JPH0438894Y2 - - Google Patents

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JPH0438894Y2
JPH0438894Y2 JP1986111754U JP11175486U JPH0438894Y2 JP H0438894 Y2 JPH0438894 Y2 JP H0438894Y2 JP 1986111754 U JP1986111754 U JP 1986111754U JP 11175486 U JP11175486 U JP 11175486U JP H0438894 Y2 JPH0438894 Y2 JP H0438894Y2
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container
brim
die
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mold
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JP1986111754U
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は厚板からつばなし容器を加工する場合
に用いるトリム金型に関するものである。
「従来の技術」 従来、厚板からつばなし容器を加工する場合
は、第3図a、b,c、dに示す工程順序で加工
していた。すなわち、a図に示す厚板円板1をb
図に示すつばつき容器2に絞り加工し、c図に示
すようにつばの外周を円形にトリム加工したつば
つき容器3とし、d図に示すようにトリム後のつ
ば部4をワイプダウン加工し、つばなし容器5に
加工していた。
「考案が解決しようとする問題点」 上述の従来のつばなし容器は、第3図d図に示
すようにワイプダウン加工後、つばなし容器5の
縁が外向にS量張り出すしやくれ現象が現れると
いう欠点があつた。これはc図に示すつば部4が
容器部から直角に曲げて張り出しているため、ワ
イプダウン加工後曲げ歪による内部応力のスプリ
ングバツク現象が現れるもので、板厚が厚くなる
ほど大きく、ワイプダウン加工を強くかけても張
出量Sを零にすることができないという欠点であ
る。
本考案の目的はこの欠点を除き、つばなし容器
に加工後の張出量Sを殆ど零にすることのできる
ワイプダウン加工の前工程に用いるトリム金型を
提供することにある。
「問題点を解決するための手段及び作用」 本考案のトリム金型の構成は、上型に設けたト
リム用の穴を有するダイスと対向させて、下型に
ダイスの穴に適合する外径を有し、その上面の外
周部に所要の幅で、中心から外周に向けて所要の
高さを下り傾斜とした截頭円錐面を有するパンチ
を設けたことを特徴とする。従つてトリム加工後
のつばつき容器のつば部は容器部から半径方向に
直角に曲がつた後容器部の開口方向に若干傾斜し
た傘部が形成され、後工程でワイプダウン加工す
ると、つば部の直角の曲がりと傘部の折れ目の曲
がりとの両方の曲げ歪による内部応力が相互に打
ち消し合つて、完成容器の縁の張出量Sを殆ど零
とし、しやくれ現象の除かれたつばなし容器とな
る。
「実施例」 第1図及び第2図において、トリム金型の構造
及びこれを使用してつばなし容器を加工する工程
を示している。
第1図に示すように、上型(図示せず)にトリ
ム用の穴7を有するダイス6を設け、下型(図示
せず)に穴7に適合する外径を有し、上面が水平
で、上面の外周部は所要の幅Bで中心から外周に
向けて所要の高さAだけ下り傾斜とした截頭円錐
面9を有するパンチ8をダイス6と対向させて立
設している。
第2図a図に示す厚板円板10を、b図に示す
ように絞り加工によりつばき容器11に成形し、
このつばき容器11をダイス6を上昇させた状態
としたパンチ8の上面に中心を合わせて搬入す
る。ダイス6が下降してつばつき容器11のつば
部12を所要の円形にトリム加工すると、つば部
12の外周部は切断されてスクラツプ13とな
り、残つたつば部14外周にはパンチ8の截頭円
錐面9に沿つた傘部15が形成され、c図に示す
傘部15のあるつば部14を有するつばつき容器
16に成形される。このつばつき容器16をワイ
プダウン加工すれば、d図に示すようなつばなし
容器17が完成する。つばなし容器17の縁部
は、つばつき容器16のつば部14が容器部から
直角に張り出して曲がり、そこから更に傘部15
が容器部の開口方向に若干傾斜して折り曲がつて
張り出しているので、ワイプダウン加工によりこ
れらの曲がり歪による内部応力が相互に打ち消し
合つて殆ど張出量がなく、しやくれ現象を除くこ
とができる。板厚に応じて第1図に示す幅Bと截
頭円錐面15の高さAとを選べば寸法の正しい外
観の美しいつばなし容器17がえられる。
「考案の効果」 以上の説明から明らかなように本考案によれ
ば、ワイプダウン工程の前に截頭円錐面を設けた
パンチとダイスでトリムを行うので、製品として
完成したつばなし容器の縁のしやくれ現象を除去
することができ、寸法が正確で外観が美しい製品
がえられ、製品の歩留を向上できるなど、実用上
の効果と利点は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の縦断面図、第2図a、b、
c、dは実施例による製品(つばなし容器)の加
工工程説明図、第3図は従来例の加工工程説明図
である。 1は厚板円板、2はつばつき容器、3はつばつ
き容器、4はつば部、5はつばなし容器、6はダ
イス、7は穴、8はパンチ、9は截頭円錐面、1
0は厚板円板、11はつばつき容器、12はつば
部、13はスクラツプ、14はつば部、15は傘
部、16はつばつき容器、17はつばなし容器、
である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 厚板から成形したつばつき容器11をつばなし
    容器17に成形する前工程で使用され、つばつき
    容器11から直角に張り出したつばき部12外周
    をトリムするトリム金型において、 上型に設けられ、所要の内径の下向きの穴7を
    有するダイス6と、 ダイス6と対向して下型に立設され、ダイス6
    の穴7に昇降可能に嵌合する外径を有し、水平な
    上面の外周部に、外周から半径方向に所要の幅B
    の間を外周に向けて下り傾斜とした截頭円錐面を
    形成したパンチ8とを具備し、 これらのダイス6とパンチ8を協働させて、つ
    ばつき容器11のつば部12を所要の外径にトリ
    ムするとともに、つば部12を、内周部を一部残
    し、これに続く外周部を半径方向に幅Bの傘部1
    5に成形することを特徴とするトリム金型。
JP1986111754U 1986-07-21 1986-07-21 Expired JPH0438894Y2 (ja)

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JPS6319924U JPS6319924U (ja) 1988-02-09
JPH0438894Y2 true JPH0438894Y2 (ja) 1992-09-11

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ID=30991973

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS429107Y1 (ja) * 1965-09-09 1967-05-16

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS429107Y1 (ja) * 1965-09-09 1967-05-16

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Publication number Publication date
JPS6319924U (ja) 1988-02-09

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