JPH07190254A - 車両用配管支持具 - Google Patents

車両用配管支持具

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JPH07190254A
JPH07190254A JP5330071A JP33007193A JPH07190254A JP H07190254 A JPH07190254 A JP H07190254A JP 5330071 A JP5330071 A JP 5330071A JP 33007193 A JP33007193 A JP 33007193A JP H07190254 A JPH07190254 A JP H07190254A
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JP
Japan
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bolt
pipe
hose
support
mounting surface
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Application number
JP5330071A
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English (en)
Inventor
Toshimitsu Takahashi
利光 高橋
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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Publication of JPH07190254A publication Critical patent/JPH07190254A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L3/00Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets
    • F16L3/22Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets specially adapted for supporting a number of parallel pipes at intervals
    • F16L3/223Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets specially adapted for supporting a number of parallel pipes at intervals each support having one transverse base for supporting the pipes
    • F16L3/2235Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets specially adapted for supporting a number of parallel pipes at intervals each support having one transverse base for supporting the pipes each pipe being supported by a common element fastened to the base

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)
  • Supports For Pipes And Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 配管支持具の取付スペースを少なくして配管
スペースを広く確保する。 【構成】 ホースクランプ8はクランプ本体12と延出
支持部材13とから構成されている。クランプ本体12
はゴムからなり略直方体形状に形成され、表面側に嵌合
凹部14が形成されている。嵌合凹部14はPSホース
9が嵌合可能なサイズに形成されている。両嵌合凹部1
4間にはボルト孔15が形成されている。延出支持部材
13は、クランプ本体12に被冠可能に形成された支持
部16と支持部16からほぼ垂直に延出形成された延出
部17とからなる。支持部16にはボルト孔15と対応
する位置にボルト挿通口18が形成され、クランプ本体
12の側面12aと対応可能に位置規制部19が延出形
成されている。延出部17の先端側にはホース10とほ
ぼ同じ径を有する挿通口20が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えばフォークリフト等
の産業車両のエンジンルーム内に配設されたホースやパ
イプ等の配管を所定位置に支持固定する車両用配管支持
具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、フォークリフト等のエンジンル
ーム内にはホースやパイプ等からなる多くの配管が配設
されており、それらの配管は所定位置に保持される必要
がある。通常、ホースやパイプ等の配管はエンジンルー
ムの壁面を形成するフレーム等に沿うように配設され、
フレーム等の所定位置に固定用金具等を用いて支持固定
される。また、配管はほぼ最短距離を通って各装置間に
接続されることが望ましく、そのためには空中に吊設さ
れる必要がある。
【0003】従来、例えばフォークリフトのエンジンル
ーム内の配管は、図6に示すように構成されていた。図
6に示すように、フォークリフト31のエンジンルーム
32内には、クラッチ本体33やクラッチペダル(図示
せず)と連結されたマスタシリンダ34等の各種装置が
配設されている。クラッチ本体33とマスタシリンダ3
4とはホース35及びパイプ36を介して接続され、ク
ラッチ本体33から延びたホース35とマスタシリンダ
34から延びたパイプ36はホースクランプ37にて連
結部材(図示せず)を介して連結されるとともに、その
連結部にて支持されている。ホースクランプ37はその
一端をエンジンルーム32を形成するフロントプレート
38に固定され、その先端側に配管用の挿通口37aが
形成されている。そして、ホース35及びパイプ36は
その挿通口37aに挿通されることにより空中に吊設さ
れている。また、パワステアリングホース(以下、PS
ホースという)39は、フロントプレート38の側面を
沿うように延びる2本のパーキングブレーキワイヤ(以
下、PKBワイヤという)40及びワイヤハーネス41
を逃げるように配設され、ホースクランプ42を介して
フロントプレート38に固定されている。ホースクラン
プ42にはカバー42aが被冠され、PSホース39の
抜け止めがなされている。
【0004】こうしてホース35及びパイプ36を空中
に吊設することにより、クラッチ本体33とマスタシリ
ンダ34はほぼ最短距離で接続され、しかも多くの配管
が密集したフロントプレート38の側面への配管を避け
ることにより配管スペースを有効に活用している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ホースクラ
ンプ37,42等の支持具が多くフロントプレート38
上に配設されると、他の配管を通す場所が支持具に占め
られてしまう。そのため、配管スペースを有効に活用で
きなくなる。また、支持具が多く配設されると、ホース
やパイプ等の配管を固定する取付作業数が多くなりその
作業が面倒になるという問題があった。
【0006】本発明は前記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的は配管支持具の取付スペースを少
なくして、配管スペースを広く確保することができる車
両用配管支持具を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め請求項1に記載の発明では、配管を嵌着する溝部を有
するとともに取付面に固定するためのボルト孔を有する
支持本体と、前記支持本体のボルト孔と対応する位置に
ボルト挿通口を有するとともに前記溝部を被冠する支持
部と、該支持部から前記取付面に対して離間するように
延出するとともに配管挿通口を有する延出部とからなる
支持部材と、前記支持本体及び前記支持部材を前記ボル
ト孔及び前記ボルト挿通口を介して前記取付面に固定す
るボルトとを備えた。
【0008】請求項2に記載の発明では、配管を嵌着す
る溝部と、取付面から離間するように延出するとともに
配管挿通口を有する延出部とを備えた。請求項3に記載
の発明では、前記支持部材を弾性部材にて形成した。
【0009】請求項4に記載の発明では、前記ボルト挿
通口をその一端で前記ボルトの軸部が通過可能な程度に
外部に開放した状態に形成した。請求項5に記載の発明
では、前記ボルト挿通口を、前記ボルトの頭部が挿通可
能な挿通部と、前記ボルトの頭部が挿通不能かつ前記ボ
ルトの軸部が挿通可能な規制部とから形成した。
【0010】
【作用】上記構成により請求項1に記載の発明によれ
ば、取付面に沿う配管は支持本体の溝部に嵌着され、そ
の配管は溝部に嵌着された状態で支持部材の支持部にて
被冠されることにより溝部からの抜けが防止される。ま
た、支持本体にに対してボルト孔とボルト挿通口とが対
応する状態に配置された支持部材は、その延出部が取付
面から離間するように延出する状態となり、その延出部
に形成された配管挿通口に挿通される状態で配管が支持
される。この支持本体及び支持部は、ボルト孔及びボル
ト挿通口を介してボルトにより取付面に固定される。こ
の状態で溝部に嵌着された配管は取付面に沿う状態で支
持固定されるとともに、配管挿通口に挿通された配管は
取付面から離間する空中に吊設される。従って、各配管
は取付面に沿う状態と空中に吊設された状態とに支持さ
れるので、配管スペースが有効に活用される。また、支
持部材は支持本体に被冠される状態とされるので、取付
面への取付スペースは支持本体分だけで済む。
【0011】請求項2に記載の発明によれば、取付面に
沿う配管は溝部に嵌着され、取付面から離間するように
延出する延出部の配管挿通口にはまた別の配管が挿通さ
れて支持される。従って、一つの配管支持具により各配
管は取付面に沿う状態と空中に吊設された状態とに支持
されるので、配管スペースが有効に活用される。また、
複数の配管をそれぞれ異なる二つの状態に支持する配管
支持具は一つの部品から構成されるので、配管支持具の
部品点数が低減される。
【0012】請求項3に記載の発明によれば、支持部材
は弾性部材にて形成されているので、支持本体の溝部に
嵌着された配管に伝わる振動が吸収されるとともに、支
持部材の配管挿通口に挿通された配管に伝わる振動が吸
収される。
【0013】請求項4に記載の発明によれば、支持本体
をボルト孔を介してボルトにより取付面に仮止めし、そ
の状態からボルト挿通口の開放された一端を介してスラ
イドによりボルトの軸部をボルト挿通口に挿通させるこ
とが可能となる。そして、ボルトを締結することによ
り、支持部材は支持本体と一体に取付面に固定される。
また、取り外しの場合にも、挿通部を介してボルトを外
さずに支持部材を支持本体から取り外すことが可能とな
る。従って、配管支持具の組付け作業や配管のメンテナ
ンスが簡単となる。
【0014】請求項5に記載の発明によれば、支持本体
をボルト孔を介してボルトにより取付面に仮止めし、そ
の状態からボルトの頭部を挿通部を介してボルト挿通口
に挿通することが可能となる。そして、支持部材を固定
する場合には、規制部をボルトに対応させた状態でボル
トを締結することにより、支持部材は支持本体と一体に
取付面に固定される。その他請求項4に記載の発明と同
様の作用を得る。
【0015】
【実施例】以下、本発明をフォークリフトのエンジンル
ームにおける配管構造に具体化した一実施例を図1〜図
4に従って説明する。
【0016】図2に示すように、フォークリフト1のエ
ンジンルーム2は、その本体を構成するサイドフレーム
(図示せず)間に設けられ、そのエンジンルーム2内に
はクラッチ本体3、マスタシリンダ4、パワステアリン
グシリンダ(以下、PSシリンダという)及びギヤボッ
クス(いずれも図示せず)等が配設されている。エンジ
ン(図示せず)と接続されたクラッチ本体3はフレーム
と完全には固定されておらず、いわゆるフローティング
状態にある。
【0017】エンジンルーム2内には、その内面を形成
するフロントプレート5の側面5aに沿うように上下方
向にPKBワイヤ6が配設され、水平方向にワイヤハー
ネス7が配設されている。そして、フロントプレート5
の側面にはPKBワイヤ6及びワイヤハーネス7を逃が
す位置に、車両用配管支持具としてのホースクランプ8
が配設されている。このホースクランプ8により、PS
シリンダとギヤボックス間に接続された2本のPSホー
ス9と、クラッチ本体3とマスタシリンダ4間に接続さ
れたゴム製のホース10及びパイプ11がフロントプレ
ート5の側面5aに支持されている。以下、側面5aを
取付面5aと呼ぶことにする。
【0018】図1に示すように、ホースクランプ8はク
ランプ本体12と延出支持部材13とから構成されてい
る。クランプ本体12はゴムからなり略直方体形状に形
成され、取付面5aと対応しない表面側に開口14aを
有するとともにその断面形状が一端を欠いた円形をなす
2本の溝部としての嵌合凹部14が形成されている。嵌
合凹部14はPSホース9が嵌合可能なサイズに形成さ
れている。そして、2本の嵌合凹部14の間にはボルト
孔15が形成されている。また、延出支持部材13は、
クランプ本体12に被冠可能に形成された支持部16と
支持部16からほぼ垂直に延出形成された延出部17と
からなる。支持部16にはボルト孔15と対応する位置
にボルト挿通口18を形成するとともにクランプ本体1
2の側面12aと対応可能に延出形成された位置規制部
19を有している。また、延出部17の先端側にはホー
ス10とほぼ同じ径を有する挿通口20が形成されてい
る。また、取付面5aにはホースクランプ8の取付位置
にボルト孔21が形成されている。尚、ホースクランプ
8の挿通口20へのホース10及びパイプ11の固定
は、図3に示すような鍔部22aを外周面に全周に亘っ
て形成されるとともに雄ネジが切られたたネジ部22b
を有する連結管22と、連結管22のネジ部22bと螺
合する雌ネジが内周面23aに切られた連結ナット23
とを用いて行われる。また、パイプ11の端部には突部
11aが形成されている。
【0019】ホースクランプ8を用いて2本のPSホー
ス9、ホース10及びパイプ11を固定する場合には、
まずクランプ本体12のボルト孔15にワッシャ24を
介してボルトBを挿通し、そのボルトBを取付面5aの
ボルト孔21に締結することにより、クランプ本体12
を取付面5aに仮止めする。この状態で各PSホース1
1を開口14aを介して嵌合凹部14に嵌着する。
【0020】一方、クラッチ本体3から延びるホース1
0とマスタシリンダ4から延びるパイプ11を、延出支
持部材13の延出支持部17に挿通口20に挿通する状
態で図3に示す連結管22と連結ナット23とを用いて
固定する。即ち、連結管22にホース10の端部を嵌入
して固定し、連結管22のネジ部22bを挿通口20に
挿通する状態とする。そして、予めパイプ11を挿通す
る状態とされた連結ナット23を連結管22のネジ部2
2bに螺合して締結する。こうしてホース10とパイプ
11が延出支持部材13に接続された状態で固定され
る。
【0021】次に、ホース10とパイプ11が一体に固
定された延出支持部材13を、取付面5aに仮止めされ
たクランプ本体12に固定する。クランプ本体12はボ
ルトBの頭部との間で隙間ができるように取付面5aに
仮止めされており、図4に示すように延出支持部材13
を矢印方向へスライドさせてその隙間にボルトBとボル
ト挿通口18とが対応するように支持部16を挿入す
る。こうしてボルトBを外すことなくクランプ本体12
に延出支持部材13が被冠された状態となる。この状態
では延出支持部材13の支持部から延出する位置規制部
19とクランプ本体12の側面12aとが密接する状態
となる。そして、この状態からボルトBがさらに締結さ
れることによりホースクランプ8が取付面5aに完全に
固定される。
【0022】従って、本実施例のホースクランプ8によ
れば、2本のPSホース9はクランプ本体12の嵌合凹
部14に嵌着された状態で取付面5aに沿うように支持
固定され、延出支持部材13に固定されたホース10及
びパイプ11は取付面5aから離間して取付面5aと平
行に延びる状態に空中に吊設される。その結果、一つの
ホースクランプ8により取付面5aに沿う状態と、空中
に吊設される状態との二つの状態にホースやパイプ等を
配管することができる。ホースやパイプを空中に吊設す
ることによりほぼ最短距離を通るようにホースやパイプ
を吊設することができ、ホースやパイプが比較的に短く
て済むのでホースやパイプを節約できる。また、一つの
ホースクランプ8で多くのホース9,10やパイプ11
等の配管を支持することができるので、配管数当たりの
ホースクランプ8の配設スペースが少しで済む。そのた
め、取付面5aに沿って配設されるホースやパイプさら
には配線等の配管及び配線スペースがホースクランプ8
の設置により削減されてしまうことがなく配管及び配線
スペースを広く確保することができる。
【0023】また、延出支持部材13のボルト挿通口1
8を支持部16の端部にて外部に開放された状態に形成
した。そのため、取付面5aにボルトBを介して仮止め
したクラ状態のままボルトBを外さずにボルトBの頭部
とクランプ本体12との間の隙間に支持部16をスライ
ド挿入することにより、ボルト挿通口18にボルトBの
軸を挿通させることができ、仮止めしたボルトBをいち
いち取り外さなくて済む。また、ホースクランプ8は二
つの部材から構成されているので、PSホース9のクラ
ンプ本体12への固定と、ホース10及びパイプ11の
延出支持部材13への固定を、クランプ本体12と出支
持部材13を分離して個々に行うことができる。その結
果、クランプ本体12及び延出支持部材13へのホース
9,10及びパイプ11の組付け作業を比較的に簡単に
することができる。また、メンテナス時の取り外しも簡
単となる。
【0024】また、ホース9,10及びパイプ11がホ
ースクランプ8に固定された状態において、延出支持部
材13の支持部16の両端から延出する位置規制部19
がクランプ本体12の両側面12aに密接する状態とさ
れる。そのため、クランプ本体12に対する延出支持部
材13のボルトBの軸を中心とする回転ずれを防止する
ことができる。
【0025】また、従来技術では同じ配管に二つのホー
スクランプ37,42を使用し、それぞれにボルトB及
びワッシャが必要であるうえ、ホースクランプ42には
ホース抜止用のカバー42aが必要であった。しかし、
本実施例のホースクランプ8では一組のボルトB及びワ
ッシャ24で済むうえ、延出支持部材13の支持部16
がPSホース9の抜け止めとして機能するので、カバー
も不要である。従って、本実施例のホースクランプ8に
よれば部品点数を低減することができる。
【0026】さらに、クランプ本体12をゴムより形成
したので、クランプ本体12の弾性作用により、PSホ
ース9だけでなくクランプ本体12に被冠された延出支
持部13に固定されたホース10及びパイプ11に伝わ
る振動を吸収することができる。特に、クラッチ本体3
に接続されたホース10にはクラッチ本体3から大きな
振動が伝わるが、その振動はゴム製のホース10自体の
弾性作用と延出支持部材13を介して接続されたクラン
プ本体12の弾性作用とにより吸収される。
【0027】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で例えば次のよ
うに変更することができる。 (1)延出支持部材13に図5に示すようなボルト挿通
口25を形成してもよい。即ち、ボルト挿通口25はボ
ルトBの頭部が挿通可能な大径部25aと、ボルトBの
頭部が挿通不能でかつボルトBの軸部が挿通可能な小径
部25bとから形成される。この構成によってもクラン
プ本体12を仮止めしたボルトBを取り外すことなく延
出支持部材13をクランプ本体12に被冠させることが
できる。即ち、まず仮止めしたボルトBの頭部を大径部
25aを介してボルト挿通口25に挿通し、延出支持部
材13をスライドさせてボルトBの軸が小径部25bに
挿通される状態とする。そして、この状態からボルトB
を締結してホースクランプ8を取付面5aに完全に固定
すればよい。
【0028】(2)上記実施例ではクランプ本体12と
延出支持部材13を別体としたが、一体としてもよい。
例えば、クランプ本体12に二本の嵌合凹部14間から
ほぼ垂直に延出する延出部を一体形成し、その延出部の
先端側に挿通口を形成した構成とすればよい。取付面へ
の固定方法はボルトの締結でも溶接でもよい。この構成
によっても部品点数は低減される。また、別体でないの
で管理し易い。
【0029】(3)クランプ本体12に形成する嵌合凹
部14の数は2本に限定されず適宜な数に設定すること
ができる。例えば、1本でもよいし、3本又はそれ以上
としてもよい。
【0030】(4)クランプ本体12に複数の嵌合凹部
14を形成した場合、各嵌合凹部14のサイズを異なら
せてもよい。こうすれば径の異なる配管を嵌合凹部14
にて固定することができる。
【0031】(5)延出支持部材の延出部17を2叉に
形成し、それぞれに配管を固定する構成としてもよい。 (6)延出支持部材の延出部17を取付面5aに対して
垂直ではなく斜めに形成してもよい。また、延出部17
の先端を従来技術に示したホースクランプ37のよう
に、支持する配管の延設方向に応じて屈曲させてもよ
い。
【0032】(7)延出支持部材の延出部17に複数の
挿通口20を形成してもよい。 (8)延出支持部材に位置規制部材19を形成しなくて
もよい。 (9)クランプ本体12の材質はゴムに限定されず、例
えば金属やプラスチックとしてもよい。
【0033】(10)本発明はフォークリフト1のエン
ジンルーム2内における配管支持に限定されず、各種産
業車両をはじめとして広くバス、トラック等の自動車に
おける配管支持に適用することができる。
【0034】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1に記載の発
明によれば、取付面に沿う配管を固定する支持本体に、
空中に吊設された配管を支持する支持部材を被冠する構
成としたので、配管支持具の取付スペースを少なくして
配管スペースを広く確保することができるという優れた
効果を奏する。
【0035】また、請求項2に記載の発明によれば、各
配管は取付面に沿う状態と空中に吊設された状態とに支
持する配管支持具は一つの部材からなるので、配管支持
具の部品点数を低減することができる。
【0036】請求項3に記載の発明によれば、支持部材
を弾性部材より形成したので、支持本体の溝部に嵌着さ
れた配管及び支持部材の配管挿通口に挿通された配管に
伝わる振動を吸収することができる。
【0037】さらに請求項4及び請求項5に記載の発明
によれば、支持部材のボルト挿通口を予め取付面に支持
本体を仮止めするボルトの軸を取付面から外さずにボル
ト挿通口に挿通可能な形状に形成したので、配管支持具
の組付け及び配管のメンテナンス等を簡単に行うことが
できるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した一実施例のホースクランプ
の分解斜視図である。
【図2】エンジンルームの部分斜視図である。
【図3】ホース及びパイプが固定された状態にある延出
支持部材の断面図である。
【図4】ホースクランプの組付け手順を示す側面図であ
る。
【図5】別例の延出支持部材を示す斜視図である。
【図6】従来技術におけるエンジンルームの部分斜視図
である。
【符号の説明】
5a…取付面、8…配管支持具としてのホースクラン
プ、9…配管としてのPSホース、10…配管としての
ホース、11…配管としてのパイプ、12…支持本体と
してのクランプ本体、12a…側面、13…支持部材と
しての延出支持部材、14…溝部としての嵌合凹部、1
5…ボルト孔、16…支持部、17…延出部、18,2
5…ボルト挿通口、19…位置規制部、20…配管挿通
口としての挿通口、25a…挿通部としての大径部、2
5b…規制部としての小径部、B…ボルト。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配管を嵌着する溝部を有するとともに取
    付面に固定するためのボルト孔を有する支持本体と、 前記支持本体のボルト孔と対応する位置にボルト挿通口
    を有するとともに前記溝部を被冠する支持部と、該支持
    部から前記取付面に対して離間するように延出するとと
    もに配管挿通口を有する延出部とからなる支持部材と、 前記支持本体及び前記支持部材を前記ボルト孔及び前記
    ボルト挿通口を介して前記取付面に固定するボルトとを
    備えた車両用配管支持具。
  2. 【請求項2】 配管を嵌着する溝部と、取付面から離間
    するように延出するとともに配管挿通口を有する延出部
    とを備えた車両用配管支持具。
  3. 【請求項3】 前記支持部材を弾性部材にて形成した請
    求項1に記載の車両用配管支持具。
  4. 【請求項4】 前記ボルト挿通口をその一端で前記ボル
    トの軸部が通過可能な程度に外部に開放した状態に形成
    した請求項1に記載の車両用配管支持具。
  5. 【請求項5】 前記ボルト挿通口を、前記ボルトの頭部
    が挿通可能な挿通部と、前記ボルトの頭部が挿通不能か
    つ前記ボルトの軸部が挿通可能な規制部とから形成した
    請求項1に記載の車両用配管支持具。
JP5330071A 1993-12-27 1993-12-27 車両用配管支持具 Pending JPH07190254A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005226228A (ja) * 2004-02-10 2005-08-25 Yagikuma:Kk バリケード用支持脚のクランプ取付構造
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JP2019178746A (ja) * 2018-03-30 2019-10-17 いすゞ自動車株式会社 ブラケット

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