JPH04271653A - 静止画像伝送方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は画像を伝送する方式に関
し、特に量子化された静止画像を伝送する方式に関する
。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種の静止画像伝送方式では、
テレビジョン信号で表される画像を符号化して画像デー
タとして伝送するとともに、その一水平走査期間分の画
像データに、その画像データの一フレームを示す制御符
号を挿入する。受信側においては復号化した画像データ
からこの制御符号を検出し、この制御符号に基づいて一
水平走査期間分の画像データの区切り目を知り、画像デ
ータを配列して受信画像を再現させる方式がとられてい
る。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】このような従来の方式
で画像伝送を行うと、通信回線上で伝送誤りが発生して
一水平走査期間毎の制御符号を受信側で検出できなくな
ると、画像データの区切り目が検出できなくなり、それ
以降画像データの終わりまで垂直方向がずれた状態で画
像を受信することになり、正確に画像を再現することが
できなくなるいう問題がある。本発明の目的は、伝送誤
りによる影響の少ない再生画像を得ることができる静止
画像伝送方式を提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明の静止画像伝送方
式は、テレビジョン信号で表される画像を符号化して伝
送する送信部には、送信する画像データの一水平走査期
間毎に垂直方向アドレスデータを送信する手段を備え、
伝送された信号を復号化して画像を再生する受信部には
、受信データから垂直方向アドレスデータを検出する手
段と、検出した垂直方向アドレスデータにより画像デー
タの一水平走査期間の画面表示位置を設定する手段とを
備える。

【０００５】

【作用】本発明によれば、受信部では垂直方向アドレス
データに基づいて画像データを配列して画像再生を行う
ため、伝送誤りの影響は画像のその部分のみで済み、画
像全体へ影響することがない。

【０００６】

【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図１は本発明の静止画像伝送方式のブロック構成図
である。同図において、１は送信部、２は受信部であり
、送信部１から静止画像を回線２０を通して受信部２に
伝送し、受信部２で再生画像を得るように構成している
。前記送信部１は、アナログ−ディジタル変換器１１、
メモリ１２、選択器１３、符号化器１４、変調器１５、
アドレス発生器１６、制御データ発生器１７、制御部１
８で構成される。又、受信部２は、復調器２１、符号化
器２２、メモリ２３、ディジタル−アナログ変換器２４
、制御データ検出器２５、アドレス発生器２６，２７か
ら構成される。

【０００７】前記送信部１において、入力映像信号１０
１はアナログ−ディジタル変換器１１によりディジタル
データ１０２に変換され、メモリ１２へ書き込まれる。 この際、メモリ１２への書き込みアドレスは、アドレス
発生器１６が発生するアドレス信号１０３，１０４で示
される。ここで、１０３は横方向アドレス、１０４は縦
方向アドレスとする。アドレス発生器１６は、制御部１
８からの制御信号１０５によりメモリ１２への書き込み
アドレス及び画像送信時の読み出しアドレスを発生する
。画像送信時には、メモリ１２に書き込まれた画像デー
タが、アドレス信号１０３，１０４の示すアドレスから
読み出され、送信データ１０６として選択器１３を通り
、符号化器１４で符号化され、変調器１５で変調されて
回線２０へ送出される。画像データが一水平走査期間分
送出されると、制御部１８からの制御信号１０７により
制御データ発生器１７が画像データ区切り符号に画像デ
ータの縦方向（垂直方向）アドレス１０４を加えた信号
１０８を出力する。信号１０８は、選択器１３において
、制御部１８からの制御信号１０９によりこれが選択さ
れ、符号化器１４、変調器１５を通り回線２０へ送出さ
れる。回線２０へ送出される信号の形式を図２に示す。

【０００８】前記受信部２では、回線２０からの信号を
復調器２１で復調し、復号化器２２で復号した信号２０
１がメモリ２３と制御データ検出器２５に入力される。 メモリ２３では、アドレス発生器２６が発生するアドレ
ス２０２，２０３により示されるアドレスに書き込まれ
る。ここで、２０２は縦方向アドレス、２０３は横方向
アドレスとする。制御データ検出器２５では信号２０１
に含まれる区切り符号と、それに続く縦方向アドレスを
検出し、アドレス発生器２６に対し、信号２０４により
発生アドレス２０２を検出した縦方向アドレスに設定し
、発生アドレス２０３は横方向開始アドレスに設定する
。メモリ２３に書き込まれた画像データは、アドレス発
生器２７の発生する縦方向アドレス２０５、横方向アド
レス２０６で示されるアドレスから再生画像データ２０
７として読み出され、ディジタル−アナログ変換器２４
でアナログ信号に変換されて、出力映像信号２０８とし
て出力される。

【０００９】したがって、この静止画像伝送装置では、
伝送回線上の誤りにより画像データに挿入される区切り
符号や縦方向アドレスが検出できない場合があっても、
その後縦方向アドレスが検出できれば、その時点で受信
データはメモリ上の正常位置に書き込まれるようになる
ため、伝送回線上の誤りによる一回の区切り符号の未検
出は受信画像に対しては１水平走査帰還分の影響に収め
ることができ、略正確に画像を再生することが可能とな
る。

【００１０】

【発明の効果】以上説明したように本発明は、送信部か
らは一水平走査期間の画像データごとに垂直方向アドレ
スデータを送信し、受信部では受信データから垂直方向
アドレスデータを検出した上で、このアドレスデータに
より示される画面表示位置に画像データを設定するので
、伝送回線上の誤りにより受信部で垂直方向アドレスデ
ータを検出できない場合が生じても、その後に検出され
た垂直方向アドレスデータによって受信データをメモリ
上の正常位置に書き込むことが可能となり、伝送回線上
の誤りが画像に与える影響を緩和して略正確な画像再生
が実現できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の静止画像伝送方式の構成を示す図であ
る。

【図２】回線上で伝送される本発明方式の信号の構成図
である。

【符号の説明】

１　　送信部　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　２　　受信部１２　　メモリ　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１３　　選択
器１４　　符号化器　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　１５　　変調器１６　　アドレス発生器　
　　　　　　　　　　　　　　　１７　　制御データ発
生器 １８　　制御部　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　２０　　回線２１　　復調器　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　２２　　復号化
器２３　　メモリ　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　２５　　制御データ検出器 ２６，２７　　アドレス発生器

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　テレビジョン信号で表される画像を符
   号化して伝送する送信部と、伝送された信号を復号化し
   て画像を再生する受信部とで構成される静止画像伝送方
   式において、送信部には、送信する画像データの一水平
   走査期間毎に垂直方向アドレスデータを送信する手段を
   備え、受信部には、受信データから垂直方向アドレスデ
   ータを検出する手段と、検出した垂直方向アドレスデー
   タにより画像データの一水平走査期間の画面表示位置を
   設定する手段とを備えることを特徴とする静止画像伝送
   方式。