JPS61189251A - アミノベンジルアミンの製造方法 - Google Patents

アミノベンジルアミンの製造方法

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JPS61189251A
JPS61189251A JP2944685A JP2944685A JPS61189251A JP S61189251 A JPS61189251 A JP S61189251A JP 2944685 A JP2944685 A JP 2944685A JP 2944685 A JP2944685 A JP 2944685A JP S61189251 A JPS61189251 A JP S61189251A
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JP
Japan
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aminobenzylamine
nitrobenzylamine
hydrazine
catalyst
solvent
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JP2944685A
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English (en)
Inventor
Kenichi Sugimoto
賢一 杉本
Keisaburo Yamaguchi
桂三郎 山口
Yoshimitsu Tanabe
良満 田辺
Midori Yamazaki
みどり 山崎
Teruhiro Yamaguchi
彰宏 山口
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、アミノベンジルアミンの製造方法に関するも
のであり、とくに、工業的実施において極めて有利な方
法を提供するものである。さらに詳しくは、一般式(I
) (式中、ニトロ基は〇−位、m−位またはp−位である
)で表わされるニトロベンジルアミンを金属系触媒の存
在下にヒドラジンを用いて還元することを特徴とするア
ミノベンジルアミンの工業的に有利な製造方法に関する
アミノベンジルアミンはエポキシ樹脂硬化剤、ポリアミ
ド、ポリイミドの原料および農医薬中間体の原料となる
重要な物質である。
(従来の技術) 従来、アミノベンジルアミンの製造方法として、典型的
にはニトロベンズアルデヒドまたはニトロベンゾニトリ
ルを出発原料として製造する方法が知られている。例え
ば、ニトロベンズアルデヒド?出発原料とする方法とし
て、次のような方法がある。
(イ)  ニトロベンズアルデヒドからニトロベンジル
ブロマイドを誘導し、次にフタルイミドカリと反応させ
、N−にトロベンジル)−フタルイミドを得、これを還
元し、加水分解する方法であり、この方法によりm−お
よびp−アミノベンジルアミンをそれぞれ約20%の収
率で得ている( N、 Kornblum  ら、 J
、 A、m。
Chem、Soc、、71.2137(1949))。
(ロ) m−ニトロベンズアルデヒドをフェニルヒドラ
ジンと反応させてヒドラゾン化合物を得、これを接触還
元する方法であり、この方法によりm−アミノベンジル
アミンを60%の収率で得ている(A、Sid 1qu
iら、 5ynth、 Corrmn、。
7.71〜78(1977))。
pi  m−ニトロベンズアルデヒドよりm−ニトロベ
ンズアルドキシムを得、これをう坏−ニッケル触媒を用
い高圧接触還元する方法であり、m−アミノベンジルア
ミンを52%の収率で得ている(J、 R,Griff
ithら、NRL Report。
6439)。
一方、ニトロベンゾニトリルを出発原料とする方法とし
て、次のような方法がある。
に) p−ニトロベンゾニトリルから誘導されるp−ア
ミノベンゾニトリルを水素化リチウムアルミニウムによ
り還元する方法であり、p−アミノベンジルアミンを3
7%の収率で得ている。(N、 C,Brownら、 
J、 of MedicinalChem、、20.1
189(1977))。
匝) m−二トロベンゾニトリルなライ・−ニッケル触
媒を用い、高圧接触還元する方法であり、m−アミノベ
ンジルアミンを49%の収率で得ている( J、 R,
Griffithら、 NRL T(eport、 6
439)。
また、他の方法としてはニトロベンジルアミンを出発原
料として、これを還元して製造する方法がある。例えば
、 (へ) m−二トロベンジルアミンを錫と塩酸により還
元する方法で、m−アミノベンジルアミンを得ている(
 S、Gabrielら、 Ber、、 20.286
92870(1887))。
(ト) o−ニトロベンジルアミンを赤リンと多量のヨ
ウ化水素酸な用いて還元する方法で、〇−アミノベンジ
ルアミンを得ている( S、 Gabrielら、Be
r、、37.3643〜5645(1904))。
(発明が解決しようとする問題点) 上記のような公知のアミノベンジルアミンの製造方法は
、それぞれ次のような問題点がある。
すなわち、ニトロベンズアルデヒドまたはニトロベンゾ
ニトリルを出発原料とする方法は(イ)、(ロ)の方法
のようにフタルイミドカリおよびフェニルヒドラジンの
ような、比較的高価な化合物を当量以上用いて中間体を
製造し、これを還元して目的物を得るので、反応工程が
長かったり、副生物の回収等に経費と労力を必要とし経
済的でない。また、に)の方法も還元剤が高価なうえ、
取扱いが難しい。
さらに、(ハ)、匝)の方法では、ラネーニッケル触り 媒を用い、オー+lレープ中で高圧接触還元するので、
装置が高価なうえ、容積効率が低い等の点で工業的に不
利なことは明白である。
一方、ニトロベンジルアミンを出発原料とする方法は、
(へ)の方法のように錫と塩酸を多量に用いて還元を行
ない、錫塩として単離したのち、これを複分解して目的
物を遊離化しているので、目的生成物を還元に使用した
金属化合物と分離する操作が煩雑であったり、微量の金
属が残らないような注意が必要である。また、多量の重
金属および廃酸の無公害化または回収等に多大の経費と
労力を要する。
これらの金属にかかわる問題点を改良する方法としての
(ト)の方法では赤リンとヨウ化水素酸で還元して目的
物を得ているが、高価なヨウ化水素酸を多量に用い、し
かも発火等の危険性の大きい赤リンを用いるので実用的
な方法ではない。
このように、公知の方法によるアミノベンジルアミンの
製造方法は、工程が長かったり、後処理が複雑であった
り、装置上の問題がある等工業的な製造方法としては欠
点がある。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは上記のような欠点のないアミノベンジルア
ミンの製造方法について鋭意検討した。
その結果、ニトロベンジルアミンを原料としてヒドラジ
ンを用いて還元すれば高収率でアミノベンジルアミンを
製造しうろことを見出し、本発明の方法ン完成した。
すなわち、本発明の方法は、一般式(11(式中、ニト
ロ基は。−位、m−位またはp−位である)で表わされ
るニトロベンジルアミンを金属系触媒の存在下に、還元
剤としてヒドラジンを用いて研元することを特徴とする
アミノベンジルアミンの胸遣方法である。
本発明の方法で使用する原料は。−ニトロベンジルアミ
ン、m−二トロベンジルアミンまたはp−二トロベンジ
ルアミンである。これらのニトロヘンシルアミン類は対
応するニトロベンシルフロライド乞アンモニアまたはフ
タルイミドと作用させる方法により高収率で製造できる
。(S 、 Ga1)rielら、Ber、、2869
(1887)、E、L、I(olmesら、  J、 
OiemSoc、、1800〜1821 (1925)
、H,L、Ingら、J。
Chem、Soc、、 2348〜2351 (192
6) )。
また、本発明の方法で使用するヒドラジンは、原料に対
して理論・量の小過剰を使用すれば良く、通常は1.2
〜2倍量用いる。
本発明方法の還元反応は触媒の存在下で実施し、使用す
る触媒としては、通常、接触還元に用いられるような金
属系触媒、例えばパラジウム、白金、ニッケル、コバル
ト、銅、鉄等があげられ、これらは金属としセ用いても
、活性炭、シリヵゲノペアルミナ、セライト等の相体に
相持させて甲いても良い、通常、相持触媒が多用され、
工業的には、パラジウムカーボン、白金カーボンまたは
活性炭に塩化鉄を吸着させた触媒が好ましい。触媒の使
用量は、原料のニトロベンジルアミンに対して金属とし
て0.01〜30i量%の範囲である。
溶剤トしては通常、水、メタノール、エタノール、イソ
プロパツール、n−ブタノール、メチルセロソルブ、エ
チレングリコール、フロピレンゲリコール、ジグライム
、ジオキサン、テトラヒドロフラン等のアルコール類、
グリコール類、エーテル類が用いられ、場合によっては
ヘキサン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、酢酸
エチル、酢酸ブチル、ジクロロメタン、クロロホルム、
1゜1.2−)IJジクロロメタンの脂肪族炭化水素類
、芳香族炭化水素類、エステル類、ハロゲン化炭化水素
類を使用することができる。これらの溶剤は単独で用い
ても、2種類以上混合して用いても良い。
溶剤の使用量は特に限定されないが、通常、原料に対し
て1〜15重量倍で十分である。
反応温度は、特に限定はなく、一般的には20〜150
°Cの範囲、特に、40〜100”C;が好ましい。
本発明の方法の一般的な実施態様としては、原料を溶剤
に溶解もしくは懸濁させ、ついで触媒を加えた後、ヒド
ラジンを滴下する。所定の温度で反応させた後、触媒を
濾過して、そのまま真空蒸留により溶剤の回収するとと
もに目的物を得ることができる。
(作 用) 本発明の方法は、ニトロベンジルアミンを触媒の存在下
に、溶剤中で安価なヒドラジンを用いて還元を行なう。
これらの還元反応は、いずれの場合もおだやがな条件下
ですみやかに進行するので目的物が選択的に得られるこ
と、また反応が塩基性条件下で行なわれるため、酸性下
におけるような目的物の酸塩を遊離化する操作が不要で
あり、単に溶剤の回収とともに分液または蒸留するだけ
で高純度の目的物が簡単に得られることが大きな特徴で
ある。
さらて、これらの反応は、常圧で溶剤の還流下ないしそ
れ以下の温度で実施されるので、特別な反応装置は必要
でなく、ごく一般的な反応装置が使用できる等工業的に
実施するうえで好適である。
(実施例) 以下、本発明ン実施例により更に詳細に説明する。
実施例1 温度計、還流冷却器および攪拌装置を備えた1tガラス
製反応器に、p−ニトロベンジルアミン15:l(1モ
ル)、活性炭15fi’、塩化第二鉄(6水塩)1.!
M’、およびメタノール450mg 4装入し、還流下
で30分攪拌した。次に、内温5o〜6o0cでヒドラ
ジン水和物90f(1,8モル)?、2時間かげて滴下
し、滴下終了後、還流下で5時間攪拌し、反応を終了し
た。冷却後、濾過して触媒等を除き、P液を真空蒸留し
て、留出温度129〜130’C15、、Hfの無色透
明な油状のp−アミノベンジルアミン108.7fi’
を得た(収率89%)。ガスクロマトグラフィーによる
純度は998%であった。元素分析の結果は、次のとお
りである。
実施例2 原料にm−ニトロベンジルアミン1521(1モル)、
触媒に5%Pd−C3fi’および溶媒としてメチルセ
ロソルブ450m1を用いた以外は、実施例1と同様に
行なって、留出温度130〜161°C/4〜5、、I
、IH2の無色透明な油状のm−アミノベンジルアミン
111.:lを得た(収率91%)。ガスクロマトグラ
フィーてよる純度は999%であった。このものを−夜
装置すると結晶化した。融点40〜41℃、元素分析の
結果は次のとおりである。
元素分析  (C7f−LoN2として)CHN 計算値開  68.82 8.25  22.93測定
値園  68,95 8.17  22.88実施例ろ M RK o−ニトロベンジルアミン151(1モル)
、触媒に5%Pi−C1fおよび溶媒としてイソプロピ
ルアルコール450m7!を用いた以外は実施例1と同
様に行なって、留出温度91〜93°G/1〜2、Hf
の0−アミノベンジルアミン1062を得た(収率87
%)。融点は59〜61°Cで、ガスクロマトグラフィ
ーによる純度は998%であった。元素分析の結果は次
のとおりである。
元素分析  (C7H+oN2として)CHN 測定値開  68.97 8.21  22.82実施
例4 JIC料VCp−ニトロベンジルアミン1521(1モ
ル)、触媒にライ−ニッケル3g?および溶媒としてジ
オキザン450m/’4用いた以外は実施例1と同様に
行なって、留出温度129〜130℃/ 5+a、mH
rのp−アミノベンジルアミン1072を得た(収率8
7.7%)。ガスクロマトグラフィーによる純度は99
8%であった。元素分析の結果は次のとおりである。
元素分析  (C7H]ON2として)CHN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、ニトロ基はo−位、m−位またはp−位である
    )で表わされるニトロベンジルアミンを金属系触媒の存
    在下にヒドラジンを用いて還元することを特徴とするア
    ミノベンジルアミンの製造方法。
JP2944685A 1985-02-19 1985-02-19 アミノベンジルアミンの製造方法 Pending JPS61189251A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5067814A (en) * 1987-06-13 1991-11-26 Horiba, Ltd. Apparatus for measuring fine particles in liquid
JP2003533497A (ja) * 2000-05-17 2003-11-11 シンジェンタ パーティシペーションズ アクチェンゲゼルシャフト アニリン化合物の製造方法

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