JP2000356247A - 自動車部品の免振搭載構造 - Google Patents
自動車部品の免振搭載構造Info
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- JP2000356247A JP2000356247A JP11169707A JP16970799A JP2000356247A JP 2000356247 A JP2000356247 A JP 2000356247A JP 11169707 A JP11169707 A JP 11169707A JP 16970799 A JP16970799 A JP 16970799A JP 2000356247 A JP2000356247 A JP 2000356247A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 自動車部品をエンジンルーム内取付部材
又は車両本体に経済的かつ機能的に免振搭載するため
の、自動車部品の免振搭載構造を提供する。 【解決手段】 エンジンルーム内取付部材又は車両本体
に自動車部品搭載用のブラケットを取り付け、前記ブラ
ケットに免振材を介して自動車部品を搭載して固定す
る、自動車部品の免振搭載構造において、前記ブラケッ
トは、自動車部品の両側を支承する相対向の起立片を有
し、一方の起立片に連結ピンが設けられていると共に、
他方の起立片には縦方向に落し込み溝が設けられ、前記
ブラケットの一方の起立片の連結ピンに、自動車部品側
の免振材を嵌装して、自動車部品の一側が先行して位置
決めされ、前記ブラケットの他方の起立片の押し込み溝
に、自動車部品側に免振材を介して設けたボルトを落し
込んだ後、該一方の起立片から突出するボルトにナット
を螺合して自動車部品の他側を位置決めして搭載するこ
とを特徴とする、自動車部品の免振搭載構造である。
又は車両本体に経済的かつ機能的に免振搭載するため
の、自動車部品の免振搭載構造を提供する。 【解決手段】 エンジンルーム内取付部材又は車両本体
に自動車部品搭載用のブラケットを取り付け、前記ブラ
ケットに免振材を介して自動車部品を搭載して固定す
る、自動車部品の免振搭載構造において、前記ブラケッ
トは、自動車部品の両側を支承する相対向の起立片を有
し、一方の起立片に連結ピンが設けられていると共に、
他方の起立片には縦方向に落し込み溝が設けられ、前記
ブラケットの一方の起立片の連結ピンに、自動車部品側
の免振材を嵌装して、自動車部品の一側が先行して位置
決めされ、前記ブラケットの他方の起立片の押し込み溝
に、自動車部品側に免振材を介して設けたボルトを落し
込んだ後、該一方の起立片から突出するボルトにナット
を螺合して自動車部品の他側を位置決めして搭載するこ
とを特徴とする、自動車部品の免振搭載構造である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車部品の免振
搭載構造に関する。
搭載構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばABSやTCS等の液圧制御ユニ
ット(以下「ユニット」という)は、次のようにして狭
隘なエンジンルーム内に取り付けられている。図4に示
すようにブラケットaは、溶接などの公知接続手段によ
りエンジンルーム内取付部材b又は車両本体のいずれか
に取り付けられている。ブラケットaは、相対向する一
組の起立片を有する断面U字状を呈した部材である。夫
々の起立片の上端には、相対向するように縦方向の溝が
形成されている。ユニットcの左右には、前記起立片の
溝と対応する位置に、免振材dを介してボルトeが植設
されている。ユニットcは、各ボルトeを夫々溝に落と
し込むことにより、エンジンルーム内取付部材bに位置
決めされる。ユニットcは、位置決めした各ボルトeに
ナットfを螺合して、ユニットcをブラケットaに定着
させることで、エンジンルーム内取付部材bに取り付け
られる。
ット(以下「ユニット」という)は、次のようにして狭
隘なエンジンルーム内に取り付けられている。図4に示
すようにブラケットaは、溶接などの公知接続手段によ
りエンジンルーム内取付部材b又は車両本体のいずれか
に取り付けられている。ブラケットaは、相対向する一
組の起立片を有する断面U字状を呈した部材である。夫
々の起立片の上端には、相対向するように縦方向の溝が
形成されている。ユニットcの左右には、前記起立片の
溝と対応する位置に、免振材dを介してボルトeが植設
されている。ユニットcは、各ボルトeを夫々溝に落と
し込むことにより、エンジンルーム内取付部材bに位置
決めされる。ユニットcは、位置決めした各ボルトeに
ナットfを螺合して、ユニットcをブラケットaに定着
させることで、エンジンルーム内取付部材bに取り付け
られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来の自動車
構成部品の免振搭載構造には次のような問題点がある。 <イ> ナット等の締付箇所が多く、免振搭載構造に必
要となる部品点数が多くなる。 <ロ> 搭載するユニットがエンジンルームなどの車両
本体の壁に近接している場合、ナット等による壁側の締
付空間が狭小となり、ナットの配設、締付工具の配置、
ナットの締め付け等の作業が非常に困難となる。 <ハ> このことから、搭載するユニットとブラケット
とを先に取り付けてアッシー化し、車両本体に搭載する
ことが考えられるが、この場合においてもアッシーを車
両本体に固定するための対応が必要となりコストが高く
なる。
構成部品の免振搭載構造には次のような問題点がある。 <イ> ナット等の締付箇所が多く、免振搭載構造に必
要となる部品点数が多くなる。 <ロ> 搭載するユニットがエンジンルームなどの車両
本体の壁に近接している場合、ナット等による壁側の締
付空間が狭小となり、ナットの配設、締付工具の配置、
ナットの締め付け等の作業が非常に困難となる。 <ハ> このことから、搭載するユニットとブラケット
とを先に取り付けてアッシー化し、車両本体に搭載する
ことが考えられるが、この場合においてもアッシーを車
両本体に固定するための対応が必要となりコストが高く
なる。
【0004】
【発明の目的】本発明は以上の問題点に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、自動車部品をエンジ
ンルーム内取付部材又は車両本体に経済的かつ機能的に
免振搭載するための、自動車部品の免振搭載構造を提供
することにある。
もので、その目的とするところは、自動車部品をエンジ
ンルーム内取付部材又は車両本体に経済的かつ機能的に
免振搭載するための、自動車部品の免振搭載構造を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、本発明は、エンジンルーム内取付部材又
は車両本体に自動車部品搭載用のブラケットを取り付
け、前記ブラケットに免振材を介して自動車部品を搭載
して固定する、自動車部品の免振搭載構造において、前
記ブラケットは、自動車部品の両側を支承する相対向の
起立片を有し、一方の起立片に連結ピンが設けられてい
ると共に、他方の起立片には縦方向に落し込み溝が設け
られ、前記ブラケットの一方の起立片の連結ピンに、自
動車部品側の免振材を嵌装して、自動車部品の一側が先
行して位置決めされ、前記ブラケットの他方の起立片の
押し込み溝に、自動車部品側に免振材を介して設けたボ
ルトを落し込んだ後、該一方の起立片から突出するボル
トにナットを螺合して自動車部品の他側を位置決めして
搭載することを特徴とする、自動車部品の免振搭載構造
である。
の手段として、本発明は、エンジンルーム内取付部材又
は車両本体に自動車部品搭載用のブラケットを取り付
け、前記ブラケットに免振材を介して自動車部品を搭載
して固定する、自動車部品の免振搭載構造において、前
記ブラケットは、自動車部品の両側を支承する相対向の
起立片を有し、一方の起立片に連結ピンが設けられてい
ると共に、他方の起立片には縦方向に落し込み溝が設け
られ、前記ブラケットの一方の起立片の連結ピンに、自
動車部品側の免振材を嵌装して、自動車部品の一側が先
行して位置決めされ、前記ブラケットの他方の起立片の
押し込み溝に、自動車部品側に免振材を介して設けたボ
ルトを落し込んだ後、該一方の起立片から突出するボル
トにナットを螺合して自動車部品の他側を位置決めして
搭載することを特徴とする、自動車部品の免振搭載構造
である。
【0006】
【発明の実施の形態1】以下図面を参照しながら自動車
部品の一例として液圧制御ユニットを搭載する場合につ
いて説明する。
部品の一例として液圧制御ユニットを搭載する場合につ
いて説明する。
【0007】<イ>全体の構成 図1に示すように、液圧制御ユニット(以下「ユニッ
ト」という)1は、ブラケット2を介してエンジンルー
ム内取付部材又は車両本体3に搭載される。ユニット1
の免振は、ユニット1とブラケット2との間に免振材で
あるブッシュ4を介することにより達成される。
ト」という)1は、ブラケット2を介してエンジンルー
ム内取付部材又は車両本体3に搭載される。ユニット1
の免振は、ユニット1とブラケット2との間に免振材で
あるブッシュ4を介することにより達成される。
【0008】<ロ>液圧制御ユニット ユニット1は、ABSやTCSなどに用いられる液圧制
御ユニットであり、後述するブラケット2を介してエン
ジンルーム内取付部材又は車両本体3に搭載される。ユ
ニット1の左右の側部には、ユニット1をブラケット2
に取り付けるための取付手段が設けてある。図1および
図2に示すように取付手段として、ユニット1の一側に
は、後述するブラケット2の一方の起立片21に配設さ
れた連結ピン22が合致する穴を形成したブッシュ4よ
り構成する連結ピン受け11が配設され、ユニット1の
他側には、後述するブラケット2の他方の起立片21に
形成された落し込み溝23に落とし込まれるボルト12
が配設されている。連結ピン受け11は、例えばユニッ
ト1に取付軸111を埋設して取り付け、ブッシュ4に
より連結ピン22との間の免振を図る。連結ピン受け1
1は、ボルト12を被覆したのと同じ公知の制振材であ
るブッシュ4より構成する。この際、ブッシュ4の素材
によっては連結ピン受け11として構造が弱いことが予
想されるため、必要に応じ連結ピン受け(ブッシュ4)
11の周囲に補強材112を被覆する。
御ユニットであり、後述するブラケット2を介してエン
ジンルーム内取付部材又は車両本体3に搭載される。ユ
ニット1の左右の側部には、ユニット1をブラケット2
に取り付けるための取付手段が設けてある。図1および
図2に示すように取付手段として、ユニット1の一側に
は、後述するブラケット2の一方の起立片21に配設さ
れた連結ピン22が合致する穴を形成したブッシュ4よ
り構成する連結ピン受け11が配設され、ユニット1の
他側には、後述するブラケット2の他方の起立片21に
形成された落し込み溝23に落とし込まれるボルト12
が配設されている。連結ピン受け11は、例えばユニッ
ト1に取付軸111を埋設して取り付け、ブッシュ4に
より連結ピン22との間の免振を図る。連結ピン受け1
1は、ボルト12を被覆したのと同じ公知の制振材であ
るブッシュ4より構成する。この際、ブッシュ4の素材
によっては連結ピン受け11として構造が弱いことが予
想されるため、必要に応じ連結ピン受け(ブッシュ4)
11の周囲に補強材112を被覆する。
【0009】ボルト12は、その一端がユニット1中に
埋設されて取り付けられている。ボルト12は、ナット
13を螺合させるための螺子溝が刻設され、例えば樹脂
製などの公知の免振材であるブッシュ4を介してユニッ
ト1に配設される。以上のように、ユニット1とブラケ
ット2との間にブッシュ4を免振材として配置する。な
お連結ピン受け11とボルト12とは、同じ側に一緒に
設けることなく、連結ピン受け11とボルト12とが相
対して位置するように配設する。図3に示すように、ユ
ニット1をエンジンルーム内取付部材又は車両本体3に
免振搭載するために三箇所の取付手段を設ける場合を一
例とすると、一方側に連結ピン受け11,11をニ箇所
設け、他方側にボルト12を一箇所設けることが考えら
れる。このようにすれば、ボルト12をナット13で固
定する個所が一箇所で済み、ユニット1の搭載作業が容
易となる。なお、取付手段の設置数は前記した連結ピン
受け11をニ箇所、ボルト12を一箇所の計三箇所に限
らず、搭載するユニット1の大きさなどによりその数を
適宜選択できる。
埋設されて取り付けられている。ボルト12は、ナット
13を螺合させるための螺子溝が刻設され、例えば樹脂
製などの公知の免振材であるブッシュ4を介してユニッ
ト1に配設される。以上のように、ユニット1とブラケ
ット2との間にブッシュ4を免振材として配置する。な
お連結ピン受け11とボルト12とは、同じ側に一緒に
設けることなく、連結ピン受け11とボルト12とが相
対して位置するように配設する。図3に示すように、ユ
ニット1をエンジンルーム内取付部材又は車両本体3に
免振搭載するために三箇所の取付手段を設ける場合を一
例とすると、一方側に連結ピン受け11,11をニ箇所
設け、他方側にボルト12を一箇所設けることが考えら
れる。このようにすれば、ボルト12をナット13で固
定する個所が一箇所で済み、ユニット1の搭載作業が容
易となる。なお、取付手段の設置数は前記した連結ピン
受け11をニ箇所、ボルト12を一箇所の計三箇所に限
らず、搭載するユニット1の大きさなどによりその数を
適宜選択できる。
【0010】<ハ>ブラケット ブラケット2は、ユニット1とエンジンルーム内取付部
材又は車両本体3とを連結するための部材である。図1
および図2に示すように、ブラケット2は略U字状を呈
する部材であり、その両端に相対向する起立片21,2
1を有する。一方の起立片21には、連結ピン受け11
に合致する連結ピン22が植設してあり、他方の起立片
21には前記ユニット1の接続手段であるボルト12を
収容するための落し込み溝23が形成されている。ブラ
ケット2は、予め溶接などによりエンジンルーム内取付
部材又は車両本体3に固定しておいてもよいし、後から
公知手段により取り付けてもよい。
材又は車両本体3とを連結するための部材である。図1
および図2に示すように、ブラケット2は略U字状を呈
する部材であり、その両端に相対向する起立片21,2
1を有する。一方の起立片21には、連結ピン受け11
に合致する連結ピン22が植設してあり、他方の起立片
21には前記ユニット1の接続手段であるボルト12を
収容するための落し込み溝23が形成されている。ブラ
ケット2は、予め溶接などによりエンジンルーム内取付
部材又は車両本体3に固定しておいてもよいし、後から
公知手段により取り付けてもよい。
【0011】
【免振搭載方法】以下、本発明により自動車部品の一例
として液圧制御ユニットを免振搭載する場合について説
明する。
として液圧制御ユニットを免振搭載する場合について説
明する。
【0012】ブラケットの配設 液圧制御ユニット(以下「ユニット」という)1をエン
ジンルーム内取付部材又は車両本体3に免振搭載する場
合、先ず、ユニット1を車両本体3に搭載するためのブ
ラケット2を配設する。ブラケット2は、予め溶接など
の公知連結手段によりエンジンルーム内取付部材又は車
両本体3に取り付けてもよく、またその他公知の連結手
段によりユニット1を搭載する際に取り付けてもよい。
ジンルーム内取付部材又は車両本体3に免振搭載する場
合、先ず、ユニット1を車両本体3に搭載するためのブ
ラケット2を配設する。ブラケット2は、予め溶接など
の公知連結手段によりエンジンルーム内取付部材又は車
両本体3に取り付けてもよく、またその他公知の連結手
段によりユニット1を搭載する際に取り付けてもよい。
【0013】ユニットの搭載 ユニット1は、前記工程によりエンジンルーム内取付部
材又は車両本体3に取り付けたブラケット2に搭載す
る。ブラケット2へのユニット1の搭載の方法は以下の
通りである。先ず、ユニット1の一方側に設けた連結ピ
ン受け11に、ブラケット2の一方の起立片21に配設
した連結ピン22を差し込んで、ユニット1の一方側を
固定する。続いて、ユニット1の他方側に設けたボルト
12を、ブラケット2の他方の起立片21に設けた落し
込み溝23に落とし込み、さらにボルト12をナット1
3で締めてユニット1をブラケット2に固定する。この
際、ユニット1とブラケット2との間には、免振材であ
るブッシュ4が位置する。詳しくは、連結ピン受け11
自体をブッシュ4と同素材で作成することにより、ブラ
ケット2の連結ピン22とユニット1との間に免振材を
位置させ、効率良く免振作用を発揮させる。ボルト12
も、ユニット1との取付部分の外周にブッシュ4を被覆
することにより、ブラケット2の落し込み溝23にボル
ト12を落とし込んだ際に、ブッシュ4とブラケット2
とを接面させることにより、ブラケット2とユニット1
との間に免振材を位置させ、効率良く免振作用を発揮さ
せる。
材又は車両本体3に取り付けたブラケット2に搭載す
る。ブラケット2へのユニット1の搭載の方法は以下の
通りである。先ず、ユニット1の一方側に設けた連結ピ
ン受け11に、ブラケット2の一方の起立片21に配設
した連結ピン22を差し込んで、ユニット1の一方側を
固定する。続いて、ユニット1の他方側に設けたボルト
12を、ブラケット2の他方の起立片21に設けた落し
込み溝23に落とし込み、さらにボルト12をナット1
3で締めてユニット1をブラケット2に固定する。この
際、ユニット1とブラケット2との間には、免振材であ
るブッシュ4が位置する。詳しくは、連結ピン受け11
自体をブッシュ4と同素材で作成することにより、ブラ
ケット2の連結ピン22とユニット1との間に免振材を
位置させ、効率良く免振作用を発揮させる。ボルト12
も、ユニット1との取付部分の外周にブッシュ4を被覆
することにより、ブラケット2の落し込み溝23にボル
ト12を落とし込んだ際に、ブッシュ4とブラケット2
とを接面させることにより、ブラケット2とユニット1
との間に免振材を位置させ、効率良く免振作用を発揮さ
せる。
【0014】
【発明の効果】本発明は、以上説明したようになるから
次のような効果を得ることができる。 <イ> 自動車部品の一方側を差込方式による連結とし
て、ナット締付方式を廃止したため、自動車部品を搭載
するためのナットなどの部品点数を減少させることが可
能である。 <ロ> これにより、自動車部品をエンジンルーム内取
付部材又は車両本体に免振搭載するための組立費用を抑
えることができる。 <ハ> 自動車部品をエンジンルーム内取付部材又は車
両本体の壁に近接させるなど狭隘な空間に搭載する場合
において、壁に近接した側を差し込みにより固定させれ
ば、ナット締め付けを広い側で行えるため、自動車部品
の搭載作業が容易となる。 このようにエンジンルーム内取付部材又は車両本体に隣
接したり、狭隘な空間においても、難なく自動車部品を
エンジンルーム内取付部材又は車両本体へ免振搭載可能
であることから、搭載性の自由度が大幅にアップする。
次のような効果を得ることができる。 <イ> 自動車部品の一方側を差込方式による連結とし
て、ナット締付方式を廃止したため、自動車部品を搭載
するためのナットなどの部品点数を減少させることが可
能である。 <ロ> これにより、自動車部品をエンジンルーム内取
付部材又は車両本体に免振搭載するための組立費用を抑
えることができる。 <ハ> 自動車部品をエンジンルーム内取付部材又は車
両本体の壁に近接させるなど狭隘な空間に搭載する場合
において、壁に近接した側を差し込みにより固定させれ
ば、ナット締め付けを広い側で行えるため、自動車部品
の搭載作業が容易となる。 このようにエンジンルーム内取付部材又は車両本体に隣
接したり、狭隘な空間においても、難なく自動車部品を
エンジンルーム内取付部材又は車両本体へ免振搭載可能
であることから、搭載性の自由度が大幅にアップする。
【図1】 本発明の自動車部品の車両への搭載構造の説
明図
明図
【図2】 部品搭載をする際の説明図
【図3】 図1におけるIII−III間の断面図
【図4】 従来の部品搭載構造例
1 液圧制御ユニット 11 連結ピン受け 111 取付軸 112 補強材 12 ボルト 13 ナット 2 ブラケット 21 起立片 22 連結ピン 23 落し込み溝 3 車両本体 4 ブッシュ a ブラケット b エンジンルーム内取付部材 c ユニット d 免振材 e ボルト f ナット
Claims (5)
- 【請求項1】 エンジンルーム内取付部材又は車両本
体に自動車部品搭載用のブラケットを取り付け、前記ブ
ラケットに免振材を介して自動車部品を搭載して固定す
る、自動車部品の免振搭載構造において、 前記ブラケットは、自動車部品の両側を支承する相対向
の起立片を有し、一方の起立片に連結ピンが設けられて
いると共に、他方の起立片には縦方向に落し込み溝が設
けられ、 前記ブラケットの一方の起立片の連結ピンに、自動車部
品側の免振材を嵌装して、自動車部品の一側が先行して
位置決めされ、 前記ブラケットの他方の起立片の押し込み溝に、自動車
部品側に免振材を介して設けたボルトを落し込んだ後、
該一方の起立片から突出するボルトにナットを螺合して
自動車部品の他側を位置決めして搭載することを特徴と
する、 自動車部品の免振搭載構造。 - 【請求項2】 請求項1に記載の自動車部品の免振搭
載構造において、ブラケットの連結ピンを設けた一方の
起立片を、狭隘空間側に配設することを特徴とする、自
動車部品の免振搭載構造。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の自動
車部品の免振搭載構造において、ブラケットの一方の起
立片の連結ピンを、一方向の起立片に対して複数設ける
ことを特徴とする、自動車部品の免振搭載構造。 - 【請求項4】 請求項1または請求項2に記載の自動
車部品の免振搭載構造において、ブラケットの一方の起
立片に一本の連結ピンを設け、自動車部品の一側の一箇
所を支持させたことを特徴とする、自動車部品の免振搭
載構造。 - 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記
載の自動車部品の免振搭載構造において、自動車部品が
エンジンルーム内に配置される液圧制御ユニットである
ことを特徴とする、自動車部品の免振搭載構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11169707A JP2000356247A (ja) | 1999-06-16 | 1999-06-16 | 自動車部品の免振搭載構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11169707A JP2000356247A (ja) | 1999-06-16 | 1999-06-16 | 自動車部品の免振搭載構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000356247A true JP2000356247A (ja) | 2000-12-26 |
Family
ID=15891389
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11169707A Pending JP2000356247A (ja) | 1999-06-16 | 1999-06-16 | 自動車部品の免振搭載構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000356247A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7004552B2 (en) * | 2003-05-15 | 2006-02-28 | Continental Teves Ag & Co. | Brake hydraulic control actuator for vehicles |
JP2006199272A (ja) * | 2004-12-22 | 2006-08-03 | Advics:Kk | ブレーキ液圧制御用アクチュエータの車体側への固定構造 |
CN104020005A (zh) * | 2014-06-17 | 2014-09-03 | 江苏省镇江船厂(集团)有限公司 | 船舶机舱辅机设备隔振模拟装置 |
-
1999
- 1999-06-16 JP JP11169707A patent/JP2000356247A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7004552B2 (en) * | 2003-05-15 | 2006-02-28 | Continental Teves Ag & Co. | Brake hydraulic control actuator for vehicles |
JP2006199272A (ja) * | 2004-12-22 | 2006-08-03 | Advics:Kk | ブレーキ液圧制御用アクチュエータの車体側への固定構造 |
JP4640119B2 (ja) * | 2004-12-22 | 2011-03-02 | 株式会社アドヴィックス | ブレーキ液圧制御用アクチュエータの車体側への固定構造 |
CN104020005A (zh) * | 2014-06-17 | 2014-09-03 | 江苏省镇江船厂(集团)有限公司 | 船舶机舱辅机设备隔振模拟装置 |
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