JP2585358Y2 - 側溝用蓋 - Google Patents

側溝用蓋

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JP2585358Y2
JP2585358Y2 JP4692193U JP4692193U JP2585358Y2 JP 2585358 Y2 JP2585358 Y2 JP 2585358Y2 JP 4692193 U JP4692193 U JP 4692193U JP 4692193 U JP4692193 U JP 4692193U JP 2585358 Y2 JP2585358 Y2 JP 2585358Y2
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JP4692193U
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Inventor
勝則 中村
郁男 滝沢
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藤村ヒューム管株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、側溝の蓋受部と側溝
蓋間の隙間に土砂等が詰まるのを防止して側溝蓋上の排
水効果を高め、かつ簡単に側溝蓋の取り外しが可能な側
溝用蓋に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の側溝用蓋の第1は、図8のような
U型溝10の上に直接設置される掛け蓋11であり、該
掛け蓋11の側面一杯にアスファルト舗装12及びコン
クリート等を施して施工されるものである。図9はこれ
を改良したもので、蓋受部9は蓋1の厚さ分高く形成し
た落とし蓋型側溝2であり、側溝蓋1にアスファルト舗
装12やコンクリートが直接接しない状態で施工してい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、前記従来技術
の第1の方法では、掛け蓋の側面一杯までにアスファル
ト舗装及びコンクリート等を施して施工されるため、施
工によって掛け蓋の取り外しが困難になるという問題点
がある。又従来技術の第2の方法の落とし蓋型側溝の場
合は、蓋にアスファルト舗装やコンクリートが直接接す
る状態は解消できるが、該落とし蓋型側溝は主に道路用
側溝として使用され,また住宅地においても当然使用さ
れるケースが多い。この側溝内には家庭排水の汚物が流
れ、更に蓋間の手掛け部から進入してきた土砂等が堆積
し、やがて水の流れを阻害する。そこで、地区住民の手
により側溝蓋を取り外し側溝内を定期的に掃除している
が、側溝の蓋受部と側溝蓋の間に土砂等が締め固められ
ていると蓋の取り外しが出来ないばかりか、側溝蓋と側
溝の蓋受部から進入してきた水は、蓋部分から排水不可
能になるという問題点がある。すなわち、従来の側溝蓋
では、道路上に間接的に運ばれてきた土砂等は、降雨時
においては側溝の蓋受部と蓋の間に進入し、更に人や車
の往来により土砂等は締め固められてしまい,その土砂
が蓋受部と側溝蓋との間で固まり楔のはたらきをしてし
まう(図6参照)。従って,この楔のはたらきをする土
砂によって,側溝蓋の取り外しが余計困難となってしま
う。又,従来の側溝蓋は,その側面下端部がほぼ直角に
形成されているため、側溝蓋を取り外す場合,その直角
部分が蓋受面上を滑り難く,よって側溝蓋の取外しに
余計な力を必要としている(図7参照)。そこで、本考
案は上記従来の技術の問題点に鑑み案出されたもので、
側溝蓋の取り外しを容易とし,側溝の蓋受部と側溝蓋と
の間の隙間に土砂等が堆積するのを防止して排水性能を
高めることが可能な側溝用蓋の提供を目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,本考案における側溝用蓋では,側壁上部に蓋受け
面を介して内壁面が上方に向かって外側に広げられた
受部を起立させた落とし蓋型側溝に組み付けられる、左
右側面の所定箇所に溝を設けた側溝用蓋において、前記
側溝用蓋の左右側面を蓋受部の内壁面とほぼ同じ角度の
傾斜面に形成して、蓋受部の内壁面と側溝用蓋の左右側
面とが平行に配置された通路を形成すると 共に、該左右
側面の下部に側溝内と前記通路とに連通するを設け
更に左右側面及び前後側面の各辺の下端部に隅切り状の
切欠きを設けたことを特徴としている。
【0005】
【作用】蓋受部の内壁面と側溝用蓋の左右側面との間に
は、内壁面と側溝用蓋の左右側面を平行に配置して上下
同幅の通路を形成すると共に、左右側面の下部に側溝内
と前記通路とに連通する溝を設け、更に左右側面及び側
溝の溝方向に側溝用蓋が配置されたときの前後側面の下
端部各辺に隅切り状の切欠きを形成したため、降雨時等
の際に、道路上を流れてきた土砂や泥を含む雨水等は蓋
受部の内壁面と側溝用蓋の左右側面との間の通路を通過
した後、溝を通って側溝内へ効果的に流入する。また、
前記雨水等は左右側面の切欠きや、前後側面の合わせ目
に形成される三角状部を伝わり誘導されて側溝内へ流入
する。従って、雨水等と共に流れる土砂は、通路、溝、
切欠きを通って側溝内に円滑に流出されるために、蓋受
部の内壁面と側溝用蓋の左右側面との隙間には土砂が堆
積することがない。仮に、蓋受部内壁面と側溝用蓋の左
右側面間の通路に土砂が堆積しても(特に溝が位置しな
い部分において),通路は上から下まで同幅であり、傾
斜してあるから土砂は楔状に堆積しない。従って、通路
には土砂が楔状に堆積し固化しないから側溝用蓋は側溝
から簡単に取り外すことができる。次に,側溝用蓋は,
前後側面及び左右側面の下端の切欠きにより、側溝用蓋
の片端を持ち上げて取り外す場合等に、他端の切欠きが
蓋受け面上を円滑に滑るため、少ない力で蓋受部から蓋
を安定的に取外しできる。
【0006】
【実施例】実施例について図1から図5を参照して説明
すると、本考案は、図1に図示したように、側壁上部
に、ほぼ水平な蓋受け面8を介して内壁面91が上方に
向かって外側に広げられた傾斜面を形成した蓋受部9を
起立させた落とし蓋型側溝2に組み付けられる、左右側
面7、7の所定箇所に排出用の溝を設けた側溝用蓋1に
関するものである。前記側溝用蓋1は、前記落とし蓋型
側溝2の蓋受部9に組み付けられ、底面部分は蓋受け面
8に載置されるものである。この側溝用蓋1は、落とし
蓋型側溝2の溝方向に配列され、その前後側面71、7
1には手掛け部6が設けられている。前記側溝用蓋1の
左右側面7、7は、蓋受部9の内壁面91とほぼ同じ角
度の傾斜面に形成し、側溝用蓋1を蓋受部9に配置した
とき、蓋受部9の内壁面91と側溝用蓋1の左右側面7
とが平行な通路Aが形成されている。また、左右側面
7、7の下部には、側溝2内と前記通路Aとに連通する
溝3が設けられ、更に左右側面7、7及び前後側面7
1、71の各辺の下端部には所定勾配の隅切り状の切欠
き5が設けられている。降雨時等に、道路上を流れてき
た土砂や泥を含む雨水等は、蓋受部9の内壁面91と側
溝用蓋1の左右側面7、7との間の通路Aを通過した
後、溝3を通って側溝2内へ効果的に流入する。また、
前記雨水等は左右側面7、7の切欠き5や、前後側面7
1、71の合わせ目に形成される三角状部(図示省略)
を伝わって誘導されて側溝2内へ流入する。従って、道
路上の雨水等と共に流れる土砂は、通路A、溝3、切欠
き5を通って側溝2内に円滑に流れるために、蓋受部8
の内壁面91と側溝用蓋1の左右側面7、7との通路A
には土砂が堆積しない。また、前後側面71、71及び
左右側面7、7の下端の切欠5により,側溝用蓋の片端
を持ち上げて取り外す場合等に、他端の切欠き5が蓋受
け面8上を円滑に滑るため、少ない力で蓋受部8から側
溝用蓋1を安定的に取外しできる。また、切欠き5が円
滑に蓋受け面8上を滑るので取付けも容易となる(図5
参照)。
【0007】
【考案の効果】本考案は上述の通り構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。 蓋受部の内壁面と側溝用蓋の左右側面との間に同幅
の通路を形成すると共に、左右側面の下部に側溝内と前
記通路とに連通する溝を設け、更に左右側面及び前後側
面の下端部各辺に隅切り状の切欠きを形成したことによ
り、道路上を流れてきた土砂や泥を含む雨水等は蓋受部
の内壁面と側溝用蓋の左右側面との間の 通路を通過した
後、溝を通って側溝内へ効果的に流入できる。また、前
記雨水等は左右側面の切欠きや、前後側面の合わせ目に
形成される三角状部を伝わり誘導されて側溝内へ流入す
る。従って、雨水等と共に流れる土砂は、通路、溝、切
欠きを通って側溝内に円滑に流出されるために、蓋受部
の内壁面と側溝用蓋の左右側面との隙間には土砂が堆積
することがない。仮に、蓋受部内壁面と側溝用蓋の左右
側面間の通路に土砂が堆積しても(特に溝が位置しない
部分において),通路は上から下まで同幅であり、傾斜
しているから土砂は楔状に堆積しない。 また、通路には
土砂が楔状に堆積し固化しないため、側溝用蓋は側溝の
蓋受部からスムーズに取り外すことができる。
【0008】側溝用蓋は,前後側面及び左右側面の下端に切欠きを
形成したことにより、側溝用蓋の片端を持ち上げて取り
外す際には、他端の切欠きが蓋受け面上を円滑に滑るた
め、少ない力で蓋受部から側溝用蓋を安定的に取外しで
きる。 側溝蓋の側面には溝がなく、通路は同幅で傾斜してい
るので、ハイヒール等の踵が入る危険がない。従って、
側溝の周辺の歩行が安全にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の断面図である。
【図2】本考案の一実施例の斜視図である。
【図3】本考案の他の実施例の斜視図である。
【図4】本考案の一実施例の要部断面図である。
【図5】本考案の使用状態説明図である。
【図6】従来技術の実施例の要部断面図である。
【図7】従来技術の使用状態説明図である。
【図8】従来技術の他例の断面図である。
【図9】従来技術の他例の断面図である。
【符号の説明】
1 側溝用蓋 2 側溝 3 溝 5 切欠き 6 手掛け部 7 左右側面 71 前後側面 8 蓋受け面 9 蓋受部 91 内壁面 10 U型溝 11 掛け蓋 12 アスファルト 13 楔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側壁上部に蓋受け面を介して内壁面が
    上方に向かって外側に広げられた蓋受部を起立させた落
    とし蓋型側溝に組み付けられる、左右側面の所定箇所に
    溝を設けた側溝用蓋において、前記側溝用蓋の左右側面を蓋受部の内壁面とほぼ同じ角
    度の傾斜面に形成して、蓋受部の内壁面と側溝用蓋の左
    右側面とが平行に配置された通路を形成すると共に、該
    左右側面の下部に側溝内と前記通路とに 連通するを設
    、更に左右側面及び前後側面の各辺の下端部に隅切り
    状の切欠きを設けたことを特徴とする側溝用蓋。
JP4692193U 1993-08-30 1993-08-30 側溝用蓋 Expired - Lifetime JP2585358Y2 (ja)

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JP4692193U JP2585358Y2 (ja) 1993-08-30 1993-08-30 側溝用蓋

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JP4692193U JP2585358Y2 (ja) 1993-08-30 1993-08-30 側溝用蓋

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Publication Number Publication Date
JPH0715888U JPH0715888U (ja) 1995-03-17
JP2585358Y2 true JP2585358Y2 (ja) 1998-11-18

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ID=12760803

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JP2012219491A (ja) * 2011-04-07 2012-11-12 Mc Sangyo Kk 側溝構造

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JPH0715888U (ja) 1995-03-17

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