JPH09326317A - マイクロ波インダクタコイル - Google Patents

マイクロ波インダクタコイル

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JPH09326317A
JPH09326317A JP8142773A JP14277396A JPH09326317A JP H09326317 A JPH09326317 A JP H09326317A JP 8142773 A JP8142773 A JP 8142773A JP 14277396 A JP14277396 A JP 14277396A JP H09326317 A JPH09326317 A JP H09326317A
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JP
Japan
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coil
inductor coil
microwave inductor
metal conductor
microwave
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JP8142773A
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English (en)
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Kunifumi Komiya
邦文 小宮
Chihiro Umekita
千広 梅北
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NIPPON SYSTEM DESIGN
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NIPPON SYST DESIGN KK
NIPPON SYSTEM DESIGN
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表面実装可能な小形のマイクロ波インダクタ
コイルであって、1GHz以上の周波数帯域でインダク
タとして使用することができ、かつ、寄生成分が少な
く、低抵抗で大電流を流すことのできるマイクロ波イン
ダクタコイルを提供する。 【解決手段】 コイル部本体1は、線径が20〜200
μmの絶縁被覆金属導体細線を、隣接する当該絶縁被覆
金属導体細線同士が当接するようコイル状に密着巻回し
て構成されており、その両端に、絶縁被覆金属導体細線
の1又は数巻分の絶縁被覆を剥離して形成された半田付
け端子部1aが配設されている。コア部2は、フェライ
ト等の磁性体から略円筒状に形成されており、コイル部
本体1内に配設され、係止されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロ波帯域の
無線装置のフィルタ等に好適に用いることのできるマイ
クロ波インダクタコイルに関する。
【0002】
【従来の技術】今後発展が予想されるマルチメディアの
無線通信分野では、マイクロ波帯域の周波数を用いた無
線通信装置の需要の急速な増大が見込まれており、その
装置の開発も小形、軽量化等を目的として進められてい
る。なお、マイクロ波とは、例えば、岩波版理化学辞典
によれば「波長約1m以下の電波で、遠赤外部に接する
1mm以下のサブミリ波まで含まれる。……」と定義さ
れている。
【0003】このような無線通信装置等に用いられる表
面実装部品として分類されるインダクタ素子として、従
来から以下のようなものが知られている。
【0004】その1つは、チップ型のインダクタ素子で
あり、このようなチップ型のインダクタ素子としては、
セラミックスを絶縁材料とするグリーンシートに厚膜導
体を積層して、成形、焼成したチップインダクタ、ま
た、フェライト、セラミックス等からなる絶縁材ボビン
に被膜導線を巻線し角形のチップ状に成形したリードレ
スインダクタ等がある。これらのチップ型のインダクタ
素子の使用周波数帯域は1GHz(主に数百Hzまで)
で、使用回路に合わせて数ナノ・ヘンリから数マイクロ
・ヘンリまでのインダクタンス値を有する。
【0005】このようなチップ型のインダクタ素子で
は、コイル導体の周辺をセラミックスや樹脂材料で包み
込む(充填する)構成となっている。このため、寄生成
分(パラシティック)のキャパシタンス(C成分)が大
きく、マイクロ波領域の純インダクタ素子としては使用
できないという問題がある。また、これらをチョークコ
イルとして使用する場合は、導体抵抗が大きいため電圧
降下も問題となる。
【0006】また、その他の表面実装型のインダクタ素
子としては、薄膜チップ型インダクタ素子がある。薄膜
チップ型インダクタ素子は、寄生成分の絶対値を小さく
するために形状を小形化することを目的として開発され
たもので、高絶縁基板上に導体をスパイラル状に形成し
た薄膜導体による平面構造インダクタ素子、フォトエッ
チング法で形成するエアブリッジ導体を用いてコイルを
形成した薄膜構造(空芯)コイル・インダクタ素子等が
ある。これらの薄膜チップ型インダクタ素子の使用周波
数帯域は数十GHz(主に数GHzまで)で、使用回路
に合わせて数十ナノ・ヘンリのインダクタンス値を有す
る。
【0007】このような薄膜チップ型インダクタ素子で
は、価格が高く製品コストが増大するという問題と、導
体抵抗が大きいため電流を流す時に発熱が起きるという
問題、電流値に対応する電圧降下が生じるという問題等
がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の技術においては、表面実装可能な小形のインダクタ素
子において、1GHz以上の周波数帯域で使用すること
ができ、かつ、寄生成分が少なく、低抵抗で大電流を流
すことのできるものがなかった。
【0009】本発明はかかる従来の事情に対処してなさ
れたもので、表面実装可能な小形のマイクロ波インダク
タコイルであって、1GHz以上の周波数帯域で使用す
ることができ、かつ、寄生成分が少なく、低抵抗で大電
流を流すことのできるマイクロ波インダクタコイルを提
供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1の発
明は、線径が20〜200μmの絶縁被覆金属導体細線
を、隣接する当該絶縁被覆金属導体細線同士が当接する
ようコイル状に密着巻回してなり、両端に前記絶縁被覆
金属導体細線の1又は数巻分絶縁被覆を剥離して形成さ
れた基板実装用の半田付け端子部を有するコイル部本体
と、磁性体からなり、前記コイル部本体内に配設された
コア部とを具備したことを特徴とする。
【0011】請求項2の発明は、請求項1記載のマイク
ロ波インダクタコイルにおいて、少なくとも数十ナノヘ
ンリのインダクタンスを有し、かつ、寄生成分のキャパ
シタンスの増大を制御することにより、自己共振周波数
が1GHz以上となるよう構成されたことを特徴とす
る。
【0012】また、請求項3の発明は、請求項1記載の
マイクロ波インダクタコイルにおいて、前記絶縁被覆金
属導体細線の絶縁被覆材として、基板に実装する半田付
けの際の温度に応じた耐熱性を有する絶縁被覆材を選択
することにより、基板に実装する半田付けの際に、当該
絶縁被覆材に、剥離、変形、炭化等の変化が生じないよ
う構成したことを特徴とする。
【0013】請求項4の発明は、請求項1記載のマイク
ロ波インダクタコイルにおいて、前記コア部が、両端部
より中央部の径が太くなるよう形成されていることを特
徴とする。
【0014】請求項5の発明は、請求項1記載のマイク
ロ波インダクタコイルにおいて、前記コア部の両端周縁
の角部が、曲線状若しくは直線状に面取りされた形状と
されていることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下本発明装置の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0016】図1及び図2は、本発明の実施の形態に係
るマイクロ波インダクタコイルの構成を示すもので、同
図において、1はコイル部本体、2はコア部である。
【0017】コイル部本体1は、線径が20〜200μ
mの絶縁被覆金属導体細線を、隣接する当該絶縁被覆金
属導体細線同士が当接するようコイル状に密着巻回して
構成されており、その両端に、絶縁被覆金属導体細線の
1又は数巻分(同図に示す例では略1巻分)の絶縁被覆
を剥離して形成された半田付け端子部1aが配設されて
いる。なお、金属導体細線の線材としては、各種の金属
のものを使用可能であるが、銅の細線を使用した場合
は、上記半田付け端子部1aは、酸化を防止するため半
田メッキ処理、あるいは、ロジン系のフラックス等で処
理を行うことが好ましい。
【0018】上記コイル部本体1を構成する絶縁被覆金
属導体細線の絶縁被覆材としては、例えば、ポリエステ
ル系樹脂、ポリイミド系樹脂等の耐熱性樹脂を使用する
ことができる。マイクロ波インダクタコイルは、リフロ
ー炉等による半田付けにより、基板に実装されるため金
属導体細線の絶縁被覆材は、この半田付けの際の温度に
おいても、絶縁被覆材に、例えば、剥離、変形、炭化等
の変化が生じない耐熱性を有するものを選択して使用す
る。
【0019】すなわち、半田付けの際の温度が高い場合
は、高温に耐えられる耐熱性を有する絶縁被覆材を選択
し、半田付けの際の温度が低い場合は、耐熱性の低い絶
縁被覆材を選択する。これにより、製品コストの上昇を
抑制しつつ、必要とされる耐熱性を確保することができ
る。
【0020】コア部2は、例えば、フェライト等の磁性
体から略円筒状に形成されており、コイル部本体1内に
位置するよう配設されている。このコア部2は、例え
ば、コイル部本体1の弾性力により係止された構造、耐
熱性の接着剤等で接着された構造、あるいはこれらを組
合せた構造等により、コイル部本体1から不所望に抜け
落ちることがないよう構成されている。
【0021】上記コア部2は、磁束密度を高めインダン
クタンスを向上させるため、および、コイル部本体1に
外力等が加わった際にその変形を防止するために設けら
れており、これにより、マイクロ波インダクタコイル全
体の大きさを小形化できるとともに、物理的な堅牢性を
確保することができるようになっている。
【0022】なお、本発明のマイクロ波インダクタコイ
ルにおいては、絶縁被覆金属導体細線の線径が微小であ
り、かつ、全体の大きさも数ミリ程度と非常に微小であ
るが、例えば、コア部2に絶縁被覆金属導体細線を直接
巻回する方法や、コイル部本体1を巻回して形成した
後、コイル部本体1内径にコア部2を挿入する方法等に
よって形成することができる。
【0023】コイル部本体1を巻回して形成した後、コ
ア部2を挿入する方法の場合、コア部2外径を、コイル
部本体1内径より僅かに大きくしておき、コア部2をコ
イル部本体1内に圧入するようにすれば、コイル部本体
1の弾性力によりコア部2が係止されるよう構成するこ
とができ、簡便にコア部2の抜けが発生することを防止
できる。
【0024】また、コア部2を、両端部より中央部の径
が太くなるよう構成することにより、例えば、図5に示
すように所謂樽型と称される形等とすることにより、コ
ア部2をコイル部本体1に挿入し易くすることができ、
かつ、コイル部本体1からコア部2が抜け難くすること
ができる。
【0025】さらに、例えば、図6、図7に示すよう
に、コア部2の両端周縁の角部2aが曲線状若しくは直
線状に面取りされた形状とされたものを用いることによ
り、コア部2をコイル部本体1に挿入し易くすることが
できる。この場合、コア部2と半田付け端子部1aとの
間に空隙が形成されるので、表面実装する際に、半田付
け端子部1aのコア部2側まで半田が回り込むようにし
て半田付けされ、より確実に強固に固着することができ
る。
【0026】上記本発明のマイクロ波インダクタコイル
では、コイル部本体1の両端の半田付け端子部1aを、
それぞれ、基板のランドパターンに直接半田付けして実
装する。このような実装部品としては、できるだけ小形
化することが望ましいが、一方、実装部品として取り扱
う際に、その取り扱いが容易な大きさや、端子電極間の
寸法を有することも必要である。例えば、前述した従来
のチップ型のインダクタ素子では、その外形寸法が数m
m程度、多くの場合2〜3mmとされており、端子電極
間の寸法は1〜2mm程度とされている。
【0027】このため、本発明のマイクロ波インダクタ
コイルにおいては、図1に示す全長lおよび図2に示す
高さhが大きくとも数mm、好ましくは1〜2mm程度
とする必要がある。
【0028】したがって、両側端部の半田付け端子部1
aを含めて、必要な巻数を確保するためには、絶縁被覆
金属導体細線の線径を最大でも約200μm以下とする
必要がある。また、半田付け端子部1a形成のための絶
縁被覆の機械的な剥離工程において必要な精度を確保す
るためには、線径を20μmより細くすることは困難で
あり、また、線径を細くすると抵抗も増大する。
【0029】このため、本発明においては、絶縁被覆金
属導体細線の線径を20〜200μmとし、上記した構
成を採用することにより、必要とされる工作精度を確保
しつつ、表面実装可能な小形とし、さらに、電気的に
は、1GHzの周波数帯域で使用可能で、かつ、寄生成
分が少なく、低抵抗で大電流を流すことができるように
したものである。
【0030】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【0031】(実施例1)線径150μmの銅線に、約
10μm厚のポリエステルからなる絶縁被覆を形成し、
外径が略170μmとなるよう形成した絶縁被覆金属導
体細線を用い、外観が図1及び図2に示されるようなマ
イクロ波インダクタコイルを形成した。
【0032】このマイクロ波インダクタコイルのコイル
部本体1両端の半田付け端子部1aは、それぞれが略1
巻分となるよう形成され、これらの間の被覆部は10巻
分となるように形成されている。
【0033】また、コア部2は、フェライトからなり、
直径1mm、長さ2mmの略円柱状に形成されており、
コイル部本体1内に挿入され、係止されている。
【0034】そして、全体の寸法が、図1に示す全長l
が約2.0mm、図2に示す高さhが約1.3mmとな
るよう構成されている。
【0035】本実施例のマイクロ波インダクタコイルの
電気的特性は、 インダクタンスL=90nH 直流抵抗R=0.04Ω 自己共振周波数fq =2300MHz であった。
【0036】なお、本実施例と同程度のインダクタンス
を有する従来の樹脂モールドされたタイプのチップ型の
インダクタ素子では、その大きさが、縦2.0mm、横
2.5mm、高さ1.8mmであり、 インダクタンスL=82nH ±10% (カタログ
値) 直流抵抗R=0.75Ω 自己共振周波数fq =900MHz である。
【0037】また、本実施例と同等のサイズである縦
1.3mm、横2.0mm、高さ0.6mmの薄膜チッ
プ型インダクタの場合は、約60nH以上のインダクタ
値のものはなく、最大のインダクタ値を有するもので、 インダクタンスL=57nH (カタログ値) 直流抵抗R=1.90Ω 自己共振周波数fq =12000MHz である。
【0038】(実施例2)線径110μmの銅線に、約
10μm厚のポリエステルからなる絶縁被覆を形成し、
外径が略130μmとなるよう形成した絶縁被覆金属導
体細線を用い、外観が図3及び図4に示されるようなマ
イクロ波インダクタコイルを形成した。
【0039】このマイクロ波インダクタコイルのコイル
部本体1両端の半田付け端子部1aは、それぞれが略2
巻分となるよう形成され、これらの間の被覆部は9巻分
となるように形成されている。
【0040】また、コア部2は、フェライトからなり、
直径0.5mm、長さ1.4mmの略円柱状に形成され
ており、コイル部本体1内に挿入され、係止されてい
る。
【0041】そして、全体の寸法が、図3に示す全長l
が約1.6mm、図4に示す高さhが約0.8mmとな
るよう構成されている。
【0042】本実施例のマイクロ波インダクタコイルの
電気的特性は、 インダクタンスL=35nH 直流抵抗R=0.05Ω 自己共振周波数fq =5800MHz であった。
【0043】なお、本実施例と同程度のインダクタンス
を有する従来の樹脂モールドされたタイプのチップ型の
インダクタ素子では、その大きさが、縦2.0mm、横
2.5mm、高さ1.8mmであり、 インダクタンスL=33nH ±10% (カタログ
値) 直流抵抗R=0.42Ω 自己共振周波数fq =1450MHz である。
【0044】また、本実施例と同等のサイズである縦
0.9mm、横1.6mm、高さ0.6mmの薄膜チッ
プ型インダクタの場合は、約30nH以上のインダクタ
値のものはなく、最大のインダクタ値を有するもので、 インダクタンスL=27nH (カタログ値) 直流抵抗R=2.1Ω 自己共振周波数fq =2000MHz である。
【0045】以上の実施例1,2に示されるように、本
発明によれば、同程度のインダクタンスを有する従来の
チップ型のインダクタ素子に比べて、自己共振周波数が
高く、かつ、直流抵抗が少なく、したがって、発熱や電
圧降下の少ないマイクロ波インダクタコイルを得ること
ができる。
【0046】これは、本発明のマイクロ波インダクタコ
イルが、線径が20〜200μmの絶縁被覆金属導体細
線をコイル状に密着巻回して形成されたコイル部本体1
と、このコイル部本体1内に挿入された磁性体からなる
コア部2とからなる非常に単純な構造を有するためであ
る。すなわち、従来のチップ型のインダクタ素子のよう
に、コイル導体の周辺をセラミックスや樹脂材料で包み
込む等の構造を有しないため、寄生成分のキャパシタン
スを小さくすることができ、かつ、抵抗も小さくするこ
とができるためである。
【0047】この場合、抵抗の増大や、サイズの大形化
を招くことなく、必要なインダクタンスを確保するため
には、隣接する絶縁被覆金属導体細線同士が当接するよ
うに、絶縁被覆金属導体細線を密着巻回してコイル部本
体1を形成すること、および、磁性体からなるコア部2
を設けることが必要となる。
【0048】なお、本発明のマイクロ波インダクタコイ
ルでは、上記したとおり、基本的にインダクタンス以外
の寄生成分が少ないという特徴を有するので、これらの
寄生成分(キャパシタンス、抵抗)を増大させるよう制
御して、任意の特性を有するマイクロ波インダクタコイ
ルを構成することもできる。
【0049】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、表面実装
可能な小形のマイクロ波インダクタコイルであって、1
GHz以上の周波数帯域でインダクタとして使用するこ
とができ、かつ、寄生成分が少なく、低抵抗で大電流を
流すことのできるマイクロ波インダクタコイルを提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のマイクロ波インダクタコイ
ルの構成を示す図。
【図2】図1のマイクロ波インダクタコイルの側面図。
【図3】本発明の他の実施例のマイクロ波インダクタコ
イルの構成を示す図。
【図4】図3のマイクロ波インダクタコイルの側面図。
【図5】コア部の構成を示す図。
【図6】コア部の要部構成を拡大して示す図。
【図7】コア部の要部構成を拡大して示す図。
【符号の説明】
1 コイル部本体 1a 半田付け端子部 2 コア部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線径が20〜200μmの絶縁被覆金属
    導体細線を、隣接する当該絶縁被覆金属導体細線同士が
    当接するようコイル状に密着巻回してなり、両端に前記
    絶縁被覆金属導体細線の1又は数巻分絶縁被覆を剥離し
    て形成された基板実装用の半田付け端子部を有するコイ
    ル部本体と、 磁性体からなり、前記コイル部本体内に配設されたコア
    部と を具備したことを特徴とするマイクロ波インダクタコイ
    ル。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のマイクロ波インダクタコ
    イルにおいて、 少なくとも数十ナノヘンリのインダクタンスを有し、か
    つ、寄生成分のキャパシタンスの増大を制御することに
    より、自己共振周波数が1GHz以上となるよう構成さ
    れたことを特徴とするマイクロ波インダクタコイル。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のマイクロ波インダクタコ
    イルにおいて、 前記絶縁被覆金属導体細線の絶縁被覆材として、基板に
    実装する半田付けの際の温度に応じた耐熱性を有する絶
    縁被覆材を選択することにより、基板に実装する半田付
    けの際に、当該絶縁被覆材に、剥離、変形、炭化等の変
    化が生じないよう構成したことを特徴とするマイクロ波
    インダクタコイル。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のマイクロ波インダクタコ
    イルにおいて、 前記コア部が、両端部より中央部の径が太くなるよう形
    成されていることを特徴とするマイクロ波インダクタコ
    イル。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のマイクロ波インダクタコ
    イルにおいて、 前記コア部の両端周縁の角部が、曲線状若しくは直線状
    に面取りされた形状とされていることを特徴とするマイ
    クロ波インダクタコイル。
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