JP3022582B2 - 化粧フィルムとその製造方法 - Google Patents

化粧フィルムとその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、エンボスによる細かい凹凸形状が付与され
た熱可塑性プラスチックフィルム、いわゆるエンボスフ
ィルムを主体とするラミネート用の化粧フィルムとその
製造方法に関するものである。
(従来の技術) 従来の上記エンボスフィルムを主体とする化粧フィル
ムには、一般に、単層あるいは多層の印刷模様が施こさ
れて、この印刷模様とエンボスによる凹凸形状の重なり
により、化粧フィルムとしての機能を高めている。
(発明が解決しようとする課題) ところが、従来の上記エンボスフィルムを主体とする
化粧フィルムは、印刷模様の形成とエンボスによる凹凸
形状の形成が、夫々各別であるため、両者の間に同調関
係がない。
本発明は、以上の点に鑑み、エンボスによる凹凸形状
と印刷模様とが、その少なくとも一部において、同調し
た構成の、調和と深みに富む化粧フィルムとその製造方
法を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 次に、上記の課題を解決するための手段としての本発
明に係る第1乃至第3の化粧フィルムと、その製造方法
を、添付の図面を参照して説明する。
まず、本発明に係る第1の化粧フィルム1−1を、第
2図(A)を参照して説明する。
この第1の化粧フィルム1−1は、表面からエンボス
による凹部2及び凸部3による凹凸形状が付与された透
明又は半透明熱可塑性プラスチックフィルムよりなる基
体フィルム4の裏面に、該エンボスによって形成された
少なくとも一部の凸部3上に沿って転写による転写模様
5が形成されていることを特徴としている。従って、裏
面の凹部2上に沿って、転写模様5が抜けていることを
特徴としている。
上記基体フィルム4は、一般には、透明(着色透明を
含む)又は半透明のポリ塩化ビニル系のフィルムが用い
られるが、不透明のものであってもさしつかえない。さ
らに基体フィルム4は、熱可塑性プラスチックフィルム
の単層のものを用いても、例えば、フッ素樹脂、アクリ
ル樹脂、ポリ塩化ビニルの複合化された複層フィルムを
用いても良い。
また、上記転写模様5は、一層のみならず、多層又は
種々の模様がデザイン化されて複合化されたものであっ
てもよい。さらに、転写模様5の形成部分及びエンボス
による凹凸部2,3の形成部分は、その一部が同調してい
れば良く、例えば、化粧フィルム1−1の裏面にエンボ
ス部のみの部分、転写模様の部分、両者が同調して形成
されている部分、の三部分が所定のパターンで繰り返し
て形成されていればよい。
次に、本発明に係る第2の化粧フィルム1−2を、第
3図(A)を参照して説明する。
この第2の化粧フィルム1−2は、予じめ裏面に部分
印刷模様6が施こされた透明又は半透明の熱可塑性プラ
スチックフィルムの表面からエンボスによる細かい凹凸
形状が付与されてなる基体フィルム4の裏面に、該エン
ボスによって形成された少なくとも一部の凸部3上に沿
って転写による転写模様5が形成されていることを特徴
としている。
その他の構成は、上記第1の化粧フィルム1−1と同
様であるのでその詳細な説明は省略する。
次に、本発明に係る第3の化粧フィルム1−3を、第
4図(A)を参照して説明する。
この第3の化粧フィルム1−3は、上記第1又は第2
の化粧フィルムを利用し、その化粧面に、他の化粧フィ
ルムよりなるラミネートフィルムをドライラミネートし
たものである。
すなわち、第3の化粧フィルム1−3は、上記第1
(又は第2)の化粧フィルムの少なくとも前記転写模様
5が形成された面には、接着剤層7を介して、ラミネー
トフィルム8が接合されていることを特徴としている。
このラミネートフィルム8は、ポリエステルフィルム
等よりなるラミネート基フィルム9の上記接着面の側
に、アルミ等の金属蒸着あるいはスパッタリング等によ
る金属薄膜層10が形成された構成とすれば良い。
また、この金属薄膜層10は、透光量に応じて、透視又
は反射する半反射(ハーフミラー)構造としても良く、
またこの金属薄膜層10の表面に又は金属薄膜層に換えて
各種の印刷模様を形成したラミネートフィルムを用いて
もさしつかえない。
次に、本発明に係る化粧フィルムの製造方法を、第1
図(A),(B)、第2図(A),(B)及び第3図
(A),(B)を参照して説明する。
この本発明に係る化粧フィルムの製造方法は、転写フ
ィルム11の表面に、容易に離型し得る状態で印刷模様12
を形成し、 前記転写フィルム11の表面に、裏面に部分印刷模様を
有し又は有せざる透明又は半透明熱可塑性プラスチック
フィルムよりなる基体フィルム4の裏面を重合させると
ともに、該基体フィルム4の表面側から、エンボス型13
を加熱圧接して、該基体フィルム4の表面に、エンボス
による凹凸形状を付与すると同時に該エンボスによって
形成された少なくとも一部の凸部3上に、前記転写フィ
ルム11表面の印刷模様12の一部を転写させ、 前記印刷模様の一部が転写された基体フィルム4を、
前記転写フィルム11から剥離させたことを特徴としてい
る。
上記転写フィルム11は、離型性のあるフィルム例えば
ポリエステルフィルムを用いることが望ましいが、他種
のフィルムの表面に離型処理を施こしたものを用いても
良いことはもちろんである。
尚、第2図(B)及び第3図(B)において、印刷模
様12は、転写されなかったインキを示し、第2図(A)
及び第3図(A)において、転写模様5は、転写された
インキを示している。
また、エンボス型は、プレス型やエンボスロールを用
いれば良い。
(作 用) 上記本発明の化粧フィルム又はその製造方法によれ
ば、化粧フィルム1−1,1−2表面(又は裏面)のエン
ボスによる凹凸部とその上の転写模様とが同調する。
(実施例) 次に、本発明の実施例を説明する。
実施例I(第1図及び第2図参照) 実施例Iは、上記本発明に係る第1の化粧フィルム1
−1とその製造方法の実施例で、第1図(A),(B)
はその製造方法の第一の工程、第2図(A),(B)は
同第二の工程を説明するものである。
、25μのポリエステルフィルム(転写フィルム11)に
先づ左上り45゜のストライプ柄でベタの部分と余白の部
分がそれぞれ15mmピッチである150メッシュで版深が35
μのグラビア版にてメジューム(樹脂成分バインダ)と
白が1対1のインキを用いて印刷(印刷模様12)する。
、次にその上に右上り45゜の細線ストライプ柄でベタ
の部分が4mmで余白が6mmが繰り返される150メッシュで
版深が35μのグラビア版にてメジューム10に対してシル
バー10、黄10と赤1の比率のインキを用いて印刷(印刷
模様12)する。
以上1,2が完了したものが転写原紙(第1図(B))
である。
、転写原紙のインキ面をガードするように転写される
PVCの透明フィルム60μ(基体フィルム4)を重ね合せ
てラミネーターにて、120〜130℃で予熱された両者のフ
ィルムをPVCのクリヤーフィルム側からクロス柄のエン
ボスロールにてエンボスする。このエンボスロールは50
μの深さのある凹部とフラットな凸部から形成されてい
る。
、このエンボスされた両者のフィルム(転写フィルム
11、基体フィルム4)を巻取る前か巻取った後に両者の
フィルムを剥すとエンボスロールの凸部の当った前記実
施例Iで述べたの白インキとのゴールドのインキは
PVCフィルムに転写される(第2図(A))が、エンボ
スロールの凹部はインキがポリエステルフィルム(転写
フィルム11)に残ったままとなる。(第2図(B))。
、ポリエステルフィルム(転写フィルム11)は溶剤に
浸されにくいためポリ塩化ビニル用のグラビアインキは
完全には密着しないのでこのような熱転写が可能になる
が、更に加工性を良くする為にポリエステルフィルムに
残したい部分にウレタンの2液タイプのインキで印刷を
しておくと加工条件の幅が広げられる。
実施例II(第3図参照) 実施例IIは、上記本発明に係る第2の化粧フィルム1
−2とその製造方法の実施例である。
、実施例Iの転写原紙の作成工程までは、実施例Iと
同様で、転写されるPVCのクリヤーフィルム60μ(基体
フィルム4)にクロス柄で150メッシュ35μの版深のグ
ラビア版でメジューム40に対して黒20、青25、シルバー
10、赤5のインキで印刷する。
、転写原紙と上記の基体フィルムを実施例Iと同様に
ラミネータにてエンボスするとPVCに印刷された部分は
インキが密着している為エンボスの凹凸に関係なく残
り、さらにエンボスの凸部に当った部分はその上にポリ
エステルフィルム側のインキが密着する。(第3図
(A))。
実施例III(第4図参照) 実施例IIIは、上記本発明に係る第3の化粧フィルム
1−3とその製造方法の実施例である。
、実施例Iと同様にして化粧フィルムを作り、これと
市販のハーフミラータイプの金属反射フィルム(ラミネ
ートフィルム8)とをドライラミネートする。ポリエス
テルフィルムのアルミ面にドライラミネート接着剤を20
μm塗布し乾燥後貼合せる。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明のエンボスタイプの化粧
フィルムとその製造方法によれば、化粧フィルム表面
(又は裏面)のエンボスによる凹凸部と模様の、少なく
とも一部分が同調して形成されることから、化粧フィル
ムとしての調和性が向上し、例えば、窓ガラス、透明ド
ア、ショーケース、内装に用いる鏡面へのラミネート化
粧フィルム等としての用途と機能を拡大させる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図(A),(B)は、本発明に係る第1の化粧フィ
ルムの製造の前工程を示す断面図、第2図(A),
(B)は、同第1の化粧フィルムと剥離された転写フィ
ルムを示す断面図、第3図(A),(B)は、同第2の
化粧フィルムと剥離された転写フィルムを示す断面図、
第4図は、同第3の化粧フィルムを示す断面図である。 1−1,1−2,1−3……化粧フィルム、 2……凹部、3……凸部、 4……基体フィルム、5……転写模様、 6……印刷模様、7……接着剤層、 8……ラミネートフィルム、 11……転写フィルム、12……印刷模様、 13……エンボス型。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特公 昭52−16500(JP,B2) 特公 昭61−25533(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B32B 33/00 B29C 59/00 B32B 15/08

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面からエンボスによる凹凸形状が付与さ
    れた透明又は半透明熱可塑性プラスチックフィルムより
    なる基体フィルムの裏面に、該エンボスによって形成さ
    れた少なくとも一部の凸部上に沿って転写による転写模
    様が形成されていることを特徴とする化粧フィルム。
  2. 【請求項2】予め裏面に部分印刷模様が施こされた透明
    又は半透明熱可塑性プラスチックフィルムの表面からエ
    ンボスによる凹凸形状が付与されてなる基体フィルムの
    裏面に、該エンボスによって形成された少なくとも一部
    の凸部上に沿って転写による転写模様が形成されている
    ことを特徴とする化粧フィルム。
  3. 【請求項3】前記化粧フィルムの少なくとも前記転写模
    様が形成された面には、接着剤層を介して、ラミネート
    フィルムが接合されていることを特徴とする請求項1又
    は2記載の化粧フィルム。
  4. 【請求項4】前記ラミネートフィルムは、その接着面の
    側に、完全反射又は半反射形の金属薄膜層が形成されて
    いることを特徴とする請求項3記載の化粧フィルム。
  5. 【請求項5】前記ラミネートフィルムは、その接着面の
    側に、印刷模様又は金属薄膜層と印刷模様が形成されて
    いることを特徴とする請求項3記載の化粧フィルム。
  6. 【請求項6】転写フィルムの表面に、容易に離型し得る
    状態で印刷模様を形成し、 前記転写フィルムの表面に、裏面に部分印刷模様を有し
    又は有せざる透明又は半透明熱可塑性プラスチックフィ
    ルムよりなる基体フィルムの裏面を重合させるととも
    に、該基体フィルムの表面側から、エンボス型を加熱圧
    接して、該基体フィルムの裏面に、エンボスによる凹凸
    形状を付与すると同時に該エンボスによって形成された
    少なくとも一部の凸部上に、前記転写フィルム表面の印
    刷模様の一部を転写させ、 前記印刷模様の一部が転写された基体フィルムを、前記
    転写フィルムから剥離させたことを特徴とする化粧フィ
    ルムの製造方法。
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JP5515990B2 (ja) 2010-04-06 2014-06-11 株式会社Ihi ターボ圧縮機及びターボ冷凍機
KR102028718B1 (ko) * 2017-07-24 2019-10-07 (주)코반케미칼 합지 공정을 이용한 멀티 색상 구현 장식필름 제조방법

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