JPH05297786A - ホログラム層の形成方法 - Google Patents

ホログラム層の形成方法

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JPH05297786A
JPH05297786A JP12937192A JP12937192A JPH05297786A JP H05297786 A JPH05297786 A JP H05297786A JP 12937192 A JP12937192 A JP 12937192A JP 12937192 A JP12937192 A JP 12937192A JP H05297786 A JPH05297786 A JP H05297786A
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JP
Japan
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thermal transfer
transferred
layer
base material
substrate
Prior art date
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Pending
Application number
JP12937192A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobukatsu Asano
宣勝 浅野
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TOTSUYA KK
Totsuya KK
Original Assignee
TOTSUYA KK
Totsuya KK
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Publication date
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Publication of JPH05297786A publication Critical patent/JPH05297786A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 確実に且つ短時間にホログラム層を被転写基
材に熱転写させる。 【構成】 基材2の表面に一部若しくは全面にホログラ
ム層4が形成され、さらにその表面に熱転写用接着剤層
5が形成される熱転写用材料1を、その表面にアンダー
コート剤6を塗布した被転写基材7に積層して熱圧着す
ることにより、ホログラム層4を被転写基材7に熱転写
させるようにしたホログラム層4の形成方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、立体像を有して美観を
呈するホログラム層を各種の被転写基材の表面に形成さ
せる方法に関し、さらに詳しくは確実に且つ短時間にホ
ログラム層を被転写基材に熱転写させることができるよ
うにしたホログラム層の形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、ホログラムは対象物に物
体光と参照光という二種のレーザー光を同時に当て、こ
のとき光の位置のズレによって生ずる干渉縞を利用し、
これを特殊なフィルムやプラスチック板などの上に記録
したものであり、それまで不可能であった立体的な模様
や像を表すことができ、美観を呈するものや視覚的に優
れたものなどを表現することができる。そして、美術
的、視覚的な趣きの高い2次元材料としてのホログラム
が、特殊な包装用材料或いは装飾用材料として市販され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た市販のホログラムは特定の基材上にホログラム層が形
成された構成であるため、各種の用途にそのまま適用す
ることができなかった。したがって、その使用範囲を著
しく限定、縮小するか、或いは面倒な処理を施すことに
より、各種合成樹脂フィルム、紙、紙にフィルムをラミ
ネートした積層体等に定着させるものであった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記に鑑み提案
されたもので、基材の表面に一部若しくは全面にホログ
ラム層が形成され、さらにその表面に熱転写用接着剤層
が形成される熱転写用材料を、その表面にアンダーコー
ト剤を塗布した被転写基材に積層して熱圧着することに
より、ホログラム層を被転写基材に熱転写させるように
したことを特徴とするホログラム層の形成方法に関する
ものである。
【0005】上記した本発明に使用する熱転写用材料
は、ポリエステルフィルム等の基材の表面に必要に応じ
て離型剤層が設けられ、またその表面に各種の立体的画
像を写したホログラム層が設けられ、さらにその表面に
熱転写用接着剤層が設けられる構成である。この熱転写
用接着剤層は、通常は被転写基材の材質に応じて選定さ
れる。また、このような熱転写用材料はロール(巻物)
状に供給される長尺な連続体でも良いし、短尺な枚葉の
ものでも良い。
【0006】尚、上記した熱転写用材料におけるホログ
ラム層(自体)の作製方法は、特に限定するものではな
く、公知の方法により行うようにすれば良い。また、本
出願人が提案した特願平4−73218号の方法を適用
しても良い。この方法は、市販のホログラムを版として
利用するものであり、市販ホログラムの表面に紫外線硬
化性樹脂組成物または電子線硬化性樹脂組成物を塗布
し、支持基材と圧着した後、光照射して硬化させ、その
後、市販ホログラムを剥離し、支持基材の表面に市販ホ
ログラムの凹凸を転写させたホログラム層を形成するも
のである。このホログラム層は市販ホログラムと同等の
視覚的効果を有し、且つ市販ホログラムに比べて安価で
あるため、本発明に適用することも経済的に好ましいも
のとなる。また、このホログラムは、ホログラム層が3
次元的に架橋構造を有するハードコートであるから耐摩
耗性が高く、取扱性が優れているという利点をも有す
る。
【0007】また、本発明に適用する被転写基材として
は、各種の用途に応じた材質のもの、例えば紙、各種プ
ラスチックフィルム、各種プラスチックシート、金属
板、或いはそれらに印刷を施したもの等、を使用するこ
とができ、前述の熱転写用材料の供給形態に応じた形態
を採れば良く、ロール(巻物)状に供給される長尺な連
続体でも良いし、短尺な枚葉のものでも良い。そして、
この被転写基材の表面には数μm程度の厚みのアンダー
コート剤層を形成する。このアンダーコート剤としては
被転写基材の材質に応じて各種の熱軟化性の樹脂組成物
を使用することができ、さらに必要に応じて塗工性その
他の性状を向上する各種の添加剤、或いはチタンカップ
リング剤、シランカップリング剤等の密着向上剤を添加
するようにしても良い。
【0008】本発明のホログラム層の形成方法は、前述
の構成を有する熱転写用材料を上記した被転写基材に積
層して熱圧着するものである。その際、熱転写用材料及
び被転写基材の形態によって熱転写条件は多少異なる
が、被転写基材の表面にはアンダーコート剤が塗布され
ているので、低い温度で熱転写しても接着不良(部分)
を生ずることなく、確実に熱転写することができる。
【0009】尚、本発明に反してアンダーコート剤層を
設けない場合、一般的に短尺な枚葉形態の平版圧着では
110〜130℃で15分間圧着する必要があった。ま
た、ロール状に供給される長尺な連続体形態のロール圧
着では120〜150℃で圧着する必要がある。そし
て、このように100℃以上の温度で加温すると被転写
基材が熱により伸縮してカールや歪みを発生させること
になる。しかしながら、本発明では接着(密着)性が向
上し、接着不良(部分)を生ずることなく、確実に熱転
写することができる。そして、100℃以下の低い温度
で熱転写することができ、平版圧着の際の圧着時間も短
縮することができ、被転写基材に前述のような熱による
カールや歪みを発生させることもない。
【0010】また、本発明に反してアンダーコート剤層
を設けない場合、被転写基材の表面に傷が発生すると、
製品では透明性を有するホログラム層を通してその傷が
目視されるので不良品となる。しかしながら、本発明で
はアンダーコート剤層が被転写基材のクッションとな
り、或いはその表面を保護するので、衝撃や摩擦などに
よって傷を発生させることもない。
【0011】さらに、本発明に反してアンダーコート剤
層を設けない場合、熱転写用接着剤は被転写基材の材質
に応じて選定する必要があり、例えば被転写基材がポリ
塩化ビニル(PVC)フィルム、ポリプロピレン(P
P)フィルム、ポリエステル(PET)フィルムである
際には各フィルムに対してそれぞれ配合組成の異なる熱
転写用接着剤層を設ける必要があるため、極めて面倒で
あった。しかしながら、本発明では被転写基材の材質に
応じたアンダーコート剤を塗布し、熱転写用接着剤は単
一の配合組成のものを使用することができるので、上記
した面倒は解消される。即ち、例えば比較的相溶性に優
れた樹脂組成物を熱転写用接着剤とすれば、熱転写時に
はアンダーコート剤層と熱転写用接着剤層とがそれぞれ
熱軟化し、接触部分で十分に接着することになり、接着
不良を生ずることがない。したがって、単一の配合組成
の熱転写用接着剤を使用することができるので、この熱
転写用材料を大量生産することができ、極めて生産性及
び歩留り性が良くなる。
【0012】
【実施例】以下に本発明を図面の実施例に基づいて詳細
に説明する。
【0013】実施例 予め、熱転写用材料1を作製する。この熱転写用材料1
は、図1に示すようにポリエステルフィルム等の基材2
の表面に離型剤層3を介してホログラム層4を設け、さ
らにその上面(図1では下面)に熱転写用接着剤層5を
形成した構成である。一方、被転写基材7は、予め、そ
の表面にアンダーコート剤層6を設けてある。上記した
被転写基材7に対し、前述の熱転写用材料1を積層し、
100℃以下の低温度で圧着する。そして、図2に示す
ように基材1を剥離すると、ホログラム層4が熱転写さ
れた製品8が作製される。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、被
転写基材の表面にアンダーコート剤を塗布したので、接
着(密着)性が向上し、接着不良(部分)を生ずること
なく、確実に熱転写することができる。そして、100
℃以下の低い温度で熱転写することができ、平版圧着の
際の圧着時間も短縮することができ、被転写基材に熱に
よるカールや歪みを発生させることもない。
【0015】また、本発明におけるアンダーコート剤層
は、被転写基材のクッションとなり、或いはその表面を
保護するので、衝撃や摩擦などによって傷を発生させる
こともない。
【0016】さらに、熱転写時にはアンダーコート剤層
と熱転写用接着剤層とがそれぞれ熱軟化し、接触部分で
十分に接着するので、種々の材質である被転写基材に対
してを単一の配合組成の熱転写用接着剤を使用すること
もできる。したがって、この熱転写用材料を大量生産す
ることができ、極めて生産性及び歩留り性が良いものと
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の構成を示す側断面図である。
【図2】本発明の他の実施例の構成を示す側断面図であ
る。
【符号の説明】
1 熱転写用材料 2 基材 4 ホログラム層 5 熱転写用接着剤層 6 アンダーコート剤層 7 被転写基材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材の表面に一部若しくは全面にホログ
    ラム層が形成され、さらにその表面に熱転写用接着剤層
    が形成される熱転写用材料を、その表面にアンダーコー
    ト剤を塗布した被転写基材に積層して熱圧着することに
    より、ホログラム層を被転写基材に熱転写させるように
    したことを特徴とするホログラム層の形成方法。
JP12937192A 1992-04-23 1992-04-23 ホログラム層の形成方法 Pending JPH05297786A (ja)

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JP12937192A JPH05297786A (ja) 1992-04-23 1992-04-23 ホログラム層の形成方法

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010045470A (ko) * 1999-11-05 2001-06-05 김창우 홀로그램 영상이 제공된 낚시대 및 그 제조방법
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