JP3381201B2 - 除草剤組成物 - Google Patents
除草剤組成物Info
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Description
らに詳しくは或る種の1,3−オキサジン−4−オン誘
導体と或る種の既知の除草剤の組み合わせを有効成分と
して含有する、殺草スペクトラムが広くかつ低薬量で十
分な除草効果を発揮し得る除草剤組成物に関する。
まで、水田用として多くの除草剤が実用化されており、
それらは単剤もしくは2種以上の有効成分を含む混合剤
として広く一般に使用されている。しかしながら、これ
らの剤は一年生雑草には比較的有効であるものの多年生
雑草に対する効果は不足しており、そのため近年国内の
水田ではホタルイ、ウリカワ、ミズガヤツリ等の繁殖力
の旺盛な多年生雑草が増加の傾向にあるのが現状であ
り、これら多年生雑草に対しても有効な除草剤の開発が
強く望まれている。
剤を開発すべく鋭意研究を重ねた結果、今回、本願発明
者らが開発し先に提案したある種の新規な1,3−オキ
サジン−4−オン誘導体(特願平4−40108号明細
書参照)を、殺草機構及び殺草スペクトラムの異る或る
種の既知の除草剤を組み合わせることにより、水田にお
ける広範囲の雑草を選択的に防除でき、しかもその除草
効力がそれらをそれぞれ単独で用いる場合に比較して相
乗的に増大し、そのため低薬量で施用でき、さらに殺草
スペクトラムが拡大することを見出し、本発明を完成す
るに至つた。
ば、(A) 下記一般式(I)
し、Yはハロゲン原子、低級ハロアルキル基又は低級ハ
ロアルコキシ基を示し、nは0、1、2又は3であ
る。]で表わされる少なくとも1種の1,3−オキサジ
ン−4−オン誘導体(以下、これを「A成分」というこ
とがある)と、(B) 5−ターシヤリーブチル−3−
(2,4−ジクロル−5−イソプロポキシフエニル)−
1,3,4−オキサジアゾール−2−(3H)オン、
1,3−ジメチル−4−(2,4−ジクロロ−3−メチ
ルベンゾイル)−5−(4−メチルーフエナシルオキ
シ)ピラゾール、2−(2,4−ジクロロ−m−トリル
オキシ)プロピオンアニリド、(RS)−2−ブロモ−
3,3−ジメチル−N−(1−メチル−1−フエニルエ
チル)−3,3−ジメチルブチルアミド、2,3−ジヒ
ドロ−3,3−ジメチルベンゾフラン−5−イルエタン
スルホネート、1−(α,α−ジメチルベンジル)−3
−p−トリルウレア、1−(2−クロロベンジル)−3
−(α,α−ジメチルベンジル)ウレア、4′−ニトロ
フエニル−2,4,6−トリクロルフエニルエーテル、
メチル5−(2,4−ジクロルフエノキシ)−2−ニ
トロベンゾエート、 2,4−ビス(エチルアミノ)−
6−メチルチオ−S−トリアジン、及び 2−(1,2
−ジメチルプロピルアミノ)−4−エチルアミノ−6−
メチルチオ−1,3,5−トリアジンより選ばれる少く
とも1種の化合物(以下、これを「B成分」ということ
がある)を有効成分として含有することを特徴とする除
草剤組成物が提供される。
に詳細に説明する。
て使用される前記一般式(I)で表される1,3−オキ
サジン−4−オン誘導体は、従来の刊行物に未載の新規
化合物であり、その製造法、物性、除草活性等の詳細
は、先に出願された特願平4−40108号明細書に開
示されている。
は、この語が付された基又は化合物の炭素数が6以下で
あることを意味する。
て示される「ハロゲン原子」にはフツ素、塩素、臭素及
びヨウ素原子の4種が包含され、また、「低級ハロアル
キル基」は低級アルキル基の水素原子の少なくとも1つ
がハロゲン原子で置換されている基であり、例えば、ブ
ロモメチル、ジクロロメチル、トリフルオロメチル、2
−ヨードエチル、1−クロロエチル、3−クロロプロピ
ル、2−メチル−2−クロロプロピル、2,2,2−ト
リフルオロエチル基等を挙げることができ、さらに「低
級ハロアルコキシ基」は低級アルコキシ基の水素原子の
少なくとも1つがハロゲン原子で置換されている基であ
り、例えば、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキ
シ、クロロジフルオロメトキシ、2−クロロエトキシ、
1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ、3−クロロ
プロポキシ、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロ
ポキシ基等を挙げることができる。
せば次のとおりである。
1−(3,5−ジクロロフエニル)エチル]−5−フエ
ニル−2,3−ジヒドロ−4H−1,3−オキサジン−4
−オン No.2: 6−メチル−3−[1−メチル−1−(3−ク
ロロフエニル)エチル]−5−フエニル−2,3−ジヒ
ドロ−4H−1,3−オキサジン−4−オン No.3: 6−メチル−3−[1−メチル−1−(3−フ
ルオロフエニル)エチル]−5−フエニル−2,3−ジ
ヒドロ−4H−1,3−オキサジン−4−オン No.4: 6−メチル−3−[1−メチル−1−(4−フ
ルオロフエニル)エチル]−5−フエニル−2,3−ジ
ヒドロ−4H−1,3−オキサジン−4−オン No.5: 6−メチル−3−[1−メチル−1−(2−ク
ロロフエニル)エチル]−5−フエニル−2,3−ジヒ
ドロ−4H−1,3−オキサジン−4−オン No.6: 6−メチル−3−[1−メチル−1−(3−メ
チルフエニル)エチル]−5−フエニル−2,3−ジヒ
ドロ−4H−1,3−オキサジン−4−オン No.7: 6−メチル−3−[1−メチル−1−(3−ジ
フルオロメトキシフエニル)エチル]−5−フエニル−
2,3−ジヒドロ−4H−1,3−オキサジン−4−オン 前記式(I)で表される化合物は、例えば、下記反応式
に示す方法により製造することができる。
おりである] 上記式(II)の化合物と式(III)の化合物との反
応は、適当な溶媒中又は無溶媒で行なうことができ、反
応温度は通常約90℃ないし約160℃又は使用した溶
媒の沸点間の温度とすることができる。溶媒を使用する
場合の溶媒としては、上記反応に対して実質的に不活性
なものであれば特に制限はないが、上記反応温度の観点
からすれば、トルエン、キシレン、メシチレン等の沸点
が90℃以上の高沸点の有機溶媒を用いることが好まし
い。反応時間は用いる他の反応条件等により異なるが、
一般に1〜120分間で終了させることができる。
II)の化合物の使用割合もまた厳密には制限されない
が、通常、式(II)の化合物1モルあたり式(II
I)の化合物は0.5〜2モル、特に0.9〜1.1モ
ルの範囲内で用いるのが好都合である。
らの分離、精製はそれ自体既知の方法、例えば、再結
晶、抽出、クロマトグラフイー等によつて行なうことが
できる。
る式(II)の化合物は、それ自体既知の方法、例えば
Chem. Pharm. Bull., 31(6)、1895−190
1(1983)に記載の方法によつて製造することがで
き、そして式(III)の化合物もまた、それ自体既知
の方法、例えば、米国特許第2,571,759号明細書
に記載の方法で製造することができる。
は、例えば、下記反応式
従い、式(V)の化合物をホルマリン中に滴下すること
により製造することができる。反応温度は室温程度が望
ましい。反応時間は他の反応条件によつて異なるが、通
常0.1〜10時間程度で終了させることができる。式
(III)の生成物は常法によつて反応混合物から分離
することができ、再結晶、蒸留、カラムクロマトグラフ
イー等により容易に精製することができる。
して用いられる下記の(1)〜(11)化合物は、それ
自体既知の通常用いられる除草剤であり、その詳細は、
例えば、下記のとおり刊行物に記載されている。
(2,4−ジクロル−5−イソプロポキシフエニル)−
1,3,4−オキサジアゾール−2−(3H)オン
うことがある) (2) 1,3−ジメチル−4−(2,4−ジクロロ−3
−メチルベンゾイル)−5−(4−メチル−フエナシル
オキシ)ピラゾール
る) (3) 2−(2,4−ジクロロ−m−トリルオキシ)
プロピオンアニリド
うことがある) (4) 2−ブロモ−3,3−ジメチル−N−(1−メ
チル−1−フエニルエチル)ブチルアミド
ことがある) (5) 2,3−ジヒドロ−3,3−ジメチルベンゾフラ
ン−5−イルエタンスルホネート
る) (6) 1−(α,α−ジメチルベンジル)−3−p−
トリルウレア
うことがある) (7) 1−(2−クロロベンジル)−3−(α,α−
ジメチルベンジル)ウレア
る) (8) 4′−ニトロフエニル−2,4,6−トリクロ
ルフエニルエーテル
−2−ニトロベンゾエート
うことがある) (10) 2,4−ビス(エチルアミノ)−6−メチル
チオ−S−トリアジン
いうことがある) (11) 2−(1,2−ジメチルプロピルアミノ)−
4−エチルアミノ−6−メチルチオ−1,3,5−トリア
ジン
照。
ということがある) 本発明の除草剤組成物には、除草活性の向上、対象草種
の拡大、処理適期の拡大、残効性の拡大及び不良条件下
に於ける薬害軽減等を目的としてさらに他の除草剤を適
宜配合することもできる。配合し得る他の除草剤として
は、例えば、以下の化合物が挙げられる。
般名:2,4−D、THEPESTICIDE MANUAL 9版(199
1年)p218−219参照)、4−(4−クロロ−2
−メチルフエノキシ)ブチリツクアシツド(一般名:M
CPB、英国特許第758980号明細書参照)、4−
クロロ−2−メチルフエノキシアセテイツクアシツド
(一般名:MCPA、THE PESTICIDE MANUAL 9版(1
991年)p533参照)、2−(2−ナフチルオキ
シ)プロピオンアニリド(一般名:ナプロアニリド、TH
E PESTICIDE MANUAL 9版(1991年)p610参
照)、S−エチル(4−クロロ−2−メチルフエノキ
シ)エタンチオエート(一般名:MCPA−チオエチ
ル、米国特許第3708278号明細書参照)等。
トロ−フエニルエーテル(一般名:クロメトキシニル
(農薬ハンドブツク1989年版500頁参照)、酸アミド系 N−ブトキシメチル−2−クロロ−2′,6′−ジエチ
ルアセトアニリド(一般名:ブタクロール、米国特許第
3442945号明細書参照)、2−クロロ−2′,
6′−ジエチル−N−(n−プロポキシエチル)−アセ
トアニリド(一般名:プレチラクロール、特開昭49−
54527号公報参照)、2−ベンゾチアゾール−2−
イルオキシ−N−メチル−アセトアニリド(一般名:メ
フエナセツト、特開昭54−154762号公報参照)
等。
ルピラゾール−5−イルトルエン−4−スルホネート
(一般名:ピラゾレート、特開昭50−126830号
公報参照)、2−[[4−(2,4−ジクロロベンゾイ
ル)−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イ
ル]オキシ]−1−フエニルエタノン(一般名:ピラゾ
キシフエン、英国特許第2002375号明細書参
照)、3−イソプロピル−1H−2,1,3−ベンゾチ
アジアジン−4(3H)−オン−2,2−ジオキシド
(一般名:ベンタゾン、米国特許第3708277号明
細書参照)、カーバメート系 S−1−メチル−1−フエニルエチルピペリジン−1−
カーボチオエート(一般名:ジメピペレート、特開昭5
1−98331号公報参照)、メチル (3,4−ジク
ロロフエニル)−カーバメート(一般名:スエツプ、T
HE PESTICIDE MANUAL 9版(19
91年)p927参照)、S−(4−クロロベンジル)
−ジエチル−チオカーバメート(一般名:チオベンカー
ブ、特公昭43−29024号公報参照)、S−エチル
ヘキサヒドロ−1H−アゼピン−1−カーボチオエート
(一般名:モリネート、米国特許第3198786号明
細書参照)、S−ベンジル−1,2−ジエチルプロピル
(エチル)チオカーバメート(一般名:エスプロカル
ブ、米国特許第3,742,005号明細書参照)等。
ジプロピルホスホロジチオエート(一般名:ピペロホ
ス、ベルギー特許第725,992号明細書参照)、S
−2−ベンゼンスルホニルアミノエチル O,O−ジイ
ソプロピルホスホロチオエート等。
成分」ということがある。
に応じて、殺虫剤、殺菌剤、植物生長調節剤等を適宜配
合することもできる。
(I)で表される1,3−オキサジン−4−オン誘導体
(A成分)と前記(1)〜(11)の化合物(B成分)
との組み合わせには特に制約はないが、好ましくは次の
組み合わせを好適なものとして挙げることができる。
5、A成分:化合物 No.1とB成分:MY−71、A成
分:化合物 No.1とB成分:SK−23、A成分:化合
物 No.1とB成分:CNP、A成分:化合物 No.1とB
成分:MC−79、A成分:化合物 No.1とB成分:M
Y−71およびS−47、A成分:化合物 No.1とB成
分:MY−71およびJC−940、A成分:化合物 N
o.1とB成分:MY−71、MY−15およびS−4
7、A成分:化合物 No.1とB成分:MY−71、MY
−15およびNS−112、A成分:化合物 No.1とB
成分:G32911、など。
製造例1で製造される化合物である。
成分の配合割合は、厳密に制限されるものではなく、最
終の除草剤組成物の適用場所、適用対象、適用時期等に
よつて広範囲にわたつて変えることができるが、一般に
は、前者のA成分1重量部に対して、後者のB成分を
0.05〜1000重量部、好ましくは0.1〜500重
量部の割合で配合するのが適当である。
場合、その配合割合もまた厳密に制限されるものではな
く、最終の除草剤組成物の適用場所、適用時期等によつ
て広範囲にわたつて変えることができる。
る場合、上記有効成分をそれ自体既知の固体ないし液体
の担体又は希釈剤、界面活性剤その他の製剤用補助剤
と、それ自体既知の方法で混合して、通常農薬として用
いられる製剤形態、例えば、粒剤、水和剤、フロアブル
剤等に調製することができる。
しては、例えば、カオリナイト群、モンモリナイト群、
イライト群、ポリグロスカイト群などで代表されるクレ
ー類、詳しくはパイロフイライト、アタパルジヤイト、
セピオライト、カオリナイト、ベントナイト、サポナイ
ト、バーミキユライト、雲母、タルク等;石こう、炭酸
カルシウム、ドロマイト、けいそう土、方解石、マグネ
シウム石灰、りん灰石、ゼオライト、無水ケイ酸、合成
ケイ酸カルシウム等のその他無機物質;大豆粉、タバコ
粉、クルミ粉、小麦粉、木粉、でんぷん、結晶セルロー
ス等の植物性有機物質;クマロン樹脂、石油樹脂、アル
キツド樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリアルキレングリコー
ル、ケトン樹脂、エステルガム、コーバルガム、ダンマ
ルガム等の合成または天然の高分子化合物;カルナウバ
ロウ、蜜ロウ等のワツクス類あるいは尿素などを例示す
ることができる。
ン、鉱油、スピンドル油、ホワイトオイル等のパラフイ
ン系もしくはナフテン系炭化水素;キシレン、エチルベ
ンゼン、クメン、メチルナフタリン等の芳香族炭化水
素;トリクロルエチレン、モノクロルベンゼン、o−ク
ロルトルエン等の塩素化炭化水素;ジオキサン、テトラ
ヒドロフランのようなエーテル類;メチルエチルケト
ン、ジイソブチルケトン、シクロヘキサノン、アセトフ
エノン、イソホロン等のケトン類;酢酸エチル、酢酸ア
ミル、エチレングリコールアセテート、ジエチレングリ
コールアセテート、マレイン酸ジブチル、コハク酸ジエ
チル等のエステル類;n−ヘキサノール、エチレングリ
コール、ジエチレングリコール、シクロヘキサノール、
ベンジルアルコール等のアルコール類;エチレングリコ
ールエチルエーテル、エチレングリコールフエニルエー
テル、ジエチレングリコールエチルエーテル、ジエチレ
ングリコールブチルエーテル等のエーテルアルコール
類;ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等の
極性溶媒あるいは水等が挙げられる。
拡展、結合、崩壊性調節、有効成分安定化、流動性改
良、防錆等の目的で界面活性剤その他の補助剤を使用す
ることもできる。
オン性、陰イオン性、陽イオン性および両性イオン性の
いずれの化合物も使用しうるが、通常は非イオン性およ
びまたは陰イオン性の化合物が使用される。
えば、ラウリルアルコール、ステアリルアルコール、オ
レイルアルコール等の高級アルコールにエチレンオキシ
ドを重合付加させた化合物;イソオクチルフエノール、
ノニルフエノール等のアルキルフエノールにエチレンオ
キシドを重合付加させた化合物;ブチルナフトール、オ
クチルナフトール等のアルキルナフトールにエチレンオ
キシドを重合付加させた化合物;パルミチン酸、ステア
リン酸、オレイン酸等の高級脂肪酸にエチレンオキシド
を重合付加させた化合物;ドデシルアミン、ステアリン
酸アミド等のアミンにエチレンオキシドを重合付加させ
た化合物;ソルビタン等の多価アルコールの高級脂肪酸
エステルおよびそれにエチレンオキシドを重合付加させ
た化合物;エチレンオキシドとプロピレンオキシドをブ
ロツク重合付加させた化合物等があげられる。
えば、ラウリル硫酸ナトリウム、オレイルアルコール硫
酸エステルアミン塩等のアルキル硫酸エステル塩;スル
ホこはく酸ジオクチルエステルナトリウム、2−エチル
ヘキセンスルホン酸ナトリウム等のアルキルスルホン酸
塩;イソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム、メ
チレンビスナフタレンスルホン酸ナトリウム、リグニン
スルホン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナ
トリウム等のアリールスルホン酸塩などがあげられる。
改善し、除草効果を高める等の目的で、カゼイン、ゼラ
チン、アルブミン、ニカワ、リグニンスルホン酸塩、ア
ルギン酸塩、アラビアゴム、カルボキシメチルセルロー
ス、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、
ポリビニルアルドール、ポリビニルピロリドン、ポリサ
ツカライド等の高分子化合物や他の補助剤を併用するこ
ともできる。
型、適用場面等を考慮して、目的に応じてそれぞれ単独
あるいは組合わせて適宜使用することができる。
る本発明の組成物中の有効成分含有率は製剤型により種
々変えることができるが、例えば、0.01〜99重量
%、好ましくは0.4〜30重量%の範囲とすることが
できる。
5〜90重量%含有し、残部は固体担体、分散湿潤剤で
あつて、必要に応じて保護コロイド剤、消泡剤等が加え
られる。
1〜35重量%含有し、残部は固体担体及び界面活性剤
等である。有効成分は固体担体と均一に混合されている
か、あるいは固体担体の表面に均一に固着もしくは吸着
されており、粒の径は約0.2〜1.5mm程度であるこ
とができる。
常0.5〜50重量%含有しており、これに3〜10重
量%の分散湿潤剤が含まれ、残部は水であり、必要に応
じて保護コロイド剤、防腐剤、消泡剤等が加えられる。
用適量は、気象条件、土壌条件、薬剤の製剤形態、対象
作物、対象雑草、施用時期、施用方法等の違いにより一
概に規定できないが、通常、有効成分の合計量を基準に
して1ヘクタール当り0.01〜10kg、好ましく
は、0.01〜2kgの範囲内が適当である。
剤、殺菌剤、植物生長調節剤、除草剤及び肥料などの薬
剤と混合して使用することも可能である。
ノビエ、コナギ、アゼナ、タマガヤツリ、ホタルイ、ヘ
ラオモダカ等の一年生雑草及びミズガヤツリ、ウリカ
ワ、クログワイ等の多年生難防除雑草等広範な雑草に対
して低薬量で高い効果を示し、かつ水稲に対する安全性
が極めて高く、通常の使用方法では問題となるような薬
害を引き起こすことがない。また、畑地に発生するノビ
エ、メヒシバ、エノコログサ等の一年生雑草及びハマス
ゲ等の多年生難防除雑草に対しても高い防除効果を発揮
するまた、その使用時期は、水稲移植前から雑草発生初
期(移植後約20日)までの広い範囲から任意に選定す
ることができる。本発明の除草剤組成物は1回の処理に
て、完全な雑草防除が可能なため、雑草防除に要する労
力を大幅に軽減することができる。
成分の殺草力が高く、さらに強力な相乗効果を有するこ
とにより、これまでの除草剤に比べて有効成分投下量が
極めて少なくてすむ。それゆえ環境や農業従事者に対す
る安全性も高く、時代の要望に合致した除草剤であると
いえる。
発明をさらに具体的に説明する。 製造例1 6−メチル−3−[1−メチル−1−(3,
5−ジクロロフエニル)エチル]−5−フエニル−2,
3−ジヒドロ−4H−1,3−オキサジン−4−オン
(化合物 No.1)の製造:ホルマリン(37%HCHO
水溶液)(4.6g)に1−メチル−1−(3,5−ジク
ロロフエニル)エチルアミン(7.5g)を室温でゆつ
くり加えた。これをそのまま7時間反応させた。反応混
合物に飽和炭酸水素ナトリウム溶液を加えこれをエーテ
ルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、無水硫
酸ナトリウムを加えて乾燥させた。溶媒を減圧下留去し
て白色結晶のN−メチレン−1−メチル−1−(3,5
−ジクロロフエニル)エチルアミンを8.6g得た。
ル−2H,4H−1,3−ジオキシン−4−オン(0.6
5g)と上記で得たN−メチレン−1−メチル−1−
(3,5−ジクロロフエニル)エチルアミン(0.65
g)の混合物を150℃で30分間加熱し反応させた。
反応混合物をヘキサン、酢酸エチル混合溶媒より再結晶
し、標題化合物(0.90g)を得た。
化合物 No.2〜7を製造した。
質の融点及び 1H−NMRピーク値を第1表に示す。
得た。
し、乾燥して粒剤を得た。
得た。
し、乾燥して粒剤を得た。
し、乾燥して粒剤を得た。
し、乾燥して粒剤を得た。
得た。
し、乾燥して粒剤を得た。
得た。
し、乾燥して粒剤を得た。
得た。
し、乾燥して粒剤を得た。
し、乾燥して粒剤を得た。
得た。
し、乾燥して粒剤を得た。
得た。
し、乾燥して粒剤を得た。
得た。
し、乾燥して粒剤を得た。
得た。
し、乾燥して粒剤を得た。
し、乾燥して粒剤を得た。
得た。
し、乾燥して粒剤を得た。
得た。
し、乾燥して粒剤を得た。
し、乾燥して粒剤を得た。
し、乾燥して粒剤を得た。
し、乾燥して粒剤を得た。
し、乾燥して粒剤を得た。
し、乾燥して粒剤を得た。
し、乾燥して粒剤を得た。
例を挙げて説明する。
成肥料を入れ、適量の水を加えて充分にかき混ぜて水田
の状態とし、上記実施例及び比較例で調製した製剤を用
いて、第2表〜第10表に示した有効成分となるように
処理した。これに予め温室内で生育させた2葉期の水稲
苗を2本1株としてポツト当たり2株移植して、ノビ
エ、コナギ、アゼナ、ホタルイの種子を一定量づつ播種
し、ウリカワ、ミズガヤツリの塊茎をそれぞれ一定量づ
つ植え付け、水深3cmに湛水した。
の除草効果及び水稲に対する薬害程度を下記の基準に従
つて判別した。
成肥料を入れ、適量の水を加えて充分にかき混ぜて水田
の状態とした。これに予め温室内で生育させた2葉期の
水稲苗を2本1株としてポツト当たり2株移植して、ノ
ビエ、コナギ、アゼナ、ホタルイの種子を一定量づつ播
種し、ウリカワ、ミズガヤツリの塊茎をそれぞれ一定量
づつ植え付け、水深3cmに湛水した。
た後、上記実施例及び比較例で調製した製剤を用いて、
第11表〜第14表に示した有効成分となるように処理
した。
の除草効果及び水稲に対する薬害程度を試験例1の基準
に従つて判別した。
す。
成肥料を入れ、適量の水を加えて充分にかき混ぜて水田
の状態とした。これに予め温室内で生育させた2葉期の
水稲苗を2本1株としてポツト当たり2株移植して、ノ
ビエ、コナギ、アゼナ、ホタルイの種子を一定量づつ播
種し、ウリカワ、ミズガヤツリの塊茎をそれぞれ一定量
づつ植え付け、水深3cmに湛水した。
させた後、上記実施例及び比較例で調製した製剤を用い
て、第15表〜第20表に示した有効成分となるように
処理した。
の除草効果及び水稲に対する薬害程度を試験例1の基準
に従つて判別した。
す。
物はそれぞれの有効成分をそれぞれ単独で用いた場合に
比べて、極めて低い薬量で各種雑草を防除できることが
明らかとなつた。
Claims (2)
- 【請求項1】 (A) 下記一般式(I) 【化1】 [式中、Rはメチル基又はエチル基を示し、Yはハロゲ
ン原子を示し、nは2である] で表わされる少なくとも1種の1,3−オキサジン−4
−オン誘導体と、 (B) 5−ターシヤリーブチル−3−(2,4−ジク
ロル−5−イソプロポキシフエニル)−1,3,4−オキ
サジアゾール−2−(3H)オン、 1,3−ジメチル−4−(2,4−ジクロロ−3−メチル
ベンゾイル)−5−(4−メチル−フエナシルオキシ)
ピラゾール、 2−(2,4−ジクロロ−m−トリルオキシ)プロピオ
ンアニリド、 2−ブロモ−3,3−ジメチル−N−(1−メチル−1
−フエニルエチル)ブチルアミド、 2,3−ジヒドロ−3,3−ジメチルベンゾフラン−5−
イルエタンスルホネート、 1−(α,α−ジメチルベンジル)−3−p−トリルウ
レア、 1−(2−クロロベンジル)−3−(α,α−ジメチル
ベンジル)ウレア、 4′−ニトロフエニル−2,4,6−トリクロルフエニル
エーテル、 メチル 5−(2,4−ジクロルフエノキシ)−2−ニ
トロベンゾエート、 2,4−ビス(エチルアミノ)−6−メチルチオ−S−
トリアジン、及び2−(1,2−ジメチルプロピルアミ
ノ)−4−エチルアミノ−6−メチルチオ−1,3,5−
トリアジンより選ばれる少くとも1種の化合物を有効成
分として含有することを特徴とする除草剤組成物。 - 【請求項2】 式(I)の1,3−オキサジン−4−オ
ン誘導体(A)が6−メチル−3−[1−メチル−1−
(3,5−ジクロロフエニル)エチル]−5−フエニル
−2,3−ジヒドロ−4H−1,3−オキサジン−4−オ
ンである請求項1に記載の除草剤組成物。
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- 1993-07-13 JP JP19527293A patent/JP3381201B2/ja not_active Expired - Lifetime
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