JPH0556794A - 生理活性ペプチドの製造法 - Google Patents

生理活性ペプチドの製造法

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JPH0556794A
JPH0556794A JP3222783A JP22278391A JPH0556794A JP H0556794 A JPH0556794 A JP H0556794A JP 3222783 A JP3222783 A JP 3222783A JP 22278391 A JP22278391 A JP 22278391A JP H0556794 A JPH0556794 A JP H0556794A
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peptide
physiologically active
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fusion protein
active peptide
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JP3222783A
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Tokuo Mori
篤雄 森
Keiji Maekawa
啓二 前川
Atsushi Izumi
篤志 泉
Tetsuji Sudo
哲司 須藤
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Daiichi Pure Chemicals Co Ltd
Daiichi Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Daiichi Pure Chemicals Co Ltd
Daiichi Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 遺伝子組換えによるアスパラギン酸−プロリ
ン配列を有さない生理活性ペプチドの製造法であって、
アスパラギン酸−プロリン配列を介して保護ペプチド
と、当該生理活性ペプチドとを結合した融合蛋白をコー
ドする遺伝子を含有する発現ベクターによって形質転換
された細胞を培養し、得られる培養物より融合蛋白を採
取し、該融合蛋白のアスパラギン酸−プロリン結合を酸
を用いて切断することを特徴とするアスパラギン酸−プ
ロリン配列を有さない生理活性ペプチドの製造法。 【効果】 本発明方法によれば、hBNPに代表される
低分子量の生理活性ペプチドを組換えDNA技術を用い
て、容易かつ、効率よく生産することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヒト脳性ナトリウム利
尿ペプチド(humanBrain Natriure
tic Peptide,以下hBNPと略す)に代表
される生理活性ペプチドを、組換DNA技術を用いて効
率よく生産するための方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、微生物、植物、動物等から数多く
の生理活性ペプチドが見出され、その医薬等への応用が
なされている。一般にこれらの有用な生理活性ペプチド
を生産する方法としては、見出された動物臓器等から分
離精製する方法、化学的な合成法及び組換えDNA技術
を用いて形質転換体の中で生産させる方法が行なわれて
いる。このうち、組換えDNA技術を用いた方法は、生
産コスト低減という観点から優れた方法であり、近年さ
らにその技術が進歩している。
【0003】しかしながら、分子量の小さいペプチド
を、組換えDNA法を用いて生産しようとする場合、一
般的に翻訳産物が得られにくいので、発現しやすい他の
蛋白との融合蛋白として生産させた後、化学的あるいは
酵素的な処理を行い、その融合蛋白から目的とするペプ
チドを切り出し、精製する方法が用いられている。かか
る融合蛋白を生産し、当該融合蛋白から目的のペプチド
を切り出す方法としては、(1)目的のペプチドがメチ
オニン残基を含まない場合には、目的ペプチドをメチオ
ニン残基を介した融合蛋白として生産した後、臭化シア
ン処理によりメチオニン残基を開裂させて目的のペプチ
ドを切り出す方法〔Science,198,1059
(1977)、Proc.Natl.Acid.Sc
i.USA,76,106(1978)〕が用いられて
おり、(2)目的のペプチドがアルギニンやリジン残基
を含まない場合には、アルギニンやリジン残基を介した
融合蛋白として生産した後、アルギニンやリジン残基の
C末端を特異的に切断するトリプシン処理で目的のペプ
チドを切り出す方法〔Nature,285,456
(1980)〕等が用いられている。また、(3)目的
のペプチドがリジン残基を含まない場合には、リジン残
基を介した融合蛋白として生産した後、リジン残基のC
末端を特異的に切断する酵素アクロモバクター(Ach
romobacter)プロテアーゼ−1で処理し目的
ペプチドを切り出す方法(特公昭54−135789
号)等が用いられる。しかしながら目的のペプチド内に
メチオニン、リジン、アルギニンを含んでいた場合、こ
れらの方法を用いることは不可能である。
【0004】ところで、hBNPは、ナトリウム利尿作
用、降圧作用、平滑筋弛緩作用を有する生理活性ペプチ
ドであり、そのDNA配列が須藤、前川、松尾〔Bio
chem.Biophys.Res.Commun.,
159,1427〜1434(1989)〕により明ら
かにされ、さらに南野、松尾〔Biochem.Bio
phys.Res.Commun.,167,693〜
700(1990)〕により実際にヒト心房から抽出製
造され、そのアミノ酸配列は配列番号1に示す通りであ
ることが明らかにされている。また、このペプチドの生
化学的、薬理学的性質について多くの研究が活発に行わ
れており、中尾らは心疾患患者の診断薬及び治療薬とし
て非常に有望であることを明らかにしている〔Lanc
et,335,801(1990)、New.Eng
l.J.Med.,323,757〜758(199
0)〕。この様な状況においてhBNPのより簡便、か
つ大量に製造できる方法の確立が強く望まれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このh
BNPは配列番号1に示した構造(配列番号1中、2個
のシステインは結合している)から明らかなように低分
子量で、かつメチオニン、アルギニン及びリジン残基を
含んでおり、従来の技術では製造が困難であった。従っ
て、本発明の目的は組換えDNA技術により融合蛋白を
生産し、得られる融合蛋白より目的ペプチドを効率的に
切り出して生理活性ペプチドを効率よく製造するための
方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる実情において、本
発明者らは、そのアミノ酸配列中にアスパラギン酸−プ
ロリン(Asp−Pro)配列を有さない生理活性ペプ
チド(例えばhBNP)にAsp−Pro配列を介して
他のペプチドが結合した融合蛋白を生産するように設計
された組換えDNAを構築し、これを含有する発現ベク
ターを用いて当該融合蛋白を生産し、これを酸を用いて
処理すればAsp−Pro間の結合が特異的に切断さ
れ、目的とする生理活性ペプチドが効率よく得られるこ
とを見出し、本発明を完成した。
【0007】すなわち、本発明は遺伝子組換えによるA
sp−Pro配列を有さない生理活性ペプチドの製造法
であって、アスパラギン酸−プロリン配列を介して保護
ペプチドと、当該生理活性ペプチドとを結合した融合蛋
白をコードする遺伝子を含有する発現ベクターによって
形質転換された細胞を培養し、得られる培養物より融合
蛋白を採取し、該融合蛋白のアスパラギン酸−プロリン
結合を酸を用いて切断することを特徴とする当該生理活
性ペプチドの製造法である。
【0008】本発明方法により製造される生理活性ペプ
チドは、Asp−Pro配列を有さないことが必要であ
る。これは、本発明が融合蛋白を酸を用いて処理すれ
ば、Asp−Proの結合が選択的に加水分解を受け、
目的とする生理活性ペプチドが容易に得られることを利
用したものだからである。このような生理活性ペプチド
としては、Asp−Pro配列を有さないものであれば
特に制限されないが、比較的分子量の小さいペプチドが
好ましい。例えば、hBNPは分子量が小さく、かつ配
列番号1の如くAsp−Pro配列を有さないため特に
好ましい。
【0009】本発明に用いられる保護ペプチドは、遺伝
子組換え技術により製造できることが確認されているも
のであれば特に制限されないが、Asp−Pro配列及
びシステイン残基を有さないものが好ましい。hBNP
製造のための保護ペプチドとしては、例えばマウスイン
ターロイキン−1(mIL−1)またはラットインター
ロイキン−1(rIL−1)由来のポリペプチド断片を
含む50〜160残基のアミノ酸からなるポリペプチド
が好ましい。
【0010】本発明の製造法を実施するには、(A)発
現ベクターの構築、(B)宿主の形質転換、(C)融合
蛋白の生産、次いで(D)融合蛋白から目的ペプチドの
切り出し及び精製の順に行われる。以下、この工程をそ
れぞれ説明する。
【0011】(A)発現ベクターの構築 発現ベクターを構築するには、まず生理活性ペプチドを
コードするDNA配列に、Asp−Pro配列をコード
するDNA配列を結合させる。かかるDNA配列の結合
法としては、通常のDNA分子の結合法、例えばT4D
NAリガーゼにより目的フラグメントを結合する方法等
が利用できる。なお、目的とする生理活性ペプチドをコ
ードするDNA配列の5’末端付近にProをコードす
るDNA配列があれば、この上流のDNA配列をAsp
をコードするDNA配列に変異させることにより、As
p−Pro配列をコードするDNA配列を作製してもよ
い。かかる遺伝子の変異は、例えば市販のin vit
ro mutagenesis キット等を用いて行う
ことができる。次いで、保護ペプチドをコードするDN
A配列と、上記Asp−Pro−生理活性ペプチドをコ
ードするDNA配列とを結合させ、これをプロモータ
ー、転写開始点、ターミネータ等の蛋白の発現に必要な
塩基配列を有するベクター(好ましくはプラスミドベク
ター)に組み込む。
【0012】hBNPとmIL−1またはrIL−1と
の融合蛋白をコードする発現ベクターの構築は、例えば
次の如くして行われる。まず、hBNPをコードするD
NA配列(配列番号1)にAsp−Pro配列をコード
するDNA配列を導入するには、この配列の5’末端の
Serに対応するコドンAGCを、Aspに対応するコ
ドンGACに変換する。これにより、5’末端にAsp
−Proに対応するDNA配列が導入されたこととな
る。hBNPの場合、このように変異されたDNAを用
いて融合蛋白を製造し、これを酸を用いて切断すれば、
天然に存在するものよりも一つ鎖長の短いBNP(配列
番号2〔配列番号2中、2個のシステインは結合してい
る〕)が得られるが、このBNPは天然hBNPと同等
の生理活性を有する。得られた変異hBNPをコードす
るDNA配列とmIL−1またはrIL−1をコードす
るDNA配列との結合は、後者DNAの3’末端のみを
エキソヌクレアーゼIII(Exonuclease II
I)とマング−ビーンヌクレアーゼ(Mung−bea
n nuclease)で適当に消化して平滑末端化
し、その下流に変異hBNPをコードするDNAを結合
させることにより行われる。このようにして得られる組
換えプラスミドとしては、trcプロモーター等のプロ
モーターの下流に、図3または図4で示されるhBNP
と保護ペプチドとの融合蛋白をコードする遺伝子を組み
込んだものが好ましい。
【0013】また、このような発現プラスミドの具体例
としては、5.1KbpであるpKKmIhB(図
1)、5.1KbpであるpKKrIhB(図2)及び
3.8KbpであるpUCmIhB(図3)が挙げられ
る。
【0014】(B)宿主の形質転換 上記で得られた発現ベクターを用いて細胞を形質転換す
るには、常法、例えば塩化カルシウム/塩化ルビジウム
法〔Molecular Cloning,250〜2
53,Cold spring harborlabo
ratory(1982)〕等により導入することがで
きる。宿主細胞としては、大腸菌、酵母などの微生物、
特に大腸菌が好ましい。
【0015】(C)融合蛋白の生産 形質転換体を培養し、その培養菌体から融合蛋白が採取
できる。培養法は、形質転換体の種類により異なるが、
宿主大腸菌の場合には、液体培養が好ましい。また、融
合蛋白は、大腸菌の場合、菌体破砕懸濁液の上清から抽
出される場合と、不溶画分から抽出される場合がある
が、mIL−1−hBNP(またはr−IL−1−hB
NP)融合蛋白は不溶画分に存在するので、高濃度の尿
素溶液、高濃度の塩酸グアニジン溶液、または、SDS
溶液等で抽出できる。これらの方法で抽出した不溶画分
から融合蛋白を精製する方法としては、イオン交換カラ
ムや、ゲルろ過カラムも考えられるが、粗精製としては
有機溶媒を用いて脱脂した後透析し、析出した沈澱を集
める方法が簡便である。なぜならば低分子(分子量50
00位まで)のペプチドは水溶液に可溶性である場合が
多く、沈澱中には低分子のペプチドが殆ど含まれていな
いため、次の切断反応によって生成し得るhBNP(2
−32)(分子量3376.8)等の目的ペプチドの他
に可溶性の夾雑ペプチドが殆ど生成しないため、目的ペ
プチドの精製は、容易であるからである。
【0016】(D)融合蛋白からの生理活性ペプチドの
切り出し及び精製 得られた融合蛋白から目的とする生理活性ペプチドを切
り出すには、融合蛋白を酸処理すればよい。融合蛋白の
酸処理は、例えば融合蛋白の粗精製物を有機酸または無
機酸の水溶液に溶解することにより行われる。融合蛋白
が不溶性であることを考えると、好ましくは70%の蟻
酸または6M塩酸グアニジンを含む10%酢酸を用いる
のがよい。反応液からhBNP等の生理活性ペプチドの
精製はゲルろ過やイオン交換カラムまたは逆相カラム等
を用い、常法によって行うことができるが反応液が酸と
高分子蛋白を多量に含むことを考えれば、完全な精製を
行う前に逆相ODSカラムにより脱塩と高分子タンパク
の除去を同時に行うことにより、粗精製し、その後高速
液体クロマトグラフィー(HPLC)による分取にて最
終精製を行うのがよい。
【0017】
【実施例】以下、本発明の製造法について、hBNPの
製造法を例にとり実施例をもって説明する。 実施例1.アミノ酸改変を目的としたDNAの塩基置換 hBNPを含むポリペプチドのC末端から32番目のS
erをAspに変換することを目的として、hBNP遺
伝子を含むプラスミドpUC119−hBNPのhBN
P遺伝子内に、in vitro mutagenes
is(TAKARA製キット Mutan−K)により
塩基置換を行い、変異を入れた。ここで用いた大腸菌M
V1184株、BW313株、BMH71−18mut
S株、ヘルパーファージM13KO7株はキットに添付
されているものを用いた。また用いたミューテーターは
27個の塩基からなるオリゴマー(式1)で、DNAシ
ンセサイザーモデル380A(Applyed Bio
systems)を用いて合成した。
【0018】
【化1】
【0019】SerをAspに変換するにはSerのコ
ドンAGCをAspのコドンGACに変換すればよい。
常法によりpUC119−hBNPの塩基置換反応を行
い、その反応生成物で大腸菌BMH71−18株を形質
転換した。アンピシリン培地上に形成された多数のコロ
ニーからコロニーハイブリダイゼイション法を用いて塩
基置換されたプラスミドをもっていると思われるクロー
ンを選択し、さらにこれらのクローンより抽出したプラ
スミドの塩基配列の決定を行うことにより、期待される
変異プラスミドを選択した。
【0020】実施例2.pKKmIhBの作製 図4の手順に従い、発現プラスミドpKKmIhBを作
製した。すなわち、hBNP遺伝子を含むプラスミドp
UC119−hBNPを、EcoRIとHaeIIで完全
に分解し、これをクレノー断片(Klenow fra
gment)で処理し、制限酵素切断端を平滑末端とし
た。そしてアガロースゲルで電気泳動を行って0.7K
bpのhBNPDNA断片を回収した。またポリメラー
ゼチェーンリアクション(PCR)法によりクローニン
グしたmIL−1遺伝子を発現ベクターpKK233・
2(ファルマシア製)に導入して、pKK233・2−
mIL−1を構築した。このpKK233・2−mIL
−1をHindIIIで完全に分解し、クレノー断片処理
を行いHindIII切断面を平滑化した。これを分離ア
ガロース電気泳動によって5.1Kbpの断片として回
収した後、アルカリ性フォスファターゼ処理により脱リ
ン酸化した。次にmIL−1の3’末端側にhBNPを
連結させるため、さきに回収した0.7KbpのhBN
P遺伝子断片と、その後回収したHindIII消化pK
K233・2−mIL−1遺伝子断片をライゲーション
し、その反応生成物を用いて大腸菌(MC1061株)
を形質転換した。この形質転換菌より回収したプラスミ
ドを用いてpKKmIhBを製造するために図4に示す
ような処理を行い、2種類のDNA断片を回収した。先
ず第一にこのプラスミドをAflIIで消化し、マング−
ビーンヌクレアーゼを用いて平滑末端化した後、Pvu
Iで完全に分解した。これを分離アガロースゲル電気泳
動を行い1KbpのDNA断片を回収した。次にもう一
つは、このプラスミドをEcoRV、PstIで完全に
分解し、これをエキソヌクレアーゼIIIで適当に消化
し、生じた一本鎖部分をマング−ビーンヌクレアーゼで
平滑末端化した後、PvuIで完全に分解した。これを
アガロースゲルで電気泳動し4KbpのDNA断片とし
て回収した。先ほど回収した1KbpのDNA断片と、
後で回収した4KbpのDNA断片とをライゲーション
させた後、この反応生成物で大腸菌(MC1061株)
を形質転換し、アンピシリン耐性のクローンを得た。生
成した形質転換細胞からプラスミドを回収しDNA塩基
配列の決定を行い、目的とする正しい読み枠を持つクロ
ーンを選択した。またそれらの大腸菌の全蛋白をポリア
クリルアミド電気泳動で調べ、新しい蛋白を産生してい
るクローン〔MC1061/pKKmIhB(微工研菌
寄第12424号)〕を選択した。
【0021】実施例3.pKKrIhBの作製 図5の手順に従い、発現プラスミドpKKrIhBを作
製した。すなわち、pKKrIhBの作製はpKKmI
hBの作製と同様な要領で行った。先ずpKKmIhB
をNcoIとPvuIで完全に消化しアガロースゲル電
気泳動を行い1.8KbpのDNA断片を回収した。ま
たPCR法によりクローニングしたラットインターロイ
キン−1(rIL−1)遺伝子を発現ベクターpKK2
33・2に組み入れた発現プラスミドpKK233・2
−rIL−1を構築した。これをNcoIとPvuIで
完全消化し4Kbp付近のDNA断片を回収した。これ
ら二つのDNA断片をライゲーションして生じた5.9
Kbpのプラスミドを回収した。このプラスミドを用い
てXmaIで消化しクレノー断片で平滑化した後Eco
RVで完全に分解した。その後アガロースゲル電気泳動
を行い5.1KbpのDNA断片を回収し、セルフライ
ゲーションを行ってrIL−1とhBNPの融合蛋白を
作るプラスミドを構築した。またこのプラスミドも目的
とする正しい読み枠を持っていることを確認し、形質転
換された大腸菌〔MC1061/pKKrIhB(微工
研菌寄第12423号)〕内に新しい蛋白が産生してい
ることも確認した(図6)。
【0022】実施例4.pUCmIhBの作製 図7の手順に従い、高発現プラスミドpUCmIhBを
作製した。すなわち、大腸菌を用いた系において蛋白を
効率よく発現させるには、(1)プロモーター能の強
化、(2)プラスミドコピー数の増大等が考えられる。
前者については、ここで用いているtrcプロモーター
は強力なプロモーターであり、IPTGで転写能の誘導
もできる。後者についてであるが、コピー数の多いプラ
スミドとしてすでにpUCシリーズが市販されておりこ
れらはコピー数を制御しているrop蛋白遺伝子を除去
してある。これに改良を加えて高発現ベクター化する発
想は三木(Protein engineering
1 1987)らによって示された。しかし彼らの方法
は、数カ所のin vitro mutagenesi
sを含む複雑なものであるため、我々は独自に開発し
た。図7にプラスミドの構築法を示すが、pUC19を
PstIとHindIIIで完全に消化し、エキソヌクレ
アーゼIIIとマング−ビーンヌクレアーゼを作用させた
後、セルフライゲーションを行い、その反応生成物で大
腸菌(MC1061株)を形質転換した。出現したコロ
ニー(複製起点は削られていない)からプラスミドを採
り出し、この中からlacプロモーターが除かれている
ものを塩基配列の決定を行い選び出した。このプラスミ
ドを、PvuIとBamHIで完全に消化した後、アガ
ロースゲル電気泳動により1.4KbpのDNA断片を
回収した。また発現プラスミドpKKmIhBをPvu
IとBamHIで完全に消化し、アガロースゲル電気泳
動により1.4KbpのDNA断片を回収した。これら
二つのDNA断片をライゲーションし、この反応生成物
で大腸菌(JM109株)を形質転換した。IPTGを
含むM9培地でこの形質転換菌〔JM109/pUCm
IhB(微工研菌寄第12425号)〕を培養した結
果、融合蛋白の高発現が認められた(図8)。
【0023】実施例5.蟻酸によるhBNP(2〜3
2)の切り出し及び精製 実施例2で作成されたpKKrIhBによって形質転換
された大腸菌MC1061(MC1061/pKKrI
hB)をアンピシリンを含むL培地(バクトトリプトン
1%、バクトイースト菌抽出物0.5%、塩化ナトリウ
ム1%、pH7.4)で37℃16時間20l容量のジャ
ーファメンターで培養した。次に遠心集菌した菌体1l
分(4.4g)を20mlリン酸緩衡液に浮遊させホモジ
ナイザー(Physcotron)を用いて破砕した後
超音波処理(Sonicator;Heatsyste
ms−Ultrasonic,Inc.)を行い、遠心
して沈澱画分を得た。この操作を2回行った。そしてこ
の沈澱画分に20ml 6M塩酸グアジニン(pH8.0)
を加えホモジナイザーで破砕し超音波処理を行って溶解
した。この溶液に水飽和エーテルを加え超音波処理をし
て遠心後塩酸グアニジン溶解相を回収した。つぎに20
mlクロロホルムを加え超音波処理を行って遠心し再び塩
酸グアニジン相を回収した。この操作により脱脂を行っ
た。これを20mMトリス緩衡液(pH8.0)に対して
透析を行い再び析出した沈澱を遠心により回収した。こ
の沈澱の5分の1をとり、50%蟻酸4mlに溶解し40
℃で24時間放置した。この溶液を水で100倍希釈し
て10mlのODS樹脂(LC−SORB SPW−C−
ODS、ケムコ製)に吸着させた後0.1%トリフルオ
ロ酢酸でよく洗浄し0.1%トリフルオロ酢酸を含む6
0%アセトニトリルで溶出した。これを減圧濃縮し、析
出した沈澱を遠心分離により取り除いた後、逆相カラム
にかけた。条件(カラム:nucleosil 120
3C18 φ4.6×75mm、流速:1ml/min、溶
媒系:(A)水:アセトニトリル:10%トリフルオロ
酢酸=90:10:1、(B)水:アセトニトリル:1
0%トリフルオロ酢酸=40:60:1、(A):
(B)=100:0を2分間流した後(A):(B)=
95:5から(A):(B)=0:100への80分の
直線グラジエントをかけた)。28分に溶出されたピー
クを分取し減圧濃縮して27μgのhBNP(2−3
2)を得た。HPLCチャートを図9に示す。得られた
hBNP(2−32)のHPLC上での保持時間は別途
合成したhBNP(2−32)のそれと一致した。ま
た、本実施例で得られたhBNP(2−32)をピコタ
グ−アミノ酸分析装置(Waters社)を用いてアミ
ノ酸組成を分析したところhBNP(2−32)のアミ
ノ酸配列から予測される値と一致した。分析値を表1に
示す。
【0024】
【表1】
【0025】更にプロテインシークエンサーモデル47
0A(Applied Biosystem)により分
析した本実施例で得られたhBNP(2−32)のアミ
ノ酸配列は別途合成したhBNP(2−32)のそれに
一致した。分析結果を図10に示す。
【0026】実施例6.ヒヨコ小腸による平滑筋弛緩活
性の測定 得られたhBNP(2−32)が別途合成したhBNP
(2−32)、hBNP(1−32)と同等の平滑筋弛
緩作用を持つことを以下のようにして確認した。ヒヨコ
(4〜7日齢)の直腸を摘出し3mlオルガンバスを用い
てクレグス−ヘンスレイト栄養液中に浸した。オルガン
バス中の栄養液には95%O2−5%CO2 ガスを通じ
32℃に保温した。筋標本には0.5gの静圧をかけ約
30分程度静置し、筋の自動運動が安定したところでペ
プチドを投与し、8〜10分間筋の弛緩を測定した。結
果を図11に示す。図11中、A〜Cはヒヨコ直腸標本
に、本実施例で製造したhBNP(2−32)、別途合
成したhBNP(2−32)及びhBNP(1−32)
150〜200ngをそれぞれ投与したときの弛緩長さ
の経時変化を示している。
【0027】実施例7.10%酢酸によるhBNP(2
−32)の切り出し及び精製 実施例3と同様に1lの培養液より取り出した大腸菌を
破砕し粗融合蛋白を抽出、脱脂、透析し、その沈澱の1
0分の1を6M塩酸グアニジンを含む10%酢酸(ピリ
ジンを用いてpHを2.5に調整したもの)4mlに溶かし
3日間40℃で放置した。その反応液の2分の1を実施
例3と同様に脱塩、除蛋白し、逆相カラムにかけた。条
件(カラム:nucleosil 120 3C18φ
4.6×75mm、流速1ml/min:溶媒系:(A)水:
アセトニトリル:10%トリフルオロ酢酸=90:1
0:1、(B)水:アセトニトリル:10%トリフルオ
ロ酢酸=40:60:1、(A):(B)=100:0
を4分間流した後(A):(B)=0:100への40
分の直線グラジエンドをかけた)。約22分に溶出され
たピークを分取し減圧濃縮して4μgのhBNP(2−
32)を得た。HPLCチャートを図12に示す。得ら
れたhBNP(2−32)のHPLC上での保持時間は
別途合成したhBNP(2−32)のそれと一致した。
【0028】
【発明の効果】本発明方法によれば、hBNPに代表さ
れる低分子量の生理活性ペプチドを組換えDNA技術を
用いて、容易かつ、効率よく生産することができる。
【0029】
【配列表】
配列番号:1 配列の長さ:32 配列の型:アミノ酸 配列の種類:ペプチド 配列 Ser Pro Lys Met Val Gln Gly Ser Gly Cys Phe Gly Arg Lys Met Asp 5 10 15 Arg Ile Ser Ser Ser Ser Gly Leu Gly Cys Lys Val Leu Arg Arg His 20 25 30
【0030】配列番号:2 配列の長さ:31 配列の型:アミノ酸 配列の種類:ペプチド 配列 Pro Lys Met Val Gln Gly Ser Gly Cys Phe Gly Arg Lys Met Asp Arg 5 10 15 Ile Ser Ser Ser Ser Gly Leu Gly Cys Lys Val Leu Arg Arg His 20 25 30
【0031】配列番号:3 配列の長さ:888 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:不明 配列 TCAGCACCTT ACACCTACCA GAGTGATTTG AGATACAAAC TGATGAAGCT CGTCAGGCAG 60 AAGTTTGTCA TGAATGATTC CCTCAACCAA ACTATATATC AGGGAGTGGA CAAACACTAT 120 CTCAGCACCA CTTGGTTAAA TGACCTGCAA CAGGAAGTAA AATTTGACAT GTATGCCTAC 180 TCGTCGGGAG GAGACGACTC TAAATATCCT GTTACTCTAA AAATCTCAGA TTCACAACTG 240 TTCGTGAGCG CTCAAGGAGA AGACCAGCCC GTGTTGCTGA AGGAGTTGCC AGAAACACCA 300 AAACTCATCA CAGGTAGTGA GACCGACCTC ATTTTCTTCT GGAAAAGTAT CAACTCTAAG 360 AACTACTTCA CATCAGCTGC TTATCCAGAG CTGTTTATTG CCACCAAAGA ACAAAGTCGG 420 GTGCACCTGG CACGGGGACT GCCCTCTATG ACAGACTTCC AGATGCACCC GCTGGGCAGC 480 CCCGGTTCAG CCTCGGACTT GGAAACGTCC GGGTTACAGG AGCAGCGCAA CCATTTGCAG 540 GGCAAACTGT CGGAGCTGCA GGTGGAGCAG ACATCCCTGG AGCCCCTCCA GGAGAGCCCC 600 CGTCCCACAG GTGTCTGGAA GTCCCGGGAG GTAGCCACCG AGGGCATCCG TGGGCACCGC 660 AAAATGGTCC TCTACACCCT GCGGGCACCA CGAGACCCCA AGATGGTGCA AGGGTCTGGC 720 TGCTTTGGGA GGAAGATGGA CCGGATCAGC TCCTCCAGTG GCCTGGGCTG CAAAGTGCTG 780 AGGCGGCATT AAGAGGAAGT CCTGGCTGCA GACACCTGCT TCTGATTCCA CAAGGGGCTT 840 TTTCCTCAAC CCTGTGGCCG CCTTTGAAGT GACTCATTTT TTTAATGT 888
【0032】配列番号:4 配列の長さ:732 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:不明 配列 ATGTCAGCAC CTCACAGCTT CCAGAATAAT TTGAGATACA AATTGATAAG GATCGTCAAG 60 CAGGAGTTCA TCATGAATGA TTCCCTCAAC CAAAATATAT ATGTGGATAT GGACAGAATA 120 CATCTCAAAG CTGCTTCGTT AAATGACCTG CAGCTTGAAG TAAAATTTGA CATGTATGCC 180 TACTCATCGG GAGGAGACGA CTCTAAATAT CCTGTGACTC TCAAAGTCTC AAATACTCAG 240 CTCTTTGTGA GTGCTCAGGG AGAAGACAAG CCTGTGTTGC TGAAGGAGAT TCCGGAAACA 300 CCAAAACTCA TCACAGGTAG TGAGACCGAC CTCATTTTCT TCTGGGAAAA AATCAACTCT 360 AAGAACTACT TCACATCCGC AGCTTTCCCA GAGCTGTTAA TTGCCACAAA AGAACAAAGT 420 CAGGTGCACC TGGCACGGGG ACTGCCCTCC ATGATAGATT TCCAGATCCG GGAGGTAGCC 480 ACCGAGGGCA TCCGTGGGCA CCGCAAAATG GTCCTCTACA CCCTGCGGGC ACCACGAGAC 540 CCCAAGATGG TGCAAGGGTC TGGCTGCTTT GGGAGGAAGA TGGACCGGAT CAGCTCCTCC 600 AGTGGCCTGG GCTGCAAAGT GCTGAGGCGG CATTAAGAGG AAGTCCTGGC TGCAGACACC 660 TGCTTCTGAT TCCACAAGGG GCTTTTTCCT CAACCCTGTG GCCGCCTTTG AAGTGACTCA 720 TTTTTTTAAT GT 732
【図面の簡単な説明】
【図1】発現プラスミドpKKmIhBの説明図であ
る。
【図2】発現プラスミドpKKrIhBの説明図であ
る。
【図3】発現プラスミドpUCmIhBの説明図であ
る。
【図4】発現プラスミドpKKmIhBの構築手順を示
す図である。
【図5】発現プラスミドpKKrIhBの構築手順を示
す図である。
【図6】実施例3における大腸菌破砕物のSDS−PA
GEの結果を示す写真である。(A)におけるレーン1
は蛋白マーカーを、レーン2はMC1061の全蛋白
を、レーン3はmIL−1を発現しているMC1061
の全蛋白を、レーン4はmIL−1・hBNP融合蛋白
を発現しているMC1061の全蛋白を示す。(B)に
おけるレーン1は蛋白マーカーを、レーン2は融合蛋白
を発現しているMC1061の全蛋白を、レーン3はレ
ーン2の蛋白をリン酸緩衝液で洗浄した上清を、レーン
4はレーン2の蛋白をリン酸緩衝液で洗浄した沈澱を示
す。
【図7】発現プラスミドpUCmIhBの構築手順を示
す図である。
【図8】実施例4における大腸菌破砕物のSDS−PA
GEの結果を示す写真である。レーン1は蛋白マーカー
を、レーン2〜7は融合蛋白高発現MC1061の全蛋
白を、レーン8は非発現型MC1061の全蛋白を示
す。
【図9】実施例5で融合蛋白を蟻酸処理することにより
切り出されたhBNPのHPLCパターンを示す図であ
る。
【図10】実施例5で得られたhBNPのアミノ酸配列
結果を示す図である。
【図11】実施例5で得られたhBNPの平滑筋弛緩活
性の測定結果を示す図である。
【図12】実施例6で、融合蛋白を酢酸処理することに
より切り出されたhBNPのHPLCパターンを示す図
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 37/02 ABU 8314−4C ACX 8314−4C C07K 7/10 8318−4H (C12P 21/02 C12R 1:19) C07K 99:00 (72)発明者 泉 篤志 茨城県竜ケ崎市向陽台3丁目3番1号 第 一化学薬品株式会社つくば工場探索合成グ ループ内 (72)発明者 須藤 哲司 茨城県竜ケ崎市向陽台3丁目3番1号 第 一化学薬品株式会社つくば工場探索合成グ ループ内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遺伝子組換えによる、アスパラギン酸−
    プロリン配列を有さない生理活性ペプチドの製造法であ
    って、アスパラギン酸−プロリン配列を介して保護ペプ
    チドと、当該生理活性ペプチドとを結合した融合蛋白を
    コードする遺伝子を含有する発現ベクターによって形質
    転換された細胞を培養し、得られる培養物より融合蛋白
    を採取し、該融合蛋白のアスパラギン酸−プロリン結合
    を酸を用いて特異的に切断することを特徴とするアスパ
    ラギン酸−プロリン配列を有さない生理活性ペプチドの
    製造法。
  2. 【請求項2】 生理活性ペプチドが、ヒト脳性ナトリウ
    ム利尿ペプチドである請求項1記載の製造法。
  3. 【請求項3】 生理活性ペプチドが、配列番号2で表わ
    されるアミノ酸配列よりなるものである請求項1記載の
    製造法。
  4. 【請求項4】 保護ペプチドが、マウスインターロイキ
    ン−1またはラットインターロイキン−1を含むポリペ
    プチドである請求項1記載の製造法。
  5. 【請求項5】 配列番号3または4で表わされるDNA
    配列を組み込んだ組換えプラスミド。
  6. 【請求項6】 図1で示される構造を有するpKKmI
    hB、図2で示される構造を有するpKKrIhB、及
    び図3で示される構造を有するpUCmIhBから選ば
    れる請求項5記載の組換えプラスミド。
JP3222783A 1991-09-03 1991-09-03 生理活性ペプチドの製造法 Pending JPH0556794A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6124430A (en) * 1996-03-04 2000-09-26 Scios Inc. Human brain natriuretic peptides
US8609621B2 (en) 2010-11-15 2013-12-17 E I Du Pont De Nemours And Company Acid-cleavable linkers exhibiting altered rates of acid hydrolysis

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6124430A (en) * 1996-03-04 2000-09-26 Scios Inc. Human brain natriuretic peptides
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