JPH04260464A - 空気流を調整する自動車用粉体被覆ブース - Google Patents

空気流を調整する自動車用粉体被覆ブース

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JPH04260464A
JPH04260464A JP3260935A JP26093591A JPH04260464A JP H04260464 A JPH04260464 A JP H04260464A JP 3260935 A JP3260935 A JP 3260935A JP 26093591 A JP26093591 A JP 26093591A JP H04260464 A JPH04260464 A JP H04260464A
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JP
Japan
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air
zone
coating
powder
booth
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Withdrawn
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JP3260935A
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English (en)
Inventor
Jeffrey R Shutic
ジェフリイ アール.シュテイク
Robert J Holland
ロバート ジェー.ホランド
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Nordson Corp
Original Assignee
Nordson Corp
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Publication date
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Withdrawn legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B16/00Spray booths
    • B05B16/20Arrangements for spraying in combination with other operations, e.g. drying; Arrangements enabling a combination of spraying operations
    • B05B16/25Arrangements for spraying in combination with other operations, e.g. drying; Arrangements enabling a combination of spraying operations for both automatic and manual spraying
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C5/00Apparatus in which liquid or other fluent material is projected, poured or allowed to flow on to the surface of the work
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B14/00Arrangements for collecting, re-using or eliminating excess spraying material
    • B05B14/40Arrangements for collecting, re-using or eliminating excess spraying material for use in spray booths
    • B05B14/48Arrangements for collecting, re-using or eliminating excess spraying material for use in spray booths specially adapted for particulate material
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B16/00Spray booths
    • B05B16/60Ventilation arrangements specially adapted therefor
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/10Greenhouse gas [GHG] capture, material saving, heat recovery or other energy efficient measures, e.g. motor control, characterised by manufacturing processes, e.g. for rolling metal or metal working

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はメークアップ型(mak
e−up  type)スプレブースに係わり、特に自
動車やその他の車両本体等の物体に粉体被覆材料を塗布
するスプレブースであって、その粉体スプレブースを流
れる空気流の速度を、所定の最大速度を越えることがな
いように、ブース内の車両本体の位置に応じて制御する
スプレブースに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車やその他の車両本体に液体スプレ
ブース材を塗布する装置として、メークアップ型スプレ
ブースが長い間使用されてきている。この種のスプレブ
ースは、細長いトンネル状の構造であり、車両本体の進
入用入口と、被覆材塗布領域と、必要に応じて塗料硬化
、即ち乾燥領域と、車両本体退出用の出口とを有する。 調和空気(conditioned  air)が空気
供給送風機によってスプレブースの頂部に位置するプレ
ナム室に導入され、ブース内を移動中の車両本体に向け
て下方向に放出される。この調和空気流は、過剰スプレ
被覆材料、即ち車両本体に付着しない被覆材料を捕えた
後に、一個以上の空気排出ファンによってブースの側部
及び/又は床を通って下方向に吸い出される。この空気
中から霧状塗料や有機溶剤やその他の汚染物質を除去す
る為にフィルタが設けられ、このフィルタで瀘過された
清浄空気は、ブースから大気中に排出され、又は調和空
気供給源に再循環される。
【0003】上述したタイプのメークアップ型スプレブ
ースは、汚染物質がブース内部に流入したりそこから流
出することを防止できるが、しかしながら、ブース内部
を流れる空気流の占める体積の変化に無関係に空気流速
度を一定にしなければならないという問題がある。この
スプレブース内での空気流速度を一定にすることは、塗
料吐出装置と車両本体との間の流路の乱れをできるだけ
小さくでき、これによって車両本体に塗布された被膜を
均一にできる利点がある。
【0004】スプレブース内を上述のような一定速度流
にする為の一つの方法として提案されているものは、ブ
ースに流入する空気量をブースから流出する空気量に等
しくするような相対速度でもって空気供給送風機と空気
排出ファンとを作動することである。この提案の問題は
、ブース内部を搬送される車両本体の数や位置に起因す
るブース内部の条件変化に適応する為の手段が何ら考え
られていない点である。即ち、塗布領域を移動中の車両
が実際にメークアップ空気体積を排斥している間でもス
プレブース内の下降通風を一定に保つのに必要な空気体
積の変化に対する対応が何ら講じられていない。
【0005】これらの技術的問題点は、発明者Jore
tの米国特許第4,261,256号及び発明者Osa
wa等の米国特許第4,653,387号に開示された
タイプのシステムによって或る程度、取扱われている。 これらの特許は空気供給型の塗料スプレブースを開示し
ており、スプレブースではブースの入口及び出口の空気
速度及び/又はブース圧力等のブース内部の状態を検出
し、ブースを流れる空気流を上記の検出結果に従って変
化させている。例えば、Joretの米国特許第4,2
61,256号では、空気排出ファンの速度をブース内
部で検出した圧力に依存させ、これによってブースを通
る空気流を一定速度に保持すると共に、ブース内の汚染
物質がブース入口又は出口から流出することを防止する
。Osawa等の米国特許第4,653,387号は、
空気供給ファンと空気排出ファンとを具備し、そのファ
ンの運転速度を、ブースの入口及び/又は出口で検出し
た空気流に応じて変化させるものである。
【0006】これらのJoret及びOsawa等の特
許に開示されたタイプのスプレブースの問題は、スプレ
ブース内部で測定された圧力及び/又は速度の測定結果
があまり正確でない、特に、ブースを貫通移動する際に
かなり多量の空気を排斥する車両本体等の大きな物体に
塗布する場合には不正確となる。詳述すると、例えばス
プレブースの入口又は出口で速度測定を行った場合に、
車両本体がブースに進入する時又はそこから退出する時
の測定値がブース入口又は出口に車両本体が存在しない
時の測定値に比べて異なることがある。更にブース内部
では空気速度が非常に小さいので、塗装環境用の市販の
測定器では測定が難しい。空気供給送風機及び/又は空
気排出ファンの速度が上述のタイプのシステムのブース
内部の速度又は圧力の上記不正確な測定値に依存するの
で、ブースを移動中の空気速度は正しく調整されず、又
は許容範囲外になってしまうことがある。
【0007】Joret及びOsawa等の特許のスプ
レブースで使用した霧化液体塗料の代りに、粉体被覆材
料を使用する場合には、特にスプレブース内の空気速度
の変動が重要な問題となる。この粉体被覆材料は霧化塗
料粒子に比べて非常に軽量でかつ密度が小さいので、ス
プレブース内部で空気速度を一様にすることは、液体被
覆材の塗布時よりも粉体被覆材料塗布時の方がずっと重
要になる。
【0008】別の負圧のメークアップ型スプレブースは
、例えば発明者Tsuruta等の米国特許第4,24
1,646号に開示されたように、「バッファー(緩衝
)」ゾーンによって区分された複数個の長手方向離間の
塗料スプレ領域を具備している。この種の構成では、ス
プレブースは二以上の塗料スプレ領域に分割され、各塗
料スプレ領域は調和空気導入用の別個のプレナム室を有
している。隣接スプレゾーン間のバッファー又はデッド
ゾーン内では車両本体には塗料が塗布されない。車両本
体が各スプレゾーンを移動すると、この車両本体の後尾
端にドラフト又は伴流が発生し、これによって空気で運
ばれる霧化塗料粒子が車両に追随するように引張られる
。バッファー又はデッドゾーンはこのような霧化塗料粒
子が一つのスプレゾーンからその下流側の次のスプレゾ
ーンに流れることを阻止する。発明者Tsuruta等
の米国特許第4,241,646号に開示されたタイプ
のシステムでは、バッファーゾーンは、強制通風装置を
具備せず、その代りに隣接スプレ領域の一方に向けて送
風する。
【0009】上述のTsuruta等の米国特許第4,
241,646号に開示されたタイプの正圧・メークア
ップ型スプレブースの問題は、過剰スプレ霧化塗料粒子
の収集がその粒子の高密度及び高重量に大きく依存して
いる点である。高重量の液体塗料粒子の場合には、ブー
スを貫通移動する車両本体によって生ずるドラフト又は
伴流がその液体塗料粒子を多量に引き寄せる程は強くな
いので、隣接スプレ領域間のバッファーゾーンは、通風
用の送風機を具備してもしなくても車両に追随する液体
粒子を収集できる。他方、液体塗料よりも低密度かつ軽
量の微細粉体材料を上記特許第4,241,646号に
記載のタイプのシステムに使用した場合には、車両本体
の移動によって生ずるドラフト又は伴流はかなり多量の
過剰スプレ粉体材料を被覆ゾーンからバッファーゾーン
を介して下流側の被覆ゾーン中に引張り込んでしまう。 これによって、上記下流側スプレ領域でスプレ装置によ
る被覆材料の塗布が乱され、車両本体の仕上げが不良と
なることがある。
【0010】そこで、本発明の諸目的は、スプレブース
内部の実質的一定速度空気流条件を保ち、ブース内部の
少なくとも一つの被覆ゾーン内の空気速度を所定の最高
速度未満に保持し、物体に塗布される被覆材料のパター
ンがスプレブース内の物体の移動によって乱されること
のないような、自動車やその他の車両本体等の比較的大
きな物体に粉体被覆材料を塗布するスプレブースを提供
することにある。
【0011】これらの目的は、以下の構成から成る、自
動車やその他の車両本体等の大きな物体用の粉体被覆材
料塗布方法及び装置によって達成される。即ち、この塗
布方法及び装置は、天井と床と対向する側壁と夫々入口
及び出口の形成された対向する端壁とを有するスプレブ
ースを具備し、上記天井と床と側壁と端壁とは制御され
た領域を構成する内部を形成し、この領域内においてブ
ース内をコンベアによって移動される車両本体に粉体被
覆材料を塗布する。好ましくは、ブースの内部は、別々
の被覆ゾーンと複数の「ノックダウン」即ち遷移ゾーン
とに分割され、これらの被覆ゾーンにおいて、粉体被覆
材料が車両本体の異なった部分に塗布される。遷移ゾー
ンは、ブースの入口と出口の所及び上記被覆ゾーンの間
に配置されており、過剰スプレ粉体被覆材料を収集する
。一つの被覆ゾーンはブースの入口付近に配置される「
カットイン(cut−in)」ゾーンとすることができ
、このゾーンでは車両のドアやボンネットやトランクや
屋根の内部等のような手の届き難い箇所が、手把持又は
ロボット操作の粉体吐出機によって被覆される。カット
インゾーンの下流側には側部被覆ゾーンが配置され、こ
れらの側部被覆ゾーンとカットインゾーンとの間には一
つの遷移ゾーンが介在されている。側部被覆ゾーンでは
、自動操作の粉体吐出機がドアやフェンダー等の車両の
鉛直方向外面部分に被覆材料を塗布する。側部被覆ゾー
ンの下流側には第2遷移ゾーンが配置され、この第2遷
移ゾーンの次には頭上スプレゾーンが配置され、この頭
上スプレゾーンでは、自動操作の粉体吐出機がボンネッ
トや屋根やトランク等の車両の水平方向外面領域に粉体
被覆材料を塗布する。各被覆ゾーンに対し、及び各遷移
ゾーン又は両方の遷移ゾーンに対して、専用の空気供給
及び排出システムが設置されている。これらの空気供給
及び排出システムの各々は、空気供給送風機と排出ファ
ンとを具備する。この空気供給送風機は、調和空気を空
気供給ダクトを介してプレナムに送出する。尚、このプ
レナムは夫々の被覆又は遷移ゾーンの上方のブース上部
に配置されている。上記の排出ファンは瀘過済の空気を
排出ダクトを介して引き出す。尚、この排出ダクトはブ
ース底部において被覆ゾーン又は遷移ゾーンに連通して
いる。
【0012】本発明の方法及び装置の一態様は、供給ダ
クトと空気プレナムとを介してブースの各ゾーンに導入
される空気の流量を個々に調整すると共に、各ゾーンに
関連する排出ダクトを介してブースから引き出される空
気の流量を個々に調整するという概念に基づくものであ
って、これにより、ブース内部の空気の下降通風が車両
本体への被覆材料の塗布を乱すことなく、かつ被覆ゾー
ン内で所定の最大量を越えることもない。各ゾーン内で
の下降通風の制御は、供給ダクト及び排出ダクト内の流
量が所定値となるように各ゾーンに関連の空気供給送風
機及び/又は空気排出ファンの速度設定を調整すること
によって、行われる。上記の流量を所定値に確実に保持
する為には、ブースの外部の測定点、即ち供給ダクト及
び排出ダクトにセンサを配置し、これらのセンサによっ
て上記ダクトの流量を検出し、その検出信号をコントロ
ーラに送る。このコントローラは、車両本体がブースを
貫通移動するにつれて排斥される空気体積に応じて、各
ゾーンに関連する空気供給送風機及び/又は空気排出フ
ァンの運転速度を調整する。
【0013】現時点での好適実施例では、較正操作が行
われ、この較正操作により、車両の移動中、各被覆ゾー
ン内の下降通風の速度を一定に保持するのに必要な、各
ゾーン内の上述の「特定の」供給及び排出空気流量を求
める。まず最初に、車両本体がブース内に存在しない状
態において、各ゾーン内へのメークアップ空気の流量が
、実質的に同一レベルに設定され、かつ後述のようにブ
ース内が僅かに負圧となる如く調整される。それから、
各被覆ゾーン及び各遷移ゾーンに対する空気流の「断面
曲線(プロフィール)」を求める。この断面曲線は車両
が各ゾーンを貫通移動した時の各ゾーン内での空気速度
の一連の測定結果から成る。例えば、車両が或るゾーン
に進入してそのゾーン内の徐々に多くの領域を占有し始
めると、即ち徐々に多くの空気量を排斥すると、そのゾ
ーンを流れる空気の流路の断面積が車両の存在のために
小さくなる。この為、空気流量が同一のままであると、
そのゾーン内の空気速度は増大する。従って、下降通風
速度を一定にするには、上記ゾーンの空気流量を減少し
なければならない。較正操作の目的は、車両が或るゾー
ンを移動した時に空気速度がどのように変化するかの「
断面曲線」を求めることであり、これによって、各ゾー
ンに関する空気供給送風機及び/又は空気排出ファンの
速度設定をそのゾーン内の車両位置に応じて増減するこ
とにより、下降通風速度を一定にすることができる。こ
のように較正操作によって求めた、各ゾーンの較正空気
流断面曲線、即ち下降通風を一定にするのに必要な送風
機及びファンの速度設定値は、コントローラに記憶され
、このコントローラは、その後の生産運転の間、車両が
ブース中を移動すると各ゾーン内の空気流を自動的に調
整して、下降通風速度を確実に一定にする。
【0014】本発明の別の態様では、粉体スプレブース
はその運転中常時、ブース内部を僅かに負圧に保持する
ことが望ましいことが判明した。この負圧発生は次のよ
うにして行われる。即ち、例えば、各ゾーンに関連する
プレナムに各空気供給送風機を接続する空気供給ダクト
に空気速度センサを設置すると共に、空気排出ファンに
ブースの各ゾーンを接続する排出ダクトに空気速度セン
サを設置し、これらのセンサによって、スプレブースに
流入及びそこから流出する空気速度をブースの外部部位
で検出し、この検出によって上記負圧を得ることができ
る。空気供給及び排出ダクト内では空気が一定の高速で
流れているので、これらのダクト内で求めた測定値はブ
ース内部での測定値よりももっと正確である。従って、
市販の空気流測定装置を使用して高精度の測定を行うこ
とができる。
【0015】空気供給ダクトと排出ダクトとの両方を流
通する空気流量は、コントローラで各ダクトの断面積か
ら次のように算出される。即ち多点検出装置によってダ
クト内の空気速度を検出し、その平均空気速度を求め、
この平均空気速度にダクト面積を乗算することにより流
量が算出される。コントローラは、各ダクト内の算出空
気流量に応じて、各ゾーンの空気供給送風機と空気排出
ファンとの相対的運転速度を制御し、これによって、ブ
ース内部への空気流の流入量をそこからの排出量よりも
僅かに少なくする。これにより、ブースの内部全体が僅
かに負圧に保持されるので、ブース内部の粉体材料がブ
ースの出入口から流出することを確実に阻止できる。
【0016】本発明の現時点での好適実施例の構成と作
用と利点が添付の図面を参照した以下の説明から更に明
らかになるであろう。
【0017】
【実施例】図において、本発明の粉体被覆システム10
はスプレブース12を具備し、このスプレブース12は
天井14と、床16と、対向する外側の側壁18、20
と、端壁22、24とを夫々有する。これらの端壁22
、24には夫々ブース入口26とブース出口28とが形
成されている。スプレブース12はこのような構造であ
り、その内部30は、実質的に制御された領域を形成し
、ここにおいてスプレブース12を貫通するコンベア3
6によって移動される車両本体34の如き物体に粉体被
覆材料が塗布される。車両本体34に付着しなかった過
剰粉体材料は、スプレブース12の床16に沿って配置
された格子38を通過して、粉体収集及び回収システム
40内に流入する。尚、この粉体収集及び回収システム
40の機能は後に詳細に説明する。
【0018】現時点での好適実施例では、スプレブース
12の内部30はまた、外側の側壁18、20から夫々
内方に離間した一対の内側の側壁42と44を有し、こ
れらの側壁42と44は端壁24からブース入口26を
有する端壁22の方へ長手方向に延在している。図2に
示したように、端壁22と内側の側壁42の先端との間
には或る空間が形成され、この空間は、ブース内部30
内のカットインゾーン46を構成し、このカットインゾ
ーン46の横断面積は天井14と、床16と、外側の側
壁18、20とによって形成される。このカットゾーン
46の下流側には、内側の側壁42、44の間に側部被
覆ゾーン48と頭上被覆ゾーン50が設置され、両ゾー
ン48、50は天井14と、床16と、内側の側壁42
、44とによって形成されている。このように側部及び
頭上被覆ゾーン48、50は横断面積がカットインゾー
ン46よりも小さく設定されている。
【0019】本発明の方法によるスプレ被覆作業は、好
ましくは3段階の粉体被覆工程を含む。最初の段階は、
車両本体34がコンベア36によってブース入口26を
通ってカットインゾーン46内に移送される。このカッ
トインゾーン46の横断面積は、図2に概略的に示した
ように車両がそのドアを開くことができる大きさに定め
られている。カットゾーン46では、スプレガン49等
の手操作又はロボット操作の粉体吐出機が粉体被覆材料
を車両のドアの内側面やボンネットの内側面やエンジン
ルームの内側面やトランクの内側面やその他のアクセス
しにくい箇所に塗布する。このスプレ操作の完了後に、
車両本体34は側部被覆ゾーン48に進む。この被覆ゾ
ーン48では、粉体吐出機51が自動操作の吐出機移動
装置(不図示)によって操作されて、粉体被覆材料をド
アの外面やフェンダーやその他の鉛直表面のような車両
本体34の鉛直方向表面に塗布する。その後に、車両本
体34は、側部被覆ゾーン48から頭上被覆ゾーン50
に移送される。この頭上被覆ゾーン50においては、粉
体吐出機53が車両本体34の通路の上方の頭上式キャ
リア55に支持され、粉体被覆材料をボンネットや屋根
やトランク等の車両本体の水平面に塗布する。
【0020】カットインゾーン46や側部被覆ゾーン4
8や頭上被覆ゾーン50内において車両本体34に付着
しない過剰ゾーンを収集するために、「メークアップ」
空気をブース内部30に導入して、過剰粉体材料を捕え
空気流で搬送し粉体収集・回収システム40に運ぶ。こ
の粉体収集は、各被覆ゾーン46、48及び50内並び
に「ノックダウン」即ち遷移ゾーン57と59内で行わ
れる。この第1遷移ゾーン57はカットインゾーン46
と側部被覆ゾーン48との間に配置され、第2遷移ゾー
ン59は側部被覆ゾーン48と頭上被覆ゾーン50との
間に配置されている。これらの遷移ゾーン57、59の
目的は、車両本体34がブース内部30を通過すること
によって生ずる僅かなドラフト又は伴流によって吸い込
まれる過剰粉体を収集することである。このドラフト又
は伴流は、過剰スプレの粉体被覆材料を、カットインゾ
ーン46から側部被覆ゾーン48内に、また側部被覆ゾ
ーン48から頭上被覆ゾーン50内に吸い込むことがあ
る。もし、この過剰スプレを遷移ゾーン57、59で収
集しない場合には、過剰スプレはブース12内のスプレ
条件に悪影響を及ぼす。
【0021】或る場合には、ブース入口26に「ノック
ダウン」、即ち遷移ゾーン61を、またブース出口28
には別の遷移ゾーン63を設置する方が望ましいことが
判明した。ブース出口28の遷移ゾーン63は車両34
のドラフト又は伴流が過剰スプレ粉体被覆材料をブース
の外に引き出すことを防止し、ブースの下流側の車両作
業領域又は工場全体の汚染を防止する。入口26に配置
された遷移ゾーン61は、熱流又は熱層が被覆ゾーンに
流入するのを防止する。スプレブース10の調和空気の
温度とブース入口26の工場空気の周囲温度との差が大
きいと、熱流がカットインゾーン46に流入して、空気
流パターンを乱し、これにより粉体被覆材料の移送効率
に悪影響を及ぼすことがある。
【0022】現時点での好適実施例では、各被覆ゾーン
46、48、50はこれらのゾーンにメークアップ空気
を導入しかつブース12の底部からの瀘過済の空気を粉
体回収システム40内に引き込む専用システムを具備す
る。同様に、遷移ゾーン57と59は、後述のように、
2個の択一的なシステム、即ちゾーン57と59にメー
クアップ空気を導入するシステムと、瀘過済の空気をブ
ース内部30から引き込むシステムとの一方を具備する
。ここでは、カットインゾーン46に関連するメークア
ップ空気放出及び排出システムを詳細に説明するが、側
部被覆ゾーン48と頭上被覆ゾーン50に関するものも
全く同様に構成することができる。図において、カット
インゾーン46に関する構造に使用される参照数字は、
文字「A」が付され、側部被覆ゾーン48と頭上被覆ゾ
ーン50とに関連する同一構造の参照数字には文字「B
」と「C」とが夫々付されている。
【0023】図1において、メークアップ空気は空気ハ
ウス60Aによってカットインゾーン46に供給される
。この空気ハウス60Aは速度可変の空気供給送風機6
2Aを内蔵し、この送風機62Aは供給ダクト64Aに
よって空気プレナム66Aに接続され、このプレナム6
6Aは、カットインゾーン46の長手方向に沿ってスプ
レブース12の頂部又は天井14に取付けられている。 プレナム66Bと66Cは夫々側部被覆ゾーン48と頭
上被覆ゾーン50の長手方向に沿って延在している。空
気ハウス60Aは、メークアップ又は「調和」空気、即
ち瀘過されかつ調節済の空気を供給ダクト64Aを介し
てプレナム66Aに導入し、このプレナム66Aはこの
調和空気をカットインゾーン46の長手方向に沿って分
配する。好ましくは、供給ダクト64Aは、空気速度セ
ンサ68Aと、調節可能なダンパー70Aと、このダン
パー70Aを開閉するダンパー操作部72Aとを有する
。供給ダクト64Aの空気速度センサ68Aとダンパー
操作部72Aは、後に詳述する目的の為に、コントロー
ラ74に接続されている。
【0024】メークアップ空気はまた、ノックダウン遷
移ゾーン57、59、61、63内に、空気ハウス76
から成る空気供給システムによって導入される。この空
気ハウス76は速度可変の空気供給送風機78を内蔵し
ている。この送風機78は、供給ダクト80によって遷
移ゾーン57のプレナム82に、供給ダクト84によっ
て遷移ゾーン59のプレナム86に、供給ダクト81に
よって遷移ゾーン61のプレナム83に、供給ダクト8
5によって遷移ゾーン63のプレナム87に、夫々接続
されている。これらのプレナム82、86、83、87
は夫々遷移ゾーン57、59、61、63の長手方向に
沿ってメークアップ空気を上手く分配する。好ましくは
、供給ダクト80は、空気速度センサ88と、調節可能
なダンパー90と、このダンパー90を開閉するダンパ
ー操作部92とを具備している。供給ダクト84は、供
給ダクト80の場合と構造的にも機能的にも同一の空気
速度センサ88と調節可能のダンパー90とダンパー操
作部92とを具備している。ブース10の両端の各遷移
ゾーン61と63の供給ダクト81と85は、夫々空気
速度センサ88と調節可能なダンパー90とダンパー操
作部92とを具備している。各供給ダクト80、84、
81、85内の空気速度センサ88とダンパー操作部9
2は後述の目的の為にコントローラ74に接続されてい
る。
【0025】ブース内部30の各ゾーンの専用空気供給
及び排出システムの排出部分は図1の底部に示されてい
る。現時点での好適実施例では、粉体収集・回収システ
ム40は、カットインゾーン46の下方領域に位置する
スプレブース12の基部に配置され、排出ダクト94A
によって最終フィルタ96Aを介して速度可変の空気排
出ファン98Aの吸込側に接続され、この排出ファン9
8Aはコントローラ74に接続されている。また排出フ
ァン98Aの放出側はダンパー102Aを内蔵する放出
ダクト100Aに接続されている。このダンパー102
Aは空気供給ダクト64A内のダンパー70Aと同一構
成にすることができ、コントローラ74に接続されたダ
ンパー操作部104Aの操作によって開位置と閉位置と
の間を調節可能である。排出ダクト94Aはまた、空気
速度センサ106Aを有し、この空気速度センサ106
Aはコントローラ74に接続されている。上述のように
、側部被覆ゾーン48と頭上被覆ゾーン50との各々は
カットインゾーン46と同一の排出部材を具備している
。もちろんこれらの排出部材は図1に示すように、夫々
の側部及び頭上被覆ゾーン48、50の領域の粉体収集
・回収システム40に接続されている。図示例では、側
部被覆ゾーン48の排出部材の参照符号はカットインゾ
ーン46と同一参照数字に文字「B」を付加したものを
使用し、同様に、頭上被覆ゾーン50の排出部材の参照
符号は、文字「C」を付加したものを使用している。
【0026】車両の周囲の空気流を層流とする為には、
空気をスプレブースの床から吸い込むこと、及び各被覆
及び遷移ゾーンのプレナムの横断面積をブースの床16
の横断面積にほぼ等しくすることが、重要であると思わ
れる。これによって、横方向(水平方向)のクロス通風
を除去して、実質的に下向き通風である空気流を被覆ゾ
ーンに作る。空気の層流化によって、車両への粉体の移
送効率が向上するであろう。
【0027】現時点での好適実施例では、遷移ゾーン5
7、59、61、63も、専用の空気排出システムを備
えている。詳述すると、各遷移ゾーン57、59、61
、63の下方に位置する粉体収集及び回収システム40
の領域は夫々排出ダクト108、109、111、11
3によって、最終フィルタ110を介して速度可変の空
気排出ファン112の吸込側に接続されている。この排
出ファン112の放出側は放出ダクト114に接続され
、この放出ダクト114はダンパー操作部118によっ
て操作されるダンパー116を内蔵する。このダンパー
操作部118は、後述のようにコントローラ74からの
信号に応じて、必要時にダンパー116の位置を開位置
と閉位置との間で調整することができる。好ましくは、
各排出ダクト108、109、111、113も、コン
トローラ74に接続された空気速度センサ120を有し
ている。
【0028】粉体収集及び回収システム40の機能は、
ブース内部30内の各ゾーンから空気と空気流によって
搬送された過剰スプレ粉体材料とを受領し、その過剰ス
プレ粉体を瀘過して清浄空気を作り、この清浄空気を排
出ダクト94A〜94C及び108、109、111、
113を介して大気中に排出し、又は空気ハウス60A
〜60C及び76に戻す。また、収集した過剰スプレ粉
体はシステム40からホッパーやその他の容器(不図示
)に搬送され、貯蔵又は再使用される。このような粉体
収集及び回収システム40の詳細は、本願と同一の譲受
人に譲渡された、出願日が1990年4月16日、発明
の名称が「粉体被覆システム」である米国特許出願第0
7/510,295号に記載されている。尚、この開示
はこの引用により本願の明細書の一部を構成するもので
ある。
【0029】上述しかつまた図1に示されたように、カ
ットインゾーン46に調和空気を供給する送風機62A
と空気速度センサ68Aとダンパー操作部72Aは、夫
々コントローラ74に接続されている。同様に、カット
インゾーン46の領域内の粉体収集及び回収システム4
0から空気を取り出す速度センサ106Aとファン98
Aとダンパー操作部104Aもまたコントローラ74に
接続されている。また側部被覆ゾーン48や頭上被覆ゾ
ーン50や遷移ゾーン57、59に関連する、上述と同
一の空気供給及び排出部材も、図1に示した括弧でくく
った3群のリード線によってコントローラ74に接続さ
れている。後述のように、コントローラ74は、ブース
内部30内の一台以上の車両本体34の位置に応じて全
システム10の動作を制御する。
【0030】スプレブース12の上述した空気流システ
ムの主たる目的は、ブース内部30内の空気速度を制御
することである。ブース内部30内で吐出機49、51
、53から放出される粉体被覆材料は、霧化の液体塗料
粒子に比べて軽量であり、比重も例えば約0.9〜1.
4の範囲であるので、スプレブース12の内部30内の
空気速度には充分注意を払う必要がある。粉体被覆材料
の場合のスプレ条件は、側部被覆や頭上被覆やカットイ
ン等の塗布の種類によって変化するものであり、被覆ゾ
ーン内の空気速度が所定値を越えない時に最適スプレ条
件になることが判明した。本発明による方法では、被覆
ゾーン内の空気速度が夫々の被覆ゾーン内の車両本体3
4の位置に無関係に実質的に一定に保たれる。
【0031】この本発明の方法によると、較正手段によ
って、或るタイプ及び方法の車両本体34のブース内の
位置に基づいて、ブース内部30の各被覆ゾーン46、
48、50での空気速度の測定を行う。最初に、システ
ム10の起動時であって車両本体34がブース内部30
内に存在しない時に、空気供給送風機62A〜62Cと
78及び空気排出ファン98A〜98C及び112のす
べてを一定速度で運転させる。この後に較正作業が開始
され、まず車両本体34がカットインゾーン46内に移
送され、その後に、空気供給送風機62A及び/又は排
出ファン98Aの運転速度が調整され、或る「空気流量
」即ち時間当たりの空気流体積(CFM:立方フィート
/分)の空気を導入し、これによってブース内部30の
カットインゾーン46を流れる下降通風空気速度を一定
の所定値、例えば60フィート/分にする。この空気流
量は、次のようにして得ることができる。即ち、カット
インゾーン46内に一以上の空気速度測定装置を設定し
、それから車両がカットインゾーン46中を移動するに
つれて送風機62A及び/又は排出ファン98Aの運転
速度を変えてカットインゾーン46内の下降通風速度を
実質的に一定に保持する。このような送風機62A及び
/又は排出ファン98Aの速度を変化させなければなら
ない理由は、以下の通りである。即ち、車両本体34が
排斥するカットインゾーン46内の空気量は、車両全体
がカットインゾーン46内に入るまでは、漸次増大し、
その後、車両本体がカットインゾーン46から退出する
につれて漸次減少する為である。例えば、車両本体34
がカットインゾーン46に進入する時には、車両本体3
4によって排斥される空気量が多くなるのでカットイン
ゾーン46を通って循環する空気が少なくなり、従って
、下降通風速度を一定に保つためには、送風機62A及
び/又は排出ファン98Aの速度を下げなければならな
い。他方、例えば車両本体がカットインゾーンから退出
する時には、車両本体34が排斥する空気量が減少する
ので、カットインゾーン46内の空気量は増加する。従
って、下降通風速度を一定に保つためには、送風機62
A及び/又はファン98Aの速度を上げなければならな
い。車両本体34がカットインゾーン46内を移動して
いる間に、カットインゾーン46内において空気速度を
多数回測定して、送風機62A及び/又は排出ファン9
8Aの速度の適正値を求め、これによって、カットイン
ゾーン46に流入する空気流量を車両本体34の位置の
関数として調整すれば、カットインゾーン46を貫通移
動する車両本体34の全移動にわたって、下降通風の速
度を一定にすることができる。
【0032】側部被覆ゾーン48及び頭上被覆ゾーン5
0に関する較正作業も上述した方法と同様に行われる。 各ゾーンにおいて、下降通風の速度について測定を充分
に行い、側部被覆ゾーン48の送風機62B及び/又は
排出ファン98Bと頭上被覆ゾーン50の送風機62C
及び/又は排出ファン98Cとの速度の適正設定値を求
めることによって、車両本体34が各ゾーン48、50
を貫通移動する時の下降通風速度を一定に保持すること
ができる。好ましくは、側部被覆ゾーン48での空気速
度較正用の測定は、内側の側壁42、44の一方と、車
両本体34の鉛直方向部分、例えばドアやフェンダとの
間の位置であって、かつこのような鉛直方向部分の高さ
方向のほぼ中央位置で行う。側部被覆ゾーン48内での
空気速度の最高値は、側壁42、44と車両本体34と
の間の上述の狭い領域内で生ずるので、狭い領域での較
正用測定値を使用して送風機62及び/又は排出ファン
98Bの運転速度の設定値を求めることが望ましい。
【0033】頭上被覆ゾーン50に関する空気速度較正
用の測定は、車両本体34のボンネットや屋根やトラン
ク等の水平方向表面に沿った一以上の位置で行われる。 これによって、頭上被覆ゾーン50に関する送風機62
C及び/又はファン98Cの速度設定値がセットされ、
この設定値に従った頭上被覆ゾーン50内の空気流量が
、車両本体34の水平方向部分に沿った下降通風速度を
所望値にする。側部被覆ゾーン48の送風機62B及び
ファン98B用の速度設定値と、頭上被覆ゾーン50の
送風機62C及びファン98C用の速度設定値は共に、
生産運転時の使用の為に、コントローラ74内に格納さ
れる。
【0034】較正作業の完了後に、スプレブース12の
空気流システムの運転が次のように行われる。車両本体
34が、コンベア36によって、ブース入口26のノッ
クダウンゾーン61を通ってスプレブース12に入れら
れるが、このノックダウンゾーン61を通過する目的は
空気熱流の侵入を防止すること、及び過剰粉体材料がカ
ットインゾーン46から流出することを防止することで
ある。この為には、遷移ゾーン61に関連する空気ハウ
ス76の送風機78が図2に概略的に示したようにかな
り大きな流量で運転される。車両本体34が遷移ゾーン
61からカットインゾーン46に入る時に、コントロー
ラ74は供給送風機62A及び/又は排出ファン98A
に信号を送り、上述の較正作業の結果得られた流量断面
曲線122の空気流を、供給ダクト64Aとプレナム6
6Aとからブース内部30のカットインゾーン46に向
けて、放出する。図2に概略的に示したように、空気流
量は、車両本体34がカットインゾーン46に進入する
につれて、線122aのように減少、即ち「傾斜下降」
し、車両本体34の全体がカットインゾーン46内に存
在する時には、実質的に一定レベル122bのままであ
り、車両本体34がカットインゾーン46から退出する
につれて、線122cに示すように増大し、即ち「傾斜
上昇」して初期レベルに戻る。尚、このブース内部30
のカットインゾーン46では、粉体被覆材料は上述のよ
うな手動操作又はロボット操作の粉体吐出機49によっ
て塗布される。
【0035】車両本体34は、カットインゾーン46か
ら側部被覆ゾーン48に向って進むが、この途中におい
て第1の遷移ゾーン57を通過する。カットインゾーン
46内で過剰スプレされた粉体材料が側部被覆ゾーン4
8に侵入することを防止する為に、遷移ゾーン57は、
車両本体34の通過中に過剰スプレ粉体を収集する。こ
の収集の為に、遷移ゾーン57、59に関連する空気ハ
ウス76の送風機78は、図2に示したようにかなり大
きな流量でもって運転される。
【0036】車両本体34が第1遷移ゾーン57から側
部被覆ゾーン48に進入する途中で、コントローラ74
は、較正作業中に得られた空気速度断面曲線126に従
って、送風機62B及び/又は排出ファン98Bの運転
速度を変化させる。まず、ダクト64Bから側部被覆ゾ
ーン48に供給されかつダクト94Bによって排出され
る空気流量は、車両本体34が側部被覆ゾーン48に進
入するにつれて、線126aに示したように減少、即ち
傾斜下降し、図2の中央に示した低レベル126bに達
する。この側部被覆ゾーン48の低レベル空気流量12
6bは、車両本体34の全体がゾーン48内に存在する
状態において、空気速度を所定の最大レベル未満に保つ
ために必要である。また側部被覆ゾーン48の大きさは
カットインゾーン46よりも小さいため、車両本体34
による相対的排斥量はカットインゾーン46よりも側部
被覆ゾーン48の方が大きいので、上記低レベル空気流
量126bは、カットインゾーン46内の最低空気流量
レベル122bよりも小さくすることができる。車両本
体34が側部被覆ゾーン48から退出するにつれて、空
気流量は線126cに示したように増大し、即ち「傾斜
上昇」して初期レベルに戻る。コントローラ74の動作
は、コンベア36が車両本体34をブース内部30で搬
送する速度に同期、又は対応しているので、送風機62
A、62B及び/又は排出ファン98A、98Bの速度
は、夫々、カットインゾーン46内と側部被覆ゾーン4
8内の車両本体34の位置に応じて自動的に調整される
。こうして、ゾーン46と48内のいずれの位置におい
ても空気速度は決して所定の最大レベルを越えることは
ない。
【0037】車両本体34は、その鉛直方向部分に粉体
材料が被覆された後に、側部被覆ゾーン48から第2遷
移ゾーン59を通って頭上被覆ゾーン50に搬送される
。側部被覆ゾーン48の送風機62B及び/又はファン
98Bの運転速度は、車両本体34がそれを出てノック
ダウン即ち遷移ゾーン59に進入する際に、空気流量を
増大、即ち「傾斜上昇」させる。この第2遷移ゾーン5
9は、第1遷移ゾーン57と同一方法で機能し、車両本
体34によって側部被覆ゾーン48から頭上被覆ゾーン
50に向って吸い込まれる恐れのある過剰スプレ粉体被
覆材料を収集する。図2に示したように、遷移ゾーン5
7、59に関する空気ハウス76の空気供給送風機78
は、送風機52A〜52C及び/又は排出ファン98A
〜98Cに比べて高レベルで運転されるので、過剰スプ
レ被覆材料が隣接被覆ゾーン間で移送されることを確実
に阻止する。
【0038】車両本体34が頭上被覆ゾーン50に進入
すると、送風機62C及び/又は排出ファン98Cの運
転速度は、較正作業で求めた空気速度断面曲線128に
従って制御される。まず、空気流量は、線128aに示
すように減少、即ち傾斜下降し、これにより、頭上被覆
ゾーン50の供給ダクト64Cと排出ダクト94C内の
空気流量128bは車両本体34の全体がゾーン50に
存在した時に適正値をとり得る。車両本体34が頭上被
覆ゾーン50から退出し、ブース出口28の所の遷移ゾ
ーン63に進入する際に、送風機62Cと排出ファン9
8Cの運転速度は、線128cに示すように増大して、
次の車両本体34(不図示)への被覆作業に備える。
【0039】上述のように、ブース出口は、ノックダウ
ン、即ち遷移ゾーンを具備し、この遷移ゾーンにより過
剰スプレ材料がブースから漏出して工場内を汚染するこ
とを防止する。この為に、遷移ゾーンに関する空気ハウ
ス76の送風機78はかなり大きな流量130で運転さ
れる。
【0040】ブース10の運転の一例を述べると、車両
本体34は粉体材料で被覆され、きれいな被膜を形成し
、上塗り仕上げが以下の条件の下で行われる。この粉体
被覆材料は、PPGによって製造され、「ENVIRA
CRYL(商標)」の名称で市販されているものである
。しかしながら被覆ゾーンで使用する材料としては、他
の粉体を使用することもできるであろう。この粉体被覆
材料は、標準的な粉体に比べて、粒子サイズが小さく、
即ち平均値として10〜12ミクロンの範囲である。こ
のような粉体被覆材料を使用する場合には、下降通風速
度は側部被覆ゾーン48内において60フィート/分を
越えないように保持される。カットインゾーン46の下
降通風速度は、手動運転用のNFPA(米国流動力協会
)換気要件を充足するように、100フィート/分以上
に保たれるが、しかしながら、この下降通風速度はロボ
ット操作のような自動カットイン運転の場合は変えるこ
とができる。好ましくは、頭上被覆ゾーン50の下向き
通風速度は、約120〜140フィート/分の範囲内で
ある。
【0041】車両本体34の種類が種々変わることに対
しては、供給送風機62A〜62Cの運転速度をそれ単
独で又は排出ファン98A〜98Cの運転速度と組合せ
て変えることによって、ブース内部30の被覆ゾーン4
6、48、50内の下降通風速度を充分に制御すること
ができる。しかしながら、スプレブース12が非常に小
型の車両本体34と非常に大型の車両本体34との両方
を粉体被覆するような分野にあっては、流量調整装置を
別に必要とするかもしれない。詳述すると、供給送風機
62A〜62C及び/又は排出ファン98A〜98Cは
、その運転周波数の範囲内では、一以上の被覆ゾーン4
6、48、50内の空気流量を、各ゾーンの空気速度を
適正に調整するのに必要な程度まで、増減できないかも
しれない。このような場合には、コントローラ74は、
供給ダクト64A〜64C内のダンパー70A〜70C
、及び/又は放出ダクト100A〜100C内のダンパ
ー102A〜102Cを夫々、部分的に開閉し、これに
よって一以上の被覆ゾーン46、48、50に流入又は
そこから流出する空気流量を所望の値にすることができ
る。この自動操作の代りに、ダンパー70A〜70C及
び/又は102A〜102Cは、手動により所望位置ま
で調整することもできる。このようにして、車両本体3
4の寸法に無関係に適正な空気速度を得ることができる
【0042】更に、各供給ダクト64A〜64Cに圧力
センサ(不図示)を設置することが望ましい。これは、
個々の圧力センサを設置すること、又はセンサ68A〜
68Cに流量と圧力との両方を測定する機能を持たせる
ことによって達成される。尚、このセンサは、単に較正
作業において必要であるにすぎず、送風機モータ62A
〜62Cが適正なファン曲線内で運転していたことを保
証する。
【0043】本発明の別の態様は、スプレブース12の
内部30をわずかに負圧に保って、ブース内部30の粉
体がブース入口26又は出口28から外部に流出するこ
とを防止する。ブース内部30を僅かな負圧に保持する
ことは、次のようにして行われる。即ち、空気ハウス6
0A〜60Cと76からスプレブース12内に流入する
流量が排出ダクト94A〜94Cと108を介してブー
ス内部30から引き出される瀘過済空気の流量よりも常
に僅かに少なくなるように定める。現時点での好適実施
例では、供給ダクト64A〜64C内の空気速度センサ
68A〜68Cと、供給ダクト80、84内の空気速度
センサ88とが夫々、関連する空気ハウス60A〜60
C、76内の送風機62A〜62C、78から放出され
る空気の速度を検出する。尚、各空気速度センサ68A
〜68C、88は、多点検出装置とすることもでき、こ
れによって多数の測定点での空気速度を測定し、それら
の平均をとり、平均空気速度に対応した信号を発生する
。これらの信号はコントローラ74に送られると、コン
トローラ74は、検出された空気速度に夫々の供給ダク
ト64A〜64C、80、84の横断面積を乗算するこ
とによって、各空気ハウス60A〜60C、76からの
空気流量を算出する。同様に、各排出ダクト94A〜9
4C、108、109の速度センサ106A〜106C
、120の各々は、スプレブース12から吸引された空
気の速度を検出し、検出信号をコントローラ74に送る
。このコントローラ74は、供給ダクトの場合と同様に
して、排出ダクト94A〜94C、108、109内の
空気流量を算出する。
【0044】供給ダクト64A〜64C、80、84を
通ってブース内部30に流入する調和空気の流量は、排
出ダクト94A〜94C、108、109を通ってブー
ス内部30から吸出される瀘過済空気の流量とコントロ
ーラ74において、夫々比較される。コントローラ74
は供給ダクト64A〜64C、80、84の流量と排出
ダクト94A〜94C、108、109の流量との差を
所定の値に保つように制御するが、これは空気ハウス6
0A〜60C、76の速度可変形供給送風機62A〜6
2Cの運転速度を夫々調整することによって、及び/又
は排出ダクト94A〜94C、108、109に接続さ
れた速度可変形排出ファン98A〜98Cの運転速度を
夫々調整することによって行われる。こうして、スプレ
ブース12の運転中は、常時ブース内部30を僅かな負
圧状態に保持することができる。
【0045】本発明のシステムではコントローラ74は
二つの機能を有する。上述のように、コントローラ74
の第1の機能は、スプレブース12内の車両本体34の
位置に応じて、送風機62A〜62C、78及び/又は
排出ファン98A〜98C、112の速度を自動的に「
傾斜下降」させその後「傾斜上昇」させることである。 コントローラ74の第2の機能は、第1の機能と同時に
、送風機62A〜62C、78及び/又は排出ファン9
8A〜98C、112の運転速度を調整して、ブース内
部30を僅かな負圧に保つことである。現時点での好適
実施例では、コントローラ74は、第1の閉ループと第
2の閉ループとを有し、この第1の閉ループは、送風機
62A〜62C、78及び/又は排出ファン98A〜9
8C、112の運転速度を制御して上述の「傾斜上昇・
傾斜下降」機能を果たす。また第2の閉ループはブース
内部30を負圧に保持する。上述の「傾斜上昇・傾斜下
降」機能は送風機62A〜62C、78及び/又は排出
ファン98A〜98C、112の運転速度の「マクロ」
な、即ち比較的大きな調整であり、他方、ブース内部を
負圧に保持する調整は、一般に比較的小さな、即ち「ミ
クロ」な調整を必要とする。
【0046】更に、上述のように、ブース12を負圧に
保持するための、送風機62A〜62C、78及び/又
は排出ファン98A〜98C、112の調整は、動的(
ダイナミック)に行われる。換言すると、供給ダクト6
4A〜64C、80、84の空気速度センサ68A〜6
8C、88と、排出ダクト94A〜94C、108、1
09のセンサ106A〜106C、120とは、「傾斜
上昇・傾斜下降」の期間を含めたシステム運転の全期間
にわたって空気流量を検出し、信号をコントローラ74
の第2閉ループに送って、適正な「ミクロ」な、即ち微
細な調整を行う。換言すると、被覆ゾーンの送風機と排
出ファンとが傾斜上昇又は傾斜下降しながら、車両が排
斥した空気容積の関数として空気流を調整している時で
さえも上記負圧は保持されている。尚、本システムに使
用したコントローラ74の一例は、Allen  Br
adleyのPLC5又はその他の市販の閉ループコン
トローラP.C.s若しくはマイクロプロセッサーであ
る。
【0047】ブースのゾーン内を負圧に保つ為には、送
風機62A〜62C及び/又は排出ファン98A〜98
Cについて更に別の調整を必要とすることがある。例え
ば、スプレガン51及び/又は53による被覆ゾーンへ
の空気の導入量は、ゾーン内の負圧に影響を及ぼし、及
び/又はゾーン内の空気流に影響を及ぼす程、大きいか
もしれない。従って、場合によっては、送風機62A〜
62C及び/又は排出ファン98A〜98Cの速度調整
をスプレガンの運転に関連付けて行う必要がある。例え
ば、排出ファン速度は、ゾーン及び/又はブースの負圧
を保持するように、数本のスプレガンの運転と共に増速
してもよい。
【0048】これまで本発明を、好適実施例を参照して
説明したが、当業者は、本発明の範囲から逸脱すること
なく、種々の変更を加えたり、部材を均等物に置換する
ことができるであろう。更に、本発明の必須の範囲から
逸脱することなく、本発明の教えに特別な状況や材料を
適用する為にいろいろな変更を施こすこともできるであ
ろう。
【0049】例えば、図示の本発明の実施例にあっては
、単一の空気ハウス76と空気供給送風機78を使用し
て、第1遷移ゾーン57のプレナム82に接続された供
給ダクト80と、第2遷移ゾーン59のプレナム86に
接続された供給ダクト84とに調和空気を供給した。 しかしながら、必要に応じて各ノックダウン即ち遷移ゾ
ーン57と59への調和空気流を別々に制御する為に、
各ゾーン57と59に対して夫々、別の空気ハウスと空
気供給送風機を使用することもできる。また、遷移ゾー
ン57と59の排出側には、同一タイプの装置が使用さ
れていた。即ち、各ゾーン57、59用の排出ダクト1
08、109が単一の排出ファン112に接続されてい
た。しかしながら、必要に応じて各ダクト108、10
9に別々の排出ファン112を設置することもできる。
【0050】更に、コントローラ74の動作は、車両本
体34をブース12内を貫通搬送するコンベアの速度に
同期又は対応するものとして説明した。しかしながらコ
ントローラ74を上述のようにプログラムする代りに、
ブース12の内部30内に、いくつかのポジションセン
サを設置して、ゾーン46、48、50内の車両本体3
4の位置を検出しこの検出信号を送出して、この検出し
た車両の位置に従ってコントローラ74を駆動すること
もできる。
【0051】更に、図示の実施例では、カットインゾー
ン46の横断面積は、側部被覆ゾーン48か頭上被覆ゾ
ーン50のいずれかよりも大きいが、しかしながらブー
ス内部30の横断面積をブースの全長にわたって同一に
することもできる。
【0052】従って、本発明は最良の実施態様として開
示された特別な実施例に限定されるものではなく、添付
の特許請求の範囲内のすべての実施例を包含するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車用の粉体被覆スプレブースを示
した概略図。
【図2】図1の2−2線にほぼ沿った断面図で、スプレ
ブースの内部の形状を示すと共に、ブースに供給されか
つそこから引き出される空気の流量を車両本体の位置の
関数として、表す断面曲線を示す。
【符号の説明】
10  粉体被覆システム 12  スプレブース 14  天井 16  床 18,20  側壁 22,24  端壁 30  スプレブースの内部 34  車両本体 40  粉体収集及び回収システム 46  カットインゾーン 48  側部被覆ゾーン 50  頭上被覆ゾーン 57,59  遷移ゾーン

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  粉体被覆材料を物体に塗布する装置に
    おいて、内部を形成する上部と底部と複数の側部と複数
    の端部とを有し、上記内部を貫通移動する物体に粉体材
    料を塗布する制御された領域を上記内部によって作り、
    第1の被覆ゾーンと第2の被覆ゾーンと上記第1および
    第2被覆ゾーンの間の遷移ゾーンとを上記内部に形成す
    るスプレブースと、上記スプレブースの上記底部に配置
    され、上記スプレブースの上記内部から過剰スプレ粉体
    を収集する粉体収集手段と、上記第1被覆ゾーンと上記
    第2被覆ゾーンと上記遷移ゾーンとの各々に個別の量の
    空気を導入して、これによって、上記過剰スプレ粉体が
    上記スプレブースの上記底部を介して上記粉体収集手段
    に流入するのを助長する空気供給手段と、上記第1被覆
    ゾーンと上記第2被覆ゾーンと上記遷移ゾーンとの各々
    の領域における上記粉体収集手段から個別の量の瀘過済
    空気を引き出す空気排出手段と、上記空気供給手段と上
    記空気排出手段とに夫々接続され、上記第1被覆ゾーン
    と上記第2被覆ゾーンと上記遷移ゾーンとに導入される
    上記別個の量の空気の流量を個々に制御し、上記第1被
    覆ゾーンと上記第2被覆ゾーンと上記遷移ゾーンとから
    引き出される上記個別の量の瀘過済空気の流量を個々に
    制御し、これによって、上記スプレブースの上記被覆ゾ
    ーンの少なくとも一つのゾーン内の空気の速度を、そこ
    を通過する物体の移動中ずっと、所定の最大速度未満に
    保持する制御手段と、を具備する装置。
  2. 【請求項2】  粉体材料を物体に塗布する装置におい
    て、内部を形成する上部と底部と複数の側部と複数の端
    部とを有し、上記内部を貫通移動する物体に粉体材料を
    塗布する制御された領域を上記内部によって作り、第1
    の被覆ゾーンと第2の被覆ゾーンと上記第1及び第2被
    覆ゾーンの間の遷移ゾーンとを上記内部に形成するスプ
    レブースと、上記スプレブースの上記底部に配置され、
    上記スプレブースの上記内部から過剰スプレ粉体を収集
    する粉体収集手段と、上記スプレブースの上記内部の上
    記第1被覆ゾーンと上記第2被覆ゾーンと上記遷移ゾー
    ンとの各々に個別の量の空気を導入して、これによって
    、上記過剰スプレ粉体が上記スプレブースの上記底部を
    介して上記粉体収集手段に流入するのを助長する空気供
    給手段と、上記第1被覆ゾーンと上記第2被覆ゾーンと
    上記遷移ゾーンとの各々の領域における上記粉体収集手
    段から個別の量の瀘過済空気を引き出す空気排出手段と
    、上記空気供給手段と上記空気排出手段とに夫々接続さ
    れた制御手段と、を具備し、上記制御手段は、(1)上
    記第1被覆ゾーンと上記第2被覆ゾーンと上記遷移ゾー
    ンとに導入される上記別個の量の空気の流量を個々に制
    御し、(2)上記第1被覆ゾーンと上記第2被覆ゾーン
    と上記遷移ゾーンとの領域における上記粉体収集手段か
    ら引き出される上記個別の量の瀘過済空気の各々の流量
    を個々に制御し、(3)上記ブースの上記内部を少なく
    とも僅かに負圧に保持する、ことを特徴とする装置。
  3. 【請求項3】  上記空気供給手段は、上記第1被覆ゾ
    ーンと上記第2被覆ゾーンと上記遷移ゾーンとの各々に
    関連し、速度可変の送風機を夫々有する個々の空気ハウ
    スと、上記第1被覆ゾーンと上記第2被覆ゾーンと上記
    遷移ゾーンとの各々に関連した別個のプレナムに上記送
    風機の各々を連結する個々の供給ダクトと、を具備する
    請求項2に記載の装置。
  4. 【請求項4】  上記空気排出手段は、上記第1及び第
    2被覆ゾーンの各々と上記遷移ゾーンとに関連した別々
    の速度可変の排出ファンと、上記第1及び第2被覆ゾー
    ンと上記遷移ゾーンとの一つの領域の上記粉体収集手段
    に上記排出ファンの各々を連結する別々の供給ダクトと
    、を具備する請求項3に記載の装置。
  5. 【請求項5】  上記制御手段は、コントローラと、上
    記第1及び第2被覆ゾーンと上記遷移ゾーンとの一つに
    上記送風機の一つを連結する上記別々の供給ダクトの各
    々に取付けられ、夫々の供給ダクト内で検出した空気速
    度に対応した第1信号を上記コントローラに送る第1の
    空気速度センサと、上記第1及び第2被覆ゾーンと上記
    遷移ゾーンとの各々の領域の上記粉体収集手段に上記排
    出ファンの一つを連結する上記別々の排出ダクトの各々
    に取付けられ、夫々の排出ダクト内で検出した空気速度
    に対応した第2信号を上記コントローラに送る第2の空
    気速度センサと、を具備し、上記コントローラは、上記
    第1及び第2被覆ゾーンと上記遷移ゾーンとの各々に関
    連した夫々の供給ダクトと排出ダクトから得られた第1
    信号と第2信号とを比較し、上記第1及び第2被覆ゾー
    ンと上記遷移ゾーンとの各々に関連した上記送風機と上
    記ファンとの運転速度を制御し、これによって、上記ス
    プレブースへの流入量よりも多くの空気量を上記スプレ
    ブースから引き出して、上記スプレブースの内部を少な
    くとも僅かに負圧に保つ請求項4に記載の装置。
  6. 【請求項6】  粉体被覆材料を車両に塗布する方法に
    おいて、(a)粉体被覆材料を上記車両の少なくとも一
    部に塗布する、粉体スプレブース内部に配置の第1被覆
    ゾーン内に第1の供給量の空気を第1の流量で導入し、
    これと同時に上記第1被覆ゾーンから第1の排出量の空
    気を第2の空気流量で引き出す工程と、(b)粉体被覆
    材料を上記車両の別の部分に塗布する、上記粉体スプレ
    ブース内部に配置の第2被覆ゾーン内に第2の供給量の
    空気を第3の流量で導入し、これと同時に上記第2被覆
    ゾーンから第2排出量の空気を第4の空気流量で引き出
    す工程と、(c)特定の車両タイプについて、上記第1
    被覆ゾーン内の車両位置に依存した第1空気流量断面曲
    線を作り、上記車両が上記第1被覆ゾーンを移動する間
    、下降通風を一定に保持する工程と、(d)上記特定の
    車両タイプについて、上記第2被覆ゾーン内の車両位置
    に依存した第2空気流量断面曲線を作り、上記車両が上
    記第2被覆ゾーンを移動する間、下降通風を一定に保持
    する工程と、(e)上記第1被覆ゾーンを貫通するよう
    に上記車両を移動させ、この移動中の車両に上記粉体被
    覆材料を塗布し、上記第1被覆ゾーン用に作られた上記
    第1空気流量断面曲線に応じて上記第1流量又は上記第
    2流量又はその両方の流量を変化させる工程と、(f)
    上記第2被覆ゾーンを貫通するように上記車両を移動さ
    せ、この移動中の車両に上記粉体被覆材料を塗布し、上
    記第2被覆ゾーン用に作られた上記第2空気流量断面曲
    線に応じて上記第3流量又は上記第4流量又はその両方
    の流量を変化させる工程と、を具備する方法。
  7. 【請求項7】  上記工程(e)及び(f)が上記同一
    車両タイプの複数の車両に対して繰り返される請求項6
    に記載の方法。
  8. 【請求項8】  空気を上記第1被覆ゾーンに導入し及
    びそこから引き出す上記第1流量又は上記第2流量又は
    その両方の流量を変化させる上記工程は、上記供給量の
    空気を上記第1被覆ゾーン内に導入する空気供給送風機
    と上記排出量の空気を上記第1被覆ゾーンから引き出す
    空気排出ファンとの少なくとも一方の運転速度を変化さ
    せる工程を含み、空気を上記第2被覆ゾーンに導入し及
    びそこから引き出す上記第3流量又は上記第4流量又は
    その両方の流量を変化させる上記工程は、上記供給量の
    空気を上記第2被覆ゾーンに導入する空気供給送風機と
    上記排出量の空気を上記第2被覆ゾーンから引き出す空
    気排出ファンとの少なくとも一方の運転速度を変化させ
    る工程を含む請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】  各被覆ゾーンの少なくとも一つの流量
    を変化させて、上記粉体スプレブース内部を僅かに負圧
    に保持する工程を更に具備する請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】  粉体被覆材料を物体に塗布する装置
    において、内部を形成する上部と底部と複数の側部と複
    数の端部とを有し、上記内部を貫通移動する物体に粉体
    材料を塗布する制御された領域を上記内部によって作る
    スプレブースと、上記スプレブースの上記底部に配置さ
    れ、上記スプレブースの上記内部から過剰スプレ粉体を
    収集する粉体収集手段と、或る量の空気を上記スプレブ
    ース内に導入し、過剰スプレ粉体が上記スプレブースの
    上記底部を通って上記粉体収集手段内に流入するのを助
    長する空気供給手段と、上記粉体収集手段から或る量の
    瀘過済空気を引き出す空気排出手段と、上記空気供給手
    段と上記空気排出手段とに夫々接続され、上記スプレブ
    ース内に導入される上記量の空気の流量を制御し、上記
    スプレブースから引き出される上記量の瀘過済空気の流
    量を個々に制御し、これによって、上記スプレブース内
    の上記空気の速度を、上記物体の移動中ずっと、所定の
    最大速度未満に保持する制御手段と、を具備する装置。
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