JPH02145184A - 新規血栓溶解蛋白質 - Google Patents

新規血栓溶解蛋白質

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JPH02145184A
JPH02145184A JP63301307A JP30130788A JPH02145184A JP H02145184 A JPH02145184 A JP H02145184A JP 63301307 A JP63301307 A JP 63301307A JP 30130788 A JP30130788 A JP 30130788A JP H02145184 A JPH02145184 A JP H02145184A
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JP
Japan
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arg
ala
gly
leu
ser
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Application number
JP63301307A
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English (en)
Inventor
Yasuaki Shimizu
清水 保明
Emiko Yano
恵美子 矢野
Shinya Yano
矢野 信也
Masao Kato
正夫 加藤
Akito Kinoshita
木下 明人
Tomihisa Kawasaki
富久 川崎
Junko Ishida
石田 純子
Hiroshi Gushima
具嶋 弘
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Yamanouchi Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Yamanouchi Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Enzymes And Modification Thereof (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は1組織プラスミノーゲン活性化因子型活性を有
する新規血栓溶解蛋白質に関するものである。より詳細
には1本発明は9組換新規血牟全溶解蛋白質、該蛋白質
をコードするDNA分子、遺伝的に操作した細胞から該
蛋白質を得る方法、該蛋白質を含有する医薬組成物、お
よび血栓溶解剤としての該物質の治療上の使用に関する
ものである。
本明細書において、アミノ酸、ポリペプチドはIUPA
C−IUB生化学委員会(CBN)で採用された方法に
より略記するものとし、たとえば下記の略号を用いる。
Ala L−アラニン     Leu L−ロイシン
Arg L−アルギニン    I、ylS L−リジ
ンAsn L−アスパラギン   MetL−メチオニ
ンAsp L−アスハラキン酸PheL−フェニルアラ
ニンCya L−システィン    Pro L−プロ
リンGin L−グルタミン    Ser L−セリ
ンGlu L−グルタミン酸Thr L−スレオニンG
tyグリシン      TrpL−トリプトファンH
4s L−ヒスチジン    Tyr L−チロシン1
1eL−インロイシン   Vat L−バリンまた。
DNAの配列はそれを構成する各デオキシリボヌクレオ
チドに含まれる塩基の種類で略記するものとし、たとえ
ば下記の略号を用いる。
A アデニン(デオキシアデニル酸を示す。)Cシトシ
ン(デオキシシチジル酸を示す。)G グアニン(デオ
キシグアニル酸ヲ示ス。)T チ ミ ン(デオキシチ
ミジル酸を示す。)さらに、 (H2N)−及び−(C
oo)()はそれぞれアミノ酸配列のアミン末端側及び
カルボキシ末端側を示すものであり、(5勺及び(3′
)はそれぞれDNA配列の5′末端側及び3′末端側を
示すものである。
(従来の技術) ヒト組織プラスミノーゲン活性化因子(ヒトt−pA)
は、従来の血栓溶解剤であるストレプトキナーゼ(SK
)およびウロキナーゼ(UK)に代わる血栓溶解剤とし
て注目されている〔松尾埋: t−PAとpro−UK
学際企画、  1987. pp75−176)。
このヒトt−PAを構成するアミノ酸配列およびヒトt
−PAをコードするcDNAの塩基配列は。
Penn1caらにより決定されており公知である[:
 Penn1ca、D、 et al、、 Natur
e 301 (1983) 214221 :)。
本明細書中のt−PAのアミノ酸配列の番号体系は、こ
のPenn1caらの論文に準じている。一方。
塩基配列の番号体系は便宜上t−PAの開始コドンAT
GのAを起点に番号付けを行っている。
t−PAは、血管内皮細胞においてプレプロ配列を含む
前駆体t−PA (562アミノ酸残基)として合成さ
れた後、細胞内の酵素によりArg−(−1)−8et
−(+1)の結合が分解され527アミノ酸残基からな
る一本鎖の糖蛋白質として細胞外へ分泌される。この−
本領t−PAは、Arg−275とI le −276
の間でプラスミンによる分解を受け。
N末側のH(A)鎖とC末側のL (B)鎖の二本鎖に
変換する。H鎖は4つのドメイン構造からなることが他
の蛋白質との配列相同性から推定されている( Ny、
 T、et al、+ Proc、 Natl、 Ac
ad、 Sci、 USA。
81 (1984) 5355−5359. Patt
hy、 I−、、Ce1l 41 (1985)657
−6631゜ それらはN末側からフィンガー(F”)
ドメイン、EGF(上皮成長因子)ドメイン、第1クリ
ングル(K1)ドメインおよび第2クリングル(K、)
ドメインと呼ばれている。この2つのクリングルドメイ
ンは、アミノ酸配列において約55%の高い相同性を有
している。Fおよびに2ドメインは、フィブリン親和性
およびフィブリン依存性の蛋白分解活性の促進に関与し
ていると考えられている( Verheijen、 J
、 H,et al、、 EMBOJ 5(1986)
 35253530. Zonneveld van 
A−J、 et al、、 J、 Biol。
Chem、、 261(1986) 14214−14
218 〕。一方、L鎖は。
蛋白分解活性を有し2種々のセリンプロテアーゼと高い
相同性を示している。
ヒトt−PAの最も特徴的なことは、フィブリンに対す
る高い親和性である。ヒトt−PAは。
フィブリン親和性を持たないSKおよびUKとは対照的
に、循環血中のプラスミノーゲン(Plg)を効率的て
活性化しないが、フィブリンと結合したPigを極めて
効率的に活性化するため、出血傾向等の副作用の少ない
血栓溶解剤であると考えられている。また、実際の臨床
試験の報告では、静脈内投与したヒトt−PAが心筋梗
塞の患者における閉塞冠動脈の再潅流をもたらすのに有
効であることが示されている(The TIMIStu
dy Group : N、 Engl、 J、Med
、、 312 (1985) 932−936; F:
uropean Cooperative 5tudy
 Group for recombinant tP
A、 Lancet 1 (1985) 842−84
7 ’]。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、血栓性疾病の治療におけるヒトt−PA
の使用上の不都合は、  in vivoでの酵素活性
の血中半減期が極端に短かいこと(3−6分)である(
 Verstraete、 M、 et al、、 J
、 Pharmacol、 Exp、 Ther、。
235 (1985) 506−512 ; Vers
traet’e、 M、 et al、、 Throm
b。
Haemost、+ 56 (1986) 1−5 ;
 Nguyen、 G、 et al、、 Throm
b。
Haemost、、 58 (1987) 437 (
Abstract)’)。in vivoにおけルt−
PAの急速な消失は、肝でのクリアランスが主因であり
、さらにt−PAは、主にH鎖を介して肝に認識されて
いることが示唆されている(  Rijken、  D
、 C,and  Emeis、 J、J、  Bio
chem、  J、  238  (1986)643
−6461゜よって、ヒトt−PAによる血栓性疾病の
治療では十分な血中濃度を維持するために、持続静注投
与を必要とし、さらに多1のt−PA (50−100
■)が必要である。それ故、ヒトt−PAによる治療は
、非常に高価となり、また。
多量投与にともなう出血傾向、全身線溶先進も懸念され
る。
このような状況からフィブリン親和性およびフィブリン
依存性を維持したまま血中半減期が延長された新しいタ
イプのt−PAの開発が望まれている。
(課題を解決するための手段) 本発明者等は、遺伝子組換の手法を用いて新しいタイプ
のt−PAの開発を進めてきたが、従来のt−PAにお
けるに、ドメインに含まれるアミノ酸配列を修飾した下
記のアミノ酸配列で示される新規な蛋白質が天然t−P
Aの望ましい生物学的活性を維持したまま、  in 
vivoの血中半減期が飛躍的に延長したすぐれた性質
を有していることを見い出し本発明を完成した。
すなわち2本発明は、下記一般式で示されるアミノ酸配
列からなる新規面枠溶解蛋白質である。
(H2N)−R5er Tyr 9  Glu Lys 17  Gln His 25  Val  Leu 33  Tyr Cys 41  Ala Gln 49  Lys 5er 57  Phe Asn 65  Ala  Leu 73  Cys Gin Gin Val  l1e Thr Gin Met Gln Ser Trp Arg Ser Asn Trp Cys Asn Cys His 5er Cys Ser Glu Gly Gly Thr Tyr Phe 5er Cys Pro Glu Cys Arg Asp   8 11e Tyr Gin  16 Leu Arg Pro  24 Arg Vat Glu  32 Ser Gly Arg  40 Val  Pro Val  48 Pro Arg Cys  56 Cys Gin Gln  64 Asp Phe Val  72 Gly Phe Ala  80 Gly Lys  Cys Cys Glu IJe 
Asp ThrArg Ala Thr Cys Ty
r Glu Asp GinGly  lie  Se
r Tyr Arg Gly Thr −X−3er 
Thr  Ala Glu 、Ser Gay Ala
 GluCys Thr  Asn Trp Asn 
Ser Ser AlaLeu Ala Gin Ly
s Pro Tyr Ser GlyArg Arg 
Pro Asp Ala Ile Arg LeuGl
y Leu Gly Asn His Asn Tyr
 CysArg Asn Pro Asp Arg A
sp Ser LysPro Trp Cys Tyr
 Val Phe Lys AlaGly Lys T
yr Ser Ser Glu Phe CysSer
 Thr Pro Ala Cys Ser Glu 
GlyAsn Ser Asp Cys Tyr Ph
e Gly AsnGly Ser Ala Tyr 
Arg Gly Thr HisSer Leu Th
r Glu Ser Gly Ala 5erCys 
Leu Pro ’I’rp Asn Ser Met
  l1eLeu Ile Gly Lys Val 
Tyr Thr AlaGln Asn Pro Se
r Ala Gln Ala LeuGly Leu 
Gly Lys His Asn Tyr CysAr
g Asn Pro Asp Gly Asp Ala
 LysPro Trp Cys His Val L
eu Lys AsnArg Arg Leu Thr
 Trp Glu Tyr CysAsp Val P
ro Ser Cys Ser Thr CysGly
 Leu Arg Gln Tyr Ser Gin 
Pr。
Gin Phe Arg Ile Lys Gly G
ly LeuPhe Ala Asp  Ile Al
a Ser His Pr。
Trp Gin Ala His Arg Arg Phe Leu Cys Ser Ser Cys Ala His Cys Pro  Pro His Leu Gly Arg Pro Gly Glu Glu Val  Glu Lys Glu Phe Asp Asn Asp Leu Lys 5er Ala Gin Glu Thr Val  Cys Leu  Gin  Leu Cys Glu Leu His  Glu Ala Ser Glu Arg Val  Arg Leu Cys Thr  Ser Arg Thr Val Cys Ala Gly Gly Pro、Gin Ala Cys Gin Pro  Leu  Vat Arg Met  Thr Ala  Ile  Phe Ser Pro Gly Gly Gly l1e Trp  Ile Leu Phe Gln Glu His  Leu Thr Thr Tyr Arg Glu Glu Gln Lys Tyr  l1e Asp Asp Asp 11e  Ala  Leu Asp Ser  5er Ser  Ser  Val Leu  Pro  Pr。
Pro Asp Trp Ser Gly Tyr Leu  Ser  Pr。
Leu Lys Glu Tyr Pro 5er Gin His  Leu Thr Asp Asn Asp Thr Arg Ala ASn  Leu Gly Asp 5er Cys Leu Asn Leu Val  Gly Ala Lys Glu Arg Leu  l1e Ser Ala Arg Phe Val  l1e Val  Val Lys Phe Val  His Thr Tyr Leu  Gln Arg Cys Val Arg Ala Asp Thr  Glu Gly Lys Phe Tyr Ala His Ser Arg Leu Asn Met  Leu Ser Gly His Asp Guy Guy Asp Gly 11e  Ile 497 Ser Trp Gly Leu Gly C
ys Gly Gln  504505 Lys As
p Val Pro Gly Vat Tyr Thr
  512513 Lys Vat Thr Asn 
Tyr Leu Asp Trp  520521 1
1e Arg Asp Asn Met Arg Pr
o−(COOH)(式中、Rは存在しないか。
Met Asp Ala Met Lys Arg G
ly LeuCys Cys Val Leu Leu
 Leu Cys GlyAla Val Phe V
al Ser Pro Ser GinGlu Ile
 His Ala Arg Phe Arg ArgG
ly Ala Arg。
Gly Ala Arg。
Met、  または Met Gly Ala Arg であることを意味する。
またXは、存在しないが、またはTrpを除く天然の蛋
白質を構成するアミノ酸からなる群から選ばれた任意の
1個のアミノ酸であることを意味する。) 上記、Xの説明洗おいて、[Trpを除く天然の蛋白質
を構成するアミノ酸Jとしては、たとえば、  Ala
、 Glu、 Gin、 Asp、 Asn、 Leu
、 Gly。
Lys、  Ser、  Val、  Arg、  T
hr、  Pro、  Ile、Met。
Phe、 Tyr、 Cys、 Hisなどを挙げるこ
とができる。
これらのアミノ酸の中、好ましいものは、 Ala。
Glu、 Asp、 Gly、 Lys、 Ser、 
Arg、 Thr、 Pro。
Me、tまたはHisである。また、さらに好ましいも
のとしては、  Ser、 Arg、 ProまたはH
isを挙げることができる。
(以下余白) したがって2本発明の目的は、上記アミノ酸配列を有す
る新規血栓溶解蛋白質を提供することである。他の目的
は、該蛋白質をコードする新規DNA分子およびその組
換発現ベクターを提供するものであり、また該DNA分
子で形質転換した宿主細胞を培養し、得られた培養物か
ら該蛋白質を分離することを特徴とする新規血栓溶解蛋
白質の製造方法を提供することにある。
以下本発明について更に詳細に説明する。
(A)  ヒトt−PAをコードするDNA分子の作成
本発明によれば、出発物質としてヒトt−PAcDNA
クローンを使用してDNA組換技術を用いることにより
、これらの新規な蛋白質を生産することが好ましい。ヒ
トt−PA前駆体をコードするcDNAクローン (ヒ
トt−PAcD、NA)は、  Bowesヒト黒色腫
紀胞系からのmRNAを出発材料に公知の手法によりc
DNAライブラリーを作成し、それよりコロニーハイブ
リダイゼーションの手法を用いて単離することができる
(実施例1参照)。
ヒ) t−PAおよび本発明の新規血栓溶解蛋白質を発
現させるために使用した動物細胞用発現ベクターpVY
IAは、外来遺伝子挿入のための制限酵素部位が、Bg
l[部位である。一方。
ヒトt−PA cDNAには、プレプロ配列と成熟t−
PAの接続部分(すなわちArg−(−1)とSer 
−(1)の部分)にBgl [部位を持つが、プレプロ
配列のN末端より上流にBgl [部位はない。そこで
、  DNA組換技術を用いてt −PAc DNAを
pVYIAのBgl I[部位へ簡単に挿入できるよう
改変するのが好ましい。それには、 Arg(−1)と
5er−(1)の部分に存在するBgl 、[部位は、
  ArgをコードしていたコドンをAGAからCGA
に変更することにより消失させ、プレプロ配列のN末端
のコドン(ATG)の5′上流ては新たにBgl ’[
の制限酵素配列を付ける必要がある。また、必要以上に
長い3′非翻訳領域は、 XhoLI哨化により除去す
ることが好ましい。こうして作製した修飾t−PADN
Aは。
以下の新規血栓溶解蛋白質産生のため出発材料として用
いるべく2部位特異的突然変異実験の可能な、ファージ
ミド(たとえば、  p’rz18/19. pUc1
18/119など)またはファージDNA (たとえば
M 13mp 18/mp 19など)に挿入する。
また、前述したようにt−PAのアミノ酸配列は公知で
あるので、上記の修飾型t−PADNAは、アミノ酸を
指定するいくつかのコドンの中から適当なものを選び、
それを公知の化学合成の手法により作製することができ
る。
すなわちt−PAに対応するDNAを何本かのオリゴヌ
クレオチドに分けてそれらを化学合成し、各々のオリゴ
ヌクレオチドを常法により連結することにより作製する
ことができる。
各オリゴヌクレオチドの合成は市販の全自動DNA合成
機を用いたホスファイト法による合成が好ましい。
また1発現用に選択した宿主細胞にあわせて、  t−
PA前駆体のプレプロ配列をもっとも産生効率の高い他
のプレプロ配列におきかえて修飾型t−PADNAを合
成してもよい。
(b)  新規血栓溶解蛋白質をコードするDNA分子
の作製 本発明の蛋白質をコードするDNA分子は。
t−PAをコードするDNA配列を慣習的な部位特異的
突然変異誘発法により変異させることにより達成される
。また該蛋白質のアミノ酸配列に基づき、DNA分子を
化学合成(前述)により作成することもできる。
(c)新規血栓溶解蛋白質の製造方法 本発明のDNA分子は、新規血栓溶解蛋白質をコードし
ているので、このDNA分子を適当な宿主細胞において
発現させることにより該蛋白質を生産し得る。適当な哨
乳動物宿主細胞およびその発現ベクター、形質転換方法
、培養法、および生産産物の精製方法は。
本分野では既知である。例えば、 Haynes、 J
、 andWelssmann、C,、Nucl、 A
c1ds Ras、 11 (1983) 687−7
06;Bebb jngston+ C,R,and 
Hentschel、 C,C,G、、 In : G
lover、 D、M、(ed)DNA clonin
g  vol[[、IRL Press、 0xfor
d (1987)pp163−188 ; Fresh
ney、L 1.、 Cu1ture of anim
al cells。
Alan R,Li5s、 Inc、、NY1987 
: Gorman、C,In : Glover。
D、M、(ed) DNA cloning vol 
ll、  I RL Press、 0xford(1
985) pp143−190 ; Perbal、 
B、A Practical guideto mol
ecular cloning、 John Wi l
ey&5ons、 Inc、(1984)pp487−
543 ;特公昭62−16931号(昭62 (19
87)4月15日公告);日本生化学会編:続生化学実
験講座8血液(下)、東京化学同人(1987)pp6
03−610 実施例7では、該蛋白質をコードするDNA分子を発現
ベクターpVYIAに挿入した。pVYIAは、プラス
ミドpKsV10 (Pharmacia)のBamH
I−KpnI断片約2900塩基対(bp)部分と。
プラスミドpAdD26sV(A) no、3  (東
京大学半田宏博士より入手)より構成される。上記のB
amHI −Kpn I断片には、 SV40の初期遺
伝子の転写ユニット(Sv40初期プロモータ、介在配
列およびポリA付加シグナルなどを含む)が含まれ2本
発明のDNA分子はこの転写ユニットを利用して発現さ
れる。またpAdD 26SV (A) no、 3は
、アデノウィルス2型主要後期プロモータの制御下にマ
ウスジヒドロ葉酸還元酵素(DHFR)をコードしてお
りメトトレキセート(MTX)  を用いた細胞内の遺
伝子増巾が可能である。また本発明の実施において使用
できる他の哺乳動物細胞は、  VERO細胞。
CV−1細胞、  LCC−MK2細胞、  CO3−
1およびC08−7細胞、  HeLa細胞、293細
胞、  RPMI8226細胞、3T3細胞、BHK細
胞、WI38細胞、 CHO−Kl細抱等である。また
、該蛋白質をコードするDNAは、  SV40初期プ
ロモーター以外に、t−PAやアクチンなどの細胞内遺
伝子由来のプロモーターやSV40後期遺伝子、アデノ
ウィルス主要後期遺伝子、サイトメガロウィルスimm
ediate early遺伝子、各種レトロウィルス
のLTR(long terminal repeat
) などのウィルス遺伝子のプロモーターの制御下に発
現することができる。
また、該蛋白質は、適当な昆虫、酵母、および細菌細胞
において産生させることができるが、実施する際に有用
な宿主細胞9発現ベクター、形質転換方法、細胞培養法
および生産産物の精製法も本分野では知られている[前
田進、ウィルス、 37 (1986) 1−11 ;
中尾j員二;実験医学5 (1987) 136−14
1 ;山本修巳。
実験医学5 (1987) 131−135 ; Ca
rter、B、L、A。
at al、、 In Glover、 D、M、(a
d) DNA cloning vol[[、I RL
Press、 0xford (1987) pp 1
41−161 ; Margton。
F、 A、 O,In Glover、 D、Fvl(
ed) DNA atoning vol l[、IR
LPress、 0xford (1987) pp5
9−88 : 地神芳文・田中秀明、タンパク質工学実
験マニエアル(池原森男・三木敬三部編〕、講談社すイ
エンティフィク(1988) pp98−120 ]動
物細胞中で分泌生産されたt−PAは、N末端の切断さ
れる位置の違いにより2種々のN末端配列から始まるこ
とが知られている。
一般に知られているN末端配列は1本発明のアミノ酸配
列においてRが存在しないもの。
あるいはRが存在しない上に更にN末端側の3つのアミ
ノ酸(Ser Tyr Gin )が切断されて。
N末端がValから始まるもの、あるいはRがGly 
Ala Argであるもの等がある。このように。
動物細胞を宿主として、  t−PAを分泌生産する場
合、シグナルペプチダーゼあるいはプロテアーゼによる
グロセッシングの受は方が。
細胞の種類により異なるために、N末端の異なるt−P
Aが生産されることもありうる。この現象は培養細胞に
よる分泌生産の場合にだけ該当することではなく、大腸
菌、枯草菌。
酵母等その他の細胞により生産されたt −PAON末
側の修飾のされ方に関しても、同様のことが考えられる
がいずれのN末端配列を有する該蛋白質も1本発明に含
まれる。
また、ヒトt−PAをコードするDNAを各種培養細胞
において発現した場合、使用する宿主細胞の種類により
t−PAK付加される糖鎖の有無およびその化学構造が
変化しうるが糖鎖部分を全く含まない該蛋白質でありて
も異種の糖鎖を有した該蛋白質であっても本発明のDN
A分子の発現によって得られる限り。
本発明に含まれる。
各宿主細胞で発現した該蛋白質は、全て既知の方法によ
って9回収・精製上、物理化学的、生化学的および臨床
的要素に関して解析を行なう。
(発明の効果) かくして得られた9本発明の新規血栓溶解蛋白質は、天
然ヒ) t−PAの構造をより多(含むことにより、大
規模な改変(ドメインごとの欠失、置換、付加や他の蛋
白とのハイブリッド)をほどこしたt−PA改変体より
も天然ヒ) t −PAの立体構造の多くを保持し、天
然t−PAの望ましい生物学的活性を保持したまま、 
 in vivoの血中半減期が著しく延長したすぐれ
た性質を有している。したがって1本発明の蛋白質は、
天然型t−PAについて推奨される投与量を著しく減少
させ、しかも年回投与で、天然t−PAと同じ臨床効果
をもつことが予想される。
また1本発明の該蛋白質は、天然型t−PAと同様、深
部静脈血栓2肺動脈塞栓、末梢、動脈血栓、心臓あるい
は末梢動脈由来の塞栓、急性心筋梗塞および血栓性発作
を含む脈管向凝固を包含する多種多様の後天性疾病の治
療に有用である。
以下に実施例をあげて本発明を更に具体的に説明するが
、これらは本発明の範囲を制限するものではない。本発
明の実施にあたり1組換DNA操作は、特に断わらない
限り下記の実装置に従って実施した。
Maniatis、T、、et al、、Mo1ecu
lar  Cloning  :A Laborato
ry Mannual、 Co1d Spring H
arborLaboratory、 Co1d Spr
ing Harbor、 NY (1982)また各制
限酵素によるDNA消化法は2%にここに述べない限り
購入光の使用説明書に従った。合成オリゴヌクレオチド
は、いずれも380A型DNA合成機(Applied
 Biosystems )によりβシアノホスホアミ
ダイド法により合成したものである。DNAオリゴマー
の合成、脱保護、樹脂からの切断および精製は380A
型DNA合成機マニュアルに従った。
実施例1.  t −PA cDNAのクローニングB
owesヒト黒色腫細胞(米国国立癌研究所Robli
n。
R9博士より入手)を0pdenakker等の方法[
0pdena−kker、 G、、 et al、 J
、 Biochem、、 131.481−487. 
(1983) ]に準じて培養した。t−PA  mR
NAを誘導するため、  T P A (12−0−T
etradecanoyl phorbol 13−A
cetate )を、最終濃度100 ng/mt加え
、16時間培養した。次に、  Freemanらの変
法[Okayama/BergcDNA ? ニーアル
、3頁(1985)、 Pharmacia社鯛]に従
って培養細胞から全細胞RNAの抽出を行なった。オリ
ゴdTセルロースカラム(Pharmacia )を用
いて、ボ’) (A)” RN Aを全細胞RNAより
分離した。その結果、およそ109個の細胞より約40
0μgのポリFA>RNAを得た。
このボIJ (A)” RN Aを常法に従い、シヨ塘
密度勾配遠心法により分画した。分画した各ポ1,1 
(AビRNAの一部をとり、t−PA  mRNAに特
異的なオリゴヌクレオチドプローブを用いたドツト・プ
ロット・ハイブリダイゼーション[Perbal、 B
、。
A Practical guide to mole
cular cloning+ 41CL (1984
) 。
John Wiley&5ons、 Inc、]を行な
いt−PA  rnRNA分画を推定した。この除用い
たプローブ(プローブY)は、  5’ −GCTTG
GCAAAGATGGCA−3’の塩基配列を有し、前
記Penn1ca等の報告したt−PAの+291〜+
297のアミノ酸紀伝をコードするmRNA領域に相補
的な紀伝である。クローンYの5′末端の放射線標識は
、実験書122頁に従い。
T4ポリヌクレオチドキナーゼ(宝酒造)およびγ−[
32P]ATPを用いて行なった。
プローブYは、主に20〜3OSのポリ(AI RN 
Aと強くハイブリダイズした(この画分なM画分と呼ぶ
)。
M画分から得たポリ囚RN A 10μgを鋳型として
Gubler −Hoffman法[Gubler、 
U、 and Hoffman、 B。
J、、 Gene、 25.263. (1983)コ
に従い逆転写酵素(生化学工業)を用いて、3μgの二
本鎖eDNAを合成し、この3′末端にDeng −W
uの方法[Deng。
G −Rand Wu、 R,、Nuclaic Ac
1ds Res、、 9.4173゜(1981) ]
を用いてデオキシC鎖を付加した。次にこのデオキシC
鎖付加二本鎖cDNAをCL4BSepharose 
(Pharmacia )にてゲル渥過を行ない、約5
00bp以下の低分子量核酸を除去した後、Pst)部
位にデオキシG鎖を付加したp13 R322(Bet
he−sda Re5earch Lab、)と常法に
よりアニーリングした。
アニール後の混合物を用い、  E、 coli HB
 101コンピテントセル(宝酒造)を形質転換した。
その結果、約40,000株の独立した形質転換体から
なるcDNAバンクを得た。
このc D N Aバンクを前述のプローブYを用いて
、 Woodsの方法[Woods、 D、、 Foc
us、 6 (3L 1 、(]、984); Bet
hesda Re5earch Lab、社製]に従い
、 コロニーハイブリダイゼーションを行ない、プロー
ブYと反応するクローンを得、そのうち、最も長い1−
PAcDNA(約2500bp )を含むクローンのプ
ラスミドpB R322tPA (#42)についてc
 D N A部分の塩基配列決定を行なった。方法はM
13ファージベクターを用いるジデオキシ法[Carl
son、 J、 et aL。
J、 Biotechnology、 1.253. 
(1984) ]および]7−DEAZA法 Mizu
sawa、 S、 at al、、 Nucleic 
Ac1ds Res、。
14、1319. (1986) ]を用いて行なった
。その結果プラスミドpBR322tPA (#42)
は、  t−PA前、躯体の塩基配列を完全に含むこと
が判明した。
実施例2.  pTZ18tPAOO2遺伝子の構築t
−PAをコードする構造遺伝子を発現ベクターp VY
 I A K Bgl ■部位で組み込むために、t−
PAコード領域内、ヌクレオチド103にあるBgl■
部位を欠失させ、ATGの直前に、新たなりgl■部位
を付与した修飾型t−PA遺伝子(tPA002遺伝子
)を構築した。t P A 002遺伝子の構築方法を
第1図に示す。
まず、プラスミドpBR322tPA(#42)を、B
ad■(宝酒造)1次にBglII(宝酒造)で順次消
化後。
10%のアガロースゲル上で電気泳動を行ない。
t−PAeDNAに由来する約1.9 kbpのBgl
 l[−Bal I断片(A断片)を切り出し、DNA
セル(第一化学薬品)を用いた電気溶出法により、精製
した。抽出方法は、DNAセル取扱説明書に従った。
次に、下記塩基配列で示されるla、  lb、  2
a。
2bの4本のオリゴヌクレオチドを合成した。
5’ GAT CTA TGG ATG CAA TG
A AGA GAGGGCTCT  GCT  GTG
 TGCTGCTGCTGTGTG  GAG  C lb 5’ AAG ACT GCT CCA CACAGC
AGCAGCACA  CAG  CAG AGCCC
T  CTCTTCATTGCA  TCCATA a 5’ AGT  CTT  CGT TTCGCCCA
G CCA GGAAAT  CCA TGCCCG 
ATT  CAG AAG AGGCGCCC3’ lb s′GAT  CGG  GCG  CCT CTT 
 CTG AAT  CGGGCA TGG  ATT
 TCCTGG  CTG  GGCGAAACG  
 3’ HPLCを用いて精製後、  1 b 100 pmo
lをキナーゼバッファ  (50mM Tris −H
CI pH8,0,10mMMg C12,5mM D
TT、  1mM AT P ) 50μZ中+  T
4ポリヌクレオチドキナーゼ10単位と、37°Cで9
0分間インキュベートし、リン酸化した後、フェノール
・クロロホルム抽出を行なった。2aも同様にして、リ
ン酸化後、フェノール・クロロホルム抽出した。リン酸
化したlbと2aを混ぜ、これにそれぞれ100100
pの1aと2b、tRNA7.8μgを加え、エタノー
ル沈殿した。 遠心後、沈殿を43μtの滅菌水で溶解
し、75°Cより徐冷した後T4 DNAリガーゼバッ
ファ −(66mM Tris −HCl pH7,6
,6,6mM Mg CI2.10mM DTT、 0
.4mMATP)の10倍濃度溶液5μtとT4DNA
リガーゼ(宝酒造)700単位を加え、16℃で一晩イ
ンキーベートし、約110bpの断片(B断片)を得た
t−PA遺伝子由来のA断片、上記B断片を、T4DN
Aリガーゼバッファー中で、16°C2−晩、  T4
DNAリガーゼ350単位とインキエベートし、連結さ
せ、75°Cで15分間熱処理したのち、  Xho 
■(ペーリンガー・マンハイム)消化した。B断片は同
じ粘着末端をもつため、A断片に対してふた通りの連結
形態をとる。2m、 2bは元のBgl l(およびX
ho II )部位を再生しないように塩基配列をかえ
ているので、  2a、  2bがA断片と連結した場
合は連結部位がXho ■で切断されないが、1a。
lb′b″−A断片と連結した場合は連結部位がXho
 ■で切断される。約1.7 kbpの断片をゲルより
切り出し、電気溶出法により精製した。ここで得たDN
A断片は大部分がA断片とB断片が連結したのちXho
 I[消化された約1.7 kbpのt P A 00
2遺伝子断片(C断片)であるが、一部、A断片がXh
o :[[消化された約1.6 kbpの断片(D断片
)も含む。
次に、  t−PA遺伝子を一本鎖形にするために。
このtPAOO2遺伝子断片をpTZ18RのBamH
■部位に挿入した。構築方法を第1図に示す。
まず、C断片とD断片の混合物をT4ポリヌクレオチド
キナーゼによりリン酸化し、75°Cで15分間熱処理
した。一方、  p TZ 18R(Pharmaci
a) 6.25μgをBamHI(宝酒造)消化し、フ
ェノール・クロロホルム抽出、エタノール化$1t 後
、  0.9 M Tr i s−HCI (T)H8
,0)中でアルカリ性ホスファターゼ(宝酒造) 0.
13単位と65℃で1時間インキエベートし、さらにフ
ェノール・クロロホルム抽出後。
エタノール沈殿を行なった。
このp’rz 18R1agと、 リン酸化したC断片
とD断片1μgをT 4 DNAリガーゼ350単位で
連結させ、この反応液でE、 coli NM522コ
ンピテントセル(フナコシ薬品)をHanahanの方
法(Hanahan、 D、: J、 Mol。
Biol、166 (1983)557)に従って形質
転換した。形質転換した細胞をアンビシリン含有LMプ
レート(バクトドリプトン10g、イーストエクストラ
クト5g。
NaC1lQg、バクトアガー15g/乙、 0.OI
MMg SO2,0,1mM I P T G、 0.
004%X−gal)上、37℃で一晩培養した。
生じた白いコロニーを2mlのアンピシリン含有2×Y
T(バクトドリプトン16g、イーストエクストラクト
10g、 NaC15g/l)で培養した。次に、実験
書p368−369に従℃・、ラビッド法(アルカリ溶
解法)によりプラスミドDNAを得た。
次に、  Sal l(宝酒造)とEcoRI(宝酒造
)の二重消化により、約2.85 kbp 、約740
 bp 、約550bp。
約470 bpのバンドが生じる。すなわちC断片を含
むプラミスドを選んだ。また、C断片はふた通りの向き
でpTZ18Rに組み込まれるが、5ack(宝酒造)
消fヒにより約4.2 kbp 、約410bpの2本
のバンドが生じるプラスミド(pTZ 18 t PA
 002 )  を以下の実験に用(・た。合成したB
断片が正しくA断片に連結していることは、M13ブラ
イマーM4(宝酒造)を用いてpTZ18tPAOO2
の塩基配列決定を行ない確認した。塩基配列の決定は、
M13/pUCシークエンシングマニュアル(日本シー
ン社製、  1986. pp19−20)に準じて行
なった。
実施例3.−本領p TZ 18 t PA 002の
調製まず、pTZ18 tPAOO2形質転換体より1
部位特異的突然変異に用いる1本鎖DNAを調製した。
アンピシリン、  0.01%チアミン含有2XYT2
mlで、pTZ18 tPAOO2形質転換体を一晩培
養した。
アンピシリン、チアミン含有2X YT 15m1に、
形質転換体の一晩培養i 150μtを加え、37°C
で1時間培養し、ヘルパーファージM13KO7(宝酒
造)2.5 X 109cfu/mt250μtを感染
させ、カナマイシン(25mglml ) 42μtを
加え、さらに−晩培養した。
この培養液を遠心チューブに移し、  12,000r
pm、0°C15分間遠心後、上清を他の遠心チューブ
に移し、3mlの20%P E G −2,5M Na
C1溶液を加え、室温で20分間放置した。これを12
.000 rpm、  20℃10分間遠心後、上清を
除き、沈殿をTEバッファー(pH8,0)で溶解し、
フェノール抽出を行なった。
遠心後、水層な他の遠心チューブに移し、エタノール沈
殿を行すl、−、−本領pTZ18 tPAOO27,
6μgを得た。
実施例4. 部位特異的突然変異誘発のためのプライマ
ーの合成 ヒトt−PA構造遺伝子を部位特異的突然変異誘発に付
し、 Trp−104を5er−104にアミノ酸置換
した改良型t−PAを構築した。この特定部位における
突然変異誘発およびスクリーニングのため罠、以下の合
成オリゴヌクレオチド3.4.5をXsした。
天然のアミノ酸 配列 天然のDNA 配列 rg Thr 5    GG AGA ly la GGC CCG Thr  Trp  Ser 1u ACG  TGG  AGC GA  3’ 誘発用 Ser 5   GG  GGCACG  TCT  AGCA
CA  GCG  GA  3’ 3   CCCCG  TGCAGA  TCGブライ
マー5 5  AAGTGCTGTGAAATAGAT
  3DNA配列 天然のt−PAのアミノ酸配列および解読鎖の塩基配列
は、最初の4列に記載されている。プライマー3.およ
び検出用プローブ4は2反対鎖である。
実施列50部位特異的突然変異の誘発 部位特異的突然変異体の作成は、  Gillamらの
方法(Gillam、 S、、 Zollar、 VL
 and Sm1th、 M、 : Mutantco
nstruction by  in vitro m
utagenesis、 In DHlon、 J、 
A。
R,、Na51m、 A、and Nestmann、
 E、 Ro(Eds、)、  Reco −mbin
ant  DNA Methodology、  Jo
hn Wiley&5ons、  1985゜pp、 
157−186)に従い、コロニー・・イブリダイゼー
ションは前述のWoodsの方法に従って行った。
合成プライマー3をT4ポリヌクレオチドキナーゼでリ
ン酸化したもの4pmolと、−本領pTz18 t 
P A 0020.2 pmolをKlenowバッフ
y(50mMTris−HCI pH7,5,10rn
MMgC12,50mM NaC1,1mMDTT)1
0μを中で、100°01分間インキエベートした後、
氷冷し、40°Cで30分間インキュベートした。ライ
ゲーション溶液(20mM Tris −HClpH7
,5,10mM MgCl2.10mM DTT、 1
mMずつのdATP、dGTP、dCTPおよびdTT
P、 1mMATP、T4 DNAリガーゼ525単位
) 1oμt、 Kle−now f ragment
 (全酒造)5単位を加え、プライマー延長を開始させ
た。 15°Cで一晩インキユペートした後2反応混合
物で、  E、 coli JM109コンピテントセ
ル(全酒造)を形質転換し、アンピシリン含有2 XY
T寒天上で、37°Cで一晩培養した。
生じたコロニーをニトロセルロースフィルターに移し、
このフィルターを0.5M NaOHで10分。
10M Tris −HCl (pH7,4)で5分、
  1.5M NaC1−1,0M Tris −MC
I (pH7,4)で5分間処理した後。
このフィルターを真空中において、80°Cで90分間
加熱した。次に、フィルターをプレハイブリダイゼーシ
ヲン液(6X S S C、5X Denhardta
 5olution。
0.2%SDS、0.05%ビロリン酸ナトリウム、1
100p/ml Salmon sperm DNA 
)と−緒に54°Cで2時間インキエベートし9次に、
5′末端をγ−32pで標識した検出用のプローブ4を
加え、54°Cで一晩・・イブリダイズさせた。1×S
SCの組成は0.15 M NaC1゜0.015 M
クエン酸三ナトリウム、またI X Denhardt
ssolutionの組成は0.02%Ficoll、
 0.02%ポリビニルピロリドン0.02%BSAで
ある。このフィルターを、 5xSSC。
005%ビロリン酸ナトリウムで、室温で2回、44℃
において2回、そして54℃で1回洗浄した後、風乾し
、オートラジオグラフィーを行なった。
次に、黒く感光した(陽性)クローンを培養し。
ラビッド法によりプラスミドを得た。このプラスミドを
Hgi Al (New England Bjola
bs、 Inc)消化した。
部位特異的突然変異がおこり。
TGGAGCACA から TCTAGCACA に変わることにより、下線部のHglAI部位が消失す
る。このためHg1AI消化を行うと、  239bp
と24 bpの断片が消失し、  263bp  の断
片が生じる。
このことより、  Hg1AI消化物の2.0%アガロ
ースゲル電気泳動を行い、  239bpの断片が消失
し、263bpの断片が生じたプラスミドを選んだ。次
に実施例4に示したブライマー5を用い、ジデオキシ法
により塩基配列決定を行ない、t−PAのTrp−10
4に対応する塩基配列TGGがSetに対応するTCT
に変異しているプラスミド(pTZ18 tPAO21
)を選び、以下の実験に用いた。
プラスミドDNA pTZ 18 tPAO21を制限
酵素Xho n消化後、1.2%アガロースゲル電気泳
動を行桁ない、約1.7 kbpのt P A 021
遺伝子断片(E断片)を電気溶出法により単離した。
t P A 021遺伝子が本発明の該蛋白質をコード
していることは、  pTZ 18 t PAO21を
12種類のカスタムプライマーを用いて塩基配列決定を
行ない確認した。t P A 021遺伝子に含まれる
該蛋白質の塩基配列を以下に示す。
5’ ATGGATGCAATGAAGAGAGGGC
TCTGCTGTGTGCTGCTGCTGTGTGG
AGCAGTCTTCGTTTCGCCCAGCCAG
GAAATCCATGCCCGATTCAGAAGAG
GCGCCCGATCTTACCAAGTGATCTG
CAGAGATGAAAAAACGCAGATGATA
TACCAGCAACATCAGTCATGGCTGC
GCCCTGTGCTCAGAAGCAACCGGGT
GGAATATTGCTGGTGCAACAGTGGC
AGGGCACAGTGCCACTCAGTGCCTG
TCAAAAGTTGCAGCGAGCCAAGGTG
TTTCAACGGGGGCACCTGCCAGCAG
GCCCTGTACTTCTCAGATTTCGTGT
GCCAGTGCCCCGAAGGATTTGCTGG
GAAGTGCTGTGAAATAGATACCAGG
GCCACGTGCTACGAGGACCAGGGCA
TCAGCTACAGGGGCACGTCTAGC。
ACAGCGGAGAGTGGCGCCGAGTGCA
CCAACTGGAACAGCAGCGCGTTGGC
CCAGAAGCCCTACAGCGGGCGGAGG
CCAGACGCCATCAGGCTGGGCCTGG
GGAACCACAACTACTGCAGAAACCC
AGATCGAGACTCAAAGCCCTGGTGC
TACGTCTTTAAGGCGGGGAAGTACA
GCTCAGAGTTCTGCAGCACCCCTGC
CTGCTCTGAGGGAAACAGTGACTGC
TACTTTGGGAATGGGTCAGCCTACC
GTGGCACGCACAGCCTCACCGAGTC
GGGTGCCTCCTGCCTCCCGTGGAAT
TCCATGATCCTGATAGGCAAGGTTT
ACACAGCACAGAACCCCAGTGCCCA
GGCACTGGGCCTGGGCAAACATAAT
TACTGCCGGAATCCT82o83o84゜ GATGGGGATGCCAAGCCCTGGTGCC
ACGTGCTGAAGAACCGCAGGCTGAC
GTGGGAGTACTGTGATGTGCCCTCC
TGCTCCACCTGCGGCCTGAGACAGT
ACAGCCAGCCTCAGTTTCGCATCAA
AGGAGGGCTCTTCGCCGACATCGCC
TCCCACCCCTGGCAGGCTGCCATCT
TTGCCAAGCACAGGAGGTCGCCCGG
AGAGCGGTTCCTGTGCGGGGGCATA
CTCATCAGCTCCTGCTGGATTCTCT
CTGCCGCCCACTGCTTCCAGGAGAG
GTTTCCGCCCCACCACCTGACGGTG
ATCTTGGGCAGAACATACCGGGTGG
TCCCTGGCGAGGAGGAGCAGAAATT
TGAAGTCGAAAAATACATTGTCCAT
AAGGAATTCGATGATGACACTTACG
ACAATGACATTGCGCTGCTGCAGCT
GAAATCGGATTCGTCCCGCTGTGCC
CAGGAGAGCAGCGTGGTCCGCACTG
TGTGCCTTCCCCCGGCGGACCTGCA
GCTGCCGGACTGGACGGAGTGTGAG
CTCTCCGGCTACGGCAAGCATGAGG
CCTTGTCTCCTTTCTATTCG1390 
      1a        1410GAGCG
GCTGAAGGAGGCTCATGTCAGACTG
TACCCATCCAGCCGCTGCACATCAC
AACATTTACTTAACAGAACAGTCAC
CGACAACATGCTGTGTGCTGGAGAC
ACTCGGAGCGGCGGGCCCCAGGCAA
ACTTGCACGACGCCTGCCAGGGCGA
TTCGGGAGGCCCCCTGGTGTGTCTG
AACGATGGCCGCATGACTTTGGTGG
GCATCATCAGCTGGGGCCTGGGCTG
TGGACAGAAGGATGTCCCGGGTGTG
TACACCAAGGTTACCAACTACCTAG
ACTGGATTCGTGACAACATGCGACC
GTGA  3 実施例 61発現ベクターpVYIAの構築pVYIA
の構築は、 第3図に示すごとく行った。
A) p A dD 26 S V (A) no、 3 (
N)の構築およびそのEcoRI消化 先ず、ベクターpA dD 26 S V (A)no
、 3 [東京大学半田宏博士より入手、 Mo1. 
Ce11. Biol、。
2(11)、 1982の論文で公知であるコ DNA
を。
Bgl Hで切断し、フェノール・クロロホルム抽出、
エタノール沈殿後、滅菌蒸留水に溶解した。
次に+  K lenow酵素(ベーリンガー・マンハ
イム)を用いて常法により平滑末端とし、フェノール・
クロロホルム抽出、エタノール沈殿後、滅菌蒸留水に溶
解した。更に、DNAライゲーションキット(宝酒造)
を用いて自己結合させた後。
E、 colt HB 101コンピテントセルを形質
転換した。テトラサイクリン耐性を示す形質転換体より
プラスミドDNAを得た。これらのDNAの一部をBg
I nで切断後、0.7%アガロースゲルで電気泳動を
行い、Bgl[部位を消失したクローンpA dD 2
6 S V (A)no、3 (N)を得た。
次に、このプラスミドDNAをEcoRI 消化後、フ
ェノール・クロロホルム抽出、エタノール沈殿後、滅菌
蒸留水に溶解し、マンノ・ビーン・ヌクレアーゼ(Ph
ramacia )を用いてEc。
RI切断部位を平滑末端とし、フェノール嗜りロロホル
ム抽出、エタノール沈殿後、滅菌蒸留水に溶解した。
B)pKsVloからのKpn I −BamHI (
約2.9 Kbp )断片の単離 pKSV 10 (Pharmacia ) D N 
Aを常法により制限酵素Kpn IおよびBamHI 
で切断した後。
T4DNAポリメラーゼ(宝酒造)およびKle−fi
QW酵素により平滑末端とした(実験書394−395
 頁)。次KO,7%アガロースゲルで電気泳動を行な
い、約2.9 Kbpの断片を分離後、電気溶出法によ
り、DNAを回収した。
C)  pvy I Aの構築 A)項で得たDNA断片とB)項で得たDNA断片を、
DNAライゲーションキットを用いて。
結合させた後、  E、 colt HB 101  
コンピテントセルを形質転換した。
テトラサイクリン耐性を示す形質転換体の中から常法に
よりプラスミドDNAを調製した。
これらのプラスミドDNAの一部なpstI(ベーリン
ガー・マンハイム)消化し1.0%アガロースゲル電気
泳動を行い、約3.6 Kbp、約3.25 Kbp。
約1.5Kbpバンドを示すクローン(プラスミドpV
YIA)を得た。このクローン(E、 coli HB
 101.P’ pVY I Aは微工研菌寄第(o4
o’f号として寄託されている。
実施例 73発現ベクターpVYIAへのtPAO21
遺伝子のサブクローニング t P A 021遺伝子をp VY I Aヘサブク
ローニングした。構築方法を第2図に示す。
発現ベクターpvyIAをBgl[消化後、フェノール
・クロロホルム抽出し、エタノール沈殿を行なった。こ
のDNAを実施例2に記載した方法でアルカリホスファ
ターゼ処理し、フェノール・クロロホルム抽出後、エタ
ノール沈殿した。次にこのホスファターゼ処理したpv
yIAと、実施例5で得たE断片をT4DNAIJガー
ゼを用いて連結させた。
この反応液で、  E、 coli J M 109 
 コンピテン+セルを形質転換させ、テトラサイクリン
を含む2XYT寒天上で一晩培養した。生じたコロニー
を、テトラサイクリンを含む2XYTで培養し。
ラピッド法によりプラスミドを得、PstI消化により
挿入方向を確認した。すなわち、1.0%アガロースゲ
ル電気泳動を行ない、 約3.6 Kbp、  約2.
3 Kbp、約1.5 Kbp (2本)、約620 
bp、約410 bL 約so bp、  約70 b
p のバンドを生じるものが、pVYIA中のSV40
  プロモーターにtPAO21遺伝子が正しく連結さ
れたものである( pvy IA tPA 021 )
実施例8.  tPAO21のCHO細胞中での発現プ
ラスミドpVY I A tPA 021をDHFR欠
損CHO細胞[Urlaub、 et al、、 Pr
oc、 Natl、 Acad、 Sci。
U S A、 77(7)、 p4216〜4220 
(1980) ]  にリン酸カルシウム法によりトラ
ンスフェクトした[ Gra−ham、 et at、
、 Virology、 52.456 (1973)
 ]。メソトレキセート(MTX)存在下で2選択培地
[MEMALPHA(−)、  ギプコ(GIBCO)
コより得られた形質転換体、クローン S −21−M
 20−1は270u/ml(フィブリン/アガロース
平板法による測定値、後述)のt−PA活性を産生ずる
ことが見出された。このクローンを以後の研究に充てた
。生産培地はGIT培地(和光紬薬工業)を用い、アプ
ロチニンを20 K I U /rnl [シグマ(S
IGMA)コ添加した。
実施例 9.  CHO細胞培養上清よりのt P A
 021の精製 実施例8で得られた培養上清は抗t−PAモノクローナ
ル抗体アフィニティーカラムにより部分精製した。モノ
クローナル抗体産生ハイブリドーマは天然型ヒト黒色腫
細胞由来のt−PAに対して常法により作成された。マ
ウスに抗体産生ハイブリドーマを接種し、腹水中に出現
したモノクローナル抗体(サブクラス:IgG1)を回
収し、これを硫安沈殿およびイオン交換クロマトグラフ
ィーを用いて精製した。抗体はCNBr活性化セファロ
ース(Pharmacia )に、常法によりゲル1 
rnl当り5ff1gの割合で結合させた。
培養上清4tに本抗体ゲル10mAを混合し、−夜4°
Cにて、ゆるやかに振とうした後、ゲルをカラム(1c
m径X 10 am )に充填した。次に■25KIU
/ mlのアプロチニン(シグマ)、0.旧%(w/v
 )のツウィーン80を含む50mM)!Jスス−酸緩
衝液。
pH7,4(緩衝液A)、00.5Mの食塩を含む緩衝
液A、■4Mの尿素を含む緩衝液A、■緩衝液A(アプ
ロチニン不含)の順で、それぞれ50mtずつでゲルを
洗浄した。ゲルに結合したtPAO21は0.2Mグリ
シン−塩酸緩衝液、 pH2,5(0,01%(w/v
)のツウィーン80を含む)で溶出された。
活性のあるフラクシミンを回収、混合して50mM酢酸
緩衝液pH4(100mMのNaC1と0.01%(w
/v)のツウィーン80を含む)に対して限外−過膜を
用い透析及び濃縮を行った。
これを以後のin vitroおよびin vivoの
評価に供した。最終的に840倍の比活性の上昇と61
%のt−PA活性(フィブリン/アガロース平板法によ
る)の回収が得られた。
この活性画分を5DS−電気泳動と銀染色で分析したと
ころ還元状態では他の数本のバンドと共に65キロダル
トン付近に非常に強いノ5ンドが認められた。天然型t
−PAも全く同じ位置に泳動された。また電気泳動後の
ゲルを2.5%(、/v’)のトIJ )ンX −10
0で処理した後、フィブリン/アガロース平板上に置き
、37℃にてフィブリンオートグラフィーを実施したと
ころ60キロダルトン付近に溶解窓が認められた。この
天然型t−PAも60キロダルトン付近に出現した。本
実施例で精製された本発明の蛋白質t P A 021
のアミノ酸配列は、tPAO21の発現に使用した前記
tPA021遺伝子の塩基配列から推定して以下の通り
であると考えられる。
(H,N34 Ser Tyr 9  Glu Lys 17  Gin His 25  Val  Leu 33  Tyr Cys 41  Ala Gln 49  Lys 5er 57  Phe Asn 65  Ala Leu 73  Cys Gln 81  Gly Lys Gln Val  l1e Thr Gln Met Gln Ser Trp Arg Ser、 Asn Trp Cys Asn Cys His 5er Cys Ser Glu Gly Gly Thr Tyr Phe 5er Cys Pro Glu Cys Cys Glu Cys Arg Asp 11e Tyr Gin Leu Arg Pr。
Arg Val Glu Ser Gly Arg Val  Pro Val Pro Arg Cys Cys Gln Gin Asp Phe Val Gly Phe Ala 11e Asp Thr Leu Ala Gin Arg Arg Pr。
Gly Leu Gly Arg Asn Pr。
Pro Trp Cys Gly Lys Tyr Ser Thr  Pr。
Asn Ser Asp Gly Ser Ala Ser  Leu Thr Cys Leu Pr。
Lys Pro Tyr Asp Ala  l1e Asn His  Asn Asp Arg Asp Tyr Val  Phe Ser  Ser Glu Ala Cys 5er Cys Tyr Phe Tyr Arg Gly Glu Ser Gly Trp Asn 5er Ser Gly Arg Leu Tyr Cys Ser Lys Lys Ala Phe Cys 1uGly Gly Asn Thr  His Ala  Ser Met  Ile Leu  lie Gly Gln Asn  Pr。
Gly Leu Gly Arg Asn Pr。
Pro Trp Cys Arg Arg Leu Asp Val  Pr。
Phe Ala Asp Trp Gin Ala His Arg Arg Phe Leu Cys Ser Ser Cys Ala His Cys Pro  Pro His Leu Gly Arg Pro Gly Glu Glu Val  Glu Lys Glu Phe Asp Asn Asp Leu Lys  5er Ala  Gin  Glu Thr Val  Cys Leu Gin  Leu Cys Glu Leu Lys Val Tyr Ser Ala  Gin Lys His Asn Asp Gly Asp Hls  Val  Leu Thr Trp Glu Ser Cys 5er 11e  Ala  5er Ala  Ile  Phe Ser Pro Gly Gly Gly l1e Trp  Ile Leu Phe  Gin Glu His  Leu Thr Thr Tyr Arg Glu Glu Gin Lys Tyr  l1e Asp Asp Asp 11e  Ala  Leu Asp Ser 5er Ser  Ser  Val Leu  Pro  Pr。
Pro Asp Trp Ser Gly Tyr Thr Ala Ala  Leu Tyr Cys Ala Lys Lys Asn Tyr Cys Thr Cys His  Pr。
Ala Lys Glu Arg Leu  l1e Ser  Ala Arg Phe Val  l1e Val  Val Lys Phe Vat  His Thr Tyr Leu  Gin Arg Cys Val Arg Ala Asp Thr  Glu Gly Lys His  Glu Ala Ser Glu Arg Val Arg Leu Cys Thr Ser Arg Thr Val Cys Ala Gly Gly Pro Gin Ala Cys Gin Pro  Leu、Val Arg Met Thr Ser Trp Gly Lys Asp Val Lys Val Thr 11e Arg Asp Leu  Ser  Pr。
Leu Lys Glu Tyr Pro 5er Gin His  Leu Thr Asp Asn Asp Thr Arg Ala Asn  Leu Gly Asp 5er Cys Leu Asn Leu Val Gly Leu Gly Cys Pro Gly Val Asn Tyr Leu Asn Met Arg Phe Tyr  424 Ala His  432 Ser Arg  440 Leu Asn  448 Met  Leu  456 Ser Gly  464 His Asp  472 Gly Gly  480 Asp Gly  488 11e  Ile  496 Gly Gin  504 Tyr Thr  512 Asp Trp  520 Pro−(COOH) 実施例 10.  tPAO21の比活性の測定部分積
MtPAO21の蛋白量の決定は総蛋白量をBradf
ordの方法[Anal、 Biochem、、 72
.248(1976)]により牛血清アルブミンを標準
蛋白として測定し、t−PA抗原景の測定はELISA
法を用いた。ELISAは前出の抗体カラムに用いたモ
ノクローナル抗体とビオチン化したウサギ抗t−PA抗
体(アメリカンダイアグツステイカ)とによるサンドウ
ィッチ方式であり、ビオチン化ホースラディノシュバー
オキシダーゼーストレプタビジン複合体(アマジャム)
とその基質(3,3’。
5.5′−テトラメチルベンチジン)により発色させた
。標準t−PAとしてはアメリカンダイアグツステイカ
社のヒト黒色腫細胞由来の2本領t−PAを用いた。
線溶活性の測定はフィブリン/アガロース平板法および
125工標識フイブリンフイルム溶解法を用いた。フィ
ブリン/アガロース平板法は95%凝固フィブリノーゲ
ンを原料として作製した寒天加フィブリン平板を用いた
。′25ニーフィブリンフィルム溶解法はHoyrae
rts等の方法[J、 Biol、 Chem。
%程、 2912(1982) ] K従った。すなわ
ち、1.8μMのフィブリノーゲンに125I標識フィ
プリノーゲ−ン(ICNバイオメディカル)を適当量加
えて96穴ミクロタイタープレート(Nunc )に5
0μt/穴ずつ入れ、40°Cで一晩乾燥させた。これ
に1.6 u/rnlのトロンビン(持出製薬)を10
0μ乙ずつ入れ。
37℃で4時間放置してフィブリン化させた。このプレ
ートを2回、0.2%ウシ血清アルブミンと0.9%食
塩を含む10mMIJン酸緩衝液で洗浄した後、活性測
定に供した。各人50μtの200 nMのプラスミノ
ーゲンを入れ、さらに50μtのt−PA標準品もしく
はt P A 021を添加し、混合した後37℃で2
時間反応させた。各人50μtを取り、アロカ社製オー
トウェルガンマーカウンターにて溶解した1町−フィブ
リンを測定し、標準t−PAで作製した標準曲線より、
  t P A 021の線溶活性を算出した。用いた
t−PA標準品はインターナショナルt−PAスタンダ
ード[Gaffuey and Curtis。
T’hromb、 Haemostaa、、 53.1
34 (1985) ]で標準化したバイオスコツト社
製のヒト黒色腫細胞由来のt−PAである。
12灯−フィブリンフィルム法で測定した活性値とEL
ISAによる抗原量とにより算出した比活性値は460
,000 u/ lTlgであった。
実施例 11.  tPAO21のフィブリン親和性お
よびフィブリンによる活性化 Verheijenら[EMBOJ、、 5.3525
(1986) ]の方法に従い、  t P A 02
1のフィブリンに対する親和性を検討した。各種濃度の
フィブリノーゲンてt P A 021あるいは天然t
−FAI’2μg/m7)を加えさらに1uのトロンビ
ンを加えて室温で3分間反応させた。形成したフィブリ
ンクロットは16.000回転/分で8分間遠心して沈
降させ、上清中のフィブリンに結合しなかったt−PA
量をフィブリン/アガロース平板法での活性測定で求め
た結果、  t P A 021は天然型に比ベフィブ
リンに対する親和性がわずかに低下しているのみであっ
た。
フィブリンの存在下または非存在下におけるtPA02
1のプラスミノーゲン活性化速度を見るため以下の実験
を行った。
96穴マイクロタイタープレートを使用して。
1mMの合成バラニトロアニリド・トリペプチド合成基
質S −2251(H−D−Val −Leu−Lys
 −pNA・HCI 、カビ社)、  0.15μMプ
ラスミン不含プラスミノーゲン、フィブリンの可溶性代
替物質であるDESAFIB  (アメリカンダイアグ
ツステイカ社)100pg/mlもしくは緩衝液、  
0.01%ツウ(−780を含む50mMト!Jスー塩
酸緩衝液pH7,4に天然型t−PAまたはtPAO2
1を加えて総容量100μtとし。
37℃で保温した。一定時間後タイターチック マルチ
スキャンにより、波長405 nmにおける吸光度(A
 405 nm )を測定した。t P A 021は
天然型同様、フィブリン依存の活性化が認められた。
実施例 12.  tPAO21のウサギの血流におけ
る線維未溶解活性の分析 ウサギにおける天然型t−PAと本発明tPA021の
活性より見た薬効動態をみたところ、tPA021は活
性値において半減期の顕著な延長を示した。具体的に述
べると、天然型t−PAの半減期1〜2分に対してt 
P A 021のそれは約5分であった。さらに、  
tPAO21は投与終了後30分にお(・ても活性値に
5%の残存(投与終了後30秒後の値を100%とする
)を認めた。一方、天然型t−PAは30分後には活性
値は0.2%以下であった。
本実験の方法は以下の通りである。
実験には2日本白色ウサギの体重2.5 kgのものを
用いた。ベンドパルビタール麻酔下、耳の辺縁静脈より
t−PAを投与した。投与量はそれぞれt P A 0
21 : 0.24 q/kg一体重、天然型t−PA
:0.1 mg/kg一体重であった。続いて種々の時
間間隔(0,5分から60分)でカテーテルを用いて大
腿動脈より2.5 rnlずつ1/9容景のクエン酸N
a (3,8%)中に採血した。採血後30分以内に低
速遠心を行い、血漿を分離した。分離した血漿を用いて
血中のt−PA活性を測定した。
■ t−PA活性測定 血漿0.21nlを3mMの氷酢酸で16倍に希釈後。
低速遠心して沈殿物を得る。沈殿物を血漿に等しい容量
の20mM Tris−)(CI (pH7,4)、 
140mMNaC1緩衝液に溶解してニーグロブリン分
画を得ル。t−PA活性はこのニーグロブリン分画をフ
ィブリン/アガロース平板中に添加して求めた。t−P
A活性は、平板を37°C16時間インキュベーション
した後、溶解斑として観察された。フィブリン/アガロ
ース平板は次のようにして作製した。
市販のフィブリノーゲン(コーンの分画I)をプラスミ
ノーゲンリッチフィブリノーゲンとしてフィブリン/ア
ガロース平板作製に用いた。
プラスミノーゲンリッチフィブリノーゲンの最。
終濃度は130 mM Na Clと10−’M Ca
C5を含む20mM Tris−HCI (pH7,4
)緩衝液中で1,5mg/IIItであった。最終アガ
ロース濃度は同緩衝液中で0.75%であった。10m
Zフィブリノーゲンーアガロース溶液にトロンビン(4
ONIH単位/rnl)の100μ2を加えて平板を作
製した。フィブリン/アガロース平板法の標準曲線は動
物への投与に用いたt−PAを0.1〜10,000u
/mtに希釈して得た。こうして求めた血中t−PA活
性は投与終了30秒後に採血して得られたt−PA活性
を100%としてパーセント表示した。結果を第4図に
示す。
天然の  5’ ACAGG GGCACG TGG 
AGCACA GC3’DNA配列 is s’  ACAGGGGT ACCCAT AGCAC
A GC3’実施例13.  pVYIA tPAO2
7,pVYIA tPAO28゜pVY I A t 
PA 029の構築実質的に実施例5に記載したものと
同様の方法により、−本領p T Z 18 t P 
A 002と部位特異的突然変異誘発用プライマー6、
8.10を用いて104位のTrpをそれぞれH4s、
 Pro、 Argに対応するコドンに置換したプラス
ミドpTZ 18 tPAO27(Trp −+His
 )、  pTZ 18 tP AO28(Trp−+
Pro )t p’rz L8tPAO291てTrp
 −+ Arg )を構築した。誘発用プライマーには
、マーカーとしてKpn ■部位を付加した。以下に、
誘発用プライマーおよび検出用プローブの配列を示す。
DNA配列 Pr。
5’  ACAGG GGT ACCCCA AGCA
CA GC3’DNA配列 DNA配列 Arg 5’  ACAGG GGT ACCAGG AGCA
CA GC3’DNA配列 DNA配列 次に、pTZ18tPAO27,pTZ18tPAO2
8およびpTZ18 tPA029をXhoI[消化後
、1.2%アガロース電気泳動を行ない約1.7 Kb
PのtPA027、 tPAO28およびt P A 
029遺伝子断片を単離した後、実施例7記載の方法に
よりpVYIAベクターに挿入した( pVY I A
 tPAO27゜pVY IA tPA 028.  
pVY IA tPA 029 )。
実施例14.  tPAO27,tPAO28およびt
 P A 029のCHO細胞中での発現と精製 実質的に実施例8と同様の方法によりpVYIAtPA
O27,pVYIAtPAO28およびpvy I A
 tPA029をCHO細胞において発現せしめ、実質
的に実施例9と同様の方法によりt P A 027.
  t P A 028およびt P A 029を精
製した。これらの精製物は。
フィブリンオートグラフィーにおいて天然型を−PAと
同じ60キロダルトン付近に溶解窓を示した。
【図面の簡単な説明】
第1図は、  t P A 002遺伝子の構築図およ
び該遺伝子を含むベクターpTZ18 tPAOO2の
構築図を示す。 第2図は9合成プライマーを用いて、1本領pTZ18
 tPAOO2遺伝子から突然変異配列を含有するt−
PAりo −ン(pVY I A tPAO21)の組
立て工程図を示す。 第3図は9発現ベクターpVYIAの構築図を示す。 第4図は1本発明の蛋白質t P A 021のウサギ
の血流における繊維素溶解活性を天然型1−PAの活性
と対比した図である。 第1ffl 第2図 Xho■ 第3図

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記一般式で示されるアミノ酸配列からなる新規
    血栓溶解蛋白質 【遺伝子配列があります】 (1)(式中、Rは存在しないか 【遺伝子配列があります】 または 【遺伝子配列があります】 であることを意味する。 また式中、Xは存在しないか、またはTrpを除く天然
    の蛋白質を構成するアミノ酸か らなる群から選ばれた任意の1個のアミノ酸であること
    を意味する。)
  2. (2)請求項(1)記載の一般式で示されるアミノ酸配
    列においてXがSer、Pro、ArgまたはHisの
    いずれかのアミノ酸であることを特徴とする新規血栓溶
    解蛋白質。
  3. (3)請求項(1)または(2)で示されるアミノ酸配
    列をコードするDNA分子。
  4. (4)請求項(3)記載のDNA分子を宿主細胞におい
    て発現させ得る複製可能な発現ベクターに組み入れ、宿
    主細胞を形質転換して組換宿主細胞を得、DNA分子を
    発現させ得る条件下で培養して該DNA分子がコードし
    ている蛋白質を産生させ、培養物より該蛋白質を得るこ
    とを特徴とする該蛋白質の製造方法。
  5. (5)請求項(1)または(2)記載の蛋白質の治療上
    の有効量と薬学的に許容される担体との混合物から成る
    、血栓性疾病の治療剤
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