JP2000239276A - ピロリジン化合物、製造法および除草剤 - Google Patents

ピロリジン化合物、製造法および除草剤

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JP2000239276A
JP2000239276A JP11251822A JP25182299A JP2000239276A JP 2000239276 A JP2000239276 A JP 2000239276A JP 11251822 A JP11251822 A JP 11251822A JP 25182299 A JP25182299 A JP 25182299A JP 2000239276 A JP2000239276 A JP 2000239276A
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Yasuo Yamada
靖雄 山田
Masahiko Kato
雅彦 加藤
Akihiro Takahashi
明裕 高橋
Junji Sato
淳司 佐藤
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Nippon Soda Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】工業的に有利に合成でき、より低い薬量で効果
の確実な安全性の高い、作物との選択性の良い除草剤を
提供する。 【解決手段】一般式(I) 【化1】 [式中、X,Y,Zは、それぞれ独立して、ハロゲン原
子,C1-6 アルキル基等を表し、mは、0,1,2又は
3を表し、Gは、酸素原子又はN−R(Rは、水素原
子,C1-6 アルキル基,置換されてもよいベンジル基等
を表す。)を表す。Aは、水素原子,C1-6 アルキル
基,C1-6 アルキルカルボニル基等を表し、Bは、C
1-6 アルキル基,C1-6 ハロアルキル基等を表し、n
は、0又は1〜6の整数を表す。]で表されるピロリジ
ン化合物、その製造法及び除草性組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規なピロリジン
骨格を有する化合物、その製造法及び該化合物を有効成
分として含有する除草剤に関する。
【0002】
【従来の技術】農園芸作物の栽培にあたり、多大の労力
を必要としてきた雑草防除に多くの除草剤が使用される
ようになってきた。しかし、作物に薬害を生じたり、環
境に残留したり、汚染したりすることから、より低い薬
量で効果が確実でしかも安全に使用できる薬剤の開発が
望まれている。本発明に関連した化合物として、EP4
15211号には下記式(A)の化合物が記載されてい
る。
【0003】
【化5】
【0004】(式中、A−Bは、−S(O)n’−CH
2 又は−CH2 −S(O)n’を表し、Z’は、ハロゲ
ン原子、C1-6 アルキル基、C1-6 ハロアルキル基等を
表し、n’は、0,1又は2を表す。)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は工業的に有利
に合成でき、より低い薬量で効果の確実な安全性の高
い、作物との選択性の良い除草剤を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、 (1)一般式(I)
【0007】
【化6】
【0008】{式中、Xは、ハロゲン原子,C1-6 アル
キル基又はC1-6 ハロアルキル基を表す。Yは、水素原
子、ハロゲン原子,C1-6 アルキル基又はC1-6 ハロア
ルキル基を表す。Zは、ニトロ基,シアノ基,ハロゲン
原子,C1-6 アルキル基又はC1-6 ハロアルキル基を表
し、mは、0,1,2又は3を表し、mが2以上のと
き、Zは同一でも相異なっていてもよい。
【0009】Gは、酸素原子、NR[ここで、Rは、水
素原子,C1-6 アルキル基,C1-6アルケニル基,置換
基を有していてもよいベンジル基,COR1 (R1 は、
1- 6 アルキル基、C1-6 アルコキシ基、置換基を有し
ていてもよいフェニル基、置換基を有していてもよいピ
リジル基、置換基を有していてもよいベンジルオキシ基
又はNr12 を表す。ここで、r1 及びr2 は、同一
又は相異なって、水素原子,C1-6 アルキル基,置換基
を有していてもよいベンジル基を表し、また、r1 とr
2 とが一緒になって環を形成してもよい。)、又はSO
22 (ここで、R2 は、C1-6 アルキル基又は置換基
を有していてもよいフェニル基を表す。)]を表す。
【0010】Aは、水素原子,C1-6 アルキル基,C
2-6 アルケニル基,C1-6 アルコキシC1-6 アルキル
基,C1-6 アルキルスルホニル基,置換基を有していて
もよいベンジル基又はC(=O)R3 [ここで、R3
は、C1−6 アルキル基,C2-6アルケニル基,C1-6
アルコキシC1-6 アルコキシ基,置換基を有していても
よいフェニル基,置換基を有していてもよいベンジル
基,置換基を有していてもよいベンジルオキシ基又はN
34 (r3 及びr4 は、同一又は相異なって、水素
原子、C1-6 アルキル基を表す、また、r3 とr4 と一
緒になって環を形成してもよい。)を表す。]を表す。
【0011】Bは、C1-6 アルキル基、C1-6 ハロアル
キル基又は置換基を有していてもよいフェニル基を表
し、nは、0又は1〜6の整数を表す。nが、2以上の
とき、Bは同一でも相異なっていてもよい。}で表され
るピロリジン化合物、 (2)一般式(II)
【0012】
【化7】
【0013】(式中、X,Y,Z,m,B及びnは、前
記と同じ意味を表し、G’は、前記Gにおいて、NHを
除くほか、前記Gと同じ意味を表し、R4 は、C1-6
ルキル基を表す。)で表される化合物を、縮合反応させ
ることを特徴とする、一般式(I−1)
【0014】
【化8】
【0015】(式中、X,Y,Z,m,G,B及びn
は、前記と同じ意味を表す。)で表される化合物の製造
法、
【0016】(3)前記一般式(I−1)で表される化
合物と、一般式A’−L(式中、A’は、前記Aにおい
て、水素原子を除くほか、前記Aと同じ意味を表し、L
は、脱離基を表す。)で表される化合物を反応させるこ
とを特徴とする、一般式(I−2)
【0017】
【化9】
【0018】(式中、X,Y,Z,m,G,B,n及び
A’は、前記と同じ意味を表す。)で表される化合物の
製造法、及び
【0019】(4)該化合物の1種若しくは2種以上を
有効成分として含有する、除草性組成物(除草剤)であ
る。
【0020】前記一般式(1)において、Xは、フッ
素,塩素,臭素等のハロゲン原子、メチル,エチル,プ
ロピル,イソプロピル,ブチル,t−ブチル,ペンチ
ル,ヘキシル基等のC1-6 アルキル基、又は、クロロメ
チル,フルオロメチル,ジクロロメチル,ジフルオロメ
チル,トリクロロメチル,トリフルオロメチル,1−フ
ルオロエチル,2−フルオロエチル,ジフルオロクロロ
メチル,ペンタフルオロエチル等のC1−6 ハロアル
キル基を表す。
【0021】Yは、水素原子、フッ素,塩素,臭素等の
ハロゲン原子、メチル,エチル,プロピル,イソプロピ
ル,ブチル,t−ブチル,ペンチル,ヘキシル基等のC
1-6 アルキル基、又は、クロロメチル,フルオロメチ
ル,ジクロロメチル,ジフルオロメチル,トリクロロメ
チル,トリフルオロメチル,1−フルオロエチル,2−
フルオロエチル,ジフルオロクロロメチル,ペンタフル
オロエチル等のC1-6 ハロアルキル基を表す。
【0022】Zは、ニトロ基、シアノ基、フッ素,塩
素,臭素等のハロゲン原子、メチル,エチル,プロピ
ル,イソプロピル,ブチル,t−ブチル,ペンチル,ヘ
キシル基等のC1-6 アルキル基、又は、クロロメチル,
フルオロメチル,ジクロロメチル,ジフルオロメチル,
トリクロロメチル,トリフルオロメチル,1−フルオロ
エチル,2−フルオロエチル,ジフルオロクロロメチ
ル,ペンタフルオロエチル等のC1-6 ハロアルキル基を
表す。
【0023】Gは、酸素原子又はNRで表される基を表
す。前記NRで表される基のRとしては、水素原子、メ
チル,エチル,プロピル,イソプロピル,ブチル,t−
ブチル,ペンチル,ヘキシル等のC1-6 アルキル基、エ
テニル,1−プロペニル,2−プロペニル等のC2-6
ルケニル基、置換基を有していてもよい(ベンジル、α
−メチルベンジル、α,α−ジメチルベンジル、α−エ
チルベンジル基)等のベンジル基、COR1 で表される
基、又は、SO22 で表される基を表す。
【0024】前記置換基を有していてもよいベンジル基
の置換基としては、ニトロ基、フッ素,塩素,臭素等の
ハロゲン原子、メチル,エチル等のC1-6 アルキル基等
が挙げられる。また、これらのベンジル基は、同一若し
くは相異なる複数の置換基を有していてもよい。
【0025】前記COR1 のR1 としては、メチル,エ
チル,プロピル,イソプロピル,ブチル,t−ブチル,
ペンチル,ヘキシル等のC1-6 アルキル基、メトキシ,
エトキシ,プロポキシ,イソプロポキシ,ブトキシ,t
−ブトキシ等のC1-6 アルコキシ基、置換基を有してい
てもよいフェニル基、置換基を有していてもよいピリジ
ル基(2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル
基)、置換基を有していてもよいベンジルオキシ基、又
は、Nr12で表される基を表す。
【0026】上記フェニル基、ピリジル基、ベンジルオ
キシ基の置換基としては、ニトロ基、フッ素,塩素,臭
素等のハロゲン原子、メチル,エチル基等のC1-6 アル
キル基、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポ
キシ基等のC1-6 アルコキシ基等が挙げられる。また、
これらフェニル基、ピリジル基、ベンジルオキシ基は、
同一若しくは相異なる複数の置換基を有していてもよ
い。
【0027】SO22 のR2 としては、メチル,エチ
ル,プロピル,イソプロピル,ブチル,t−ブチル,ペ
ンチル,ヘキシル等のC1-6 アルキル基、ベンゼン環の
任意の位置にハロゲン原子、C1-6 アルキル基、ニトロ
基等の置換基を有していてもよいフェニル基を表す。ま
た、フェニル基は、同一若しくは相異なる複数の置換基
を有していてもよい。
【0028】前記Nr12で表される基のr1 及びr
2としては、水素原子、メチル,エチル、プロピル、イ
ソプロピル基等のC1-6 アルキル基、又はベンゼン環の
任意の位置にハロゲン原子、C1-6 アルキル基、ニトロ
基等の置換基を有していてもよいベンジル基を表す。ま
た、r1 及びr 2は一緒になって、5〜8員環を形成し
ていてもよく、ベンジル基は、同一若しくは相異なる複
数の置換基を有していてもよい。
【0029】Aは、水素原子、メチル,エチル,プロピ
ル,イソプロピル,ブチル,t−ブチル,ペンチル,ヘ
キシル等のC1-6 アルキル基、1−プロペニル,2−プ
ロペニル等のC2-6 アルケニル基、エテニル、プロパル
ギル基等のC2-6 アルキニル基、メトキシメチル,エト
キシメチル,メトキシエチル,イソプロポキシメチル,
t−ブトキシメチル等のC1-6 アルコキシC1-6 アルキ
ル基、メチルスルホニル,エチルスルホニル,プロピル
スルホニル、イソプロピルスルホニル基等のC1-6 アル
キルスルホニル基、ベンゼン環の任意の位置に、(ニト
ロ基、フッ素,塩素,臭素等のハロゲン原子、メチル,
エチル等のC1-6 アルキル基等の置換基を有していても
よい)フェニル基、ベンゼン環の任意の位置に、(ニト
ロ基、フッ素,塩素,臭素等のハロゲン原子、メチル,
エチル等のC1-6 アルキル基等の置換基を有していても
よい)ベンジル基、又は、
【0030】C(=O)R3 で表される基等を表す。こ
こで、R3 は、メチル,エチル,プロピル,イソプロピ
ル,ブチル,t−ブチル,ペンチル,ヘキシル等のC
1-6 アルキル基、エテニル,1−プロペニル,2−プロ
ペニル等のC2-6 アルケニル基、メトキシメトキシ,メ
トキシエトキシ,エトキシメトキシ等のC1−6 アル
コキシC1-6 アルコキシ基、ベンゼン環の任意の位置
に、(ニトロ基、フッ素,塩素,臭素等のハロゲン原
子、メチル,エチル等のC1-6 アルキル基等の置換基を
有していてもよい)フェニル基、ベンゼン環の任意の位
置に、(ニトロ基、フッ素,塩素,臭素等のハロゲン原
子、メチル,エチル等のC1-6 アルキル基等の置換基を
有していてもよい)ベンジル基、ベンゼン環の任意の位
置に、(ニトロ基、フッ素,塩素,臭素等のハロゲン原
子、メチル,エチル等のC1-6 アルキル基等の置換基を
有していてもよい)ベンジルオキシ基、又は、
【0031】Nr34 で表される基等を表す。ここ
で、r3 及びr4 は、水素原子、メチル,エチル、プロ
ピル、イソプロピル基等のC1-6 アルキル基、又はベン
ゼン環の任意の位置にハロゲン原子、C1-6 アルキル
基、ニトロ基等の置換基を有していてもよいベンジル基
を表す。また、r3 及びr 4は一緒になって、5〜8員
環を形成していてもよい。なお、上記R3 ,r3 及びr
4 におけるフェニル基、ベンジル基及びベンジルオキシ
基は、同一又は相異なる複数の置換基を有していてもよ
い。
【0032】Bは、メチル,エチル,プロピル,イソプ
ロピル,ブチル,t−ブチル,ペンチル,ヘキシル等の
1-6 アルキル基、クロロメチル,フルオロメチル,ジ
クロロメチル,ジフルオロメチル,トリクロロメチル,
トリフルオロメチル,1−フルオロエチル,2−フルオ
ロエチル,ジフルオロクロロメチル,ペンタフルオロエ
チル等のC1-6 ハロアルキル基、又は、ベンゼン環の任
意の位置に、(ニトロ基、フッ素,塩素,臭素等のハロ
ゲン原子、メチル,エチル等のC1-6 アルキル基等の置
換基を有していてもよい)フェニル基等を表す。また、
フェニル基は、同一又は相異なる複数の置換基を有して
いてもよい。
【0033】本発明の前記一般式(1)で表される化合
物は、優れた除草活性を有し、前記一般式(1)で表さ
れる化合物を有効成分として含有する組成物は、除草剤
として有用である。
【0034】
【発明の実施の形態】本発明化合物は、例えば、以下の
ようにして製造することができる。 (製造法1)Aが水素原子である化合物の製造
【0035】
【化10】
【0036】(式中、X,Y,Z,m,B,n,G’及
びR は、前記と同じ意味を表す。)
【0037】この方法は、一般式(II)で表される化
合物を、不活性溶媒中、塩基の存在下に、縮合閉環し
て、一般式(I−1)で表される化合物を製造するもの
である。この反応に用いることのできる塩基としては、
例えば、カリウムt−ブトキシド、ナトリウムメトキシ
ド,ナトリウムエトキシド等の金属アルコキシド、水酸
化ナトリウム,水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化
物、酸化マグネシウム,酸化カルシウム等のアルカリ土
類金属酸化物、炭酸カリウム,炭酸カルシウム等の炭酸
塩、水素化ナトリウム,水素化カルシウム等の水素化
物、ナトリウムアミド等を挙げることができる。
【0038】また、用いることのできる溶媒としては、
N,N−ジメチルホルムアミド(DMF),N,N−ジ
メチルアセトアミド(DMA),N−メチルピロリドン
等のアミド類、テトラヒドロフラン(THF),ジオキ
サン,ジエチルエーテル,ジブチルエーテル,グリコー
ルジメチルエーテル,ジグリコールジメチルジメチルエ
ーテル等のエーテル類、メタノール,エタノール,プロ
パノール,イソプロパノール,ブタノール,t−ブタノ
ール等のアルコール類、ベンゼン,トルエン,キシレン
等の芳香族炭化水素類、酢酸エチル等のエステル類、ア
セトニトリル等のニトリル類、ジメチルスルホキシド
(DMSO)、スルホラン等を例示することができる。
反応は、0℃から用いる溶媒の沸点の温度範囲で円滑に
進行する。
【0039】(製造法2)また、本発明化合物のうち、
Aが水素原子以外の基で置換された化合物は、次に示す
方法によって製造することができる。
【0040】
【化11】
【0041】(式中、X,Y,Z,m,G,B,n及び
A’は、前記と同じ意味を表す。)
【0042】この反応は、一般式(I−1)で表される
化合物とA’−L(Lは脱離基であり、塩素,臭素等の
ハロゲン原子が好ましい。)で表される化合物とを、不
活性溶媒中、塩基の存在下で反応させて、一般式(I−
2)を製造するものである。
【0043】この反応に用いることのできる塩基として
は、例えば、カリウムt−ブトキシド、ナトリウムメト
キシド,ナトリウムエトキシド等の金属アルコキシド、
水酸化ナトリウム,水酸化カリウム等のアルカリ金属水
酸化物、酸化マグネシウム,酸化カルシウム等のアルカ
リ土類金属酸化物、炭酸カリウム,炭酸カルシウム等の
炭酸塩、水素化ナトリウム,水素化カルシウム等の水素
化物等を挙げることができる。
【0044】また、用いることのできる溶媒としては、
ジクロロメタン,クロロホルム,四塩化炭素等のハロゲ
ン化炭化水素類、DMF,DMA,N−メチルピロリド
ン等のアミド類、THF,ジエチルエーテル等のエーテ
ル類、メタノール,エタノール等のアルコール類、ベン
ゼン,トルエン,キシレン等の芳香族炭化水素類、酢酸
エチル等のエステル類、アセトニトリル等のニトリル
類、DMSO等を例示することができる。反応は、0℃
から用いる溶媒の沸点の温度範囲で円滑に進行する。
【0045】(製造法3)本発明化合物のうち、GがN
Hである化合物は、一般式(I−3)で表される化合物
を還元することにより製造することができる。
【0046】
【化12】
【0047】(式中、X,Y,Z,m,A,B及びn
は、前記と同じ意味を表し、R’は、水素原子を除くほ
か、前記Rと同じ意味を表す。)
【0048】即ち、一般式(I−3)で表される化合物
を、メタノール,エタノール等のアルコール類、ベンゼ
ン,トルエン,キシレン等の芳香族炭化水素類、酢酸エ
チル等のエステル類、アセトニトリル等の有機溶媒中、
パラジウムカーボン,水酸化パラジウム,酸化白金等の
触媒の存在下で、水素雰囲気下、常圧或いは加圧下に接
触水素還元させることにより、本発明化合物のうち、G
がNHである化合物を得ることができる。
【0049】前記一般式(II)で表される化合物は、
下記反応式に従って製造することができる。
【0050】
【化13】
【0051】(式中、X,Y,Z,m,G’,B,n及
びR は、前記と同じ意味を表し、Lは、脱離基を表
す。)
【0052】また、一般式(III)で表される化合物
は、例えば、WO98/08825号60頁又は、Sy
nthesis.,1065(1992)記載の方法に
より、製造することができる。
【0053】いずれの反応においても、反応終了後は、
通常の合成化学的後処理を行うことにより目的物を得る
ことができる。また、反応生成物の構造の同定は、NM
R、IR、MS等の各種スペクトルの測定により行うこ
とができる。なお、前記一般式(I)で表される本発明
化合物には、ケト−エノールの互変異性体が存在し得る
が、これらは全て本発明の範囲に含まれる。
【0054】〔除草剤〕本発明の除草性組成物(除草
剤)は、本発明化合物の1種又は2種以上を有効成分と
して含有する。本発明化合物を実際に施用する際には、
他成分を加えず純粋な形で使用することができる。ま
た、農薬として使用する目的で一般の農薬のとり得る形
態、即ち、水和剤,粒剤,粉剤,乳剤,水溶剤,懸濁
剤,フロアブル等の形態で使用することもできる。
【0055】固型剤を目的とする場合は、添加剤及び担
体として、大豆粉,小麦粉等の植物性粉末、珪藻土,燐
灰石,石こう,タルク,ベントナイト,パイロフィライ
ト,クレイ等の鉱物性微粉末、安息香酸ソーダ,尿素,
芒硝等の有機及び無機化合物が使用される。
【0056】液体の剤型を目的とする場合は、ケロシ
ン,キシレン及びソルベントナフサ等の石油留分、シク
ロヘキサン,シクロヘキサノン,DMF,DMSO,ア
ルコール,アセトン,トリクロルエチレン,メチルイソ
ブチルケトン,鉱物油,植物油,水等を溶剤として使用
する。
【0057】さらに、これらの製剤において均一かつ安
定な形態をとるために、必要に応じ、界面活性剤等の他
の添加剤を添加することもできる。界面活性剤として
は、特に限定はないが、例えば、ポリオキシエチレンが
付加したアルキルフェニルエーテル,ポリオキシエチレ
ンが付加したアルキルエーテル,ポリオキシエチレンが
付加した高級脂肪酸エステル,ポリオキシエチレンが付
加したソルビタン高級脂肪酸エステル,ポリオキシエチ
レンが付加したトリスチリルフェニルエーテル等の非イ
オン性界面活性剤,ポリオキシエチレンが付加したアル
キルフェニルエーテルの硫酸エステル塩,アルキルベン
ゼンスルホン酸塩,高級アルコールの硫酸エステル塩,
アルキル硫酸塩,アルキルナフタレンスルホン酸塩,ポ
リカルボン酸塩,リグニンスルホン酸塩,アルキルナフ
タレンスルホン酸塩のホルムアルデヒド縮合物,イソブ
チレン−無水マレイン酸の共重合物等が挙げられる。
【0058】本発明除草剤における有効成分濃度は、前
述した製剤の形により種々の濃度に変化させることがで
きる。有効成分濃度としては、例えば、水和剤に於いて
は、5〜90%、好ましくは10〜85%程度であり、
乳剤に於いては、3〜70%、好ましくは5〜60%程
度であり、粒剤に於いては、0.01〜50%、好まし
くは、0.05%〜40%程度である。
【0059】このようにして得られる水和剤、乳剤は、
水で所定の濃度に希釈して懸濁液或いは乳濁液として、
粒剤は、そのまま雑草の発芽前又は発芽後に散布処理も
しくは混和処理される。本発明の除草性組成物を除草剤
として実際に適用するに当たっては、1ヘクタール当た
り有効成分0.1g以上の適当量が施用される。
【0060】本発明化合物は、畑作条件で、土壌処理、
茎葉処理のいずれの方法でも高い除草活性を示し、メヒ
シバ、エノコロ、野生エンバク、イヌビユ等の各種畑雑
草に有効で、トウモロコシ、ムギ類、大豆、ワタ等の作
物に選択性を示す化合物も含まれている。
【0061】本発明化合物は、作物、観賞用植物、果樹
等の有用植物に対し、生育抑制作用等の植物成長調節作
用を示す化合物も含まれている。
【0062】本発明化合物は、水田雑草のノビエ、タマ
ガヤツリ、オモダカ、ホタルイ等の各種水田雑草に対
し、優れた殺草効力を有し、イネに選択性を示す化合物
も含まれている。
【0063】本発明化合物は、果樹園、芝生、線路端、
空き地等の雑草の防除にも適用することができる。本発
明化合物には植物成長調節作用、殺菌活性、殺虫・殺ダ
ニ活性を有するものも含まれる。
【0064】また、本発明除草性組成物は、他の公知の
殺菌剤,殺虫剤,殺ダニ剤,除草剤,植物成長調整剤,
肥料等と混合して使用することも出来る。特に、他の除
草活性成分と混合使用することにより、使用薬量を減少
させることが可能である。また、省力化をもたらすのみ
ならず、混合薬剤の相乗作用により一層高い効果も期待
できる。その場合、複数の公知除草剤との組合せも可能
である。
【0065】本発明除草剤と混合使用するにふさわしい
薬剤としては、ジフルフェニカン,プロパニル等のアニ
リド系除草剤、アラクロール,プレチラクロール等のク
ロロアセトアニリド系除草剤、2,4−D,2,4−D
B等のアリールオキシアルカン酸系除草剤、ジクロホッ
プ−メチル,フェノキサプロップ−エチル等のアリール
オキシフェノキシアルカン酸系除草剤、ジカンバ,ピリ
チオバック等のアリールカルボン酸系除草剤、イマザキ
ン,イマゼタピル等のイミダゾリノン系除草剤、ジウロ
ン,イソプロツロン等のウレア系除草剤、クロルプロフ
ァム,フェンメジファム等のカーバメート系除草剤、チ
オベンカルブ,EPTC等のチオカーバメート系除草
剤、トリフルラリン,ペンジメタリン等のジニトロアニ
リン系除草剤、アシフルオルフェン、ホメサフェン等の
ジフェニルエーテル系除草剤、ベンスルフロン−メチ
ル,ニコスルフロン等のスルホニルウレア系除草剤、メ
トリブジン,メタミトロン等のトリアジノン系除草剤、
アトラジン,シアナジン等のトリアジン系除草剤、フル
メツラム等のトリアゾピリミジン系除草剤、ブロモキシ
ニル,ジクロベニル等のニトリル系除草剤、グリホサー
ト,グリホシネート等のリン酸系除草剤、パラコート,
ジフェンゾコート等の4級アンモニウム塩系除草剤、フ
ルミクロラック−ペンチル,フルチアセット−メチル等
の環状イミド系除草剤、その他として、イソキサベン、
エトフメセート、オキサジアゾン、キンクロラック、ク
ロマゾン、スルコトリオン、シンメチリン、ジチオピ
ル、ピラゾレート、ピリデート、フルポキサム、ベンタ
ゾン、ベンフルセート、更に、セトキシジム,トラルコ
キシジム等のシクロヘキサンジオン系除草剤等が挙げら
れる。また、これらを組み合わせた組成物に植物油、油
濃縮物等の添加剤を添加することも出来る。
【0066】
【実施例】次に、参考例,実施例により、本発明をさら
に詳細に説明する。 参考例1 1−(2,6−ジクロロフェニルアセチル)−4−ベン
ジルピペラジン−2−カルボキシリックアシッドエチル
エステルの製造
【0067】
【化14】
【0068】4−ベンジルピペラジン−2−カルボキリ
ックアシッド エチルエステル0.77gと、2,6−
ジクロロフェニルアセチックアシッド0.64gとをジ
クロロメタン10mlに溶解し、ジシクロヘキシルカル
ボジイミド0.7g及びN,N−ジメチル−4−アミノ
ピリジン0.36gを室温で加え、室温で12時間攪拌
した。反応液にエーテルを加えて濾過し、濾液を濃縮し
て、油状の目的物を1.4g得た。
【0069】実施例1 1−ヒドロキシー2−(2,6ージクロロフェニル)−
7−ベンジルー5,6,7,8,8aーペンタヒドロー
7−アザインドリジンー3−オン(化合物番号1−1)
の製造
【0070】
【化15】
【0071】1−(2,6−ジクロロフェニルアセチ
ル)−4−ベンジルピペラジン−2−カルボキシリック
アシッドエチルエステル1.4gをTHF10mlに溶
解し、カリウムt−ブトキシド0.33gを加え、室温
で12時間攪拌した。反応液を水にあけ、酢酸エチルを
加えて分液し、水層を分取した。水層を2Nの塩酸で酸
性として、酢酸エチルで抽出し、有機層を水洗し無水硫
酸マグネシウムで脱水後、濃縮して、目的化合物を0.
65g得た。mp.255−257℃
【0072】実施例2 1−アセトキシー2−(2,6ージクロロフェニル)−
7−ベンジルー5,6,7,8,8aーペンタヒドロー
7−アザインドリジンー3−オン(化合物番号1−2)
の製造
【0073】
【化16】
【0074】1−ヒドロキシー2−(2,6ージクロロ
フェニル)−7−ベンジルー5,6,7,8,8aーペ
ンタヒドロー7−アザインドリジンー3−オン0.4g
をジクロロメタン5mlに溶解し、ピリジン0.18g
及びアセチルクロリド0.15gを加え、室温で3時間
攪拌した。反応液に水を加え、2N塩酸水及び重曹水で
洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水後、濃縮して、目
的化合物0.19gを得た。mp.135−137℃
【0075】実施例3 1−アセトキシー2−(2,6ージクロロフェニル)ー
5,6,7,8,8aーペンタヒドロー7−アザインド
リジンー3−オン(化合物番号1−3)の製造
【0076】
【化17】
【0077】1−アセトキシー2−(2,6ージクロロ
フェニル)ー7−ベンジルー5,6,7,8,8aーペ
ンタヒドロー7−アザインドリジンー3−オン1.0g
をエタノール10mlに溶解し、20%Pd(OH)2
を0.2g加え、水素雰囲気下、室温で12時間攪拌
した。反応液を濾過し、濾液を濃縮して、目的化合物
0.77gを得た。 mp.243−245℃
【0078】実施例4 1−ヒドロキシー2−(2,6ージクロロフェニル)ー
5,6,7,8,8aーペンタヒドロー7−アザインド
リジンー3−オン(化合物番号1−11)の製造
【0079】
【化18】
【0080】1ーヒドロキシー2−(2,6ージクロロ
フェニル)ー7−ベンジルー5,6,7,8,8aーペ
ンタヒドロー7−アザインドリジンー3−オン0.7g
をメタノール10mlに溶解し、5%−パラジウムカー
ボン(Pd−C)0.15gを加え、水素雰囲気下、室
温で12時間攪拌した。反応液を濾過し、濾液を濃縮し
て、目的化合物0.57gを得た。 mp.262−265℃
【0081】参考例2 4−(2,4,6−トリメチルフェニルアセチル)−モ
ルホリン−3−カルボン酸メチルの製造
【0082】
【化19】
【0083】モルホリン−3−カルボン酸メチル6.1
g及び2,4,6−トリメチルフェニル酢酸7.4gを
ジクロロメタン160mlに溶解し、そこへ、1−(3
−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミ
ド塩酸塩7.9gとN,N−ジメチル−4−アミノピリ
ジン5.3gを加え、室温で12時間攪拌した。反応液
を2N塩酸水と重曹水で洗浄し、無水硫酸マグネシウム
で脱水した後、濃縮して得られた残渣を酢酸エチルで結
晶化し、目的化合物5.8gを得た。
【0084】実施例5 7−ヒドロキシ−(2,4,6−トリメチルフェニル)
−3−ピロリノ[2,1-c]モルホリン−5ーオン(化
合物番号1−22)の製造
【0085】
【化20】
【0086】4−(2,4,6−トリメチルフェニルア
セチル)−モルホリン−3−カルボン酸メチル3.0g
をDMF30mlに溶解し、室温で攪拌し、1.0Mカ
リウムt−ブトキシドのTHF溶液を12ml滴下し
た。室温で12時間攪拌し、反応液を氷水にあけ、酢酸
エチルを加えて分液し、水層を分取した。水層を硫酸で
酸性とし、酢酸エチルで抽出した。有機層を水洗し、無
水硫酸マグネシウムで脱水し、濃縮した残渣に酢酸エチ
ルを加え、析出結晶を濾取し、目的化合物0.48gを
得た。mp.265−267℃
【0087】実施例6 7−ピバロイル−(2,4,6−トリメチルフェニル)
−3−ピロリノ[2,1-c]モルホリン−5ーオン(化
合物番号1−23)の製造
【0088】
【化21】
【0089】7−ヒドロキシ−(2,4,6−トリメチ
ルフェニル)−3−ピロリノ[2,1-c]モルホリン−
5ーオン0.2gをベンゼン10mlに溶解し、トリエ
チルアミン0.1gを加えた。室温で攪拌しながら、ピ
バロイルクロリド0.1mlを加え、室温で12時間反
応させた。反応液に酢酸エチルを加え、2N塩酸水及び
重曹水で洗い、無水硫酸マグネシウムで脱水後、溶媒を
濃縮し、油状の目的化合物0.29gを得た。
【0090】1H−NMR(CDCl3 ,δpp
m):1.1(s,9H),2.15(s,6H), 2.25(s,3H),3.2-3.4(m,3
H),4.0(m,1H),4.25-4.35(m,2H),4.5(m,1H),6.85(s,1H)
【0091】上記のようにして得られる本発明化合物の
例を、下記A−1−1からA−18−18、第1表及び
第2表に示す。なお、A−1−1からA−18−18に
おいて、G及びBnは、第1表のB−1からB−378
に対応させている。また、Bnの置換位置は、A−1−
1に示した数字で表すこととし、以下A−18−18ま
で同様とする。
【0092】
【化22】
【0093】
【化23】
【0094】
【化24】
【0095】
【化25】
【0096】
【化26】
【0097】
【化27】
【0098】
【化28】
【0099】
【化29】
【0100】
【化30】
【0101】
【化31】
【0102】
【化32】
【0103】
【化33】
【0104】
【化34】
【0105】
【化35】
【0106】
【化36】
【0107】
【化37】
【0108】
【化38】
【0109】
【化39】
【0110】
【化40】
【0111】
【化41】
【0112】
【化42】
【0113】
【化43】
【0114】
【化44】
【0115】
【化45】
【0116】
【化46】
【0117】
【化47】
【0118】
【化48】
【0119】
【化49】
【0120】
【化50】
【0121】
【化51】
【0122】
【化52】
【0123】
【化53】
【0124】
【化54】
【0125】
【化55】
【0126】
【化56】
【0127】
【化57】
【0128】
【化58】
【0129】
【化59】
【0130】
【化60】
【0131】
【化61】
【0132】
【化62】
【0133】
【化63】
【0134】
【化64】
【0135】
【化65】
【0136】
【化66】
【0137】
【化67】
【0138】
【化68】
【0139】
【化69】
【0140】
【化70】
【0141】
【化71】
【0142】
【化72】
【0143】
【化73】
【0144】
【化74】
【0145】
【化75】
【0146】
【化76】
【0147】
【化77】
【0148】
【化78】
【0149】
【化79】
【0150】
【化80】
【0151】
【化81】
【0152】
【化82】
【0153】
【化83】
【0154】
【化84】
【0155】
【化85】
【0156】
【化86】
【0157】
【化87】
【0158】
【化88】
【0159】
【化89】
【0160】
【化90】
【0161】
【化91】
【0162】
【化92】
【0163】
【化93】
【0164】
【化94】
【0165】
【化95】
【0166】
【化96】
【0167】
【化97】
【0168】
【化98】
【0169】
【化99】
【0170】
【化100】
【0171】
【化101】
【0172】
【化102】
【0173】
【化103】
【0174】
【化104】
【0175】
【化105】
【0176】
【化106】
【0177】
【化107】
【0178】
【化108】
【0179】
【化109】
【0180】
【化110】
【0181】
【化111】
【0182】
【表1001】
【0183】
【表1002】
【0184】
【表1003】
【0185】
【表1004】
【0186】
【表1005】
【0187】
【表1006】
【0188】
【表1007】
【0189】
【表1008】
【0190】
【表1009】
【0191】
【表2001】
【0192】
【表2002】
【0193】
【表2003】
【0194】また、本発明化合物のNMRデータを第3
表にまとめて示した。
【0195】
【表3001】
【0196】〔除草剤〕次に、本発明除草性組成物に関
する製剤例を示すが、本発明の除草性組成物における有
効成分化合物、添加物及び添加割合は、本実施例にのみ
限定されることなく、広い範囲で変更可能である。製剤
実施例中の部は重量部を示す。
【0197】 実施例7 水和剤 本発明化合物 20部 ホワイトカーボン 20部 ケイソウ土 52部 アルキル硫酸ソーダ 8部 以上を均一に混合、微細に粉砕して、有効成分20%の
水和剤を得る。
【0198】 実施例8 乳剤 本発明化合物 20部 キシレン 55部 ジメチルホルムアミド 15部 ポリオキシエチレンフェニルエーテル 10部 以上を混合、溶解して有効成分20%の乳剤を得る。
【0199】 実施例9 粒剤 本発明化合物 5部 タルク 40部 クレー 38部 ベントナイト 10部 アルキル硫酸ソーダ 7部 以上を均一に混合して微細に粉砕後、直径0.5〜1.
0mmの粒状に造粒して有効成分5%の粒剤を得る。
【0200】
【発明の効果】
【0201】次に本発明除草剤の効果に関する試験例を
示す。除草効果は下記の調査基準に従って調査し、殺草
指数で表した。
【0202】調査基準 殺 草 率 殺 草 指 数 0% 0 20〜29% 2 40〜49% 4 60〜69% 6 80〜89% 8 100% 10 また、1、3、5、7、9の数値は、各々0と2、2と
4、4と6、6と8、8と10の中間の値を示す。
【0203】
【数1】
【0204】試験例1 茎葉散布処理 200cm2 のポットに土壌を充填し、表層にメヒシ
バ、アキノエノコログサの各種子を播き、軽く覆土後温
室内で生育させた。各雑草が5〜25cmの草丈に生育
した時点で実施例8に示した乳剤の水希釈液を、有効成
分が所定の薬量になるように、小型噴霧器にて茎葉部に
散布した。3週間後に作物の薬害及び雑草の除草効果
を、前記調査基準に従って調査し、その結果を第4表に
示した。
【0205】
【表4001】
【0206】
【表4002】
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07D 207:00 241:00) (C07D 498/04 209:00 265:00) (72)発明者 高橋 明裕 神奈川県小田原市高田345 日本曹達株式 会社小田原研究所内 (72)発明者 佐藤 淳司 神奈川県小田原市高田345 日本曹達株式 会社小田原研究所内 Fターム(参考) 4C050 AA01 BB04 CC08 EE02 FF02 FF05 GG02 GG03 HH01 HH04 4C072 AA01 BB02 CC01 CC11 EE07 FF03 GG07 HH02 JJ02 UU02 4H011 AB01 BA01 BB09 BB10 BC01 BC06 BC18 BC19 BC20 DA02 DA15 DA16 DD03 DE15 DH03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(1) 【化1】 {式中、Xは、ハロゲン原子,C1-6 アルキル基または
    1-6 ハロアルキル基を表す。Yは、水素原子、ハロゲ
    ン原子,C1-6 アルキル基またはC1-6 ハロアルキル基
    を表す。Zは、ニトロ基,シアノ基,ハロゲン原子,C
    1-6 アルキル基またはC1-6 ハロアルキル基を表し、m
    は、0,1,2または3を表し、mが2以上のとき、Z
    は同一でも相異なっていてもよい。Gは、酸素原子、N
    R[ここで、Rは、水素原子,C1-6 アルキル基,C
    1-6アルケニル基,置換基を有していてもよいベンジル
    基,COR (R は、C 1-6 アルキル基、C1-6
    ルコキシ基、置換基を有していてもよいフェニル基、置
    換基を有していてもよいピリジル基、置換基を有してい
    てもよいベンジルオキシ基またはNr12 を表す。こ
    こで、r1 およびr2 は、同一または相異なって、水
    素原子,C1-6 アルキル基,置換基を有していてもよい
    ベンジル基を表し、また、r1 とr2 とが一緒になって
    環を形成してもよい。)、またはSO22(ここで、R
    2 は、C1-6 アルキル基または置換基を有していてもよ
    いフェニル基を表す。)]を表す。Aは、水素原子,C
    1-6 アルキル基,C2-6 アルケニル基,C1-6 アルコキ
    シC1-6 アルキル基,C1-6 アルキルスルホニル基,置
    換基を有していてもよいベンジル基、またはC(=O)
    3 [ここで、R3 は、C1-6 アルキル基,C2-6アル
    ケニル基,C1-6 アルコキシC1-6 アルコキシ基,置換
    基を有していてもよいフェニル基,置換基を有していて
    もよいベンジル基,置換基を有していてもよいベンジル
    オキシ基またはNr34 (r3 およびr4 は、同一ま
    たは相異なって、水素原子、C1-6 アルキル基を表す、
    また、r3 とr4 と一緒になって環を形成してもよ
    い。)を表す。]を表す。Bは、C1-6 アルキル基、C
    1-6 ハロアルキル基または置換基を有していてもよいフ
    ェニル基を表し、nは、0または1〜6の整数を表し、
    nが、2以上のとき、Bは同一でも相異なっていてもよ
    い。}で表されるピロリジン化合物。
  2. 【請求項2】一般式(II) 【化2】 (式中、X,Y,Z,m,Bおよびnは、前記と同じ意
    味を表し、G’は、前記Gにおいて、NHを除くほか、
    前記Gと同じ意味を表し、R4 は、C1-6 アルキル基を
    表す。)で表される化合物を、縮合反応させることを特
    徴とする、 一般式(I−1) 【化3】 (式中、X,Y,Z,m,G,B,nは、前記と同じ意
    味を表す。)で表される化合物の製造法。
  3. 【請求項3】前記一般式(I−1)で表される化合物
    と、式 A’−L(式中、A’は、前記Aにおいて、水
    素原子を除くほか、前記Aと同じ意味を表し、Lは、脱
    離基を表す。)で表される化合物を反応させることを特
    徴とする、 一般式(I−2) 【化4】 (式中、X,Y,Z,m,G,B,n,A’は、前記と
    同じ意味を表す。)で表される化合物の製造法。
  4. 【請求項4】前記一般式(I)で表される化合物の1種
    または2種以上を有効成分として含有することを特徴と
    する除草剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006517923A (ja) * 2003-01-20 2006-08-03 バイエル・クロツプサイエンス・アクチエンゲゼルシヤフト 2,4−ジハロゲン−6−(c2−c3−アルキル)フェニル置換テトラミン酸誘導体
CN109311903A (zh) * 2016-04-14 2019-02-05 拜耳作物科学股份公司 具有除草作用的环状3-苯基特特拉姆酸衍生物

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