JPH0427746Y2 - - Google Patents

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JPH0427746Y2
JPH0427746Y2 JP1986168753U JP16875386U JPH0427746Y2 JP H0427746 Y2 JPH0427746 Y2 JP H0427746Y2 JP 1986168753 U JP1986168753 U JP 1986168753U JP 16875386 U JP16875386 U JP 16875386U JP H0427746 Y2 JPH0427746 Y2 JP H0427746Y2
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vehicle body
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JP1986168753U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車の後部車体構造に関するもので
ある。
(従来の技術) 第5図に示すように、バツクドアaはルーフb
の後部のバツクドア取付部cにヒンジ部材を介し
て取付けられ、その内側にはリアヘツダdが設け
てある。このリアヘツダ内側の閉断面eには別途
プレス成形加工されたヒンジレインフオースメン
トfが取付けられ、これには閉断面eを横切る縦
部gが一体的に形成され、このフランジ部h,i
をリアヘツダdのアツパパネルjに接合したもの
で、この縦部によりリアヘツダ部が補強され、ヒ
ンジ取付部cの剛性強度を増大せしめてバツクド
アa等の重量物の取付けを可能としている。(例
えば、特開昭58−81867号公報記載のもの。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、従来の技術のように、リアヘツ
ダを補強してバツクドア等の重量物を取付けた場
合、このリアヘツダを支持する部分、すなわちリ
アピラー上部のコーナー部分をも補強する必要が
ある。
ところで、このコーナー部分を補強する為に新
たに補強部材を製作して組付けることは、部品点
数を増し、組付工数を複雑なものとし、ひいては
コスト高を招くという問題点を生じることにな
る。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、かかる点に鑑み、リアピラーを構成
するインナ部材及びアウタ部材の各々をルーフ後
部のコーナー部を介してリアヘツダ側に延設し、
該延設部によつて上記コーナー部及びバツクドア
のヒンジ取付部を効果的に補強するとともに、該
ヒンジ取付部からリアピラーへの荷重分散性を高
めようとするものである。
すなわち、そのための手段は、インナ部材とア
ウタ部材とよりなるリアピラーを備えているとと
もに、車体ルーフの後部にヘツダロアとヘツダア
ツパとよりなるリアヘツダが設けられ、該リヤヘ
ツダにバツクドアのヒンジ部材が取り付けられる
ヒンジ取付部が設けられている自動車の後部車体
構造において、 上記インナ部材及びアウタ部材の各々は、上記
リアピラーを構成するピラー部を備えているとと
もに、該ピラー部の上端より上記車体ルーフの後
部のコーナー部を介して上記リアヘツダのヒンジ
取付部よりも車体中央側に延びる延設部を備え、 上記アウタ部材の延設部には、上記リアヘツダ
のヒンジ取付部に対応する部位に上方へ突出した
凸部が形成されていて、該凸部が上記リアヘツダ
に重ねられて該リアヘツダと共にヒンジ取付部を
形成しており、 上記インナ部材の延設部は、上記アウタ部材の
凸部を間において該アウタ部材の車体中央側の部
位と車体側端側の部位とに接合されていることを
特徴とする構造である。
(作用) 上記手段においては、ルーフ後部のコーナー部
とバツクドアのヒンジ取付部とが、リアピラーを
構成するインナ部材及びアウタ部材の各延設部に
よつて補強されることになる。特に、上記アウタ
部材の延設部に凸部を設けてリアヘツダと共にヒ
ンジ取付部を構成するようにしたから、このヒン
ジ取付部の剛性が高くなり、且つインナ部材の延
設部が上記凸部を間においてアウタ部材の車体中
央側の部位と車体側端側の部位に接合されている
から、インナ部材の延設部が上記ヒンジ取付部の
剛性の向上に大きく寄与する。
そうして、上記各延設部はリアピラーを構成す
るピラー部と一体のものであるため、補強部材を
別途設けることなく、上記コーナー部及びヒンジ
取付部を補強することができるとともに、このヒ
ンジ取付部からリアピラーへの荷重の分散が効率
良く行なわれることになる。
(考案の効果) 従つて、本考案によれば、インナ部材及びアウ
タ部材の各々が、ピラー部を備えているととも
に、車体ルーフの後部のコーナー部を介してリア
ヘツダのヒンジ取付部位に延びる延設部を備え、
且つ上記アウタ部材の延設部に形成された凸部が
上記リアヘツダに重ねられて該リアヘツダと共に
ヒンジ取付部を形成し、さらに上記インナ部材の
延設部が上記凸部を間においてアウタ部材の車体
中央側の部位と車体側端側の部位とに接合されて
いるから、補強部材を別途設けることなく、上記
ヒンジ取付部の剛性を効果的に高め且つ上記コー
ナー部を補強しながら、上記ヒンジ取付部からリ
アピラーへの荷重の分散性を高めることができ
る、という効果が得られる。
(実施例) 以下に本考案における実施例を図面に基づき説
明する。
本例は第1図ないし第4図に示し、自動車のル
ーフの後部1は、そのコーナー部2にリアヘツダ
3が車幅方向に架設されるとともに、その上部に
はルーフパネル5が設けられており、また、この
ルーフパネル5の後部5aにはバツクドア6がそ
のヒンジ部材6aを介して開閉自在に取付けられ
てなつている。
前記ルーフ1のコーナー部2は、一枚板のイン
ナパネル(インナ部材)7とリアフエンダ8と一
枚板のリアピラーアウタ(アウタ部材)10とで
構成されており、リアピラー11の上部とサイド
レール12の基端部をリアヘツダ架設部13とを
なしているものである。
前記インナパネル7とリアフエンダ8とはコー
ナー部2から3方向に延設されるピラー部7a,
8aとサイド部7b,8bとヘツダ側への延設部
7c,8cとを有してなつており、前記リアピラ
ーアウタ10はピラー部10aと該ピラー部の上
方から前記コーナー部2で屈折されて前記リアヘ
ツダ3側に延設されてなる延設部10bとでなつ
ており、該延設部10bには上方へ突出した凸部
10cが形成されている。この場合、前記インナ
パネル7及びリアピラーアウタ10の各々の延設
部7c,10bは、上記ルーフパネル5の後部5
aにおけるヒンジ部材6aの取付部位よりも車体
中央側へ延びている。
前記リアピラー11は、インナパネル7および
リアフエンダ8のピラー部7a,8aが溶着され
てなるリアピラーインナ11aと、リアピラーア
ウタ10のピラー部10aとが溶着されて閉断面
構造をなしており、前記サイドレール12は、イ
ンナパネル7およびリアフエンダ8の各々のサイ
ド部7b,8bが溶着されて閉断面構造をなして
おり、前記リアヘツダ架設部13はインナパネル
7およびリアフエンダ8の各々の延設部7c,8
cが溶着されて閉断面構造をなしているととも
に、前記リアピラーアウタ10の延設部10bが
インナパネル7の延設部7c上に重設されてなつ
ている。
前記リアヘツダ3はヘツダアツパ3aとヘツダ
ロア3bとが溶着されて閉断面構造をなしてい
て、前記リアヘツダ架設部13を載置されるとと
もに、ヘツダアツパ3aの端部3cは前記リアフ
エンダ8の延設部8cの端部に溶着されており、
また、ヘツダロア3bはリアピラーアウタ10の
延設部10bと溶着されるとともにその端部3d
はインナパネル7の延設部7cとも溶着されてい
る。なお、本例においてはリアヘツダ3内にヒン
ジレイン14を設け該ヒンジレインをヘツダアツ
パ3aとヘツダロア3bとに溶着せしめてリアヘ
ツダ3を補強している。
前記ルーフパネル5は、その後部5aが前記リ
アヘツダ3の上面に重積され、側部5bが前記リ
アフエンダ8の側面部8dに溶着されている。
一方、前記リアピラーアウタ10の凸部10c
はその上部に重合されたヘツダアツパ3a、ヒン
ジレイン14およびルーフパネル5とともに前記
バツクドア6のヒンジ部材6aを取付けるヒンジ
取付部15を形成しており、このヒンジ取付部1
5にはボルト15aと前記凸部10cに溶着され
たナツト15bとによつてヒンジ部材6aの取付
部6bが締付固定されている。また、このヒンジ
取付部15は前記リアピラーアウタ10の凸部1
0cとインナパネル7の延設部7cとによつて閉
断面構造15cをなしている。すなわち、上記イ
ンナパネル7の延設部7cは、上記リアピラーア
ウタ10の延設部10bにおける上記凸部10c
の周辺部に接合されている。
なお、第4図に断面して示すごとくヒンジレイ
ンを用いることなく、前記リアピラーアウタ10
の延設部10bをリアヘツダ3のヘツダアツパ3
aとヘツダロア3bとの間に延設しても良い。こ
の場合、図示は省略しているが、インナパネル7
の延設部7cはヘツダロア3bの下面に接合する
ことになる。
以上の構成により、補強部材を別途製作して組
付けることなく、インナパネル7の延設部7cお
よびリアピラーアウタ10の延設部10bによつ
て、リアヘツダ3を支持するコーナー部2が補強
されるとともに、ヒンジ取付部15は閉断面構造
15cによつて補強され、かつ、ヒンジ取付部に
作用する力がリアピラーに効率良く分散されるこ
とになる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本実施例を示し、第5図
は従来の例を示すものであつて、第1図は自動車
のルーフ後部のコーナー部を車内側から見て示す
斜視図、第2図は第1図の−線における断面
図、第3図は第1図の−線における断面図、
第4図は第2図の−線における断面図、第5
図は車体のリアヘツダ部の車長方向の断面図であ
る。 1……ルーフの後部、3……リアヘツダ、3a
……ヘツダアツパ、3b……ヘツダロア、6……
バツクドア、6a……ヒンジ部材、7……インナ
パネル(インナ部材)、7a……ピラー部、7c
……延設部、10……リアピラーアウタ(アウタ
部材)、10b……延設部、10c……凸部、1
1……リアピラー、11a……リアピラーイン
ナ、15……ヒンジ取付部、a……バツクドア、
d……リアヘツダ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 インナ部材とアウタ部材とよりなるリアピラー
    を備えているとともに、車体ルーフの後部にリア
    ヘツダが設けられ、該リアヘツダにバツクドアの
    ヒンジ部材が取り付けられるヒンジ取付部が設け
    られている自動車の後部車体構造において、 上記インナ部材及びアウタ部材の各々は、上記
    リアピラーを構成するピラー部を備えているとと
    もに、該ピラー部の上端より上記車体ルーフの後
    部のコーナー部を介して上記リアヘツダのヒンジ
    取付部よりも車体中央側に延びる延設部を備え、 上記アウタ部材の延設部には、上記リアヘツダ
    のヒンジ取付部に対応する部位に上方へ突出した
    凸部が形成されていて、該凸部が上記リアヘツダ
    に重ねられて該リアヘツダと共にヒンジ取付部を
    形成しており、 上記インナ部材の延設部は、上記アウタ部材の
    凸部を間において該アウタ部材の車体中央側の部
    位と車体側端側の部位とに接合されていることを
    特徴とする自動車の後部車体構造。
JP1986168753U 1986-10-31 1986-10-31 Expired JPH0427746Y2 (ja)

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JP1986168753U JPH0427746Y2 (ja) 1986-10-31 1986-10-31

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JPS6374377U JPS6374377U (ja) 1988-05-18
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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4704738B2 (ja) * 2004-11-10 2011-06-22 三菱自動車工業株式会社 車両の後部車体構造
JP5067087B2 (ja) * 2007-09-13 2012-11-07 マツダ株式会社 車両の車体後部構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5887669U (ja) * 1981-12-10 1983-06-14 富士重工業株式会社 ハイル−フ自動車の後部車体構造
JPH0139255Y2 (ja) * 1984-11-05 1989-11-24

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