JP4014495B2 - 映像表示装置 - Google Patents

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    • H04N7/0117Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level involving conversion of the spatial resolution of the incoming video signal
    • H04N7/0122Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level involving conversion of the spatial resolution of the incoming video signal the input and the output signals having different aspect ratios

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、種々のアスペクト比を有する映像信号とコンテンツとの組合せを種々のアスペクト比を有する表示器に表示する場合に、適切な表示画面を生成する映像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、種々のアスペクト比を有するコンテンツを含み種々のアスペクト比を有する映像信号がテレビ放送として放送され、記録媒体に記録されて販売され又はレンタルされている。ユーザがこれらのコンテンツを種々のアスペクト比を有する映像表示装置で視聴する際には、映像信号の表示画面を水平方向及び垂直方向に拡大して、映像表示装置が適切な表示画面を表示するようにする必要がある。
【0003】
図10は従来例1の映像表示装置のブロック図を示す。図10において、1は解析回路、2は映像デコード回路、3は水平拡大回路、4は垂直拡大回路、5は表示器、13は拡大比率設定回路である。ユーザは、操作パネル(図示しない。)を通じて、コンテンツに応じた適切な水平方向拡大比率及び垂直方向拡大比率を拡大比率設定回路に設定する。解析回路1は、入力された映像データから所望のデータのみを取り出す。映像デコード回路2は、解析回路1で取り出された映像データをデコードして映像信号に復号する。水平拡大回路3は、ユーザにより設定された水平方向拡大比率で映像信号を水平方向に拡大する。垂直拡大回路4は、ユーザにより設定された垂直方向拡大比率で映像信号を垂直方向に拡大する。表示器5は、水平方向及び垂直方向にそれぞれの比率で拡大された映像信号を表示する。例えばユーザは、表示器と映像信号とコンテンツとのそれぞれのアスペクト比の相違に起因して画面の上下又は左右に生じる黒帯が無くなるように、水平方向拡大比率及び垂直方向拡大比率の設定値を試行錯誤的に決定した。
【0004】
特開平5−323944号公報に、従来例2の映像表示装置が開示されている。従来例2の映像表示装置は、その映像表示装置の表示器の画素アスペクト比と異なる画素アスペクト比の画像データを表示する場合に、画像データを歪み無く正しい画素アスペクト比で表示することを目的とする。従来例2の画像再生装置は、画像データに付加されている画素アスペクト比情報に基づいて、サイズ可変手段を用いて水平と垂直の画像表示サイズを変換し、変換された画像を表示する。ここで画素アスペクト比は、画面全体の高さと幅の比を示すアスペクト比とは異なり、ディジタル表現された1つ1つの画素の高さと幅の比を示す。
【0005】
【特許文献1】
特開平5−323944号公報(第6頁、図2)
【特許文献2】
特許第3259980号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、ユーザにとってコンテンツ毎に映像表示装置の表示画面のアスペクト比を試行錯誤的に設定することは極めて煩わしかった。ユーザは、しばしばアスペクト比の設定を忘れ、又は誤ったアスペクト比の設定をして適切でないアスペクト比で表示された画面を視聴する場合があった。
特に近年、表示器、映像信号及びコンテンツのそれぞれにおいて、種々のアスペクト比が登場している。例えば、表示器のアスペクト比は垂直:水平で1:1.33(=3:4)と1:1.77(=9:16)とがある、映像信号のアスペクト比は垂直:水平で1:1.33(=3:4)と1:1.77(=9:16)とがある。コンテンツのアスペクト比は垂直:水平で、代表的なものだけでも1:1.33(=3:4)と1:1.66(ヨーロピアン・ビスタ)と1:1.77(=9:16)と、1:1.85(アメリカン・ビスタ)と1:2.35(シネマスコープ)とがある。これらの組み合わせによって、表示画面の上下又は左右に様々な幅の黒帯が現れる。
【0007】
従来例2の画像再生装置は、画像データの全体のアスペクト比、コンテンツのアスペクト比及び表示器のアスペクト比が同一である場合には、表示画面の上下又は左右に黒帯を発生されることなく、画像データを表示する。しかし、この条件が満たされない場合、表示画面の上下又は左右に黒帯が発生する。従来例2の画像再生装置は、コンテンツのアスペクト比に基づいて画面を表示するという着想を欠いていた。
本発明は、種々のアスペクト比をそれぞれ有する映像信号とコンテンツとの組み合わせを種々のアスペクト比を有する表示器に表示する場合に、簡単な操作により又は自動的に、適切な表示画面を生成する映像表示装置と映像表示方法を提供することを目的とする。
本発明は、種々のアスペクト比をそれぞれ有する映像信号とコンテンツとの組み合わせを種々のアスペクト比を有する表示器に表示する場合に、簡単な操作により又は自動的に、ほとんどの場合に上下又は左右に黒帯が生じることなく、映像信号と表示器とのアスペクト比の相違に起因する映像歪を生じない表示画面を生成する映像表示装置と映像表示方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために本発明の映像表示装置は、水平方向拡大比率に基づいて入力した映像信号の表示画面を水平方向に拡大する水平拡大部と、垂直方向拡大比率に基づいて前記映像信号の表示画面を垂直方向に拡大する垂直拡大部と、前記映像信号の表示画面を表示する表示器と、前記表示器のアスペクト比の情報と、前記映像信号のアスペクト比の情報と、前記映像信号の有効部分であるコンテンツのアスペクト比の情報とに基づき、前記水平方向拡大比率及び前記垂直方向拡大比率を設定する拡大比率設定部と、を備え、表示器のアスペクト比を垂直:水平=1:a、映像信号のアスペクト比を垂直:水平=1:b、コンテンツのアスペクト比を垂直:水平=1:cとして、前記拡大比率設定部は、b≦a≦cの場合、水平方向拡大比率をc/aで垂直方向拡大比率をc/bに設定、またはc≦b≦aの場合、水平方向拡大比率をb/cで垂直方向拡大比率をa/cに設定、またはb≦c≦aの場合、水平方向拡大比率を1で垂直方向拡大比率をa/bに設定することで、前記表示器は、上下又は左右に黒帯が生じることなく、かつ、映像歪を生じることがない表示画像を表示することを特徴とする。上記構成により、本発明は、種々のアスペクト比をそれぞれ有する映像信号とコンテンツとの組み合わせを種々のアスペクト比を有する表示器に表示する場合に、簡単な操作により又は自動的に、適切な表示画面を生成する映像表示装置を実現できるという作用を有する。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、拡大比率に基づいて、入力した映像信号の表示画面を水平方向及び垂直方向の少なくともいずれか一方向に拡大する表示画面拡大部と、表示器のアスペクト比の情報と、映像信号のアスペクト比の情報と、前記映像信号の有効部分であるコンテンツのアスペクト比の情報とに基づき、前記表示画面拡大部の水平方向及び垂直方向の少なくともいずれか一方向の前記拡大比率を自動的に設定する選択部と、前記映像信号の表示画面を表示する前記表示器と、を備えたことを特徴とする映像表示装置である。
【0010】
それぞれのアスペクト比の情報は、手動で入力しても良く、自動的に導出しても良い。従来は、ユーザは、表示器のアスペクト比の情報と、映像信号のアスペクト比の情報と、前記映像信号の有効部分であるコンテンツのアスペクト比の情報とに基づき、表示画面を見ながら、試行錯誤的に最適の水平方向拡大比率及び垂直方向拡大比率を求めていた。本発明の映像表示装置は、ユーザが3つ若しくはそれ以下の(1又は2のアスペクト比が自動的に導出される場合)アスペクト比の情報を入力するだけで、又は自動的に(3つのアスペクト比が自動的に導出される場合)水平方向拡大比率及び垂直方向拡大比率を自動的に決定し、最適の表示画面を表示する。
【0011】
本発明の請求項2に記載の発明は、水平方向拡大比率に基づいて入力した映像信号の表示画面を水平方向に拡大する水平拡大部と、垂直方向拡大比率に基づいて前記映像信号の表示画面を垂直方向に拡大する垂直拡大部と、表示器のアスペクト比の情報と、映像信号のアスペクト比の情報と、前記映像信号の有効部分であるコンテンツのアスペクト比の情報とに基づき、前記水平方向拡大比率及び前記垂直方向拡大比率を自動的に設定する選択部と、前記映像信号の表示画面を表示する前記表示器と、を備えたことを特徴とする映像表示装置である。「拡大率」は、1未満(縮小)を含む。
【0012】
本発明の請求項3に記載の発明は、前記選択部は、表示器のアスペクト比の情報と映像信号のアスペクト比の情報とコンテンツのアスペクト比の情報とをパラメータとし前記拡大比率又は前記水平方向拡大比率及び前記垂直方向拡大比率を導出する表又は関数を有し、前記表又は関数に基づいて前記拡大比率又は前記水平方向拡大比率及び前記垂直方向拡大比率を導出し、設定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の映像表示装置である。
【0013】
本発明の請求項4に記載の発明は、前記映像信号からその表示画面の上下又は左右の黒帯の位置と幅とを検出し、前記黒帯の位置と幅とに基づいて前記黒帯を除いた画面のアスペクト比であるコンテンツのアスペクト比を演算し、その演算結果を選択部に出力するコンテンツアスペクト比検出部を更に備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかの請求項に記載の映像表示装置である。「黒帯」とは、映像信号の本来の有効期間にあって、表示されるコンテンツと無関係に、無信号、黒レベル(例えばAPL0%以下)又は少なくとも映像信号のベースバンド成分を含まない帯状の領域を意味する。典型的には、黒帯は黒レベルの領域である。
【0014】
本発明の請求項5に記載の発明は、表示器のアスペクト比を垂直:水平=1:a、映像信号のアスペクト比を垂直:水平=1:b、コンテンツのアスペクト比を垂直:水平=1:cとして、前記選択部は、b≦a≦cの場合、水平方向拡大比率をc/aで垂直方向拡大比率をc/bに設定し、c≦b≦aの場合、水平方向拡大比率をb/aで垂直方向拡大比率を1に設定し、又は水平方向拡大比率をb/cで垂直方向拡大比率をa/cに設定し、b≦c≦aの場合、水平方向拡大比率をc/aで垂直方向拡大比率をc/bに設定し、又は水平方向拡大比率を1で垂直方向拡大比率をa/bに設定する、ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかの請求項に記載の映像表示装置である。
【0015】
本発明は、種々のアスペクト比をそれぞれ有する映像信号とコンテンツとの組み合わせを種々のアスペクト比を有する表示器に表示する場合に、簡単な操作により又は自動的に、ほとんどの場合に上下又は左右に黒帯が生じることなく、映像信号と表示器とのアスペクト比の相違に起因する映像歪を生じない表示画面を生成する映像表示装置と映像表示方法を実現できるという作用を有する。
コンテンツのアスペクト比と表示器のアスペクト比とに基づいて数学的に黒帯が全く現れず、歪のない水平方向拡大比率及び垂直方向拡大比率を求めることも出来る。しかし、全ての3種類のアスペクト比の組み合わせにおいて、一律の計算方法を適用すると、3種類のアスペクト比の組み合わせによっては、映像信号の大半がカットされて映像信号の重要な部分が表示されないという問題が生じる。上記の条件設定と計算式で水平方向拡大比率及び垂直方向拡大比率を求めることにより、ほとんどの場合に上下又は左右に黒帯が生じることなく、映像信号と表示器とのアスペクト比の相違に起因する映像歪を生じることなく、映像信号の主要部分を残して適切な表示画面を生成する実用性の高い映像表示装置を実現した。
【0016】
本発明の請求項6に記載の発明は、表示器のアスペクト比の情報と、入力した映像信号のアスペクト比の情報と、前記映像信号の有効部分であるコンテンツのアスペクト比の情報とに基づき、水平方向及び垂直方向の少なくともいずれか一方向の表示画面の拡大比率を自動的に設定する選択ステップと、前記拡大比率に基づいて、前記映像信号の表示画面を水平方向及び垂直方向の少なくともいずれか一方向に拡大する表示画面拡大ステップと、前記映像信号の表示画面を表示する表示ステップと、を備えたことを特徴とする映像表示方法である。
【0017】
本発明の請求項7に記載の発明は、表示器のアスペクト比の情報と、入力した映像信号のアスペクト比の情報と、前記映像信号の有効部分であるコンテンツのアスペクト比の情報とに基づき、表示画面の水平方向拡大比率及び垂直方向拡大比率を自動的に設定する選択ステップと、前記水平方向拡大比率に基づいて前記映像信号の表示画面を水平方向に拡大する水平拡大ステップと、前記垂直方向拡大比率に基づいて前記映像信号の表示画面を垂直方向に拡大する垂直拡大ステップと、前記映像信号の表示画面を表示する表示ステップと、を備えたことを特徴とする映像表示方法である。
【0018】
本発明の請求項8に記載の発明は、前記選択ステップにおいて、表示器のアスペクト比の情報と映像信号のアスペクト比の情報とコンテンツのアスペクト比の情報とをパラメータとし前記拡大比率又は前記水平方向拡大比率及び前記垂直方向拡大比率を導出する表又は関数に基づいて、前記拡大比率又は前記水平方向拡大比率及び前記垂直方向拡大比率を導出し、設定することを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の映像表示方法である。
【0019】
本発明の請求項9に記載の発明は、前記映像信号からその表示画面の上下又は左右の黒帯の位置と幅とを検出し、前記黒帯の位置と幅とに基づいて前記黒帯を除いた画面のアスペクト比であるコンテンツのアスペクト比を演算し、その演算結果を出力するコンテンツアスペクト比検出ステップを更に備えることを特徴とする請求項6から請求項8のいずれかの請求項に記載の映像表示方法である。
【0020】
本発明の請求項10に記載の発明は、表示器のアスペクト比を垂直:水平=1:a、映像信号のアスペクト比を垂直:水平=1:b、コンテンツのアスペクト比を垂直:水平=1:cとして、前記選択ステップにおいて、b≦a≦cの場合、水平方向拡大比率をc/aで垂直方向拡大比率をc/bに設定し、c≦b≦aの場合、水平方向拡大比率をb/aで垂直方向拡大比率を1に設定し、又は水平方向拡大比率をb/cで垂直方向拡大比率をa/cに設定し、b≦c≦aの場合、水平方向拡大比率をc/aで垂直方向拡大比率をc/bに設定し、又は水平方向拡大比率を1で垂直方向拡大比率をa/bに設定する、ことを特徴とする請求項6から請求項9のいずれかの請求項に記載の映像表示方法である。
以下本発明の実施例について、図1から図8を用いて説明する。
【0021】
《実施例1》
図1を用いて本発明の実施例1の映像表示装置を説明する。図1は本発明の実施例1の映像表示装置のブロック図を示す。図1において、1は映像ストリームから映像データと映像信号アスペクト比を抽出して出力する解析回路、2は解析回路1から出力される映像データを復号し映像信号を出力する映像デコード回路、3は映像信号を水平方向に拡大する水平拡大回路、4は映像信号を垂直方向に拡大する垂直拡大回路、5は映像信号を表示する表示器、8はコンテンツ・アスペクト比と表示器アスペクト比を外部から入力する設定入力回路、9は水平方向拡大比率及び垂直方向拡大比率の表を記憶する記憶回路、10は選択回路である。
【0022】
記憶回路9は、表示器のアスペクト比と映像信号のアスペクト比とコンテンツのアスペクト比と(以下、「3種類のアスペクト比」と略称する。)をパラメータとして水平方向拡大比率と垂直方向拡大比率を決定する表を記憶する。記憶回路9は、3種類のアスペクト比により定まるアドレスに、それらのアスペクト比の組み合わせに適した水平方向拡大比率及び垂直方向拡大比率を格納している。選択回路10は、設定入力回路8に入力された表示器アスペクト比の情報とコンテンツ・アスペクト比の情報と解析回路1で抽出された映像信号アスペクト比の情報とに基づき、記憶回路9から所望の水平方向拡大比率と垂直方向拡大比率を読み込み、水平拡大回路3に水平方向拡大比率を設定し、垂直拡大回路4に垂直方向拡大比率を設定する。映像表示装置が固定の表示器5を有する場合は、映像表示装置は表示器5のアスペクト比を不揮発性メモリに記憶しておいても良い。記憶回路9の表に格納された水平方向拡大比率及び垂直方向拡大比率は、後述する実施例6の演算により求められた値である。記憶回路9が記憶する表は、3種類のアスペクト比に基づいて、ほとんどの場合に上下又は左右に黒帯(3種類のアスペクト比の相違に起因して生じる。)が生じることなく、映像信号と表示器とのアスペクト比の相違に起因する映像歪を生じることがない表示画像を表示器5が表示するような、水平方向拡大比率及び垂直方向拡大比率を有する。
【0023】
以下、実施例1の映像表示装置の動作を説明する。解析回路1は入力された映像ストリームから映像データと映像信号アスペクト比とを抽出し、映像データを映像デコード回路2に出力し、映像信号アスペクト比の情報を選択回路10に出力する。次に映像デコード回路2は解析回路1から出力される映像データを復号し、映像信号を水平拡大回路3に出力する。水平拡大回路3は映像デコード回路2から出力された映像信号を、選択回路10から出力された水平方向拡大比率に基づいて水平方向に拡大し、水平方向に拡大された映像信号を垂直拡大回路4に出力する。垂直拡大回路4は水平拡大回路3から出力された水平方向に拡大された映像信号を、選択回路10から出力された垂直方向拡大比率に基づいて垂直方向に拡大し、水平及び垂直方向に拡大された映像信号を表示器5に出力する。表示器5は水平拡大回路3と垂直拡大回路4により水平方向と垂直方向に拡大された映像信号を表示する。
【0024】
設定入力回路8はコンテンツ・アスペクト比と表示器アスペクト比を外部から入力し、選択回路10に出力する。記憶回路9が記憶する表は、3種類のアスペクト比で決定されるアドレスに、適切な水平方向拡大比率及び垂直方向拡大比率(実施例においては、ほとんどの場合に上下又は左右に黒帯が生じることなく、映像信号と表示器とのアスペクト比の相違に起因する映像歪を生じることがない表示画像を表示器5が表示するような、水平方向拡大比率及び垂直方向拡大比率)を格納している。選択回路10は、設定入力回路8に入力された表示器アスペクト比の情報とコンテンツ・アスペクト比の情報と解析回路1で抽出された映像信号アスペクト比の情報とに基づき、記憶回路9から所望の水平方向拡大比率と垂直方向拡大比率を読み込み、水平拡大回路3に水平方向拡大比率を設定し、垂直拡大回路4に垂直方向拡大比率を設定する。
【0025】
以上のように本実施例によれば、表示器5と映像信号とコンテンツのそれぞれのアスペクト比の情報に基づき、適切な水平方向拡大比率と垂直方向拡大比率を選択回路10が記憶回路9から読み出し、水平方向拡大比率を水平拡大回路3に設定し、垂直方向拡大比率を垂直拡大回路4に設定することで、ユーザは簡単な操作をすることにより、表示器5で適切な表示画面を見ることができる。
【0026】
映像信号アスペクト比の情報は解析回路1が映像データから抽出し、表示器アスペクト比は接続する表示器6から決めることができるが、コンテンツ・アスペクト比は入力される映像データにより異なる。表示器アスペクト比と映像信号アスペクト比は事実上少ない種類(4:3及び16:9)に限定される。残るコンテンツ・アスペクト比を代表的なものに限定して、実際に使用されている表示器アスペクト比及び映像信号アスペクト比と、代表的なコンテンツ・アスペクト比とに対応する水平方向拡大比率及び垂直方向拡大比率の表(小さな表)を記憶回路9に記憶させても良い。例えば、ユーザが限定された小さな表から任意の水平方向拡大比率及び垂直方向拡大比率を選択するようにしても良い。この場合、3種類のアスペクト比のパラメータは、ユーザが水平方向拡大比率及び垂直方向拡大比率を選択する上での参考情報となる。これにより、ユーザが適切な水平方向拡大比率及び垂直方向拡大比率を計算することなく、表示器5に出力される映像信号を見ながら、代表的な拡大比率の中から黒帯の出なくなる適切な拡大比率を選択できる。
【0027】
さらにここで、選択されているコンテンツのアスペクト比(1:1.85等)若しくはその通称(アメリカン・ビスタ等)を画面に表示するようにしても良い。これにより、ユーザがコンテンツのアスペクト比を知っている場合に、任意の水平方向拡大比率及び垂直方向拡大比率から選択する時に、ユーザは、ユーザの知っているコンテンツのアスペクト比と、選択されているコンテンツのアスペクト比とが一致しているか否かを確認しながら選べるようになり、黒帯が出なくなる適切な水平方向拡大比率及び垂直方向拡大比率をより簡単に精度良く選択できる。
【0028】
《実施例2》
図2を用いて本発明の実施例2の映像表示装置を説明する。図2は本発明の実施例2の映像表示装置のブロック図を示す。実施例1(図1)において、コンテンツ・アスペクト比を外部から設定入力回路8に設定した。これに代えて実施例2(図2)の映像表示装置は黒帯検出回路11を有し、黒帯検出回路11が、映像デコード回路2が出力する映像信号の上下又は左右に存在する黒帯の幅を計測し、黒帯の位置及び幅に基づいてコンテンツ・アスペクト比を推定し、推定したコンテンツ・アスペクト比を設定入力回路8に自動的に設定する。それ以外の点において、実施例2は実施例1と同一である。
【0029】
実施例2の映像表示装置では、黒帯検出回路11が映像デコード回路2が出力する映像信号からコンテンツ・アスペクト比を推定し、解析回路1が映像ストリームから映像信号アスペクト比を抽出する。実施例2の映像表示装置においては、表示器アスペクト比のみを外部から設定するだけで、選択回路10は、記憶回路9のパラメータ(3種類のアスペクト比)を決定し、最適な水平方向拡大比率と垂直方向拡大比率とを決定することができる。実施例2の映像表示装置は、より簡単な操作で、表示器5は適切に拡大された画面(実施例においては、ほとんどの場合に上下又は左右に黒帯が生じることなく、映像信号と表示器とのアスペクト比の相違に起因する映像歪を生じることなく、最適に拡大された画面)を表示する。実施例2の映像表示装置が固定の表示器5を有する場合は、表示器アスペクト比を不揮発性メモリ等に記憶することにより、映像表示装置は、自動的に適切な水平方向拡大比率と垂直方向拡大比率とを決定する。
【0030】
黒帯検出回路11は、映像デコード回路2が出力する映像信号を入力し、映像信号の画面の一番上から1水平ラインずつ順次輝度レベル(輝度情報)を計測する。全水平区間において輝度レベルが閾値(例えば10APL)を下回る水平ラインを、黒信号とする。黒帯検出回路11は、画面の一番上から連続して黒信号と判定されたラインの群(上黒帯幅)はコンテンツに含まれないと判断する。黒帯検出回路11は、画面の一番上から連続して黒信号と判定されたライン数に基づいて上黒帯幅を推定する。黒帯検出回路11は、画面の一番下から連続して(画面の一番下に至るまで連続して)黒信号と判定されたラインの群(下黒帯幅)はコンテンツに含まれないと判断する。黒帯検出回路11は、画面の一番下から連続して黒信号と判定されたライン数に基づいて下黒帯幅を推定する。黒帯検出回路11は、映像信号の全有効ライン数から上黒帯幅及び下黒帯幅を減算することでコンテンツの垂直アスペクトを求める。
【0031】
黒帯検出回路11は、映像デコード回路2が出力する映像信号の輝度レベルが各水平ラインの左端及び右端から連続して閾値を下回る区間をそれぞれ検出する。黒帯検出回路11は、全ての水平ラインにおいて輝度レベルが左端から連続して閾値を下回る区間の最大値を左黒帯幅とし、左黒帯幅はコンテンツに含まれないと判断する。黒帯検出回路11は、全ての水平ラインにおいて輝度レベルが右端から連続して(右端に至るまで連続して)閾値を下回る区間の最大値を右黒帯幅とし、右黒帯幅はコンテンツに含まれないと判断する。黒帯検出回路11は、映像信号の有効水平区間から左黒帯幅及び右黒帯幅を減算することでコンテンツの水平アスペクトを求める。
黒帯検出回路11は、コンテンツの垂直アスペクト及び水平アスペクトに基づいて、コンテンツ・アスペクト比を求める。
【0032】
黒帯検出回路11は、複数画面(複数フィールド又は複数フレーム)に渡って、上黒帯幅、下黒帯幅、左黒帯幅及び右黒帯幅を測定し、同一結果が得られた場合にのみ、その上黒帯幅、下黒帯幅、左黒帯幅及び右黒帯幅に基づいてコンテンツ・アスペクト比を算出し、出力しても良い。又は、黒帯検出回路11は、複数画面(複数フィールド又は複数フレーム)に渡って、上黒帯幅、下黒帯幅、左黒帯幅及び右黒帯幅を測定し、複数の画面のそれぞれから導出された上黒帯幅、下黒帯幅、左黒帯幅及び右黒帯幅の最小値を、そのコンテンツの上黒帯幅、下黒帯幅、左黒帯幅及び右黒帯幅とし、それらの値に基づいてコンテンツ・アスペクト比を算出し、出力しても良い。
【0033】
《実施例3》
図3を用いて本発明の実施例3の映像表示装置を説明する。図3は本発明の実施例3における映像表示装置のブロック図を示す。図1(実施例1)において、選択回路10が表示器5と映像信号とコンテンツのそれぞれのアスペクト比の情報に基づき、適切な水平方向拡大比率と垂直方向拡大比率とを記憶回路9の表から読み出し、水平方向拡大比率を水平拡大回路3に設定し、垂直方向拡大比率を垂直拡大回路4に設定した。これに代えて実施例3(図3)の映像表示装置は、演算回路12(関数を有する選択部)を有し、演算回路12が表示器5と映像信号とコンテンツのそれぞれのアスペクト比の情報に基づき、適切な水平方向拡大比率及び垂直方向拡大比率(実施例においては、ほとんどの場合に上下又は左右に黒帯が生じることなく、映像信号と表示器とのアスペクト比の相違に起因する映像歪を生じることがない水平方向拡大比率及び垂直方向拡大比率)を演算により求め、水平方向拡大比率を水平拡大回路3に設定し、垂直方向拡大比率を垂直拡大回路4に設定する。それ以外の点において、実施例3は実施例1と同一である。
【0034】
図3の映像表示装置は、演算回路12が3種類のアスペクト比の情報に基づき、適切な水平方向拡大比率と垂直方向拡大比率を演算により求めるので、3種類のアスペクト比のさまざまな組み合わせに柔軟に対応することができ、表示器は適切な表示画面(実施例においては、ほとんどの場合に上下又は左右に黒帯が生じることなく、映像信号と表示器とのアスペクト比の相違に起因する映像歪を生じることがない表示画面)を表示する。
【0035】
映像信号アスペクト比の情報は解析回路1が映像データから抽出し、表示器アスペクト比は接続する表示器6から決めることができるが、コンテンツ・アスペクト比は入力される映像データにより異なる。表示器アスペクト比と映像信号アスペクト比は事実上少ない種類(4:3及び16:9)に限定される。残るコンテンツ・アスペクト比を代表的なものに限定して、実際に使用されている表示器アスペクト比及び映像信号アスペクト比と、代表的なコンテンツ・アスペクト比とに対応する水平方向拡大比率及び垂直方向拡大比率の表(小さな表)を記憶回路9に記憶させても良い。例えば、ユーザが限定された小さな表から任意の水平方向拡大比率及び垂直方向拡大比率を選択するようにしても良い。この場合、3種類のアスペクト比のパラメータは、ユーザが水平方向拡大比率及び垂直方向拡大比率を選択する上での参考情報となる。これにより、ユーザが適切な水平方向拡大比率及び垂直方向拡大比率を計算することなく、表示器5に出力される映像信号を見ながら、代表的な拡大比率の中から黒帯の出なくなる適切な拡大比率を選択できる。
【0036】
さらにここで、選択されているコンテンツのアスペクト比(1:1.85等)若しくはその通称(アメリカン・ビスタ等)を画面に表示するようにしても良い。これにより、ユーザがコンテンツのアスペクト比を知っている場合に、任意の水平方向拡大比率及び垂直方向拡大比率から選択する時に、ユーザは、ユーザの知っているコンテンツのアスペクト比と、選択されているコンテンツのアスペクト比とが一致しているか否かを確認しながら選べるようになり、黒帯が出なくなる適切な水平方向拡大比率及び垂直方向拡大比率をより簡単に精度良く選択できる。
【0037】
《実施例4》
図4を用いて本発明の実施例4の映像表示装置を説明する。図4は本発明の実施例4における映像表示装置のブロック図を示す。実施例3(図3)において、コンテンツ・アスペクト比を外部から設定入力回路8に入力した。これに代えて実施例4(図4)の映像表示装置は黒帯検出回路11を有し、黒帯検出回路11が、映像デコード回路2が出力する映像信号の上下又は左右に存在する黒帯の幅を計測し、黒帯の位置及び幅に基づいてコンテンツ・アスペクト比を推定し、推定したコンテンツ・アスペクト比を設定入力回路8に自動的に設定する。それ以外の点において、実施例4は実施例3と同一である。
【0038】
実施例4の映像表示装置では、黒帯検出回路11が映像デコード回路2が出力する映像信号からコンテンツ・アスペクト比を推定し、解析回路1が映像ストリームから映像信号アスペクト比を抽出する。実施例4の映像表示装置においては、表示器アスペクト比のみを外部から設定するだけで、演算回路12は、3種類のアスペクト比をパラメータとする関数に基づいて、最適な水平方向拡大比率と垂直方向拡大比率とを決定することができる。実施例4の映像表示装置は、より簡単な操作で、表示器5は適切に拡大された画面(実施例においては、ほとんどの場合に上下又は左右に黒帯が生じることなく、映像信号と表示器とのアスペクト比の相違に起因する映像歪を生じることなく、最適に拡大された画面)を表示する。実施例4の映像表示装置が固定の表示器5を有する場合は、表示器アスペクト比を不揮発性メモリ等に記憶することにより、映像表示装置は、自動的に適切な水平方向拡大比率と垂直方向拡大比率とを決定する。
【0039】
《実施例5》
図5を用いて本発明の実施例5の映像表示方法を説明する。実施例5の映像表示方法は、実施例1又は2の映像表示装置を用いて実行する。図5は、実施例5の映像表示方法のフロー図を示す。図5において、最初にステップ501で、選択回路10は表示器のアスペクト比(1:a)を入力する。ステップ502で、解析回路1が映像データから映像信号のアスペクト比(1:b)を抽出し、選択回路10が映像信号のアスペクト比を入力する。ステップ503で、選択回路10はコンテンツ・アスペクト比(1:c)を入力する。コンテンツ・アスペクト比は、ユーザが設定入力回路8を通じて入力し、又は黒帯検出回路11が自動的に推定する。
【0040】
ステップ504で、ステップ501〜503で入力した各アスペクト比の値に基づいて記憶回路9の表のアドレスを発生する。ステップ505で、選択回路10は、アドレスに基づいて記憶回路9から水平方向拡大比率と垂直方向拡大比率を読み込む。ステップ506で、水平拡大回路3は水平方向拡大比率に基づいて映像信号を水平方向に拡大する。ステップ507で垂直拡大回路4は垂直方向拡大比率に基づいて映像信号を垂直方向に拡大する。ステップ508で表示器5は水平方向及び垂直方向に拡大された映像信号を出力する。ステップ509で表示終了ならば処理を終了する。ステップ509で表示終了でなければステップ501に進みステップ501〜509の処理を繰り返す。
上記の処理により、ユーザは簡単な操作をすることにより又は自動的に、表示器5で適切な表示画面を見ることができる。
【0041】
表示装置が黒帯検出回路11を有する場合は、黒帯検出回路11が映像デコード回路2が出力する映像信号からコンテンツ・アスペクト比を推定し、解析回路1が映像ストリームから映像信号アスペクト比を抽出する。この場合、表示器アスペクト比のみを外部から設定するだけで、選択回路10は、記憶回路9のパラメータ(3種類のアスペクト比)を決定し、最適な水平方向拡大比率と垂直方向拡大比率とを決定することができる。本実施例の映像表示装置は、より簡単な操作で、表示器5は適切に拡大された画面(実施例においては、ほとんどの場合に上下又は左右に黒帯が生じることなく、映像信号と表示器とのアスペクト比の相違に起因する映像歪を生じることなく、最適に拡大された画面)を表示する。映像表示装置が固定の表示器5を有する場合は、表示器アスペクト比を不揮発性メモリ等に記憶することにより、映像表示装置は、自動的に適切な水平方向拡大比率と垂直方向拡大比率とを決定する。
【0042】
映像信号アスペクト比の情報は解析回路1が映像データから抽出し、表示器アスペクト比は接続する表示器6から決めることができるが、コンテンツ・アスペクト比は入力される映像データにより異なる。表示器アスペクト比と映像信号アスペクト比は事実上少ない種類(4:3及び16:9)に限定される。残るコンテンツ・アスペクト比を代表的なものに限定して、実際に使用されている表示器アスペクト比及び映像信号アスペクト比と、代表的なコンテンツ・アスペクト比とに対応する水平方向拡大比率及び垂直方向拡大比率の表(小さな表)を記憶回路9に記憶させても良い。例えば、ユーザが限定された小さな表から任意の水平方向拡大比率及び垂直方向拡大比率を選択するようにしても良い。この場合、3種類のアスペクト比のパラメータは、ユーザが水平方向拡大比率及び垂直方向拡大比率を選択する上での参考情報となる。これにより、ユーザが適切な水平方向拡大比率及び垂直方向拡大比率を計算することなく、表示器5に出力される映像信号を見ながら、代表的な拡大比率の中から黒帯の出なくなる適切な拡大比率を選択できる。
【0043】
さらにここで、選択されているコンテンツのアスペクト比(1:1.85等)若しくはその通称(アメリカン・ビスタ等)を画面に表示するようにしても良い。これにより、ユーザがコンテンツのアスペクト比を知っている場合に、任意の水平方向拡大比率及び垂直方向拡大比率から選択する時に、ユーザは、ユーザの知っているコンテンツのアスペクト比と、選択されているコンテンツのアスペクト比とが一致しているか否かを確認しながら選べるようになり、黒帯が出なくなる適切な水平方向拡大比率及び垂直方向拡大比率をより簡単に精度良く選択できる。
【0044】
《実施例6》
図6を用いて本発明の実施例6の映像表示方法を説明する。実施例6の映像表示方法は、実施例3又は4の映像表示装置を用いて実行する。図6は、実施例6の映像表示方法のフロー図を示す。図6において、最初にステップ601で演算回路12は表示器のアスペクト比(1:a)を入力する。ステップ602で、解析回路1が映像データから映像信号のアスペクト比(1:b)を抽出し、演算回路12が映像信号のアスペクト比を入力する。ステップ603で、演算回路12はコンテンツ・アスペクト比(1:c)を入力する。コンテンツ・アスペクト比は、ユーザが設定入力回路8を通じて入力し、又は黒帯検出回路11が自動的に推定する。
【0045】
ステップ604で、演算回路12はa:b:cの比較を行う。比較結果に基づいて、異なる関数を用いて水平方向拡大比率及び垂直方向拡大比率を導出する。c≦b≦aと判断したならばステップ606に進む。ステップ606で演算回路12は、水平方向拡大比率としてb/aを計算し、垂直方向拡大比率として1を計算し、それぞれの値を設定する。又は演算回路12は、水平方向拡大比率としてb/cを計算し、垂直方向拡大比率としてa/cを計算し、それぞれの値を設定する。ステップ608に進む。
ステップ604でb≦a≦cと判断したならばステップ605に進む。ステップ605で演算回路12は、水平方向拡大比率としてc/aを計算し、垂直方向拡大比率としてc/bを計算し、それぞれの値を設定する。ステップ608に進む。
【0046】
ステップ604でb≦c≦aと判断したならばステップ607に進む。ステップ607で演算回路12は、水平方向拡大比率としてc/aを計算し、垂直方向拡大比率としてc/bを計算し、それぞれの値を設定する。又は演算回路12は、水平方向拡大比率として1を計算し、垂直方向拡大比率としてa/bを計算し、それぞれの値を設定する。ステップ608に進む。
ステップ608で水平拡大回路3は、水平方向拡大比率に基づいて映像信号を水平方向に拡大する。ステップ609で垂直拡大回路4は、垂直方向拡大比率に基づいて映像信号を垂直方向に拡大する。ステップ610で表示器5は、映像信号を出力する(映像信号の表示画面を表示する。)。ステップ611で表示終了ならば処理を終了する。ステップ611で表示終了でなければステップ601に進み、ステップ601以下の処理を繰り返す。
【0047】
図7〜図9は、表示器と映像信号とコンテンツの様々なアスペクト比の組み合わせにおいて、従来例及び実施例の映像表示装置の表示器が表示する画面を例示する図である。図7において、701はアスペクト比1:1.33(=3:4)のコンテンツを含むアスペクト比1:1.33(=3:4)の映像信号を示す。従来例の映像表示装置のアスペクト比1:1.33の表示器が映像信号701を表示する表示画面を702に示す。
【0048】
本発明の実施例の映像表示装置のアスペクト比1:1.33の表示器が映像信号701を表示する表示画面を703に示す。この場合には、a:b:c=1.33:1.33:1.33なので、b=a=cとなる。図6のステップ604からステップ605に進む(ステップ606又は607でも良い。)。ステップ605で演算回路12は、水平方向拡大比率としてc/a=1を計算し、垂直方向拡大比率としてc/b=1を計算し、それぞれの値を設定する。ステップ608で水平拡大回路3は、水平方向拡大比率=1で映像信号を水平方向に拡大する。ステップ609で垂直拡大回路4は、垂直方向拡大比率=1で映像信号を垂直方向に拡大する。ステップ610で表示器5が映像信号701を出力した結果が703である。
【0049】
704はアスペクト比1:1.77(=9:16)のコンテンツを含むアスペクト比1:1.33(=3:4)の映像信号を示す。従来例の映像表示装置のアスペクト比1:1.33の表示器が映像信号704を映像信号のアスペクト比に従って表示する表示画面を705に示す。
【0050】
本発明の実施例の映像表示装置のアスペクト比1:1.33の表示器が映像信号704を表示する表示画面を706に示す。この場合、a:b:c=1.33:1.33:1.77なので、b=a<cとなり、図6のステップ604からステップ605に進む。ステップ605で演算回路12は、水平方向拡大比率としてc/a=1.33を計算し、垂直方向拡大比率としてc/b=1.33を計算し、それぞれの値を設定する。ステップ608で水平拡大回路3は、水平方向拡大比率=1.33で映像信号を水平方向に拡大する。ステップ609で垂直拡大回路4は、垂直方向拡大比率=1.33で映像信号を垂直方向に拡大する。ステップ610で表示器5が映像信号704を出力した結果が706である。映像信号は、破線のように拡大され、実線部分のみが表示器に表示される。従来例の映像表示装置においては、表示器は上下に黒帯を有する画面705を表示した。本発明の映像表示装置においては、ステップ608、ステップ609で画面を拡大することにより、表示器5は上下に黒帯のない画面706を表示する。
【0051】
707はアスペクト比1:2.35(シネマスコープ)で水平方向に圧縮(スクイーズ)されたコンテンツを含むアスペクト比1:1.33(=3:4)の映像信号を示す。従来例の映像表示装置のアスペクト比1:1.33の表示器が、映像信号707を、コンテンツのアスペクト比1:2.35が正しく表示されるように全画面表示する表示画面を708に示す。表示器は、映像表示装置が垂直方向に圧縮して上下の黒帯の幅を広げた(有効画面の上下の高さを狭めた)画面を表示する。
【0052】
本発明の実施例の映像表示装置のアスペクト比1:1.33の表示器が、映像信号707を表示する表示画面を709に示す。この場合、a:b:c=1.33:1.33:2.35なので、b=a<cとなり、ステップ604からステップ605に進む。ステップ605で演算回路12は、水平方向拡大比率としてc/a=1.76を計算し、垂直方向拡大比率としてc/b=1.76を計算し、それぞれの値を設定する。ステップ608で水平拡大回路3は、水平方向拡大比率=1.76で映像信号を水平方向に拡大する。ステップ609で垂直拡大回路4は、垂直方向拡大比率=1.76で映像信号を垂直方向に拡大する。ステップ610で表示器5が映像信号を出力した結果が709である。映像信号は、破線のように拡大され、実線部分のみが表示器に表示される。従来例の映像表示装置においては、表示器は上下に黒帯を有する画面708を表示した。本発明の映像表示装置においては、ステップ608、ステップ609で画面を拡大することにより、表示器5は上下に黒帯のない画面709を表示する。
【0053】
710はアスペクト比1:1のコンテンツを含むアスペクト比1:1.33(=3:4)の映像信号を示す。従来例の映像表示装置のアスペクト比1:1.33の表示器が映像信号710を映像信号のアスペクト比に従って表示する表示画面を711に示す。
本発明の実施例の映像表示装置のアスペクト比1:1.33の表示器が映像信号710を表示する表示画面を712に示す。この場合、a:b:c=1.33:1.33:1なので、c<b=aとなり、ステップ604からステップ606に進む。ステップ606で演算回路12は、水平方向拡大比率としてb/a=1を計算し、垂直方向拡大比率として1を計算し、それぞれの値を設定する。ステップ608で水平拡大回路3は、水平方向拡大比率=1で映像信号を水平方向に拡大する。ステップ609で垂直拡大回路4は、垂直方向拡大比率=1で映像信号を垂直方向に拡大する。ステップ610で表示器5が映像信号710を出力した結果が712である。
【0054】
713はアスペクト比1:1のコンテンツを含むアスペクト比1:1.33(=3:4)の映像信号を示す。従来例の映像表示装置のアスペクト比1:1.33の表示器が映像信号713を映像信号のアスペクト比に従って表示する表示画面を714に示す。
【0055】
本発明の実施例の映像表示装置のアスペクト比1:1.33の表示器が映像信号713を表示する表示画面を715に示す。この場合には、a:b:c=1.33:1.33:1なので、c<b=aとなり、ステップ604からステップ606に進む。ステップ606で演算回路12は、図6における他の1つの水平方向拡大比率であるb/c=1.33を計算し、図6における他の1つの垂直方向拡大比率であるa/c=1.33を計算し、それぞれの値を設定する。ステップ608で水平拡大回路3は、水平方向拡大比率=1.33で映像信号を水平方向に拡大する。ステップ609で垂直拡大回路4は、垂直方向拡大比率=1.33で映像信号を垂直方向に拡大する。ステップ610で表示器5が映像信号を出力した結果が715である。従来例の映像表示装置においては、表示器は左右に黒帯を有する画面714を表示した。本発明の映像表示装置においては、ステップ608、ステップ609で画面を拡大することにより、表示器5は上下に黒帯のない画面715を表示する。
【0056】
図8において、801はアスペクト比1:1.77(=9:16)のコンテンツを含むアスペクト比1:1.33(=3:4)の映像信号を示す。従来例の映像表示装置のアスペクト比1:1.77(=9:16)の表示器が映像信号801を表示する表示画面を802に示す。表示画面802は、映像信号と表示器のアスペクト比の相違により、水平方向に引き伸ばされる。
【0057】
本発明の実施例の映像表示装置のアスペクト比1:1.77(=9:16)の表示器が映像信号801を表示する表示画面を803に示す。この場合には、a:b:c=1.77:1.33:1.77なので、b<a=cとなり、ステップ604からステップ605に進む。ステップ605で演算回路12は、水平方向拡大比率としてc/a=1を計算し、垂直方向拡大比率としてc/b=1.33を計算し、それぞれの値を設定する。ステップ608で水平拡大回路3は、水平方向拡大比率=1で映像信号を水平方向に拡大する。ステップ609で垂直拡大回路4は、垂直方向拡大比率=1.33で映像信号を垂直方向に拡大する。ステップ610で表示器5が映像信号を出力した結果が803である。従来例の映像表示装置においては、表示器は上下に黒帯を有する画面802を表示した。本発明の映像表示装置においては、ステップ608、ステップ609で画面を拡大することにより、表示器5は上下に黒帯のない画面803を表示する。
【0058】
804はアスペクト比1:1.85(アメリカン・ビスタ)で水平方向に圧縮(スクイーズ)されたコンテンツを含むアスペクト比1:1.33(=3:4)の映像信号を示す。従来例の映像表示装置のアスペクト比1:1.77(=9:16)の表示器が映像信号804を、コンテンツのアスペクト比1:1.85が正しく表示されるように表示する表示画面を805に示す。
【0059】
本発明の実施例の映像表示装置のアスペクト比1:1.77(=9:16)の表示器が映像信号804を表示する表示画面を806に示す。この場合には、a:b:c=1.77:1.33:1.85なので、b<a<cとなり、ステップ604からステップ605に進む。ステップ605で演算回路12は、水平方向拡大比率としてc/a=1.05を計算し、垂直方向拡大比率としてc/b=1.05を計算し、それぞれの値を設定する。ステップ608で水平拡大回路3は、水平方向拡大比率=1.05で映像信号を水平方向に拡大する。ステップ609で垂直拡大回路4は、垂直方向拡大比率=1.05で映像信号を垂直方向に拡大する。ステップ610で表示器5が映像信号を出力した結果が806である。従来例の映像表示装置においては、表示器は上下に黒帯を有する画面805を表示した。本発明の映像表示装置においては、ステップ608、ステップ609で画面を拡大することにより、表示器5は上下に黒帯のない画面806を表示する。
【0060】
807はアスペクト比1:1.33(=3:4)のコンテンツを含むアスペクト比1:1.33(=3:4)の映像信号を示す。従来例の映像表示装置のアスペクト比1:1.77(=9:16)の表示器が映像信号807を、そのまま(アスペクト比を変換することなく)表示する表示画面を808に示す。表示画面808は、映像信号と表示器のアスペクト比の相違により、水平方向に引き伸ばされる。
【0061】
本発明の実施例の映像表示装置のアスペクト比1:1.77(=9:16)の表示器が映像信号807を表示する表示画面を809に示す。この場合には、a:b:c=1.77:1.33:1.33なので、c=b<aとなり、ステップ604からステップ606に進む。ステップ606で演算回路12は、水平方向拡大比率としてb/a=0.75を計算し、垂直方向拡大比率として1を計算し、それぞれの値を設定する。ステップ608で水平拡大回路3は、水平方向拡大比率=0.75で映像信号を水平方向に縮小して縮小した分だけ左右に黒帯を追加する。ステップ609で垂直拡大回路4は、垂直方向拡大比率=1で映像信号を垂直方向に拡大する。ステップ610で表示器5が映像信号を出力した結果が809である。従来例の映像表示装置においては、表示器は歪んだ画面808を表示した。本発明の映像表示装置においては、ステップ608、ステップ609で画面を拡大(縮小)することにより、表示器5は歪みのない画面809を表示する。
【0062】
810はアスペクト比1:1.33(=3:4)のコンテンツを含むアスペクト比1:1.33(=3:4)の映像信号を示す。従来例の映像表示装置のアスペクト比1:1.77(=9:16)の表示器が映像信号810を、そのまま(アスペクト比を変換することなく)表示する表示画面を811に示す。表示画面811は、映像信号と表示器のアスペクト比の相違により、水平方向に引き伸ばされる。
【0063】
本発明の実施例の映像表示装置のアスペクト比1:1.77(=9:16)の表示器が映像信号810を表示する表示画面を812に示す。この場合には、a:b:c=1.77:1.33:1.33なので、c=b<aとなり、ステップ604からステップ606に進む。ステップ606で演算回路12は、図6の他の1つの水平方向拡大比率であるb/c=1を計算し、図6の他の1つの垂直方向拡大比率であるa/c=1.33を計算し、それぞれの値を設定する。ステップ608で水平拡大回路3は、水平方向拡大比率=1で映像信号を水平方向に拡大する。ステップ609で垂直拡大回路4は、垂直方向拡大比率=1.33で映像信号を垂直方向に拡大する。ステップ610で表示器5が映像信号を出力した結果が812である。従来例の映像表示装置においては、表示器は歪んだ画面811を表示した。本発明の映像表示装置においては、ステップ608、ステップ609で画面を拡大することにより、表示器5は、コンテンツの上下の一部が見えなくなるが、歪みがなく黒帯を有しない画面812を表示する。
【0064】
図9において、913はアスペクト比1:1のコンテンツを含むアスペクト比1:1.33(=3:4)の映像信号を示す。従来例の映像表示装置のアスペクト比1:1.77(=9:16)の表示器が映像信号913を、そのまま(アスペクト比を変換することなく)表示する表示画面を914に示す。表示画面914は、映像信号と表示器のアスペクト比の相違により、水平方向に引き伸ばされる。
【0065】
本発明の実施例の映像表示装置のアスペクト比1:1.77(=9:16)の表示器が映像信号913を表示する表示画面を915に示す。この場合には、a:b:c=1.77:1.33:1なので、c<b<aとなり、ステップ604からステップ606に進む。ステップ606で演算回路12は、水平方向拡大比率としてb/a=0.75を計算し、垂直方向拡大比率として1を計算し、それぞれの値を設定する。ステップ608で水平拡大回路3は、水平方向拡大比率=0.75で映像信号を水平方向に縮小して縮小した分だけ左右に黒帯を追加する。ステップ609で垂直拡大回路4は、垂直方向拡大比率=1で映像信号を垂直方向に拡大する。ステップ610で表示器5が映像信号を出力した結果が915である。従来例の映像表示装置においては、表示器は歪んだ画面914を表示した。本発明の映像表示装置においては、ステップ608、ステップ609で画面を拡大することにより、表示器5は、左右に黒帯を有するが、歪みがない画面915を表示する。
【0066】
916はアスペクト比1:1のコンテンツを含むアスペクト比1:1.33(=3:4)の映像信号を示す。従来例の映像表示装置のアスペクト比1:1.77(=9:16)の表示器が映像信号916を、そのまま(アスペクト比を変換することなく)表示する表示画面を917に示す。表示画面917は、映像信号と表示器のアスペクト比の相違により、水平方向に引き伸ばされる。
【0067】
本発明の実施例の映像表示装置のアスペクト比1:1.77(=9:16)の表示器が映像信号916を表示する表示画面を918に示す。この場合には、a:b:c=1.77:1.33:1なので、c<b<aとなり、ステップ604からステップ606に進む。ステップ606で演算回路12は、図6の他の1つの水平方向拡大比率であるb/c=1.33を計算し、図6の他の1つの垂直方向拡大比率であるa/c=1.77を計算し、それぞれの値を設定する。ステップ608で水平拡大回路3は、水平方向拡大比率=1.33で映像信号を水平方向に拡大する。ステップ609で垂直拡大回路4は、垂直方向拡大比率=1.77で映像信号を垂直方向に拡大する。ステップ610で表示器5が映像信号を出力した結果が918である。
従来例の映像表示装置においては、表示器は左右に黒帯があり歪んだ画面917を表示した。本発明の映像表示装置においては、ステップ608、ステップ609で画面を拡大することにより、表示器5は、コンテンツの上下の一部が見えなくなるが、黒帯がなく歪みがない画面918を表示する。
【0068】
919はアスペクト比1:1.66(ヨーロピアン・ビスタ)のコンテンツを含むアスペクト比1:1.33(=3:4)の映像信号を示す。従来例の映像表示装置のアスペクト比1:1.77(=9:16)の表示器が映像信号919を、そのまま(アスペクト比を変換することなく)表示する表示画面を920に示す。表示画面920は、映像信号と表示器のアスペクト比の相違により、水平方向に引き伸ばされる。
【0069】
本発明の実施例の映像表示装置のアスペクト比1:1.77(=9:16)の表示器が映像信号919を表示する表示画面を920に示す。この場合には、a:b:c=1.77:1.33:1.66なので、b<c<aとなり、ステップ604からステップ607に進む。ステップ607で演算回路12は、水平方向拡大比率としてc/a=0.94を計算し、垂直方向拡大比率としてc/b=1.25を計算し、それぞれの値を設定する。ステップ608で水平拡大回路3は、水平方向拡大比率=0.94で映像信号を水平方向に縮小して縮小した分だけ左右に黒帯を追加する。ステップ609で垂直拡大回路4は、垂直方向拡大比率=1.25で映像信号を垂直方向に拡大する。ステップ610で表示器5が映像信号を出力した結果が921である。
従来例の映像表示装置においては、表示器は歪んだ画面920を表示した。本発明の映像表示装置においては、ステップ608、ステップ609で画面を拡大することにより、表示器5は、左右に黒帯があるものの、歪みがない画面921を表示する。
【0070】
922はアスペクト比1:1.66(ヨーロピアン・ビスタ)のコンテンツを含むアスペクト比1:1.33(=3:4)の映像信号を示す。
従来例の映像表示装置のアスペクト比1:1.77(=9:16)の表示器が映像信号922を、そのまま(アスペクト比を変換することなく)表示する表示画面を923に示す。表示画面922は、映像信号と表示器のアスペクト比の相違により、水平方向に引き伸ばされる。
【0071】
本発明の実施例の映像表示装置のアスペクト比1:1.77(=9:16)の表示器が映像信号922を表示する表示画面を924に示す。この場合には、a:b:c=1.77:1.33:1.66なので、b<c<aとなり、ステップ604からステップ607に進む。ステップ606で演算回路12は、図6の他の1つの水平方向拡大比率である1を計算し、図6の他の1つの垂直方向拡大比率であるa/b=1.33を計算し、それぞれの値を設定する。ステップ608で水平拡大回路3は、水平方向拡大比率=1で映像信号を水平方向に拡大する。ステップ609で垂直拡大回路4は、垂直方向拡大比率=1.33で映像信号を垂直方向に拡大する。ステップ610で表示器5が映像信号を出力した結果が924である。
従来例の映像表示装置においては、表示器は歪んだ画面923を表示した。本発明の映像表示装置においては、ステップ608、ステップ609で画面を拡大することにより、表示器5は、コンテンツの上下の一部が見えなくなるが、上下に黒帯がなく歪みがない画面924を表示する。
【0072】
以上のように本実施例の演算回路12は、表示器と映像信号とコンテンツのそれぞれのアスペクト比の情報に基づき、実質的にほとんどの場合において映像信号の上下又は左右に生じる黒帯が出なくなり且つ映像信号と表示器とのアスペクト比の相違に起因する映像歪を生じない表示画像を生成する水平方向拡大比率と垂直方向拡大比率を演算により求める。映像信号がスクイーズされたコンテンツを含む場合は、スクイーズ情報に基づいて、映像信号そのものを例えば水平方向に拡大することにより、コンテンツの歪を除去することができる。映像信号と表示器とのアスペクト比の相違に起因する映像歪を生じないようにすることにより、実質的に映像表示装置は、常に歪のない表示画面を生成することが出来る。
本発明の画像表示装置は、表示器と映像信号とコンテンツのアスペクト比のさまざまな組み合わせに柔軟に対応して、ほとんどの場合において映像信号の上下又は左右に黒帯を生じることなく、映像信号と表示器とのアスペクト比の相違に起因する映像歪を生じない表示画面を表示器に表示する。
【0073】
表示装置が黒帯検出回路11を有する場合は、黒帯検出回路11が映像デコード回路2が出力する映像信号からコンテンツ・アスペクト比を推定し、解析回路1が映像ストリームから映像信号アスペクト比を抽出する。この場合、表示器アスペクト比のみを外部から設定するだけで、演算回路12は最適な水平方向拡大比率と垂直方向拡大比率とを決定することができる。本実施例の映像表示装置は、より簡単な操作で、表示器5は適切に拡大された画面(ほとんどの場合に上下又は左右に黒帯が生じることなく、映像信号と表示器とのアスペクト比の相違に起因する映像歪を生じることなく、最適に拡大された画面)を表示する。映像表示装置が固定の表示器5を有する場合は、表示器アスペクト比を不揮発性メモリ等に記憶することにより、映像表示装置は、自動的に適切な水平方向拡大比率と垂直方向拡大比率とを決定する。
【0074】
映像信号アスペクト比の情報は解析回路1が映像データから抽出し、表示器アスペクト比は接続する表示器6から決めることができるが、コンテンツ・アスペクト比は入力される映像データにより異なる。表示器アスペクト比と映像信号アスペクト比は事実上少ない種類(4:3及び16:9)に限定される。残るコンテンツ・アスペクト比を代表的なものに限定して、実際に使用されている表示器アスペクト比及び映像信号アスペクト比と、代表的なコンテンツ・アスペクト比とに対応する水平方向拡大比率及び垂直方向拡大比率の表(小さな表)を記憶回路9に記憶させても良い。例えば、ユーザが限定された小さな表から任意の水平方向拡大比率及び垂直方向拡大比率を選択するようにしても良い。この場合、3種類のアスペクト比のパラメータは、ユーザが水平方向拡大比率及び垂直方向拡大比率を選択する上での参考情報となる。これにより、ユーザが適切な水平方向拡大比率及び垂直方向拡大比率を計算することなく、表示器5に出力される映像信号を見ながら、代表的な拡大比率の中から黒帯の出なくなる適切な拡大比率を選択できる。
【0075】
さらにここで、選択されているコンテンツのアスペクト比(1:1.85等)若しくはその通称(アメリカン・ビスタ等)を画面に表示するようにしても良い。これにより、ユーザがコンテンツのアスペクト比を知っている場合に、任意の水平方向拡大比率及び垂直方向拡大比率から選択する時に、ユーザは、ユーザの知っているコンテンツのアスペクト比と、選択されているコンテンツのアスペクト比とが一致しているか否かを確認しながら選べるようになり、黒帯が出なくなる適切な水平方向拡大比率及び垂直方向拡大比率をより簡単に精度良く選択できる。
【0076】
【発明の効果】
本発明によれば、種々のアスペクト比をそれぞれ有する映像信号とコンテンツとの組み合わせを種々のアスペクト比を有する表示器に表示する場合に、簡単な操作により又は自動的に、適切な表示画面を生成する映像表示装置と映像表示方法を実現できるという有利な効果が得られる。
本発明によれば、種々のアスペクト比をそれぞれ有する映像信号とコンテンツとの組み合わせを種々のアスペクト比を有する表示器に表示する場合に、簡単な操作により又は自動的に、ほとんどの場合に上下又は左右に黒帯が生じることなく、映像信号と表示器とのアスペクト比の相違に起因する映像歪を生じない表示画面を生成する映像表示装置と映像表示方法を実現できるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1による映像表示装置のブロック図
【図2】本発明の実施例2による映像表示装置のブロック図
【図3】本発明の実施例3による映像表示装置のブロック図
【図4】本発明の実施例4による映像表示装置のブロック図
【図5】本発明の実施例5による映像表示方法のフロー図
【図6】本発明の実施例6による映像表示方法のフロー図
【図7】アスペクト比(1:1.33)の表示器とアスペクト比(1:1.33)の映像信号と様々なアスペクト比のコンテンツの組み合わせにおける表示器の表示画面を示す図
【図8】アスペクト比(1:1.77)の表示器とアスペクト比(1:1.33)の映像信号と様々なアスペクト比のコンテンツの組み合わせにおける表示器の表示画面を示す図(1)
【図9】アスペクト比(1:1.77)の表示器とアスペクト比(1:1.33)の映像信号と様々なアスペクト比のコンテンツの組み合わせにおける表示器の表示画面を示す図(2)
【図10】従来の映像表示装置のブロック図
【符号の説明】
1 解析回路
2 映像デコード回路
3 水平拡大回路
4 垂直拡大回路
5 表示器
8 設定入力回路
9 記憶回路
10 選択回路
11 黒帯検出回路
12 演算回路
13 拡大比率設定回路

Claims (3)

  1. 水平方向拡大比率に基づいて入力した映像信号の表示画面を水平方向に拡大する水平拡大部と、
    垂直方向拡大比率に基づいて前記映像信号の表示画面を垂直方向に拡大する垂直拡大部と、
    前記映像信号の表示画面を表示する表示器と、
    前記表示器のアスペクト比の情報と、前記映像信号のアスペクト比の情報と、前記映像信号の有効部分であるコンテンツのアスペクト比の情報とに基づき、前記水平方向拡大比率及び前記垂直方向拡大比率を設定する拡大比率設定部と、を備え、
    表示器のアスペクト比を垂直:水平=1:a、映像信号のアスペクト比を垂直:水平=1:b、コンテンツのアスペクト比を垂直:水平=1:cとして、
    b≦a≦cの場合、前記拡大比率設定部は水平方向拡大比率をc/aで垂直方向拡大比率をc/bに設定することで、前記表示器は、上下又は左右に黒帯が生じることなく、かつ、映像歪を生じることがない表示画像を表示することを特徴とする映像表示装置。
  2. 水平方向拡大比率に基づいて入力した映像信号の表示画面を水平方向に拡大する水平拡大部と、
    垂直方向拡大比率に基づいて前記映像信号の表示画面を垂直方向に拡大する垂直拡大部と、
    前記映像信号の表示画面を表示する表示器と、
    前記表示器のアスペクト比の情報と、前記映像信号のアスペクト比の情報と、前記映像信号の有効部分であるコンテンツのアスペクト比の情報とに基づき、前記水平方向拡大比率及び前記垂直方向拡大比率を設定する拡大比率設定部と、を備え、
    表示器のアスペクト比を垂直:水平=1:a、映像信号のアスペクト比を垂直:水平=1:b、コンテンツのアスペクト比を垂直:水平=1:cとして、
    c≦b≦aの場合、前記拡大比率設定部は水平方向拡大比率をb/cで垂直方向拡大比率をa/cに設定することで、前記表示器は、上下又は左右に黒帯が生じることなく、かつ、映像歪を生じることがない表示画像を表示することを特徴とする映像表示装置。
  3. 水平方向拡大比率に基づいて入力した映像信号の表示画面を水平方向に拡大する水平拡大部と、
    垂直方向拡大比率に基づいて前記映像信号の表示画面を垂直方向に拡大する垂直拡大部と、
    前記映像信号の表示画面を表示する表示器と、
    前記表示器のアスペクト比の情報と、前記映像信号のアスペクト比の情報と、前記映像信号の有効部分であるコンテンツのアスペクト比の情報とに基づき、前記水平方向拡大比率及び前記垂直方向拡大比率を設定する拡大比率設定部と、を備え、
    表示器のアスペクト比を垂直:水平=1:a、映像信号のアスペクト比を垂直:水平=1:b、コンテンツのアスペクト比を垂直:水平=1:cとして、
    b≦c≦aの場合、前記拡大比率設定部は水平方向拡大比率を1で垂直方向拡大比率をa/bに設定することで、前記表示器は、上下又は左右に黒帯が生じることなく、かつ、映像歪を生じることがない表示画像を表示することを特徴とする映像表示装置。
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