JPH0627442U - ストラットタワー - Google Patents

ストラットタワー

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JPH0627442U
JPH0627442U JP6248092U JP6248092U JPH0627442U JP H0627442 U JPH0627442 U JP H0627442U JP 6248092 U JP6248092 U JP 6248092U JP 6248092 U JP6248092 U JP 6248092U JP H0627442 U JPH0627442 U JP H0627442U
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strut tower
wall
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アルミ鋳物製のストラットタワーの強度剛性
をアップする。 【構成】 車体の左右方向中央部に向かってアーチ状に
膨出する縦壁11の上部に上壁12を設け、下部にはサ
イドメンバ16の取り付け部17を設ける。縦壁11に
はその前側部と後側部とに各々上壁12から取り付け部
17に亘り補強部18を設ける。補強部18は、車体の
左右方向に指向する第1フランジ19と、第1フランジ
19に稜線20を介して連なり、車体の前後方向に指向
する第2フランジ21とが断面L型をなして設けられた
ものであり、第1フランジ19と第2フランジとはリブ
22によって連結してある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、ストラットタワーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図9に示す車体Bのエンジンルーム内のストラットタワーには、例えば図10 に示すような構造のものがある。同図において1はフードリッジパネルを示し、 フードリッジパネル1の上縁部にはフードリッジレインフォース2が取り付けら れ、フードリッジパネル1の下縁部にはサイドメンバ3が取り付けられている。 そして、フードリッジレインフォース2からフードリッジパネル1の下縁部のサ イドメンバ3の取り付け部にわたる部位にストラットタワー4が取り付けられて いる。
【0003】 ストラットタワー4は車体の左右方向中央部に向かって膨出する縦壁5を備え ると共に縦壁5の上部に上壁6が取り付けられたものである(この構造は実開昭 59−89772号公報に示されている)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のストラットタワー4にあっては、サスペンションか らストラットタワー4の上壁6に作用する入力は上壁6から縦壁5に伝達される ため、ストラットタワー4の上部が車体の左右方向中央側へ変位しようとするい わゆるストラットタワーの内倒れを生ずる傾向にあり、その結果生ずる車体剛性 の低下を補うためにストラットタワー4周辺の各種部材の肉厚を増加させる等の 対策が必要になってしまう。
【0005】 そこで、この考案は周辺部材の強度アップを必要とせず強度剛性の高いストラ ットタワーを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
車体の左右方向中央部に向かって膨出する縦壁を備え、縦壁の上部には上壁が 設けられ、縦壁の下部にサイドメンバが取り付けられるストラットタワーにおい て、前記縦壁の前側面と後側面とに前記上壁からサイドメンバの取り付け部に亘 り補強部材が設けられ、補強部材には車体の左右方向に指向する第1フランジと 、この第1フランジに稜線を介して連なり車体の前後方向に指向する第2フラン ジとが設けられ、これら第1フランジと第2フランジとがリブによって連結され ている。
【0007】
【作用】
サスペンションからストラットタワーの上壁に作用した入力荷重を上壁の前側 面と後側面に設けられた補強部材を介してサイドメンバに荷重分担させる。ここ で、補強部材に設けられた稜線を形成する第1フランジと第2フランジとによっ て上下方向、左右方向、前後方向の入力荷重に対抗し、第1フランジと第2フラ ンジとの開きをリブによって抑える。
【0008】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図面と共に説明する。
【0009】 図1に示すのはこの考案の第1実施例である。同図において、ストラットタワ ー10はアルミ鋳物で一体成形されたものである。
【0010】 ストラットタワー10は車体の左右方向中央部に向かって膨出するアーチ状の 縦壁11を備え、この縦壁11の上部には上壁12が設けられている。
【0011】 上壁12には中央部にストラット取付孔13が形成され、ストラット取付孔1 3の周囲にはストラット取付用のボルト孔14が3箇所形成されている。そして 、上壁12は縦壁11の前端部及び後端部から車体の左右方向の外側に張り出し ており、この部分にフードリッジレインフォース15が取り付けられるようにな っている。
【0012】 上記縦壁11の下部には、サイドメンバ16に取り付けられる断面L字状の取 付部17が設けられている。
【0013】 そして、上記縦壁11の前側面としての前端部と縦壁11の後側面としての後 端部とには、前記上壁12からサイドメンバ16の取り付け部17に亘り補強部 材としての補強部18が各々設けられている。
【0014】 補強部18は、車体の左右方向に指向する第1フランジ19と、この第1フラ ジ19に稜線20を介して連なり、車体の前後方向に指向する第2フランジ21 とが断面L型をなして設けられたものであり、上記第1フランジ19と第2フラ ンジ21と縦壁11とで囲まれるコの字断面部分にはこれら第1フランジ19と 第2フランジ21と縦壁11とを連結するリブ22が各々に垂直に形成されてい る。
【0015】 次に、作用について説明する。図2に示すようにサスペンションからの上下方 向の入力荷重F1は上壁12から縦壁11に伝達されるが、補強部18の第1フ ランジ19と第2フランジ21との稜線20にも伝達されるため、ストラットの 上部を確実に支持することができると共にストラットタワー10の上壁12に作 用する入力荷重を矢印で示すようにサイドメンバ16に効率良く伝達することが できる。
【0016】 ここで、上記補強部18の第1フランジ19と第2フランジ21と縦壁11と がリブ22によって連結されているため、これらによって形成されるコの字断面 部分が、例えば下方向の力を受けた場合等に開くのを抑えることができ、したが ってサスペンションから作用する入力荷重に対してより確実に対抗でき、かつサ イドメンバ16に確実に入力荷重を伝達することができる。
【0017】 一方、図3に示すようにサスペンションからの前後方向の入力荷重F2に対し ては、これを第1フランジ19とリブ22とが矢印で示すように各々その面に沿 う方向で受けることができ、サスペンションからの前後方向の入力荷重F2に対 しても十分に対抗することができる。
【0018】 したがって、ストラットタワー10の剛性が高まりストラットタワー10の内 倒れを防止することができるのである。
【0019】 また、図4に示すように車両前面衝突時にサイドメンバ16への入力荷重Pと ダッシュアッパパネル23からの反力により、サイドメンバ16は図中破線で示 すように座屈しようとして各補強部18には上向きの力が作用するが、同様にフ ードリッジフォース15への入力荷重Pによって下向きの力が各補強部18に作 用するため、上記上向きの力と下向きの力が相殺され、したがって、破線で示す ようにサイドメンバ16が座屈するのを抑えることができる。
【0020】 次に、図5によって第2実施例を説明する。
【0021】 尚、この実施例において前述実施例と同一部分には同一符号を付して説明は省 略する。この実施例では、上記実施例における稜線を2箇所に設けるために、上 記第1フランジ19と第2フランジ21との間に段差をもたせ、車体前後方向に 指向する第2サブフランジ24と車体左右方向に指向する第1サブフランジ25 とが設けられたものである。したがって、第1フランジ19と第2サブフランジ 24との接合部分に第1稜線26が、第2フランジ21と第1サブフランジ25 との接合部分に第2稜線27が各々形成される。
【0022】 この実施例によれば、第1稜線26と第2稜線27の2つの稜線を備え、かつ 車体の左右方向に指向する第1フランジ19と第1サブフランジ25と、車体の 前後方向に指向する第2フランジ21と第2サブフランジ24とを有しているた めサスペンションからの入力荷重をより効率的にサイドメンバ16に伝達するこ とができる。
【0023】 次に、図6〜8によって他の実施例を説明する。尚、以下の実施例においても 、第1実施例と同一部分には同一符号に付して説明する。
【0024】 図6に示す第3実施例は第1実施例における補強部18の第1フランジ19と 第2フランジ21とに、補強部18の上下方向を強化するために上下方向に沿っ て補強用のビード28が設けられたものであり、また、図7に示す第4実施例は 上記補強部18の第1フランジ19に入力荷重を稜線20に分配するクロス状の ビード29が設けられたものである。これら第3、4実施例によれば各ビード2 8、29によって補強部18の剛性がさらに高まり、ストラットタワー10をよ り効果的に補強することができる。
【0025】 また、図8に示す第5実施例は、第1実施例におけるリブ22をクロス状に設 けたリブ30としたものである。この実施例においても、第1フランジ19と第 2フランジ21と縦壁11とで囲まれるコの字断面部分が上記リブ30によって 十分に補強されストラットタワー10を効果的に補強することができる。
【0026】
【考案の効果】
以上説明してきたようにこの考案によれば、サスペンションから作用する上下 方向入力や前後方向に対し確実に対抗することができると共に上記入力荷重をサ イドメンバに効率良く伝達することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第1実施例の斜視図。
【図2】同力の伝達状況を示す斜視図。
【図3】同力の伝達状況を示す斜視図。
【図4】同側面図。
【図5】この考案の第2実施例の斜視図。
【図6】この考案の第3実施例の部分斜視図。
【図7】この考案の第4実施例の部分斜視図。
【図8】この考案の第5実施例の斜視図。
【図9】車体の斜視図。
【図10】従来技術の斜視図。
【符号の説明】
10…ストラットタワー 11…縦壁 12…上壁 16…サイドメンバ 17…取り付け部 18…補強部(補強部材) 19…第1フランジ 20…稜線 21…第2フランジ 22…リブ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の左右方向中央部に向かって膨出す
    る縦壁を備え、縦壁の上部には上壁が設けられ、縦壁の
    下部にサイドメンバが取り付けられるストラットタワー
    において、前記縦壁の前側面と後側面とに前記上壁から
    サイドメンバの取り付け部に亘り補強部材が設けられ、
    補強部材には車体の左右方向に指向する第1フランジ
    と、この第1フランジに稜線を介して連なり車体の前後
    方向に指向する第2フランジとが設けられ、これら第1
    フランジと第2フランジとがリブによって連結されてい
    ることを特徴とするストラットタワー。
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