JPH0436317A - 無定形の変性ポリ−(2,6−ジメチル−p−オキシフェニレン)の製法 - Google Patents

無定形の変性ポリ−(2,6−ジメチル−p−オキシフェニレン)の製法

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JPH0436317A
JPH0436317A JP2410241A JP41024190A JPH0436317A JP H0436317 A JPH0436317 A JP H0436317A JP 2410241 A JP2410241 A JP 2410241A JP 41024190 A JP41024190 A JP 41024190A JP H0436317 A JPH0436317 A JP H0436317A
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oxyphenylene
dimethyl
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ppo
modified poly
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JP2410241A
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English (en)
Inventor
Ugo Pedretti
ウーゴ・ペドレッチ
Alberto Gandini
アルベルト・ガンディーニ
Arnaldo Roggero
アルナルド・ロッゼロ
Raffaello Sisto
ラファエーロ・シスト
Claudio Valentini
クラウディオ・バレンチーニ
Amalia Assogna
アマーリア・アッソーニャ
Alessandro Stopponi
アレサンドロ・ストッポーニ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SnamProgetti SpA
Agip Petroli SpA
Eni Tecnologie SpA
Original Assignee
SnamProgetti SpA
Agip Petroli SpA
Eniricerche SpA
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G65/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming an ether link in the main chain of the macromolecule
    • C08G65/34Macromolecular compounds obtained by reactions forming an ether link in the main chain of the macromolecule from hydroxy compounds or their metallic derivatives
    • C08G65/48Polymers modified by chemical after-treatment
    • C08G65/485Polyphenylene oxides

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  • Polyethers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[0001] 本発明は、ガス混合物分離用の平らな膜(非対称膜を含
む)を調製する際に使用される無定形の変性ポリ−(2
,6−ジメチル−p−オキシフェニレン)を製造スる方
法の改良に係る。 [0002] ガス混合物の分離で使用されるガス透過性重合体膜は当
分野で公知である。たとえば、これらの中には、S、A
、 5tern rAcHEM、A 1985J Pl
enary 1ecture及びH,B。 Hopfenberg及びV、T、 5tannet 
rMaterial 5cience of 5ynt
、hetic Membra獅■唐i A CSシンポジウム、シリーズNo、 269、第2章に
開示されているものがある。 この目的に有効な重合体の中でも、ポリ−(2,6−ジ
メチル−p−オキシフェニレン(以下の記載では、簡略
化のためrPPOJと表示する)は、ガスに対する良好
な選択性が付与されているカミこれらのガスに対する透
過性に乏しい。従って、当分野では、ガス混合物の分離
における良好な透過性及び選択性が付与されるように、
しかも容易に膜、特に非対称膜に変換されるように変性
されたPPOが提案されている。特にPPOは、多くの
場合、たとえばトリアルキルシリルハロゲン基及び/又
はヒドロキシエチレン基(米国特許第4.596.86
0号、特願平1−231800号及び特願平2−183
847号)、及びエチレンオキシ−トリアルキルシラン
基(同一出願人に係る他の出願)の如き官能基の導入に
よって変性される。 [0003] PPOを官能化するために当分野で採用されている方法
は、通常、PPOをメタル化してメタル化PPOを生成
し、ついで、このメタル化PPOを好適な官能化剤と反
応させるものである。特に、メタル化工程は、当分野で
公知の技術に従い、通常、ベンゼン、トルエン、キシレ
ン、テトラヒドロフラン等でなる群から選ばれる不活性
溶媒中に該PPOを溶解させて行われる。溶液中のPP
Oについて操作を行う場合、最終的に官能基が均一に分
布している変性PPOを得るためには、PPO全体に均
一に金属が分布していることが必要である。 残念なことには、これら溶液法は、欠点(中でも、溶媒
中におけるPPOの溶解度が乏しいことによる欠点)を
示す。このような溶解度は、実際のところ、メタル化が
実施される条件下において、溶媒100m1当たり約2
ないし4gである。この結果、該方法は効果的ではなく
、工業的レベルでの実施にとって注目すべきものではな
い。 [0004] 発明者らは、少なくとも一部が懸濁した固状物として存
在するPPOを含有する液状の不活性反応溶媒中で操作
し、メタル化剤を該懸濁液に連続的に又は少量ずつ徐々
に供給することにより、PPOを均一にメタル化できる
ことを見出し、本発明に至った。 特に、本発明による方法では、高固形物含量のPPO懸
濁液をメタル化でき、上述の従来技術に係る問題点を解
消できる。 このように、本発明は、ポリ−(2,6−ジメチル−p
−オキシフェニレン)をメタル化剤でメタル化し、該メ
タル化ポリ−(2,6−ジメチル−p−オキシフェニレ
ン)をハロ−トリアルキルシラン及び/又はエチレンオ
キシドで官能化する無定形の変性ポリ−(2,6−ジメ
チル−p−オキシフェニレン)を製造する方法において
、前記メタル化を、少なくとも一部が懸濁した固状物と
して存在するポリ−(2,6−ジメチル−p−オキシフ
ェニレン)を含有する不活性液状ビヒクル中、メタル化
条件下で操作して、該懸濁液に前記メタル化剤を連続し
て又は少量ずつ徐々に添加することによって行うことを
特徴とする無定形の変性ポリ−(2,6−ジメチル−p
−オキシフェニレン)の製法に係る。 [0005] 本発明による方法に供されるPPOは、一般に重量平均
分子量的10000ないし約80000、多分散性度(
すなわち、重量平均分子量/数平均分子量の比)約1.
4ないし約4.5を有する公知の重合体である。該重合
体は、好ましくは銅錯体触媒の中から選ばれる触媒の存
在下における2、6−キシレノールの酸化重合によって
得られる。 本発明によれば、該PPOのメタル化は、この重合体の
少なくとも一部を不活性有機溶媒中に懸濁化させて行わ
れる。この目的に好適な不活性有機溶媒は、脂肪族、脂
環式又は芳香族の液状炭化水素、エーテル及び環状エー
テルでなる群から選ばれる。例としては、ベンゼン、ト
ルエン、キシレン及びテトラヒドロフランがある、本発
明によれば、選択した溶媒100重量部当たりPPO少
なくとも5重量部約30重量部以下、好ましくは10な
いし15重量部を含有する懸濁液を調製する。 これらの条件下では、PPOの多くは溶媒中に懸濁した
固状物であり、ついで、この懸濁液にメタル化剤を連続
的に又は少量ずつ徐々に添加する。 この目的に有用なメタル化剤は、アルカリ金属アルキル
又はアルカリ金属水素化物又はアミドであり、好ましく
は(C1−12)−アルキルリチウムである。好適には
、n−ブチルリチウムである。PPOのメタル化工程は
、温度−30ないし80℃、好ましくは室温(20−2
5℃)で行われる。メタル化剤: ppoに含有される
単量体ユニット(2,3−ジメチル−p−オキシフェニ
レン)の比は、所望のメタル化度に左右されるが、一般
的には0.2:1ないし1:1である。 本発明の目的に関し、有機溶媒中のPPO懸濁液にメタ
ル化剤を徐々に添加することが基本的に重要である。特
に、当該添加は、約15分以上、好ましくは20ないし
45分間で行われなければならない。添加には、メタル
化反応の間、連続的に又は少量ずつ行われる。さらに、
メタル化は、通常、テトラメチル−エチレンジアミン、
カリウム第3級ブトキシド及びジアザビシクロオクタン
でなる群から選ばれる活性化剤の存在下で行われる。活
性化剤を使用する場合、その全量をメタル化反応の開始
時に添加でき、この量は全メタル化剤:活性化剤のモル
比が1:0゜5ないし1:1となるものである。 このようにして操作することにより、均一にメタル化さ
れたPPOが得られ、その後、好適な官能化剤での官能
化により、ガス混合物用の分離膜を製造するための変性
PPOに変化される。メタル化剤の全量をメタル化反応
の開始直後にPPO懸濁液に添加する場合にも、なおメ
タル化PPOが得られるが、このPPOは官能化後では
膜に変換されず、あるいはガス混合物の分離に適さない
膜を生成する。 [0006] 本発明を特定するものではないが、本発明によるメタル
化反応についての良好な実行は次のとおりである。 溶媒中におけるPPOの懸濁液を調製する際、操作時の
温度における溶解度を関数として、少量のPPOが該溶
媒中に溶解する。メタル化剤を懸濁液に添加した際には
、該メタル化剤は溶解したPPOと反応して、溶解性に
乏しい相当するメタル化PPOを生成する。このメタル
化PPOは沈殿し、これにより、懸濁しているPPOの
他の一部が溶解するようになる。このようにして、メタ
ル化剤を徐々に添加することにより、反応の進行につれ
て溶解するPPOとの間で徐々に反応し、これにより、
均一にメタル化されたPPOが得られる。 本発明の方法に従って得られたメタル化PPOは、好適
な反応体、好ましくはハロ−トリアルキルシラン及び/
又はエチレンオキシドとの反応によって官能化される。 特に、ハロ−トリアルキルシランとの反応からは、環及
び/又はメチル基にトリアルキルシリル基
【化月 一3i(R’R”R’    ) を含有する変性PP01すなわちユニット(A)【化2
】 (ここで、R′、R′及びR′   は、独立して炭素
数1ないし4の直鎖状又は分枝状アルキル基、好ましく
はメチル基である)を含有するPPOが生成される。 メタル化PPOをエチレンオキシドと反応させる際には
、環及び/又はメチル基にヒドロキシエチレン基
【化3】 −CH2−CH2−OH を含有する変性PP01すなわちユニット(B)を含有
する変性PPOが得られる。 明らかなように、メタル化PPOを連続してハロ−トリ
アルキルシラン及びエチレンオキシドと反応させること
によりダブル変性ppo (すなわちユニット(A)及
びユニッ) (B)の両方を含有するppo>が得られ
る。 さらに、メタル化PPOを初めにエチレンオキシドと反
応させ、ついでトリアルキルシリルハロゲン化物と反応
させることにより変性を行うこともできる。この場合、
ユニット(A)及び(B)以外に、さらにメチル基及び
/又は環にエチレンオキシ−トリアルキルシリルユニッ
【化5】 −CH2−CH2−0−3i(R’ R″R” ’ )
【化6】 を含有するPPOが得られる。 メタル化PPOとエチレンオキシドとの間の反応は、通
常、メタル化工程で使用したものと同じ有機溶媒中に懸
濁させたメタル化PPOにエチレンオキシドを供給し、
温度−30ないし80℃、好ましくは室温(20−25
℃)、0.5ないし30分間、好ましくは約1−5分間
で操作することによって行われる。 同様に、メタル化PPO及びハロ−トリアルキルシラン
の反応も、温度10ないし80℃、好ましくは室温(2
0−25℃)、0.5ないし4時間、好ましくは約2時
間で行われる。 官能化反応では、官能化剤は、PPOのメタル化中心が
実質的に完全に反応される量で使用される。 [0007] 本発明の方法に従って得られた官能化PPOは、一般に
、総ユニツ) 100当たり(A)、(B)及び/又は
(C)タイプの官能化ユニット25ないし70を含有す
る。 上述の如くして得られた変性PPOは、常法によって反
応混合物から分離される。ついで、精製処理に供するこ
とができる。このような変性PPOは、ガラス転移温度
(Tg) 170ないし220℃を有する無定形の固状
生成物であり、特に相逆転法により水性凝固媒体を使用
することによって均一で平らな又は非対称の平らな膜に
変換される。このようにして得られた膜は、ガス混合物
(たとえば二酸化炭素、メタン、酸素及び窒素の如き成
分を含有してなるガス混合物)の分離操作において透過
性及び選択性を示す。 [0008]
【実施例】
本発明をさらに詳述するために、いくつかの実施例を以
下に例示する。 実施例1 機械的撹拌機、充填ロート、温度計及び圧力スイッチ及
び導入及び排出口を具備するジャケット付きガラス反応
器(容積3000ml)を使用した。この反応器に、テ
トラヒドロフラン1300ml及びPP0130g [
1,08モル(ppo中に存在する2、5−ジメチル−
p−オキシフェニレンの単量体ユニットについて)]を
充填した。このテストに使用したPPOは、重量平均分
子量42000、重量平均分子量/数平均分子量の比(
Mw/Mn)2.5、固有粘度(25℃、クロロホルム
中)0.5dl/g、ガラス転移温度(Tg)221℃
の各特性を示す。このようにして得られた懸濁液を制御
した温度25℃で調製しついで、n−ブチルリチウム(
34,56g : 541ミリモル)を添加した。この
量のn−ブチルリチウムを8.64g(0,135モル
)ずつ4つに分けて添加した。各区分を3分間でかつ添
加と添加との間隔を5分間として添加した。メタル化反
応の全時間は約30分であった。 ついで、メタル化PPOの懸濁液にエチレンオキシドを
23.76g(0,54モル)の量で添加し、温度25
℃に2時間放置した。この時間の経過後、懸濁液をスト
リッパーに移し、水蒸気流によって溶媒を除去した。つ
いで、真空オーブン内におり)で官能化重合体を80℃
で乾燥させた。 後述の表1に、PPOのメタル化及び官能化条件を報告
する。特に、使用したn −ブチルリチウムの量(ミリ
モル)、n−ブチルリチウム/PPOの単量体ユニ・ノ
ドの数の比(LiR/ PP0)、メタル化温度(T′
)、n−ブチルリチウムの総添加時間(t′)、メタル
化PP0−エチレンオキシドの反応温度(T” )及び
この反応に要する時間(t″)を表1に併せて報告する
。 実施例2 n−ブチルリチウム: ppoの単量体ユニットの比0
.8:1において、実施例1と同様にして操作を行った
。結果を表1に示す。 実施例3 n−ブチルリチウム: ppoの単量体ユニットの比1
:1において、実施例1と同様にして操作を行った。結
果を表1に示す。
【表1】 実施例    LiRLiR/PPOT’    t 
   T     t」V汁   (ミリモル)   
       へ凌  Ω址  ヰ凌  乃N1   
   541      0.5    25   3
0   25    602      866   
   0.8    25   45   25   
1203      1083      1.0  
  25   30   25   120後述の表2
に、実施例1−3で得られた変性PPOの特性を報告す
る。このような特性は、1HNMR分光法により、導入
された官能基に由来する重合体中に存在の各種構造のプ
ロトンに関連するシグナルに基づいて決定されたもので
ある。さらに詳述すれば、表2において、「メチル(モ
ル%)」及び「環(モル%)」で表示する欄は、それぞ
れ2,3−ジメチル−p−オキシフェニレンのメチル基
及びベンゼン環に結合したヒドロキシエチレン官能基
【化7】 −CH2−CH2−OH の割合を示す。「合計(モル%)」で表示する欄は、官
能化単量体ユニットの総割合を示す。さらに、rTg(
℃)Jで表示する欄は、得られた変性PPO重合体のガ
ラス転移温度を示す。
【表2】 実施例   メチル    環    合 計    
Tg(番号)  (モル%)  躬啜40  (モル%
)   (℃)1    22.2    7.5  
  29.7    2022    35、8   
 15.7    51.5    2033    
36.6    18,9    55.5    2
06実施例4 実施例1−3で得られた変性PPOのサンプル1.5g
ずつを、わずかに撹拌しながら室温で操作して、クロロ
ホルム7.5ml及びメチルアルコール0.5mlでな
る混合物に溶解させた。重合体の溶解が完了したところ
で溶液を約15分間放置し、ついで、該溶液をガラス板
上に延展し、ASTM D−823−53(1970)
及びD−823法に従い空気間隙15ミルを有するGa
rdnerブレード装置(Pacific 5cien
tific Gardner/Neotec Inst
rument Division)によって層の厚さを
一定値に調整してテスト用の膜を調製した。ガラス板を
初めに、クロロホルム蒸気で飽和した雰囲気のガラスベ
ル内に15分間置き、ついで、空気吸引手段を具備する
フード内に空気流下でさらに15分間置いて、溶媒混合
物の大部分を室温でゆっくりと蒸発させた。その後減圧
オーブン(80℃、16mmHg)内において2時間で
極微量の溶媒まで除去した。 このガラス板を水中に浸漬することによって重合体フィ
ルムをガラス板から分離した。ついで、この重合体フィ
ルムを2枚の濾紙の間で乾燥させ、最後に減圧オーブン
内で乾燥させた。このフィルムから、直径11cmの環
状部分を切取り、透過性に関するテストに供した。 表3に、二酸化炭素、メタン、酸素及び窒素に対する重
合体フィルムの透過率を報告する。これらの値は、透過
率測定装置LYSSY GPM200により、重合体を
その透過率についてテストして得られたものである。測
定を温度35℃、透過ガスの分圧差76cmHgで行っ
た。表3に、テストした重合体フィルムの厚さ(μm)
を示す。 この厚さは、比長器により20の等位置点でフィルムの
厚さを測定し、これらの読みの平均値を算定することに
よって得たものである。 表3には、α1=P(0゜)/P(N2)及びα2=P
(C02)/P(CH4)の選択率値が併記してある。
【表3】 1    41.4±1.2   29.7   2.
3   6.6   2.0  13.0  3.32
    40.8±1.8   25.3   1.6
   4.9   1.3  15.8  3.73 
   45.8±2.1   24.0   1.2 
  4.8   1.2  20.0  4.0実施例
5 実施例3で得た変性PPOを、相逆転法によって非対称
膜に変換させた。さらに詳述すれば、まず、変性PPO
の濃度25ないし30%(重量/重量)の1−ホルミル
−ピペリジン溶液を調製した。重合体を少量ずつ溶媒に
添加することによって室温で該溶液を調製した。重合体
が完全に溶解したところで、溶液の一部を取出し、一定
の自由空間間隙300μmのCAMAGブレード延展器
を使用することによって、ガラス板上に層として塗布し
た。延展器の下で溶液を完全にかつ均一に分散させなが
ら、ガラス板をゆっくりとかつ連続してスライドさせる
ことによって非対称膜を調製した。2ないし5分後、2
回蒸留した水でなる凝固浴にガラス板を浸漬し浴内で相
逆転を生じさせ、これにより非対称膜を生成させた。生
成後、膜を約非対称膜のサイズ約3X3cmの部分を、
サイズllX11cmのアルミホイル2枚の間に結合さ
せた。各ホイルの中心に予しめ直径1.6cmの孔を設
けておいた。各ホイルの孔は互いに一致するものであり
、表面積2 cm2の開孔を介しての自由が確保される
。このようにして得られたサンプルを透過率測定装置L
YSSY GPM200内に設置し、温度35℃及び透
過ガス圧カフ6cmHgで、二酸化炭素、メタン、酸素
及び窒素に対する透過性(ガス流量/単位圧力)を測定
するために使用した。ガス分離において活性な層(皮)
の厚さは、各ガスについて、変性PPOの透過率(緻密
で均一なフィルムについて測定)/その前駆体重合体の
ものと同じ選択率を示す非対称膜の透過率の比として算
定される。 2つのテストを実施した。第1のテストでは、変性PP
Oの25%(重量/重量)1−ホルミル−ピペリジン溶
液を使用して操作することによって、す非対称膜が得ら
れた。 全体の厚さ  :98μm 下記の特性を示 P(CO2)   : 35.71O−6STP、cc
/cm2.sec、cmHgP(CH)    : 1
8.11O−6STP、cc/cm2.sec、cmH
gP(02)    : 20.21O−6STP、c
c/cm2.sec、cmHgP(N2)    : 
16.91O−6STP、cc/cm2.sec、cm
HgP(Co2)/P(CH4) :  2.0P(0
2)/P(N2):1.2 第2のテストでは、30%(重量/重量)溶液を使用し
た。得られた非対称膜は下記の特性を示した。 全体の厚さ  :107μm P(Co2)   : 3.621O−6STP、cc
/cm2.sec、cmHgP(CH4)   : 0
.1910 ’STP、cc/cm2.sec、cmH
gP(02)    : 0.701O−6STP、c
c/cm2.sec、cmHgP(N2)    : 
0.181O−6STP、cc/cm2.sec、cm
HgP(Co。)/P(CH4) : 19. IP(
02)/P(N2):3.9 皮の厚さ   :6.6μm 実施例6 PPOのメタル化、メタル化PPOとエチレンオキシド
との反応及び官能化PP0O層への変換について2つの
テストを行った。 第1のテスト(テスト■)では、メタル化剤をゆっくり
と添加した。第2のテスト(テストII)では、メタル
化剤の全量をメタル化反応の開始時に添加した。他の操
作については、上述の実施例と同じ操作法を利用した。 これらのテストの結果を表4に示す。
【表4】 LiR/PP0(反応中)(官能化PP0)     
  1      1Tg(℃)          
     212     206430nmにおける
光学密度(カラー)*    0.70     0.
20600nmにおける光学密度(カラー)*    
1.20     0.15粘度(mPA・秒)** 
           900     170比重(
g/m1)(ガス輸送)        i、 16 
    1.13P(02)5・44・8 P(N2)             2.2    
1.2P(0)/P(N2)          2.
5    4.0* : 重合体の4重量%クロロホル
ム溶液について測定した光学密度**:  クロロホル
ム5ml中に重合体1gを含有する溶液について測定し
た光学密度上記のデータから、n−ブチルリチウムの全
量をPPOのテトラヒドロフラン懸濁液に一度に添加し
、ついでエチレンオキシドと反応させることにより(テ
ストII)テス)Iのものに匹敵する官能化度(NMR
で測定)を有する官能化PPOが生成かれることが観察
される。2つの官能化PPOを区別する特性は、色相、
粘度及び中で0発 @出 アレサンドロ・ストツ ボーニ アジツブ・ベトロー リ・ソシエタ・ベル・ アチオニ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリ−(2,6−ジメチル−p−オキシフェニレン)を
    メタル化剤でメタル化し、該メタル化ポリ−(2,6−
    ジメチル−p−オキシフェニレン)をハロ−トリアルキ
    ルシラン及び/又はエチレンオキシドで官能化する無定
    形の変性ポリ−(2,6−ジメチル−p−オキシフェニ
    レン)を製造する方法において、前記メタル化を、少な
    くとも一部が懸濁した固状物として存在するポリ−(2
    ,6−ジメチル−p−オキシフェニレン)を含有する不
    活性液状ビヒクル中、メタル化条件下で操作して、該懸
    濁液に前記メタル化剤を連続して又は少量ずつ徐々に添
    加することによって行うことを特徴とする、無定形の変
    性ポリ−(2,6−ジメチル−p−オキシフェニレン)
    の製法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の製法において、ポリ−(2,6−ジメチ
    ル−p−オキシフェニレン)のメタル化を、脂肪族、脂
    環式又は芳香族の液状炭化水素、エーテル及び環状エー
    テルでなる群から選ばれる不活性有機溶媒中に前記重合
    体の少なくとも一部を懸濁させて行う、無定形の変性ポ
    リ−(2,6−ジメチル−p−オキシフェニレン)の製
    法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の製法において、前記不活性有機溶媒が、
    ベンゼン、トルエン、キシレン及びテトラヒドロフラン
    の中から選ばれるものである、無定形の変性ポリ−(2
    ,6−ジメチル−p−オキシフェニレン)の製法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の製法において、前記メタル化を、溶媒1
    00重量部当たりポリ−(2,6−ジメチル−p−オキ
    シフェニレン)少なくとも5重量部、約30重量部以下
    、好ましくは10ないし15重量部を含有する懸濁液を
    使用して行う、無定形の変性ポリ−(2,6−ジメチル
    −p−オキシフェニレン)の製法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の製法において、前記メタル化剤が、アル
    カリ金属アルキル又はアルカリ金属水素化物又はアミド
    、好ましくは(C_1_−_1_2)アルキルリチウム
    、特にn−ブチルリチウムであり、ポリ−(2,6−ジ
    メチル−p−オキシフェニレン)のメタル化を、前記メ
    タル化剤:ポリ−(2,6−ジメチル−p−オキシフェ
    ニレン)に含有される単量体ユニット(2,3−ジメチ
    ル−p−オキシフェニレン)のモル比0.2:1ないし
    1:1、温度−30℃ないし80℃、好ましくは室温(
    20−25℃)で行う、無定形の変性ポリ−(2,6−
    ジメチル−p−オキシフェニレン)の製法。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の製法において、ポリ−(2,6−ジメチ
    ル−p−オキシフェニレン)懸濁液へのメタル化剤の添
    加を約15分以上、好ましくは20ないし45分間で行
    う、無定形の変性ポリ−(2、6−ジメチル−p−オキ
    シフェニレン)の製法。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の製法において、メタル化ポリ−(2、6
    −ジメチル−p−オキシフェニレン)を、ハロ−トリア
    ルキルシラン及び/又はエチレンオキシドとの反応によ
    って官能化する、無定形の変性ポリ−(2,6−ジメチ
    ル−p−オキシフェニレン)の製法。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の製法において、メタル化ポリ−(2,6
    −ジメチル−p−オキシフェニレン)とエチレンオキシ
    ドとの反応を、メタル化工程で使用したものと同じ有機
    溶媒中に懸濁させたメタル化ポリ−(2,6−ジメチル
    −p−オキシフェニレン)にエチレンオキシドを供給す
    ると共に、温度−30ないし80℃、好ましくは室温(
    20−25℃)で、0.5ないし30分間、好ましくは
    約1−5分間で操作することによって行う、無定形の変
    性ポリ−(2,6−ジメチル−p−オキシフェニレン)
    の製法。
  9. 【請求項9】 請求項7記載の製法において、メタル化ポリ−(2,6
    −ジメチル−p−オキシフェニレン)とトリアルキルシ
    リルハロゲン化物との反応を、温度10ないし80℃、
    好ましくは室温(20−25℃)、0.5ないし4時間
    、好ましくは約2時間で行う、無定形の変性ポリ−(2
    ,6−ジメチル−p−オキシフェニレン)の製法。
  10. 【請求項10】 請求項1−9記載の製法に従って得られた変性ポリ−(
    2,6−ジメチル−p−オキシフェニレン)から製造し
    たガス混合物分離用の平らは均一膜及び平らな非対称膜
JP2410241A 1989-12-12 1990-12-12 無定形の変性ポリ−(2,6−ジメチル−p−オキシフェニレン)の製法 Withdrawn JPH0436317A (ja)

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