JPH04373338A - チャンネル間同期化方法及び装置 - Google Patents

チャンネル間同期化方法及び装置

Info

Publication number
JPH04373338A
JPH04373338A JP3178716A JP17871691A JPH04373338A JP H04373338 A JPH04373338 A JP H04373338A JP 3178716 A JP3178716 A JP 3178716A JP 17871691 A JP17871691 A JP 17871691A JP H04373338 A JPH04373338 A JP H04373338A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
data
delay
difference
bit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3178716A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Kobayashi
孝之 小林
Kazuyoshi Shomura
正村 和由
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GRAPHICS COMMUN TECHNOL KK
Original Assignee
GRAPHICS COMMUN TECHNOL KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by GRAPHICS COMMUN TECHNOL KK filed Critical GRAPHICS COMMUN TECHNOL KK
Priority to JP3178716A priority Critical patent/JPH04373338A/ja
Publication of JPH04373338A publication Critical patent/JPH04373338A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ISDN(サービス総
合ディジタル網)等のディジタル通信における受信側で
の同期化装置、特に、異なるチャンネルに分けてのデー
タ通信に対するフレーム間の同期化に好適なチャンネル
間同期化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ISDNでは、一連のデータ群を適当に
2分し、一方をあるディジタル交換機を介して送り、他
方をあるディジタル交換機を介して送るといったやり方
をとることが多い。これは、データの通信との観点でみ
れば、異なる2つのチャンネルに、一群のデータ群を分
けて送信することでもある。こうした通信にあっては、
受信側では、異なる2つのチャンネルからのデータ受信
が同時ではなく、時間的なずれを伴うことは当然である
。然もこの時間的なずれ量は不規則な量である。2つの
チャンネルのそれぞれのデータが関連を持たなければ、
どんなに時間的なずれがあっても、受信側では別個独立
に処理すればよいため、問題とはならない。しかし、関
連ある一群のデータを2つに分けた例にあっては、2つ
のチャンネルからのデータが何であるかを同時に知るこ
とが必要である。この知り得た内容から2つのチャンネ
ル間での時間上でのずれ量を知ることができ、かくして
両チャンネルのデータの関連を再構築できることになる
。このずれ量を知り、両チャンネルのデータの関連を持
たせる処理が受信側での同期化処理である。但し、送信
単位がフレーム単位に行われることから、フレーム同期
化と呼びうるものである。このフレーム同期化処理をど
うするかは、ISDN等によるディジタル通信では重要
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ISDNでのフレーム
同期化を行うには、2つのチャンネルからのデータをバ
ッファに一担格納し、その後でソフト的な処理でフレー
ム同期化を行わせるやり方が考えられる。2つのチャン
ネル対応に2つのバッファを用意しておき、バッファに
受信順位に従ってデータを次々に格納し、2つのバッフ
ァ内での格納順位をフレーム単位にみて互いに関連する
フレームをみつけ出し、同期化をはかる方法である。
【0004】然るに、データ伝送速度がバッファでの同
期化処理速度に比して速い場合、受信が不可能になる。 例えば、図5(詳細は後述)の例では、1サブマルチフ
レームの伝送時間を20msの例を示したが、これを1
ビット当りに換算すると約15.6μsとなる。かかる
高速伝送を受けての受信処理を行うには、大容量で且つ
高速なバッファ及び高速な同期化処理を必要とすること
になり、現実的なものではない。
【0005】更に、バッファの代りに、高速なハードウ
ェア(シフトレジスタ等)を使用することも考えられる
が、部品点数の増加を招き、且つ、各種のタイミングが
複雑となる問題を持つ。
【0006】本発明の目的は、高速伝送されてくるフレ
ーム同期化を簡便にはかってなるチャンネル間同期化装
置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、異なるチャン
ネルから受信する入力データのデータ番号の差分をとり
、その差分から両データ間の遅延量を求め、位相の進ん
でいるデータをこの遅延量で遅延せしめて両チャンネル
間の同期化を行うチャンネル間同期化装置において、デ
ータ番号がフレーム同期信号によりビット位置とワード
番号で表現でき、更にフレーム毎に存在するマルチフレ
ーム同期信号によりフレーム番号やマルチフレーム番号
とで表現できるものである場合にあっては、データ番号
の中でフレーム同期信号により得られたビット位置とワ
ード番号との差分の算出及びその差分による両者の遅延
量の算出及びこの遅延量によるデータの遅延化と、フレ
ーム毎に存在するマルチフレーム同期信号により得られ
たフレーム番号やマルチフレーム番号との差分の算出及
びその差分による両者の遅延量の算出及びこの遅延量に
よるデータの遅延化と、を別々に実行させるようにした
(請求項1)。
【0008】更に、本発明は、上記マルチフレーム番号
とフレーム番号との差分は、マイコンで行わせてなる(
請求項2)。
【0009】
【作用】本発明によれば、データ番号についての遅延量
の算出とその遅延操作とを、データ番号の中味に応じて
2つに分けて、別々に実行し、これにより入力データを
受信しながらの実時間による同期化処理が可能となる(
請求項1)。
【0010】更に本発明によれば、マイコンでマルチフ
レーム番号とフレーム番号との差分をとらせることによ
り、マイコンの負担は少なく、且つ実時間の同期化処理
が一層やりやすくなる(請求項2)。
【0011】
【実施例】図5は、ISDN等のディジタル通信におけ
る、フレーム構成と伝送順序を示す図である(CCIT
T勧告H・221、JTーH221規格)。連続する1
5個の基本フレームを1単位としてマルチフレーム番号
(#0〜#15)をつけ、更に、連続する2つの基本フ
レーム(偶数番目の基本フレームと奇数番目の基本フレ
ーム)を1単位としてサブマルチフレーム番号をつける
。ここで、基本フレームとは、データ伝送のために作ら
れたデータのかたまりであり、画像を映像化するための
基準となるフレームを意味するものではない。1基本フ
レーム内の横方向1ラインは8ビット構成であり、縦方
向の大きさは80ライン長である。このライン番号は、
オクテット番号(#1〜#80)と称せられている。1
基本フレームの大きさは、80オクテット×8ビットと
なる。かくして、ビット単位のデータ(データ番号)は
、マルチフレーム番号、サブマルチフレーム番号、偶奇
フレーム種別、オクテット番号、ビット位置で特定でき
ることになる。
【0012】以上のフレーム構成でISDNによる通信
を行う場合、2つのチャンネル(B、D)を使う。ここ
で、チャンネルとは回線が異なると考えてよい。即ち、
図5の如きフレーム構成のデータに対して、Bチャンネ
ルとDチャンネルの2つに分割して伝送を行う(又は、
BチャンネルとDチャンネルのフレーム構成がそれぞれ
図5の如きものであると考えてもよい。)こうした場合
、受信側では、B、Dの2つのチャンネルに分かれて入
力してくるため、両チャンネルの受信での同期をとるこ
とが要求される。このB、Dの2チャンネルに分かれて
のデータとして、TV画像におけるオーディオ(音)デ
ータAと画像データVとの例を図6に示す。尚、図でチ
ャネルとしたがチャンネルと同義である。
【0013】図6で、第1チャンネル(D)には、オー
ディオデータAが大部分入っており、残りの一部に画像
データVが入っていることがわかる。第2チャンネル(
B)には、画像データVが入っていることがわかる。 こうした2つのチャンネルに分かれての受信にあっては
、本来1つの画像を形成する画像データVが2つのチャ
ンネルに分かれている故に、両者を合わせるための同期
化が必要であり、更に、オーディオデータAと画像デー
タVとは互いに関連を持つ故に、両者を関連させるため
の同期化が必要である。この同期化がチャンネル同期化
である。
【0014】図7には、Bチャンネルでの1フレームに
関するデータ構成例を示す。図で、横方向8ビットを1
単位としてオクテット番号(#1〜#80)を付してい
る。更に、#1〜#8のオクテット番号について、8ビ
ット目(SC)に付加したのがフレーム同期信号FAS
である。その他に、BAS(ビット割付信号)、ECS
(暗号化制御信号)もこの8ビット目に付加してあるが
、本実施例には、直接に関係しない。
【0015】Dチャンネルについても、同様のデータ構
成となっている。
【0016】フレーム同期信号FASは、2つのチャン
ネルからの2つのフレームの同期化をはかるために付加
した信号である。チャンネル間の同期化のためには、図
5からわかるようにマルチフレーム番号とサブマルチフ
レーム番号等のデータ番号の一致化が必要である。
【0017】図8は、オクテット番号#1〜#8の8ビ
ット目に付加したフレーム同期信号FASの実施例を示
す図である。図で連続フレームとは、図5に示す全フレ
ームの中での連続する2つの基本フレームのことであり
、フレーム番号でみれば、必ず偶数と奇数とのフレーム
番号となる。この2つの連続する偶数、奇数のフレーム
の中で、フレーム同期信号は、互いに異なった形態をと
る。即ち、偶数フレームでのFASは、第2オクテット
から第8オクテットまでについてのデータ(固定パター
ン)“0011011”を持ち、奇数フレームでのFA
Sは、第2オクテットのみについての、データ(固定パ
ターン)“1”を持つ。この偶奇フレームで構成される
8ビットの固定パターンはフレーム同期ワードFAWと
称している。受信側ではこうしたフレーム同期ワードF
AWをみて、フレームの同期化をはかる。尚、図8で、
A、E、C1〜C4はフレーム同期には直接関係しない
故に、説明は省略する。
【0018】かかるフレーム構成のもとでの、本実施例
によるわかりやすいフレーム同期化処理例を図4に示す
。受信側では、チャンネル1と2とのデータを、並列で
且つその入力順に応じた時系列で、受信する。チャンネ
ル1と2との受信データは、マルチフレーム番号nとサ
ブマルチフレーム番号(SMF)mとで区切っており、
これによりサブマルチフレーム単位に区分化できる。こ
の区分化は、(n、m)で示してある。図4の例では、
チャンネル1(CH1)とチャンネル2(CH2)とで
同期がとれずに受信されたことを示している。 即ち、CH1での(10、4)の受信時にはCH2では
(10、7)を受信しており、CH2で(10、7)を
受信終了して(10、8)の受信開始をした時には、C
H1では(10、4)を未だ受信中といった具合である
。このように、CH1とCH2とではサブマルチフレー
ム単位でのフレーム同期がとれておらず(即ち、t1と
t2とが一致していないこと)、且つ(n、m)の内容
も(10、4)と(10、7)の如くマルチフレーム番
号の一致はあるもののサブマルチフレーム番号の一致は
なく(即ち、4と7とであり一致していない)、サブマ
ルチフレーム番号の同期化もとれていない。
【0019】そこで、本実施例では、t1とt2との差
分値(t1−t2)を求め、この差分値(t1−t2)
をなくするようにCH1又はCH2の受信データの遅延
を行う(これを遅延Aと称す)。かくして、フレーム単
位の開始点及び終了点とが、CH1とCH2とで一致す
る。
【0020】次に、この一致した状態でデータをビット
単位で一致化をはかる。このためにはCH1とCH2と
の間でマルチフレーム番号nとサブマルチフレーム番号
mとの一致をはかるべく、マルチフレーム番号相互の差
分、サブマルチフレーム番号相互の差分をとる。マルチ
フレーム番号は、遅延Aの処理後では、一致しており差
分は零であり、サブマルチフレーム番号のみに差があり
その差分値は3となる。そこで、サブマルチフレーム番
号の差分値3を零とするように遅延をかける(これを遅
延Bと称す)。マルチフレーム番号自体にも差があれば
、当然にその差分も零とするように遅延をかける。これ
によって、図4に示すように、サブマルチフレーム番号
が一致する。かくして、CH1とCH2との受信データ
相互の間で1フレーム同期化がはかられた。尚、ビット
単位の同期化をはかるためには、実際にはオクテット番
号等のサブマルチフレーム番号を形成する下位番号につ
いての差分を利用する。これについては図1で説明する
。このような本実施例によれば、CH1とCH2とから
の受信データに対して、先ずフレームの開始点及び終了
点との一致化を行い、次にマルチフレーム番号とサブマ
ルチフレーム番号との一致化を行う。かかる2段階処理
を行うこととしたが故に、高速伝送されてくるデータに
対して、実時間でフレーム同期化処理を行うことが可能
となる。
【0021】図1は本発明の受信装置の実施例図である
。図2は関連タイムチャートである。図1で左側のCH
1用と右側のCH2用とは同一内部構成である。先ず図
2について簡単に説明する。
【0022】図2は、図1の左側、右側それぞれに共通
するタイムチャートである。クロックCK(CK1、C
K2のこと)は、それぞれの入力データの1ビットに同
期したクロック信号である。入力データとは、それぞれ
CH1、CH2から送られてくるデータであり、FAW
6ビット、7ビット、8ビットとは、図8に示す8ビッ
トのフレーム同期ワードFAW中の、6ビット目、7ビ
ット目、8ビット目を指示するものである。フレーム検
出信号(1a、1b)とは、図1のフレーム検出回路1
A、1Bの検出出力であり、制御信号(2a、2b)と
は、この検出信号を受けて同期制御回路2A、2Bが出
力する信号である。プリセット信号(5a(1)、5b
(1))とは、カウンタ3A、3Bのプリセット値(1
、3、1)をプリセットするためのタイミング信号であ
る。プリセット値(1、3、1)の意味については後述
のカウンタ3A、3Bの構成の説明の中で明らかにする
。カウンタ(3A、3B)についての時間推移は、入力
データのビットに同期したクロックを計数するカウンタ
の計測推移を示すものであり、プリセット信号が入力す
る前では不定であり、プリセット信号入力以降において
は、プリセット値(1、3、1)にクロックCKの数を
更新計数することになる。ラッチ信号(5a(2)、5
b(2)))とは、カウンタ3A、3Bの計数値をラッ
チするためのタイミング信号であり、この信号は、対応
するカウンタの計数値が(1、1、0)になった時であ
る。割込み信号とは、マイコン20への割込みタイミン
グを決定するものである。更に、図2の最後尾に表示の
ラッチ信号とは、相手側のカウンタが(1、1、0)に
なった時のラッチ信号であり、図では、この相手側のカ
ウンタが(1、1、0)になった時自己のカウンタの計
数値は、(4、1、0)又は点線のラッチ信号にあって
は(6、80、1)となっている例を示している。この
相手からのラッチ信号時の自己の計数値が遅延量の算出
パラメータとなる。この(4、1、0)、(6、80、
1)は、後述するカウンタ3A、3Bの説明の中で(i
、j、k)として詳述している。
【0023】次に、図1の各構成要素について個別に説
明する。フレーム同期ワード検出回路1A、B…各チャ
ンネルCH1、CH2用の入力データから、奇数フレー
ムのオクテット番号2の第8ビット位置の“1”(フレ
ーム同期ワードFAWの8ビット位置の“1”)を検出
する。この検出は、偶数フレームと奇数フレームとの連
続フレーム上の8ビットフレーム同期ワードFAW自体
(図8)を見つけることによって可能である。ここで、
CH1とCH2とでは入力データの入力タイミングが異
なっていることが通常であり、従って、検出回路1Aと
1Bとでは、奇数フレームのオクテット番号2の第8ビ
ット位置の“1”検出タイミングは異なる。
【0024】同期制御回路2A、2B…検出回路1A、
1Bの検出信号1a、1bを入力して同期制御用信号2
a、2bを発生する回路である。信号2a、2bは最初
の検出信号1a、1bで“1”となり、その後正常受信
状態のもとでは“1”をそのまま継続する信号である(
図2)。最初の検出信号1a、1bとは、フレーム同期
のためにカウンタ3A、3Bの内容を確定する信号であ
る。更に、最初の検出信号1a、1bで“1”となり、
その後“1”をそのまま継続する理由は、一度び、検出
信号1a、1bが見つかれば、その後では、以降の検出
信号1a、1bは、規則的な時間間隔で現れるはずであ
り、内部回路でその追跡(予測)が自動的に可能である
ことによる。タイミング制御回路5Aの出力5aはそう
した内部回路で、その後の検出信号1a、1bの出現に
同期して発生する一種の予測信号である(図2)。 この信号5aがでて、検出信号1aが入力してこなけれ
ば、何らかの異常発生とみたりすることになる。
【0025】タイミング制御回路5A、5B…同期制御
回路2A、2Bの信号2a、2b、クロックCK1、C
K2、マスタ信号M、スレーブ信号Sを入力して、各種
の制御タイミング信号5a、5a(1)〜5a(5)を
発生する。
【0026】カウンタ3A、3B…受信中の入力データ
の位置(i、j、k)を計数するカウンタである。計数
入力はクロックCK1、CK2であり、このクロックC
K1、CK2はCH1用入力データ、CH2用入力デー
タに同期したクロックである。kとは、受信中のフレー
ムが偶数フレームであれば“0”、奇数フレームであれ
ば“1”となる1ビットデータであり、偶奇フレームの
いずれを受信中かを示す信号である。jとはそのフレー
ム内のオクテット番号を表示し、iとはそのオクテット
内のビット番号を表示する。かくして、(i、j、k)
によって、受信中のデータが、偶奇いずれのフレームに
属するものであるか、何オクテット目に属するものであ
るか、何ビット目であるかを指示できたことになる。更
に、このカウンタ3A、3Bは最初の検出信号2a、2
bで発生する制御信号5a(1)によって、(i、j、
k)として(1、3、1)がプリセットされる(図2)
。ここで、プリセットする理由は、最初の検出信号2a
、2bの発生前にあっては、カウンタ3A、3Bの計数
値はフレーム同期前である故に不定であるためである。 更に、(i、j、k)として(1、3、1)をプリセッ
トする理由は、2a、2bの発生時にはそのビット位置
が(1、3、1)と表現できるためである。検出信号2
aと2bとの発生時期は異なる故に、カウンタ3Aと3
Bとのプリセットする時期も、その発生時期に応じて異
なる。かくして、カウンタ3A、3Bでは、このプリセ
ット値を開始点として、以後のクロックCK1、CK2
を次々に計数して。計数値の更新をはかる。
【0027】マスタ信号M、スレーブ信号S…2つのチ
ャンネルの一方をマスタとすれば、他方はスレーブとし
て扱う。このマスタかスレーブかを決めるのが、マスタ
/スレーブ端子M/Sであり、この決定は操作員が行う
。図では、CH1をマスタとし、CH2をスレーブとし
て決定した例を示してある。マスタM側に選ばれたチャ
ンネルCH1では、カウンタ3Aの計数値(i、j、k
)は利用せずに棄て去り、スレーブS側に選ばれたチャ
ンネルCH2では、カウンタ3Bの計数値(i、j、k
)を遅延A用に利用する。この利用はラッチ回路4Bを
介して行う。
【0028】ラッチ回路4A、4B…ラッチ信号5b(
2)、5a(2)で、カウンタ3A、3Bの、その時点
の計数値(i、j、k)をラッチする。ここで、ラッチ
信号5a(2)及び5b(2)とは、カウンタ3A、3
Bの計数値がそれぞれ(1、1、0)になった時に発生
する信号である。これによって、自己側が(1、1、0
)になった時の他側の計数値(i、j、k)がわかる。
【0029】FAS第1ビット抽出回路6A、6B…F
ASは図7に示すように1基本フレーム中のオクテット
番号1〜8の第8ビット目に存在するデータを指すが、
これをマルチフレーム単位に示した図を図3に示す。図
3(イ)は、1マルチフレーム中での様子を示し、1マ
ルチフレームには8個のサブマルチフレームと、16個
の基本フレームとが存在することが示されている。1サ
ブマルチフレームは、偶数フレームと奇数フレームの2
つのフレームより成ることも示されている。更に、各基
本フレーム毎のFAS用のSC(図7)の様子を示して
いる。SCはオクテット番号1〜8の第8ビット目のデ
ータであり、図3では、このSCのオクテット番号1〜
8毎(これを第1〜8ビットと称している)のデータ例
を示してしいる。ISDNではSCの第1ビットについ
ての奇数フレーム1、3、5、7、9、11のデータで
サブマルチフレーム番号を示している。図では、この6
個の奇数フレーム1、3、5、7、9、11のデータは
「001011」であり、このデータが見つかると、そ
の次のサブマルチフレーム(SMF)番号は、7を意味
する。このサブマルチフレーム番号の検出用に設けたの
がFAS第1ビット抽出回路6A、6Bである。更に、
この回路6A、6Bは、図3(ロ)に示すようなマルチ
フレーム番号の検出も行っている。図3(ロ)では、偶
数フレーム0、2、4、6のSCの第1ビットのN1〜
N4でマルチフレーム番号が示される例であり、このN
1〜N4を検出することによってマルチフレーム番号が
検出できる。図1で、検出回路6A、6Bの出力側で偶
、奇としたのは、連続する2つの偶奇フレームについて
サブマルチフレーム番号とマルチフレーム番号の検出の
ための前記データを時系列でラッチし、これを並列に出
力するとしたためである。
【0030】ラッチ回路10A、10B…ラッチ信号5
a(5)、5b(5)で偶、奇のSCの第1ビット位置
のデータをラッチする。マイコン20、インターフェー
ス11A、11B…マイコン20は、割込み信号5a(
4)、5b(4)によって、その時のラッチ回路10A
、10Bのラッチ値を取り込み、マルチフレーム番号の
差分、サブマルチフレーム番号の差分をとる。この差分
結果はインターフェース11A、11Bを介してラッチ
回路8A、8Bに送る。
【0031】遅延量算出回路7A、7B…マスタ側の回
路7Aは、ラッチ回路4Aのラッチ値は利用せずに、ラ
ッチ回路8Aのラッチ値のみを遅延量として利用する。 一方、スレーブ側の回路7Bは、ラッチ回路4Bのラッ
チ値とラッチ回路8Bのラッチ値との加算によって遅延
量を決定する。遅延バッファ9A、9B…算出回路7A
、7Bでの算出遅延量に従って、CH1、CH2用の入
力データの遅延を行い、フレーム同期化を達成する。
【0032】以上の構成での動作を簡単に述べる。CH
1用入力データ、CH2用入力データはそれぞれ非同期
で図1の左右の受信装置にそれぞれ入力する。両者の同
期をとるために、フレーム同期ワード検出回路1A、1
Bは、奇数フレームのオクテット番号2の第2ビット位
置のビット“1”の検出を行う。この検出法は、連続す
る2つのフレームFAWの8ビットを監視し、この8ビ
ットが“00110111”(図8)となった時の8ビ
ット目の位置をもって、奇数フレームのオクテット番号
2の第2ビット位置とするやり方をとる。かくして、フ
レーム同期ワード検出回路1A、1Bではそれぞれの入
力に応じたタイミングで上記検出を行う。
【0033】この検出によって、カウンタ3A、3Bは
それ迄に計数していた任意の計数値(i、j、k)をリ
セットし、代りにプリセット値(1、3、1)を独自の
タイミングでプリセットし、以後、入力データに同期し
たクロック信号CK1、CK2の計数を行い、計数値更
新を行う。この更新中の計数値が(1、1、0)になっ
た時、相手のカウンタのその時の計数値をラッチさせる
。即ち、カウンタ3Aの計数値が(1、1、0)になっ
た時は、カウンタ3Bのその時の計数値をラッチ回路4
Bにラッチし、カウンタ3Bの計数値が(1、1、0)
になった時は、カウンタ3Aのその時の計数値をラッチ
回路4Aにラッチする。
【0034】遅延量算出回路7Aでは、ラッチ回路4A
のラッチ値は無視する。無視する理由は、マスタ側とし
て選択したためである。従って、遅延量算出回路7Aで
は、ラッチ回路4Aに基づく遅延量の算出はなく、遅延
量は零である。従って、遅延バッファ9Aでは、入力デ
ータを遅延させることなく、そのまま出力する。遅延量
算出回路7Bでは、ラッチ値4Bのラッチ値に従って遅
延量を算出する。遅延量は、マスタ側の計数値(1、1
、0)とスレーブ側のラッチ値(i、j、k)との差分
をとり、差分結果(i−1、j−1、k)とから、CH
1とCH2との遅延量tを下式で算出する。
【0035】
【数1】 t3=(i−1)d1+(j−1)d2+kd3ここで
、d1は入力データ上でのビット単位の時間幅、d2は
入力データ上でのオクテット単位の時間幅、d3は入力
データ上での基本フレーム単位の時間幅である。
【0036】一方、FAS第1ビット抽出回路6A、6
Bでは、CH1、CH2用の入力データのマルチフレー
ム番号及びサブマルチフレーム番号を抽出し、これをラ
ッチ回路10A、10Bを介してマイコン20に送る。 マイコン20では、ラッチ回路10Aと10Bとのマル
チフレーム番号m1、m2との差分(m1−m2)と、
サブマルチフレーム番号s1、s2との差分(s1−s
2)を算出する。マイコン20ではこの差分からCH1
とCH2とのフレーム間の差分時間t4を下式で算出す
る。
【0037】
【数2】 t4=(m1−m2)d4+(s1−s2)d5ここで
、d4とは入力データ上でのマルチフレーム単位の時間
幅、d5とは入力データ上でのサブマルチフレーム単位
の時間幅である。この差分時間t4は遅延時間であり、
t4が正か負かにより、ラッチ回路8Aか8Bかのいず
れかに与える。遅延量算出回路7A又は7Bは、対応す
るラッチ回路8A又は8Bにラッチされている遅延量を
取り込み、対応する遅延バッファ9A又は9Bに与えて
、入力データの遅延を行う。尚、マイコン20で「数2
」の計算を行ったが遅延量算出回路7A、7Bで行わせ
れば、マイコン20での処理負担は軽くなる。
【0038】以上の実施例によれば、2段階による遅延
操作によってフレーム間同期をはかることができる。更
に、2段階の一方がマイコン内での処理である故に、シ
リアルな入力データの取り込みの時系列上の実時間で遅
延操作を行ってフレーム間同期を達成できる。本実施例
では、2チャンネルに分けた例を示したが3チャンネル
以上に分けての伝送にあっても、適用できる。また本実
施例では1ワードが8ビットであり、1オクテットであ
る例を示したが、別のビット数でも適用できる。また本
実施例では連続する偶数フレームと奇数フレームとの2
フレームで1サブマルチフレームの構成を示したが、別
のフレーム数(例えば1以上。この1フレームの場合、
又は定義によっては、サブマルチフレームの概念は不要
であり、マルチフレーム及び基本フレームの対応関係と
なる。)でも適用できる。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、同期のための遅延等の
操作を2つに分けて処理することとしため、実時間での
同期化が達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のチャンネル間同期装置の実施例図であ
る。
【図2】図1の実施例のタイムチャートを示す図である
【図3】マルチフレームの構成とその番号コード例を示
す図である。
【図4】本発明の同期化処理のタイムチャートを示す図
である。
【図5】マルチフレームとサブマルチフレームとの構成
を示す図である。
【図6】異なる2つのチャンネルでのデータ配置例を示
す図である。
【図7】1基本フレームの構成を示す図である。
【図8】フレーム同期ワードの構成を示す図である。
【符号の説明】
1A、1B  フレーム同期ワード検出回路3A、3B
  カウンタ 6A、6B  FAS第1ビット抽出回路7A、7B 
 遅延量算出回路 9A、2B  遅延バッファ 20  マイコン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  異なるチャンネルから受信する入力デ
    ータのデータ番号の差分をとり、その差分から両データ
    間の遅延量を求め、位相の進んでいるデータをこの遅延
    量で遅延せしめて両チャンネル間の同期化を行うチャン
    ネル間同期化装置において、データ番号がフレーム同期
    信号によりビット位置とワード番号で表現でき、更に、
    フレーム毎に存在するマルチフレーム同期信号によりフ
    レーム番号やマルチフレーム番号とで表現できるもので
    ある場合にあっては、データ番号の中でフレーム同期信
    号により得られたビット位置とワード番号との差分の算
    出及びその差分による両者の遅延量の算出及びこの遅延
    量によるデータの遅延化と、フレーム毎に存在するマル
    チフレーム同期信号により得られたフレーム番号やマル
    チフレーム番号との差分の算出及びその差分による両者
    の遅延量の算出及びこの遅延量によるデータの遅延化と
    、を別々に実行させるようにしたチャンネル間同期化装
    置。
  2. 【請求項2】  上記マルチフレーム番号とフレーム番
    号との差分は、マイコンで行わせてなる請求項1のチャ
    ンネル間同期化装置。
JP3178716A 1991-06-24 1991-06-24 チャンネル間同期化方法及び装置 Pending JPH04373338A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3178716A JPH04373338A (ja) 1991-06-24 1991-06-24 チャンネル間同期化方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3178716A JPH04373338A (ja) 1991-06-24 1991-06-24 チャンネル間同期化方法及び装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04373338A true JPH04373338A (ja) 1992-12-25

Family

ID=16053319

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3178716A Pending JPH04373338A (ja) 1991-06-24 1991-06-24 チャンネル間同期化方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04373338A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112543319A (zh) * 2019-09-20 2021-03-23 中国移动通信有限公司研究院 视频通话质量测试方法、装置和计算机可读存储介质

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63102425A (ja) * 1986-10-17 1988-05-07 Fujitsu Ltd 多重マルチフレ−ム同期検出回路
JPH027752A (ja) * 1988-06-27 1990-01-11 Victor Co Of Japan Ltd Isdn用複合端末装置
JPH02222334A (ja) * 1989-02-23 1990-09-05 Toshiba Corp 情報通信システム
JPH02266632A (ja) * 1989-04-06 1990-10-31 Nec Corp Isdnベーシックアクセス端末
JPH02266631A (ja) * 1989-04-06 1990-10-31 Nec Corp Isdnベーシックアクセス端末
JPH03120925A (ja) * 1989-10-03 1991-05-23 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Isdnインターフェース方式

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63102425A (ja) * 1986-10-17 1988-05-07 Fujitsu Ltd 多重マルチフレ−ム同期検出回路
JPH027752A (ja) * 1988-06-27 1990-01-11 Victor Co Of Japan Ltd Isdn用複合端末装置
JPH02222334A (ja) * 1989-02-23 1990-09-05 Toshiba Corp 情報通信システム
JPH02266632A (ja) * 1989-04-06 1990-10-31 Nec Corp Isdnベーシックアクセス端末
JPH02266631A (ja) * 1989-04-06 1990-10-31 Nec Corp Isdnベーシックアクセス端末
JPH03120925A (ja) * 1989-10-03 1991-05-23 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Isdnインターフェース方式

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112543319A (zh) * 2019-09-20 2021-03-23 中国移动通信有限公司研究院 视频通话质量测试方法、装置和计算机可读存储介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8934506B2 (en) Apparatus and method for estimating time stamp
CN104375789B (zh) 拼接屏的同步显示方法及系统
JPH0637746A (ja) フレーム同期制御方式
US5128939A (en) Method of phase-converting frame and apparatus using same
JP2007282093A (ja) クロック信号発生装置及び方法
JPH04373338A (ja) チャンネル間同期化方法及び装置
JPH02217035A (ja) 待ち時間を減少させる回路を有するデマルチプレクサ
JPH01228337A (ja) フレーム同期保護回路
JP2959520B2 (ja) 同期保護装置
US7668208B2 (en) Method for synchronizing packet based digital data streams
JP3110387B2 (ja) マルチフレーム同期検出装置
JPH05304522A (ja) 同期検出制御装置
JP4408086B2 (ja) クロック同期方法およびクロック同期回路
JPS58107753A (ja) 受信信号フレ−ム同期回路
JP3133384B2 (ja) マルチフレームの同期判別装置
JP2730405B2 (ja) 同期切替方式
JPH01228228A (ja) 多重フレームアライナ回路
JPS61171246A (ja) 同期外れ検出回路
JPH0438026A (ja) 受信データ同期回路
JPH04167638A (ja) 2系統ディジタル信号同期化回路
JPH08307404A (ja) フレーム同期方法及びフレーム同期装置
JPS63309041A (ja) フレ−ム同期保護方式
JPS63233629A (ja) フレ−ム同期方式
JPH01160125A (ja) フレーム同期方式
JPH0537519A (ja) フレーム同期方法および装置