JPH0717644Y2 - 自動車の後部車体構造 - Google Patents
自動車の後部車体構造Info
- Publication number
- JPH0717644Y2 JPH0717644Y2 JP1989007439U JP743989U JPH0717644Y2 JP H0717644 Y2 JPH0717644 Y2 JP H0717644Y2 JP 1989007439 U JP1989007439 U JP 1989007439U JP 743989 U JP743989 U JP 743989U JP H0717644 Y2 JPH0717644 Y2 JP H0717644Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- panel
- suspension
- fender
- quarter panel
- pillar
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、サスペンションレインフォースメントの配設
された自動車の後部車体構造に関する。
された自動車の後部車体構造に関する。
（従来の技術） サスペンションの作動に伴うつき上げ荷重の影響を緩和
するために、例えば実開昭62-61774号公報に示されてい
る車体にはサスペンションレインフォースメントが配設
されている。このサスペンションレインフォースメント
100は第６図に示すようにサスペンションの荷重が懸る
車体のリヤ部101に上下方向に延設されてなり、下端部
はホイールハウス部103に連結されその上端部は車体の
ピラー部分のクォーターパネル102に固着され、サスペ
ンションの荷重をクォーターパネルに分散させる構造を
有するものがある。
するために、例えば実開昭62-61774号公報に示されてい
る車体にはサスペンションレインフォースメントが配設
されている。このサスペンションレインフォースメント
100は第６図に示すようにサスペンションの荷重が懸る
車体のリヤ部101に上下方向に延設されてなり、下端部
はホイールハウス部103に連結されその上端部は車体の
ピラー部分のクォーターパネル102に固着され、サスペ
ンションの荷重をクォーターパネルに分散させる構造を
有するものがある。
（考案が解決しようとする課題） しかし、このようなレインフォースメントの配設構造に
おいては、サスペンション荷重の分散がクォーターパネ
ルのみにまかされているため分散効率が低くさらに効率
のよいサスペンション荷重の分散が要求されており、同
時にレインフォースメント取付け部分の剛性を向上させ
ることが望まれていた。
おいては、サスペンション荷重の分散がクォーターパネ
ルのみにまかされているため分散効率が低くさらに効率
のよいサスペンション荷重の分散が要求されており、同
時にレインフォースメント取付け部分の剛性を向上させ
ることが望まれていた。
本考案は、サスペンション荷重の分散性に優れ、剛性の
高い自動車の後部車体構造の提供を目的とする。
高い自動車の後部車体構造の提供を目的とする。
（課題を解決するための手段） 本考案は、ホイールハウス部を備えたクォーターパネル
の車幅方向外側の面に上下方向に延びるサスペンション
レインフォースメントが接合され、前記クォーターパネ
ルに対応してピラー部とフェンダー部とを備えるアウタ
パネルが前記クォーターパネルの車幅方向外側の位置に
配設され、前記クォーターパネルとアウタパネルとが前
記サスペンションレインフォースメントを間に挟み込ん
で接合されて成る自動車の後部車体構造において、 前記アウタパネルのピラー部とフェンダー部とが別体で
構成されると共に該ピラー部とフェンダー部とはその境
界部分で重合接合して接続され、この重合接合部分が前
記サスペンションレインフォースメントの外表面に重合
させて接合されていることを特徴とする。
の車幅方向外側の面に上下方向に延びるサスペンション
レインフォースメントが接合され、前記クォーターパネ
ルに対応してピラー部とフェンダー部とを備えるアウタ
パネルが前記クォーターパネルの車幅方向外側の位置に
配設され、前記クォーターパネルとアウタパネルとが前
記サスペンションレインフォースメントを間に挟み込ん
で接合されて成る自動車の後部車体構造において、 前記アウタパネルのピラー部とフェンダー部とが別体で
構成されると共に該ピラー部とフェンダー部とはその境
界部分で重合接合して接続され、この重合接合部分が前
記サスペンションレインフォースメントの外表面に重合
させて接合されていることを特徴とする。
（作用） 本考案は、前述したような構造を有するためサスペンシ
ョンレインフォースメントがアウタパネルにも連結され
ており、サスペンションからのつき上げ荷重をアウタパ
ネルにも分散させることができる。
ョンレインフォースメントがアウタパネルにも連結され
ており、サスペンションからのつき上げ荷重をアウタパ
ネルにも分散させることができる。
（実施例） 以下、図面を用いて本考案の実施例の後部車体構造の一
実施例を説明する。
実施例を説明する。
第１図に示す自動車の後部車体構造１はホイールハウス
部２を備えたクォーターパネル３を有し、このクォータ
ーパネル３に対応してピラー部４とフェンダー部５とを
備えてなるアウタパネル６がクォーターパネル３の車幅
方向外側の位置に配設されてなる。このアウタパネル６
は、第２図に示すように、ルーフ部７とピラー部４とが
一体的に形成されたルーフパネル８とリヤフェンダーパ
ネル5aとが第１図に点線で囲って示す境界部分10におい
て接合されてなる。
部２を備えたクォーターパネル３を有し、このクォータ
ーパネル３に対応してピラー部４とフェンダー部５とを
備えてなるアウタパネル６がクォーターパネル３の車幅
方向外側の位置に配設されてなる。このアウタパネル６
は、第２図に示すように、ルーフ部７とピラー部４とが
一体的に形成されたルーフパネル８とリヤフェンダーパ
ネル5aとが第１図に点線で囲って示す境界部分10におい
て接合されてなる。
第３図に示すように、前記クォーターパネル３の前記ア
ウタパネルのピラー部４およびフェンダー部５に対応す
る部分には、サスペンションレインフォースメント９が
配設されている。
ウタパネルのピラー部４およびフェンダー部５に対応す
る部分には、サスペンションレインフォースメント９が
配設されている。
このサスペンションレインフォースメント９は、下端部
9aがホイールハウス部２に接合され、クォーターパネル
３に沿って上方に延設された形状で、クォーターパネル
３にの車幅方向外側の面に接合されてなり、この車幅方
向外方にアウタパネル６が配設され、クォーターパネル
３とアウタパネル６とがサスペンションレインフォース
メント９を間に挟み込んで接合されている。なお、上記
サスペンションレインフォースメント９の上端をルーフ
レール部に結合するように配設してもよいものである。
9aがホイールハウス部２に接合され、クォーターパネル
３に沿って上方に延設された形状で、クォーターパネル
３にの車幅方向外側の面に接合されてなり、この車幅方
向外方にアウタパネル６が配設され、クォーターパネル
３とアウタパネル６とがサスペンションレインフォース
メント９を間に挟み込んで接合されている。なお、上記
サスペンションレインフォースメント９の上端をルーフ
レール部に結合するように配設してもよいものである。
第４図および第４図をＶ−Ｖ線に沿って切断した第５図
に示すように、前記ピラー部４とフェンダー部５とは別
体で構成されると共に該ピラー部４とフェンダー部５と
はそれらの境界部分10でピラー部４の内方にフェンダー
部５が重合接合して接続され、さらにこの重合接合部分
が前記サスペンションレインフォースメント９の外表面
に重合させて接合されている。このように前記サスペン
ションレインフォースメント９は、車幅方向内側部分が
前記クォーターパネル３に連結され、車幅方向外側部分
が前記ピラー部４とフェンダー部５との重合接合部分に
結合されているため、サスペンションレインフォースメ
ント９が受けたサスペンション荷重が、前記クォーター
パネル３およびピラー部４とフェンダー部５とに分散さ
れる。
に示すように、前記ピラー部４とフェンダー部５とは別
体で構成されると共に該ピラー部４とフェンダー部５と
はそれらの境界部分10でピラー部４の内方にフェンダー
部５が重合接合して接続され、さらにこの重合接合部分
が前記サスペンションレインフォースメント９の外表面
に重合させて接合されている。このように前記サスペン
ションレインフォースメント９は、車幅方向内側部分が
前記クォーターパネル３に連結され、車幅方向外側部分
が前記ピラー部４とフェンダー部５との重合接合部分に
結合されているため、サスペンションレインフォースメ
ント９が受けたサスペンション荷重が、前記クォーター
パネル３およびピラー部４とフェンダー部５とに分散さ
れる。
（考案の効果） 本考案の自動車の後部車体構造は、アウタパネルのピラ
ー部とフェンダー部とのをそれらの境界部分で重合接合
し、この重合接合部分にサスペンションレインフォース
メントが重合接合されているためサスペンションレイン
フォースメントが取付けられているクォーターパネルの
みではなく、前記重合接合によって剛性が向上せしめら
れたその重合接合部分を介してアウタパネルのピラー部
およびフェンダー部にもサスペンション荷重を効率よく
分散させることができる。
ー部とフェンダー部とのをそれらの境界部分で重合接合
し、この重合接合部分にサスペンションレインフォース
メントが重合接合されているためサスペンションレイン
フォースメントが取付けられているクォーターパネルの
みではなく、前記重合接合によって剛性が向上せしめら
れたその重合接合部分を介してアウタパネルのピラー部
およびフェンダー部にもサスペンション荷重を効率よく
分散させることができる。
また、ピラー部の下部がフェンダー部のみではなく、レ
インフォースメントにも連結されているためピラー部の
下部の剛性をあげることができる。
インフォースメントにも連結されているためピラー部の
下部の剛性をあげることができる。
第１図は本考案の自動車の後部車体構造の一実施例の斜
視図、 第２図は前記実施例の一部の分解斜視図、 第３図は前記実施例におけるサスペンションレインフォ
ースメントの配設を示す斜視図、 第４図は前記実施例の要部の構造を示す斜視図、 第５図は第４図をＶ−Ｖ線に沿って切断した断面図、 第６図は従来のサスペンションレインフォースメントの
一例を示す側面図である。 １…自動車の後部車体構造 ２…ホイールハウス部 ３…クォーターパネル、４…ピラー部 ５…フェンダー部、６…アウタパネル 9,100…サスペンションレインフォースメント 10…境界部分
視図、 第２図は前記実施例の一部の分解斜視図、 第３図は前記実施例におけるサスペンションレインフォ
ースメントの配設を示す斜視図、 第４図は前記実施例の要部の構造を示す斜視図、 第５図は第４図をＶ−Ｖ線に沿って切断した断面図、 第６図は従来のサスペンションレインフォースメントの
一例を示す側面図である。 １…自動車の後部車体構造 ２…ホイールハウス部 ３…クォーターパネル、４…ピラー部 ５…フェンダー部、６…アウタパネル 9,100…サスペンションレインフォースメント 10…境界部分
Claims (1)
- 【請求項１】ホイールハウス部を備えたクォーターパネ
ルの車幅方向外側の面に上下方向に延びるサスペンショ
ンレインフォースメントが接合され、前記クォーターパ
ネルに対応してピラー部とフェンダー部とを備えるアウ
タパネルが前記クォーターパネルの車幅方向外側の位置
に配設され、前記クォーターパネルとアウタパネルとが
前記サスペンションレインフォースメントを間に挟み込
んで接合されて成る自動車の後部車体構造において、 前記アウタパネルのピラー部とフェンダー部とが別体で
構成されると共に該ピラー部とフェンダー部とはその境
界部分で重合接合して接続され、この重合接合部分が前
記サスペンションレインフォースメントの外表面に重合
させて接合されていることを特徴とする自動車の後部車
体構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989007439U JPH0717644Y2 (ja) | 1989-01-25 | 1989-01-25 | 自動車の後部車体構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989007439U JPH0717644Y2 (ja) | 1989-01-25 | 1989-01-25 | 自動車の後部車体構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0299074U JPH0299074U (ja) | 1990-08-07 |
| JPH0717644Y2 true JPH0717644Y2 (ja) | 1995-04-26 |
Family
ID=31212445
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989007439U Expired - Lifetime JPH0717644Y2 (ja) | 1989-01-25 | 1989-01-25 | 自動車の後部車体構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0717644Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5549420B2 (ja) * | 2010-06-25 | 2014-07-16 | マツダ株式会社 | 車両の後部車体構造 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6261774U (ja) * | 1985-10-08 | 1987-04-16 | ||
| JPH0423750Y2 (ja) * | 1986-08-26 | 1992-06-03 |
-
1989
- 1989-01-25 JP JP1989007439U patent/JPH0717644Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0299074U (ja) | 1990-08-07 |
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