JPH0611136Y2 - ゴム成形金型 - Google Patents

ゴム成形金型

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JPH0611136Y2
JPH0611136Y2 JP1989134880U JP13488089U JPH0611136Y2 JP H0611136 Y2 JPH0611136 Y2 JP H0611136Y2 JP 1989134880 U JP1989134880 U JP 1989134880U JP 13488089 U JP13488089 U JP 13488089U JP H0611136 Y2 JPH0611136 Y2 JP H0611136Y2
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JP
Japan
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mold
molding
primary
molded product
cavity
Prior art date
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JP1989134880U
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JPH0374911U (ja
Inventor
猛夫 矢作
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Sunarrow Co Ltd
Original Assignee
Sunarrow Co Ltd
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Publication date
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はラバーキー等の成形品の上部と下部との材質や
色が異なる場合や、成形品の上部と下部の形状が異なっ
たり、あるいは成形品の上部の形状が僅かずつ異なる場
合や、また材質や色も異なる場合等において、1次成形
品を金型からいちいち取り出すことなくそのままの状態
で2次成形することができ、かつ1次成形および2次成
形が1つの金型によってなし得るようにし、しかも品質
の良好な成形品が簡単に成形できるようにしたゴム成形
金型に関する。
[従来の技術] 従来、例えばラバーキーの成形において、キートップと
その下部に位置するスカート部およびベース部とを材質
等を変えて成形する場合、先ずキートップを先に金型で
熱加硫成形し、次いでその成形したキートップの1つ1
つを金型から取り出し、その取り出したキートップを今
度は別の金型の上型のキャビティのそれぞれに1つずつ
入れた後、下型に別の材質のゴム生地を載せ、再び両者
を加熱硫成形して所期のラバーキーを得ていた。
[考案が解決しようとする課題] 上記ラバーキーの成形においては、金型を2つ作らなけ
ればならず、コスト高となること、1次成形したキート
ップを金型から取り出し別の金型に再び1つ1つセット
しなければならないという面倒さがあった。また例えば
全体が湾曲したキーボードにセットするキーを得る場合
には、そのキートップ同士の上面の形状も一個一個異な
る曲率の成形品としなければならず、このような曲率の
異なるキートップを得るためには金型にセットする1次
成形品の位置が決められていることから、1次成形品を
いちいち金型から取り出していたのではそのセットする
位置を間違えるおそれがあり、そのときは2次成形品を
含めた成形品全体が不良品となるほどの難点があった。
さらに、生成したキートップを別の金型にセットすると
きに、キャビティの所定の深さまで正確にセットされな
いことによる曲がりや歪等による成形不良が生じるとい
った難点があった。
本考案は上記の問題点に鑑みてなされたもので、その目
的とするところは1次成形品である上部と2次成形品と
なる下部との材質や色が異なる場合や、成形品の上部同
士の曲率等を含めた形状が異なり、かつ材質や色も異な
る場合等において、1次成形品を金型からいちいち取り
出すことなくそのままの状態でバリ取りも可能で、かつ
2次成形することができ、1つの金型によって1次成形
および2次成形が一挙に出来るようにするとともに品質
の良好な成形品が簡単に成形できるようにしたゴム成形
金型を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案に係るゴム成形金型は、1次成形および2次成形
共通の形状をしたキャビティを上型に1エリアまたは複
数エリア形成し、該共通の形状をした上型のキャビティ
と対応する位置に1次成形コアおよび2次成形コアを備
えた下型を形成し、前記1次成形コアの上端周縁が1次
成形品の下部周縁に位置する如く該1次成形コアの上端
周縁を上記共通の形状をしたキャビティの周面に略一致
するように形成し、かつ前記下型の下面中央部を、下型
に接する支持盤の上面中央部に形成した支承軸にて回動
自在に支承したものである。
[作用] 金型を開き下型の1次成形コア上に1次成形用のゴム生
地を載せる。上型と下型とで1次成形を行った後に金型
を開き、上型にある1次成形品をそのままの状態すなわ
ち、上型のキャビティに入れた状態で1次成形品のバリ
を取り除く。バリ取りは1次成形品の下部周縁に位置す
る1次成形コアによりバリの切除箇所が極薄に形成され
るために容易に除去できる。バリ取りした1次成形品は
そのまま上型のキャビティに入れた状態にしておき、下
型を所定角度例えば180度回転させ、1次成形品のあ
る上型のキャビティと対応する位置に下型の2次成形コ
アを配置する。この回転は下型の下面中央部が下型に接
する支持盤の上面中央部に形成した支承軸にて回動自在
に支承されているために、下型を上下動させることなく
そのままの位置で回転させるだけでよい。
次いで、所定角度回転した下型の2次成形コアに別のゴ
ム生地を載せて2次成形を行う。こうして1次成形品と
2次成形品とが一体に成形される。金型から最終成形品
を取り出し、以後同様の手順により成形を行なう。
[実施例] 以下、本考案の一実施例をラバーキーの成形を例に採り
図面に基いて説明する。
1はゴム成形金型で、上型2と、該上型2に合わさる下
型3と、該下型3の下面に接するごとく位置し、下型3
を回動自在に支承する支持盤4とからなる。上型2と支
持盤4とはその後ろ側で開閉自在に枢着された連結部材
5により連結されている。上型2には1次成形および2
次成形共通の形状をしたキャビティ6が1エリアまたは
複数エリア形成されている。本例ではキートップa成形
用のキャビティ6を2エリア形成した場合を示す。
また下型3には1次成形および2次成形共通の形状をし
たキャビティ6に対応した前後位置に1次成形コア7お
よび2次成形コア8をそれぞれ形成する。1次成形コア
7の作成に当たっては、1次成形品Aをキャビティ6に
充填したままの状態でバリ取りが容易になし得るように
バリの切除箇所を極薄に形成するために1次成形品Aの
下部周縁に位置する1次成形コア7部分をキャビティ6
の周面に略一致するように形成する(第4図参照)。
下型3の下面はその中央部に穴9を形成し、またその穴
9を中心とした外側に環状溝10を形成する。一方、下
型3の直下に位置する支持盤4の上面はその中央部に支
承軸11を立設し、この支承軸11を前記穴9に挿し込
むとともに環状溝10と対応する下型3の上面適所にス
プリング12に弾圧された球体13を装着し、常時、下
型3を押し上げ勝手とし、下型3が支持盤4で回動し易
くしている。また下型3は所定角度例えば180度回動
したらその位置で出没自在なボッチ(図示せず)により
保持し得るようにしてもよい。
図中、14は上型2および下型3にそれぞれ取り付けた
把手を示す。
次に、本実施例のゴム成形金型1の使用法について述べ
る。
金型1を開き、上型2の1次成形および2次成形共通の
形状をしたキャビティ6と対応する位置に下型の1次成
形コア7をセットする。このセットは下型3を支持盤4
上で回動させて行なう。
下型3を所定位置にセットした後、該下型3の上に1次
成形用としてキートップa用のゴム生地を載せる。上型
2と下型3とで1次成形を行った後に金型1を開く。上
型2には成形された1次成形品Aであるキートップaが
充填されている。該キートップaのバリ取り作業は該キ
ートップaを上型2のキャビティ6に入れた状態で行な
う。バリ取りに当たってはキートップaの下部周縁に位
置する1次成形コアによりバリの切除箇所が極薄に形成
されているために不要なバリ部分を容易に除去できる。
バリ取りしたキートップaはそのまま上型2のキャビテ
ィ6に入れた状態にしておき、下型3を所定角度例えば
180度回転させることによって、キートップaのある
上型2のキャビティ6と対応する位置に下型3の2次成
形コア8を配置する。この回転は下型3が支持盤4の支
承軸11により回動自在に支承されているために、該支
持盤4上で行われる。
次いで、所定角度回転した下型3の2次成形コア8にス
カート部bおよびベース部c用のゴム生地を載せて2次
成形を行う。こうして1次成形品7であるキートップa
と2次成形品8であるスカート部bおよびベース部cと
が一体に成形される。
金型から最終成形品を取り出し、以後同様の手順により
成形を行なう。
[考案の効果] 本考案は上記の説明から判るように、成形品の上部と下
部との材質や色が異なる場合や、成形品の上部同士の曲
率等を含めた形状が異なり、かつ材質や色も異なる場合
等において、1次成形品を金型からいちいち取り出すこ
となくそのままの状態でバリ取りも可能で、かつ2次成
形することができ、1つの金型によって1次成形および
2次成形が一挙に出来るために、金型コストが安価にで
きる。
特に、本考案は1次成形品を金型から取り出すことなく
そのまま上型に装填された状態でバリ取りが簡単にで
き、下型を上昇、下降させるといった複雑面倒な操作を
一切することなくそのままの位置で単に水平方向に回転
させて2次成形コア上に2次成形用ゴム生地を載置して
2次成形ができるので、1次成形品の挿入違いが解消さ
れ、かつ従来のように一旦取り出した1次成形品を再び
セットし直すといった必要が一切ないから該1次成形品
の曲がりや歪等がなくなり、2次成形品を含めた成形品
の不良品が解消され、品質の良好な製品が簡単に得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2図は上型
の平面図、第3図は下型の平面図、第4図は1次成形お
よび2次成形時のコアと成形品との関係を示す断面図で
ある。 1……金型、2……上型、 3……下型、4……支持盤、 6……キャビティ、7……1次成形コア、 8……2次成形コア、A……1次成形品、 B……2次成形品、a……キートップ、 b……スカート部、c……ベース部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】1次成形および2次成形共通の形状をした
    キャビティを上型に1エリアまたは複数エリア形成し、
    該共通の形状をした上型のキャビティと対応する位置に
    1次成形コアおよび2次成形コアを備えた下型を形成
    し、前記1次成形コアの上端周縁が1次成形品の下部周
    縁に位置する如く該1次成形コアの上端周縁を上記共通
    の形状をしたキャビティの周面に略一致するように形成
    し、かつ前記下型の下面中央部を、下型に接する支持盤
    の上面中央部に形成した支承軸にて回動自在に支承した
    ことを特徴とするゴム成形金型。
JP1989134880U 1989-11-22 1989-11-22 ゴム成形金型 Expired - Lifetime JPH0611136Y2 (ja)

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JP1989134880U JPH0611136Y2 (ja) 1989-11-22 1989-11-22 ゴム成形金型

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JPH0374911U JPH0374911U (ja) 1991-07-26
JPH0611136Y2 true JPH0611136Y2 (ja) 1994-03-23

Family

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JP1989134880U Expired - Lifetime JPH0611136Y2 (ja) 1989-11-22 1989-11-22 ゴム成形金型

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62176818A (ja) * 1986-01-31 1987-08-03 Matsuda Seisakusho:Kk 射出成形品の樹脂バリ自動除去装置

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Publication number Publication date
JPH0374911U (ja) 1991-07-26

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