JP5153192B2 - 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム - Google Patents

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本発明は、画像処理装置、画像処理方法、及びプログラムに関し、特に、画像の縦横比を所定の縦横比に変換する画像処理装置、画像処理方法、及びプログラムに関する。
近年、ワイドテレビの普及により、縦横比16:9のワイド動画が多くみられるようになってきている。これに伴い、縦横比16:9のワイド動画、及び縦横比4:3の従来の動画の放送信号が混在すると共に、縦横比16:9及び縦横比4:3の表示領域を有するテレビ受像機が混在している状況である。この様な状況において、放送信号として受信した素材動画の縦横比とテレビ受像機の表示領域の縦横比とが一致しない場合の表示方法として、以下の二つの方法が知られている。
第1の方法は、素材動画の内容が全部表示されるように素材動画及び表示領域の縦又は横の長さを合わせて、素材動画の上下又は左右に黒帯をつけて表示する方法である。この第1の方法は直感的にわかりやすく、また表示処理も単純に実現できる。
第2の方法は、素材動画を縦方向又は横方向に引き伸ばすことにより、素材動画の縦横比を表示領域の縦横比に変換して表示する方法である。この第2の方法では、黒帯をつけることにより表示領域を無駄に使うことがないので、第1の方法より、より好ましい場合が多い。さらに、第2の方法をベースにして、素材動画の縦横比の変換をリモコンで制御することや、縦横比の好ましい変換方法等が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
一方、近年、コンピュータ上で動画を扱うことも多くなっている。
特開平10−233977号公報
しかしながら、テレビ受像機の互換性を保つためテレビで扱う動画の縦横比が4:3か16:9のいずれかに規格化されているのに対し、コンピュータ上で扱う動画の縦横比は様々である。例えば、コンピュータ上で扱う動画には、縦横比3:4又は縦横比9:16といった縦に長い動画も存在する。
上記特許文献1に記載の縦横比の変換方法において、例えば、縦横比3:4の縦に長い素材動画を縦横比16:9の横に長い表示領域に表示する場合に、素材動画を横方向に引き伸ばして表示すると、非常に見難くなる。
本発明の目的は、画像の縦横比に応じて好適な縦横比の変換を実現することができる画像処理装置、画像処理方法、及びプログラムを提供することにある。
上述の目的を達成するために、本発明の画像処理装置は、画像の縦横比を所定の縦横比に変換する変換手段と、前記画像の縦横比及び前記所定の縦横比とから算出される比と閾値を比較し、当該比較の結果に基づいて前記変換手段によって前記画像の縦横比を変換するか否かを決定する制御手段とを備え
前記画像が動画であるか静止画であるかに応じて、前記制御手段は異なる閾値を使用して比較することを特徴とする。
上述の目的を達成するために、本発明の画像処理方法は、画像の縦横比を所定の縦横比に変換する変換ステップと、前記画像の縦横比及び前記所定の縦横比とから算出される比と閾値を比較し、当該比較の結果に基づいて前記変換ステップにおいて前記画像の縦横比を変換するか否かを決定する制御ステップとを備え、前記制御ステップでは、前記画像が動画であるか静止画であるかに応じて異なる閾値を使用して比較することを特徴とする。
本発明によれば、所定の閾値を設定し、画像の縦横比及び所定の縦横比の比を算出し、算出された比及び閾値を比較し、その比較の結果に基づいて画像の縦横比を変換するか否かを判別する。これにより、画像の縦横比に応じて好適な縦横比の変換を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
まず、第1の実施の形態について説明する。第1の実施の形態では、パーソナルコンピュータ上で動作する動画編集アプリケーションにおいて本発明に係る画像処理方法を実現している。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。
図1において、画像処理装置としてのPC(パーソナルコンピュータ)100は、CPU(中央演算装置)101、メインメモリ102、表示部104、ハードディスクドライブ105、キー入力部106、及びネットワークインターフェース107を備える。
CPU101及びメインメモリ102は、メインバス111を介して互いに接続されている。ハードディスクドライブ105、キー入力部106、及びネットワークインターフェース107は、周辺バス112を介して互いに接続されている。メインバス111及び周辺バス112は、ブリッジ103を介して互いに接続されている。表示部104は、グラフィックポートによりブリッジ103に接続されている。
ハードディスクドライブ105は、周辺バス112に接続された大容量記憶手段である。キー入力部106は、キーボード及びマウスにより構成される。
本実施の形態では、このPC100上でOS(オペレーティングシステム)が動作する。OSのプログラムは、ハードディスクドライブ105に記憶されており、システムの電源投入後、メインメモリ102にロードされてCPU101で順次処理される。CPU101が、ブリッジ103、表示部104、ハードディスクドライブ105、キー入力部106、及びネットワークインターフェース107を制御することにより、ユーザにサービスを提供する。本実施の形態における縦横比フィッティング処理は、このPC100上のOSの動作により実現される。
図2は、図1における表示部104に表示される動画編集アプリケーションのユーザインターフェースを示す図である。
図2において、ユーザインターフェース300は、ファイルボタン301、効果ボタン302、プレビューボタン303、保存ボタン304、再生画面305、及びストーリーボード306を備える。
ストーリーボード306には、編集対象となる素材動画のサムネイル画像が並べて表示される。
ファイルボタン301をクリックすると、ファイル選択ダイアログ(不図示)が開き、編集対象となる素材動画を指定することができる。動画編集アプリケーションでは、ここで指定された動画が、ストーリーボード306上に登録され、編集対象となる素材動画として扱うことができる。
効果ボタン302をクリックすると、後述する図3の効果設定ダイアログが開き、ストーリーボード306上に登録されている素材動画に対する効果を指定することができる。
プレビューボタン303をクリックすると、ストーリーボード306上に登録されている素材動画に指定された効果を付加した編集結果を再生画面305に再生することができる。
保存ボタン304をクリックすると、ストーリーボード306上に登録されている素材動画に指定された効果を付加した編集結果をハードディスクドライブ105に保存することができる。
図3は、図1における表示部104に表示される効果指定ダイアログを示す図である。
図3において、効果設定ダイアログ400は、効果タブ401、及びテキストタブ402を有する。効果タブ401では、素材動画に対してセピア、縦横比フィッティング、RGB自動補正、モノクロ等のフィルタ効果を付加できる。また、テキストタブ402では、素材動画に対して挿入するテキストを指定することができる(不図示)。
図4は、図2の動画編集アプリケーションのユーザインターフェースのユーザワークフローのフローチャートである。
図4において、まず、ユーザが動画編集アプリケーションのプログラムを起動すると、表示部104にユーザインターフェース300が表示される。ここで、ユーザは、ファイルボタン301をクリックしてファイル選択ダイアログを開き、編集対象となる素材動画を指定する(ステップS501)。ユーザに指定された編集対象となる素材動画のサムネイル画像は、ストーリーボード306上に並べて表示される。
ここでは、ユーザは、001.avi及び002.aviという二つの動画を素材動画として指定したとする。001.aviは縦横比が4:3の横に長い動画であり、002.aviは縦横比が3:4の縦に長い動画である。
また、ここでは、動画編集アプリケーションは、縦横比が16:9の横に長い動画をハードディスクドライブ105に保存するように設定されているとする。そのため、素材動画001.avi及び002.aviはいずれも、保存すべき動画より横に短い。したがって、図2に示すように、ストーリーボード306に登録された二つの素材動画001.avi及び002.aviは、それぞれ左右に黒帯がついた状態となっている。
次に、ユーザは、効果ボタン302をクリックして効果設定ダイアログ400を開き、ストーリーボード306上に登録されている素材動画に対する効果を指定する(ステップS502)。本実施の形態では、効果タブ401で「縦横比フィッティング」を指定し、素材動画に対して縦横比フィッティングの効果を付加するように動画編集アプリケーションに指示する。縦横比フィッティングの指示を受けた動画編集アプリケーションは、後述する図5の縦横比フィッティング処理を実行する。
次に、ユーザは、プレビューボタン303をクリックし、ストーリーボード306上に登録されている素材動画に指定された効果を付加した編集結果を再生画面305に再生する(ステップS503)。これにより、ユーザは素材動画に指定された効果を付加した編集結果を確認することができる。
次に、ユーザは、保存ボタン304をクリックして、ストーリーボード306上に登録されている素材動画に指定された効果を付加した編集結果をハードディスクドライブ105に保存し(ステップS504)、本処理を終了する。
図5は、図4のステップS502の操作により実行される縦横比フィッティング処理のフローチャートである。本処理は、図5のステップS502においてユーザにより効果タブ401で「縦横比フィッティング」が指定されると、PC100のCPU101によって実行される。
図5において、まず、CPU101は、閾値α、βを設定する(ステップS101)。ここでは、それぞれα=0.7、β=1.3とする。この閾値α、βは、後述するステップS106、S108において、縦方向又は横方向のフィッティング処理を行うか否かを判断するために用いられる。
次に、ハードディスクドライブ105に保存すべき動画の縦横比X1:X2を実数Aに代入する(ステップS102)。ここでは、保存すべき動画の縦横比は16:9であるのでA=16÷9=1.7778となる。
次に、編集対象となる素材動画の縦横比Y1:Y2を実数Bに代入する(ステップS103)。ここでは、最初の素材動画001.aviの縦横比は4:3であるので、B=4÷3=1.3333となる。
次に、CにAとBの比を代入する(ステップS104)。即ち、保存すべき動画の縦横比A及び素材動画の縦横比Bの比Cを算出する。ここでは、C=B/A=0.75となる。
次に、Cの値が、1に等しいか、1より大きいか、1より小さいかを判別する(ステップS105)。この判別の結果、Cの値が1に等しいときは、素材動画及び保存すべき動画は、縦横比が等しいことを表しており、縦方向又は横方向のフィッティング処理を行う必要がない。そのため、Cが1に等しいときは、縦方向又は横方向のフィッティング処理を行うことなくステップS110に進む。
一方、ステップS105の判別の結果、Cの値が1より小さいときは、素材動画が保存すべき動画より横に短いことを表しており、ステップS106に進む。本実施の形態では、C=0.75であり、素材動画001.aviが保存すべき動画より横に短いので、ステップS106に進む。
ステップS106では、Cの値が閾値αより大きいか否かを判別する。ステップS106の判別の結果、Cの値が閾値αより大きいときは、Cの値が1に近いことを表しており、ステップS107に進む。即ち、素材動画が保存すべき動画より横に短いが、その短さの度合いが小さいことを表す。例えば、C=0.95であれば、素材動画及び保存すべき動画の縦横比にほとんど差がないことを表す。本実施の形態では、C=0.75、α=0.7であり、Cの値が閾値αより大きいので、ステップS107に進む。
ステップS107では、素材動画に対して横方向のフィッティング処理を行い、ステップS110に進む。ここで、本発明では、フィッティング処理自体はどのような処理であってもよい。本実施の形態では、フィッティング処理としては、素材動画を単純に横方向に引き伸ばすものとする。
一方、ステップS106の判別の結果、Cの値が閾値α以下であるときは、素材動画が保存すべき動画より横に短く、その短さの度合いが大きいことを表す。この場合、素材動画に対して横方向のフィッティング処理を行うと、かえって見難い動画となる。そのため、Cの値が閾値α以下であるときは、横方向のフィッティング処理を行うことなくステップS110に進む。
一方、ステップS105の判別の結果、Cの値が1より大きいときは、素材動画が保存すべき動画より縦に短いことを意味しており、ステップS108に進む。
ステップS108では、Cの値が閾値βより小さいか否かを判別する。ステップS108の判別の結果、Cの値が閾値βより小さいときは、Cの値が1に近いことを表しており、ステップS109に進む。即ち、素材動画が保存すべき動画より縦に短いが、その短さの度合いが小さいことを表す。例えば、C=1.05であれば、素材動画及び保存すべき動画の縦横比にほとんど差がないことを表す。
ステップS109では、素材動画に対して縦方向のフィッティング処理を行い、ステップS110に進む。ここで、本発明では、フィッティング処理自体はどのような処理であってもよい。本実施の形態では、フィッティング処理としては、素材動画を単純に縦方向に引き伸ばすものとする。
一方、ステップS108の判別の結果、Cの値が閾値β以上であるときは、素材動画が保存すべき動画より縦に短く、その短さの度合いが大きいことを表す。この場合、素材動画に対して縦方向のフィッティング処理を行うと、かえって見難い動画となる。そのため、Cの値が閾値β以上であるときは、縦方向のフィッティング処理を行うことなくステップS110に進む。
ステップS110では、次に処理すべき未処理の素材動画があるか否かを判別する。この判別の結果、未処理の素材動画があるときは、ステップS103に戻る。一方、この判別の結果、未処理の素材動画がないときは、本処理を終了する。本実施の形態では、まだ2番目の素材動画002.aviが存在するので、ステップS103に戻る。
ステップS103では、素材動画の縦横比Y1:Y2を実数Bに代入する。ここでは、2番目の素材動画002.aviの縦横比は3:4であるので、B=3÷4=0.75となる。
次に、CにAとBの比を代入する(ステップS104)。ここでは、C=B/A=0.4218となる。
次に、Cの値が、1に等しいか、1より大きいか、1より小さいかを判別する(ステップS105)。C=0.4218であり、素材動画002.aviが保存すべき動画より横に短いので、ステップS106に進む。
ステップS106では、Cの値が閾値αより大きいか否かを判別する。C=0.4218、α=0.7であり、Cの値が閾値α以下であるので、素材動画002.aviに対しては縦方向のフィッティング処理を行うことなくステップS110に進む。
ステップS110では、次に処理すべき未処理の素材動画があるか否かを判別する。ここでは、未処理の素材動画がないので、本処理を終了する。
図6は、図5の縦横比フィッティング処理後のユーザインターフェース300を示す図である。
図6において、ユーザインターフェース300のストーリーボード306には、素材動画001.avi及び002.aviに対して縦横比フィッティング処理を実行した後の、編集結果のサムネイル画像が表示されている。動画001.aviに対しては横方向のフィッティング処理がなされているが、動画002.aviに対して横方向のフィッティング処理がなされていない。
第1の実施の形態によれば、素材動画の縦横比及び保存すべき動画の縦横比の比を所定の閾値と比較し、縦方向又は横方向のフィッティング処理を行うとかえって見難い動画となると判断される場合には、縦方向又は横方向のフィッティング処理を行わない。これにより、素材動画の縦横比に応じて好適な縦横比の変換を実現することができる。
次に、第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態では、動画を記録再生する撮像装置において本発明に係る画像処理方法を実現している。
図7は、本発明の第2の実施の形態に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。
図7において、画像処理装置としての撮像装置200は、撮像部201、符号化/復号化部202、記憶部203、表示部204、縦横比変換部205、出力部206、及び制御部207を備える。
撮像部201は、CCD及び撮像信号処理部により構成される。符号化/復号化部202は、撮影した静止画/動画の符号化、復号化を行う。本実施の形態では、符号化/復号化部202は、静止画はJPEGに、動画はMotionJPEGに符号化/復号化するものとする。
記憶部203は、画像の撮影時には符号化/復号化部202で符号化された画像信号を記憶する。また、記憶部203は、画像の再生時には記憶された画像信号を符号化/復号化部202に送出する。
表示部204は、本実施の形態では、撮像装置200に付属する液晶パネル、及び表示装置により構成される。また、表示部204は、符号化/復号化部202で復号化された画像を表示する。
縦横比変換部205は、画像信号に対して出力形式に適した縦横比フィッティング処理を実行する。出力部206は、縦横比変換部205により縦横比フィッティング処理がなされた画像信号を不図示の外部機器に出力する。本実施の形態では、出力部206は、外部機器としてワイドテレビ(不図示)に接続されているものとする。制御部207は、撮像装置200の全体を制御する。
図8は、図7における表示部204に表示される表示内容を示す図である。
本実施の形態では、001.avi及び002.aviという二つの動画が撮影され、記憶部203に記憶されているものとする。001.aviは縦横比が4:3の横に長い動画であり、002.aviは縦横比が3:4の縦に長い動画である。図8において、表示部204には、動画001.avi及び002.aviのサムネイル画像がそれぞれ表示されている。
本実施の形態では、これら二つの動画001.avi及び002.aviをワイドテレビに出力する。ワイドテレビの縦横比は16:9であり、動画001.avi及び002.aviをそのまま出力すると001.avi及び002.avi共に左右に黒帯がついた状態で表示され、好ましくない。
そこで、縦横比変換部205において、編集対象となる素材動画001.avi及び002.aviに対して図9の縦横比フィッティング処理を実行して、好ましい縦横比の動画をワイドテレビに出力する。
図9は、図7における制御部207で実行される縦横比フィッティング処理のフローチャートである。
図9において、まず、制御部207は、閾値α、βを設定する(ステップS901)。ここでは、それぞれα=0.7、β=1.3とする。この閾値α、βは、後述するステップS906、S908において、縦方向又は横方向のフィッティング処理を行うか否かを判断するために用いられる。
次に、ワイドテレビに出力すべき動画の縦横比X1:X2を実数Aに代入する(ステップS902)。ここでは、出力すべき動画の縦横比は16:9であるのでA=16÷9=1.7778となる。
次に、編集対象となる素材動画の縦横比Y1:Y2を実数Bに代入する(ステップS903)。ここでは、最初の素材動画001.aviの縦横比は4:3であるので、B=4÷3=1.3333となる。
次に、CにAとBの比を代入する(ステップS904)。即ち、出力すべき動画の縦横比A及び素材動画の縦横比Bの比Cを算出する。ここでは、C=B/A=0.75となる。
次に、Cの値が、1に等しいか、1より大きいか、1より小さいかを判別する(ステップS905)。この判別の結果、Cの値が1に等しいときは、素材動画及び出力すべき動画は、縦横比が等しいことを表しており、縦方向又は横方向のフィッティング処理を行う必要がない。そのため、Cが1に等しいときは、縦方向又は横方向のフィッティング処理を行うことなくステップS910に進む。
一方、ステップS905の判別の結果、Cの値が1より小さいときは、素材動画が出力すべき動画より横に短いことを表しており、ステップS906に進む。本実施の形態では、C=0.75であり、素材動画001.aviが出力すべき動画より横に短いので、ステップS906に進む。
ステップS906では、Cの値が閾値αより大きいか否かを判別する。ステップS906の判別の結果、Cの値が閾値αより大きいときは、Cの値が1に近いことを表しており、ステップS907に進む。即ち、素材動画が出力すべき動画より横に短いが、その短さの度合いが小さいことを表す。例えば、C=0.95であれば、素材動画及び出力すべき動画の縦横比にほとんど差がないことを表す。本実施の形態では、C=0.75、α=0.7であり、Cの値が閾値αより大きいので、ステップS907に進む。
ステップS907では、素材動画に対して横方向のフィッティング処理を行い、ステップS910に進む。ここで、本発明では、フィッティング処理自体はどのような処理であってもよい。本実施の形態では、フィッティング処理としては、素材動画を単純に横方向に引き伸ばすものとする。
一方、ステップS906の判別の結果、Cの値が閾値α以下であるときは、素材動画が出力すべき動画より横に短く、その短さの度合いが大きいことを表す。この場合、素材動画に対して横方向のフィッティング処理を行うと、かえって見難い動画となる。そのため、Cの値が閾値α以下であるときは、横方向のフィッティング処理を行うことなくステップS910に進む。
一方、ステップS905の判別の結果、Cの値が1より大きいときは、素材動画が出力すべき動画より縦に短いことを意味しており、ステップS908に進む。
ステップS908では、Cの値が閾値βより小さいか否かを判別する。ステップS908の判別の結果、Cの値が閾値βより小さいときは、Cの値が1に近いことを表しており、ステップS909に進む。即ち、素材動画が出力すべき動画より縦に短いが、その短さの度合いが小さいことを表す。例えば、C=1.05であれば、素材動画及び出力すべき動画の縦横比にほとんど差がないことを表す。
ステップS909では、素材動画に対して縦方向のフィッティング処理を行い、ステップS910に進む。ここで、フィッティング処理自体はどのような処理であってもよい。本実施の形態では、フィッティング処理としては、素材動画を単純に縦方向に引き伸ばすものとする。
一方、ステップS908の判別の結果、Cの値が閾値β以上であるときは、素材動画が出力すべき動画より縦に短く、その短さの度合いが大きいことを表す。この場合、素材動画に対して縦方向のフィッティング処理を行うと、かえって見難い動画となる。そのため、Cの値が閾値β以上であるときは、縦方向のフィッティング処理を行うことなくステップS910に進む。
ステップS910では、縦横比変換部205は、出力部206に動画を出力し、ステップS911に進む。出力部206は、縦横比変換部205により出力された動画をワイドテレビに出力する。ここでは、縦横比変換部205は、ステップS907で横方向のフィッティング処理を実行した動画001.aviを出力部206に出力する。
ステップS911では、次に処理すべき未処理の素材動画があるか否かを判別する。この判別の結果、未処理の素材動画があるときは、ステップS903に戻る。一方、この判別の結果、未処理の素材動画がないときは、本処理を終了する。本実施の形態では、まだ2番目の素材動画002.aviが存在するので、ステップS903に戻る。
ステップS903では、素材動画の縦横比Y1:Y2を実数Bに代入する。ここでは、2番目の素材動画002.aviの縦横比は3:4であるので、B=3÷4=0.75となる。
次に、CにAとBの比を代入する(ステップS904)。ここでは、C=B/A=0.4218となる。
次に、Cの値が、1に等しいか、1より大きいか、1より小さいかを判別する(ステップS905)。C=0.4218であり、素材動画002.aviが出力すべき動画より横に短いので、ステップS906に進む。
ステップS906では、Cの値が閾値αより大きいか否かを判別する。C=0.4218、α=0.7であり、Cの値が閾値α以下であるので、素材動画002.aviに対しては縦方向のフィッティング処理を行うことなくステップS910に進む。
ステップS910では、縦横比変換部205は、出力部206に動画を出力し、ステップS911に進む。出力部206は、縦横比変換部205により出力された動画をワイドテレビに出力する。ここでは、縦方向のフィッティング処理を実行していない素材動画002.aviを出力部206に出力する。
ステップS911では、次に処理すべき未処理の素材動画があるか否かを判別する。ここでは、未処理の素材動画がないので、本処理を終了する。
図10は、図9の縦横比フィッティング処理後にワイドテレビの画面に表示される表示内容を示す図である。
図10において、画面1001には動画001.aviが表示され、画面1002には動画002.aviが表示されている。動画001.aviに対しては横方向のフィッティング処理がなされているが、動画002.aviに対して横方向のフィッティング処理がなされていない。
第2の実施の形態によれば、素材動画の縦横比及び出力すべき動画の縦横比の比を所定の閾値と比較し、縦方向又は横方向のフィッティング処理を行うとかえって見難い動画となると判断される場合には、縦方向又は横方向のフィッティング処理を行わない。これにより、素材の縦横比に応じて好適な縦横比の変換を実現することができる。
ここで本実施の形態においては、動画に対して縦横比フィッティング処理を実行する例について説明したが、動画に限定されるものではなく、静止画に対しても本発明を適用することができる。例えば、静止画をスライドショーの形態でワイドテレビに出力する場合においても、本発明における閾値を用いた縦横比フィッティング処理を適用することができる。さらに、動画及び静止画で異なる値を閾値に設定し、縦横比フィッティング処理の効果をより高めること等も可能である。
上記の実施の形態で説明した処理、機能等は、いずれもコンピュータ読み取り可能なプログラム等で実現することもできる。
この場合、上記の実施の形態で説明した処理、機能等は、システム又は装置に含まれるコンピュータ(CPU、MPU等でもよい)が上記のプログラム等を実行することによって実現されることになる。言い換えれば、上記のプログラム等が、システム又は装置に含まれるコンピュータに、上記の実施の形態で説明した処理、機能等を実行させることになる。また、この場合、上記のプログラム等は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体又はネットワークを介してシステム又は装置に含まれるコンピュータに提供されることになる。
システム又は装置に含まれるコンピュータに上記のプログラム等を提供する記憶媒体には、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、ハードディスク、磁気テープ、不揮発性メモリ等を用いることができる。
また、上記のプログラム等は、その一部をコンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等を用いて構成してもよい。
さらに、上記のプログラム等は、その一部をコンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットで実行するように構成してもよい。
本発明の第1の実施の形態に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。 図1における表示部104に表示される動画編集アプリケーションのユーザインターフェースを示す図である。 図1における表示部104に表示される効果指定ダイアログを示す図である。 図2の動画編集アプリケーションのユーザインターフェースのユーザワークフローのフローチャートである。 図4のステップS502の操作により実行される縦横比フィッティング処理のフローチャートである。 図5の縦横比フィッティング処理後のユーザインターフェース300を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。 図7における表示部204に表示される表示内容を示す図である。 図7における制御部207で実行される縦横比フィッティング処理のフローチャートである。 図9の縦横比フィッティング処理後にワイドテレビの画面に表示される表示内容を示す図である。
符号の説明
100 PC(パーソナルコンピュータ)
101 CPU(中央演算装置)
102 メインメモリ
104 表示部
105 ハードディスクドライブ
106 キー入力部
107 ネットワークインターフェース

Claims (7)

  1. 画像の縦横比を所定の縦横比に変換する変換手段と、
    前記画像の縦横比及び前記所定の縦横比とから算出される比と閾値を比較し、当該比較の結果に基づいて前記変換手段によって前記画像の縦横比を変換するか否かを決定する制御手段とを備え
    前記画像が動画であるか静止画であるかに応じて、前記制御手段は異なる閾値を使用して比較することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記画像を保存する保存手段を備えることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記画像を表示する表示手段を備え、前記所定の縦横比は前記表示手段の縦横比であることを特徴とする請求項1又は2記載の画像処理装置。
  4. 前記画像を画像信号として外部機器に出力する出力手段を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 編集対象の複数の画像に対応する複数のサムネイル画像が並べて表示される第1の表示領域と、前記第1の表示領域に表示されているサムネイル画像に対応する画像に指定された処理を施した画像が表示される第2の表示領域とを有する表示画面の表示を制御する表示制御手段を有し、
    前記表示制御手段は、前記第1の表示領域には、縦横比が変換されていないサムネイル画像を表示させ、前記制御手段により変換すると決定された場合には、前記変換手段により変換された画像を前記第2の表示領域に表示させることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 画像の縦横比を所定の縦横比に変換する変換ステップと、
    前記画像の縦横比及び前記所定の縦横比とから算出される比と閾値を比較し、当該比較の結果に基づいて前記変換ステップにおいて前記画像の縦横比を変換するか否かを決定する制御ステップとを備え
    前記制御ステップでは、前記画像が動画であるか静止画であるかに応じて異なる閾値を使用して比較することを特徴とする画像処理方法。
  7. 請求項7に記載の画像処理方法をコンピュータにより実行させるためのコンピュータで読み取り可能なプログラム。
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