JPH0425607B2 - - Google Patents
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- JPH0425607B2 JPH0425607B2 JP59026985A JP2698584A JPH0425607B2 JP H0425607 B2 JPH0425607 B2 JP H0425607B2 JP 59026985 A JP59026985 A JP 59026985A JP 2698584 A JP2698584 A JP 2698584A JP H0425607 B2 JPH0425607 B2 JP H0425607B2
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- Japan
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/127—Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
- G11B5/147—Structure or manufacture of heads, e.g. inductive with cores being composed of metal sheets, i.e. laminated cores with cores composed of isolated magnetic layers, e.g. sheets
- G11B5/1475—Assembling or shaping of elements
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Magnetic Heads (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、磁気ヘツド特性の劣化を回避した
金属磁性体磁気ヘツドを製造できる、金属磁性体
磁気ヘツド製造方法に関する。
金属磁性体磁気ヘツドを製造できる、金属磁性体
磁気ヘツド製造方法に関する。
従来、金属磁性体からなる磁気ヘツドを製造す
る方法として、次のようなものがある。すなわ
ち、巻線用穴が設けられている金属磁性体と巻線
用穴が設けられていない金属磁性体とをギヤツプ
スペーサを介して突き合わせ、Ag−Cu系等の銀
ろうと補助材のフラツクスを用いて接着するとと
もに、ギヤツプスペーサによりギヤツプを形成
し、その後ラツプ等で金属磁性体のトラツク幅を
制御し、金属磁性体の両側面に巻線用穴を有する
非磁性体を有機接着剤等を用いて接着してコアを
形成し、または、ラツプ等でトラツク幅が制御さ
れた金属磁性体複数と非磁性複とを交互に配置
し、有機接着剤等で接着して積層ブロツク2個を
形成し、一方の積層ブロツクに巻線用溝を設けた
後、れらの積層ブロツクをギヤツプスペーサを介
して突き合わせ、Ag−Cu系等の銀ろうと補助材
のフラツクスを用いて接着してコアブロツクを形
成するとともに、ギヤツプスペーサによりギヤツ
プを形成し、コアブロツクの非磁性体をその長手
方向にスライスしてコアを形成し、その後コアの
テープ摺動面を研摩し、コアに巻線用穴または巻
線用溝を用いて巻線を装着したものである。
る方法として、次のようなものがある。すなわ
ち、巻線用穴が設けられている金属磁性体と巻線
用穴が設けられていない金属磁性体とをギヤツプ
スペーサを介して突き合わせ、Ag−Cu系等の銀
ろうと補助材のフラツクスを用いて接着するとと
もに、ギヤツプスペーサによりギヤツプを形成
し、その後ラツプ等で金属磁性体のトラツク幅を
制御し、金属磁性体の両側面に巻線用穴を有する
非磁性体を有機接着剤等を用いて接着してコアを
形成し、または、ラツプ等でトラツク幅が制御さ
れた金属磁性体複数と非磁性複とを交互に配置
し、有機接着剤等で接着して積層ブロツク2個を
形成し、一方の積層ブロツクに巻線用溝を設けた
後、れらの積層ブロツクをギヤツプスペーサを介
して突き合わせ、Ag−Cu系等の銀ろうと補助材
のフラツクスを用いて接着してコアブロツクを形
成するとともに、ギヤツプスペーサによりギヤツ
プを形成し、コアブロツクの非磁性体をその長手
方向にスライスしてコアを形成し、その後コアの
テープ摺動面を研摩し、コアに巻線用穴または巻
線用溝を用いて巻線を装着したものである。
この従来技術においては、フラツク成分中の弗
化物によるギヤツプスペーサの腐食、ギヤツプ部
への銀ろうの回り込みや相互拡散反応層(通常20
〜50μm)が生じ、磁気ヘツド特性の劣化を招く
という欠点がある。また、金属磁性体は、酸化物
磁性体に比べて加工歪層が数倍〜十数倍にも達
し、40〜50%の電磁特性の劣化を招くものであ
り、特にフロツトギヤツプ下端部に位置する巻線
用穴または巻線用溝の加工歪層は、磁気ヘツド特
性に与える影響が大きいという欠点がある。
化物によるギヤツプスペーサの腐食、ギヤツプ部
への銀ろうの回り込みや相互拡散反応層(通常20
〜50μm)が生じ、磁気ヘツド特性の劣化を招く
という欠点がある。また、金属磁性体は、酸化物
磁性体に比べて加工歪層が数倍〜十数倍にも達
し、40〜50%の電磁特性の劣化を招くものであ
り、特にフロツトギヤツプ下端部に位置する巻線
用穴または巻線用溝の加工歪層は、磁気ヘツド特
性に与える影響が大きいという欠点がある。
前者のフラツクス成分中の弗化物よるギヤツプ
スペーサの腐食の発生を防止するために、第1図
に示すように巻線用溝1内のフロントギヤツプ2
側にガラスおよび耐熱性無機接着剤等の保護材3
を充填した後、銀ろう4にて金属磁性体5を接着
する方法がある。しかし、この方法では、保護材
3と銀ろう4の反応による気泡が発生し、また銀
ろう4のフロンギヤツプ2への回り込み等が生じ
て、磁気ヘツド特性の劣化を招くという欠点があ
る。
スペーサの腐食の発生を防止するために、第1図
に示すように巻線用溝1内のフロントギヤツプ2
側にガラスおよび耐熱性無機接着剤等の保護材3
を充填した後、銀ろう4にて金属磁性体5を接着
する方法がある。しかし、この方法では、保護材
3と銀ろう4の反応による気泡が発生し、また銀
ろう4のフロンギヤツプ2への回り込み等が生じ
て、磁気ヘツド特性の劣化を招くという欠点があ
る。
この発明は、このような従来技術の欠点を解決
する目的でなされたものであつて、この発明の金
属磁性体磁気ヘツド製造方法は、コアブロツクを
その短辺方向と平行にスライスして形成されたコ
アを先端研摩し、該コアに巻線用穴を用いて巻線
を装着して金属磁性体磁気ヘツドを製造する方法
において、一方の金属磁性体のギヤツプ形成面に
トラツク幅規制用溝、リヤ部ガラス補強用溝およ
び巻線用溝を設けるとともに、他方の金属磁性体
のギヤツプ形成面にトラツク幅規制用溝、および
リヤ部ガラス補強用溝を設け、各々の前記金属磁
性体を熱処理して前記溝加工による加工歪を除去
し、各々の前記ギヤツプ形成面上にガラスをある
厚さでモールドし、その後、各々の前記ギヤツプ
形成面から突出している前記ガラスを除去すると
ともに、前記巻線用溝内にモールドされている前
記ガラスを一定の厚さを残して除去して、残され
たガラスによつて前記巻線用溝により2分された
前記トラツク幅規制用溝内の前記ガラスを連続せ
しめ、各々の前記ギヤツプ形成面を仕上げし、ギ
ヤツプスペーサを介して前記金属磁性体を突き合
わせ、前記トラツク幅規制用溝、前記リヤ部ガラ
ス補強用溝および前記巻線用溝に残つている前記
ガラスの軟化によりコアブロツクを形成すること
を特徴とするものである。
する目的でなされたものであつて、この発明の金
属磁性体磁気ヘツド製造方法は、コアブロツクを
その短辺方向と平行にスライスして形成されたコ
アを先端研摩し、該コアに巻線用穴を用いて巻線
を装着して金属磁性体磁気ヘツドを製造する方法
において、一方の金属磁性体のギヤツプ形成面に
トラツク幅規制用溝、リヤ部ガラス補強用溝およ
び巻線用溝を設けるとともに、他方の金属磁性体
のギヤツプ形成面にトラツク幅規制用溝、および
リヤ部ガラス補強用溝を設け、各々の前記金属磁
性体を熱処理して前記溝加工による加工歪を除去
し、各々の前記ギヤツプ形成面上にガラスをある
厚さでモールドし、その後、各々の前記ギヤツプ
形成面から突出している前記ガラスを除去すると
ともに、前記巻線用溝内にモールドされている前
記ガラスを一定の厚さを残して除去して、残され
たガラスによつて前記巻線用溝により2分された
前記トラツク幅規制用溝内の前記ガラスを連続せ
しめ、各々の前記ギヤツプ形成面を仕上げし、ギ
ヤツプスペーサを介して前記金属磁性体を突き合
わせ、前記トラツク幅規制用溝、前記リヤ部ガラ
ス補強用溝および前記巻線用溝に残つている前記
ガラスの軟化によりコアブロツクを形成すること
を特徴とするものである。
以下、この発明を図面に基づいて説明する。
第2図は、この発明の一実施例を示す図であ
る。
る。
一方の金属磁性体11のギヤツプ形成面11A
に、その短辺方向と平行するトラツク幅規制用溝
11Bを一定間隔をもつて複数設け、かつ、その
長手方向と平行する巻線用溝11Eとリヤ部ガラ
ス補強用溝11Cとを一定間隔をもつて設けると
ともに、他方の金属磁性体12のギヤツプ形成面
12Aに、その短辺方向と平行するトラツク幅規
制用溝12Bを一定間隔をもつて複数設け、か
つ、その長手方向と平行するリヤ部ガラス補強用
溝12Cを設ける。トラツク幅規制用溝11B,
12Bの位置、大きさおよび間は相等しく、また
リヤ部ガラス補強用溝11C,12Cの位置およ
び大きさは相等しい。金属磁性体11,12のト
ラツク部11D,12Dのトラツク幅TWはトラ
ツク幅規制用溝11B,12Bの幅Wと間隔Pと
によつて定まる。巻線用溝11Eの先端はデイプ
スエンド部に該当し、トラツク部11Dから巻線
用溝11Eの先端までの長さLは、フロントギヤ
ツプ深さの所要値を考慮して定められる。
に、その短辺方向と平行するトラツク幅規制用溝
11Bを一定間隔をもつて複数設け、かつ、その
長手方向と平行する巻線用溝11Eとリヤ部ガラ
ス補強用溝11Cとを一定間隔をもつて設けると
ともに、他方の金属磁性体12のギヤツプ形成面
12Aに、その短辺方向と平行するトラツク幅規
制用溝12Bを一定間隔をもつて複数設け、か
つ、その長手方向と平行するリヤ部ガラス補強用
溝12Cを設ける。トラツク幅規制用溝11B,
12Bの位置、大きさおよび間は相等しく、また
リヤ部ガラス補強用溝11C,12Cの位置およ
び大きさは相等しい。金属磁性体11,12のト
ラツク部11D,12Dのトラツク幅TWはトラ
ツク幅規制用溝11B,12Bの幅Wと間隔Pと
によつて定まる。巻線用溝11Eの先端はデイプ
スエンド部に該当し、トラツク部11Dから巻線
用溝11Eの先端までの長さLは、フロントギヤ
ツプ深さの所要値を考慮して定められる。
次に、金属磁性体11,12を熱処理する。こ
の熱処理により、トラツク幅規制用溝11B,1
2B等の形成の際、金属磁性体11,12に生じ
た加工歪を除去する。
の熱処理により、トラツク幅規制用溝11B,1
2B等の形成の際、金属磁性体11,12に生じ
た加工歪を除去する。
次に、ギヤツプ形成面11A,12A上にガラ
ス13をある厚でモールドする。当然に、トラツ
ク幅規制用溝11B,12B、巻線用溝11E、
リヤ部ガラス補強用溝11C,12C内にも、ガ
ラス13モールドされている。
ス13をある厚でモールドする。当然に、トラツ
ク幅規制用溝11B,12B、巻線用溝11E、
リヤ部ガラス補強用溝11C,12C内にも、ガ
ラス13モールドされている。
次に、形成面1A,12Aから突出しているガ
ラス13を、研摩等により除去するとともに、巻
線用溝11Eにモールドされているガラス13
を、一定の厚さ(50μm)を残してプレード等に
より除去する。トラツク幅規制用溝11B,12
B内のガラス13は、トラツク幅を規制する機能
を果たすとともに、後述のコアブロツク形成の
際、その軟化によりコアブロツクを形成する機能
を果たしている。巻線用溝11E内のガラス1
3′は、金属磁性体11の長手方向に連続してお
り、かつ、トラツク幅規制用溝11Bの部分では
トラツク幅規制用溝11Bによつて2分されたガ
ラス13を連続せしめており、コアブロツク15
形成の際、その軟化により、特にトラツク幅規制
用溝11Bが存在しない部分において、コアブロ
ツク15を形成する機能を果たしている。トラツ
ク幅規制用溝11B内のガラス13を連続せし
め、コアブロツク15を形成する機能より、ガラ
ス13′は、機械的強度の面からコアブロツクの
形成に寄与している。
ラス13を、研摩等により除去するとともに、巻
線用溝11Eにモールドされているガラス13
を、一定の厚さ(50μm)を残してプレード等に
より除去する。トラツク幅規制用溝11B,12
B内のガラス13は、トラツク幅を規制する機能
を果たすとともに、後述のコアブロツク形成の
際、その軟化によりコアブロツクを形成する機能
を果たしている。巻線用溝11E内のガラス1
3′は、金属磁性体11の長手方向に連続してお
り、かつ、トラツク幅規制用溝11Bの部分では
トラツク幅規制用溝11Bによつて2分されたガ
ラス13を連続せしめており、コアブロツク15
形成の際、その軟化により、特にトラツク幅規制
用溝11Bが存在しない部分において、コアブロ
ツク15を形成する機能を果たしている。トラツ
ク幅規制用溝11B内のガラス13を連続せし
め、コアブロツク15を形成する機能より、ガラ
ス13′は、機械的強度の面からコアブロツクの
形成に寄与している。
次に、ギヤツプ形成面11A,12Aをラツプ
等により仕上げ、ギヤツプ形成面11A,12A
にスパツタ法等によりギヤツプスペーサ(図示せ
ず)を形成する。ギヤツプスペーサの厚さによつ
てギヤツプ14のギヤツプ長が定まる。なお、ギ
ヤツプ形成面11A,12Aのいずれか一方にの
み、一定厚のギヤツプスペーサを形成してもよ
い。
等により仕上げ、ギヤツプ形成面11A,12A
にスパツタ法等によりギヤツプスペーサ(図示せ
ず)を形成する。ギヤツプスペーサの厚さによつ
てギヤツプ14のギヤツプ長が定まる。なお、ギ
ヤツプ形成面11A,12Aのいずれか一方にの
み、一定厚のギヤツプスペーサを形成してもよ
い。
次に、金属磁性体11,12、すなわち、その
ギヤツプ形成面11A,12Aをギヤツプスペー
サを介して突き合わせ、各々の溝に残つているガ
ラス13,13′の軟化により金属磁性体11,
12を接着して、コアブロツク15を形成する。
ギヤツプ形成面11A,12Aをギヤツプスペー
サを介して突き合わせ、各々の溝に残つているガ
ラス13,13′の軟化により金属磁性体11,
12を接着して、コアブロツク15を形成する。
次に、コアブロツク15のガラス13面上をコ
アブロツク15の短辺方向と平行(一点鎖線で図
示)にスライスして、コア16を形成する。
アブロツク15の短辺方向と平行(一点鎖線で図
示)にスライスして、コア16を形成する。
次に、コア16の先端、すなわちトラツク部1
1D,12Dとガラス13面とを研摩して、テー
プ摺動面16Aを形成する。
1D,12Dとガラス13面とを研摩して、テー
プ摺動面16Aを形成する。
次に、コア16に巻線用穴、すなわち巻線用溝
11Eを用いて巻線17を装着して、磁気ヘツド
は完成する。
11Eを用いて巻線17を装着して、磁気ヘツド
は完成する。
この発明においては、金属磁性体11,12を
ガラス13によつて接着し、コアブロツク15を
形成しているので、従来技術におけるギヤツプス
ペーサの腐食やギヤツプ部への銀ろうの回り込み
はなく、また、金属磁性体11,12とガラス1
3との相互拡散反応層は従来技術に比べてきわめ
て少ないため、磁気ヘツド特性の劣化を回避でき
る。
ガラス13によつて接着し、コアブロツク15を
形成しているので、従来技術におけるギヤツプス
ペーサの腐食やギヤツプ部への銀ろうの回り込み
はなく、また、金属磁性体11,12とガラス1
3との相互拡散反応層は従来技術に比べてきわめ
て少ないため、磁気ヘツド特性の劣化を回避でき
る。
また、ギヤツプ形成面11A,12Aやデイプ
スエンド部近傍の加工歪は、金属磁性体11,1
2の熱処理より除去されるので、加工歪による磁
気ヘツド特性の劣化を回避できる。
スエンド部近傍の加工歪は、金属磁性体11,1
2の熱処理より除去されるので、加工歪による磁
気ヘツド特性の劣化を回避できる。
以上説明してきたように、この発明は、一方の
金属磁性体のギヤツプ形成面にトラツク幅規制用
溝、リヤ部ガラス補強用溝および巻線用溝を設け
るとともに、他方の金属磁性体のギヤツプ形成面
にトラツク幅規制用溝、およびリヤ部ガラス補強
用溝を設け、各々の前記金属磁性体を熱処理して
前記溝加工による加工歪を除去し、各々の前記ギ
ヤツプ形成面上にガラスをある厚さでモールド
し、その後、各々の前記ギヤツプ形成面から突出
している前記ガラスを除去するとともに、前記巻
線用溝内にモールドされている前記ガラスを一定
の厚さを残して除去して、残されたガラスよつて
前記巻線用溝により2分された前記トラツク幅規
制用溝内の前記ガラスを連続せしめ、各々の前記
ギヤツプ形成面を仕上げ、ギヤツプスペーサを介
して前記金属磁性体を突き合わせ、前記トラツク
幅規制用溝、前記リヤ部ガラス補強用溝および前
記巻線用溝に残つている前記ガラスの軟化により
コアブロツクを形成することによつて、磁気ヘツ
ド特性の劣化を回避した金属磁性体磁気ヘツドを
製造することができるという効果が得られる。
金属磁性体のギヤツプ形成面にトラツク幅規制用
溝、リヤ部ガラス補強用溝および巻線用溝を設け
るとともに、他方の金属磁性体のギヤツプ形成面
にトラツク幅規制用溝、およびリヤ部ガラス補強
用溝を設け、各々の前記金属磁性体を熱処理して
前記溝加工による加工歪を除去し、各々の前記ギ
ヤツプ形成面上にガラスをある厚さでモールド
し、その後、各々の前記ギヤツプ形成面から突出
している前記ガラスを除去するとともに、前記巻
線用溝内にモールドされている前記ガラスを一定
の厚さを残して除去して、残されたガラスよつて
前記巻線用溝により2分された前記トラツク幅規
制用溝内の前記ガラスを連続せしめ、各々の前記
ギヤツプ形成面を仕上げ、ギヤツプスペーサを介
して前記金属磁性体を突き合わせ、前記トラツク
幅規制用溝、前記リヤ部ガラス補強用溝および前
記巻線用溝に残つている前記ガラスの軟化により
コアブロツクを形成することによつて、磁気ヘツ
ド特性の劣化を回避した金属磁性体磁気ヘツドを
製造することができるという効果が得られる。
第1図は従来技術を示す図、第2図はこの発明
の一実施例を示す図である。 11,12……金属磁性体、11A,12A…
…ギヤツプ形成面、11B,12B……トラツク
幅規制用溝、11C,12C……リヤ部ガラス補
強用溝、11E……巻線用溝、13……ガラス、
14……ギヤツプ、15……コアブロツク、16
……コア、17……巻線。
の一実施例を示す図である。 11,12……金属磁性体、11A,12A…
…ギヤツプ形成面、11B,12B……トラツク
幅規制用溝、11C,12C……リヤ部ガラス補
強用溝、11E……巻線用溝、13……ガラス、
14……ギヤツプ、15……コアブロツク、16
……コア、17……巻線。
Claims (1)
- 1 コアブロツクをその短辺方向と平行にスライ
スして形成されたコアを先端研摩し、該コアに巻
線用穴を用いて巻線を装着して金属磁性体磁気ヘ
ツドを製造する方法において、一方の金属磁性体
のギヤツプ形成面にトラツク幅規制用溝、リヤ部
ガラス補強用溝および巻線用溝を設けるととも
に、他方の金属磁性体のギヤツプ形成面にトラツ
ク幅規制用溝、およびリヤ部ガラス補強用溝を設
け、各々の前記金属磁性体を熱処理して前記溝加
工による加工歪を除去し、各々の前記ギヤツプ形
成面上にガラスをある厚さでモールドし、その
後、各々の前記ギヤツプ形成面から突出している
前記ガラスを除去するとともに、前記巻線用溝内
にモールドされている前記ガラスを一定の厚さを
残して除去して、残されたガラスによつて前記巻
線用溝により2分された前記トラツク幅規制用溝
内の前記ガラスを連続せしめ、各々の前記ギヤツ
プ形成面を仕上げし、ギヤツプスペーサを介して
前記金属磁性体を突き合わせ、前記トラツク幅規
制用溝、前記リヤ部ガラス補強用溝および前記巻
線用溝に残つている前記ガラスの軟化によりコア
ブロツクを形成することを特徴とする金属磁性体
磁気ヘツド製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2698584A JPS60171606A (ja) | 1984-02-17 | 1984-02-17 | 金属磁性体磁気ヘツド製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2698584A JPS60171606A (ja) | 1984-02-17 | 1984-02-17 | 金属磁性体磁気ヘツド製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60171606A JPS60171606A (ja) | 1985-09-05 |
JPH0425607B2 true JPH0425607B2 (ja) | 1992-05-01 |
Family
ID=12208455
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2698584A Granted JPS60171606A (ja) | 1984-02-17 | 1984-02-17 | 金属磁性体磁気ヘツド製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60171606A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61217915A (ja) * | 1985-03-25 | 1986-09-27 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 磁気ヘツドの製造方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS516520A (en) * | 1974-07-03 | 1976-01-20 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Jikihetsudokoano seizoho |
JPS57186225A (en) * | 1981-05-11 | 1982-11-16 | Mitsubishi Electric Corp | Manufacture for magnetic head |
-
1984
- 1984-02-17 JP JP2698584A patent/JPS60171606A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS516520A (en) * | 1974-07-03 | 1976-01-20 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Jikihetsudokoano seizoho |
JPS57186225A (en) * | 1981-05-11 | 1982-11-16 | Mitsubishi Electric Corp | Manufacture for magnetic head |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60171606A (ja) | 1985-09-05 |
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