JP3381200B2 - 除草剤組成物 - Google Patents
除草剤組成物Info
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Description
らに詳しくは或る種の1,3−オキサジン−4−オン誘
導体と、或る種の既知のスルホニルウレア誘導体の組み
合わせを有効成分として含有する、殺草スペクトラムが
広くかつ低薬量で十分な除草効果を発揮し得る除草剤組
成物に関する。
まで、水田用として多くの除草剤が実用化されており、
それらは単剤もしくは2種以上の有効成分を含む混合剤
として広く一般に使用されている。しかし現在において
もなお、より優れた除草性能を有する、例えば、水稲に
薬害を与えず、殺草スペクトラムが広く、より低薬量で
有効な除草剤の開発が要望されているのにも拘わらず、
既存の除草剤は必ずしもかかる要求を完全に満たすもの
ではない。
剤、特に水田用雑草剤を開発すべく鋭意研究を重ねた結
果、今回、本願発明者らが開発し先に提案した或る種の
新規な1,3−オキサジン−4−オン誘導体(特願平4
−40108号明細書参照)を、殺草機構及び殺草スペ
クトルの異る或る種の既知のスルホニルウレア誘導体と
組み合わせることにより、水田における広範囲の雑草を
選択的に防除でき、しかもその除草効力はそれらを単独
で用いる場合に比較して相乗的に増大し、そのため低薬
量で施用でき、さらに殺草スペクトラムが拡大すること
を見出し、本発明を完成するに至つた。
ば、(A) 下記一般式(I)
し、Yはハロゲン原子、低級ハロアルキル基又は低級ハ
ロアルコキシ基を示し、nは0、1、2又は3である]
で表わされる少なくとも1種の1,3−オキサジン−4
−オン誘導体(以下、これを「A成分」ということがあ
る)と、(B) N′−(2−クロロイミダゾル[1,
2−a]ピリジン−3−イル−スルホニル)−N′−
(4,6−ジメトキシ−2−ピリミジル)ウレア、メチ
ル 2−[[[[[(4,6−ジメトキシ−2−ピリミ
ジニル)アミノ]カルボニル]アミノ]スルフオニル]
メチル]ベンゾエート、エチル 5−(4,6−ジメト
キシピリミジン−2−イル)−カルバモイルスルフアモ
イル)−1−メチルピラゾール−4−カルボキシレー
ト、及び5−[(4,6−ジメトキシピリミジン−2−
イル)アミノカルボニルアミノスルホニル]−1−メチ
ル−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラゾール−
5−イル)−ピラゾールより選ばれる少くとも1種のス
ルホニルウレア誘導体(以下、これを「B成分」という
ことがある)を有効成分として含有することを特徴とす
る除草剤組成物が提供される。
に詳細に説明する。
て使用される前記一般式(I)で表される1,3−オキ
サジン−4−オン誘導体は、従来の刊行物に未載の新規
化合物であり、その製造法、物性、除草活性等の詳細
は、先に出願された特願平4−40108号明細書に開
示されている。
は、この語が付された基又は化合物の炭素数が6以下で
あることを意味する。
て示される「ハロゲン原子」にはフツ素、塩素、臭素及
びヨウ素原子の4種が包含され、また、「低級ハロアル
キル基」は低級アルキル基の水素原子の少なくとも1つ
がハロゲン原子で置換されている基であり、例えば、ブ
ロモメチル、ジクロロメチル、トリフルオロメチル、2
−ヨードエチル、1−クロロエチル、3−クロロプロピ
ル、2−メチル−2−クロロプロピル、2,2,2−トリ
フルオロエチル基等を挙げることができ、さらに「低級
ハロアルコキシ基」は低級アルコキシ基の水素原子の少
なくとも1つがハロゲン原子で置換されている基であ
り、例えば、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキ
シ、クロロジフルオロメトキシ、2−クロロエトキシ、
1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ、3−クロロプ
ロポキシ、2,2,3,3,3−ペンタフルオロクロロポキ
シ基等を挙げることができる。
せば次のとおりである。
1−(3,5−ジクロロフエニル)エチル]−5−フエ
ニル−2,3−ジヒドロ−4H−1,3−オキサジン−4
−オン No.2: 6−メチル−3−[1−メチル−1−(3−ク
ロロフエニル)エチル]−5−フエニル−2,3−ジヒ
ドロ−4H−1,3−オキサジン−4−オン No.3: 6−メチル−3−[1−メチル−1−(3−フ
ルオロフエニル)エチル]−5−フエニル−2,3−ジ
ヒドロ−4H−1,3−オキサジン−4−オン No.4: 6−メチル−3−[1−メチル−1−(4−フ
ルオロフエニル)エチル]−5−フエニル−2,3−ジ
ヒドロ−4H−1,3−オキサジン−4−オン No.5: 6−メチル−3−[1−メチル−1−(2−ク
ロロフエニル)エチル]−5−フエニル−2,3−ジヒ
ドロ−4H−1,3−オキサジン−4−オン No.6: 6−メチル−3−[1−メチル−1−(3−メ
チルフエニル)エチル]−5−フエニル−2,3−ジヒ
ドロ−4H−1,3−オキサジン−4−オン No.7: 6−メチル−3−[1−メチル−1−(3−ジ
フルオロメトキシフエニル)エチル]−5−フエニル−
2,3−ジヒドロ−4H−1,3−オキサジン−4−オン 前記式(I)の化合物は、例えば、下記反応式に示す方
法により製造することができる。
おりである] 上記式(II)の化合物と式(III)の化合物との反
応は、適当な溶媒中又は無溶媒で行なうことができ、反
応温度は通常約90℃ないし約160℃又は使用した溶
媒の沸点間の温度とすることができる。溶媒を使用する
場合の溶媒としては、上記反応に対して実質的に不活性
なものであれば特に制限はないが、上記反応温度の観点
からすれば、トルエン、キシレン、メシチレン等の沸点
が90℃以上の高沸点の有機溶媒を用いることが好まし
い。反応時間は用いる他の反応条件等により異なるが、
一般に1〜120分間で終了させることができる。
II)の化合物の使用割合もまた厳密には制限されない
が、通常、式(II)の化合物1モルあたり式(II
I)の化合物は0.5〜2モル、特に0.9〜1.1モル
の範囲内で用いるのが好都合である。
らの分離、精製はそれ自体既知の方法、例えば、再結
晶、抽出、クロマトグラフイー等によつて行なうことが
できる。
る式(II)の化合物は、それ自体既知の方法、例えば
Chem. Pharm. Bull., 31(6)、1895−190
1(1983)に記載の方法によつて製造することがで
き、そして式(III)の化合物もまた、それ自体既知
の方法、例えば、米国特許第2,571,759号明細書
に記載の方法で製造することができる。
は、例えば、下記反応式
従い、式(V)の化合物をホルマリン中に滴下すること
により製造することができる。反応温度は室温程度が望
ましい。反応時間は他の反応条件によつて異なるが、通
常0.1〜10時間程度で終了させることができる。式
(III)の生成物は常法によつて反応混合物から分離
することができ、再結晶、蒸留、カラムクロマトグラフ
イー等により容易に精製することができる。
(B)成分として用いられるスルホニルウレア誘導体
は、それ自体既知の通常用いられる除草剤であり、その
製造法、物性、除草活性等の詳細は、例えば、下記のと
おり刊行物に記載されている。
[1,2−a]ピリジン−3−イル−スルホニル)−
N′−(4,6−ジメトキシ−2−ピリミジル)ウレア
いうことがある) (2) メチル 2−[[[[[(4,6−ジメトキシ
−2−ピリミジニル)アミノ]カルボニル]アミノ]ス
ルフオニル]メチル]ベンゾエート
いうことがある) (3) エチル 5−(4,6−ジメトキシピリミジン
−2−イル−カルバモイルスルフアモイル)−1−メチ
ルピラゾール−4−カルボキシレート
いうことがある) (4) 5−[(4,6−ジメトキシピリミジン−2−
イル)アミノカルボニルアミノスルホニル]−1−メチ
ル−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラゾール−
5−イル)−ピラゾール
いうことがある) 本発明の除草剤組成物には、除草活性の向上、対象草種
の拡大、処理適期の拡大、残効性の拡大及び不良条件下
に於ける薬害軽減等を目的として、さらに他の除草剤を
適宜配合することもできる。配合し得る他の除草剤とし
ては、例えば、以下の化合物が挙げられる。
般名:2,4−D、THEPESTICIDE MANUAL 9版(199
1年)p218−219参照)、4−(4−クロロ−2
−メチルフエノキシ)ブチリツクアシツド(一般名:M
CPB、英国特許第758980号明細書参照)、4−
クロロ−2−メチルフエノキシアセテイツクアシツド
(一般名:MCPA、THE PESTICIDE MANUAL 9版(1
991年)p533参照)、2−(2−ナフチルオキ
シ)プロピオンアニリド(一般名:ナプロアニリド、TH
E PESTICIDE MANUAL 9版(1991年)p610参
照)、S−エチル(4−クロロ−2−メチルフエノキ
シ)エタンチオエート(一般名:MCPA−チオエチ
ル、米国特許第3708278号明細書参照)等。
ロ−フエニルエーテル(一般名:クロメトキシニル(農
薬ハンドブツク1989年版500頁参照)。 酸アミド系 N−ブトキシメチル−2−クロロ−2′,6′−ジエチ
ルアセトアニリド(一般名:ブタクロール、米国特許第
3442945号明細書参照)、2−クロロ−2′,
6′−ジエチル−N−(n−プロポキシエチル)−アセ
トアニリド(一般名:プレチラクロール、特開昭49−
54527号公報参照)、2−ベンゾチアゾール−2−
イルオキシ−N−メチル−アセトアニリド(一般名:メ
フエナセツト、特開昭54−154762号公報参照)
等。
ピラゾール−5−イルトルエン−4−スルホネート(一
般名:ピラゾレート、特開昭50−126830号公報
参照)、2−[[4−(2,4−ジクロロベンゾイル)
−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル]オ
キシ]−1−フエニルエタノン(一般名:ピラゾキシフ
エン、英国特許第2,002,375号明細書参照)、3
−イソプロピル−1H−2,1,3−ベンゾチアジアジン
−4(3H)−オン−2,2−ジオキシド(一般名:ベ
ンタゾン、米国特許第3708277号明細書参照)、トリアジン系 2,4−ビス(エチルアミノ)−6−メチルチオ−S−
トリアジン(一般名:シメトリン、スイス特許第337
019号明細書参照)、2−(1,2−ジメチルプロピ
ルアミノ)−4−エチルアミノ−6−メチルチオ−S−
トリアジン(一般名ジメタメトリン、ベルギー特許第7
14992号明細書参照)等。
カーボチオエート(一般名:ジメピペレート、特開昭5
1−98331号公報参照)、メチル(3,4−ジクロ
ロフエニル)−カバメート(一般名:スエツプ、THE PE
STICIDE MANUAL 9版(1991年)p927参照)、
S−(4−クロロベンジル)−ジエチル−チオカーバメ
ート(一般名:チオベンカーブ、特公昭43−2902
4号公報参照)、S−エチルヘキサヒドロ−1H−アゼ
ピン−1−カーボチオエート(一般名:モリネート、米
国特許第3198786号明細書参照)、S−ベンジル
1,2−ジエチルプロピル(エチル)チオカーバメート
(一般名:エスプロカルブ、米国特許第3,742,00
5号明細書参照)等。
プロピルホスホロジチオエート(一般名:ピペロホス、
ベルギー特許第725,992号明細書参照)、S−2
−ベンゼンスルホニルアミノエチル0,0−ジイソプロ
ピルホスホロチオエート等。
レア(一般名:ダイムロン、特公昭48−35454公
報参照)等。
成分」ということがある。これら化合物の中でC成分と
して1−(α,α−ジメチルベンジル)−3−p−トリ
ルウレア(以下、この化合物を「SK−23」というこ
とがある)を用いるのが特に好ましい。
に応じて、殺虫剤、殺菌剤、植物生長調節剤等を適宜配
合することもできる。
(I)で表される1,3−オキサジン−4−オン誘導体
(A成分)と前記スルホニルウレア誘導体(B成分)の
配合割合は、厳密に制限されるものではなく、最終の除
草剤組成物の適用場所、適用対象、適用時期等によつて
広範囲にわたつて変えることができるが、一般には、前
者のA成分1重量部に対して、後者のB成分を0.01
〜100重量部、好ましくは0.1〜5重量部の割合で
配合するのが適当である。
場合、その配合割合もまた厳密に制限されるものではな
く、最終の除草剤組成物の適用場所、適用時期等によつ
て広範囲にわたつて変えることができるが、一例として
C成分として前記SK−23を用いる場合、A成分1重
量部に対してC成分(SK−23)を0.01〜100
重量部、好ましくは5〜50重量部の割合で配合するの
が適当である。
る場合、上記有効成分をそれ自体既知の固体ないし液体
の担体又は希釈剤、界面活性剤、その他の製剤用補助剤
と、それ自体既知の方法で混合して、通常農薬として用
いられる製剤形態、例えば、粒剤、水和剤、フロアブル
剤等に調製することができる。
しては、例えば、カオリナイト群、モンモリナイト群、
イライト群、ポリグロスカイト群などで代表されるクレ
ー類、詳しくはパイロフイライト、アタパルジヤイト、
セピオライト、カオリナイト、ベントナイト、サポナイ
ト、バーミキユライト、雲母、タルク等;石こう、炭酸
カルシウム、ドロマイト、けいそう土、方解石、マグネ
シウム石灰、りん灰石、ゼオライト、無水ケイ酸、合成
ケイ酸カルシウム等のその他無機物質;大豆粉、タバコ
粉、クルミ粉、小麦粉、木粉、でんぷん、結晶セルロー
ス等の植物性有機物質;クマロン樹脂、石油樹脂、アル
キツド樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリアルキレングリコー
ル、ケトン樹脂、エステルガム、コーバルガム、ダンマ
ルガム等の合成または天然の高分子化合物;カルナウバ
ロウ、蜜ロウ等のワツクス類あるいは尿素などを例示す
ることができる。
ン、鉱油、スピンドル油、ホワイトオイル等のパラフイ
ン系もしくはナフテン系炭化水素;キシレン、エチルベ
ンゼン、クメン、メチルナフタリン等の芳香族炭化水
素;トリクロルエチレン、モノクロルベンゼン、o−ク
ロルトルエン等の塩素化炭化水素;ジオキサン、テトラ
ヒドロフランのようなエーテル類;メチルエチルケト
ン、ジイソブチルケトン、シクロヘキサノン、アセトフ
エノン、イソホロン等のケトン類;酢酸エチル、酢酸ア
ミル、エチレングリコールアセテート、ジエチレングリ
コールアセテート、マレイン酸ジブチル、コハク酸ジエ
チル等のエステル類;n−ヘキサノール、エチレングリ
コール、ジエチレングリコール、シクロヘキサノール、
ベンジルアルコール等のアルコール類;エチレングリコ
ールエチルエーテル、エチレングリコールフエニルエー
テル、ジエチレングリコールエチルエーテル、ジエチレ
ングリコールブチルエーテル等のエーテルアルコール
類;ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等の
極性溶媒あるいは水等が挙げられる。
拡展、結合、崩壊性調節、有効成分安定化、流動性改
良、防錆等の目的で界面活性剤その他の補助剤を使用す
ることもできる。
オン性、陰イオン性、陽イオン性および両性イオン性の
いずれの化合物も使用しうるが、通常は非イオン性およ
び/または陰イオン性の化合物が使用される。
えば、ラウリルアルコール、ステアリルアルコール、オ
レイルアルコール等の高級アルコールにエチレンオキシ
ドを重合付加させた化合物;イソオクチルフエノール、
ノニルフエノール等のアルキルフエノールにエチレンオ
キシドを重合付加させた化合物;ブチルナフトール、オ
クチルナフトール等のアルキルナフトールにエチレンオ
キシドを重合付加させた化合物;パルミチン酸、ステア
リン酸、オレイン酸等の高級脂肪酸にエチレンオキシド
を重合付加させた化合物;ドデシルアミン、ステアリン
酸アミド等のアミンにエチレンオキシドを重合付加させ
た化合物;ソルビタン等の多価アルコールの高級脂肪酸
エステルおよびそれにエチレンオキシドを重合付加させ
た化合物;エチレンオキシドとプロピレンオキシドをブ
ロツク重合付加させた化合物等があげられる。
えば、ラウリル硫酸ナトリウム、オレインアルコール硫
酸エステルアミン塩等のアルキル硫酸エステル塩;スル
ホこはく酸ジオクチルエステルナトリウム、2−エチル
ヘキセンスルホン酸ナトリウム等のアルキルスルホン酸
塩;イソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム、メ
チレンビスナフタレンスルホン酸ナトリウム、リグニン
スルホン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナ
トリウム等のアリールスルホン酸塩などあげられる。
善し、除草効果を高める等の目的で、カゼイン、ゼラチ
ン、アルブミン、ニカワ、リグニンスルホン酸塩、アル
ギン酸塩、アラビアゴム、カルボキシメチルセルロー
ス、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、
ポリビニルアルドール、ポリビニルピロリドン、ポリサ
ツカライド等の高分子化合物や他の補助剤を併用するこ
ともできる。
型、適用場面等を考慮して、目的に応じてそれぞれ単独
あるいは組合わせて適宜使用することができる。
る本発明の組成物中の有効成分含有率は製剤型により種
々変えることができるが、例えば、0.01〜99重量
%、好ましくは0.4〜30重量%の範囲とすることが
できる。
5〜90重量%含有し、残部は固体担体、分散湿潤剤で
あつて、必要に応じて保護コロイド剤、消泡剤等が加え
られる。
1〜35重量%含有し、残部は固体担体及び界面活性剤
等である。有効成分は固体担体と均一に混合されている
か、あるいは固体担体の表面に均一に固着もしくは吸着
されており、粒の径は約0.2〜1.5mm程度であるこ
とができる。
常0.5〜50重量%含有しており、これに3〜10重
量%の分散湿潤剤が含まれ、残部は水であり、必要に応
じて保護コロイド剤、防腐剤、消泡剤等が加えられる。
用適量は、気象条件、土壌条件、薬剤の製剤形態、対象
作物、対象雑草、施用時期、施用方法等の違いにより一
概に規定できないが、通常、有効成分の合計量を基準に
して1ヘクタール当り0.01〜10kg、好ましく
は、0.01〜2kgの範囲内が適当である。
剤、殺菌剤、植物生長調節剤、除草剤及び肥料などの薬
剤と混合して使用することも可能である。
ノビエ、コナギ、アゼナ、タマガヤツリ、ホタルイ、ヘ
ラオモダカ等の一年生雑草及びミズガヤツリ、ウリカ
ワ、クログワイ等の多年生難防除雑草等広範な雑草に対
して低薬量で高い効果を示し、かつ水稲に対する安全性
が極めて高く、通常の使用方法では問題となるような薬
害を引き起こすことがない。また、畑地に発生するノビ
エ、メヒシバ、エノコログサ等の一年生雑草及びハマス
ゲ等の多年生難防除雑草に対しても高い防除効果を発揮
する。
草発生初期(移植後約20日)までの広い範囲から任意
に選定することができる。本発明の除草剤組成物は1回
の処理にて、完全な雑草防除が可能なため、雑草防除に
要する労力を大幅に軽減することができる。
成分の殺草力が高く、さらに強力な相乗効果を有するこ
とにより、これまでの除草剤に比べて有効成分投下量が
極めて少なくてすむ。それゆえ環境や農業従事者に対す
る安全性も高く、時代の要望に合致した除草剤であると
いえる。
発明をさらに具体的に説明する。 製造例1 6−メチル−3−[1−メチル−1−(3,
5−ジクロロフエニル)エチル]−5−フエニル−2,
3−ジヒドロ−4H−1,3−オキサジン−4−オン
(化合物 No.1)の製造:ホルマリン(37%HCHO
水溶液)(4.6g)に1−メチル−1−(3,5−ジク
ロロフエニル)エチルアミン(7.5g)を室温でゆつ
くり加えた。これをそのまま7時間反応させた。反応混
合物に飽和炭酸水素ナトリウム溶液を加えこれをエーテ
ルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、無水硫
酸ナトリウムを加えて乾燥させた。溶媒を減圧下留去し
て白色結晶のN−メチレン−1−メチル−1−(3,5
−ジクロロフエニル)エチルアミンを8.6g得た。
ル−2H,4H−1,3−ジオキシン−4−オン(0.6
5g)と上記で得たN−メチレン−1−メチル−1−
(3,5−ジクロロフエニル)エチルアミン(0.65
g)の混合物を150℃で30分間加熱し反応させた。
反応混合物をヘキサン、酢酸エチル混合溶媒より再結晶
し、標題化合物(0.90g)を得た。
化合物 No.2〜7を製造した。
質の融点及び1H−NMRピーク値を第1表に示す。
し、乾燥して粒剤を得た。
し、乾燥して粒剤を得た。
し、乾燥して粒剤を得た。
し、乾燥して粒剤を得た。
し、乾燥して粒剤を得た。
得た。
得た。
得た。
得た。
得た。
し、乾燥して粒剤を得た。
し、乾燥して粒剤を得た。
し、乾燥して粒剤を得た。
し、乾燥して粒剤を得た。
し、乾燥して粒剤を得た。
得た。
得た。
得た。
得た。
得た。
し、乾燥して粒剤を得た。
し、乾燥して粒剤を得た。
し、乾燥して粒剤を得た。
得た。
得た。
得た。
し、乾燥して粒剤を得た。
し、乾燥して粒剤を得た。
し、乾燥して粒剤を得た。
し、乾燥して粒剤を得た。
し、乾燥して粒剤を得た。
得た。
得た。
得た。
得た。
得た。
得た。
例を挙げて説明する。
成肥料を入れ、適量の水を加えて充分にかき混ぜて水田
の状態とした。これに予め温室内で生育させた2葉期の
水稲苗を2本1株としてポツト当たり2株移植して、ノ
ビエ、コナギ、アゼナ、ホタルイの種子を一定量づつ播
種し、ウリカワ、ミズガヤツリの塊茎をそれぞれ一定量
づつ植え付け、水深3cmに湛水した。
育させた後、上記実施例及び比較例で調製した製剤を用
いて、第2表〜第5表に示した有効成分となるように処
理した。
の除草効果及び水稲に対する薬害程度を下記の基準に従
つて判別した。
本発明の除草剤組成物はそれぞれの有効成分をそれぞれ
単独で用いた場合に比べて、極めて低い薬量で各種雑草
を防除できることが明らかとなつた。
シート(信越化学製;商品名「アゼナミ」)を用いて1
区画が10m2(4m×2.5m)となるように仕切り、
ノビエが2.5葉期になるまで生育させた後、前記実施
例及び比較例で調製した製剤を用いて、第6表〜第9表
に示した有効成分となるように処理した。
てから30日後に、各雑草への除草効果及び水稲に対す
る薬害程度を試験例1の基準に従つて判別した。その結
果を第6表〜第9表に示す。
Claims (2)
- 【請求項1】 (A) 下記一般式(I) 【化1】 [式中、Rはメチル基又はエチル基を示し、Yはハロゲ
ン原子を示し、nは 2である]で表わされる少なくとも
1種の1,3−オキサジン−4−オン誘導体と、 (B) N′−(2−クロロイミダゾル[1,2−a]
ピリジン−3−イル−スルホニル)−N′−(4,6−
ジメトキシ−2−ピリミジル)ウレア、 メチル 2−[[[[[(4,6−ジメトキシ−2−ピ
リミジニル)アミノ]カルボニル]アミノ]スルフオニ
ル]メチル]ベンゾエート、 エチル 5−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イ
ル−カルバモイルスルフアモイル)−1−メチルピラゾ
ール−4−カルボキシレート、及び5−[(4,6−ジ
メトキシピリミジン−2−イル)アミノカルボニルアミ
ノスルホニル]−1−メチル−4−(2−メチル−1,
2,3,4−テトラゾール−5−イル)−ピラゾールより
選ばれる少くとも1種のスルホニルウレア誘導体を有効
成分として含有することを特徴とする除草剤組成物。 - 【請求項2】 式(I)の1,3−オキサジン−4−オ
ン誘導体(A)が6−メチル−3−[1−メチル−1−
(3,5−ジクロロフエニル)エチル]−5−フエニル
−2,3−ジヒドロ−4H−1,3−オキサジン−4−オ
ンである請求項1に記載の除草剤組成物。
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-
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