JP2618847B2 - プレス成形方法 - Google Patents

プレス成形方法

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JP2618847B2
JP2618847B2 JP4070154A JP7015492A JP2618847B2 JP 2618847 B2 JP2618847 B2 JP 2618847B2 JP 4070154 A JP4070154 A JP 4070154A JP 7015492 A JP7015492 A JP 7015492A JP 2618847 B2 JP2618847 B2 JP 2618847B2
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Inventor
寿郎 菱田
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三興精機株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、プレス成形方法に関
し、特には成形面に凹凸部を有するプレス成形品のプレ
ス成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、成形面に凹凸部を有するプレス成
形品の成形は、図9に示すように、まず金属板等の板状
素材48を押し型と受け型によりプレスして所定形状の
成形面50を形成し、その後エンボスポンチを用いるエ
ンボス加工等により前記成形面50に凹凸部52を形成
していた。
【0003】しかしながら、プレス成形により既に平面
ではなくなった成形面(曲面も含む)に凹凸部を形成す
るのは、特殊な工具を必要とし、作業が容易ではなく作
業性が劣るばかりか工具の損傷を生じ易い等の問題もあ
った。
【0004】これに対して、予め成形予定面に凹凸部を
形成し、その後押し型と受け型により成形予定面を挟ん
で所定形状の成形面をプレス成形しようとすると、凹凸
部が押し潰れてしまうという問題が発生する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、このよう
な問題点に鑑み、特別な工具を必要とすることなく、簡
単かつ容易に、しかも作業性がよく生産性にも優れた、
成形面に凹凸部を有する成形品のプレス成形方法を提案
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明は、
成形面に凹凸部を有するプレス成形品を成形するに際し
て、予め板状素材の成形予定面に凹凸部を形成し、次い
で、前記凹凸部を形成した素材の凹部面側から押し型を
押圧するとともに、前記押圧側と反対側の凸部を有する
素材面には空間部を設けて成形することを特徴とするプ
レス成形方法に係る。
【0007】
【作用】この発明は、図8に示すように、先ず板状素材
54の成形予定面56に凹凸部58を形成し、その後成
形予定面56を押し型により凹部面60側から押圧して
所定形状の成形面を形成するものである。その際、未だ
成形前の平面形状の板状素材54に凹凸部58を形成で
きるため、その凹凸部58形成作業が極めて容易にな
る。しかも前記押し型による押圧時、押圧側と反対側の
凸部62側には空間部を設けるため、前記凸部が押し潰
されることがない。
【0008】
【実施例】以下添付の図面に従ってこの発明を詳細に説
明する。図1ないし図5はこの発明の一実施例における
成形工程を示す断面図で、図1は板状素材に凹凸部を形
成する工程を示す断面図、図2は凹凸部を形成した板状
素材を成形型に載置した状態を示す断面図、図3は押し
型によって成形面を形成する工程を示す断面図、図4は
成形面成形後のトリム工程を示す断面図、図5は外周絞
り工程を示す断面図、図6は板状素材に凹凸部を形成し
た状態の平面図、図7は最終製品の成形状態を示す斜視
図である。
【0009】図示した実施例は、最終製品として図7の
符号46で表わすような成形品をプレス成形によって得
る工程を示すものである。図7において符号17は凹凸
部、19は中央孔部である。まず、図1に示したよう
に、金属板等からなる所定平面形状の板状素材10を台
12上に載置し、その板状素材の成形予定面14をエン
ボスポンチ16で押圧し、凹凸部(エンボス)を形成す
る。このとき、必要ならば、孔部形成工具18によって
孔19を同時に形成することもできる。図6はこの工程
によって凹凸部17および中央孔部19が形成された板
状素材10の平面図である。
【0010】次いで、図2に示したように、前記工程で
凹凸部17を形成した板状素材10を、その凹部面20
側が押し型22側となるようにして該押し型22上に配
置する。そして、図3のように、板状素材10の成形予
定面を、凹部面20側から押し型22で押圧し、押し型
表面形状からなる成形面24を形成する。このとき、板
状素材10の外周縁は上下の保持部26,28により狭
着され、また押し型22と反対側の板状素材10表面
は、中央部のみが中央保持部30で押し型22表面に押
圧され、その他は押されることなくプレス上枠32との
間で空間部33を形成している。
【0011】図4は成形後の板状素材10のトリム工程
を示す。前記成形面形成後、トリム型34,36によ
り、板状素材10外周縁の余分な部分を切断してトリム
を行なう。38はストリッパーである。
【0012】図5は外周絞り工程で、前記トリム後の素
材10外周縁10aを、外周絞り用の型40で成形面の
凹部側へ押圧変形させて外周絞りを行ない、最終プレス
成形品を得る。42,44は成形品取り出し用のストリ
ッパーである。
【0013】上のような工程を経て、図7に図示したプ
レス成形品46が得られる。なお、上の実施例では、ト
リム工程および外周絞り工程について説明したが、これ
らは、必要によってなされるものであることは言うまで
もない。
【0014】
【発明の効果】この発明によるプレス成形方法にあって
は、プレス成形に先立って、平面状の板状素材の成形予
定面に凹凸部を形成し、その後成形予定面を押し型によ
り凹部面側から押圧して所定形状の成形面を形成するも
のであるから、凹凸部の形成作業が極めて容易になり、
しかも押し型による押圧時、押圧側と反対側の凸部側に
は空間部を設けるため、前記凸部が押し潰されることが
なく、効果的にプレス成形を行うことができる。
【0015】従って、この発明によれば、従来のように
曲面等の成形面に対して凹凸部を形成する必要がないの
で、特別な工具を必要とすることなく、簡単かつ容易
に、しかも作業性がよく生産性にも優れたプレス成形方
法を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】板状素材に凹凸部を形成する工程を示す断面図
である。
【図2】凹凸部を形成した板状素材を成形型に載置した
状態を示す断面図である。
【図3】押し型によって成形面を形成する工程を示す断
面図である。
【図4】成形面成形後のトリム工程を示す断面図であ
る。
【図5】外周絞り工程を示す断面図である。
【図6】板状素材に凹凸部を形成した状態の平面図であ
る。
【図7】最終製品の成形状態を示す斜視図である。
【図8】この発明の成形工程の概略を示す断面図であ
る。
【図9】従来のプレス成形方法の工程概略を示す断面図
である。
【符号の説明】
10 板状素材 14 成形予定面 17 凹凸部 20 凹部面 22 押し型 24 成形面 33 空間部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形面に凹凸部を有するプレス成形品を
    成形するに際して、予め板状素材の成形予定面に凹凸部
    を形成し、次いで、前記凹凸部を形成した素材の凹部面
    側から押し型を押圧するとともに、前記押圧側と反対側
    の凸部を有する素材面には空間部を設けて成形すること
    を特徴とするプレス成形方法。
JP4070154A 1992-02-19 1992-02-19 プレス成形方法 Expired - Fee Related JP2618847B2 (ja)

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