送テーブル42上へのレンズ18
の搭載を頻繁に行わねばならないという面倒があった。
この発明は、上記問題を解決することを目的として為
されたもので、レンズの寸法に応じてレンズの配設ピッ
チを変更しても割り出しが可能で、該配設ピッチの変更
及びレンズトレー上でのレンズの偏倚に関わらず正確に
芯出しした状態で搬入搬出装置33にレンズ18を渡すこと
ができ、しかも構造が簡単でコストが安価にできる搬送
装置を得ることを課題としている。
《発明の構成》 この発明では、搬送テーブル2をリング状とし、該テ
ーブルの円周3箇所で当接するローラ5、6、7で当該
テーブルを旋回自在に支持する構造を採用しており、旋
回駆動機構としてベルト伝動装置13や歯車ないし摩擦伝
動装置を用いる構造としている。レンズトレー19は、受
け皿20の下方にピン21を植立した形状とし、テーブル2
の円周上に配設した係合孔17にピン21を嵌装して装着す
る構造としている。レンズ18の受け渡し位置には、テー
ブル2に隣接してセンサ22を設けこのセンサ22でレンズ
トレーのピン21を検出してテーブル駆動電動機9を停止
させる構造とし、テーブル2を内外径側から挟んで対向
し且つ互いに近接離隔駆動されるやげんブロック26、27
を設け、受け渡し位置に来たレンズ18をこのやげんブロ
ック26、27で一旦挟持してから搬送する構造としてい
る。
《作用》 レンズトレー19は、搬送テーブル2に設けた係合孔17
に加工しようとするレンズ18の寸法に応じた適宜な間隔
で装填され、該トレー上にレンズ18を搭載する。テーブ
ル2は、電動機9により回転駆動され、センサ22がレン
ズトレーのピン21を検出したときに電動機9に停止指令
を与えてテーブル2を停止させる。
次にやげんブロック26、27を互いに近接する方向に移
動させて受け渡し位置に来たレンズ18を挟持し、該挟持
した状態で搬入搬出装置33の吸着パッド34にレンズ18を
吸着させ、その後やげんブロック26、27を離隔方向に移
動させてレンズ18の供給を行う。
上記構造によれば、高価な割り出し装置を必要とせ
ず、テーブル2自体の停止位置にばらつきがあったり、
レンズトレー19上にレンズ18が偏って搭載されていて
も、やげんブロック26、27でレンズ18を挟持することに
よってレンズ18を正確に位置決めして受け渡すことがで
きる。そしてテーブル2をリング状に形成したので、テ
ーブル2上に駆動装置を突出させることなくやげんブロ
ック26、27に近接離隔動作を行わせることができる。
また、テーブル2にそれほど高い停止位置精度が要求
されないので、センサ22でレンズトレー19を検出してテ
ーブル2に停止指令を与える構造を採用することがで
き、レンズ18の径等に応じてレンズトレー19を適宜なピ
ッチで配置したり、テーブル2のみをレンズ配設ピッチ
の異なる他のテーブルに交換しても、レンズ18の供給動
作に何等の障害も生じない。
《実施例》 この発明の一実施例を示す第1図ないし第3図におい
て、1はフレーム、2は内径面にガイド溝3を、外径面
にベルト溝4を設けたリング状のテーブル、5及び6は
フレーム1の天面に植立された固定の支持ローラ、7は
テーブル2の径方向にネジ8で進退自在に設けられた調
整ローラである。ローラ5、6、7は、テーブルのガイ
ド溝3に係合してテーブル2を旋回自在に支持してい
る。
9はテーブル駆動電動機で、減速機10を介して駆動プ
ーリ11を駆動している。駆動プーリ11とテーブルのベル
ト溝4及びテンションプーリ12の間には、同期ベルト13
が巻回されてテーブル2が旋回駆動されている。テンシ
ョンプーリ12は、その支持ブラケット14の長孔15に沿っ
て位置調整可能である。
テーブル2の外周には、鍔16が形成され、この鍔16を
貫通して係合孔17が細かいピッチで穿設されている。レ
ンズ18を搭載するレンズトレー19は、受け皿20の下方に
上記鍔16の厚さより長いピン21が植設されており、この
ピン21を係合孔17に挿通してレンズトレー19をテーブル
2に装填する。装填されたレンズトレーのピン21の先端
は、鍔16の下方に突出している。
レンズ18の受け渡し位置には、フレーム1側に固定し
て近接センサ22が装着されており、この近接センサ22が
レンズトレーのピン21を検出したときにテーブル駆動電
動機9に停止指令を与えるようになっている。またこの
レンズ受け渡し位置では、フレームの天板に切り欠き23
が設けられており、この切り欠きを貫通してテーブル2
を内外径側から挟むように支持板24、25が突出してお
り、この支持板24、25の上端にやげんブロック26、27が
互いに対向して装着されている。支持板24、25は、テー
ブル2の径方向のガイドロッド28に案内されるスライド
台29、30上に立設されており、両スライド台29、30は、
パンダグラフ機構31やラックピニオン機構により、同期
して進退するように連結され、これを駆動するエアシリ
ンダ32が設けられている。
レンズトレー19は、第2図に示すようにテーブル2上
に自由な配列で装填することかできる。テーブル2が回
動して、レンズトレー19のピン21がセンサ22で検出され
ると、電動機9が停止してテーブル2を停止させる。次
にエアシリンダ32が駆動されて、やげんブロック26、27
が相互に近接する方向に移動し、検出されたレンズトレ
ー19上のレンズ18を挟持する。このやげんブロック26、
27での上記動作により、レンズ18は位置決めされ、第1
図に示すような搬入搬出装置33の吸着パッド34に吸着さ
れる。そしてレンズ18が吸着された後、エアシリンダ32
が逆方向に駆動されてレンズ18が開放され、レンズ18の
受け渡しが完了する。
第1図の装置では、搬入搬出装置33が180度回動し、
加工済のレンズ18が受け渡し位置のレンズトレー19上に
載置するので、これが載置された後テーブル駆動電動機
9に回転指令を与え、加工機でレンズ18が加工されてい
る間の次のレンズトレー19を受け渡し位置に移動させ
る。このようにして、レンズトレー19上のレンズ18が次
々と加工され、テーブル2が一回転したときに全てのレ
ンズの加工が終了する。勿論、テーブル2上へのレンズ
18のローダ及びアンローダを設けて、自動連続加工を行
わせることもできる。
《発明の効果》 以上説明したこの発明によれば、テーブル2上へのレ
ンズトレー19の配設やテーブル自体を交換することによ
ってテーブル2上でのレンズの配設ピッチを自由に選択
することができ、且つ選択された任意の配設態様に応じ
た位置でテーブル2の駆動停止が行われるから、レンズ
の寸法等に対応する装置の自由度が大幅に向上する。ま
た、レンズトレー19上にレンズ18が偏って搭載されてい
ても、受け渡し位置でレンズが正確に位置決めされた状
態で受け渡されるので、テーブル2上へのレンズの搭載
が容易になり、加工機側でのレンズの位置決めがより正
確にできる。またテーブル2の支持及び駆動構造が簡単
になり、装置をコンパクトに設計できるとと共に装置コ
ストも安価にできるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はこの発明の一実施例を示す図で、
第1図はレンズ加工機のレンズ保持軸及び搬入搬出装置
を併せて示す要部の斜視図、第2図は平面図、第3図は
第2図のA−A線方向の断面図である。第4図は従来の
レンズ研削装置の要部を模式的に示す側面図である。 図中、 2:テーブル、5、6:支持ローラ 7:調整ローラ、9:テーブル駆動電動機 17:係合孔、18:レンズ 19:レンズトレー、21:ピン 22:近接センサ、26、27:やげんブロック

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円周3箇所で当接するローラ(5)、
    (6)、(7)で旋回自在に支持されたリング状のテー
    ブル(2)を備え、レンズ(18)を載置するレンズトレ
    ー(19)にはピン(21)が植設されて該ピンをテーブル
    (2)の同一円周上に配置した係合孔(17)に係合して
    レンズトレー(19)がテーブル(2)上に配設されてお
    り、レンズ加工機へのレンズ(18)の受け渡し位置には
    テーブル(2)に隣接してレンズトレー(19)を検出す
    るセンサ(22)が設けられてこのセンサ(22)の検出信
    号によりテーブル駆動電動機(9)に停止指令が与えら
    れ、且つこの受け渡し位置にはテーブル(2)を内外径
    側から挟んで対向して互いに近接離隔する方向に駆動さ
    れるやげんブロック(26)、(27)が設けられており、
    レンズ(18)をこのやげんブロック(26)、(27)で一
    旦挟持してから受け渡すことを特徴とする、レンズ加工
    機のレンズ搬送テーブル。
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US7074119B2 (en) 2001-07-25 2006-07-11 Seiko Epson Corporation Polishing jig, conveyor tray, conveying method and conveying device
US6836692B2 (en) * 2001-08-09 2004-12-28 Johnson & Johnson Vision Care, Inc. System and method for intelligent lens transfer
JP5118781B1 (ja) * 2012-09-05 2013-01-16 株式会社春近精密 パレット固定機構を備えたワーク搬送装置

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