JPH04247486A - 反射型レリーフホログラムの転写箔及びそれを用いた反射型レリーフホログラムの選択的転写方法 - Google Patents

反射型レリーフホログラムの転写箔及びそれを用いた反射型レリーフホログラムの選択的転写方法

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JPH04247486A
JPH04247486A JP1218391A JP1218391A JPH04247486A JP H04247486 A JPH04247486 A JP H04247486A JP 1218391 A JP1218391 A JP 1218391A JP 1218391 A JP1218391 A JP 1218391A JP H04247486 A JPH04247486 A JP H04247486A
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JP
Japan
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Application number
JP1218391A
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Shigehiko Tawara
田原茂彦
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特定の転写タイプに構
成された反射型レリーフホログラムの転写箔及びそれを
用いた反射型レリーフホログラムの選択的転写方法に関
し、特に、大きな面積に微細なホログラムパターンを容
易に転写できる転写箔と転写方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ホログラムは、一般に光の干渉パターン
を記録したものであり、二次元画像、三次元画像の記録
、表示をはじめ、高密度の情報記録媒体として多方面に
用いられている。この中、レリーフホログラムは、フォ
トレジスト等にホログラムの干渉縞を凹凸パターンとし
て記録した後、この凹凸パターンをメッキ等により型取
りし、この金型を透明な熱可塑性樹脂等又はこのような
樹脂表面に金属等からなる反射層を形成したものに型押
しすることにより、大量に複製される。レリーフホログ
ラムの中、レリーフ面に金属層、高屈折率層等の反射層
を設け、この反射層から反射回折された光によって像を
再生するものは、反射層によって入射光をほぼ完全に反
射する場合と、入射光の一部を反射し、透過した背景に
ホログラム再生像が重なる場合とがある。本願において
は、これら両者を含めて反射型レリーフホログラムと呼
ぶことにする。また、凹凸パターンが単に位相回折格子
模様を適当に並べたパターンの場合もあるが、これも上
記反射型レリーフホログラムに含めて考える。
【0003】反射型レリーフホログラムは、典型的には
図4に示したような断面構造をしており、熱可塑性樹脂
等からなるホログラム層1とその表面の凹凸干渉縞面(
レリーフ面)上に形成された反射層2からなり、反射層
2はアルミニウム、スズ等の蒸着金属膜からなる場合と
硫化亜鉛等の高屈折率透明体膜からなる場合がある。 蒸着金属膜からなる場合は、金属により入射光をほぼ完
全に反射する反射型レリーフホログラムとなるが、高屈
折率透明体膜からなる場合は、ホログラム層1と反射層
2の間の屈折率差に基づくフレネル反射によるため、入
射光の一部を反射し透過した背景にホログラム再生像が
重なるタイプの反射型レリーフホログラムとなる。この
ような反射型レリーフホログラムの製造方法としては、
フォトレジスト等にホログラム情報を凹凸のパターンと
して記録した後、この凹凸パターンをメッキ等により型
取りし、この金型をホログラム層1を形成する透明な樹
脂層に型押しをして複製し、その複製された凹凸模様上
に反射層2を蒸着等により形成することにより製造する
方法と、予めホログラム層1を形成する透明な樹脂層上
に反射層2を形成しておき、その反射層2上に上記のよ
うな凹凸パターンを型取りした金型を加熱加圧して複製
して製造する方法(例えば、特開昭58−65466号
公報参照)とがある。
【0004】ところで、このような反射型レリーフホロ
グラムを転写箔に構成することができる。図5にその断
面を示す。図4の反射型レリーフホログラムを転写可能
にするためには、ホログラム層1の反射層2と反対の面
にワックス等からなる剥離層3を介してPET(ポレエ
チレンテレフタレート)等からなるベースフィルム4を
設け、また、反射層2上に塩化ビニル系樹脂等からなる
感熱接着層5を設ける。このような構成の転写箔の所望
の輪郭領域部分内のホログラム層1及び反射層2を、例
えばホットスタンプ装置を用いて例えば塩化ビニルから
なる基体上に転写するには、図6に示すように、転写さ
れる基体6とホットスタンプ熱型7の間に感熱接着層5
が基体6に向き、ベースフィルム4がホットスタンプ熱
型7に対向するように転写箔をセットして、ホットスタ
ンプ熱型7を加熱加圧すればよい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来は図6
に示すようにしてホットスタンプ装置で反射型レリーフ
ホログラムを基体6上に転写していたが、転写されたホ
ログラムのパターンはホットスタンプの熱型により決定
され、パターンの変更の際は新しい熱型を用意しなけれ
ばならなかった。また、広い面積を転写する時は、熱型
の温度分布や圧力分布が不安定になり、しかも装置が巨
大化してしまうという問題があった。
【0006】そこで、上記の問題を解決するために、感
熱記録ヘッドを用いた反射型レリーフホログラムの転写
が提案された(特開平1−283583号公報参照)。
【0007】しかし、ホットスタンプ装置による転写方
法も感熱記録ヘッドによる転写方法も、ベースフィルム
のホログラム層と反対側の面から転写ホログラムパター
ン部分のみを加熱するため、ベースフィルムにおける熱
分散現象あるいは圧力分散現象が生じ、所望のパターン
の厳密な再現が困難であり、微細なパターンの転写に適
さなかった。
【0008】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、大きな面積に細かい模様の転
写ホログラムパターンを手軽で容易に形成することがで
きるように構成された反射型レリーフホログラムの転写
箔とそれを用いた反射型レリーフホログラムの選択的転
写方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の反射型レリーフホログラムの転写箔は、少なくとも
表面にレリーフホログラム、レリーフ回折格子等の微細
な凹凸パターンが形成された樹脂層と、その凹凸面に形
成された反射層と、樹脂層の反射層と反対側の面に積層
された剥離性ベースフィルムとからなることを特徴とす
るものである。
【0010】この場合、反射層の樹脂層と反対側の面に
保護樹脂層を塗布して構成してもよい。
【0011】また、上記の反射型レリーフホログラムの
転写箔を用いて被転写基体表面の任意の選択パターン上
に反射型レリーフホログラムを選択的に転写する方法に
は、被転写基体表面若しくは転写箔の反射層又は保護樹
脂層表面の選択的パターン領域に接着剤を選択的に塗布
し、転写箔の反射層又は保護樹脂層を被転写基体表面に
向けて重ね合わせ、接着後にベースフィルムを剥離する
ことにより、接着剤塗布領域においてのみ選択的に反射
型レリーフホログラムを転写する方法、被転写基体表面
若しくは転写箔の反射層又は保護樹脂層表面の一方の面
全面に接着剤を塗布し、他方の面の選択パターン領域に
インキを選択的に塗布し、転写箔の反射層又は保護樹脂
層を被転写基体表面に向けて重ね合わせ、接着後にベー
スフィルムを剥離することにより、インキ塗布領域にお
いてのみ選択的に反射型レリーフホログラムを転写する
方法、被転写基体表面若しくは転写箔の反射層又は保護
樹脂層表面の一方の面全面に接着剤を塗布し、その上の
選択パターン領域又は他方の面の選択パターン領域にイ
ンキを選択的に塗布し、転写箔の反射層又は保護樹脂層
を被転写基体表面に向けて重ね合わせ、接着後にベース
フィルムを剥離することにより、インキの塗布されてい
ない領域においてのみ選択的に反射型レリーフホログラ
ムを転写する方法、があり、前記接着剤は、経時接着剤
、感熱接着剤、感圧接着剤、又は、トナーである。さら
に、上記の被転写基体表面若しくは転写箔の反射層又は
保護樹脂層表面の選択的パターン領域に接着剤を選択的
に塗布し、転写箔の反射層又は保護樹脂層を被転写基体
表面に向けて重ね合わせ、接着後にベースフィルムを剥
離することにより、接着剤塗布領域においてのみ選択的
に反射型レリーフホログラムを転写する方法において、
被転写基体表面若しくは転写箔の反射層又は保護樹脂層
表面の選択パターン領域に熱可塑性接着樹脂とぬれ性の
あるインキを選択的に塗布し、インキパターンが乾く前
に熱可塑性接着樹脂からなるパウダーを振りかけ、イン
キパターンに接着していないパウダーを振り落として所
望パターン部分にのみ熱可塑性接着樹脂パウダーを分布
させ、インキが乾いてから転写箔の反射層又は保護樹脂
層を被転写基体表面に向けて重ね合わせるようにするこ
ともできる。
【0012】さらにまた、上記の反射型レリーフホログ
ラムの転写箔を用いて被転写基体表面の任意の選択パタ
ーン上に反射型レリーフホログラムを選択的に転写する
方法には、被転写基体表面若しくは転写箔の反射層又は
保護樹脂層表面の選択的パターン領域に再湿糊を選択的
に塗布乾燥し、再湿糊用の溶剤又は溶剤を含むインキを
再湿糊塗布面又は他方の面に塗った後、転写箔の反射層
又は保護樹脂層を被転写基体表面に向けて重ね合わせ、
再湿糊が固化した後にベースフィルムを剥離することに
より、再湿糊塗布領域においてのみ選択的に反射型レリ
ーフホログラムを転写する方法、及び、被転写基体表面
若しくは転写箔の反射層又は保護樹脂層表面の一方の面
全面に再湿糊を塗布乾燥し、その上の選択パターン領域
又は他方の面の選択パターン領域に再湿糊用の溶剤又は
溶剤を含むインキを選択的に塗布し、溶剤又はインキが
乾く前に転写箔の反射層又は保護樹脂層を被転写基体表
面に向けて重ね合わせ、再湿糊が固化した後にベースフ
ィルムを剥離することにより、溶剤塗布領域においての
み選択的に反射型レリーフホログラムを転写する方法、
がある。
【0013】
【作用】本発明においては、反射型レリーフホログラム
の転写箔を、少なくとも表面にレリーフホログラム、レ
リーフ回折格子等の微細な凹凸パターンが形成された樹
脂層と、その凹凸面に形成された反射層と、樹脂層の反
射層と反対側の面に積層された剥離性ベースフィルムと
から構成し、被転写基体表面若しくは転写箔の反射層又
は保護樹脂層表面の選択パターン領域に接着剤等を選択
的に塗布して接着剤等塗布領域においてのみ選択的に反
射型レリーフホログラムを転写する等しているので、大
きな面積に細かい模様の転写ホログラムパターンを手軽
で容易に形成することができる。
【0014】
【実施例】次に、図1及び図2を参照にして本発明のに
よる反射型レリーフホログラムの転写箔について説明す
る。図1の転写箔10は、図5の従来の転写箔と比較す
ると、感熱接着層5が設けられていない点においてのみ
相違する。すなわち、熱可塑性透明樹脂等からなるホロ
グラム層1とその表面の凹凸干渉縞面(レリーフ面)上
に形成されたアルミニウム、スズ等の蒸着金属膜又は硫
化亜鉛等の高屈折率透明体膜からなる反射層2とから反
射型レリーフホログラムが構成されており、さらに、ホ
ログラム層1の反射層2と反対側の面にワックス等から
なる剥離層3を介してPET(ポレエチレンテレフタレ
ート)等からなるベースフィルム4が設けられている。 この場合、反射層2は露出している。この露出した反射
層2を保護する目的で、図2に示すように、反射層2上
に保護樹脂層8を設けてもよい。
【0015】さて、このような転写箔10を用いて、任
意の基体6上に所望のパターンで反射型レリーフホログ
ラムを転写するには、図3(a)に示すように、まず、
孔版印刷、スクリーン印刷、謄写印刷等任意の印刷方法
又は手書きで所望のパターン部分に無溶剤型の経時接着
剤9を塗布する。そして、接着剤9が硬化する前に、図
1又は図2の転写箔10の反射層2側をこの印刷面に重
ねて密着させ、接着剤9が硬化してからベースフィルム
4を剥離すると、印刷部分にのみ選択的に反射型レリー
フホログラムが転写される。したがって、転写されるパ
ターンの大きさは接着剤9の印刷パターンによるため、
従来のように感熱記録ヘッドの発熱素子の大きさに依存
することはなくなる。また、接着剤9の印刷は広い面に
容易に行われるため、転写箔10の大きさが必要なだけ
大きければ、転写可能な領域にも制限がない。
【0016】また、上記の接着剤9として感熱接着剤9
を用い、上記と同様にして基体6上に塗布し、転写箔1
0をその上に同様に重ねてベースフィルム4側からアイ
ロンのような加熱手段により加熱し、接着剤9が硬化し
てからベースフィルム4を剥離することによっても、同
様に感熱記録ヘッドの発熱素子の大きさに依存すること
はなく、大きな面積に微細なホログラムパターンを転写
することができる。
【0017】ところで、所望のパターンに感熱接着剤を
分布させるには、上記のように任意の印刷方法又は手書
きで選択的に感熱接着剤を塗布するのではなく、予め基
体6上に熱可塑性接着樹脂とぬれ性のあるインクを所望
パターンに任意の印刷方法又は手書きで塗布し、そのイ
ンクパターンが乾く前に熱可塑性接着樹脂からなるパウ
ダーを振りかけ、インクパターンに接着していないパワ
ダーを振り落として所望パターン部分にのみ熱可塑性接
着樹脂パウダー9を分布させ、インクが乾いてから上記
と同様に転写箔10をその上に同様に重ねてベースフィ
ルム4側からアイロンのような加熱手段により加熱し、
熱可塑性接着樹脂部分9が硬化してからベースフィルム
4を剥離するようにしてもよい。
【0018】さらに、図1又は図2の転写箔10の反射
層2側全面に感熱接着剤を塗布し、一方、基体6には感
熱接着剤と相溶性のあるインキを用いて任意の印刷方法
又は手書きで所望パターンを描き、感熱接着剤を全面に
塗布した転写箔10をその上に同様に重ねてベースフィ
ルム4側からアイロンのような加熱手段により加熱し、
接着剤9が硬化してからベースフィルム4を剥離するこ
とによっても、同様に大きな面積に微細なホログラムパ
ターンを転写することができる。また、基体6自身が感
熱接着剤と相溶性をもつ場合には、転写箔10に感熱接
着剤と離型性のあるインキによりネガのパターンを形成
し、基体6上に転写箔10を重ね合わせ、ベースフィル
ム4側から加熱手段により熱を加えて感熱接着剤が露出
している部分(ポジパターン)のみに反射型レリーフホ
ログラムを転写するようにすることもできる。
【0019】また、トナー像を普通用紙に転写するタイ
プの電子写真複写機においては、通常感熱定着型のトナ
ーが用いられている。これは、顔料粒子を感熱樹脂中に
分散させたり、顔料粒子を感熱樹脂で被って形成したも
のであるため、普通用紙に転写定着されたトナー像部分
は感熱接着性がある。したがって、感熱定着型トナーの
転写定着によって形成されたパターン上に転写箔10を
重ねてベースフィルム4側からアイロンのような加熱手
段により加熱すると、パターン領域に反射層2又は保護
樹脂層8が接着するので、感熱樹脂が固まってからベー
スフィルム4を剥離すると、トナーパターン部分にのみ
選択的に反射型レリーフホログラムが転写されることに
なる。この場合は、単にホログラムを転写したいパター
ン領域を黒く塗りつぶした原稿のコピーを電子写真複写
機により作成し、その上に転写箔10を重ねて転写すれ
ばよく、極めて簡単に反射レリーフホログラムを細かい
パターンの選択領域に転写することができる。
【0020】以上、無溶剤型経時接着剤、感熱接着剤の
塗布パターン、熱可塑性接着樹脂パウダーの塗布パター
ン、感熱接着剤と相溶性のあるインキの塗布パターン、
及び、感熱定着型トナーの転写定着像を被転写体上に形
成する場合について説明してきたが、これらを転写箔1
0の反射層2又は保護樹脂層8表面に選択的に形成して
も、上記と同様に選択的に反射レリーフホログラムを転
写することができる。
【0021】さらに、接着剤として、感熱接着剤の代わ
りに、感圧接着剤、再湿糊を用いることもできる。感圧
接着剤を用いる場合は、図3(b)において、加熱する
代わりに、その塗布パターン上に転写箔10を重ね合わ
せ、ベースフィルム4側から加圧手段により圧力を加え
て感圧接着剤が塗布されている部分のみに反射型レリー
フホログラムを転写するようにする。また、感熱接着剤
の場合と同様に、転写箔10の反射層2側全面に感圧接
着剤を塗布し、この面を感圧接着剤と相溶性のあるイン
キで印刷した基体6の印刷面上に重ね合わせて加圧し、
接着後ベースフィルム4を剥離することによっても、同
様に転写できる。さらに、基体6上に感圧接着剤を均一
に塗布し、その上に所望のパターンを印刷してインキに
よりマスクをし、その上に転写箔10を重ね合わせ、ベ
ースフィルム4側から加圧手段により圧力を加えて感圧
接着剤が露出している部分のみに反射型レリーフホログ
ラムを転写するようにすることもでき、また、基体6自
身が感圧接着剤と相溶性をもつ場合には、転写箔10に
感圧接着剤と離型性のあるインキによりネガのパターン
を形成し、基体6上に転写箔10を重ね合わせ、ベース
フィルム4側から加圧手段により圧力を加えて感圧接着
剤が露出している部分(ポジパターン)のみに反射型レ
リーフホログラムを転写するようにすることもできる。
【0022】また、再湿糊を用いる場合は、その塗布パ
ターン上に水等の溶液を全面に塗り、その上に転写箔1
0を重ねて、糊が乾いてからベースフィルム4を剥離す
ればよい。また、再湿糊を転写箔10側全面に塗布して
おき、基体6上に所望のパターンを水溶液又は水溶性イ
ンキで印刷し、印刷部分が乾燥する前に転写箔10の再
湿糊を塗布した面を重ね合わせ、糊が乾いてからベース
フィルム4を剥離するようにしてもよい。
【0023】なお、感圧接着剤、再湿糊の場合も、無溶
剤型経時接着剤、感熱接着剤の場合と同様、上記の例に
おいて転写箔10と基体6の関係を逆にすることができ
る。
【0024】次に、上記転写箔10の各層の材料及びエ
ンボス方法について説明する。このベースフィルム4は
、2軸延伸されたポリエチレンテレフタレートフィルム
が寸法安定性、耐熱性、強靭性等から最も好ましいが、
これ以外に、ポリ塩化ビニルフィルム、ポリプロピレン
フィルム、ポリエチレンフィルム、ポリカーボネートフ
ィルム、セロファン、「ビニロン」(商標)フィルム、
アセテートフィルム、ナイロンフィルム、ポリビニルア
ルコールフィルム、ポリアミドフィルム、ポリアミドイ
ミドフィルム等の合成フィルム、及び、コンデンサーペ
ーパー等の紙が使用可能であり、その厚みは6〜12μ
m程度が好ましい。
【0025】剥離層3は、剥離性、箔切れ性を向上させ
る目的で設けられ、ベースフィルム4の種類に応じて既
知の各種の材料が利用できる。例えば、ポリメタクリル
酸エステル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、セルロース樹脂
、シリコーン樹脂、炭化水素を主体とするワックス類、
ポリスチレン樹脂、塩化ゴム、カゼイン、各種界面活性
剤、金属酸化物等の中、1種もしくは2種類以上を混合
した物が用いられ、ベースフィルム4との組み合わせに
よってその剥離力が1〜5g/インチ(90度剥離)に
なるようにすることが可能である。
【0026】これらの剥離層は、インキ化塗布等の公知
の方法により、ベースフィルム4上に薄膜として形成さ
れ、その厚みは、剥離力、箔切れ性を考慮すると、0.
1〜1.0μmの範囲が望ましい。
【0027】ホログラム層1は、箔切れ性、転写耐熱性
を考慮して各種樹脂材料が選択可能である。具体的には
、不飽和ポリエステル樹脂、アクリルウレタン樹脂、エ
ポキシ変性アクリル樹脂、エポキシ変性不飽和ポリエス
テル樹脂、アクリル酸エステル樹脂、アクリルアミド樹
脂、ニトロセルローズ樹脂、ポリスチレン樹脂、アルキ
ッド樹脂、フェノール樹脂等の中、1種ないし2種類以
上を主体とする物を単独、もしくは、各種イソシアネー
ト樹脂や、ナフテン酸コバルト、ナフテン酸鉛等の金属
石鹸、ベンゾイルパーオキサイド、メチルエチルケトン
パーオキサイド等の過酸化物、ベンゾフェノン、アセト
フェノン、アントラキノン、ナフトキノン、アゾビスイ
ソブチルニトリル、ジフェニルスルフィド等の熱あるい
は紫外線硬化剤を適量添加した物を用いることができる
【0028】また、このホログラム樹脂層1は、公知の
方法によりインキ化塗布によって形成することが可能で
あるが、箔切れ性(箔皮膜破断強度)を0.5〜1.0
g/インチにすることを考慮すると、0.5〜2.0μ
mの厚さの範囲で形成することが望ましい。
【0029】反射層2用の反射性薄膜層は、金属、金属
化合物、ガラス等を蒸着、スパッター、イオンプレーテ
ィング、電解メッキ、無電解メッキ等によりホログラム
樹脂層1の表面上に設けられる。
【0030】反射性薄膜層2としては、ホログラムを反
射型とする場合には、光を反射する金属薄膜が用いられ
、また、ホログラムを透明型とする場合には、樹脂層1
と組み合わさってホログラム効果を発現し、しかも、下
層を隠蔽させないホログラム効果薄膜が用いられ、目的
により適宣選択して用いることができる。
【0031】反射型ホログラムの場合に用いられる金属
薄膜としては、具体的には、Cr、Ti、Fe、Co、
Ni、Cu、Ag、Au、Ge、Al、Mg、Sb、P
b、Pd、Cd、Bi、Sn、Se、In、Ga、Rb
等の金属及びその酸化物、窒化物等を単独もしくは2種
類以上組み合せて用いて形成される薄膜である。上記の
金属の中、Al、Cr、Ni、Ag、Au等が特に好ま
しく、膜厚は10〜10,000Å、望ましくは200
〜2,000Åであることが望ましい。
【0032】透明型ホログラムの場合に用いられるホロ
グラム効果薄膜は、ホログラム効果を発現できる光透過
性のものであればいかなる材質も使用でき、例えば、前
記樹脂層1とは屈折率の異なる透明材料、厚みが200
Å以下の反射性金属薄膜層があげられる。前者の場合、
屈折率は前記樹脂層1より大きくても小さくてもよいが
、屈折率の差は0.1以上が好ましく、より好ましくは
0.5以上である。本発明者らの実験によれば、1.0
以上大きいことが最適である。このように屈折率の異な
る透明薄膜層2を設けることにより、ホログラム効果を
発現させると共に、下層を隠蔽させない作用が行われる
【0033】また、後者の場合は、反射性金属膜層であ
るが厚みが200Å以下であるため、光波の透過率が大
きく、そのため、ホログラム効果発現作用と共に、透明
非隠蔽作用を発揮する。また、膜厚を200Å以下とす
ることにより、従来みられた高い輝度の銀灰色による外
観上の違和感も解消する。
【0034】薄膜層2の材質としては、例えば次の(1
)〜(6)の材質のものが使用できる。
【0035】(1)前記樹脂層1より屈折率の大きい透
明連続薄膜 これには、可視領域で透明なものと、赤外又は紫外領域
で透明なものとがあり、前者は第1表に、後者は第2表
にそれぞれ示す。表中、nは屈折率を示す(以下、(2
)〜(5)においても同様とする。)。
【0036】第1表  可視領域透明体  材質   
           n             
 材質              n  Sb2 S
3       3.0            Si
O          2.0  Fe2 O3   
    2.7            InO3  
       2.0  PbO          
2.6            Y2 O3     
    1.9  ZnSe        2.6 
           TiO          1
.9  CdS          2.6     
       ThO2         1.9  
Bi2 O3       2.4         
   Si2 O3       1.9  TiO2
         2.3            P
bF2         1.8  PbCl2   
    2.3            Cd2 O3
       1.8  Cr2 O3       
2.3            MgO       
   1.7  CeO2         2.2 
           Al2 O3       1
.6  Ta2 O5       2.2     
       LaF3         1.6  
ZnS          2.2         
   CeF2         1.6  ZnO 
         2.1            N
dF3         1.6  CdO     
     2.1            SiO2 
        1.5  Nd2 O3      
 2.1            SiO3     
    1.5  Sb2 O3       2.0
第2表  赤外又は紫外領域透明体 材質              n CdSe        3.5 CdTe        2.6 Ge            4.0〜4.4HfO2
         2.2 PbTe        5.6 Si            3.4 Te            4.9 TlCl        2.6 ZnTe        2.8 (2)前記樹脂層1よりも屈折率の大きい透明強誘電体
を第3表に示す。
【0037】第3表 材質                       
   nCuCl                 
   2.0CuBr               
     2.2GaAs             
       3.3〜3.6GaP        
              3.3〜3.5N4 (
CH2 )6             1.6Bi4
 (GeO4 )3         2.1KH2 
PO4 (KDP)      1.5KD2 PO4
                 1.5NH4 H
2 PO4             1.5KH2 
AsO4               1.6RbH
2 AsO4             1.6KTa
0.65Nb0.35O3       2.3K0.
6 Li0.4 NbO3       2.3KSr
2 Nb5 O15          2.3SrX
 Ba1−X Nb2 O6     2.3Ba2 
NaNbO15          2.3LiNbO
3                 2.3LiTa
O3                 2.2BaT
iO3                 2.4Sr
TiO3                 2.4K
TaO3                   2.
2(3)前記樹脂層1よりも屈折率の小さい透明連続薄
膜を第4表に示す。
【0038】第4表 材質                  nLiF 
             1.4MgF2     
        1.43NaF・AlF3   1.
4 AlF3             1.4NaF  
            1.3GaF2      
       1.3(4)厚さ200Å以下の反射金
属薄膜反射性金属薄膜は複素屈折率を有し、該複素屈折
率:n=n−iKで表される。nは屈折率、Kは吸収係
数を示す。本発明に使用される反射性金属薄膜層の材質
を第5表に示し、同表に併せて上記のn及びKを示す。
【0039】第5表 材質              n        
  KBe            2.7     
 0.9Mg            0.6    
  6.1Ca            0.3   
   8.1Cr            3.3  
    1.3Mn            2.5 
     1.3Cu            0.7
      2.4Ag            0.
1      3.3Al            0
.8      5.3Sb            
3.0      1.6Pd           
 1.9      1.3Ni          
  1.8      1.8Sr         
   0.6      3.2Ba        
    0.9      1.7La       
     1.8      1.9Ce      
      1.7      1.4Au     
       0.3      2.4その他の材質
として、Sn、In、Te、Fe、Co、Zn、Ge、
Pb、Cd、Bi、Se、Ga、Rb等の使用が可能で
ある。また、上記にあげた金属及びその酸化物、窒化物
等は単独で用いられる他に、それぞれを2種以上組み合
わせて用いることができる。
【0040】(5)前記樹脂層1と屈折率の異なる樹脂
前記樹脂層1に対して屈折率が大きいものでも小さいも
のでもよい。これらの例を第6表に示す。
【0041】第6表 樹脂                       
             nポリテトラフルオロエチ
レン            1.35ポリクロルトリ
フルオロエチレン        1.43酢酸ビニル
樹脂                       
 1.46ポリエチレン              
            1.52ポリプロピレン  
                      1.4
9メチルメタクリレート              
    1.49ナイロン             
                 1.53ポリスチ
レン                       
   1.60ポリ塩化ビニリデン         
           1.62ビニルブチラール樹脂
                  1.48ビニル
ホルマール樹脂                  
1.50ポリ塩化ビニル              
          1.53ポリエステル樹脂   
                   1.55石炭
酸ホルマリン樹脂                 
 1.60上記の他、一般的な合成樹脂が使用可能であ
るが、特に、前記樹脂層1との屈折率差の大きい樹脂が
好ましい。
【0042】(6)上記(1)〜(5)の材質を適宣組
み合わせてなる積層体上記(1)〜(5)の材質の組み
合わせは任意であり、また、層構成における各層の上下
位置関係は任意に選択される。
【0043】上記した(1)〜(6)の薄膜層の中、(
4)の薄膜層の厚みは200Å以下であるが、(1)〜
(3)及び(5)、(6)の薄膜層の厚みは薄膜を形成
する材質の透明領域であればよく、一般的には、10〜
10000Åが好ましく、より好ましくは100〜50
00Åである。
【0044】上記ホログラム効果層2を樹脂層1上の形
成する方法として、薄膜層2が上記(1)〜(4)の材
質である場合は、真空蒸着法、スパッタリング法、反応
性スパッタリング法、イオンプレーティング法、電気メ
ッキ法等の一般的な薄膜形成手段を用いることができ、
また、薄膜層2が上記(5)の材質である場合は、一般
的コーティング方法等が用いることができる。薄膜層2
が上記(6)の材質である場合は、上記した各手段、方
法を適宣組み合わせて用いられる。
【0045】なお、本発明の場合、一般的にはホログラ
ム樹脂層2の厚さは100〜600Åが望ましい。10
0Å以下であると、反射効果が乏しく、600Å以上で
あるとエンボス性が著しく低下する。
【0046】このような転写箔10をエンボスする金型
は従来公知の方法にて作製することができるが、強圧力
に耐え、また、表面の微細な凹凸を完全に相手の基材に
押し込む必要があるため、十分な硬度と引っ張り強度が
必要であり、電解Niメッキ法によって得られたものが
最適である。
【0047】このようにして得られたエンボス基材(ベ
ースフィルム4+剥離層3+ホログラム層1+反射層2
)と金型を基材フィルムの反射層2と金型の凹凸面が接
するように重ね合わせ、ヒートプレスすることにより、
凹凸パターンを反射層2及び樹脂層1に転写して、転写
箔10が完成する。
【0048】実施例1 12μmの厚さのPETからなるベースフィルムの表面
に0.5μmの厚さで剥離力5g/インチのワックスか
らなる剥離層を設け、さらにその上に1.0μmの厚さ
のアクリルウレタン樹脂からなるホログラム層を塗布し
、その上に300Åのアルミニウムを蒸着して、複製前
の多層体を得た。この反射層側に、ニッケルメッキによ
って作成したレリーフホログラムの金型を加熱、加圧し
てレリーフホログラムの複製を作成して、反射型レリー
フホログラムの転写箔を作成した。
【0049】この転写箔を通常の感熱定着型トナーを用
いる電子写真複写機によるコピー上に重ね合わせ、転写
箔側から家庭用アイロンで均一に加熱して、ベースフィ
ルムを剥離したところ、コピーの細かい模様上にも反射
型レリーフホログラムが途切れなく綺麗に転写されてい
た。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の反射型レ
リーフホログラムの転写箔及びそれを用いた反射型レリ
ーフホログラムの選択的転写方法によると、反射型レリ
ーフホログラムの転写箔を、少なくとも表面にレリーフ
ホログラム、レリーフ回折格子等の微細な凹凸パターン
が形成された樹脂層と、その凹凸面に形成された反射層
と、樹脂層の反射層と反対側の面に積層された剥離性ベ
ースフィルムとから構成し、被転写基体表面若しくは転
写箔の反射層又は保護樹脂層表面の選択パターン領域に
接着剤等を選択的に塗布して接着剤等塗布領域において
のみ選択的に反射型レリーフホログラムを転写する等し
ているので、大きな面積に細かい模様の転写ホログラム
パターンを手軽で容易に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による反射型レリーフホログラムの転写
箔の1実施例の断面図である。
【図2】本発明による他の実施例の転写箔の断面図であ
る。
【図3】本発明による反射型レリーフホログラムの選択
的転写方法の1実施例について説明するための図である
【図4】典型的な反射型レリーフホログラムの断面構造
を示すための図である。
【図5】図4の反射型レリーフホログラムを転写箔に構
成した従来例の断面構造を示すための図である。
【図6】図5の転写箔をホットスタンプの熱型を用いて
転写する様子を説明するための図である。
【符号の説明】
1…ホログラム層 2…反射層 3…剥離層 4…ベースフィルム 6…基体 8…保護樹脂層 9…感熱接着剤

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  少なくとも表面にレリーフホログラム
    、レリーフ回折格子等の微細な凹凸パターンが形成され
    た樹脂層と、その凹凸面に形成された反射層と、樹脂層
    の反射層と反対側の面に積層された剥離性ベースフィル
    ムとからなることを特徴とする反射型レリーフホログラ
    ムの転写箔。
  2. 【請求項2】  反射層の樹脂層と反対側の面に保護樹
    脂層が塗布されていることを特徴とする請求項1記載の
    反射型レリーフホログラムの転写箔。
  3. 【請求項3】  請求項1又は2記載の反射型レリーフ
    ホログラムの転写箔を用いて被転写基体表面の任意の選
    択パターン上に反射型レリーフホログラムを選択的に転
    写する方法において、被転写基体表面若しくは転写箔の
    反射層又は保護樹脂層表面の選択的パターン領域に接着
    剤を選択的に塗布し、転写箔の反射層又は保護樹脂層を
    被転写基体表面に向けて重ね合わせ、接着後にベースフ
    ィルムを剥離することにより、接着剤塗布領域において
    のみ選択的に反射型レリーフホログラムを転写すること
    を特徴とする反射型レリーフホログラムの選択的転写方
    法。
  4. 【請求項4】  請求項1又は2記載の反射型レリーフ
    ホログラムの転写箔を用いて被転写基体表面の任意の選
    択パターン上に反射型レリーフホログラムを選択的に転
    写する方法において、被転写基体表面若しくは転写箔の
    反射層又は保護樹脂層表面の一方の面全面に接着剤を塗
    布し、他方の面の選択パターン領域にインキを選択的に
    塗布し、転写箔の反射層又は保護樹脂層を被転写基体表
    面に向けて重ね合わせ、接着後にベースフィルムを剥離
    することにより、インキ塗布領域においてのみ選択的に
    反射型レリーフホログラムを転写することを特徴とする
    反射型レリーフホログラムの選択的転写方法。
  5. 【請求項5】  請求項1又は2記載の反射型レリーフ
    ホログラムの転写箔を用いて被転写基体表面の任意の選
    択パターン上に反射型レリーフホログラムを選択的に転
    写する方法において、被転写基体表面若しくは転写箔の
    反射層又は保護樹脂層表面の一方の面全面に接着剤を塗
    布し、その上の選択パターン領域又は他方の面の選択パ
    ターン領域にインキを選択的に塗布し、転写箔の反射層
    又は保護樹脂層を被転写基体表面に向けて重ね合わせ、
    接着後にベースフィルムを剥離することにより、インキ
    の塗布されていない領域においてのみ選択的に反射型レ
    リーフホログラムを転写することを特徴とする反射型レ
    リーフホログラムの選択的転写方法。
  6. 【請求項6】  前記接着剤が、経時接着剤、感熱接着
    剤、感圧接着剤、又は、トナーであることを特徴とする
    請求項3から5の何れか1項記載の反射型レリーフホロ
    グラムの選択的転写方法。
  7. 【請求項7】  被転写基体表面若しくは転写箔の反射
    層又は保護樹脂層表面の選択パターン領域に熱可塑性接
    着樹脂とぬれ性のあるインキを選択的に塗布し、インキ
    パターンが乾く前に熱可塑性接着樹脂からなるパウダー
    を振りかけ、インキパターンに接着していないパウダー
    を振り落として所望パターン部分にのみ熱可塑性接着樹
    脂パウダーを分布させ、インキが乾いてから転写箔の反
    射層又は保護樹脂層を被転写基体表面に向けて重ね合わ
    せることを特徴とする請求項3記載の反射型レリーフホ
    ログラムの選択的転写方法。
  8. 【請求項8】  請求項1又は2記載の反射型レリーフ
    ホログラムの転写箔を用いて被転写基体表面の任意の選
    択パターン上に反射型レリーフホログラムを選択的に転
    写する方法において、被転写基体表面若しくは転写箔の
    反射層又は保護樹脂層表面の選択的パターン領域に再湿
    糊を選択的に塗布乾燥し、再湿糊用の溶剤又は溶剤を含
    むインキを再湿糊塗布面又は他方の面に塗った後、転写
    箔の反射層又は保護樹脂層を被転写基体表面に向けて重
    ね合わせ、再湿糊が固化した後にベースフィルムを剥離
    することにより、再湿糊塗布領域においてのみ選択的に
    反射型レリーフホログラムを転写することを特徴とする
    反射型レリーフホログラムの選択的転写方法。
  9. 【請求項9】  請求項1又は2記載の反射型レリーフ
    ホログラムの転写箔を用いて被転写基体表面の任意の選
    択パターン上に反射型レリーフホログラムを選択的に転
    写する方法において、被転写基体表面若しくは転写箔の
    反射層又は保護樹脂層表面の一方の面全面に再湿糊を塗
    布乾燥し、その上の選択パターン領域又は他方の面の選
    択パターン領域に再湿糊用の溶剤又は溶剤を含むインキ
    を選択的に塗布し、溶剤又はインキが乾く前に転写箔の
    反射層又は保護樹脂層を被転写基体表面に向けて重ね合
    わせ、再湿糊が固化した後にベースフィルムを剥離する
    ことにより、溶剤塗布領域においてのみ選択的に反射型
    レリーフホログラムを転写することを特徴とする反射型
    レリーフホログラムの選択的転写方法。
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