JPH02273179A - 新規な血栓溶解蛋白質,その製造法および該蛋白質からなる医薬 - Google Patents

新規な血栓溶解蛋白質,その製造法および該蛋白質からなる医薬

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JPH02273179A
JPH02273179A JP1319438A JP31943889A JPH02273179A JP H02273179 A JPH02273179 A JP H02273179A JP 1319438 A JP1319438 A JP 1319438A JP 31943889 A JP31943889 A JP 31943889A JP H02273179 A JPH02273179 A JP H02273179A
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JP
Japan
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protein
asn
gly
amino acid
leu
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JP1319438A
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English (en)
Inventor
Yasuaki Shimizu
清水 保明
Emiko Yano
恵美子 矢野
Shinya Yano
矢野 信也
Masao Kato
正夫 加藤
Akito Kinoshita
木下 明人
Tomihisa Kawasaki
富久 川崎
Junko Ishida
石田 純子
Hiroshi Gushima
具嶋 弘
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamanouchi Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Yamanouchi Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は1組織プラスミノーゲン活性化因子型活性を有
する新規血栓溶解蛋白質に関するものである。より詳細
には1本発明は2組換新規血栓溶解蛋白質、該蛋白質を
コードするDNA分子、該DNA分子により形質転換し
た細胞から該蛋白質を得る方法、該蛋白質を含有する医
薬組成物、および血栓溶解剤としての該物質の治療上の
使用に関するものである。
本明細書において、アミノ酸、ポリペプチドはIUPA
C−IUB生化学委員会(CBN)で採用された方法に
より略記するものとし、たとえば下記の略号を用いる。
Ala L−アラニン    Lsu L−ロイシンA
rg L−アルギニン   L7畠L−リジンA11l
 L−アスパラギン  M*tL−メチオニンAsp 
L−アスパラギン酸Phe L−フェニルアラニンCy
s L−システィン   ProL−プロリンG1nL
−グルタミン   Ser L−セリンGlu L−グ
ルタミン酸  ThrL−スレオニンGIFグリシン 
    TrpL−トリプトファンH1s L−ヒスチ
ジン   Tyr L−チロシン、Il@L−インロイ
シン  Val L−バリンまた。DNAの配列はそれ
を構成する各デオキシリボヌクレオチドに含まれる塩基
の種類で略記するものとし、たとえば下記の略号を用い
る。
A アデニン(デオキシアデニル酸を示す。)Cシトシ
ン(デオキシシチジル酸を示す。)G グアニン(デオ
キシグアニル酸を示す。)T チミ ン(デオキシチミ
ジル酸を示す。)さらKl  (HEN)−及び−(C
0OH)  はそれぞれアミノ酸配列のアミノ末端側及
びカルボキシ末端側を示すものであL  (5’)及び
(3′)はそれぞれDNA配列の5′末端側及び3′末
端側を示すものである。
(従来の技術) 天然型ヒト組織プラスミノーゲン活性化因子(以下天然
型ヒトt−PAと略記する)は、従来の血栓溶解剤でち
るストレプトキナーゼ(SK)およびウロキナーゼ(U
K)に代わる血栓溶解剤として注目されている(松尾理
:t−PAとpro−UK、学際企画、19B?、pp
75−176)。
この天然型ヒトt−PAを構成するアミノ酸配列および
天然型ヒトt−PAをコードするeDNAの塩基配列は
、  Penn1caらにより決定されており公知であ
る(Penn1ca+ D、、 et al、、 Na
ture 301(1983) 214−221)。本
明細書中のt −、P Aのアミノ酸配列の番号体系は
、このPenn%elL らの論文に準じている。一方
、塩基配列の番号体系は便宜上t−PAの翻訳開始コド
ン(ATG)のAを起点に番号付けを行っている。
t−PAは、血管内皮細胞においてプレプロ配列を含む
t−PA前駆体(562アミノ酸残基)として合成され
た後、細胞内の酵素によj) Arg −(−1)と5
et−1の結合が分解され527アミノ酸残基からなる
一本鎖の糖蛋白質として細胞外へ分泌される。次に、こ
の−重鎖t−PAは、 Arg −275とIt@−2
76の間でプラスミンによる分解を受け、N末側のH(
A)鎖とC末側のL (B)鎖の二本鎖に変換する。H
鎖は4つのドメイン構造からなることが他の蛋白質との
アミノ酸配列の相同性から推定されている(Ny、 T
、、 at at、。
Proc、Natl、 Acad、Scl、 USA、
81 (1984) 5355−5359 ; Pat
thy、 L、s e@l 141 (1985) 6
57−663 )。
それらはN末側からフィンガーCF)ドメイン。
gap (上皮成長因子)ドメイン、第1クリングル(
K1)ドメインおよび第2クリングル(K2)ドメイン
と呼ばれている。この2つのクリングルドメインは、ア
ミノ酸配列において約55%の高い相同性を有している
。Fおよびに2ドメインは、フィブリン親和性およびフ
ィブリン依存性の蛋白分解活性の促進に関与していると
考えられている(Verheljen、 J、 H8,
at al、、 EMBOJ、5(1986)3525
−3530 e、 Van Zonneveld、A−
J、、 etat、、 J、 Blot、 Chem、
261(1986)14214−14218)。
またEGFドメインは疎水性に富む領域であるが、 t
−P Aのフィブリン溶解活性にはあtり重要でないこ
とが知られている。一方、L鎖は、蛋白分解活性を有し
1種々のセリンプロテアーゼと高い相同性を示している
天然型ヒト t−PAは、糖蛋白であり分子内圧は、ア
スパラギン結合製糖鎖の付加しうるAsn−X−Thr
またはAsn−X−8er (Xは、 Pro以外の天
然アミノ酸)からなるアミノ酸配列が3カ所存在してい
る。実際t−PAのAsn−117、Asn−184お
よびAsn−448に糖鎖が付加されているが。
Asn−184に糖鎖な含まない分子種も存在する。
117.184および44803カ所のアスパラギンに
糖鎖が付加されている分子種は通常type Iと呼ば
れ、117と448の2カ所のアスパラギンに糖鎖が付
加している分子種はtype I[と呼ばれる。両者の
分子量の差はおよそ2000〜4000ダルトンである
天然型と)t−PAの最も特徴的なことは、フィブリン
に対する高い親和性である。天然型ヒトt−PAは、フ
ィブリン親和性を持たないSKおよびUKとは対照的に
、循環血中のプラスミノーゲン(Pig)を効率的に活
性化しないが、フィブリンと結合したPigを極めて効
率的に活性化するため、出血傾向等の副作用の少ない血
栓溶解剤でおると考えられている。また、実際の臨床試
験の報告では、静脈内投与した天然型ヒトt−PAが心
筋梗塞の患者における閉塞冠動脈の再潅流をもたらすの
に有効であることが示されている(The TIMI 
 5tudy Group、 N、Engl、J、Me
d。
312(1985) 932−’936 ”、 Eur
opean Cooperative 5tudyGr
oup for recombinant t−P A
、 Lancet 1(1985)842−847〕。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、血栓性疾病の治療におけるヒト t−P
Aの使用上の不都合は、  in vivoでの酵素活
性の血中半減期が極端に短かいこと(3−6分)でちる
(Verstraete、 M、、 et at、、 
J、 Pharmacol、Exp。
Ther、235(1985) 506−512 ; 
Verstraete、 M、、 et al、。
Thromb、Haemost、 56 (1986)
 1−5 ; Nguyen、 G、、 et al、
Thromb、Haemost、 58(1987) 
437(Abstract) )。Invivoにおけ
るt−PAの急速な消失は、肝でのクリアランスが主因
でおり、さらにt−PAは、主にH鎖を介して肝に認識
されていることが示唆されている( R(jken、 
D、C,and Emeis、 J、J、、 Bioc
hemJ、23B(1986) 643−646)。よ
りて、ヒトt−PAによる血栓性疾病の治療では十分な
血中濃度を維持するために、持続静注投与を必要とし、
さらに多量のt−PA (550−1O0ff1 ’)
が必要でちる。
それ故、ヒト t−PAによる治療は、非常に高価とな
り、また、大量投与にともなう出血傾向。
全身線溶先進も懸念される。
このような状況からフィブリン親和法およびフィブリン
依存性を維持したまま血中半減期が延長された新しいタ
イプのt−PAの開発が望まれている。
(11題を解決するための手段) 本発明者等は、遺伝子組換の手法を用いて新しいタイプ
のt−PAの開発を進めてきたが、天然型ヒト t−P
AのEGFドメイン領域内に糖鎖が付加したアミノ酸配
列を介在させることによりヒト t−PAの望ましい生
物・蓼的活性を維持したまま、  in vivoの血
中半減期が飛躍的に延長したすぐれた性質を有する血栓
溶解蛋白質が得られることを見出し1本発明を完成した
すなわち2本発明は、天然型ヒトt−PAのEGFドメ
イン内にアスパラギン結合型糖鎖が付加したアミノ酸配
列を持つことを%徴とする新規血栓溶解蛋白質でちる。
ここでいう「ECFドメイン」とは、天然型ヒトt−P
Aのアミノ酸配列のVat−48付近からThr−91
付近までの領域を意味している。また、「アスパラギン
結合型糖鎖が付加したアミノ酸配列」とは、 Asn−
X−Thr又はAsn−X−3er (但し、XはPr
o以外のアミノ酸を意味し、  Asnは糖鎖を有して
いるものとする。)で示されるアミノ酸配列である。こ
れらのアミノ酸配列を有する本発明の蛋白質としては、
天然型ヒトt−PAのEGF ドメイン内の一部のアミ
ノ酸を別のアミノ酸に置換したもの、該ドメイン内に他
のアミノ酸を挿入したもの、該ドメイン内の一部のアミ
ノ酸を欠失させたもの或はこれら置換、挿入、欠失の2
つ以上を同時に伴ったものを挙げることができる。
これをさらに具体的に説明すると、つぎの通りである。
先ず、一部のアミノ酸を置換したものとしては、 Ma
l −48をAsn−48に、  5er−50をAs
n−50に、  Guy−60を5et−60またはT
hr−60に、G13/−59をAsn−59に、  
Tyr−67をAsn−67に、 I 1e−86をA
sn−86に、または、 Arg−89をAsn−89
に置換したものである。これらの置換は、2ケ所以上で
行ったものでもよい。特に好ましいものは。
Tyr−67をA sn −57に、  l1e−86
をAsn−8J5に置換したものである。
つぎに、他のアミノ酸を挿入したものとしては、たとえ
ば、 Val−48とLya−49の間にAsnを挿入
したもの、 Gl)?−59とGly−60の間にSa
rまたはThrまたはAsnを挿入したもの、 Tyr
−67とPhe−68の間にAanを挿入したもの、 
l1e−86とAsp−87の間にAsnを挿入したも
の、 Arg−89とAlt−90の間KAsnを挿入
したもの、などである。
これらの挿入は2ケ所以上で行なったものでもよい。
また、一部のアミノ酸を欠失させたものとしては、 G
uy−59またはGuy−60のいずれかのアミノ酸を
欠失させたものである。
尚9本発明の蛋白質は、上記具体例の他に。
2つ以上のアミノ酸の置換、挿入、または欠失。
およびその組み合せにより得られるものであってもよい
本発明の蛋白質は、これらEGF領域内の一部アミノ酸
の置換、挿入又は欠失によって得られたアミノ酸配列の
少くとも1ケ所にアスパラギン結合型糖鎖な有するもの
でちる。
以下本発明の血栓溶解蛋白質の製造法について説明する
(、)  ヒトt−PAをフードするDNA分子の作成
本発明によれば、出発物質としてヒトt−PAc D 
N Aクローンを使用し9種々のDNA組換技術を用い
ることにより、これらの新規な血栓溶解蛋白質を生産す
ることが好ましい。ヒトt−PA前駆体をコードするc
DNAクローン(ヒト t  PA eDNA)は、 
Bowesヒト黒色腫細胞由来のmRNAを出発材料に
公知の手法により゛cDNAバンクを作成し、それより
コロニーハイブリダイゼーションの手法を用いて単離す
ることができる(実施例1参照)。
天然型ヒトt−PAおよび本発明の新規血栓溶解蛋白質
を発現させるために使用した動物細胞用発現ベクターp
vy I Aは、外来遺伝子挿入のための制限酵素部位
が、BglII部位である。一方、ヒトt−PA cD
NAは、プレプロ配列と成熟t−PAの接続部分(すな
かちArg−(−1)と5et−1の部分)にBgl 
It部位を持つが、プレプロ配列のN末端よシ上流K 
Bgl■部位はない。そこで、DNA組換技術を用いて
t−PA cDNAをpvy I AのBglII部位
へ簡単に挿入できるよう改変するのが好ましい。
それにはs Arg−(−1)とSet −1の部分に
存在するBglII部位は、  Argをコードしてい
たコドンをAGAからCGAに変更することにより消失
させ、プレプロ配列のN末端の開始コドン(ATG)の
5′上流に新たにBgl II部位を付ける必要がある
。また、必要以上に長い3′非翻訳領域は、 Xho 
If消化により除去することが好ましい。こうして作製
した修飾t−PA DNAは、以下の新規血栓溶解蛋白
質作製のため出発材料として用いるべく2部位特異的突
然変異誘発実験の可能な、ファージミド(たとえば、 
 pTZ18/19. pUc1187119など)ま
たはファージDNA(たとえばM 13 mp 18/
mp19など)に挿入する。
また、前述したようにt−PAのアミノ酸配列は公知で
あるので、上記の修飾型t−PADNAは、アミノ酸を
指定するいくつかのコドンの中から適当なものを選び、
それを公知の化学合成の手法により作製することができ
る。すなわちt−PA前駆体に対応するDNAを何本か
のオリゴヌクレオケトに分けてそれらを化学合成し、各
々のオリゴヌクレオケトドを常法により連結することに
より作製することができる。各オリゴヌクレオケトの合
成は市販の全自動DNA合成機を用いたホスファイト法
による合成が好ましい。
また1発現用に選択した宿主細胞にあわせて、t−PA
前駆体のプレプロ配列をもつとも産生効率の高い他のプ
レプロ配列におきかえて修飾型t−PADNAを合成し
てもよい。
(b)  新規血栓溶解蛋白質をコードするDNA分子
の作製 該蛋白質をコードするDNA分子は、修飾型t−PA 
D N Aの特定領域のDNA配列な慣習的な部位特異
的突然変異誘発法により1部分修飾することにより作製
することができる。
この部分修飾は、EGFドメイン内における1つ以上の
アミノ酸の置換、欠失、挿入、またはそれらの組み合わ
せKより、天然型ヒト t−PAのEGF領域内にAs
n −X −S erまたはAsn −X−Thr(X
はPro以外の天然アミノ酸配列)からなるアミノ酸配
列をコードする塩基配列が生じるよう、意図してなされ
る。
(c)  新規血栓溶解蛋白質の製造方法本発明のDN
A分子は、新規血栓溶解蛋白質をコードしているので、
このDNA分子をアスパラギン結合型糖tXの付加の可
能な宿主細胞において発現させることによりEGFドメ
イン内にアスパラギン結合型糖鎖が付加したアミノ酸配
列を持つ新規血栓溶解蛋白質を生産し得る。適当な哺乳
動物宿主細胞およびその発現ベクター 形質転換方法、
培養法、および生産産物の精製方法は1本分野では既知
である。例えば、 Haynes。
J、 and Weissmann、 C,、Nucl
、 Ac1ds Res、1−1 (1983)687
−706 ; Bebbingston、 C,J a
nd Hentschel、 CCp、。
In Glover、  DoM、(ed) DNA 
cloning volm、 IRLPress、 0
xford(1987) pp163−188 ;Fr
eshney。
Rol、、 Cu1ture of animal c
ells、 Alan R1Li5a、 IncNY(
1987) ; Gorman、 C9,In Glo
ver、 DJ (ed)。
DNA cloning vol U、 IRL Pr
ess、 0xford(1985)pp14:3−1
90 ; Perbal、 BA、、 Practic
al guide t。
molecular cloning、 John W
iley&5ons、 Inc、(1984)pp48
7−543 ;特公昭62−16931号(酩初62ヰ
(1987)4月15日公告); 日本生化学会編:続
生化学実験講座8血液(下)、東京化学同人(1987
) pp603−610実施例6および7では、該蛋白
質をコードするDNA分子を発現ベクターpvy I 
Aに挿入した。pvy I Aは、プラスミドpKSV
10(Phar−macia)のBamHI−KpnI
断片約2900塩基対(bP)部分と、プラスミドpA
 dD 268V (A) no、 3 (東京大学半
田宏博士より入手)より構成される。
上記のBamHI−Kpnl断片には、SV40の初期
遺伝子の転写ユニツ)(SV40初期プロモータ、介在
配列およびポリA付加シグナルなどを含む)が含まれ1
本発明のDNA分子はこの転写ユニットを利用して発現
される。またpAdD 265V(A) no、 3は
、アデノウィルス2型主要後肌プロモーターの制御下に
マウスジヒドロ葉酸還元酵素(DHFR)をコードして
おりメトトレキセー)(MTX)を用いた細胞内の遺伝
子増巾が可能である。また本発明の実施において使用で
きる他の哨乳動物細胞は。
VERO細胞、CV−1細胞、 I、CC−MK、細胞
C08−1およびC08−7細胞、 HeLa細胞、2
93細胞、  RPMI8226細胞、3T3細胞、 
BHK細胞、WI38細胞、 CHO−Kl細胞等であ
る。また、該蛋白質をコードするDNAは、SV40初
期プロモーター以外に、t−PAやアクチンなどの細胞
内の遺伝子に由来するプロモーターやSV40後期遺伝
子、アデノウィルス主要後期遺伝子、サイトメガロウィ
ルスimmediate early遺伝子、各種レト
ロウィルスのLTR(long te−rminal 
repeat )などのウィルス遺伝子由来のプロモー
ターの制御下に発現することができる。
また、該蛋白質は、適当な昆虫細胞または酵母において
産生させることができるが、実施する際に有用な宿主細
胞2発現ベクター形質転換方法、細胞培養法および生産
産物の精製法も本分野では知られている〔前田進。
ウィルスと(1986)1−11;中尾順二、実験医学
旦(1987) 136−141 ; Carter、
 B、L、A、、 at al、。
In Glover、 DoM、(ed) DNA c
loning volm、 IRLPress、 0x
ford(1987) pp141−161 ;地神芳
文・田中秀明、タンパク質工学実験マニュアル(池原森
男・三木敬三部編)、講談社すイエンティフィク(19
88) pp98−120)動物細胞中で分泌生産され
たt−PAは、N末端の切断される位置の違いにより2
種々のN末端配列から始まることが知られている。
一般に知られているN末端配列は、5et−1から始ま
るもの、ちるいはN末端側の3つのアミノ酸(Sar 
Tyr Gln )が切断されて、N末端がVat −
4から始まるもの、あるいは5ar−1の上流に3つの
アミノ酸Gly AlaArgを有するもの等がある。
このように、動物細胞を宿主として、t−PAを分泌生
産する場合、シグナルペプチダーゼおるいはプロテアー
ゼによるプロセッシングの受は方が、細胞の種類により
異なるために、N末端の異な宿主細胞の種類によりt−
PAに付加される糖鎖の数およびその化学構造が変化し
うろことが知られているが、糖鎖の種類および数の多少
に拘らず本発明のDNA分子の発現によって得られる蛋
白質は2本発明に含まれる。
各宿主細胞で発明した該蛋白質は、全て既知の方法によ
って1回収・精製し、物理化学的、生化学的および臨床
的要素に関して解析を行なう。
修飾のされ方に関しても、同様のことが考えられるがい
ずれのN末端配列を有する該蛋白質も1本発明に含まれ
る。
また、ヒトt−PAをコードするDNAを各種培養細胞
において発現した場合、使用する(発明の効果) かくして得られた1本発明の新規血栓溶解蛋白質は、天
然型ヒトt−PAと同様、急性心筋梗塞の治療に特に有
用である。最近証明されたように、天然型ヒト t−P
Aは、1〜3時間にわたりて50〜1100fQ量を静
脈内投与した時、閉塞冠動脈血栓の溶解、心筋潅流の再
生。
および虚血心筋層の大部分の回復に有効である。該蛋白
質は、血液中における半減期が顕著に延長されているの
で、天然型ヒトt−PAについて推奨される投与量を著
しく減少させ。
しかも単回(bolus )投与で、天然型ヒトt−P
Aと同じ臨床効果をもつ6口ろ。
また2本発明の該蛋白質は、深部静脈血栓。
肺動脈塞栓、末梢動脈血栓、心臓あるいは末梢動脈由来
の塞栓、急性心筋梗塞および血栓性発作を含む、脈管向
凝固を包含する多種多様の後天性疾病の治療に有用であ
る。
以下に実施例をあげて本発明を更に具体的に説明するが
、これらは本発明の範囲を制限するものではない。本発
明の実施にあたり、DNA組換操作は、特に断わらない
限り下記の実験書に従って実施した。
Maniatis、 T、、 et al、、 Mo1
ecular Cloning :A Laborat
ory Mannual、 Co1d Spring 
HarborLaboratory、 Co1d Sp
ring Harbor+ NY (1982)また各
制限酵素によるDNA消化法は、特にとこに述べない限
り購入光の使用説明書に従った。合成オリゴヌクレオチ
ドは、いずれも380A型DNA合成機(Applie
d Biosystema )によりβ−シアノホスホ
アミダイド法により合成したものである。DNAオリゴ
マーの合成、脱保護、樹脂からの切断および精製は38
0A型DNA合成機フニュアルに従った。
実施例1.  t−PA  cDNAのクローニングB
owesヒト黒色腫細胞(米国国立癌研究所Robli
n。
R0博士より入手)を0pdenakker等の方法[
0pdena−kker、 G、、 et at、 J
、 Bioehem、 131 (1983) 481
−4873に準じて培養した。t  PA  mRNA
を誘導するため、  T P A (12−O−Tet
radecanoyl phorbol 13−Ace
tate )を、最終濃度100 ng/rnl加え、
16時間培養した。次に、  Freemanらの変法
[Okayama/BergcDNA マニュアル、3
頁(1985)、 Pharmacia社製]に従って
培養細胞から全細胞RNAの抽出を行なった。オリゴd
Tセルロースカラム(Pharmacia )を用いて
、ボ17 (Al+RN Aを全細胞RNAより分離し
た。その結果、およそ10  個の細胞より約400μ
gのポリ(Al+RN p、を得た。
このポリ(A)” RN Aを常法に従い、シ冒糖密度
勾配遠心法により分画した。分画した各ポIJ (A)
+RNAの一部をとり、t−PA  mRNAK特異的
なオリゴヌクレオチドプローブを用いたドツト・プロッ
ト・ハイブリダイゼーション[Perbal、 B、。
A Practical guide to mole
cular eloning、 pp410.(198
4)。
John Wiley & 5ons、 Inc、 ]
を行ないt−PA  mRNA分画を推定した。この除
用いたプローブ(プローブY)は、5’−GCTTGG
CAAAGATGGCA−3’の塩基配列を有し、前記
Penn1ca等の報告した 1−PAの291〜29
7番目のアミノ酸配列をコードするm RN A領域に
相補的な配列である。プローフY05′末端の放射線標
識は、実験書122頁に従い。
T4ポリヌクレオチドキナーゼ(全酒造)および1  
[3!pコATPを用いて行なった。
プローブYは、主に20〜30 Sのポリ(Al”RN
 Aと強くハイブリダイズした(この画分をM画分と呼
ぶ)。
M画分から得たボI) (A)”RN p、 10μg
を鋳型としてGubler −Hoffman法[Gu
bler、 U、 and Hoffman、 B。
J、、 Gene  25 (1983) 263コに
従い逆転写酵素(生化学工業)を用いて、3μgの二本
鎖cDNAを合成し、この3′末端にDeng −Wu
の方法[Dsng。
G −Rand Wu、 R,、Nucleic Ac
1ds Res、 9 (1981)4173 ]を用
いてデオキシC鎖を付加した。次にこのデオキシC鎖付
加二本鎖c D N A ヲCL 4 BSephar
ose (Pharmacia )にてゲルー過を行な
い、約500bp以下の低分子量核酸を除去した後、P
8t1部位にデオキシG鎖を付加したpB R322[
Bethe−sda Re5earch Lab、 )
と常法によりアニーリングした。
アニール後の混合物を用い、  E、 colt HB
IOIコンピテントセル(全酒造)を形質転換した。そ
の結果、約40,000株の独立した形質転換体からな
るc D N Aバンクを得た。
このc D N Aバンクを前述のプローブYを用いて
、 Woodsの方法1: Woods、 D、、 F
ocus、 6 (3)、 1. (1984); B
ethesda Re5earch Lab、社製コに
従い、 コロニーハイブリダイゼーションを行ない、プ
ローブYと反応するクローンを得、そのうち、最も長い
t−PAcDNA(約2500bp )を含むクローン
のプラスミドpBR322tPA(#42)についてc
 DNA部分の塩基配列決定を行なった。方法はM13
ファージベクターを用いるジデオキシ法[Carlso
n、 J、 et al、。
J、 Biotechnology 1 (1984)
 253コおよび7−DE1319 ]を用いて行なっ
た。その結果、プラスミドpBR322tPA(#42
)は、t−PA前駆体をコードする遺伝子の塩基配列を
完全に含むことが判明した。
実施例2.pTZ 18 tPAOO2の構築A)  
pTZ 18tPAOO2の構築t−PA前駆体をコー
ドする遺伝子を発現ベクター pVYIAにBgl :
[部位で組み込むために、 t −PAコード領域内、
ヌクレオチド103にあるBgl [部位を欠失させ、
かつ翻訳開始コドン(ATG)の直前に、新たなりgl
 I[部位を付与した修飾型t−PA遺伝子(tPAO
O2遺伝子)を構築した。tPAOO2遺伝子の構築方
法を第1図に示す。
まず、プラスミドpBR322tPA ($42 )を
、Ba1T(全酒造)1次にBgl II (全酒造)
で順次消化後、1.0%のアガロースゲル上で電気泳動
を行ない、t−PAcDNAに由来する約1.9 kb
pのBgl ■Bal I断片(A断片)を切り出し。
DNAセル(第一化学薬品)を用いた電気溶出法により
、精製した。抽出方法は、DNAセル取扱説明書に従っ
た。
次に、下記塩基配列で示されるla、 lb、 2a。
2bの4本のオリゴヌクレオチドを合成した。
1a s’ GAT  CTA  TGG  ATG  CA
A  TGA  AGA  GAGGGCTCT  G
CT  GTG  TGCTGCTGCTGTGTG 
 GAG  C3’ b s’ AAG  ACT  GCT  CCA  CA
CAGCAGCAGCACA  CAG  CAG  
AGCCCT  CTCTTCATTGCA  TCC
ATA  3’ a s’ AGT  CTT  CGT  TTCGCCC
AG  CCA  GGAAAT  CCA  TGC
CCG  ATT  CAG  AAG  AGGCG
CCC3’ b 5’ GAT  CGG  GCG  CCT  CT
T  CTG  AAT  CGGGCA  TGG 
 ATT  TCCTGG  CTG  GGCGAA
ACG  3’ I(PLCを用いて精製後、  1 b 100 pm
olをキナーゼバッフy  (50mMTris−HC
lp)!8.0. 10mMMgCl、、5mMDTT
、1mM ATP)50μZ中、  T4ポリヌクレオ
チドキナーゼ10単位と、37℃で90分間インキエベ
ートし、 リン暖化した後、フェノール・クロロホルム
抽出を行なった。2aも同様にして、リン酸化後、フェ
ノール・クロロホルム抽出した。リン酸化した1bと2
a を混ぜ、これKそれぞれ100 pmolの1aと
2b、  tRNA7.8μgを加え、エタノール沈殿
した。遠心後、沈殿を43μlの滅菌水で溶解し、75
℃より徐冷した後’l’4  DNAリガーゼバy 7
7− (66mM Tris −HCl pH7,6,
6,6mM MrCI、、 10mM DTT、 0.
4mMATP)の10倍濃度溶液5μlとT4DNAリ
ガーゼ(全酒造)700単位を加え、16℃で一晩イン
キユベートし、約110bpの断片(B断片)を得た。
t−PA遺伝子由来のA断片と、上記B断片を、’l’
4 DNAリガーゼバッファー中で。
16℃、−晩、T4 DNAリガーゼ350単位とイン
キユベートシ、連結させ、75℃で15分間熱処理した
のち、Xhon(ベーリンガー・マンノ1イム)消化し
た。B断片は同じ粘着末端をもつため、A断片に対して
ふた通りの連結形態をとる。2a。
2bは元の BglII(およびXhoII)部位を再
生しないように塩基配列をかえているので、  2m、
 2bがA断片と連結した場合は連結部位がXho ’
[で切断されないが、la、IbがA断片と連結した場
合は連結部位がXho IIで切断される。約1.7 
kbpの断片をゲルより切り出し、電気溶出法により精
製した。ここで得たDNA断片は大部分がA断片とB断
片が連結したのちXho If消化された約1.7 k
bpのt P A 002遺伝子断片(C断片)である
が、−部、A断片がXholi消化された約1.6 k
bpの断片CD断片)も含む。
次に、t−PA遺伝子を一重鎖形忙するために。
とのt P A 002遺伝子断片をpTZ18RのB
amHI部位に挿入した。構築方法を第1図に示す。
まず、C断片とC断片の混合物をT4ポリヌクレオチド
キナーゼによりリン酸化し、75℃で15分間熱処理し
た。一方、  p T Z 18 R(Pharmac
ia ) 6.25μgをnamHI(全酒造)消化し
、フェノール・クロロホルム抽出、エタノール沈11t
 後、  0.9 M Trls−HCI (pH8,
0)中でアルカリ性ホスファターゼ(全酒造) 0.1
3単位と65℃で1時間インキエベートシ、さらにフェ
ノール・クロロホルム抽出後。
エタノール沈殿を行った。
このp’rz 18R1agと、リン酸化したC断片と
D断片1μgをT4DNA !Jガーゼ350単位で連
結させ、この反応液でE、coli NM 522コン
ピテントセル(フナコシ)ヲHanahanの方法(H
anahan、 D、 : JlMol、 Biol、
 166 (1983)557) K従って形質転換し
た。形質転換した細胞をアンピシリン含有LBプレート
(バクトドリプトン10g。
イーストエクストラクト5 g s NaC110g 
+バクトアガー 15g/Z、 0.01 M Mg 
SO4,0,1mM I PTG、 0.004%X−
gal)上、37℃で一晩培養した。生じた白いコロニ
ーを211Ilのアンピシリン含有2XYT(バクトド
リプトン16g、  イーストエクストラクト10g。
NaC15g/Z )で培養した。次に、実験書936
8−369に従い、ラビッド法(アルカリ溶解法)に・
よりプラスミドDNAを得た。
次に、5alI(全酒造)とEco RI (全酒造)
の二重消化により、約2.85 kbp、約740 b
p、約550 bp。
約470 bpのバンドが生じる。すなわちC断片を含
むプラスミドを選んだ。また、C断片はふた通りの向き
でpT218Rに組み込まれるが、 Sac I (全
酒造)消化により約4.2 kbp、約410 bpの
2本のバンドが生じるプラスミド(pTZ 18 tP
AOO2)を以下の実験に用いた。合成したB断片が正
しくA断片に連結していることは2M13プライマ−M
4(全酒造)を用いてp’rz 18 tPAOO2の
塩基配列決定を行ない確認した。塩基配列の決定は、M
13/pUCシークエンシングマニュアル(日本シーン
社製、  1986. pp 19−20 ’) K準
じて行なった。
B)−本鎖p’rz 18 tPAOO2の調製まず、
pTZ18 tPAOO2形質転換体より1部位特異的
突然変異に用いる1本鎖DNAを調製した。
アンピシリン、001%チアミン含有2XYT2mlで
、pTZ18 tPAOO2形質転換体を一晩培養した
アンピシリン、チアミン含有2XYT15mlに、形質
転換体の一晩培養液150μlを加え、37℃で1時間
培養し、ヘルパーファージM13KO7(全酒造)2.
5 X 10°pfu/n+Z250μtを感染させ、
カナマイシン(25mg/ml ) 42 ttlを加
え2 さらに−晩培養した。
この培養液を遠心チューブに移し、  12.00Or
pm 、 0℃、5分間遠心後、上清を他の遠心チュー
ブに移し、3mZの20%P E G −2,5M N
aC1溶液を加え、室温で20分間放置した。これを1
2.00Orpm、  20°010分間遠心後、上清
を除き、沈殿をTEバッファー(pH8,0)で溶解し
、フェノール抽出を行なった。
遠心後、水層を他の遠心チューブに移し、エタノール沈
殿を行ない、−本鎖pTZ18 tPAOO27,6μ
gを得た。
実施例30発現ベクターpVYIAの構築pVYIAの
構築は、第2図に示すごとく行った。
A)  pAdD26sV(A)no、3(N)の構築
およびそのEco RI消化 先ず、ベクターpAdD 265v(A) no、 3
 [東京大学半田宏博士より人手; Kaufman+
 R,J、 andSharp、 P、 A、、 Mo
1. Ce11. Biol、 2 (1982) 1
304 1319の論文で公知である] DNAを、B
、l[で切断し、フェノール・クロロホルム抽出、エタ
ノール沈殿後、滅菌蒸留水に溶解した。次に、 Kle
now酵素(ベーリンガー・マンハイム)を用いて常法
により平滑末端とし、フェノール・クロロホルム抽出、
エタノール沈殿後、滅菌蒸留水に溶解した。更に、DN
Aライゲーシヲンキット(全酒造)を用いて自己結合さ
せた後。
E、 colt HB 101コンピテントセルを形質
転換した。テトラサイクリン耐性を示す形質転換体より
プラスミドDNAを得た。これらのDNAの一部を B
gl ■で切断後、0.7%アガロースゲルで電気泳動
を行い、Bgl[部位を消失したクローンpAdD 2
63V (A) no、3 (N)を得た。
次に、このプラスミドDNAをEeo RI消化後、フ
ェノール・クロロホルム抽出、 エタノール沈殿後、滅
菌蒸留水に溶解し、マング・ビーンeヌクレアーゼ(P
harmacia )を用いてEc。
RI切断部位を平滑末端とし、フェノール拳りロロホル
ム抽出、エタノール沈殿後、滅菌蒸留水に溶解した。
B)  p K S V 10からのKpn I −B
amHI (約2.9 Kbp )断片の単離 p K S V 10 (Pharmaeia ) D
 N Aを常法により制限酵素Kpn ■およびBam
HIで切断した後。
T4DNAポリメラーゼ(全酒造)およびKle−nO
W酵素により平滑末端とした(実験書394−395頁
)。次に、0.7%アガロースゲルで電気泳動を行ない
、約2.9 Kbpの断片を分離後、電気溶出法により
、DNAを回収した。
C)pVYIAの構築 A)項で得たDNA断片とB)項で得たDNA断片を、
DNAライゲーシヲンキットを用いて。
結合させた後、  E、 coli HBIOIコンピ
テントセルを形質転換した。
テトラサイクリン耐性を示す形質転換体の中から常法に
よりプラスミドDNAを調製した。
これらのプラスミドDNAの一部をpstI(ベーリン
ガー・マンハイム)消化し1.0%アガロースゲル電気
泳動を行い、約3.6 Kbp、約3.25Kbp。
約1.5 Kbpバンドを示すプラスミドpvyIAを
得た。このクローン(E、 colt HB 101 
pVYLA )は微工研免寄第2630号として寄託さ
れている。
実施例41部部位特異的突然変異体のためのプライマー
の合成 実施例2 B) テ得た。−本鎖p’rz 18 t 
PA 002を部位特異的突然変異誘発に付し、天然型
ヒトt−PAのTyr −67をAsnに置換したtP
AO23をコードするt PA 023遺伝子を作製し
た。突然変異誘発およびスクリーニングのために、プラ
イマー3を、また変異部位の塩基配列を決定し確認する
ためにプライマー4を合成した。
Gln Ala Leu Tyr Phe Ser天然
のヒトtPA 5’  AG GCCCrG TACT
TCTCA 3’の配列 Asn s’  AG GCCCTG AACTrCTCA a
’ブ5イ?−33’  TCCGG GACTrG A
AG AGr 5’(変異誘発用) プ5イマ−45’TGGTCCTCGTAGCACGr
  3’(塩基配列決定用) 天然型ヒト t−PAのアミノ酸配列および解読鎖の遺
伝子配列は、最初の2列に記載されている。
プライマー3.およびプライマー4は、解読鎖の反射鏡
の配列である。
実施例50部位特異的突然変異の誘発 pTZ 18 tPA 02:l(の構築方法を第3図
に示す。
部位特異的突然変異体の作成は、 Gillamらの方
法[Gillam、 s、l Zollsr、M、+ 
and Sm1th、 M、 : Mutant co
nst−ruation by in vitro m
utagenesis、 In Dillon、 J、
A、R,、Na51m+A、# and Nestmm
nn+ E、R,(Eds、)、 Recombina
nt DNA Methodo−1ogy、 John
 wIley & 5ons (1985) pp、 
157−186.]IC従い。
コロニーハイプリダイゼーシ薦ンは前出(実施例1)の
Woodsの方法に準じた。
−本鎖pTZ 18 t PA 0020.2 pmo
lをKlsnowバッファー(50mM Trim−H
CI pH7,5,10mM MgCl、、 50mM
NaCl。
1mM DTT ) 10 #Z中で、  100℃、
1分間インキエベートした後、氷冷1.、 40’Cで
30分間インキエペートした。ライゲーション溶液(2
0mM Tris−HCIpH7,5,10mM Mg
(t、、 10mM DTT、 1mMずつのdATP
dGTP、 dCTPおよびdTTP、 1mM AT
P、 T4 DNAリガーゼ525単位) IQ、47
. Klenowfragment (宝酒造)3.5
単位を加え、プライマー延長を開始させた。15℃で一
晩インキユペートした後1反応混合物でE、 eoli
MY 1304コンピテントセルを形質転換し、アンピ
シリン含有LB寒天上で、37℃で一晩培養した。
化シタコロニーをニトロセルロースフィルターに移し、
このフィルターを0.5M NaOHテ10 分、 1
.0M Tris−MCI (pH7,4)で5分、 
 1.5 M NaCl −1,0M Trim−HC
I (PH7,4)で5分間処理して風乾した。このフ
ィルターを真空中において、75tで90分間加熱した
。次に、フィルターをプレハイブリダイゼーシ璽ン 液
 (6x  SSC,5x  Denhardt’s 
 5olution、  0.2% SDS。
0.05%ピロリン酸ナトリウム、  100μg/m
A 8μ1monsperm DNA )と−緒K 5
4℃で2時間インキエペートシ1次に、5′末端をγ−
32pで標識したプライマー3をプローブとして加え、
46℃で一晩ハイブリダイゼーションを行なった。1x
SSCの組成は0.15MNaCl 。
0.015 Mクエン酸三ナトリウム、pI(7,0,
またI X Denhardt’5solutionの
組成は0.02%Ficoll r 0.02%Po1
yvinylpyrrolidone。
0.02%BSAである。このフィルターを6xSSC
,0,05%ピロリン酸ナトリウムで、室温で2回、4
4℃において2回、そして49.5℃で1回洗浄した後
、風乾し。
オートラジオグラフにかけた。次に、黒く感光した(陽
性)クローンを培養し、ラピッド法によりプラスミドを
とり、50μlのRNass (40μg/mA)溶液
中、37℃で一晩インキユベートした。
この反応液5011tVc、 30μmの20%PEG
 −2,5M NaClを加え、4℃で一晩放置し、遠
心後、上清を除き。
75%エタノールで沈殿を洗い、乾燥させた。実施例4
に示したプライマー4を用い、ジデオキシ法により塩基
配列決定を行い、t−PAのTyr −67に対応する
塩基配列TACがAsnに対応するAACに変異してい
るプラスミド(prztstpAo23)を選んだ。
プ5 スミ)’ DNA pTZ 18 t PA 0
23を制限酵素B3tYI (New England
 Biolmbm )消化後、1.0%のアガロ−スゲ
ルミ気泳動を行ない、約1.7KbpのtPA 023
遺伝子断片(E断片)を電気溶出法により単離した。
実施例61発現ベクターpvYIAヘノtPAo23遺
伝子のサブクローニング t PA 023遺伝子を1発現ベクターpVYIAに
組み込んだ。構築方法を第3図に示す。
発現ベクターpVYIAをBgl [消化後、フェノー
ル・クロロホルム抽出し、エタノール沈殿を行なった。
このDNAを実施例2に記載した方法でアルカリホスフ
ァターゼ処理し、フェノール・クロロホルム抽出後、エ
タノール沈殿した。次にこのホスファターゼ処理したp
VYIAと、E断片を’l’ 4 DNAリガーゼを用
いて連結させた。
この反応液で、 E、 coli HB 101コンピ
テントセルを形質転換させ、テトラサイクリンを含むL
B寒天上で一晩培養した。生じたコロニーを、テトラサ
イクリンを含む2 x YTで培養し、ラビッド法によ
りプラスミドを得、PatI消化により挿入方向を確認
した。すなわち、1.0%アガロースゲル電気泳動を行
ない。
約3.6Kbp、約2,3 Kbp 、約1.5 Kb
p (2本)、約620bp、約4101)P+約80
bp、約70 bpのバンドを生じるものが、  pV
YIA中のSV40プロモーターにtPAO23遺伝子
が正しく連結されたものである(pvYIAtPAO2
3)。
tPAO23遺伝子に含まれる該蛋白質の前駆体の塩基
配列を以下に示す。
s’ATGGATGCAATGAAGAGAGGGCT
CTGCTGTGTGCTGCTGCTGTGTGGA
GCAGTCTTCGTT0809Q TCGCCCAGCCAGGAAATCCATGCCC
GATTCloo         110     
   120AGAAGAGGCGCCCGATCTT
ACCAAGTGATCTGCAGAGATGAAAA
AACGCAGATGATATACCAGCAACAT
CAGTCATGGCTGCGCCCTGTGCTCA
GAAGCAACCGGGTGGAATATTGCTG
GTGCAACAGTGGCAGGGCACAGTGC
CACTCAGTGCCTGTCAAAAGTTGCA
GCGAGCCAAGGTGTTTCAACGGGGG
CACCTGCCAGCAGGCCCTGAACTTC
TCAGATTTCGTGTGCCAGTGCCCCG
AAGGATTTGCTGGGAAGTGCTGTGA
AATAGATACCAGGGCCACGTGCTAC
GAGGAC4oO410420 CAGGGCATCAGCTACAGGGGCACGT
GGAGCACAGCGGAGAGTGGCGCCGA
GTGCACCAAC460470a TGGAACAGCAGCGCGTTGGCCCAGA
AGCCCTACAGCGGGCGGAGGCCAGA
CGCCATCAGGCTGGGCCTGGGGAAC
CACAACTACTGCAGAAACCCAGATC
GAGACTCAAAGCCCTGGTGCTACGT
CTTTAAGGCGGGGAAGTACAGCTCA
GAGTTCTGCAGCACCCCTGCCTGCT
CTGAGGGAAACAGTGACTGCTACTT
TGGGAATGGGTCAGCCTACCGTGGC
ACGCACAGCCTCACCGAGTCGGGTG
CCTCCTGCCTCCCGTGGAATTCCAT
GATCCTGATAGGCAAGGTTTACACA
760        770        78Q
GCACAGAACCCCAGTGCCCAGGCAC
TGGGCCTGGGCAAACATAATTACTG
CCGGAATCCTGATGGGGATGCCAAG
CCCTGGTGCCACGTGCTGAAGAACC
GCAGGCTGACGTGGGAGTACsso  
        890         900TG
TGATGTGCCCTCCTGCTCCACCTGC
GGCCTGAGACAGTACAGCCAGCCTC
AGTTTCGCATCAAAGGAGGGCTCTT
CGCCGACATCGCCTCCCACCCCTGG
CAGGCTGCCATCTTTGCCAAGCACA
GGAGGTCGCCCGGAGAGCGGTTCCT
GTGCGGGGGCATACTCATCAGCTCC
TGCTGGATTCTCTCTGCCGCCCACT
GCTTCCAGGAGAGGTTTCCGCCCCA
CCACCTGACGGTGATCTTGGGCAGA
ACATACCGGGTGGTCCCTGGCGAGG
AGGAGCAGAAATTTGAAGTCGAAAA
ATACATTGTCCATAAGGAATTCGAT
GATGACACTTACGACAATGACATTG
CGCTGCTGCAGCTGAAATCGGATTC
GTCCCGCTGTGCCCAGGAGAGCAGC
GTGGTCCGCACTGTGTGCCTTCCCC
CGGCGGACCTGCAGCTGCCGGACGA
GCGGCTGAAGGAGGCTCATGTCAGA
CTGTACCCATCCAGCCGCTGCACAT
CACAACATCCCCAGGCAAACTTGCA
CGACGCCTGCCAGGGCGATTCGGGA
GGCCCCCTGGTGTGTCTGAACGATG
GCCGCATGACTTTGGTGGGCATCAT
CAGCTGGGGCCTGGGCTGTGGACAG
AAGGATGTCCCGGGTGTGTACACCA
AGGTTACCAACTACCTAGACTGGAT
TCGTGACAACATGCGACCGTGA  3 AAGCATGAGGCCTTGTCTCCTTTCT
ATTCG実施例7.  pVYIAtPAO24の構
築まず、実施例5と同様に、1本領pTZ 18 tP
A002を部位特異的突然変異誘発に付し、天然型と)
t−PAのl1e−86をAsnに置換したt PA 
024をコードするt PA 024遺伝子を作製した
。この作製方法を第4図に示す。突然変異誘発に使用し
たプライマー5は、以下の配列を有する(解読鎖の反射
鏡)。
s’ T GGr ATCATT TTCACA GC
s’コロニニーイブリダイゼーシ冒ンによるスクリーニ
ングの際のハイブリダイゼーシ嘗ンの温度が44℃であ
ることと、洗浄の際の最高温度が39℃であること以外
は実質的に実施例5と同様に行なりた。最終的に、実施
例4に示したプライマー4を用いて塩基配列決定を行な
い、 t−PAのl1e−86に対応する塩基配列AT
AがAanに対応するAATに変異しているプラスミド
(pTZ18tPAO24)を選んだ。
次に実施例5と同様にし、プラスミドDNApTZ18
 t PA 024より、約1.7 Kbpのt PA
 024遺伝子断片(F断片)を得た。
次に、実施例6と同様にして2発現ベクターpVYIA
とF断片を連結させ、  PVYIA中17)SV40
プロモーターにtPAO24遺伝子が正しく連結したも
のtzt:選A、り(pVYIAtPAO24)。構築
方法を第4図にを以下に示す。
s’ ATGGATGCAATGAAGAGAGGGC
TCTGCTGTGTGCTGCTGCTGTGTGG
AGCAGTCTTCGTTTCGCCCAGCCAG
GAAATCCATGCCCGATTC100、110
120 AGAAGAGGCGCCCGATCTTACCAAG
TGATCTGCAGAGATGAAAAAACGCA
GATGATATAC160170°180 CAGCAACATCAGTCATGGCTGCGCC
CTGTGCTCAGAAGCAACCGGGTGGA
ATATTGCTGGTGCAACAGTGGCAGG
GCACAGTGCCACTCAGTGCCTGTCA
AAAGTTGCAGCGAGCCAAGGTGTTT
CAACGGGGGCACCTGCCAGCAGGCC
CTGTACTTCTCAGATTTCGTGTGCC
AGTGCCCCGAAGGATTTGCTGGGAA
GTGCTGTGAAAATGATACCAGGGCC
ACGTGCTACGAGGACa         
 410          420CAGGGCAT
CAGCTACAGGGGCACGTGGAGCACA
GCGGAGAGTGGCGCCGAGTGCACCA
ACa          470         
480TGGAACAGCAGCGCGTTGGCCC
AGAAGCCCTACAGCGGGCGGAGGCC
AGACGCCATCAGGCTGGGCCTGGGG
AACCACAACTACTGCAGAAACCCAG
ATCGAGACTCAAAGCCCTGGTGCTA
CGTCTTTAAGGCGGGGAAGTACAGC
TCAGAGTTCTGCAGCACCCCTGCCT
GCTCTGAGGGAAACAGTGACTGCTA
CTTTGGGAATGGGTCAGCCTACCGT
GGCACGCACAGCCTCACCGAGTCGG
GTGCCTCCTGCCTCCCGTGGAATTC
CATGATCCTGATAGGCAAGGTTTAC
ACAGCACAGAACCCCAGTGCCCAGG
CACTGGGCCTGGGCAAACATAATTA
CTGCCGGAATCCT820         
 &30          840GATGGGGA
TGCCAAGCCCTGGTGCCACGTGCTG
AAGAACCGCAGGCTGACGTGGGAGT
ACTGTGATGTGCCCTCCTGCTCCAC
CTGCGGCCTGAGACAGTACAGCCAG
CCTCAGTTTCGCATCAAAGGAGGGC
TCTTCGCCGACATCGCCTCCCACCC
CTGGCAGGCTGCCATCTTTGCCAAG
CACAGGAGGTCGCCCGGAGAGCGGT
TCCTGTGCGGGGGCATACTCATCAG
CTCCTGCTGGATTCTCTCTGCCGCC
CACTGCTTCCAGGAGAGGTTTCCGC
CCCACCACCTGACGGTGATCTTGGG
CAGAACATACCGGGTGGTCCCTGGC
GAGGAGGAGCAGAAATTTGAAGTCG
AAAAATACATTGTCCATAAGGAATT
CGATGATGACACTTACGACAATGAC
ATTGCGCTGCTGCAGCTGAAATCGG
ATTCGTCCCGCTGTGCCCAGGAGAG
CAGCGTGGTCCGCACTGTGTGCCTT
CCCCCGGCGGACCTGCAGCTGCCGG
ACTGGACGGAGTGTGAGCTCTCCGG
CTACGGCAAGCATGAGGCCTTGTCT
CCTTTCTATTCGGAGCGGCTGAAGG
AGGCTCATGTCAGACTGTACCCATC
CAGCCGCTGCACATCACAACAT145
0       1a         1470TT
ACTTAACAGAACAGTCACCGACAAC
ATGCTGTGTGCTGGAGACACTCGGA
GCGGCGGGCCCCAGGCAAACTTGCA
CGACGCCTGCCAGGGCGATTCGGGA
GGCCCCCTGGTGTGTCTGAACGATG
GCCGCATGACTTTGGTGGGCATCAT
CAGCTGGGGCCTGGGCTGTGGACAG
AAGGATGTCCCGGGTGTGTACACCA
AGGTTACC166016701gs。
AACTACCTAGACTGGATTCGTGACA
ACATGCGACCGTGA  3 実施例8.  tPAO23およびtPAO24のCH
O細胞中での発現 プラスミドpVY I A tPAO23およびpVY
 IA tPAO24をDHFR欠損CHO細胞[Ur
laub、 G、and Chasin+ L、A−*
Proc、 Natl−Acad、 Set、 USA
、 77 (1980) 4216−4220 ]にリ
ン酸カルシウム法によりトランスフェクトした[ Gr
aham、F、and van de Eb、A、、V
irology  52 (1973)  455−4
57コ。
メトトレキセー) (MTX)存在下で1選択培地[M
EMALPHA(−)、ギプス(GIBCO) ]より
得られた形質転換体。
クローンS−23t5−23t−(tPA023)とS
−24t−MIO−1(t5−24t−はそれぞれ80
u10Zおよび100u/rnL(フィブリン/アガロ
ース平板法による測定値。
後述)のt−PA活性を産生ずることが見出された。
これらのクローンを以後の研究に充てた。生産培地はG
IT培地(和光紬薬工業)を用い、アプロチニンを20
KIU/mt[シグマ(SIGMA)コ添加した。
実施例9.0HO細胞培養上清よりのt PAO23お
よびtPAO24の精製 実施例8で得られた培養上清は抗t−PA七ツクローナ
ル抗体アフィニティーカラムにより部分精製した。モノ
クローナル抗体産生ハイプリドーマは天然型ヒト黒色腫
細胞由来のt−PAに対して常法により作成された。マ
ウスに抗体産生ハイプリドーマを接種し、腹水中に出現
したモノクローナル抗体(サブクラス:IgG1)を回
収し、これを硫安沈殿およびイオン交換クロマトグラフ
ィーな用いて精製した。抗体はCNB r活性化セファ
ロース(Pharmacia )に、常法によりゲル1
 ml当り5Ir1gの割合で結合させた。
培養上清4tに本抗体ゲル10mZを混合し、−夜4℃
にて、ゆるやかに振と5した後、ゲルをカラム(1cm
径x lQcm )に充填した。次に■25KIU/m
lのアプロチニン(”クマL  O,01%(w/v)
 ノツウィーン80をを含む50mM ト17スー塩酸
緩衝g。
pH7,4(緩衝液A)、■0.5 Mの食塩を含む緩
衝液A、■4Mの張索を含む緩衝gA、■緩衝液A(ア
プロチニン不含)の順で、それぞれ50m7ずつでゲル
を洗浄した。ゲルに結合したt PAO23およびt 
PAO24は0.2Mグリシン−塩酸緩衝液、  pH
2,5(0,01%(、/v)のツウ4−730を含む
)で溶出された。活用のあるアラクシ1ンを回収、混合
して50mM酢酸緩衝液pH4(100mMのNaC1
と0.01%(w/v)のツウィーン80を含む)忙対
して限外r過膜を用い透析及び濃縮を行った。
これを以後のin vitroおよびin vivoの
評価に供した。最終的に1800〜2600倍の比活性
の上昇と59〜71%のt−PA活性(フィブリン/ア
ガロース平板法による)の回収が得られた。
コtL ラtPAO23およびt PAO24の活性画
分をそれぞれ5DS−電気泳動と銀染色で分析したとこ
ろ還元状態ではともに、 66〜67 KDa (キロ
ダルトン)と63 KDa付近に主要なバンドが認めら
れた。この時、天然型ヒトt−PAは、 62〜63K
Daおよび58〜59KDa付近に主要なバンドがみと
められた。すなわち。
t PAO23またはtpAO24と天然型ヒトt−P
Aとの間では数千ダルトンの分子量の差が認められた。
また電気泳動後のゲルを2.5%(w/v)のトリトン
X−100で処理した後、フィブリン/アガロース平板
上に置き、37℃にてフィブリンオートグラフィーを実
施したところtPAO23,tPAO24ともに天然型
ヒトt−PAに比して高分子量側にシフトした位置(6
2〜67KDa付近)に溶解窓が認められた。
本実施例で精製された本発明の蛋白質tPAO23およ
びtPAO24のアミノ酸配列は、前出のt PAO2
3遺伝子およびt PAO24遺伝子の塩基配列から推
定して、以下の通りであると考えられる。
tPAO23のアミノ酸配列 Vat Leu Arg Tyr Cys Trp Ala Gin Cys Lys Ser Cys Phe Asn Gly Ala Leu Asn Cys Gin Cys Gly Lys Cys Arg Ala Thr Gly Ile 5er Ser Asn Arg Val Cys Asn Ser Gly His Ser Vat  Pr。
Ser Glu Pro Arg Gly Thr Cys Gin Phe Ser Asp Phe Pro Glu Gly Phe Cys Glu Ile Asp Cys Tyr Glu Asp Tyr Arg Gly Thr Glu Arg Val ys Gin Val Ala Thr Gin rp Ser  Thr Ala  Glu 5erCys 
Thr Asn Trp AsnLeu Ala Gl
n  Lys Pr。
Arg Arg Pro Asp AlaGly Le
u Gly Asn HisGly Ala Glu Ser Ser Ala Tyr Ser Gly Ile Arg Leu Asn Tyr Cys Gly Lys Tyr Ser Thr  Pr。
Asn Ser Asp Gly Ser Ala Ser  Leu Thr Cys Leu Pr。
Leu  Ile Gly Gln Asn  Pr。
Gly Leu Gly Arg Asn Pr。
Pro Trp Cys Arg Arg Leu ASpVat  Pr。
Gly Leu Arg Gin Phe Arg Phe Ala Asp Trp Gin Ala Ser  Ser  Glu Ala Cys 5er Cys Tyr Phe Tyr Arg Gly Glu Ser Gly Trp Asn 5er Lys Val Tyr Ser  Ala  Gin Lys His Asn Asp Gly Asp Hls  Val  Leu Thr Trp Glu Ser Cys 5er Gln Tyr 5er 11e Lys Gly 11e  Ala  5er Ala  Ile  Phe Phe Cys Glu Gay Gly Asn Thr  His Aha  Ser Met  l1e Thr Ala Ala  Leu Tyr Cys Ala Lys Lys Asn Tyr Cys Thr Cys Gln Pr。
Gly Leu His  Pr。
Ala Lys Ser Ser Cys Ala His Cys Pro  Pro  His Leu Gly Arg Pro Gly Glu Glu  Val  Glu Lys Glu Phe Asp Asn Asp Leu Lys 5er Ala Gln Glu Thr Val  Cys Leu Gin  Leu Cys Glu Leu His  Glu Ala Ser Glu Arg Val Arg Leu Cys Thr Ser Arg Thr Val Cys Ala Gly Gly Pro Gln Ala Cys Gln Pro  Leu Vat Arg Met Thr Ser Trp Gly Lys Asp Val Lys Val Thr 11e Arg Asp Trp Ile Leu Phe Gln  Glu His  Leu Thr Thr Tyr Arg Glu Glu Gln Lys Tyr  l1e Asp Asp Asp 11e  Ala  Leu Asp Ser 5er Ser  Ser  Val Leu  Pro  Pr。
Pro Asp Trp Ser Gly Tyr Leu  Ser  Pr。
Leu Lys Glu Tyr Pro 5er Gln His  Leu Thr Asp Asn Asp Thr Arg Ala Asn  Leu Gly Asp 5er Cys Leu Asn Leu Val Gly Leu Gly Cys Pro Gly Val Asn Tyr Leu Asn Met Arg Ser Ala  320 Arg Phe  328 Val  Ile  336 Val  Val  344 Lys Phe  352 Val  His  360 Thr Tyr  368 Leu  Gln  376 Arg Cys  384 Val Arg  392 Ala Asp  400 Thr  Glu  408 Gly Lys  416 Phe Tyr  424 Ala His  432 Ser Arg  440 Leu Asn  448 Met  Leu  456 Ser Gly  464 His Asp  472 Gly Gly  480 Asp Gly  488 11e  Ile  496 Gly Gln  504 Tyr Thr  512 Asp Trp  520 Pro−(COOH) tPAO24のアミノ酸配列 (H2N)−8er Tyr Gin Val Ile
 Cys Arg Asp9 Glu Lys Thr
 Gin Met Ile Tyr G1n17 Gl
n His Gtn Ser Trp Leu Arg
 Pr。
25  Val Leu Arg Ser Asn A
rg Val Glu33  Tyr Cys Trp
 Cys Asn Ser Gly Arg41  A
la Gin Cys His Ser Val Pr
o Va149  Lys Ser Cys Ser 
Glu Pro Arg Cys57  Phe As
n Gly Gly Thr Cys Gin G1n
65 Ala Leu Tyr Phe Ser As
p Phe Va173  Cys Gln Cys 
Pro Glu Gly Phe Ala81 Gly
 Lys Cys Cys Glu Asn Asp 
Thr89 Arg Ala Thr Cys Tyr
 Glu Asp G1n97 Gly I le S
er Tyr Arg Gly Thr Trp105
  Ser Thr Ala Glu Ser Gly
 Ala Glu113  Cys Thr Asn 
Trp Asn Ser Ser Ala121  L
eu Ala Gln Lys Pro Tyr Se
r Gly129  Arg Arg Pro Asp
 Ala Ile Arg Leu137  Gly 
Leu Gay Asn His Asn Tyr C
ys185  Gly Ser Ala Tyr Ar
g Gly Thr His  192193  Se
r Leu Thr Glu Ser Gly Ala
 Ser  200201  Cys Leu Pro
 Trp Asn Ser Met  Ile  20
8Leu Ile Gly Lys Gin Asn Pro  5er Gly Leu Gly Lys Arg Asn Pro Asp Pro Trp Cys His Arg Arg Leu Thr Asp Val  Pro 5er Gly Leu Arg Gin Gin Phe Arg  l1e Phe Ala Asp l1e Trp Gln Ala Ala His Arg Arg 5er Phe Leu Cys Gly Ser Ser Cys Trp Ala His Cys Phe Pro  Pro His  His Leu Gly Arg Thr Pro Gly Glu Glu Glu Mal Glu Lys Lys Glu Phe Asp Asp Asn Asp l1e Leu Lys Ser Asp Ala Gin Glu  5er Thr Vat  Cys Leu Leu Gin  Leu Pr。
Cys Glu Leu 5er Val Tyr Thr Ala Ala Gin Ala  Leu His Asn Tyr Cys Gly Asp Ala Lys Val Leu Lys Asn Trp Glu Tyr Cys Cys Ser Thr Cys Tyr Ser Gin Pr。
Lys Gly Gly Leu Ala  Ser His  Pr。
11e Phe Ala Lys Pro Gly Glu Arg Gly Ile Leu  l1e 11e  Leu  Ser  AlaGin Glu
 Arg Phe Leu Thr  Val  l1e Tyr Arg Val Val Glu Gin Lys Phe Tyr  Ile Val His Asp Asp Thr Tyr Ala  Leu  Leu G1n 5er Ser Arg Cys Ser’、Val  Val Arg Pro Pro Ala Asp Asp Trp Thr Glu Gly Tyr Gly Lys 417 His Glu Ala Leu Ser P
ro Phe Tyr  424425  Ser G
lu Arg Leu Lys Glu Ala Hi
s  432433 Val Arg Leu Tyr
 Pro Ser Ser Arg  440441 
 Cys Thr Ser Gln His Leu 
Leu Asn’ 448449  Arg Thr 
Val Thr Asp Asn Met Leu  
456457 Cys Ala Gly Asp Th
r Arg Ser Gly  464465 Gly
 Pro Gln Ala Asn Leu His 
Asp  472473 Ala Cys Gln G
ly Asp Ser Gly Gly  48048
1  Pro Leu Val Cys Leu As
n Asp Gly  48B489 Arg Met
 Thr Leu Val Gly Ile Ile 
 496497  Ser Trp Gly Leu 
Gly Cys Gly Gin  504505  
Lys Asp Val Pro Gly Val T
yr ’J’hr  512513  Lys Vat
 Thr Asn Tyr Leu Asp Trp 
 520521 11e Arg Asp Asn M
et Arg Pro−(COOH)実施例10.  
tPAO23およびtPAO24の比活性の測定部分精
製したtPA023およびtPAO24の蛋白量の決定
は総蛋白量をBradfordの方法[Anal、 B
ioehem。
72(1976) 248 ] Kより牛血清アルブミ
ンを標準蛋白として測定し、t−PA抗原量の測定はE
LISA法を用いた。ELISAは前出の抗体°カラム
に用いたモノクローナル抗体とビオチン化したウサギ抗
t−PA抗体(アメリカンダイアグツステイカ)とKよ
るサンドウィッチ方式であり、ビオチン化ホースラディ
ッシュパーオキシダーゼーストレプタピジン複合体(ア
マジャム)とその基質(3,3’。
5.5′−テトラメチルペンチジン)Kより発色させた
。標準t−PAとしてはアメリカンダイアグツステイカ
社のヒト黒色腫細胞由来の2重鎖t−PAを用いた。
線溶活性の測定はフィブリン/アガロース平板法および
125工標識フイブリンフイルム溶解法を用いた。フ(
プリン/アガロース平板法は95%凝固フィブリノーゲ
ンを原料として作製した寒天加フィブリン平板を用いた
。12!!−フィブリンフィルム溶解法はHoyrae
rts等の方法[J、 Biol、 Chsm、 25
7゜(1982) 2912−2919コに従りた。す
なわち、1.8μMのフィブリノーゲンに1flI標識
フイブリノーゲン(ICNバイオメディカル)を適当量
加えて96穴ミクロタイタープレート(Nunc ) 
K 50μt/穴ずつ入れ、40℃で一晩乾燥させた。
これK 1.6 u/mlのトロンビン(持田製薬)を
100μlずつ入れ、37℃で4時間放置してフィブリ
ン化させた。このプレートを2回、0.2%ウシ血清ア
ルブミンと0.9%食塩を含む10mMリン酸緩衝液で
洗浄した後、活性測定に供した。各人50μの200n
Mのプラスミノーゲンを入れ、さら1c50μlのt−
FA標準品もしくは本発明の蛋白質を添加し、混合した
後37℃で2時間反応させた。各人50μlを取り、ア
ロカ社製オートウェルガンマーカウンターにて溶解した
12jI−フィブリンを測定し。
標準t−PAで作成した標準曲線より1本発明の蛋白質
の線溶活性を算出した。用いたt−PA標準品はインタ
ーナシlナルt−PAスタンダード[Gaf−fuey
 and Curtis、 Thromb−&emos
tas、+ 5:L 134 (1985)コで標準化
したバイオスコツト社製のヒト黒色腫細胞由来のt−P
Aである。
12sI−フィブリンフィルム法で測定した活性値とE
LISAによる抗原量とKより算出した比活性値はt 
PAO23が200,000 u/mg、  tPA0
24では60,000u/ff1gであった。この時天
然型ヒト t−PAの比活性は890.000 u/l
rIgであった。
実施例11.  tPAO23およびtPAO24のフ
ィブリン親和性およびフィブリンによる活性化 Verbc+1jenら[EMBOJ、 5(1986
) 3525−3530)コの方法に従い、フィブリン
に対する親和性を検討した。
各種濃度のフィブリノーゲンに本発明の蛋白質あるいは
天然型ヒトt−PA(2μg/@)を加えさらに1uの
トロンビンを加えて室温で3分間反応させた。
形成したフィブリンクロットは16,000回転回転子
8分間遠心して沈降させ、上清中のフィブリ/に結合し
なかったt−PA量をフィブリン/アガロース平板法で
の活性測定で求めた結果、  tPAO23は天然型に
比ベフイプリンに対する親和性がわずかに低下している
のみであった。一方、  tPAO24は天然型よりも
劣っていた。フィブリンの存在下または非存在下におけ
るt PAO23およびt PAO24のプラスミノー
ゲン活性化速度を見るため以下の実験を行った。96穴
マイクロタイタープレートを使用して、1mMの合成パ
ラニトロアニリド・トリペプチド合成基質S −225
1(H−D−Val −Leu −pNA−MCI 。
カビ社)、0.15μMプラスミン不含プラスミノーゲ
ン。
フィブリンの可溶性代替物質であるDESAFIBTM
(アメリカンダイアグツステイカ社製)100μg/m
lもしくは緩衝液、(0,01%ツウィーン8oを含む
50mM ト!Jスー塩酸緩衝液pH7,4)に天然型
ヒトt −PA、 tPAQ23またはtPAO24を
加えて総容量100μlとし、37℃で保温した。一定
時間後タイターチック マルチスキャンにより、波長4
05nmにおける吸光度(A405nm)を測定した。
tpAo23. tPA024とも天然型同様、フィブ
リン依存の活性化が認められた。特にtPAO23は天
然型ヒトt−PAより高い活性化率(71倍、天然型は
10〜21倍)を示した。
実施例128本発明の蛋白質のウサギの血流における線
維素溶解活性の分析 ウサギにおける天然型と)t−PAと本発明の蛋白質t
PA023およびtPAO24の活性より見た薬効動態
をみたところ1両者とも活性値において半減期の顕著な
延長を示した。具体的に述べると、天然型ヒト t−P
Aの半減期1〜2分に対してtPAO23とt PAO
24のそれは両者とも約10分であった。
さらに、  tPAO23・tPA024は投与終了後
30分においても活性値に30%の残存(投与終了後3
0秒後の値を100%とする)を認めた。一方、天然型
ヒトt−PAは30分後には活性値は1%以下であった
。本実験の方法は以下の通りである。
実験には1日本臼色ウサギの体重2.5kgのもの一体
重、天然壓ヒトt−PA:0.1■/kg一体重であっ
た。続いて種々の時間間隔(0,5分から60分)でカ
テーテルを用いて大腿動脈より2.51IIZずつ1/
9容量のクエン酸Na (3,8%)中に採血した。採
血後30分以内に低速遠心を行い、血漿を分離した。分
離した血漿を用いて血中のt−PA活性を測定した。
■ t−PA活性測定 血漿0.2 mlを3mMの氷酢酸で16倍に希釈後。
低速遠心して沈殿物を得る。沈殿物を血漿に等しい容量
の20mM Tris・HCl (pH7,4)、 1
40mM NaC1緩衝液に溶解してニーグロブリン分
画を得る。
t−PA活性はこのニーグロブリン分画をフィブリン/
アガロース平板中に添加して求めた。
t−PA活性は、平板を37℃16時間インキュベーシ
ョンした後、溶解斑として観察された。フィブリン/ア
ガロース平板は次のよう罠して作製した。
市販のフィブリノーゲン(コーンの分画I)をプラスミ
ノーゲンリッチフィブリノーゲンとしてフィブリン/ア
ガロース千板作裂に用いた。
プラスミノーゲンリッチフィブリノーゲンの最終濃度は
130 mM NaClと10−’ M CaCl2を
含む20mMTris −HCI(pH7,4)緩衝液
中で1.5mg/m7であった。
最終アガロース濃度は同緩衝液中で0.75%であった
。10n+Zフイブリノーゲン・アガロース溶液に) 
0 /ヒフ (4ONIH単vrnl) f) 100
plを加えて平板を作製した。フィブリン/アガロース
平板法の標準曲線は動物への投与に用いたt−PAを0
.1〜10.000 u、/+Aに希釈して得た。こう
して求めた血中t−PA活性は投与終了30秒後に採血
して得られたt−PA活性を100%としてパーセント
表示した。結果を第5:図に示す。
【図面の簡単な説明】
第1図は、  tPAOO2遺伝子の構築図および該遺
伝子を含むベクターpTZ18 tPAOO2の構築図
を示す。 第2図は9発現ベクターpVYIAの構築図を示す。 第3図は、  tpAOO2遺伝子からtPAO23遺
伝子への改変工程およびt PAO23遺伝予断片の発
現ベクターpvy I Aへのサブクローニング工程を
示す図である。 第4図は、  tPAQO2遺伝子からtPAO24遺
伝子への改変工程およびt PAO24遺伝予断片の発
現ベクターpVYIAへのサブクローニング工程を示す
図である。 第5図は2本発明の蛋白質tpAoz:3. tPAO
24のウサギの血流における線維素溶解活性の経時変化
を天然型ヒトt−PAの活性と対比した図である。 第1図 第 図 第2図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、天然型ヒト組織プラスミノーゲン活性化因子(以下
    天然型ヒトt−PAと略記する)の上皮成長因子領域(
    以下EGFドメインと略記する)内に、アスパラギン結
    合型糖鎖が付加したアミノ酸配列を持つことを特徴とす
    る新規血栓溶解蛋白質。 2、天然型ヒトt−PAのアミノ酸配列において、Ty
    r−67がアスパラギン結合型糖鎖が付加したAsn−
    67であることを特徴とする新規血栓溶解蛋白質。 3、天然型ヒトt−PAのアミノ酸配列において、Il
    e−86がアスパラギン結合型糖鎖が付加したAsn−
    86であることを特徴とする新規血栓溶解蛋白質。 4、請求項1、2又は3記載の新規血栓溶解蛋白質のア
    ミノ酸配列をコードするDNA分子。 5、請求項4記載のDNA分子をアスパラギン結合型糖
    鎖付加反応の可能な宿主細胞において発現させ得る複製
    可能な発現ベクターに組み入れ、宿主細胞を形質転換し
    て組換宿主細胞を得、該DNA分子を発現させ得る条件
    下で培養して該DNA分子がコードしている蛋白質を産
    生させ、培養物より該蛋白質を得ることを特徴とする該
    蛋白質の製造方法。 6、請求項1、2又は3のいずれかに記載の蛋白質の治
    療上の有効量と薬学的に許容される担体との混合から成
    る、血栓性疾病の治療剤
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03505524A (ja) * 1988-06-24 1991-12-05 ブリティッシュ バイオテクノロジー リミテッド タンパク質および核酸

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JPH03505524A (ja) * 1988-06-24 1991-12-05 ブリティッシュ バイオテクノロジー リミテッド タンパク質および核酸

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