JPH04297464A - カルバモイルトリアゾール誘導体およびそれを有効成分とする除草剤 - Google Patents

カルバモイルトリアゾール誘導体およびそれを有効成分とする除草剤

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JPH04297464A
JPH04297464A JP41650290A JP41650290A JPH04297464A JP H04297464 A JPH04297464 A JP H04297464A JP 41650290 A JP41650290 A JP 41650290A JP 41650290 A JP41650290 A JP 41650290A JP H04297464 A JPH04297464 A JP H04297464A
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lower alkyl
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JP41650290A
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English (en)
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Atsushi Go
郷 敦
Yoshihiro Usui
義浩 臼井
Hiroshi Kato
拓 加藤
Yoshimi Nakamura
中村 佳美
Norishige Sotojima
外島 徳重
Chiharu Yasumoto
安本 千春
Buretsuto Jierarudo
ジエラルド ブレツト
Keiji Endo
遠藤 恵次
Hideji Mukoda
向田 秀司
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Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規なカルバモイルト
リアゾール誘導体、それを有効成分とする除草剤および
その中間体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、米国特許第3,952,001号
明細書、米国特許第4,280,831号明細書および
特開昭57−58675号公報等に特定構造のカルバモ
イルトリアゾール誘導体が除草剤の有効成分として用い
うることが記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、これ
ら公知の化合物は、除草効力が不充分であったり、作物
、雑草間の選択性に劣ったりすることから必ずしも満足
すべきものとは言い難い。本発明者らはカルバモイルト
リアゾール系化合物について除草活性の優れた化合物の
開発を目的に鋭意研究した結果、特定構造のカルバモイ
ルトリアゾール誘導体が上述のような欠点の少ない、優
れた除草効力を有し、かつ作物、雑草間に優れた選択性
を示す化合物であることを見い出し、本発明を完成する
に至った。
【0004】
【問題を解決するための手段】本発明によれば一般式

0005】
【化13】 [式中、R1およびR2は同一若しくは異なって低級ア
ルキル基、低級アルケニル基、低級ハロアルキル基また
は低級ハロアルケニル基を表わすか、R1およびR2が
一緒になって低級アルキル基で置換されてもよい炭素数
3〜6のアルキレン鎖を表わし、Aは、
【0006】
【化14】
【0007】
【化15】 または
【0008】
【化16】 を表わし、ここでXは水素原子、ハロゲン原子、低級ア
ルキル基、低級アルケニル基、低級アルコキシ基、低級
ハロアルキル基、低級ハロアルコキシ基、低級アルキル
カルボニル基、フェニル基、フェノキシ基、ベンジル基
、ベンジルオキシ基、ホルミル基、低級アルコキシカル
ボニル基、ニトロ基またはアセチルアミノ基を表わし、
mは1、2、3、4または5の整数を表わし、Yは水素
原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、低級アルケニル
基、低級アルコキシ基、低級ハロアルキル基、低級ハロ
アルコキシ基、低級アルキルカルボニル基、ホルミル基
、低級アルコキシカルボニル基、ニトロ基またはアセチ
ルアミノ基を表わし、lは1、2、3、4または5の整
数を表わす]で表わされるカルバモイルトリアゾール誘
導体およびそれを有効成分とする除草剤が提供される。
【0009】前記一般式[I]中、R1、R2、Xおよ
びYにおける低級アルキル基としては、炭素数1〜4、
好ましくはメチル基、エチル基およびn−プロピル基な
どが挙げられ、R1およびR2における低級アルケニル
基としては炭素数2〜4、好ましくは3〜4のものが挙
げられ、低級ハロアルキル基としては炭素数2〜4、好
ましくは、2−クロロエチル基などが挙げられ、R1お
よびR2が一緒になって低級アルキル基で置換されても
よい炭素数3〜6のアルキレン鎖としては、好ましくは
、R1およびR2が結合する窒素原子と共に2−メチル
ピペリジル環基、2,6−ジメチルピペリジル環基、お
よび2−エチルピペリジル環基などが挙げられる。
【0010】またXおよびYにおけるハロゲン原子とし
てはフッ素原子、塩素原子および臭素原子、好ましくは
フッ素原子および塩素原子が挙げられ、低級アルケニル
基としては炭素数2〜4のものが挙げられ、低級アルコ
キシ基としては炭素数1〜3のものが挙げられ、低級ハ
ロアルキル基としては炭素数1〜2、好ましくはトリフ
ルオロメチル基などが挙げられ、低級ハロアルコキシ基
としては炭素数1〜3、好ましくはジフルオロメトキシ
基、トリフルオロエトキシ基およびテトラフルオロエト
キシ基などが挙げられ、低級アルキルカルボニル基およ
び低級アルコキシカルボニル基としてはそれぞれ炭素数
2〜3のものが挙げられる。
【0011】mは1、2または3であるのが好ましく、
またlは1、2または3であるのが好ましい。
【0012】前記一般式[I]にて表わされる本発明化
合物の具体例を下記表1に例示する。
【0013】尚、化合物番号は以後の記載において参照
される。
【0014】
【化17】
【0015】
【化18】
【0016】
【表1】
【0017】
【化19】
【0018】
【表2】
【0019】
【化20】
【0020】
【表3】 前記一般式[II]にて表わされる本発明化合物の具体
例を下記表2に例示する。
【0021】尚、化合物番号は以後の記載において参照
される。
【0022】
【化21】
【0023】
【表4】
【0024】
【化22】
【0025】
【表5】
【0026】
【化23】
【0027】
【表6】 本発明の化合物は下記の反応方法に従って製造すること
ができるが、本発明の化合物はこれらの方法によって製
造されたものに限定されない。
【0028】
【化24】 [式中、Zはハロゲン原子、A、R1およびR2は前記
一般式[I]と同じ意味を示す。]一般式[I]で示さ
れる本発明化合物は、一般式[II]で示されるトリア
ゾール誘導体と、一般式[III]で示されるカルバモ
イルハライドとを塩基の存在下、好ましくは溶媒中で0
℃〜160℃の温度範囲で10分〜24時間反応させる
ことにより製造することができる。その際、反応に供さ
れる試剤の量は、トリアゾール誘導体[II]1当量に
対してカルバモイルハライド[III]は1〜1.5当
量、塩基は1〜5当量である。
【0029】溶媒としては、ヘキサン、ヘプタン、リグ
ロイン、石油エーテル等の脂肪族炭化水素類;ベンゼン
、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類;クロロホ
ルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロロベンゼン、
ジクロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類;ジエチル
エーテル、ジイソプロピルエーテル、ジオキサン、テト
ラヒドロフラン、ジエチレングリコールジメチルエーテ
ル等のエーテル類;アセトン、メチルエチルケトン、メ
チルイソブチルケトン、イソホロン、シクロヘキサノン
等のケトン類;ニトロエタン、ニトロベンゼン等のニト
ロ化合物;アセトニトリル、イソブチロニトリル等のニ
トリル類;ピリジン、トリエチルアミン、N,N−ジエ
チルアニリン、トリブチルアミン、N−メチルモルホリ
ン等の第三級アミン;N,N−ジメチルホルムアミド等
の酸アミド;ジメチルスルホキシド、スルホラン等の硫
黄化合物等、あるいはそれらの混合物があげられる。
【0030】塩基としては、ピリジン、トリエチルアミ
ン、N,N−ジエチルアニリン等の有機塩等;水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリ
ウム、水素化ナトリウム等の無機塩基;ナトリウムメト
キシド、ナトリウムエトキシド等のアルカリ金属アルコ
キシド等があげられる。
【0031】反応終了後の反応液は、水を加えて、有機
溶媒抽出および浸漬等の通常の後処理を行ない、必要な
らば、クロマトグラフィー、再結晶等の操作によって精
製することもできる。
【0032】また、一般式[II]で示されるトリアゾ
ール誘導体は、それ自体新規化合物であり、本発明の一
部を構成する。この化合物[II]は下記の方法に従っ
て製造することができるが、この下記の[II]はこれ
らの方法によって製造された物に限定されない。
【0033】
【化25】 [式中、Zはハロゲン原子、Aは前記一般式[I]と同
じ意味を示す。]一般式[II]で示される本発明化合
物は、一般式[IV]で示される化合物と、一般式[V
]で示される化合物とを塩基性物質の存在下に適当な溶
媒中で反応させることにより得ることができる。その際
、反応に供される試剤の量は、化合物[IV]1当量に
対して化合物[V]は1〜1.2当量である。
【0034】溶媒としては、例えば、アセトンなどのケ
トン類;テトラヒドロフラン、ジオキサン、エーテルな
どのエーテル類;酢酸エチルなどのエステル類;ジクロ
ロメタンなどのハロゲン化炭化水素類;ベンゼン、クロ
ロベンゼンなどの芳香族炭化水素類;ジメチルホルムア
ミドなどの極性溶媒などを単独または混合して使用する
ことができる。更に、水と前記溶媒類との混合系も実施
可能である。溶媒の使用量には特別な制限はないが、通
常、化合物[IV]の量の5〜20重量倍が適当である
【0035】塩基性物質としては、例えば、炭酸アルカ
リ、苛性アルカリなどの無機物質、トリエチルアミン、
ピリジンなどのアミン類を使用することができる。塩基
性物質の使用量は、化合物[IV]に対し、通常1.0
〜5.0モル倍が適当である。
【0036】反応温度は、氷冷下ないし溶媒の沸点の温
度範囲で任意に設定できる。
【0037】反応時間は、設定条件によって変化するが
、通常、1〜24時間で終了させることができる。
【0038】生成物[II]はそれ自体知られた方法に
より反応混合物から単離でき、再結晶、カラムクロマト
グラフィーなどにより容易に精製することができる。
【0039】次に実施例を挙げて本発明を、更に具体的
に説明する。
【0040】
【実施例】実施例1  4−メチルフェニル−(1,2
,4−トリアゾール−3−イル)スルホネート(化合物
番号504)の製造; P−クレゾール1.94gをテトラヒドロフラン20m
lに溶解し、撹拌しながらトリエチルアミン2.60m
lを加える。さらに氷冷下、撹拌しながら3−クロロス
ルホニル−1,2,4トリアゾール3.00gを徐々に
加え、室温で14時間撹拌した。テトラヒドロフランを
減圧下で留去し、2N塩酸20mlを加え、粗結晶を得
た。これをn−ヘキサン−酢酸エチルから再結晶して標
題化合物を得た。
【0041】収量2.41g(収率56%)融点152
〜154℃ 1H−NMRデータ(CDCl3)δ、2.30(3H
,s)、7.03(4H,s)、8.33(1H,s)
実施例2  2,6−ジメチルフェニル−(1,2,4
−トリアゾール−3−イル)スルホネート(化合物番号
539)の製造; 2,6−ジメチルフェノール3.70gを塩化メチレン
15mlに溶解し、撹拌しながらトリエチルアミン4.
2mlを加える。さらに氷冷下、撹拌しながら、3−ク
ロロスルホニル−1,2,4−トリアゾール4.60g
を徐々に加え、室温で15時間撹拌した。実施例1と同
様の後処理をして、標題化合物を得た。 収量4.15g(収率60%) 融点177〜179℃ 1H−NMRデータ(CDCl3)δ、2.30(6H
,s)、7.04(3H,s)、8.93(1H,s)
実施例3  4−メチルフェニル−(1−ジエチルカル
バモイル−1,2,4−トリアゾール−3−イル)スル
ホネート(化合物番号17)の製造; 4−メチルフェニル−(1,2,4−トリアゾール−3
−イル)スルホネート2.18gとジエチルカルバモイ
ルクロライド1.35gとをピリジン15mlに溶解し
、室温で14時間撹拌した。ピリジンを減圧下で留去し
、2N塩酸20mlを加えて酢酸エチルで抽出した。 有機層は飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥
した後、溶媒を留去して、粗結晶を得た。これをn−ヘ
キサン−酢酸エチルから再結晶して標題化合物を得た。
【0042】収量2.84g(収率92%)融点92〜
94.5℃ 1H−NMRデータ(CDCl3)δ、1.23(6H
,t)、2.30(3H,s)、3.51(4H,q)
、7.60(4H,s)、8.85(1H,s)実施例
4  2,6−ジメチルフェニル−(1−ジエチルカル
バモイル−1,2,4−トリアゾール−3−イル)スル
ホネート(化合物番号100)の製造; 2,6−ジメチルフェニル−(1,2,4−トリアゾー
ル−3−イル)スルホネート1.20gとジエチルカル
バモイルクロライド0.71gとをピリジン5mlに溶
解し、室温で14時間撹拌した。実施例3と同様の後処
理をして標題化合物を得た。
【0043】収量1.53g(収率92%)融点84〜
85℃ 1H−NMRデータ(CDCl3)δ、1.30(6H
,t)、2.28(6H,s)、3.60(4H,q)
、7.04(3H,s)、8.93(1H,s)同様の
方法により下記表3に記載の化合物を合成した。以下に
それらの化合物のNMRデータを示す。
【0044】
【表7】 本発明の除草剤は、前記一般式[I]で表される新規カ
ルバモイルトリアゾール誘導体を有効成分として含んで
成る。
【0045】本発明の前記一般式[I]で表される化合
物を除草剤として用いる場合には、担体もしくは希釈剤
、添加剤及び補助剤等とそれ自体公知の手法で混合して
、通常農薬として用いられる製剤形態、例えば粉剤、粒
剤、水和剤、乳剤、水溶剤、フロアブル剤等に調製して
使用される。また他の農薬、例えば殺菌剤、殺虫剤、殺
ダニ剤、他の除草剤、植物生長調節剤及び肥料、土壌改
良剤等と混合または併用して使用することができる。 特に他の除草剤と混合使用することにより、使用薬量を
減少させ、また省力化をもたらすのみならず、両薬剤の
共力作用による殺草スペクトラムの拡大並びに相乗作用
による一層高い効果も期待できる。
【0046】前記一般式[I]で表される本発明化合物
と混合して使用できる他の除草剤の具体例としては、例
えば、下記のものを挙げることができる。
【0047】カーバメイト系除草剤: メチル  3,4−ジクロロフエニルカーバメート(一
般名:スウェップ、Swep)、イソプロピル  3−
クロロフェニルカーバメート(一般名:クロルプロファ
ム、Chlorpropham)、S−(p−クロロベ
ンジル)ジエチルチオカーバメート(一般名:ベンチオ
カーブ、Benthiocarb)、S−エチル−N,
N−ヘキサメチレンチオカーバメート(一般名:モリネ
ート、Molinate)、S−(1−メチル−1−フ
ェニルエチル)ピペリジン−1−カルボチオエート(一
般名:ジメピペレート、Dimepiperate)、
S−ベンジル−N−エチル−N−(1,2−ジメチルプ
ロピル)チオールカーバメート(一般名:エスプロカル
ブ、Esprocarb)、[(メトキシカルボニル)
アミノ]フェニル(3−メチルフェニル)カーバメート
(一般名:フェンメジファム、Phenmedipha
m)、エチル  3−フェニルカーバモイルオキシフェ
ニルカーバメート(一般名:デスメジファム、Desm
edipham)、O−(3−tert−ブチルフェニ
ル)−N−(6−メトキシ−2−ピリジル)−N−メチ
ル−チオカバメート(一般名:ピリブチカルブ、Pyr
ibutycarb)等;ウレア系除草剤: 1−(α,α−リジメチルベンジル)−3−(4−メチ
ルフェニル)ウレア(一般名:ダイムロン、Dymro
n)、3−(3,4−ジクロロフェニル)−1,1−ジ
メチルウレア(一般名:ジウロン、Diuron)1,
1−ジメチル−3−(α,α,α−トリフルオロ−m−
トリル)ウレア(一般名:フルオメツロン、Fluom
eturon)、3−[4−(4−クロロフェノキシ)
フェニル]−1,1−ジメチルウレア(一般名:クロロ
クスロン、Chloroxuron)、3−(3,4−
ジクロロフェニル)−1−メトキシ−1−メチルウレア
(一般名:リニュロン、Linuron)、3−(4−
クロロフェニル)−1−メトキシ−1−メチルウレア(
一般名:モノリニュロン、Monolinurone)
、3−(4−ブロモ−3−クロロフェニル)−1−メト
キシ−1−メチルウレア(一般名:クロルブロムロン、
Chlorbromron)、1−(α,α−ジメチル
ベンジル)−3−(2−クロロベンジル)ウレア(コー
ド番号:JC−940)等; アミド系除草剤: 2−クロロ−2′,6′−ジエチル−N−メトキシメチ
ルアセトアニリド(一般名:アラクロール、Alach
lor)、N−ブトキシメチル−2−クロロ−2′,6
′−ジエチルアセトアニリド(一般名:ブタクロール、
Butachlor)、2−クロロ−2′,6′−ジエ
チル−N−(2−プロポキシエチル)アセトアニリド(
一般名:プレチラクロール、Pretilachlor
)、2−クロロ−N−イソプロピルアセトアニリド(一
般名:プロパクロール、Propachlor)、3′
,4′−ジクロロプロピオンアニリド(一般名:プロパ
ニル、Propanil)、  N−(1,1−ジメチ
ルベンジル)−2−ブロム−tert−ブチルアセトア
ミド(一般名:ブロモブチド、Bromobutide
)、2−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ−N−メチ
ルアセトアニリド(一般名:メフェナセット、Mefe
naset)、N,N−ジメチルジフェニルアセトアミ
ド(一般名:ジフェナミド、Diphenamid)、
N−[2′−(3′−メトキシ)−チエニルメチル]−
N−クロロアセト−2,6−ジメチルアニリド(コード
番号:NSK−850)、2′,6−ジエチル−N−[
(2−シス−ビテノオキシ)メチル]−2−クロロアセ
トアニリド(コード番号:KH−218)等; ジニトロフェニル系除草剤: 4,6−ジニトロ−o−クレゾール(一般名:DNOC
)、2−tert−ブチル−4,6−ジニトロフェノー
ル(一般名:ジノタブ、Dinoterb)、2−se
c−ブチル−4,6−ジニトロフェノール(一般名:ジ
ノセブ、Dinoseb)、N,N−ジエチル−2,6
−ジニトロ−4−トリフルオロメチル−m−フェニレン
ジアミン(一般名:ジニトラミン、Dinitrami
ne)、α,α,α−トリフルオロ−2,6−ジニトロ
−N,N−ジプロピル−p−トルイジン(一般名:トリ
フルラリン、Trifluralin)、4−メチルス
ルホニル−2,6−ジニトロ−N,N−ジプロピルアニ
リン(一般名:ニトラリン、Nitralin)、N−
(1−エチルプロピル)−2,6−ジニトロ−3,4−
キシリジン(一般名:ペンディメタリン、Pendim
ethalin)等; フェノキシ系除草剤: 2,4−ジクロロフェノキシ酢酸(一般名:2,4−D
)、2,4,5−トリクロロフェノキシ酢酸(一般名:
2,4,5−T)、4−クロロ−o−トリルオキシ酢酸
(一般名:MCPA)、4−(4−クロロ−o−トリル
オキシ)酪酸(一般名:MCPB)、2,4−ジクロロ
フェノキシ酪酸(一般名:2,4−DB)、2−(4−
クロロ−o−トリルオキシ)プロピオン酸(一般名:メ
コプロップ、Mecoprop)、2−(2,4−ジク
ロロフェノキシ)プロピオン酸(一般名:ジクロプロッ
プ、Dichlorprop)、(RS)−2−[4−
(2,4−ジクロロフェノキシ)フェノキシ]プロピオ
ン酸(一般名:ジクロホップ、Diclofop)及び
そのエステル類、(RS)−2−[4−(5−トリフロ
ロメチル−2−ピリジルオキシ)フェノキシ]プロピオ
ン酸(一般名:フルアジホップ、Fluazifop)
及びそのエステル類、2−(2,4−ジクロロ−3−メ
チルフェノキシ)プロピオンアニリド(一般名:クロメ
プロップ、Cromeprop)、S−エチル−4−ク
ロロ−2−メチルフェノキシチオアセテート(一般名:
フェノチオール、Phenothiol)、2−(2−
ナフトキシ)プロピオンアニリド(一般名:ナプロアニ
リド、Naproanilide)等;カルボン酸系除
草剤: 2,2−ジクロロプロピオン酸(一般名:ダラポン、D
alapone)、トリクロロ酢酸(一般名:TCA)
、2,3,6−トリクロロ安息香酸(一般名:2,3,
6−TBA)、3,6−ジクロロ−o−アニシックアシ
ッド(一般名:ジカンバ、Dicamba)、3−アミ
ノ−2,5−ジクロロ安息香酸(一般名:クロルアムベ
ン、Chloramben)等; 有機リン系除草剤: O−エチル−O−(2−ニトロ−5−メチルフェニル)
−N−sec−ブチルフォスフォロアミドチオエート(
一般名:ブタミフォス、Butamifos)、O,O
−ジイソプロピル−S−(2−ベンゼンスルフォニルア
ミノエチル)フォスフォロジチオエート(一般名:SA
P)、S−(2−メチルピペリジン−1−イル)カルボ
ニルメチル−O,O−ジプロピルフォスフォロジチオエ
ート(一般名:ピペロフォス、Piperophos)
等;ベンゾニトリル系除草剤: 2,6−ジクロロベンゾニトリル(一般名:ジクロベニ
ル、Dichlobenil)、3,5−ジブロモ−4
−ヒドロキシルベンゾニトリル(一般名:ブロモキシニ
ル、Bromoxynil)、4−ヒドロキシ−3,5
−ジョードベンゾニトリル(一般名:イオキシニル、I
oxynil)等;ジフェニルエーテル系除草剤: 2,4−ジクロロフェニル−4−ニトロフェニルエーテ
ル(一般名:ニトロフェン、Nitrofen)、2,
4,6−トリクロロフェニル−4′−ニトロフェニルエ
ーテル(一般名:クロルニトロフェン、Chlorni
trofen)、5−(2,4−ジクロロフェノキシ)
−3−メトキシ−4−ニトロフェニルエーテル(一般名
:クロメトキシニル、Chlomethoxynil)
、メチル  5−(2,4−ジクロロフェノキシ)−2
−ニトロベンゾエート(一般名:ビフェノックス、Bi
fenox)、4−ニトロフェニル−α,α,α−トリ
フルオロ−2−ニトロ−p−トリルエーテル(一般名:
フルオロジフェン、Fluorodifen)、2−ク
ロロ−4−トリフルオロメチルフェニル−3−エトキシ
−4−ニトロフェニルエーテル(一般名:オキシフルオ
ルフェン、Oxyfluorfen)、5−(2−クロ
ロ−α,α,α−トリフルオロ−p−トリルオキシ)−
2−ニトロ安息香酸(一般名:アシフルオルフェン、A
cifluorfen)等; トリアジン系除草剤: 4−アミノ−3−メチル−6−フェニル−1,2,4−
トリアジン−5(4H)−オン(一般名:メタミトロン
、Metamitron)、4−アミノ−6−tert
−ブチル−3−メチルチオ−1,2,4−トリアジン−
5(4H)−オン(一般名:メトリブジン、Metri
buzin)、2−クロロ−4,6−ビス(エチルアミ
ノ)−1,3,5−トリアジン(一般名:シマジン、S
imazine)、2−クロロ−4−エチルアミノ−6
−イソプロピルアミノ−1,3,5−トリアジン(一般
名:アトラジン、Atrazine)、2,4−ビス(
エチルアミノ)−6−メチルチオ−1,3,5−トリア
ジン(一般名:シメトリン、Simetoryne)、
2,4−ビス(イソプロピルアミノ)−6−メチルチオ
−1,3,5−トリアジン(一般名:プロメトリン、P
rometryne)、2−メチルチオ−4−エチルア
ミノ−6−(1,2−ジメチルプロピルアミノ)−1,
3,5−トリアジン(一般名:ジメタメトリン、Dim
etametryne)等;スルホニルウレア系除草剤
: 2−クロロ−N−[4−メトキシ−6−メチル−1,3
,5−トリアジン−2−イル)アミノカルボニル]ベン
ゼンスルフォンアミド(一般名:クロルスルフロン、C
hlorsulfuron)、メチル  2−{[((
4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)アミノカル
ボニル)アミノスルホニル]メチル}ベンゾエート(一
般名:ベンスルフロンメチル、Bensulfuron
m ethyl)、エチル  2−[((4−クロロ−
6−メトキシピリミジン−2−イル)アミノカルボニル
)アミノスルホニル]ベンゾエート(一般名:クロリム
ロンエチル、Chlorimuron ethyl)、
エチル  5−[((4,6−ジメトキシピリミジン−
2−イル)アミノカルボニル)アミノスルホニル]−1
−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(
一般名:ピラゾスルフロンエチル、Pyrazosul
furon ethyl)、2−(2−メトキシエトキ
シ)−N−[(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリ
アジン−2−イル)アミノカルボニル]ベンゼンスルフ
ォンアミド(一般名:シノスルフロン、Synosul
furon)、2−クロロ−N−[(4,6−ジメトキ
シピリミジン−2−イル)アミノカルボニル]イミダゾ
[1,2−a]ピリジン−3−スルフォンアミド(コー
ド番号:TH−913)等; ジアジン系除草剤: 4−(2,4−ジクロロベンゾイル)−1,3−ジメチ
ルピラゾール−5−イル−p−トルエンスルホネート(
一般名:ピラゾレート、Pyrazolate)、1,
3−ジメチル−4−(2,4−ジクロロベンゾイル)−
5−フェナシルオキシピラゾール(一般名:ピラゾキシ
フェン、Pyrazoxyfen)、1,3−ジメチル
−4−(2,4−ジクロロ−3−メチルベンゾイル)−
5−(4−メチルフェナシルオキシ)ピラゾール(一般
名:ベンゾフェナップ、Benzofenap)等; その他の除草剤: 3,6−ジクロロピリジン−2−カルボン酸(一般名:
クロピラリド、Clopyralid)、4−アミノ−
3,5,6−トリクロロピリジン−2−カルボン酸(一
般名:ピクロラム、Picloram)、5−アミノ−
4−クロロ−2−フェニルピリダジン−3(2H)−オ
ン(一般名:クロリダゾン、Chloridazon)
、3−シクロヘキシル−1,5,6,7−テトラハイド
ロシクロペンタピリミジン−2,4(3H)−ジオン(
一般名:レナシル、Lenacil)、5−ブロモ−3
−sec−ブチル−6−メチルウラシル(一般名:ブロ
マシル、Bromacil)、3−tert−ブチル−
5−クロロ−6−メチルウラシル(一般名:ターバシル
、Terbacil)、3−イソプロピル−(1H)−
2,1,3−ベンゾチアジアジン−4(3H)−オン2
,2−ジオキシド(一般名:ベンタゾン、Bentaz
one)、N−1−ナフチルフタラミン酸(一般名:ナ
プタラム、Naptalam)、S,S−ジメチル−2
−(ジフルオロメチル)−4−(2−メチルプロピル)
−6−(トリフルオロメチル)−3,5−ピリミジンカ
ルボチオエート(コード番号:Mon−72)、2,3
−ジヒドロ−3,3−ジメチル−5−ベンゾフラニルエ
タンスルフォネート(一般名:ベンフレセート、Ben
furesate)、5−tert−ブチル−3−(2
,4−ジクロロ−5−イソプロポキシフェニル)−1,
3,4−オキサジアゾール−2(3H)−オン(一般名
:オキサジアゾン、Oxadiazon)、エキソ−1
−メチル−4−(1−メチルエチル)−2−[(2−メ
チルフェニル)メトキシ]−7−オキサビシクロ[2,
2,1]ヘプタン(コード番号:SKH−301)等。
【0048】製剤に際して用いられる担体若くは希釈剤
としては、一般に農業上使用される固体ないしは液体の
担体が用いられる。固体担体としてはカオリナイト群、
モンモリロナイト群あるいはアパタルジャイト群等で代
表されるクレー類やタルク、雲母、ロウ石、軽石、バー
ミキュライト、石膏、炭酸カルシウム、ドロマイト、け
いそう土、マグネシウム石灰、りん石灰、ゼオライト、
無水ケイ酸、合成ケイ酸カルシウム等の無機物質;大豆
粉、タバコ粉、クルミ粉、小麦粉、木粉、でんぷん、結
晶セルロース等の植物性有機物質;クマロン樹脂、石油
樹脂、アルキッド樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリアルキレ
ングリコール、ケトン樹脂、エステルガム、コーバルガ
ム、ダンマルガム等の合成または天然の高分子化合物;
そのほかカルナウバロウ、蜜ロウ等のワックス類あるい
は尿素等が例示できる。
【0049】適当な液体担体としては、例えば、ケロシ
ン、鉱油、スピンドル油、ホワイトオイル等のパラフィ
ン系もしくはナフテン系炭化水素;トルエン、キシレン
、エチルベンゼン、クメン、メチルナフタレン等の芳香
族炭化水素ジオキサン、テトラヒドロフラン等のエーテ
ル類;アセトン、メチルエチルケトン、ジイソブチルケ
トン、シクロヘキサノン、アセトフエノン、イソホロン
等のケトン類;酢酸エチル、酢酸アミル、エチレングリ
コールアセテート、ジエチレングリコールアセテート、
マレイン酸ジブチル、コハク酸ジエチル等のエステル類
;メタノール、n−ヘキサノール、エチレングリコール
、ジエチレングリコール、シクロヘキサノール、ベンジ
ルアルコール等のアルコール類;エチレングリコールエ
チルエーテル、エチレングリコールフエニルエーテル、
ジエチレングリコールエチルエーテル、ジエチレングリ
コールブチルエーテル等のエーテルアルコール類;ジメ
チルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等の極性溶媒
あるいは水等が挙げられる。
【0050】その他に本発明の化合物の乳化、分散、湿
潤、拡展、結合、崩壊性調節、有効成分安定化、流動性
改良、防錆等の目的で界面活性剤その他の補助剤を使用
することもできる。使用される界面活性剤の例としては
、非イオン性、陰イオン性、陽イオン性及び両性イオン
性のいずれの化合物も使用しうるが、通常は非イオン性
及び(又は)陰イオン性の化合物が使用される。
【0051】適当な非イオン性界面活性剤としては、例
えば、ラウリルアルコール、ステアリルアルコール、オ
レイルアルコール等の高級アルコールにエチレンオキシ
ドを重合付加させた化合物、イソオクチルフエノール、
ノニルフエノール等のアルキルフエノールにエチレンオ
キシドを重合付加させた化合物、ブチルナフトール、オ
クチルナフトール等のアルキルナフトールにエチレンオ
キシドを重合付加させたもの、パルミチン酸、ステアリ
ン酸、オレイン酸等の高級脂肪酸にエチレンオキシドを
重合付加させた化合物、ソルビタン等の多価アルコール
の高級脂肪酸エステル及びそれにエチレンオキシドを重
合付加させた化合物及びエチレンオキシドとプロピレン
オキシドをブロック重合付加させた化合物等が挙げられ
る。
【0052】適当な陰イオン性界面活性剤としては、例
えば、ラウリル硫酸ナトリウム、オレイルアルコール硫
酸エステルアミン塩等のアルキル硫酸エステル塩、スル
ホこはく酸ジオクチルエステルナトリウム、2−エチル
ヘキセンスルホン酸ナトリウム等のアルキルスルホン酸
塩;イソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム、メ
チレンビスナフタレンスルホン酸ナトリウム、リグニン
スルホン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナ
トリウム等のアリールスルホン酸塩等が挙げられる。
【0053】更に本発明の除草剤には製剤の性状を改善
し、除草効果を高める目的で、カゼイン、ゼラチン、ア
ルブミン、ニカワ、アルギン酸ソーダ、カルボキシメチ
ルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセ
ルロース、ポリビニルアルコール等の高分子化合物や他
の補助剤を併用することもできる。
【0054】上記の担体および種々の補助剤は製剤の剤
型、適用場面等を考慮して、目的に応じてそれぞれ単独
あるいは組み合わせて適宜使用される。
【0055】このようにして得られた各種製剤形におけ
る本発明化合物(有効成分)含有率は製剤形により種々
変化するものであるが、通常0.1〜99重量%が適当
であり、とりわけ1〜80重量%が最も好ましい。
【0056】粉剤の場合は、たとえば有効成分化合物を
通常1〜25重量%含有し、残部は固体担体である。
【0057】水和剤の場合は、たとえば有効成分化合物
を通常25〜90重量%含有し、残部は固体担体、分散
湿潤剤であって、必要に応じて保護コロイド剤、消泡剤
等が加えられる。
【0058】粒剤の場合は、たとえば有効成分化合物を
通常0.01〜20重量%含有し、残部は大部分が固体
担体及び界面活性剤等である。有効成分化合物は固体担
体と均一に混合されているか、あるいは混合されての表
面に均一に固着もしくは吸着されており、粒の径は約0
.2ないし1.5mmである。
【0059】乳剤の場合は、たとえば有効成分化合物を
通常5〜30重量%含有しており、これに約5ないし2
0重量%の乳化剤が含まれ、残部は液体担体であり、必
要に応じて防錆剤が加えられる。
【0060】フロアブル剤の場合は、例えば有効成分化
合物を通常5〜50%含有しており、これに3ないし1
0重量%の分散湿潤剤が含まれ残部は水であり必要に応
じて保護コロイド剤、防腐剤、消泡剤等が加えられる。
【0061】本発明の新規なカルバモイルトリアゾール
誘導体は、一般式[I]の化合物のままあるいは上述し
た様な任意の調製形態で施用することができる。
【0062】本発明の除草剤は、水田および畑地に生育
する発生前から生育期までの諸雑草の駆除または防除に
施用できる。その施用量は一般式[I]で表される化合
物量(有効成分量)として1ha当り、0.001〜5
kg程度、好ましくは0.01〜1.2kg程度であり
、目的とする雑草の種類、生育段階、施用場所、施用時
期、天候等によって適宜に選択変更できる。
【0063】次に本発明の化合物を用いた製剤例の数態
様を示す。下記製剤例中の「部」は重量基準である。
【0064】製剤例1(粒剤) 化合物番号17                  
                    1部ベント
ナイト                      
                54部タルク   
                         
                40部ドデシルベン
ゼンスルホン酸ソーダ               
     2部リグニンスルホン酸ソーダ      
                      2部ポ
リオキシエチレンスチリルフエニルエーテル     
     1部以上を充分に混合した後、適量の水を加
えて混練し、造粒機を用いて造粒して粒剤100部を得
た。
【0065】製剤例2(水和剤) 化合物番号100                 
                 20部ケイソウ土
                         
               60部ホワイトカーボ
ン                        
          15部リグニンスレホン酸ソーダ
                         
   3部ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ    
                2部以上を混合し、
ニーダーで均一に混合粉砕して水和剤100部を得た。
【0066】製剤例3(乳剤) 化合物番号28                  
                  30部キシレン
                         
                 55部シクロヘキ
サノン                      
            10部ドデシルベンゼンスル
ホン酸カルシウム                3
部ポリオキシエチレンスチリルフエニルエーテル   
       2部以上を均一に混合溶解して乳剤10
0部を得た。
【0067】上述の製剤例に準じて本発明の化合物を用
いた薬剤がそれぞれ製剤できた。
【0068】
【発明の効果】本発明の前記一般式[I]で表されるカ
ルバモイルトリアゾール誘導体は、文献未記載の新規な
化合物である。本発明の前記一般式[I]で表される化
合物は、1−カルバモイル−1,2,4−トリアゾール
環の3位にフェノキシスルホニルまたはナフチルオキシ
スルホニル基が結合した構造をとっていることが特徴で
あり、その構造的特徴によってこのカルバモイルトリア
ゾール誘導体に優れた除草性能が発現するものと考えら
れる。
【0069】本発明の化合物および除草剤は農耕地に生
育する発生前からの生育期までの諸雑草を防除できる。 例えば、ノビエ、ホタルイ、ミズガヤツリ、コナギ、ア
ゼナ、ミズハコベ、キカシグサ、マツバイ、タマガヤツ
リ等の水田雑草や、メヒシバ、エノコログサ、オヒシバ
、スズメノヒエ、スズメノテッポウ、ハコベ、タデ類、
ヒユ類、イチビ、シロザ、アメリカキンコジカ、オナモ
ミ、ブタクサ、ナズナ、タネツケバナ、センダングサ、
ヤエムグラ、ソバカズラ等の畑地諸雑草を防除できる。 更に水田、畑地のみならず、果樹園、桑園、芝生、非農
耕地においても使用することができる。
【0070】次に本発明除草剤の効果を試験例をあげて
説明する。
【0071】試験例1(水田土壌処理)面積1/500
0アールのホグネルポットに適量の化成肥料を混合した
水田土壌を詰め、これに予め温室内で生育させた2葉期
の水稲(品種:コシヒカリ)を3株(2本1株)移植し
、更にノビエ、コナギ、アゼナ、タマガヤツリの種子を
播種した。
【0072】水稲移植及び雑草播種3日後に、表4に示
す各化合物を製剤例1に準じて粒剤に調製し、有効成分
で1ha当り100gとなるように処理した。除草効果
及び薬害程度の調査は、薬剤処理30日後に下記の基準
に従い行った。
【0073】その結果を表4に示す。
【0074】
【表8】
【0075】
【表9】比較化合物A:1−(ジエチルカルバモイル)
−3−ベンジルスルホニル−1,2,4−トリアゾール
(米国特許第4,280,831号公報記載;以下の表
においても同様) 試験例2(水田生育期処理) 面積1/5000アールのワグネルポットに適量の化成
肥料を混合した水田土壌を詰め、これに予め温室内で生
育させた2葉期の水稲(品種:コシヒカリ)を3株(2
本1株)移植し、更にノビエ、コナギ、アゼナ、タマガ
ヤツリの種子を播種した。
【0076】水稲移植及び雑草播種14日後に、表5に
示す各化合物を製剤例1に準じて粒剤に調製し、有効成
分で1ha当り300gとなるように処理した。除草効
果及び薬害程度の調査は、薬剤処理30日後に試験例1
の基準に従い行った。
【0077】その結果を表5に示す。
【0078】
【表10】
【化26】
【化27】
【化28】
【化29】
【化30】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  一般式 【化1】 [式中、R1およびR2は同一若しくは異なって低級ア
    ルキル基、低級アルケニル基、低級ハロアルキル基また
    は低級ハロアルケニル基を表わすか、R1およびR2が
    一緒になって低級アルキル基で置換されてもよい炭素数
    3〜6のアルキレン鎖を表わし、Aは、 【化2】 【化3】 または 【化4】 を表わし、ここでXは水素原子、ハロゲン原子、低級ア
    ルキル基、低級アルケニル基、低級アルコキシ基、低級
    ハロアルキル基、低級ハロアルコキシ基、低級アルキル
    カルボニル基、フェニル基、フェノキシ基、ベンジル基
    、ベンジルオキシ基、ホルミル基、低級アルコキシカル
    ボニル基、ニトロ基またはアセチルアミノ基を表わし、
    mは1、2、3、4または5の整数を表わし、Yは水素
    原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、低級アルケニル
    基、低級アルコキシ基、低級ハロアルキル基、低級ハロ
    アルコキシ基、低級アルキルカルボニル基、ホルミル基
    、低級アルコキシカルボニル基、ニトロ基またはアセチ
    ルアミノ基を表わし、lは1、2、3、4または5の整
    数を表わす]で表わされるカルバモイルトリアゾール誘
    導体。
  2. 【請求項2】    一般式 【化5】 [式中、R1およびR2は同一若しくは異なって低級ア
    ルキル基、低級アルケニル基、低級ハロアルキル基また
    は低級ハロアルケニル基を表わすか、R1およびR2が
    一緒になって低級アルキル基で置換されてもよい炭素数
    3〜6のアルキレン鎖を表わし、Aは、 【化6】 【化7】 または 【化8】 を表わし、ここでXは水素原子、ハロゲン原子、低級ア
    ルキル基、低級アルケニル基、低級アルコキシ基、低級
    ハロアルキル基、低級ハロアルコキシ基、低級アルキル
    カルボニル基、フェニル基、フェノキシ基、ベンジル基
    、ベンジルオキシ基、ホルミル基、低級アルコキシカル
    ボニル基、ニトロ基またはアセチルアミノ基を表わし、
    mは1、2、3、4または5の整数を表わし、Yは水素
    原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、低級アルケニル
    基、低級アルコキシ基、低級ハロアルキル基、低級ハロ
    アルコキシ基、低級アルキルカルボニル基、ホルミル基
    、低級アルコキシカルボニル基、ニトロ基またはアセチ
    ルアミノ基を表わし、lは1、2、3、4または5の整
    数を表わす]で表わされるカルバモイルトリアゾール誘
    導体を有効成分として含有することを特徴とする除草剤
  3. 【請求項3】  一般式 【化9】 [式中Aは、 【化10】 【化11】 または 【化12】 を表わし、ここでXは水素原子、ハロゲン原子、低級ア
    ルキル基、低級アルケニル基、低級アルコキシ基、低級
    ハロアルキル基、低級ハロアルコキシ基、低級アルキル
    カルボニル基、フェニル基、フェノキシ基、ベンジル基
    、ベンジルオキシ基、ホルミル基、低級アルコキシカル
    ボニル基、ニトロ基またはアセチルアミノ基を表わし、
    mは1、2、3、4または5の整数を表わし、Yは水素
    原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、低級アルケニル
    基、低級アルコキシ基、低級ハロアルキル基、低級ハロ
    アルコキシ基、低級アルキルカルボニル基、ホルミル基
    、低級アルコキシカルボニル基、ニトロ基またはアセチ
    ルアミノ基を表わし、lは1、2、3、4または5の整
    数を表わす]で表わされるカルバモイルトリアゾール誘
    導体。
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