JPH04500156A - 活性型ヒト好中球走化因子ポリペプチドの製造方法 - Google Patents

活性型ヒト好中球走化因子ポリペプチドの製造方法

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JPH04500156A
JPH04500156A JP1509164A JP50916489A JPH04500156A JP H04500156 A JPH04500156 A JP H04500156A JP 1509164 A JP1509164 A JP 1509164A JP 50916489 A JP50916489 A JP 50916489A JP H04500156 A JPH04500156 A JP H04500156A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 活性型ヒト好中球走化因子ポリベブチドの製造方法本発明は、ヒト好中球走化因 子ポリベブチドを、該ポリペプチド生産用発現ベクターが組み込まれた形質転換 細胞から製造する方法に関する。
ヒト好中球走化因子(以下、NCFと記す)は、生理活性ポリベブチドであり、 Tリンパ球の胸腺及びリンパ節への移動(回帰)等の成育及び恒常化の機構並び に免疫応答の調節において重要な役割を果たしている。NCFは好中球及びリン パ球を動員し、これらの細胞を活性化する生物活性を有することが報告されテイ る。[ヨシムラ, T, (YoshiIIlura,T. )ら, j.Im munol., 139巻,788頁, 1987年,ウ才ルツ,A.(Wal z,A.) ら, B1ochem.B.1ophys.Res.Comw+u n., 149巻.755頁, 1987年.グレゴリー, }l, (Gre gory,H.)ら, Biocham.B1ophys.Res.Commu n., 151巻,833頁, 1988年コ。これらの知見から、NCFは悪 性腫瘍及び免疫不全症の患者への有用な免疫療法剤であることが示される。
本発明者らは大腸菌を宿主とするDNA組換え法によりヒトNCFを生産するこ とに成功し、さらにその形質転換体破砕液の可溶画分から該ポリペプチドを分離 することにも成功し、1988年5月2日にこの発明に関する特許を特許出願番 号189,164として米国特許商標庁に出願した。
さらに、本発明者らは形質転換体破砕液からヒトNCFポリペプチドを製造する ための簡便で効率的な方法について研究した。そして、意外にも、DNA組換え 法により該ポリペプチドの発現ベクターを有する大腸菌で生産された大量のヒト NCFポリペプチドの大部分が形質転換体破砕液から遠心分離して1=られ乙沈 、を画分に分布し、その沈澱画分から尿素や塩酸グアニジン等の蛋白変性剤処理 と該変性剤を、例えば、透析により除去することにより、活性型ヒトNCFポリ ペプチドを簡便でかつ効率的に得ることができることを見出した。
本発明の目的は、形質転換体破砕液から大量に活性型ヒトNCFポリペプチドを 製造する方法を提供することにある。
本発明の目的は、また形質転換体破砕液の沈澱画分から活性型ヒ) NCFポリ ペプチドを精製する簡便で効率的な方法を提供することにある。
他の目的は以下の記述から明らかであろう。
ヒトNCFポリペプチドの典型的なアミノ酸配列は、第1表に示す式[11で表 される。しかしながら、ヒトNCFとは該アミノ酸配列を持ったポリペプチドば かりでなく、第1表に示す式[11で表されるアミノ酸配列に類似のアミノ酸配 列を有し、ヒトNCF活性を有するポリペプチドを意味する。
本発明を更に詳しく記載すると、形質変換体破砕液の沈澱画分を蛋白変性剤、例 えば最終濃度4 M以上、好ましくは6MからIOMの尿素又は塩酸グアニジン で溶解したのち、その蛋白変性剤を、例えば10〜50 mMリン酸塩又はトリ ス塩酸緩衝液(pH6〜8)に対して透析することにより除く。この時、修飾さ れたNCFを含む本質的に不溶性である物質のみが再び沈澱する。その沈澱物を 取り除くことによって、可溶性活性型ヒトNCFポリペプチドを大量に含む溶液 を容易に得ることができる。
形質転換体破砕液から得られた沈澱画分を分離する前に、鼾質耘!II体破砕液 中の核酸をデオキクリボヌクレアーゼで消化して切断する処理を行うことが好ま しい。
上記沈澱画分より回収された可溶性活性型NCFポリペプチドは、例えば塩析、 陰イオン交換及び、/又は陽イオン交換クロマトグラフィー、限外濾過、ゲル濾 過、透析、電気泳動、特異抗体を用いるアフィニティークロマトグラフィー等を 組み合わせることにより、さらにt[することができる。
ヒトNCFポリペプチドをコードするDNAを用いて構築した発現ベクターで形 質転換させた細胞を培養することにより、その形質転換細胞中にヒトNCFポリ ペプチドが生産される。
すなわち、第一に、ヒトNCFポリペプチド生産用発現プラスミドは、例えば参 考例2に従い該ポリペプチドをコードするDNAを用いて構築でき、そのDNA は例えば参考例1に記載の方法あるいは常法による全合成により得られる。第二 に、ヒトNCFポリペプチドを生産する形質転換細胞は、コーエン(Cohen ) ら (Proc、Natl、Acad、Sc1.、 USA、 69巻、2 110頁。
1972年)の方法に従い、上記発現プラスミドを導入することにより得ること ができる。最終段階として、適当な培養条件下で得られた形質転換細胞を培養す ることにより、ヒトNCFポリペプチドを生産することができる。
さらに、形質転換体破砕液は培養細胞を、例えばリゾチーム消化と凍結融解、超 音波破砕、又はフレンチプレスを用いて破壊するこにより製造できる。
実施例で製造されたヒトNCFの化学的及び生物学的性質は、ヒトNCFポリペ プチドを蛋白分解酵素消化後の高速液体クロマトグラフィーによるベブチドマ・ ソビング解析及びマルチウェル・ケモタキシス・ボイデンチャンバ−(Neur o Probe。
Inc4.米国)を用いた好中球走化性試験の結果、参考例2に記載の方法に従 って得られた形質転換体破砕液の可溶性画分から製造したヒトNCFポリペプチ ドと一致した。
尚、本明細書及び請求の範囲には記載の簡略化のために以下の略号を使用する。
dATP デオキシアデノシン三リン酸dCTP デオキシシチジン三リン酸 dGTP デオキシグアノシン三リン酸dTTP デオキシチミジン三リン酸 ATP アデノシン三リン酸 DNA デオキシリボ核酸 c DNA 相補DNA kbp キロ塩基対 SD配列 シャイン・ダルガーノ配列 kD キロダルトン SDS ラウリル硫酸ナトリウム 本明細書及び請求の範囲において、単鎖で示した塩基配列は翻訳(センス)鎖の 塩基配列であり、その左端は5′末端であり、右端は3゛末端である。アミノ酸 配列の左端はN末端であり、右端はC末端である。
以下に実施例及び参考例を挙げて本発明を更に具体的に説明する。
尚、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
以下に示す参考例をさらに分かりやすくするために、本明細書に図表1から図表 3を添付する。
図表1は発現プラスミドpHNP101の構築工程を示す(参考例2)。
図表2は発現ベクターpEP205の構築工程を示す(参考例3)。
図表3は発現プラスミドpHlPH383aの構築工程を示す(参考例4)。
実施例I ヒトNCFポリペプチドの生産 ヒ) NCFポリペプチド生産用形質転換細胞、すなわち、参考M 2− (2 )で得られた大腸菌H8101/pHNP101を37℃で一夜LB培地[組成 :1zトリプトン、0.5%酵母エキス、1%塩化ナトリウム(pH7,5)] 中で培養した。その培養液を、100倍容量の3−インドールアクリル酸(20 μg/罰1ン添加栄養培地[lii成; 1.5%リン酸二ナトリウム・12水 和物、0.3$IJン酸−カリラム、0.1z塩化アンモニウム、2 mg/l  ビ9 E ンB+ 、0.5Xカザミノ酸、2 mM硫酸マグネシウム、0. 1mM塩化カルシウム、1χトリプトン、0,5%酵母エキス、1χ塩化ナトリ ウム及び0.4%グリセリン]に接種した。培養を35℃で28時間行った。細 胞を逮C分離で集め、0.02%リゾチーム含有5Ofi間トリフ!酸緩衝液( pH8,0)に懸濁させた。この細胞懸濁液を氷水中で30分間静置した。
さらに、ドライアイス/エタノール中での凍結と37℃での溶解を繰り返して細 胞を破砕した。得られた破砕液に塩化マグネシウム及びデオキシリボヌクレース I (全酒造2日本)を、それぞれ最終1度1 mM及び2 U/mlになるよ うに添加した。
0℃で30分間の反応の後、不溶性沈澱物を遠心分離で集め、0.75 M尿素 及び1%トリトンX−100を含む20mMトリス塩酸緩衝液(pH8,0)で 2回洗浄した。この洗浄沈澱物を6M塩酸グアニジン含有5 mMリン酸緩衝液 (pH6,5)に溶解した。遠心分離にて清澄な抽出液を得て、これを20 m Mリン酸塩緩衝液(pH6,5) (以下、Paと称す)に対して透析した。透 析中に形成された沈澱物を遠心分離にて除去し、その透析内液をPBで予め平衡 化したCM−セファo−スCL−68[ファルマシア社(Pharma+ja) 、スウェーデン]カラムに負荷した。カラムをPBで洗浄し、PB中塩化ナトリ ウム1度のOMから0.5Mの直線的勾配で溶出した。ヒトNCFポリペプチド が含まれる両分を集めてプールし、限外濾過で濃縮した。さらに、濃縮液をトヨ パールHW−55(東ソー株式会社1 日本)カラムでのゲル濾過にて高度精製 ヒトNCFポリペプチドを得た。
高度精製ヒトNCFポリペプチド調製品中には5DS−ポリアクリルアミド ゲ ル電気泳動分析で不純物を認めなかった。
高度精製NCrを、実施451!1に記載の形質転換体破砕液から得た洗浄沈澱 物を8H尿素含[5mMリン酸塩緩衝液(pH6,5)に溶解し、さらに実施f ljlに記載の同じ方法を用いて得た。
参考例1 ヒトNCFをフードするc D N 、AのクローニングcONAライブラリー は、10μg/n+のりポポリサッカライドで6時間刺激した正常ヒト単球から 得たポリアデニル化mRN^を鋳型として用いて合成したcDNAをファージベ クターλ9t10のEcoRI切断位置に挿入することにより作製した。50万 個の各プラークを、[32plで標識した次式EC]と[D]に示す2゛ 種類 の化学合成オリゴヌクレオチドプローブとの結合反応によりスクリーニングした 。
AITAAIT 5’−AA GG TT CT TA GT TTIAT−3’ [(: )G CCGGCC 及び 一次スクリーニングで、13個の陽性と思われるクローンを得た。これらの陽性 クローンから、1個のクローン(r−MDNCF2−1と称す)をもう一方のプ ローブを用いた二次スクリーニングで選択した。r−M[)NCF2−1中のフ ァージDNAをpUc19プラスミドに挿入した。得られた組換えプラスミドを pUc19−1.7−5と命名した。
組換えプラスミドpUc19−1.7−5中のクローン化cDNAは、第2表に 示すヒトNCFをフードする塩基配列を含んでいる。
第1表の式[I]で示されるアミノ酸配列を有するヒトNCFポリペプチドを以 下の方法で製造した。
(1)発現プラスミドpHNP101の構築参考例1に記載のヒ)、 NCF  cDNAが組み込まれた組換えプラスミドpLlc19−1.7−5 カラ制限 酵素PstIトEcoRI+: ヨル消化にて、ヒトNCF前駆体ポリペプチド のN末端から第18〜97番目のアミノ酸に相当するポリペプチドをコードする DNA断片(第2表に示した塩基配列の第52〜291番目に相当)を単離した 。このDNA断片をファージベクターM13ml)18 (全酒造。
日本)のポリリンカー配列内の制限酵素Pst4とEcoRIの切断部位の間の 領域に挿入した。この組換えファージDNAを用い、クンケル(Kunke]) らの方法(Methods 1n Enzymo+、、 154巻。
367頁、 1987年)による部位特異的変異誘導法により、ヒトNCF前駆 体ポリペプチドのN末端から第27番目のAr9に対応するコドンと第28番目 のSerに対応するコドンの間に5°−工TTAAATTATG−3°の特異な 塩基配列を挿入した。部位特異的変異誘導には、MUTA−GENEインビトロ  ムタジエ不シスキット [バイオラッド社、米国(Blo−Rad Labs 、、 USA)]を用い、操作手順書に従って行った。組換えファージDNAを 大腸菌JMI05株に感染させ、これを培養して組換えファージを採取した。次 いで、上記の組換えファージを大腸菌CJ236株に感染させ、ウリジン(1M g/ml )及びクロラムフェニコール(20μg/m))を添加した2X T Y培地[組成:1.6% l−IJ ))ン、1χ酵母エキス、0.5x塩化ナ トリウムコ中、37℃で5時間培養した。その培養液からウラシルを含む単鎖フ ァージDNAを単離した。
別途、下記式[E]で示される33塩基の変異誘導プライマーを化学合成した。
5 ’−GTTTTGCCAAGGTTTAAATTATGAGTGCTAAA G−3” [E]この変異誘導プライマーの5゛末端にリン酸基を予め付加した 。このリン酸化プライマーを先に調製したウラシルを含む単鎖ファージDNAと アニール緩衝液[2mM塩化マグネシウム及び50Il1M塩化ナトリウムを含 む20+nMl−リス塩酸緩衝液(pH7□4)]中、70℃で10分間反応さ せ、次いで1分間に1℃の割合で30℃まで冷却することにより結合させた。次 いで、合成緩衝液[各0.4 mMのデオキシヌクレオシド三リン酸(dGTP 。
dGTP、 dATP、 clTTP) 、0.75 mM ATP 、3.7 5 mM塩化マグネシウム及び1.5 mMジチオスレイトールを含む110l 11トリス塩酸緩衝液(pH7,4)]中、水中に5分間、25℃で5分間及び 37℃で90分間の連続反応で、T4 DNAポリメラーゼを用いて相補鎖を合 成し、その末端を74 DNAリガーゼにて結合させた。反応を一20℃での凍 結にて停止させた。環状二重鎖DNA[ヘテロ二重鎮]を大腸菌JM105株に 導入して培養し、変異型二重鎮復製型DNAを単離した。その変異型DNAの塩 基配列は、培養液から単離した単MDNAを用いて確認した。
得られた変異型二重鎖DNAを制限酵素QraIとEcoRIにて消化し、ヒト NCFポリペプチドをコードする領域の大部分を含むDNA断片を単離した。こ の単離したDNA断片を、NCF(DraI−EcoRI)断片ト記ス。
このNCF(Dral−EcoRI)断片に、下記の式[Fコで示される化学合 成オリゴヌクレオチドアダプターを74 DNAリガーゼを用いて結合させた。
ここで得られたDNA断片を、NCF(DraI−XhoI)断片という。
別途、参考例3に記載の発現プラスミドpEP205を制限酵素DraIとXh olにて消化し、アンピシリン耐性遺伝子及び復製開始点を含む大きなりNA断 片(EP205ベクターDNA断片と記す)を単離し、このEρ205ベクター DNA断片を上記のNCF(DraI−XhoI)断片とT4 DNAリガーゼ を用いて結合させることにより、ヒトNCF生産用発現プラスミドpHNP10 1を構築した(図表1参照)。
(2)大腸菌の形質転換 上記の発現プラスミドpHNP101を、下記の方法で大腸菌88101株に導 入した。
大腸菌88101株をLB培地[組成=1χトリプトン、0.5%酵母エキス、 1z塩化ナトリウム(pH7,5)]に接種し、30℃で一夜培養した。得られ たj@elftの1m1を100 +nlのLB培地に接種し、波長600 n mの濁度か約0.6に達するまで、30℃で更に培養した。氷水中で30分間静 置したのち、遠心分離にて菌体を採取(、た。この菌体を50m]の50 mM 塩化カルシウム液中に再懸濁させ、氷水中で60分間DBした。次いで、遠心分 離にて菌体を採取し、20χグリセリンを含む50 mM塩化カルシウム液の1 0m1に再懸濁させた。
この菌体懸濁液に発現プラスミドpHNP101を添加し、氷水中で20分間、 次いで室温で60分間反応させた1、この菌体懸濁液にLB培地を添加し、て3 7°Cで60分間振盪培養した。この得られた菌体懸濁液の一定量を、25μg /m1J1度のアンピシリンを含むLB寒天平板(寒天1.5%)に播いた。3 7℃で一夜培養したのち、アンピシリン耐性クローンを選択することにより形質 転換体を得た。この形質転換体のひとつを大腸菌HB1.01/pHNP101 と名付け、ヒトNCFポリペプチドの生産に使用した。
(3)ヒトNCFポリペプチドの生産 上記の大腸菌HB101/pHNPIOIを、LB培地にて37℃で一夜培養し た。その培養液を100倍容量の3−インドールアクリル酸(20μg/+nl )を含む実験の栄養培地に接種した。培養は35℃で28時間行った。菌体を遠 心分離により採取し、0.1にリゾチーム及び30 mM塩化ナトナトリウムむ 50mM)リス塩酸緩衝液(pHa、o)に懸濁させた。この懸濁液を氷水中で 30分間静置した。更に、ドライアイス/エタノール浴での凍結と37℃での融 解を繰り返して菌体を破壊した。これに1150容量の10%ポリエチレンイミ ンを加えたのち、遠心分離にて澄明な菌体抽出液を得た。この菌体抽出液に硫酸 アンモニウムを70%飽和になるように添加し、析出した沈澱を遠心分離により 採取した。この沈澱を蒸留水に溶解させ、5 mMす〉・酸塩緩衝化、生理食塩 液(pHs、s)に対して透析した。この透析内液をセファクリルS−200カ ラムに負荷し、分子量約6〜10kDのポリペプチドを含む両分を集めてプール した。各溶出液中のポリペプチドの分子量は5DS−ポリアクリルアミド電気泳 動で測定した。上記のプールした画分を実施例に示したPBに対して透析した。
この透析内液を、PBにて予め平衡化したCM−セファロースCL−68カラム に負荷した。カラムをPaにて洗浄し、PB中0〜0.5Mの塩化ナトリウムの 直線的濃度勾配にて溶出した。
このヒトNCFポリペプチドを含む画分を集め、プールし、限外濾過にてa縮し た。更に、このa縮液をトヨバールHW−55カラムを用いるゲル濾過に付し、 高度精製ヒトNCFポリペプチドを得た。
参考例3 発現ベクターpEP205の構築 プラスミドpBR322を、制限酵素AvaIとPvulI+、:て消化し、得 られた大きな断片(約3.7kbp)を単離した。このDNA断片の両粘着末端 を、dGTP、 dATPSdCTP及びdTTPの存在下で、大腸菌0114 ポリメラーゼI [クレノー断片コを用いて平滑末端としたのち、その両端をT 4 DNAリガーゼにて結合させることにより、プラスミドρ8R322の復製 開始点近傍のコピー数#ij御領域を欠失させた新規プラスミドベクター(p8 RS6という)を作製した。
このプラスミドベクターpBRs6を、制限酵素EcoRIとPstIにて消化 し、アンピシリン耐性遺伝子の上流領域を含む小さな[lNANA断片0.75 kbp)を単離した。このDNA断片をAmp(Pstl−EcoRI )断片 と記す。
このAa+p(ρ″5tl−EcoRI )断片を、実施例に記載した方法に従 ってファージベクターM13mp18に挿入した。得られた組換えファージDN Aを用い、参考例2に記載の方法による部位特異的変異誘導法により、^Inり (PstI−EcoRl )断片中の一塩基(T)を他の塩基(C)に変換する ことにより、制限酵素拍1が認識する特異な塩基配列(AAATTT)を消去し た。
ウラシルを含む単鎖ファージDNAを、上記の組換えファージDNAを感染させ た大腸菌CJ236株の培養液から単離した。
変異誘導プライマーとして、下記式[G]で示されるオリゴデオキシリボヌクレ オチドを化学合成した。
5’−CAGAACTTTGAAAGTGCTC−3’ [Gコリン酸化した該 プライマーを、ウラシルを含む鋳型DNAと結合させた。参考例2に記載の方法 に従って、目的とする変異型二重鎖DNAを単離した。
得られた変異型二重鎖DNAを制限酵素上1とEcoRIにより消化し、上記の Amp(Pstl−EcoRI )断片に対応し、かつ制限酵素DraIの切断 認識配列が消去されたDNA断片[以下、変異Amp(PstI−EcoRI  )断片と記す]を単離した。この変異Amp(PstI−EcoRI )断片を 、ベクターp8Rs6から制限酵素EcoRIとPStIによる消化にて単離し た大きなDNA断片と結合させることにより、プラスミドベクターp8R56中 のアンビシリン耐性遺伝子領域内の制限酵素肚すの切断認識配列が消去されたプ ラスミドベクターを作製した。この新規ベクターをpBR560Lと名付ける。
造1日本)とTa DNAリガーゼにて結合させることにより、新規プラスミド ベクターを作製した。この得られた新規プラスミドベクターは、プラスミドpB R56の誘導体であり、制限酵素QraIの切断認識塩基配列を含んでいない。
この新規プラスニドベクターをpE!R5602と名付ける。
Sm♂■リンカ−の塩基配列は下記のとおりである。
5“−CCCGGG−3’ 下、pBRs602(AatlI−5alI)断片と記ずコ。
別途に、参考例4に記載したヒト インターロイキンlα生産用発現ブー)スH ドpHlPH383aを制限酵素AatIIと5all 1.−より消化し、大 Il!菌トリプトファンプロモーター配列及びヒト インターロイキンlαをコ ードする領域を含むDNA断片を単離した。コノ得られたDNA断片をtrp  promoter/IL−1(z−DNA断片と記す。
このtrp promoter/IL−1α−DNA断片を、pBR5602( AatII−SalI)断片とTa DNAリガーゼを用いて結合させることに より、新規の発現プラスミドを構築した(図表2参照)。
この新規発現プラスミドをpEP205と名付ける。
参考例4 発現ベクターpHlPH383aの構築ヒト インターロイキン1α前駆体ポリ ペプチドをコードするクローン化cDNAは、ヨーロッパ公開特許第01138 920号に記載の方法に従って単離した1、 ヒト インターロイキンlα前駆体をコードするcDNAが組み込まれた組換え プラスミドpH14[フルタニ、 Y、(Furutani。
Y、)ら、 Nuc”1eic Ac1ds Res、、 13巻、 5869 頁、 1985年〕から、cDNA領域を単離し、更に制限酵素EcoRIとB stNIにて消化し、成熟型ヒト −イシターロ・fキン1αをコ・−ドする領 域の中央部のDNA断片(allbp )を単離した。この単離したDNA断片 は、ヨーロッパ公開特許第0188920号の第5表に記載の塩基番号第398 〜808番目の塩基配列に相当する。
このDNA断片に、下記の式[H]及び[J]で示される二種類の化学合成オリ ゴヌクレオチドアダプターをTa DNAリガーゼを用いて順次結合させた。こ こで得られたDNA断片を、5O−4L−1断片と記す。
化学合成オリゴデオキシヌクレオチドアダプター[H]は、下記式[a]〜[e ]で示される5種類のDNA断片を、順次結合させて作製した。
5’ −CTTCCTGAGCAATGTGAAATACAACTTTA [d 13 ’ −ACTCGT丁ACACTTTATGTTGAAATACTC及び 式[J]の塩基配列は、次の通りである。
別途に、発現ベクターpEP302[フルタニ、 Y、(Furutanl、Y 、)ら、 Nuclelc Ac1ds Res、、 13巻、5869頁、  1985年]を、制限酵素HpaIとBamHIにて消化し、大腸菌トリプトフ ァンプロモーター配列及びアンピシリン耐性遺伝子を含む大きなりNA断片(以 下、EP302ベクターDNA断片と記す)を単離した。
このEP302ベクターDNA断片を上記の5D4L−1断片と、Ta DNA リガーゼを用いて結合させることにより、成熟型ヒトインターロイキンlαポリ ペプチド生産用の発現プラスミドpHIP8383aを構築した(図表3参照) 。
第1表 SerAlaLysGluLeuArgCysGlnCyslleLysThr TyrSerLysProPheHisProLysPheI 1eLysG1 uLeuArgValITeG]uSerG1yProHisCysAlaAs nThrG1uI 1eI 1eValLysLeuSerAspG1yArg G1uLeuCysLeuAspProLysG1uAsnTrpValG1n ArgValVaTG1uLysPheLeuLysArgA1aG1uAsn Ser式[Iコ 第2表 ヒトNCF前駆体をコードするCDNAの塩基配列及び演鐸されZアミノ酸配列 図表す る 発現ブ、3.ドpHNP101 f:r構築ヒトNCF cDNAのクロー ン化・p[Jc19−1.7−5T G ウラシル含有DNA鋳型 −統く− 図表1 (続き) coRX 図表2 発現ベクターpEP20sの構築 プラスミドpBR322 プラスミドベクターpBR56 組換えファージ ウラシル含有DNA鋳型 ヘテ四二重鎖 一絖く− 図表2(綬き) へテロ二重鎖 図表3 発現プラスミドpHlPH383aの構築ヒ トIL(a CDNA+ pHL 4国際調査報告 l ’ニー3− 435/6a、 70、172.3. 848; 935/7 ’3

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.該ポリペプチド生産用発現ベクターを有する宿主を培養し、その形質転換体 破砕液から得られる沈澱画分を尿素又はグアニジン塩酸処理することを特徴とす る活性型ヒト好中球走化因子ポリペプチドの製造方法。
  2. 2.活性型ヒト好中球走化因子が下記式で表されるアミノ酸配列からなるポリペ プチドである請求の範囲第1項に記載の該ポリペプチドの製造方法。 【配列があります】
  3. 3.宿主が大腸菌である請求の範囲第1項に記載の該ポリペプチドの製造方法。
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