JPH0446263B2 - - Google Patents

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JPH0446263B2
JPH0446263B2 JP21403883A JP21403883A JPH0446263B2 JP H0446263 B2 JPH0446263 B2 JP H0446263B2 JP 21403883 A JP21403883 A JP 21403883A JP 21403883 A JP21403883 A JP 21403883A JP H0446263 B2 JPH0446263 B2 JP H0446263B2
Authority
JP
Japan
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aminobenzylamine
nitrobenzaldehyde
reaction
ammonia
yield
Prior art date
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Expired
Application number
JP21403883A
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English (en)
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JPS60109547A (ja
Inventor
Teruyuki Nagata
Akihiro Tamaoki
Katsuji Watanabe
Teruhiro Yamaguchi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Publication date
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Priority to NL8403423A priority patent/NL8403423A/nl
Priority to GB08428519A priority patent/GB2149790B/en
Priority to CA000467790A priority patent/CA1216862A/en
Priority to CH5464/84A priority patent/CH660727A5/fr
Priority to KR1019840007165A priority patent/KR860002165B1/ko
Priority to AU35608/84A priority patent/AU573284B2/en
Priority to DE19843441989 priority patent/DE3441989A1/de
Priority to FR8417552A priority patent/FR2554810B1/fr
Publication of JPS60109547A publication Critical patent/JPS60109547A/ja
Priority to US07/323,087 priority patent/US4978792A/en
Publication of JPH0446263B2 publication Critical patent/JPH0446263B2/ja
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はアミノベンジルアミンの新規な製造方
法に関するものであり、特に、工業的に実施する
うえで極めて有利な方法を提供するものである。
さらに詳しくは、一般式() (式中、ニトロ基はm−位またはP−位であ
る)で表わされるニトロベンズアルデヒドを、ア
ンモニアの存在下に接触還元することを特徴とす
るアミノベンジルアミンの製造方法に関する。
アミノベンジルアミンはエポキシ樹脂硬化剤、
ポリアミド、ポリイミドの原料および農医薬中間
体の原料となる重要な物質である。
アミノベンジルアミンは、従来、ニトロベンズ
アルデヒドまたはニトロベンゾニトリルを出発原
料として製造する方法が知られている。例えば、
前者を出発原料とする方法として、次のような方
法がある。
(イ) m−ニトロベンズアルデヒドからm−ニトロ
ベンジルブロマイドを誘導し、次にフタルイミ
ドカリと反応させ、N−(m−ニトロベンジル)
−フタルイミドを得、ついで2段階の還元方法
によりm−アミノベンジルアミンを約20%の収
率で得ている(N,Kornblumら、J.Am.
Chem.Soc,712137(1949))。
(ロ) m−ニトロベンズアルデヒドをフエニルヒド
ラジンと反応させてヒドラゾン化合物を得、こ
れを接触還元してm−アミノベンジルアミンを
60%の収率で得ている(A.Siddiquiら、
SynthCommn7〜,71〜78(1977))。
(ハ) m−ニトロベンズアルデヒドよりm−ニトロ
ベンズアルドキシムを得、これをラネイニツケ
ル触媒を用い、高圧接触還元してm−アミノベ
ンジルアミンを52%の収率で得ている(J.R.
Griffithら、NRL Report6439)。
一方、後者を出発原料とする方法として、次
のような方法がある。
(ニ) p−ニトロベンゾニトリルから誘導されるp
−アミノベンゾニトリルを水素化リチウムアル
ミニウムにより還元してp−アミノベンジルア
ミンを37%の収率で得ている(N.C.Brownら、
J.Medicinal Chem.,20 1189(1977))。
(ホ) m−ニトロベンゾニトリルをラネイニツケル
触媒を用い、高圧接触還元してm−アミノベン
ジルアミンを49%の収率で得ている(J.R.
Griffithら、NRL Report6439)。
このように、公知の方法によるアミノベンジル
アミンの製造では、(イ),(ロ)のようにフタルイミド
カリまたはフエニルヒドラジンのような、比較的
高価な化合物を当量以上用いて中間体を製造し、
これを還元して目的物を得ているが、これらの方
法は反応工程が長かつたり、副生物の回収等に経
費と労力を要するため、経済的でない。また、(ニ)
の方法も還元剤が高価なうえ、取扱いが難かしい
という欠点がある。さらに、(ハ)、(ホ)のようにラネ
イニツケル触媒を用い、オートクレーブ中で高圧
接触還元する方法は、高価な装置を使用するにも
かかわらず収率が低い欠点がある。特に(ハ)は中間
体である。アルドキシムを経由する為工程が長く
なるというもう一つの欠点もある。
本発明者等は、上記の様な欠点のないアミノベ
ンジルアミンの製造方法について鋭意検討しその
結果、ニトロベンズアルデヒドよりニトロベンズ
アルドキシム経由させることなく直接、アンモニ
アの存在下において、還元触媒を用いて接触還元
すれば高収率でアミノベンジルアミンを製造しう
ることを見出し、本発明の方法を完成した。
即ち、本発明の方法は一般式() (式中、ニトロ基はm−位またはp−位であ
る)で表わされるニトロベンズアルデヒドを、ア
ンモニアの存在下に接触還元することを特徴とす
るアミノベンジルアミンの製造方法である。
本発明の方法では、有機溶剤中、アンモニアを
ニトロベンズアルデヒドに対し1モル以上、好ま
しくは3〜10モルの存在下に還元を行う。アンモ
ニア量がこれ以下だと第2級アミン等好ましから
ざる副生物が増大し、またこれ以上ではほとんど
影響がなく不経済である。
使用される有機溶媒としては、通常接触水添に
用いられる溶媒ならいずれでも良いが、好ましく
はアンモニアの溶解度の大きいメタノール、エタ
ノール等低級アルコールが有利である。溶剤の使
用量は特に限定されないが、通常原料に対して1
〜15重量倍で充分である。
本発明で使用される還元触媒としては、白金、
パラジウム、ロジウム等貴金属触媒、及びラネー
触媒が挙げられる。貴金属触媒を用いる場合は金
属の状態でも使用できるが、通常はカーボン、シ
リカゲル、アルミナ等の担体表面に付着させて用
いる。特にラネーニツケル及びラネーコバルト等
が工業的には有利である。触媒の使用量は原料ニ
トロベンズアルデヒドに対して、金属として0.01
〜30重量%の範囲であり、通常ラネー触媒を用い
る場合は2〜20重量%、担体に付着させた貴金属
を用いる場合は0.1〜5重量%の範囲が好ましい。
また反応温度は30〜150℃の範囲、特に、60〜
100℃が好ましい。
使用される反応圧力は高い方が良いが、通常、
10〜150Kg/cm2Gの範囲が適しており、反応圧力
が低く反応がすみやかに行われない場合は収率の
低下をきたす傾向になる。
本発明の方法の一般的な実施態様としては、原
料を溶剤に溶解もしくは懸濁させた状態下に触媒
を加え、アンモニアを導入する。引き続き水素を
導入して吸収が停止するまで行う。反応終了後触
媒を過して除き、液を蒸留することにより目
的物を得ることができる。
以下、本発明を実施例により、更に詳細に説明
する。
実施例 1 内容積500mlのステンレス製オートクレーブに
p−ニトロベンズアルデヒド30.2g(0.2モル)、
メタノール200ml及びラネーニツケル(東洋CCl
製)4.6g(ニツケル分として)を仕込んだ後窒
素で置換してしばらく撹拌する。オートクレーブ
を氷水で冷却しながらアンモニアを約40g導入し
た。引き続き、水素を圧入し40Kg/cm2ケージ圧と
した後昇温して70゜にした。その温度で60分間反
応させると水素は16.3Nl吸収され停止したので反
応を終了した。室温まで放冷した後反応マスを取
出し過し、液を5〜6mmHgの圧力で真空蒸
留して留出温度129.5〜130℃の留分22.0g(収率
90.0%)を得た。ガスクロマトグラフイーによる
純度は99.91%であつた。
元素分析 (7 10 2) 計算値(%) 68.8 8.25 22.9測定値(%) 68.9 8.3 22.8 実施例 2 P−ニトロベンズアルデヒドのかわりにm−ニ
トロベンズアルデヒドを用いた以外は実施例1と
同様に反応させた。反応は55分で終了し、その間
水素は15.8Nl吸収された。引き続き実施例1と同
様の後処理を行い、純度99.94%のm−アミノベ
ンジルアミン21.5gを得た(収率88.0%、沸点
131〜132℃/6mmHg)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式() (式()中、ニトロ基はm−位またはP−位
    である)で表わされるニトロベンズアルデヒド
    を、アンモニアの存在下に接触還元することを特
    徴とするアミノベンジルアミンの製造方法。
JP21403883A 1983-11-16 1983-11-16 アミノベンジルアミンの製造方法 Granted JPS60109547A (ja)

Priority Applications (10)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21403883A JPS60109547A (ja) 1983-11-16 1983-11-16 アミノベンジルアミンの製造方法
NL8403423A NL8403423A (nl) 1983-11-16 1984-11-09 Werkwijze voor de bereiding van aminobenzylamine.
GB08428519A GB2149790B (en) 1983-11-16 1984-11-12 Process for producing aminobenzylamines
CA000467790A CA1216862A (en) 1983-11-16 1984-11-14 Process for producing aminobenzylamine
KR1019840007165A KR860002165B1 (ko) 1983-11-16 1984-11-15 아미노벤질아민의 제조방법
CH5464/84A CH660727A5 (fr) 1983-11-16 1984-11-15 Procede de production d'aminobenzylamine.
AU35608/84A AU573284B2 (en) 1983-11-16 1984-11-16 Aminobenzylamine from nitrobenzaldehyde
DE19843441989 DE3441989A1 (de) 1983-11-16 1984-11-16 Verfahren zur herstellung von aminobenzylamin
FR8417552A FR2554810B1 (fr) 1983-11-16 1984-11-16 Procede de preparation d'aminobenzylamine
US07/323,087 US4978792A (en) 1983-11-16 1989-03-14 Process for producing aminobenzylamine

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JPS60109547A JPS60109547A (ja) 1985-06-15
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JPS60146849A (ja) * 1984-01-09 1985-08-02 Mitsui Toatsu Chem Inc アミノベンジルアミンの製造方法

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JPS60109547A (ja) 1985-06-15

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