JPS624464A

JPS624464A - 車体塗装装置

Info

Publication number: JPS624464A
Application number: JP60143900A
Authority: JP
Inventors: Ubee Kikuchi; 菊池　宇兵衛; Tadashi Takeo; 竹尾　正
Original assignee: Honda Motor Co Ltd
Current assignee: Honda Motor Co Ltd
Priority date: 1985-07-02
Filing date: 1985-07-02
Publication date: 1987-01-10
Also published as: US4714044A; GB8616043D0; GB2177946B; GB2177946A; CA1256281A; JPH042309B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、車体を自動的に塗装し得るようにした車体塗
装装置に関する。

（従来の技術）従来この種装置として、内部に前後複数段のステージを
有１゛る塗装ブース内に重体を前方から後方に向って定
速で搬送し、適宜のステージの左右両側や上側等にベル
型噴ｔＡ　Ｖａをレシプロケータに取付けて上下方向や
左右方向に往復動自在に設け、車体外板部の静電塗装を
行い、又他のステージにエアスプレーガンを取付けた塗
装ロボットを配置しで、車体内板部の静電塗装を行い、
塗装ブースを通過したときに車体の内外板の塗装が施さ
れるようにしたものは知られる。

（発明が解決しようとする問題点）上記のものでは、ベル型噴霧器を取付けたレシプロケー
タとエアスプレーガンを取付けた塗装ロボットとの異種
の塗装機を併用するため保守点検が面倒であり、そこで
車体外板部と内板部とを共に１７スブレーガンを取付け
た塗装ロボットで１８することも考えられているが、エ
アスプレーガンによる静電塗装の塗料塗着率は４０％程
度と低く、その為補修塗装の必要を生じて生産性が悪く
なり、又塗料が広範囲に飛散し易く、各ステージに開閉
自在の仕切りを設けて隣接Ｊ゛るステージへの塗料の飛
散を防止するか、或いはステージの間隔を広く取る必要
があり、設備費増やスペース増の問題を生じ、又車体を
定速搬送しつつ塗装を行うと、コンベアの振動等により
位置ずれを生じて塗装不良を生じ易くなる問題がある。

尚、車体を完全密１４された塗装モジュール内に搬送停
止させた状態で該モジュール内に配置した複数の塗装ロ
ボッ１〜により内板部と外板部とに亘って塗装すること
も知られているが、これでは車体の停止時間が長くなり
、生産ラインのタクトと同調眩ず、ロッド生産には不向
きである。

ところで、最近、塗料塗着率は高いが大型大重量でロボ
ットへの搭載が困難であったベル型噴霧器として小型軽
量のものが開発市販されるようになっている。

本発明は、かかる小型軽石のベル型噴霧器を取（＝ｌけ
た塗装ロボッ１−を用いて、上記問題点を解決した装置
を提供することをその目的どする。

（問題点を解決するための手段）本発明では、内部に前後複数段のステージを有する塗装
ブース内に車体を前方から後方に向って搬送し、これら
ステージのうちの各塗装ステージに塗装ロボットを配置
して、該塗装ブースを通過したときに車体の内外板の塗
装が施されるようにしたものにおいて、車体を該各ステ
ージで停止させてタクト搬送すると共に、該塗装ロボッ
トをベル型噴霧器を取付けた多軸ロボットで構成し、該
各ステージを相互に仕切りを存することなく連設し、上
記問題点を解決した。

（実施例）本発明の実施例を図面に基いて説明する。

第１図を参照して、（１〉は内部に前後７段のステージ
（２１）　（２２）・・・（２１）を設けた塗装ブース
を示し、該塗装ブース（１）内に、第２図示の如く、車
体Ｗを台車（３）上にｉＴ！！置した状態でコンベア（
４）により該各ステージ（２＋）　（２２）・・・（２
１）で停止させつつ前方から後方に向ってタクト搬送す
るようにし、ここで第１乃至第３ステージ（２＋）　（
２２）　（２３）と第５第６ステージ（２ｓ）　（２ａ
）とを後記する如く塗装ステージとして、これに夫々塗
装ロボット（５）を配置し、該塗装ブース（１）を通過
したときに車体Ｗの内外板部の塗装が施されるようにし
た。

第２図中（１ａ）は送気ダクト、（１ｂ）はエアフィル
タ、（１Ｃ）は塗料回収槽、（１ｄ）は排気ダクトを示
す。

該塗装ロボット（５）は、旋回台（５ａ）と、これに揺
動自在に立設した第１アーム（５ｂ）と、該第１アーム
（５ｂ）に軸設した上下方向に１工動自在の第２アーム
（５Ｃ）と、該第２アーム（５Ｃ）の先端の３軸構造の
手４部（５ｄ）とを有する６軸ロボツ１〜から成るもの
で、該手首部（５ｄ）に第３図示の如くブラケット（５
ｅ）を介してベル型噴霧器（６）を取（＝Ｊけた。尚、
該噴霧ｍ　（Ｇ）は、その先端のベル（６ａ）の径が２
５Ｍ１図示しないベル駆動軸とその尾端のタービンロー
タの径が夫々１５Ｈｎ、　３１咽で総重量が約３Ｋｇの
日本ランズバーグ社製のものを用い、ベル（６ａ）を６
００００ｒｐｍ以上の高速で回転させると共に、ベル（
６ａ）に−６０〜−１２ＯＫＶの高電圧を印加して静電
塗装を行うものとした。

この場合、塗料塗着率は８０％以上の高い値となる。

前記各ステージ（２＋）　（２２）・・・（２７）は、
互いに仕切りを存することなく前後方向に連設されるも
のとし、そして最前段の第１ステージ（２１）をフエン
ダＷａのホイールアーチ、ボンネットｗｂ先端、ルーフ
ＷＣ先端等の車体Ｗの隅部の塗装を行う塗装ステージと
、第２第３ステージ（２２）　（２ｇ）をボンネットｗ
ｂ内面、エンジンルームｗｄ、ドアｗｅの周縁とドア開
口部、トランクリッドｗｆ内面とトランクルーム上縁等
の車体Ｗの内板部の塗装を行う塗装ステージと、第４ス
テージ（２４）をフラッシュアップ用のステージと、第
５第６ステージ（２６）　（２６）を車体Ｗの外板部の
塗装を行う塗装ステージと、第７ステージ（２７）をフ
ラッシュアップ用のステージとに構成した。

これを更に詳述するに、該第１ステージ（２１）に、前
記塗装ロボット〈５）を左右１対に配置し、該各ロボッ
ト（５）を前後方向に移動自在として、第１図にＡ１で
示す右側の塗装ロボット（ωにより第４ａ図に示す如く
車体Ｗの右側の前後のフェンダｗａ、　ｗａのホイール
アーチと、ボンネットｗｂの先端右半部と′、ルーフＷ
Ｃの先端右半部とを塗装し、又Ｂ１で示す左側の塗装ロ
ボット（５）により、第４ｂ図に示す如く車体Ｗの左側
の前後のフェンダｗａ、　ｗａと、ボンネツ１〜ｗｂの
先端左半部と、ルーフＷＣの先端左半部とを塗装置゛る
ようにした。

第２スージ（２２）には、その右側に、第５ａ図に示す
如くトランクリッドｗｆの内面右半部とトランクルーム
の上縁右半部とを塗装するＡ２で示す塗装ロボッＩ−＜
５）と、第５ｂ図に示ず如く右側のフロントドアｗｅの
周縁とそのドア開口部とを塗装するＢ２で示す塗装ロボ
ット（５）とを配置し、又その左側に、第５ｃ図に示す
如く左側のりゃドアｗｅの周縁とそのドア開口部とを塗
装するＣ２で示す塗装ロボット（５）と、第５ｄ図に示
ず如くボンネットｗｂの内面左半部とエンジンルームｗ
ｄの右半部とを塗装するＣ２で示す塗装ロボット（５）
とを配置するものとし、又第３ステージ（２３）には、
その右側に、第６ａ図に示す如く右側のリヤドアｗｅの
周縁とそのドア開口部とを塗装するＡ３で示す塗装ロボ
ット（５）と、第６ｂ図に示す如くボンネットｗｂの内
面右半部とエンジンルームｗｄの左半部とを塗装するＢ
３で示す塗装ロボット（５）とを配置し、又その左側に
、第６ｃ図に示す如くトランクリッドｖｔｆの内面左半
部とトランクルームの上縁左半部とを塗装するＣ３で示
す塗装ロボット（５）と、第６ｄ図に示す如く左側のフ
ロントドアＷＱの周縁とそのドア開口部とを塗装するＣ
３で示す塗装ロボット（５）とを配置するものとし、ロ
ボット同士の接近による静電反発を生ずることなく該両
ステージ（２２）　（２ａ）において能率的に内板部の
塗装を行い得られるようにした。

尚、上記したＡ２、Ｃ２、Ｂ！、Ｃ３の塗装ロボット（
５）は車体Ｗに向って左右方向に進退自在とし、又Ｂ２
、Ｃ２、Ａ３．０３の塗装ロボット（５）は車体Ｗに沿
って萌後勅自在とする。

第５ステージ（２５）には、その右側に、第７ａ図に示
す如くルーフＷＣの上面右半部、右側のリヤドアｗｅと
リヤフェンダＷａの外面を塗装する島で示す塗装ロボッ
ト（５）と、第７ｂ図に示す如く右側のフロントドアｗ
ｅの外面、ボンネットｗｂの上面右半部、右側のフロン
トフェンダＷａの外面を塗装するＢ５で示す塗装ロボッ
ト（５）とを配置し、又その左側に、第７Ｃ図に示す如
く前記Ａ５の塗装ロボット（５）による塗装部分と対称
の部分を塗装するＣ５の塗装ロボット（５）と、第７ｄ
図に示づ如く前記Ｂ５の塗装ロボット（５）による塗装
部分と対称の部分を塗８するＣ５の塗装ロボット（５）
とを配置するｂのとし、又第６ステージ（２Ｇ）には、
その右側に、第８ａ図に示ず如くトランクリッドｗｆの
上面右半部、右側のりャフェンダＷａの外面、車体Ｗの
後端面右半部を塗装するΔＧで示す塗装ロボット（５）
と、第８ｂ図に示す如く車体への右側面をフロントフェ
ンダＷａからリヤドアｗｅに亘って塗装するＢ６で示す
塗装ロボット（５）とを配置し、又その左側にこれら八
６とＢ６の塗装ロボット（５）による塗装部分と対称の
第８Ｃ図と第８ｄ図に示す部分を各塗装置るＣＧと０６
で示す塗装ロボット（５）を配置するものとし、該両ス
テージ（２ｓ）　（２ｓ）においてフェンダＷａとドア
ｗｂの外面を２部塗りして車体Ｗの外板郡全体の塗装を
行い得られるようにした。

尚、第５第６ステージ（２ｓ）　（２ａ）の各塗装ロボ
ッ１〜（５）は、前後左右斜めに移動自在とする。

第４ステージ（２４）と第７ステージ（２７）は、上記
の如くフラッジコアツブ用のステージであり、塗装被膜
中に含まれる有機溶剤を空調空気によって蒸発させ被膜
の固形分、を高めるべく機能する。

そして、以上の如く構成された塗装ブース（１）を乾燥
炉を介して前後２段に直列配置し、中塗り塗装と上塗り
塗装とを行う。

（作　用）塗装ブース〈１）内の各塗装ステージ（２＋）　（２２
）（２３）　（２５）　（２Ｂ）に設ける塗装ロボット
（５）を、多軸ロボットにベル型噴霧器（６）を取付け
て成るものとしたため、塗料の塗着率が高く、車体Ｗを
タフ１へ搬送して各ステージでの塗装を車体Ｗの停止状
態で行うことと相俟って、車体Ｗの内板部と外板部とを
正確に塗装できて補修塗装の必要がなく、生産性が向上
し、且つ塗料の飛散もすくないことから、各ステージを
相互に仕切りを存することなく連設しても、隣接するス
テージからの飛散塗料による塗装不良を生ずることがな
い。

又、実施例の如く車体Ｗの隅部の塗装を行う塗装ステー
ジを最前段の第１ステージ（２１）とすれば、第１ステ
ージ（２１）での塗料噴霧量を小量に抑えられ、ベル型
の噴霧器（６）を用いることによる塗着率の向上と相俟
って、該第１ステージ（２，）の前面の塗装ブース（１
）の入口をドア等で閉鎖しなくとも、外部への塗料飛散
を防止でき、又最後段の第７ステージ（２１）をフラッ
シュアップ用のステージとすることで、塗装ブース（１
）の後端の出口からの塗料飛散もドア等を設けずに防止
でき、設備費の大幅な削減が図れる。

（発明の効果）以上の如く本発明によるときは、塗装ブース内の各塗装
ステージに、ベル型噴霧器を取付けた多軸ロボットから
成る塗装ロボットを配置し、車体をタクト搬送しつつ該
各塗装ステージでの塗装を行うようにしたもので、生産
ラインのタクトに同調させて車体を連続的に且つ補修塗
装の必要なく正確に塗装でき、生産性が著しく向上され
、而も塗料の飛散が少なくなって、各ステージを間隔を
広く取らずに且つ仕切りを存することなく連設しても何
ら問題がなく、設猫費やスペースの削減を図れ、更にレ
シプロケータ等の異種の塗装機を用いないことから保守
点検も容易となる等の優れた効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置の概略平面図、第２図は塗装ブース
の横断面図、第３図は塗装ロボットの先端部分の拡大図
、第４ａ図及び第４ｂ図は第１ステージでの塗装箇所を
示す斜視図、第５ａ図乃至第５ｄ図は第２ステージでの
塗装箇所を示す斜視図、第６ａ図乃至第６ｄ図は第３ス
テージでの塗装箇所を示す斜視図、第７ａ図乃至第７ｄ
図は第５ステージでの塗装箇所を示す斜視図、第８ａ図
乃至第８ｄ図は第６ステージでの塗装箇所を示す斜視図
である。（１）・・・塗装ブース（２＋）　（２２）・・・（２１）・・・ステージ（５
）・・・塗装ロボット（６）・・・ベル型噴霧器

Claims

【特許請求の範囲】１、内部に前後複数段のステージを有する塗装ブース内
に車体を前方から後方に向つて搬送し、これらステージ
のうちの各塗装ステージに塗装ロボットを配置して、該
塗装ブースを通過したときに車体の内外板の塗装が施さ
れるようにしたものにおいて、車体を該各ステージで停
止させてタクト搬送すると共に、該塗装ロボットをベル
型噴霧器を取付けた多軸ロボットで構成し、該各ステー
ジを相互に仕切りを存することなく連設したことを特徴
とする車体塗装装置。２、該塗装ブース内にステージを最前段の第１ステージ
から最後段の第７ステージまでの前後７段に設け、第１
ステージをホイールアーチ、ボンネツト先端、ルーフ先
端等の車体の隅部の塗装を行う塗装ステージと、第２第
３ステージを車体の内板部の塗装を行う塗装ステージと
、第４ステージをフラッシュアップ用のステージと、第
５第６ステージを車体の外板部の塗装を行う塗装ステー
ジと、第７ステージをフラッシュアップ用のステージと
に構成したことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載
の車体塗装装置。