JPH0719572Y2 - 塗装設備 - Google Patents

塗装設備

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JPH0719572Y2
JPH0719572Y2 JP18564887U JP18564887U JPH0719572Y2 JP H0719572 Y2 JPH0719572 Y2 JP H0719572Y2 JP 18564887 U JP18564887 U JP 18564887U JP 18564887 U JP18564887 U JP 18564887U JP H0719572 Y2 JPH0719572 Y2 JP H0719572Y2
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JP
Japan
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air
duct
exhaust
adjusting plate
air flow
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JP18564887U
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JPH0192258U (ja
Inventor
正三郎 門野
千敏 佐藤
久 金谷
勝 山口
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Seibu Electric and Machinery Co Ltd
Original Assignee
Seibu Electric and Machinery Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、塗装用ブース内の空気流れを制御してスプレ
ーガン使用時の塗料ミストの飛散を防止すると共と被塗
装物の大小に拘らず同一の環境条件を形成するようにし
た塗装設備に関し、特に給排気の風量バランスを何時で
も簡単に調整して常に正常な空気流れを形成できるよう
にした構造に係る。
(従来の技術) 塗装作業で大量に連続して塗装するものでは、給気装置
や排気装置を備えた塗装ブース等では主にスプレーガン
を使用して塗装している。この場合のブース内の空気流
れは塗装ブースが空室のとき下向きに平行な一様な流れ
になるようにしているが、被塗装物の形状によってはは
ね返りにより人体や顔面に塗料ミストがかかるという欠
点があり、このため出願人は給気ダクトの吹出口に吹出
速度の小さい一様な下向平行の空気流れと、同空気流れ
の周りを囲みこれより吹出速度の大きい末広がり状の空
気流れを形成するフィルターを配設し、又同ダクトの入
口に多孔板で形成した整流兼圧力調整板を所定角度で傾
斜して取付けた自動車塗装用ブースにおける給気装置を
開発した。
この給気装置は実公昭57−51102号公報として公告され
た。
又、この種の塗装設備として、フィルター部に空気を送
る管状の空気供給導管の途中に風量を調整するシャッタ
ーを設けたものが特開昭56−56265号公報に開示されて
いる。また、フィルター部の上方の給気空間に複数のガ
イドベーンを設け、同ガイドベーンによって風向を調整
して吹出風量を均一になるようにした塗装ブースが実公
昭48−36127号公報に開示されている。
(考案が解決しようとする問題点) この従来の実公昭57−51102号公報開示の給気ダクトの
吹出口に2種類のフィルターを配設し、又その内部に整
流兼圧力調整板を取付けたものでは、吸気ダクトの吹出
口からは外周の速度が大きく中央部が小さい一様な下降
気流が形成され、しかもその全周がやや末広がり状とな
っている。従って、このようにした塗装ブースに被塗装
物を入れると、この被塗装物の表面の周りに一種のエア
カーテンが形成されスプレーガンを使用しても塗料ミス
トが飛散するのを防止することができるようになった。
しかしながらこの吸気ダクトでは、多孔板で形成した整
流兼圧力調整板を所定の傾斜角度で固定するようにして
いたので、給気風量が変化すると多孔板からの通過風速
が変化し、式 における穴の縮流係数Cが一定で動圧が変化するので抵
抗は風速の2乗で変化することになる。今、風量が80%
に低下すると抵抗は36%に低下し、多孔板の抵抗は小さ
くなって給気は通過して給気ダクトの先端付近の風量が
多くなる。このためフィルターの目塞り、ファンベルト
の緩み等によって給気・排気のバランスが崩れるという
問題点があった。又、バランスが崩れても簡単に調整で
きないという問題点があった。それに塗装ブースを拡大
したり被塗装物の大小による環境条件の違いに直ちに対
応できないという問題点があった。
又、特開昭56−56265号公報の空気供給導管のシャッタ
ーの開閉では、シャッターが管中央にあるため管内の流
れが大きく乱れて管内の位置によって圧力損失が不均一
となり、そのためフィルター部から吹出す風速が一様に
できず均一にできない。特に低速の空気を均一に吹出す
ことは困難である。
実公昭48−36127号公報の給気ダクト内のガイドベーン
は風量の分配の調整を行うが、気流の中央にあるガイド
ベーンの為気流が大きく乱れ、やはり吹出速度を均一に
することが難しいものであった。
更に、実公昭57−51102号公報の排気ダクトは塗装ブー
スの床面前面に吸込口を有するが、排気ファンに近い排
気ダクトの吸込口と排気ファンから遠い排気ダクトの吸
込口とではその吸込流速が異なり、これが塗装ブース内
の空気の流速を均一にできない理由となっていた。
特開昭56−56265号公報の床面の吸込口は塗装ブースの
床面中央に狭くしかないので、塗装ブース内の空気は床
面の中央方向に向って流れ、やはり塗装ブースの空気流
を均一な下方流とすることができなかった。
(問題点を解決するための手段) 本考案はかかる従来の問題点を解決するためになされた
もので、給気・排気の風量バランスと被塗装物に最適な
環境条件をいつでも調整することができる塗装設備を提
供する。
本考案の構成は、吹出速度の小さい一様な下向平行の空
気流れを形成する第1フィルター部と、同第1フィルタ
ー部の周りを囲みこれより吹出速度の大きい末広がり状
の空気流れを形成する第2フィルター部を下面に配設し
た給気ダクトを塗装ブースの天井に架設し、同給気ダク
トの入口に多孔板で形成した整流兼圧力調整板を所定の
傾斜角度で設け、同整流兼圧力調整板の上部を通過する
空気の流量を調整する多孔板を用いた可動調整板を回動
自在に設け、又塗装ブースの床面に吸込口を有し且つ排
気ファンで強制排気する排気ダクトを設け、同排気ダク
トの内部に穴明のスライド板を摺動自在に取付けた排気
風量調整板を排気ファンに近い端を床面の吸込口に近く
し排気ファンから遠い端を吸込口から離れたダクト内壁
位置となるように傾斜状に配置したことを特徴とする塗
装設備にある。
(作用) 本考案の塗装設備は、吹出速度の小さい一様な下向平行
の空気流れを形成する第1フィルター部と、同第1フィ
ルター部の周りを囲みこれより吹出速度の大きい末広が
り状の空気流れを形成する第2フィルター部を下面に配
設した吸気ダクトの入口に整流兼圧力調整板を固定する
と共に同整流兼圧力調整板を通過する空気の分布を調整
する可動調節板を同整流兼圧力調整板上部前面に設けて
いる。
更に、排気ダクト内に排気風量調整板を傾斜して設けて
いるので、床面の吸込口においても前記給気ダクトの整
流兼圧力調整板と同様に、吸込口に沿って均一な流速で
もって吸込むことができる。更に、穴明のスライド板を
摺動させることで排気風量を適切な量に調整できる。こ
れによって、塗装ブースに均一な下方流の空気流を可能
とする。
従って据付時や経年変化等によって風量バランスが崩れ
た場合、例えば風量の減少時は抵抗が大きくなるように
可動調節板を整流兼圧力調整板に添わせ、風量の増加時
には可動調節板を整流兼圧力調整板から離すと同整流兼
圧力調整板の穴を通過する風速が大きくなるため、抵抗
が増加して給気の風量分布を良くすることにより給排気
の風量バランスを調整する。
塗装ブースの拡大や縮小、大小混合した被塗装物の流れ
による環境条件の違いもファンの回転数、風量バランス
の調整によって対応することができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
本実施例の塗装設備は、塗装ブース内にコンベヤを通
し、温度・湿度を調整した空気をファンで吹出すように
し、又、吸気ダクトと排気ダクトに風速センサーを設置
して、給排気のバランスを自動的に調整するようにして
いる。
図中(1)は塗装ブース、(2)は給気ダクト、(3)
は空気の下向平行流れを形成し吹出速度が0.2m/S程度の
第1フィルター部、(4)は末広がり状の空気流れを形
成し吹出速度が2m/S程度の第2フィルター部、(5)は
多孔板で形成し傾斜角度θで取付けた整流兼圧力調整
板、(6)は多孔板で形成し基端を整流兼圧力調整板
(5)の上端部に回動自在に軸支した可動調整板、
(7)は吸気ファン、(8)は駆動モータ、(9)は空
気流れの分布、(10)は空調機、(11)は排気ダクト、
(12)は排気ファン、(13)は穴明のスライド板(14)
を摺動自在に取付けた排気風量調整板で、吸気ダクト
(2)の先端に近い側を吸込口(15)を有する床面(1
6)側から吸気ダクト(2)のファン(7)に近い側を
排気ダクト(11)の底面(17)側に漸次傾斜させて取付
けている。この排気風量調整板(13)は塗料ミストが付
着し易いように平面板で形成し、この全面に開口部(1
8)を有しスライド板(14)を摺動して排気量を調整す
る。
又、図中(19)は風速センサー、(20)は可動調節板
(6)の自動調整部、(21)はスライド板(14)の自動
調整部、(22)は被塗装物、(23)はコンベヤである。
以上、本考案の実施例を図面に基づいて説明したが、本
考案の具体的な構成はこの実施例に限定されるものでは
ない。可動調整板(6)やスライド板(14)は自動調整
の他に手動でも操作できる。
(考案の効果) 以上の様に本考案によれば、多孔板で形成した整流兼圧
力調整板の上部に空気通過量を調整する可動調節板を取
付けたので、長期使用によるフィルターの目塞り、ファ
ンベルトの緩み等による給排気の風量バランスが崩れて
も直ちに調整することができる。
又、塗装ブースの拡大、縮小、大小混合した被塗装物の
流れ等でも直ちに最適な環境条件を形成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による塗装設備を備えた塗装ブースの縦
断面図、第2図は第1図A−A線における断面図、第3
図は可動調節板の作動説明図、第4図は排気風量の調整
板の作動説明図である。 (1):塗装ブース、(2):給気ダクト (3):第1フィルター部、(4):第2フィルター部 (5):整流兼圧力調整板、(6):可動調節板 (7):吸気ファン、(9):空気流れの分布 (11):排気ダクト、(12):排気ファン (13):排気風量調整板、(14):スライド板 (22):被塗装物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 金谷 久 福岡県粕屋郡古賀町大字米多比1655―16 (72)考案者 山口 勝 福岡県福岡市東区箱崎1丁目23―24 (56)参考文献 特開 昭56−56265(JP,A) 実公 昭48−36127(JP,Y1) 実公 昭57−51102(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】吹出速度の小さい一様な下向平行の空気流
    れを形成する第1フィルター部と、同第1フィルター部
    の周りを囲みこれより吹出速度の大きい末広がり状の空
    気流れを形成する第2フィルター部を下面に配設した給
    気ダクトを塗装ブースの天井に架設し、同給気ダクトの
    入口に多孔板で形成した整流兼圧力調整板を所定の傾斜
    角度で設け、同整流兼圧力調整板の上部を通過する空気
    の流量を調整する多孔板を用いた可動調整板を回動自在
    に設け、又塗装ブースの床面に吸込口を有し且つ排気フ
    ァンで強制排気する排気ダクトを設け、同排気ダクトの
    内部に穴明のスライド板を摺動自在に取付けた排気風量
    調整板を排気ファンに近い端を床面の吸込口に近くし排
    気ファンから遠い端を吸込口から離れたダクト内壁位置
    となるように傾斜状に配置したことを特徴とする塗装設
    備。
JP18564887U 1987-12-05 1987-12-05 塗装設備 Expired - Lifetime JPH0719572Y2 (ja)

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JPH0192258U JPH0192258U (ja) 1989-06-16
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