JPH0440017Y2 - - Google Patents

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JPH0440017Y2
JPH0440017Y2 JP1987121519U JP12151987U JPH0440017Y2 JP H0440017 Y2 JPH0440017 Y2 JP H0440017Y2 JP 1987121519 U JP1987121519 U JP 1987121519U JP 12151987 U JP12151987 U JP 12151987U JP H0440017 Y2 JPH0440017 Y2 JP H0440017Y2
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parts
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caulking nut
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hollow member
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は角パイプや箱型断面部材などから成る
中空部材の表面に複数の部品を取付けるための取
付け部の構造に関する。
〔従来の技術〕
自動2輪車や3、4輪バギー車などにおいて
は、車体フレームを構成する角パイプや箱型断面
部材(押し出し材や溶接接合部材などを含む)な
どの中空部材に対し、各種の部品を取付けること
が行なわれている。
取付けられる部品としては、燃料タンク、シー
ト、エアークリーナーなどの装備品、サイドカバ
ー、シートカバー、フエンダーなどのカバー類、
あるいはイグナイター、ホーン、スイツチ類、ラ
ンプ類、製品ボツクスなどの電装品などの種々の
部品を挙げることができる。
また、部品の取付けは、部品自体の一部に形成
した取付け部を締結する場合と部品に組付けたブ
ラケツト類を締結する場合がある。
ところで、中空部材への部品取付け構造とし
て、該中空部材に形成した孔にカシメナツトを取
付け、該カシメナツトを使用して締結するものが
ある。
第5図はこのカシメナツトの取付け方法を示
す。
第5図において、まず(A)に示すごとく、カシメ
ナツト1の雌ねじ部10(第5図の(B))をツール
2の可動雄ねじ(マンドレル)3にねじ係合させ
て該カシメナツト1をツール2にセツトする。
次いで、(B)に示すごとく、セツトしたカシメナ
ツト1を中空部材(母材)4に形成した孔5へ嵌
合させ、該カシメナツト1の頭部6が孔5に係合
するところまで挿入する。
次いで、(C)に示すごとく、可動雄ねじ3をツー
ル2本体に対し引つ込める方向(図示の例では上
方)へ駆動して、カシメナツト1を前記孔5に対
してカシメにより固定する。
次いで、(D)に示すごとく、可動雄ねじ3を逆転
させてカシメナツト1の雄ねじ10から外し、カ
シメナツト1の取付けが完了する。
第6図は、上記カシメナツト1を使用し、2つ
の部品の取付け部11,12を中空部材4に対し
1個所で共締めして取付けた従来構造を示す。
これら部品の取付け部11,12としては、部
品自体に形成された取付け部および部品に組付け
られたブラケツト類などいずれでもよく、例え
ば、自動2輪車の場合、中空部材4が車体フレー
ムの左右のシートレールを連結するクロスメンバ
ーであり、取付け部11がエアークリーナーのブ
ラケツトであり、取付け部12がリヤーフエンダ
ーの取付け部である構造に対し本考案を適用する
ことができる。
第6図の従来の取付け構造にあつては、2つの
取付け部(例えば取付けブラケツトとリヤフエン
ダー)11,12を重ねてボルト13で締結する
場合、これら2つの取付け部11,12を図示の
如くカシメナツト1の頭部6の頂面上に重ね、そ
れらの取付け孔14,15にボルト13を挿通し
かつカシメナツト1の雌ねじ10にねじ込んで締
付けていた。
なお、第6図中の番号16はワツシヤーを示
す。
また、他の先行技術として実開昭57−107007号
がある。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、このような従来の中空部材への部品取
付け構造では、2つの取付け部11,12を重ね
て取付ける際、2つの取付け孔14,15をカシ
メナツト1お雌ねじ(孔)10に合せる作業が必
要であり、かつ、これらの孔14,15を位置決
め案内する手段がないので、3つの孔10,1
4,15がくずれやすく、ボルト13を挿通しね
じ込むのに手間を要し、組付け作業の能率向上の
余地があつた。
〔課題解決のための手段〕
本考案は上記従来の技術課題に鑑みなされたも
のであり、カシメナツトを使用して中空部材に複
数の部品を取付けるに際し、各部品の取付け部の
位置決めが容易であり、重ね合せ取付ける場合で
も容易かつ迅速に作業を行いうる中空部材への部
品取付け構造を提供することを目的とする。
本考案は、中空部材の内部へ通じる貫通孔を形
成した後、該貫通孔に頭部を有するカシメナツト
を取付け、該カシメナツトに螺合するボルトによ
り複数の部品を前記中空部材4に締付ける部品取
付け構造において、前記カシメナツトの頭部の高
さを前記複数の部品の取付け部の合計厚さより小
さくし、各取付け部の取付け孔を前記カシメナツ
トの頭部の外径に嵌合させて部品相互の位置を規
制した上で、前記複数の部品を締付ける構成とす
ることにより、上記目的を達成するためのもので
ある。
〔実施例〕
以下、第1図〜第4図を参照して本考案を具体
的に説明する。
第1図は本考案の第1実施例に係わる中空部材
への部品取付け構造を示す断面図であり、第2図
は第1図中の線−に沿つた中空部材およびカ
シメナツトの断面斜視図である。
第1図および第2図において、中空部材4には
内部へ通じる孔5が形成され、該孔5には頭部6
を有するカシメナツト1が第5図で説明した方法
で取付けられている。
このカシメナツト1の内部には雌ねじ10が形
成されている。
以上のようなカシメナツト1付きの中空部材4
に対し、2つの部品の取付け部11,12がボル
ト13によつて重ね合せて締付けられている。
この場合、第1の部品の取付け部11の取付け
孔14Aはカシメナツト1の頭部6の外径に嵌合
され、第2の部品の取付け部12の取付け孔15
はカシメナツト1の頭部6の外側でボルト13に
嵌合されている。
こうして、ワツシヤー16を介してボルト13
をカシメナツト1にねじ込むことにより、第1の
取付け部11は中空部材4の表面と第2の取付け
部12との間で挟圧され、第2の取付け部12は
カシメナツト1の頭部6(または第1の取付け部
11)とワツシヤー16との間で狭圧され、互い
に固定されている。
なお、第1図の構造においては、カシメナツト
1の頭部6の厚さは第1の取付け部11の厚さよ
り若干小さく選定される。
第1図および第2図の部品取付け構造は、例え
ば、自動2輪車のフレームにエアークリーナーお
よびリヤーフエンダーを1個所で重ね合せてボル
ト締結する場合に適用可能であり、その場合、第
1の取付け部11はエアークリーナー(第1の部
品)18の取付けブラケツトであり、第2の取付
け部12はリヤーフエンダー(第2の部品)20
の一部であり、中空部材4は例えばアルミの角パ
イプ(押し出し材)から成るフレームメンバー
(シートレールあるいはクロスパイプ等)である。
以上第1図および第2図で説明した実施例によ
れば、カシメナツト1の外径(頭部6の外径)に
取付け部(取付けブラケツト)11の内径14A
を嵌合させることによつて該取付け部11の位置
決めを行うので、組付け時において取付け部11
の孔14Aのずれを生じることがなく、容易に取
付けることができた。
こうして、2つの取付け部11,12を1カ所
で締結する場合の作業性を向上させることができ
た。
第3図は本考案の第2実施例に係る部品取付け
構造を示す。
本実施例では、第1の取付け部11の取付け孔
14Aおよび第2の取付け部12Aの取付け孔1
5Aの両方の内径がカシメナツト1の頭部6の外
径に嵌合され、これら両方の取付け部11,12
Aとも該カシメナツト1によつて位置決めされて
いる。
この場合、カシメナツト1の頭部6の厚さは2
つの取付け部11,12Aの合計厚さより若干薄
く設計され、2つの取付け部11,12Aとも、
ボルト13により、ワツシヤー16Aと中空部材
4との間で挟圧固定されている。
第3図の取付け構造のその他の部分は第1図の
場合と実質上同じであり、それぞれ対応する部分
を同じ番号で表示し、その詳細な説明は省略す
る。
この第3図の実施例構造によれば、2つの部品
の取付け部11,12Aを1個所に重ねて取付け
るに際し、これら両方の取付孔(内径)14A,
15Aをカシメナツト1の頭部6の外径に嵌合さ
せることによつて位置決めできるので、組付け時
においてこれら両方の取付け孔14A,15Aの
ずれを生じることがなく、容易に取付けることが
できた。
こうして、本実施例によつても、2つの取付け
部11,12Aを1個所でボルト13で締結する
場合の作業性を向上させることができた。
第4図は本考案の第3実施例に係る部品取付け構
造を示す。
本実施例では、第1の取付け部11および第2
の取付け部12Aの内径(取付け孔)14A,1
5Aをカシメナツト1の頭部6の外径に嵌合さ
せ、さらに、第3の取付け部18の内径(取付け
孔)19をボルト13に嵌合させ、これら3枚の
取付け部11,12A,18が重ね合せた状態で
ワツシヤー16を介してボルト13により締付け
固定されている。
カシメナツト1の頭部6の厚さは2つの取付け
部11,12Aの合計厚さより若干薄く設定さ
れ、これら2つの取付け部11,12Aは第3の
取付け部18と中空部材4との間で挟圧固定され
ている。
また、第3の取付け部18には、カシメナツト
1の頭部6(または第2の取付け部12A)とワ
ツシヤー16との間で挟圧され、互いに固定され
ている。
第4図の実施例構造は図面から明らかなごと
く、前述の第1図の取付け構造と第3図の取付け
構造とを組合せたものに相当し、以上説明した以
外の構成は実質上前述の各取付け構造の場合と同
じであり、対応する部分をそれぞれ同じ番号で示
す。
第4図の部品取付け構造は、例えば、自動2輪
車のフレームにエアークリーナーおよびリヤーフ
エンダーの他にシートカバーなどの3番目の部品
を含む3つの部品を1個所で重ね合せてボルト締
結する場合に適用可能である。
第4図の実施例構造によれば、3つの部品の取
付け部11,12A,18を1個所で重ねて取付
けるに際し、そのうちの2つの部品の取付け部1
1,12Aの孔14A,15Aをカシメナツト1
の頭部6の外径に嵌合させることによつて位置決
めできるので、組付け時においてこれら2つの取
付け部11,12Aの取付け孔14A,15Aの
ずれを生じることがなく、容易に取付けることが
できた。
こうして、本実施例によれば、3つの取付け部
11,12A,18を1個所でボルト13で締結
する場合の作業性を向上させることができた。
本考案は、中空部材に取付けたカシメナツトに
対し少なくとも1個の部品を締結する場合であれ
ば、部品の数に関係なく適用可能である。
また、自動2輪車や3、4輪バイクなどの他の
部品、例えはば、マフラーカバーとサイドカバー
などをフレームパイプなどに取付ける場合にも本
考案は同様に適用可能である。
さらに、本考案は、カシメナツトを使用して部
品を締結する構造であれば、物品や構造物の種類
を越えて、全ての場合に広く適用可能である。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなごとく、本考案によれ
ば、中空部材の内部へ通じる貫通孔を形成した
後、該貫通孔に頭部を有するカシメナツトを取付
け、該カシメナツトに螺合するボルトにより複数
の部品を前記中空部材に締付ける部品取付け構造
において、前記カシメナツトの頭部の高さを前記
複数の部品の取付け部の合計厚さより小さくし、
各取付け部の取付け孔を前記カシメナツトの頭部
の外径に嵌合させて部品相互の位置を規制した上
で、前記複数の部品を締付ける構成としたので、
中空部材に対して複数の部品を重ねて取付ける場
合に、各部品の取付け孔の案内位置決めを容易に
行なうことができ、各取付け孔のずれが無く容易
かつ迅速に複数の部品を取付けることができ、作
業性を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例による中空部材へ
の部品と取付け構造の横断面図、第2図は第1図
中の線−に沿つた断面斜視図、第3図および
第4図は本考案の第2実施例および第3実施例に
よる部品取付け構造の横断面図、第5図はカシメ
ナツトの取付け方法を示す動作説明図、第6図は
従来の中空部材への部品取付け構造の横断面図で
ある。 1……カシメナツト、4……中空部材、5……
貫通孔、6……頭部、11,12A,18……取
付け部、13……ボルト,14A,15,15
A,19……取付け孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中空部材4の内部へ通じる貫通孔5を形成した
    後、該貫通孔5に頭部6を有するカシメナツト1
    を取付け、該カシメナツト1に螺合するボルト1
    3により複数の部品18,20を前記中空部材4
    に締付ける部品取付け構造において、前記カシメ
    ナツト1の頭部6の高さを前記複数の部品18,
    20の取付け部11,12Aの合計厚さより小さ
    くし、各取付け部11,12Aの取付け孔14
    A,15Aを前記カシメナツト1の頭部6の外径
    に嵌合させて部品相互の位置を規制した上で、前
    記複数の部品18,20を締付けることを特徴と
    する中空部材への部品取付け構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58214007A (ja) * 1982-06-04 1983-12-13 アイシン精機株式会社 ブラインドナットの回わり止め機構

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