JPH0439341Y2 - - Google Patents

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JPH0439341Y2
JPH0439341Y2 JP1080189U JP1080189U JPH0439341Y2 JP H0439341 Y2 JPH0439341 Y2 JP H0439341Y2 JP 1080189 U JP1080189 U JP 1080189U JP 1080189 U JP1080189 U JP 1080189U JP H0439341 Y2 JPH0439341 Y2 JP H0439341Y2
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gutter
notch
wide beam
longitudinal direction
rear walls
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 この考案は縁石を伴う側溝に於て、側溝底部の
勾配が自在であるところの側溝用ブロツクに関す
る。
(ロ) 従来の技術 従来の側溝用ブロツクには側溝用断面U字型ブ
ロツクが看られる。
勾配が必要な場合は、深さの違うブロツクを継
ぎ足していた。
縁石を伴なう場合は側溝用ブロツクとは独立し
た形で施工がなされていた。
(ハ) 考案が解決しようとする課題 前記従来の技術は、側溝底部が水平であつて、
底部に勾配をつけることはできない。側溝底部は
車道路面の高低と常に平行となり排水勾配を自在
にとることができないので、側溝として機能しな
い場合がある。深さの違うブロツクを継ぎ足すと
底部は段階状となり、泥土が沈殿して悪臭の原因
にもなる。
また、諸々の荷重をU字断面のブロツクで支え
る構造であるため、深さが深くなるほど側壁と底
部を肉厚にして配筋を増やさなければならず不経
済であるが、これが十分に為されない場合は非常
に破損しやい。たとえば車道と歩道の境界に施工
する場合、車輌が車道上にあるとき路面に加えら
れた圧力は路盤を通じて側溝の側壁に掛かるので
側壁の下部に最もモーメントが加わることにな
り、肉圧形成して強度を高める以外なかつた訳で
ある。コンクリート蓋で上方全開放部を閉じて
も、側溝用ブロツク自身の強度を増すことはでき
ない。
また、側溝用断面U字型ブロツクの上面はコン
クリート蓋等が水平に閉じられて形成しているた
め、車道路面上の雨水等を効率良く集水すること
ができず、車道が水浸しになる原因になつてい
た。
また、歩道や縁石に自動車等が乗り上げたり雨
水が歩道路盤中を浸食することによつて、歩道が
沈降したり縁石が不安定に傾いて側溝との並行が
失われて美的バランスが崩れることがあつた。従
来の側溝と縁石が一体的施工をできる構造でなか
つた為である。
この考案は、上記した従来の側溝用ブロツクの
課題を解決した、側溝用ブロツクを提供すること
を目的とするものである。
(ニ) 課題を解決するための手段 この考案は、長手方向全長の上方付近中途から
しだいに肉厚形成された前後両側壁部と、該前後
両側壁部の上部両端と一体的に形成される広梁部
と、該広梁部中間に形成される上方開口部と、前
側壁部の外面上方長手方向全長に形成される切欠
部とで一体的に構成され、上面が切欠部向きの排
水傾斜面である側溝用ブロツクにおいて、側溝用
ブロツクの下方を現場打コンクリートで打設する
ことにより側溝底部を形成することができること
を特徴とする側溝用ブロツクに関するものであ
る。
(ホ) 作用 上記のように構成された施工前の本願考案の側
溝用ブロツクは前後両側壁部1,2の上部両端を
広梁部3,3で一体形成したラーメン構造をして
いる。前後両側壁部1,2の長手方向全長を100
とすると、広梁部3,3は約25前後である。しか
も、前後両側壁部1,2は長手方向全長の上方付
近中途からしだいに肉厚形成されており、側溝用
ブロツクとして全体の強度にバランスがとれてい
る。コンクリート蓋9をした状態で側溝から
0.25mの位置に20トン車輌を想定した強度を持つ
構造である。
施工に際しては、第6図に示すように側溝用ブ
ロツクの下方に現場打コンクリート7を打設して
埋設する。現場打コンクリート7が側溝底部8を
形成するので全体として強固な箱型構造となる。
側溝底部8の勾配は現場打コンクリート7の勾配
によつて自由に決めることができる。また、側溝
用ブロツクの前後両側壁部1,2の高さの違うも
のを数種類用意しておくと、第5図に示すように
それらを組合わせたうえで下方を現場打コンクリ
ート7で打設し、長距離に亙つて勾配を調整する
ことができる。
側溝用ブロツクの上面6は切欠部5向きの排水
傾斜面であり、車道10路面の傾斜を一致させる
ことにより、車道10上の雨水等はスムーズに側
溝内に集水できる。
前側壁部1の外面上方長手方向全長に形成され
た切欠部5には、歩道11の縁石12を固定し、
一体的施工をする。切欠部5があることにより縁
石12の仕上りが奇麗でしかも作業が楽である。
これによつて、歩道11や縁石12に自動車等が
乗り上げることがあつても、縁石12が不安定に
傾いて側溝との並行が失われて美的バランスが崩
れたりすることはなくなる。表面に出ている側溝
用ブロツクの上面6と縁石12が一体的に密着し
た格好になるので、雨水が歩道11路盤中を浸食
することはなく、歩道11が沈降する心配はな
い。
(ヘ) 実施例 この考案に係る側溝用ブロツクの一実施例を添
付図面に基づいて説明するが、これにのみ限定さ
れるべきものでないことはいうまでもない。
図中1は前側壁部である。図中2は後側壁部で
ある。前後両側壁部1,2は下方の厚みが65mm、
長手方向全長の上方付近中途からしだいに肉厚形
成されている。300mmの間隔をあけ対向している
前後両側壁部1,2の上部両端は広梁部3,3と
一体的に形成されている。前後両側壁部1,2の
長手方向全長が1000mm、広梁部3,3は約250mm
である。広梁部3,3中間には約500mmの上方開
口部4が形成される。上方開口部4は施工後にコ
ンクリート蓋9は集水用グレーチング蓋13で閉
じるものであり、内側にはそれらを支持する為の
棚部14が形成されている。側溝用ブロツクの上
面6は切欠部5向きの排水傾斜面(勾配3/50)
を形成している。前側壁部1の外面上方長手方向
全長に切欠部5が形成されている。図中15は前
後両側壁部1,2接合面の上面から下方まで延設
されて、下端付近は内側に開放されている流込部
である。
すべては図示しないが、本実施例では上述した
構造を基本とする6種類の側溝用ブロツクを揃え
てある。側溝内部の高さhが300mm〜800mmまで
100mm刻みのものであり、前後両側壁部1,2の
高さだけが違つている。第5図に示すのは内4種
類を使用している施工中の状態をあらわす断面図
である。
第6図は本願考案の側溝用ブロツクを歩道11
と車道10の境界に使用した状態をあらわす断面
図である。側溝用ブロツクの下方を現場打コンク
リート7で打設し埋設する際に、一方の広梁部3
に形成された嵌合雌部16にもう一方の広梁部3
に形成された嵌合雄部17を嵌合させる。そうし
て相応して向い合つた流込部15,15にコンク
リート18を流し込むことにより、側溝用ブロツ
ク間は確実に接合される。切欠部5に縁石12を
固定させて一体的施工をし歩道11を作る。側溝
用ブロツクの上面6に形成された切欠部5向きの
排水傾斜面(勾配3/50)を車道10の路面に添
わせるようにする。
(ト) 考案の効果 本考案は、以上説明したように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。
第1に、側溝底部の勾配を自在にすることがで
きる。側溝用ブロツクの下方、つまり前後両側壁
部の下方に現場打コンクリート打設することによ
つて側溝底部を形成するので、現場打コンクリー
トの勾配が側溝底部の勾配となる。もし、勾配が
長距離に亙りしかも深浅の変動が大きい場合は、
前後両側壁部の高さの違うものを組み合わせるこ
とによつて実施することができる。
第2に、広梁部が前後両側壁部の上部両端と一
体的に形成されたラーメン構造であることと前後
両側壁部の長手方向全長の上方付近中途からしだ
いに肉厚形成された構造をしていることにより、
側壁に掛かる圧力に対しても強度があり、また、
深くても前後両側壁部下方の肉厚を変える必要が
なくて経済的、全体の強度にバランスがとれてい
る。その上、現場打コンクリートが側溝底部を形
成するので、全体として強固な箱形構造となる。
前記した実施例の場合は側溝から0.25m離れた位
置に20トン車輌があつたとしても、破損しない程
である。
第3に、側溝用ブロツクの上面が切欠部向きの
排水傾斜面を形成しているので、車道路面上の雨
水等をスムーズに側溝内に集水することができ
る。
第4に、前側壁部の外面上方長手方向全長に切
欠部が形成され側溝と縁石が一体的に施工できる
ので、縁石の施工が楽で仕上り自体も大変奇麗で
ある。これで自動車等が歩道や縁石に乗り上げて
も、縁石が不安定に傾いて側溝との並行を失ない
美的バランスが崩れることはない。縁石と表面に
出ている側溝の上面とが一体的に密着した格好に
なるので、雨水が歩道路盤中を浸食して歩道が沈
降する心配はない。
以上のように、この考案に係る側溝用ブロツク
は産業上非常に利用価値の高いものであると云わ
ざるを得ない。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本願考案に係る側溝用ブロツクの一
実施例をあらわし、第1図は平面図、第2図は側
面図、第3図は平面図の中央縦断面図、第4図は
一部切欠背面図、第5図は施工途中の状態をあら
わす断面図、第6図は車道と歩道の境界に使用し
た状態をあらわす断面図である。 図中の主な符号、1……前側壁部、2……後側
壁部、3……広梁部、4……上方開口部、5……
切欠部、6……上面、7……現場打コンクリー
ト、8……側溝底部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 1 長手方向全長の上方付近中途からしだいに肉
    厚形成された前後両側壁部1,2と、該前後両側
    壁部1,2の上部両端と一体的に形成される広梁
    部3,3と、該広梁部3,3中間に形成される上
    方開口部4と、前側壁部1の外面上方長手方向全
    長に形成される切欠部5とで一体的に構成され、
    上面6が切欠部5向きの排水傾斜面である側溝用
    ブロツクにおいて、側溝用ブロツクの下方を現場
    打コンクリート7で打設することにより側溝底部
    8を形成することができることを特徴とする側溝
    用ブロツク。
JP1080189U 1989-02-02 1989-02-02 Expired JPH0439341Y2 (ja)

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JP1080189U JPH0439341Y2 (ja) 1989-02-02 1989-02-02

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JPH02101890U JPH02101890U (ja) 1990-08-14
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JP2013087529A (ja) * 2011-10-20 2013-05-13 Shinko Kozai Kk 側溝構造、及び、側溝構造の施工方法
JP7291450B1 (ja) * 2022-06-24 2023-06-15 正剛 大嶋 歩車道境界ブロックによるセミフラット街渠

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