JPH042496Y2 - - Google Patents

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JPH042496Y2
JPH042496Y2 JP19633686U JP19633686U JPH042496Y2 JP H042496 Y2 JPH042496 Y2 JP H042496Y2 JP 19633686 U JP19633686 U JP 19633686U JP 19633686 U JP19633686 U JP 19633686U JP H042496 Y2 JPH042496 Y2 JP H042496Y2
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capacitor
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inductors
parallel
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、コンデンサとインダクタとで構成
されたLCフイルターに関し、特に、コンデンサ
とインダクタが平行に配置され、これらが樹脂等
の外装体で一体的に覆われたLCフイルターに関
する。
〔従来の技術〕
従来におけるこの種のLCフイルターは、コン
デンサとしてチツプ形コンデンサが使用され、イ
ンダクタとしていわゆるフエライトビーズにリー
ド線を引き通したものが使用されていた。
この従来のLCフイルタを第7図に示す。平行
に配置した円筒型のフエライトビーズ2,2にコ
字形に折り曲げたリード線9の両端を挿入する。
このフエライトビーズ2,2の間にチツプ形コン
デンサ1を平行に配置し、この一方のリード線6
を上記リード線9の中間部に半田付けする。
さらに、これらフエライトビーズ2,2とコン
デンサ1を、樹脂等で成型された外装体3で一体
的で覆い、この外装体3から上記リード線9の両
端と、コンデンサ1の他方のリード線6を平行に
引き出す。このLCフイルタの等価回路を第9図
に示す。
〔考案が解決しようとする問題点〕
今日、各分野で用いられる電子機器において、
デジタル信号を取り扱ういわゆるデジタル化が進
展している。こうした中で、回路の内部で発生す
るノイズや回路の外部から侵入するノイズをカツ
トするため、上記LCフイルタが使用される。
上記目的で使用されるLCフイルタには、例え
ば20MHzといつた比較的低い周波数帯域の信号の
みを通過させ、それ以上の高い周波数のノイズを
一律にカツトするといつた機能が必要である。こ
のためには、低い周波数帯域の信号を損失なく通
過させると同時に、高い周波数帯域のノイズを、
広帯域にわたつてカツトできる周波数特性を持つ
ことが要求される。
しかし、上記従来のLCフイルターでは、低い
周波数帯域での信号のロスが比較的大きく、ま
た、高い周波数帯域側では、カツトできる周波数
帯域が狭く、特定の周波数帯域にフイルタ機能が
限定されるという欠点があつた。
例えば、第6図と第7図において、点線で示し
たのは、上記LCフイルタの周波数特性の一例を
示したものである。第6図で明らかなように、こ
のLCフイルタでは、130MHz付近のごく狭い周波
数帯域の信号やノイズを選択的にカツトすること
ができるが、その前後の周波数帯域のノイズを広
い周波数帯域にわたつてカツトすることができな
い。
従つて、或る程度広い周波数帯域にわたるノイ
ズをカツトするためには、回路の中に、周波数特
性の異なる複数種類のLCフイルタを幾つか挿入
する必要があつた。
この考案は、従来のLCフイルタにおける上記
の問題点を解決するためになされたもので、従来
のLCフイルタと同様のリード線の配置や本数及
び外観を有しながら、従来より広い周波数帯域に
わたつてノイズをカツトできるLCフイルタを提
供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
第1図〜第5図で示した符号を引用しながら、
この考案の構成について説明すると、この考案に
よるLCフイルタでは、コンデンサ11として周
面側に電極14,15を設けた円筒アキシヤルリ
ード形コンデンサを使用し、インダクタ12,1
2としてドラム形のコア17の周囲にコイル18
を巻いてアキシヤルリード形コイル部品を使用す
る。これらコンデンサ11とインダクタ12,1
2を近接して平行に配置し、インダクタ12,1
2の一端側から引き出されたリード線16,16
と、上記コンデンサ11の内側の電極14に接続
された一方のリード線19とを接続する。さら
に、これらコンデンサ11とインダクタ12,1
2を絶縁性の外装帯13で一体的に覆う。
〔作用〕
上記LCフイルタでは、コンデンサ11の外周
側に導体であるところの電極15があり、また、
インダクタ12,12の周面にも導体であるとこ
ろのコイル18があり、しかもこれらが近接して
平行に並んでいるため、この間に第4図において
c,c……で示すような小さな静電容量が得られ
る。そして、上記外周側の電極15は、インダク
タ12,12のリード線16,16に接続された
電極14と対向する、いわゆるアース側の電極で
ある。このため、同LCフイルタの等価回路を表
すと、第5図に示す通りとなる。
こうした等価回路を有するLCフイルタは、第
9図で示すような等価回路を有する従来のLCフ
イルタに比べて、広い帯域にわたつてノイズをカ
ツトすることができる。
例えば、第6図と第7図において、実線で示し
たグラフは、この考案によるLCフイルタの周波
数特性の一例を示したものである。第6図から明
らかな通り、このLCフイルタでは、100MHz以上
の広い周波数帯域にわたつてノイズをカツトする
ことができる。また、第7図で示すように、13M
Hz以下の周波数帯域では、第9図で示す等価回路
を有する従来のLCフイルタに比べて、通過する
信号の挿入損失(Insertion loss)が少ないこと
がわかる。
〔実施例〕
次に、図面を参照しながら、この考案の実施例
について説明する。
既に述べた通り、この考案によるLCフイルタ
では、コンデンサ11として円筒アキシヤルリー
ド形コンデンサを使用する。このコンデンサ11
は例えば、第1図で示すような構造を有してい
る。即ち、誘電体セラミックス等で作られた円筒
形の誘電体21の内周面と外周面側にそれぞれ電
極14,15を設け、上記誘電体21を介してこ
れらを対向させる。これら電極14,15には、
誘電体21の両端に嵌め込んだキヤツプ状の端子
22,23を介してリード線19,20を接続す
る。さらに、これら誘電体21と端子22,23
とを樹脂等の絶縁塗料24で覆い、この両端から
上記リード線19,20を引き出す。
また、インダクタ12,12としては、ドラム
形のコア17の周囲にコイル18を巻いたアキシ
ヤルリード形コイル部品を使用する。同部品は例
えば、第1図で示すような構造を有している。即
ち、フエライトの焼結体等で形成されたドラム形
のコア17の中間部にコイル18を巻き、同コア
17の両端から延設したリード線16,16の基
端部に上記コイル18の両端を巻き付けて電気的
に接続する。さらにこの外側を絶縁塗料25で覆
い、この両端から上記リード線16,16を引き
出す。
なお、上記コンデンサ11やインダクタ12,
12は、何れも絶縁塗料24,25を設けていな
い、いわゆる裸の部品を使用することもできる。
第1図、第2図で示すように、上記インダクタ
12,12を2つ用意し、これらを平行に配置す
ると共に、その一方のリード線16,16を導電
線26を介して(または直接)電気的に接続す
る。さらにこれらインダクタ12,12の間にコ
ンデンサ11を平行に配置し、内周側の電極14
に電気的に接続したリード線19を上記導電線2
6の中間部(リード線16,16を直接接続した
ときはこれらの中間部)に接続する。これらコン
デンサ11とインダクタ12,12は、等間隔に
近接させて平行に配置するが、その間の距離は、
LCフイルタの周波数特性等を考慮して選択する。
さらに、こうして配置したコンデンサ11とイ
ンダクタ12,12を樹脂等、絶縁性の外装体1
3で一体的に覆い。その一面側からリード線1
6,16,20を一定の間隔で平行に引き出す。
このLCフイルタでは、コンデンサ11とイン
ダクタ12,12が所定の間隔で平行に並んでい
ることが望ましく、上記外装体13を成型する工
程で、この位置関係がずれないよう、固定してお
くのが望ましい。このための手段として、例えば
第3図で示すように、上記外装体13を成形する
上型aと下側bから対向する突起d,dを突出し
ておき、これでインダクタ12,12やコンデン
サ11等を両側から挟み、上記上型aと下型bと
の間に塑性状態の樹脂原料を注入する際に、イン
ダクタ12,12やコンデンサ11が動かないよ
うにするとよい。第2図において、27はこの突
起d,dの跡に形成された凹部を示している。
〔考案の効果〕
以上説明した通り、この考案によれば、リード
線16,16,20の配置や外観等が従来のLC
フイルタと全く同様でありながら、広い周波数帯
域にわたつてノイズをカツトできる周波数特性を
持つたLCフイルタが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の実施例を示すLCフイル
タの各構成部品の構造と配置を示す概念図、第2
図は、同LCフイルタの外装体を一部断面した斜
視図、第3図は、同LCフイルタの外装体を成型
する工程を示す型の断面図、第4図と第5図は、
同LCフイルタの等価回路を示す結線図、第6図
と第7図は、同LCフイルタと従来のLCフイルタ
の周波数特性の例を示すグラフ、第8図は、LC
フイルタの従来例を示す外装体を一部断面した斜
視図、第9図は、同従来のLCフイルタの等価回
路を示す結線図である。 11……コンデンサ、12……インダクタ、1
3……外装体、14,15……コンデンサの電
極、16……インダクタのリード線、17……コ
ンデンサのコア、18……コイル、19,20…
…コンデンサのリード線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コンデンサ11とインダクタ12,12とを接
    続し、これらを絶縁性の外装体13で一体的に覆
    つたLCフイルターにおいて、コンデンサ11と
    して周面側に電極14,15を設けた円筒アキシ
    ヤルリード形コンデンサを使用し、インダクタ1
    2,12としてドラム形のコア17の周囲にコイ
    ル18を巻いたアキシヤルリード形コイル部品を
    使用し、これらを近接して平行に配置し、インダ
    クタ12,12の一端側から引き出されたリード
    線16,16と、上記コンデンサ11の内側の電
    極14に接続された一方のリード線19とを接続
    したことを特徴とするLCフイルター。
JP19633686U 1986-12-20 1986-12-20 Expired JPH042496Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP19633686U JPH042496Y2 (ja) 1986-12-20 1986-12-20

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JP19633686U JPH042496Y2 (ja) 1986-12-20 1986-12-20

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JPS63102320U JPS63102320U (ja) 1988-07-04
JPH042496Y2 true JPH042496Y2 (ja) 1992-01-28

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