JP2534127Y2 - Lcフィルタ - Google Patents

Lcフィルタ

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JP2534127Y2
JP2534127Y2 JP3004992U JP3004992U JP2534127Y2 JP 2534127 Y2 JP2534127 Y2 JP 2534127Y2 JP 3004992 U JP3004992 U JP 3004992U JP 3004992 U JP3004992 U JP 3004992U JP 2534127 Y2 JP2534127 Y2 JP 2534127Y2
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靖士 粂地
公三 橋本
三郎 是澤
博志 大嶽
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は各種電子機器に利用され
LCフィルタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】導電板を用いて形成する従来のインダク
タンス素子としては、図3(a)〜(c)に示すものが
ある。図3(a)〜(c)に示すものは鉄合金などの板
体を打抜いて中間部に蛇行部1を形成し、しかもこの蛇
行部1の両端に直線的な端子部2を設け、その上、蛇行
部1を立体的に成形して構成したものである。
【0003】また、従来のLCフィルタとしては、図4
(a)〜(d)に示すようなものが開発されている。ま
ず、図4(a)に示すものは、2個の管状焼結フェライ
トコア3にU字状に折曲したリード線4を挿入し、その
リード線4の中間にリード付コンデンサ5を接続して構
成したものである。
【0004】次に、図4(b)に示すものは、両端と中
間に鍔6,7をもった成型ボビン8を用い、この成型ボ
ビン8の両端の鍔6に外部接続用リード9を挿入し、中
間鍔7の凹部10にリード付コンデンサ11を挿入し、
成型ボビン8の鍔6,7間の溝に巻線12を巻回し、こ
の巻線12の引出線を上記外部接続用リード9およびリ
ード付コンデンサ11のリードに巻付けて半田で接続し
て構成したものである。
【0005】さらに図4(c)に示すものは、巻線13
を施したリード付ドラムコア14を2個用意し、しかも
リード付コンデンサ15を1個用意し、このリード付ド
ラムコア14とリード付コンデンサ15の一方のリード
を接続してLCフィルタとしたものである。
【0006】また、図4(d)に示すものは、U形フェ
ライトコア16に4つの貫通孔17を設け、この貫通孔
17にリード線を挿入するか導体メッキを施し、この貫
通孔17間を導体18で接続してインダクタンスを構成
し、U形フェライトコア16の凹部にチップコンデンサ
19を配置し、上記導体18の一部と接続してLCフィ
ルタを構成したものである。
【0007】なお、上記各LCフィルタは外装として樹
脂モールドされたり、ケーシングされているのが一般的
である。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】上記図3(a)〜
(c)に示したインダクタンス素子は、単体のインダク
タンスとしては、磁性粉を混入した樹脂材でモールドす
ることにより、有効となるが、LCフィルタとして利用
しようとした場合には、2つのインダクタンス素子を接
合し、しかもコンデンサも組合さなければならないため
形状が大きくなり、組立てにも手間を要すなど、生産性
の点においても問題があった。
【0009】また、図4(a)〜(d)に示すLCフィ
ルタにおいては、フェライトコアへのリードの挿入に手
間を要したり、導体メッキを施す必要があって生産性に
乏しく、しかもメッキが完全に形成されたか否かの信頼
性の確保にも問題があり、また、巻線の引出線を接続し
たり、各々のリードの接続の個所が多く、生産性の点で
問題となるとともに引出線とリードとの接続部で断線等
の接続不良が発生しやすいといった多くの問題を有する
ものであった。
【0010】本考案は以上のような従来の欠点を除去
し、生産性に優れ、しかも信頼性の高いLCフィルタを
提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案は、導電板より打抜いたインダクタンス部を備
え、前記インダクタンス部は、両端に端子部を有し、前
記端子部間に2つの蛇行部を有し、前記蛇行部間に連結
部を有し、かつ前記インダクタンス部の形状をコの字形
状にして、2つの前記蛇行部を対向させており、前記イ
ンダクタンス部の2つの前記蛇行部間の連結部に電極部
を設けるとともに、前記電極部に対応する位置に外部端
子を配置し、前記電極部と前記外部端子に接続させると
ともに、2つの前記蛇行部間に配置するコンデンサを設
けた構成としたものである。
【0012】
【作用】上記構成により、インダクタンス部の2つの蛇
行部間にコンデンサが配置されるので、このコンデンサ
によって、2つの蛇行部間において発生するインダクタ
ンスの結合を物理的に遮断することができ、2つの蛇行
部間におけるインダクタンスの結合を小さくして、LC
フィルタにおける減衰量を十分に得ることができる。
【0013】また、コンデンサを設けなければ、インダ
クタンス素子単体での使用を可能にするので、インダク
タンス素子単体としても容易に用いることのできる小型
化したLCフィルタを構成でき、生産性および信頼性の
向上を図ることができるものである。
【0014】
【実施例】以下、本考案の一実施例を添付の図面図1〜
図2(a),(b)を用いて説明する。
【0015】まず、本考案の基本となるインダクタンス
素子について図1を用いて説明する。図1において、2
0は鉄合金、銅、銅合金などからなる導電板のフープ材
であり、このフープ材20の一辺には送り孔21が設け
られている。このフープ材20には、連続的にインダク
タンス部22が打抜きによって形成されている。このイ
ンダクタンス部22は、フープ材20に一定の間隔をも
って接続されて残される端子部23a,23bと、この
端子部23a,23bの先端から連続して形成された蛇
行部24a,24bと、この蛇行部24a,24bの先
端間を連結する連結部25と、この連結部25の中間に
フープ材20側に突出する電極部26とによって構成さ
れている。
【0016】また、上記電極部26と対応するフープ材
20にも端子部27が形成されている。
【0017】このような構成で、インダクタンス素子の
みとして利用する場合には、フープ材20から端子部2
3a,23bを切断し、蛇行部24a,24bおよび電
極部26を含む連結部25を磁性材でモールドして利用
することができる。
【0018】また、このインダクタンス素子をLCフィ
ルタとして使用するときは、図2(a),(b)に示す
ように、電極部26と端子部27の先端部を下方にL字
状に折曲し、この部分にチップコンデンサ28を配置
し、半田等で接続した後、樹脂モールドなどによる外装
29を形成し、この外装29より突出した端子部23
a,23b,27をそのまま利用して図2(a)のラジ
アルタイプのLCフィルタとしたり、外装29に沿って
端子部23a,23b,27を折曲して図2(b)に示
す面実装型のLCフィルタとすることができる。
【0019】なお、上記実施例では、インダクタンス部
22の蛇行部24a,24bは全く同じ形状としたが、
この蛇行部24a,24bの形状を異ならせて結合度を
変化させたり、あるいは蛇行部24a,24bを立体的
に成形して磁路長を長くとってインダクタンスやインピ
ーダンス等の特性の向上を図ることもできる。
【0020】さらに図2(a),(b)の外装29とし
て単なる樹脂材ではなく、磁性粉入の樹脂材を用いるこ
とでインダクタンス部のインピーダンス特性が向上し、
ノイズ除去効果が向上し、しかも、磁性粉の種類や含有
量を選択することによってインダクタンス値が変化し、
チップコンデンサ28とのトラップ周波数を可変するこ
ともできる。
【0021】
【考案の効果】以上のように本考案のLCフィルタは、
インダクタンス部の2つの蛇行部間にコンデンサが配置
されるので、このコンデンサによって、2つの蛇行部間
において発生するインダクタンスの結合を物理的に遮断
することができ、2つの蛇行部間におけるインダクタン
スの結合を小さくして、LCフィルタにおける減衰量を
十分に得ることができ、また、インダクタンス素子単独
で使用することも、LCフィルタ用として利用すること
も容易となり、しかもLCフィルタとする場合において
も組立てが容易で信頼性が高くしかも、スペースを有効
に活用して小型化を図ることができるなどの効果を有
し、実用的価値の大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のインダクタンス素子の一実施例を示す
フープ材から打抜いた状態の平面図
【図2】(a),(b)同本考案のインダクタンス素子
を利用して構成したLCフィルタの一部透視の斜視図
【図3】(a),(b),(c)従来のインダクタンス
素子を示す斜視図
【図4】(a),(b),(c),(d)従来のLCフ
ィルタを示す断面図、一部切欠正面図、断面図および斜
視図
【符号の説明】
23a,23b 端子部 24a,24b 蛇行部 25 連結部 26 電極部 27 端子部 28 チップコンデンサ 29 外装
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 大嶽 博志 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−231405(JP,A) 実開 昭59−189215(JP,U) 実開 昭64−51319(JP,U)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電板より打抜いたインダクタンス部を
    備え、前記インダクタンス部は、両端に端子部を有し、
    前記端子部間に2つの蛇行部を有し、前記蛇行部間に連
    結部を有し、かつ前記インダクタンスの形状をコの字形
    状にして、2つの前記蛇行部を対向させており、前記イ
    ンダクタンス部の2つの前記蛇行部間の連結部に電極部
    を設けるとともに、前記電極部に対応する位置に外部端
    子を配置し、前記電極部と前記外部端子に接続させると
    ともに、2つの前記蛇行部間に配置するコンデンサを設
    けたLCフィルタ。
  2. 【請求項2】 磁性粉を混入した樹脂材を外装に被覆し
    請求項1記載のLCフィルタ。
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