JPS6280028A - 部分蒸着ホログラムを有する成形品の製造方法 - Google Patents
部分蒸着ホログラムを有する成形品の製造方法Info
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- JPS6280028A JPS6280028A JP60220721A JP22072185A JPS6280028A JP S6280028 A JPS6280028 A JP S6280028A JP 60220721 A JP60220721 A JP 60220721A JP 22072185 A JP22072185 A JP 22072185A JP S6280028 A JPS6280028 A JP S6280028A
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- Japan
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- light
- hologram
- layer
- resin layer
- easily peelable
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-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03H—HOLOGRAPHIC PROCESSES OR APPARATUS
- G03H2250/00—Laminate comprising a hologram layer
- G03H2250/12—Special arrangement of layers
Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Physical Vapour Deposition (AREA)
- Holo Graphy (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、部分蒸着ホログラムを有する成形品の製造方
法に関するものであり、詳しくは、電気製品(携帯用カ
セットテープレコーダ、コンパクトディスク収納ケース
、銘板等)、化粧品容器(コンパクトケース、キャップ
等)等に部分的なホログラム像を現出させる製造方法に
関する。
法に関するものであり、詳しくは、電気製品(携帯用カ
セットテープレコーダ、コンパクトディスク収納ケース
、銘板等)、化粧品容器(コンパクトケース、キャップ
等)等に部分的なホログラム像を現出させる製造方法に
関する。
従来、ディスプレイ関連や広告などの分野では、アイキ
ャッチャ−的効果、立体感による意外性の効果を狙って
ホログラムが利用されており、書籍、雑誌の表紙、挿し
絵として、あるいはギフト、ノベルティとしても用いら
れている。
ャッチャ−的効果、立体感による意外性の効果を狙って
ホログラムが利用されており、書籍、雑誌の表紙、挿し
絵として、あるいはギフト、ノベルティとしても用いら
れている。
このホログラムを複製する方法としては、大別して2つ
の方法が知られている。
の方法が知られている。
第1の方法は、密着露光及び干渉法である。これらの方
法はいずれも感光材料を用いて新たにホログラムを作る
方法である。
法はいずれも感光材料を用いて新たにホログラムを作る
方法である。
第2の方法は、平滑なプラスチック材料にエンボス加工
して表面レリーフ型のホログラムを作製する方法で、こ
れは機械的なプレス方法であるためにコスト的にみて比
較的安くでき、また、大量生産に適している。この方法
に使用される材料のプラスチックシートは、従来、硬質
ポリ塩化ビニールシートのような熱可塑性プラスチック
シートが用いられている。
して表面レリーフ型のホログラムを作製する方法で、こ
れは機械的なプレス方法であるためにコスト的にみて比
較的安くでき、また、大量生産に適している。この方法
に使用される材料のプラスチックシートは、従来、硬質
ポリ塩化ビニールシートのような熱可塑性プラスチック
シートが用いられている。
しかし、第1の方法では、必ず高価な感光材料が必要で
あり、そのコストは、ホログラムの価格に占める割合が
大きいので、複製されたホログラムは高価とならざるを
得ず、また製造に要する時間も感材の処理時間が比較的
長いため長くなり生産性が悪い。
あり、そのコストは、ホログラムの価格に占める割合が
大きいので、複製されたホログラムは高価とならざるを
得ず、また製造に要する時間も感材の処理時間が比較的
長いため長くなり生産性が悪い。
また、第2の方法では、材料として使用される市販され
ている硬質ポリ塩化ビニールシートが、カレンダー法、
押し出し法で作製されているので、必ずしも表面性の良
いものではなく、平滑性、均一性の点で、満足できない
場合が多かった。すなわち、基材表面の平滑性が悪い場
合、ホログラムの700〜1500本/履程度の微細な
凹凸パターンを再現性良く均一にエンボス加工できない
問題がある。さらには、この方法では、板状あるいはシ
ート状の樹脂に、表面から熱、圧力を加え、スタンパ版
の凹凸パターンを再現させていたために、肉厚の厚い成
形品にはヒケ、ソリの現象が避けられず、不適とされて
いた。また、成形品上にホログラム像を複製させるため
には、シート状物に複製したホログラムを貼り付ける方
法しかなく、これでは、成形品との一体感がなく、満足
な効果は得られない。従って、従来の技術ではホログラ
ムの利用範囲が比較的限定されるという問題点があった
。
ている硬質ポリ塩化ビニールシートが、カレンダー法、
押し出し法で作製されているので、必ずしも表面性の良
いものではなく、平滑性、均一性の点で、満足できない
場合が多かった。すなわち、基材表面の平滑性が悪い場
合、ホログラムの700〜1500本/履程度の微細な
凹凸パターンを再現性良く均一にエンボス加工できない
問題がある。さらには、この方法では、板状あるいはシ
ート状の樹脂に、表面から熱、圧力を加え、スタンパ版
の凹凸パターンを再現させていたために、肉厚の厚い成
形品にはヒケ、ソリの現象が避けられず、不適とされて
いた。また、成形品上にホログラム像を複製させるため
には、シート状物に複製したホログラムを貼り付ける方
法しかなく、これでは、成形品との一体感がなく、満足
な効果は得られない。従って、従来の技術ではホログラ
ムの利用範囲が比較的限定されるという問題点があった
。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので
、射出成形用金型内に、ホログラム像形成用スタンパ版
を該金型内面に対し、平面的になるよう固定、載置し、
射出成形して成形品上にホログラム像の凹凸を形成し、
該凹凸形成面側の光反射が不要の部分に該成形品と密着
性を有しない易剥離性樹脂層を形成し、その上に蒸着に
より光反射層を設けた後、易剥離性樹脂層及び該樹脂層
上の光反射層を剥離、除去し、さらに必要に応じて保護
層を設けることを特徴とする部分蒸着ホログラムを有す
る成形品の製造方法である。
、射出成形用金型内に、ホログラム像形成用スタンパ版
を該金型内面に対し、平面的になるよう固定、載置し、
射出成形して成形品上にホログラム像の凹凸を形成し、
該凹凸形成面側の光反射が不要の部分に該成形品と密着
性を有しない易剥離性樹脂層を形成し、その上に蒸着に
より光反射層を設けた後、易剥離性樹脂層及び該樹脂層
上の光反射層を剥離、除去し、さらに必要に応じて保護
層を設けることを特徴とする部分蒸着ホログラムを有す
る成形品の製造方法である。
次に、本発明を図面を用いて詳細に説明する・第1図は
、本発明によるインジェクションボログラムの構成を概
念的に示す断面図であり、第2図〜第6図は、本発明に
よる方法を工程別に断面図で示したものである。
、本発明によるインジェクションボログラムの構成を概
念的に示す断面図であり、第2図〜第6図は、本発明に
よる方法を工程別に断面図で示したものである。
本発明は、射出成形用金型内にホログラム像形成用スタ
ンパ版を該金型内面に対し、平面的になるよう固定、載
置し、課金型内に割出成形法により溶融合成樹脂を充填
、冷却、固化させて合成樹脂成形品(1)を得る。ここ
で、スタンバ版を金型内面に対し平面的にするのは、該
スタンパ版にはある程度の厚みがあり、射出成形した際
、この厚みの分、成形品がへこんでしまうのを防ぐため
であり、具体的には、スタンパ版と金型内面とを入れ子
状にしたり、あるいは、ホログラム像形成面側に対応す
る金型内面を全部スタンパ版にするなどの方法を用いて
行う。該成形品(1)は、金型内のスタンパ版面に存す
るホログラム像すなわち1〜2μの微lIlな凹凸パタ
ーンを表面に有している。(第2図) 該合成樹脂としては、透明な樹脂あるいは不透明な樹脂
が使用可能であり、透明な樹脂を用いるとホログラム像
形成面の反対側からもホログラム酸を観察することがで
き、この場合透明で厚い樹脂層を通してホログラム像を
観察することになるため、ホログラム像の持つ本来の3
次元像にさらに屈折率の違う層を介することになるため
、像に重厚感を持たせることができる。使用できる透明
な樹脂としては、ポリカーボネート、透明ポリスチロー
ル樹脂(以下GPPSと略す)、アクリロニトリルース
ヂロール共重合体樹脂(以下Asと略す)、ポリエステ
ル樹脂、ポリメチルメタクリレート樹脂(以下PMMA
と略す)、セルロース変性樹脂(セルロースプロピオネ
ート等)等がおり、不透明な樹脂としては、アクリロニ
トリル−ブタジェン−スチレン共重合体樹脂(以下AB
S樹脂と略す)、耐衝撃性スチロール樹脂(以下トII
PSと略す)等を使うことができる。これらの樹脂では
射出成形条件を選ぶことにより、スタンパ版の表面凹凸
状態が再現性良く、成形品上に得ることができる。該成
形品上のホログラム像形成面(2)側に、シルクスクリ
ーン印刷等の印刷法、あるいはマスク材を施しておいて
スプレー塗装することにより、成形品(1)と密着性を
有しない易剥離性樹脂層(3)を部分的に設ける。(第
3図) この易剥離性樹脂層(3)は、光反射を必要としない部
分にのみ施せば良く、使用できる樹脂としては、ポリビ
ニルブチラールに代表されるポリビニルアルコールのア
セタール化物、ポリビニリデンクロライドおよびそのス
チロール、メチルメタクリレートとの共重合体、セルロ
ース誘導体等の単独あるいは混合物、さらには、易剥離
性樹脂層(3)の連続剥離性を良くするために低分子量
可塑材等を加えても良い。また、希釈剤は、成形品に影
響を与えないために、水あるいはアルコールの混合物と
することが望ましい。また、この工程で、着色顔料入り
の通常のインキを用い、シルクスクリーン、オフセット
等の印刷方法で、文字、絵柄等をあらかじめ印刷してお
くことも可能である。そして十分乾燥させた後、蒸着に
より光反射のための光反射1−(4)を設ける。(第4
図)この光反射層(4)としては、アルミニウム、ニッ
ケル、クローム、銅、窒化チタン、硫化亜鉛などの一般
的に使われる金属材料を用いることができ、必要とされ
る耐久性、耐腐食性、あるいは必要とされる色相により
、金属の種類を選べば良い。他にも要求される光反射特
性に応じて金属酸化物、金属硫化物などの金属化合物も
使用することができる。蒸着する方法としては、真空蒸
着法、イオンブレーティング法、あるいは窒化チタンの
ような合金を蒸着する場合には、スパッタリング法が用
いられる。この場合、光反射層(4)の厚さは、500
〜1000(オングストローム)でよい。この易剥離性
樹脂層(3)を施しである部分をセロテープなどの粘着
材を塗布しである材料を用いて剥離、除去すると、易剥
離性樹脂層(3)の施してない部分のみに光反射層(4
)が残ることになり、第5図に示すような部分蒸着ホロ
グラムを有する成形品を得る。さらに必要に応じ、第6
図に示すように保護層(5)をホログラム像形成面(2
)および光反射層(,4)全面を被覆するよう全面ある
いは部分的に設ける。
ンパ版を該金型内面に対し、平面的になるよう固定、載
置し、課金型内に割出成形法により溶融合成樹脂を充填
、冷却、固化させて合成樹脂成形品(1)を得る。ここ
で、スタンバ版を金型内面に対し平面的にするのは、該
スタンパ版にはある程度の厚みがあり、射出成形した際
、この厚みの分、成形品がへこんでしまうのを防ぐため
であり、具体的には、スタンパ版と金型内面とを入れ子
状にしたり、あるいは、ホログラム像形成面側に対応す
る金型内面を全部スタンパ版にするなどの方法を用いて
行う。該成形品(1)は、金型内のスタンパ版面に存す
るホログラム像すなわち1〜2μの微lIlな凹凸パタ
ーンを表面に有している。(第2図) 該合成樹脂としては、透明な樹脂あるいは不透明な樹脂
が使用可能であり、透明な樹脂を用いるとホログラム像
形成面の反対側からもホログラム酸を観察することがで
き、この場合透明で厚い樹脂層を通してホログラム像を
観察することになるため、ホログラム像の持つ本来の3
次元像にさらに屈折率の違う層を介することになるため
、像に重厚感を持たせることができる。使用できる透明
な樹脂としては、ポリカーボネート、透明ポリスチロー
ル樹脂(以下GPPSと略す)、アクリロニトリルース
ヂロール共重合体樹脂(以下Asと略す)、ポリエステ
ル樹脂、ポリメチルメタクリレート樹脂(以下PMMA
と略す)、セルロース変性樹脂(セルロースプロピオネ
ート等)等がおり、不透明な樹脂としては、アクリロニ
トリル−ブタジェン−スチレン共重合体樹脂(以下AB
S樹脂と略す)、耐衝撃性スチロール樹脂(以下トII
PSと略す)等を使うことができる。これらの樹脂では
射出成形条件を選ぶことにより、スタンパ版の表面凹凸
状態が再現性良く、成形品上に得ることができる。該成
形品上のホログラム像形成面(2)側に、シルクスクリ
ーン印刷等の印刷法、あるいはマスク材を施しておいて
スプレー塗装することにより、成形品(1)と密着性を
有しない易剥離性樹脂層(3)を部分的に設ける。(第
3図) この易剥離性樹脂層(3)は、光反射を必要としない部
分にのみ施せば良く、使用できる樹脂としては、ポリビ
ニルブチラールに代表されるポリビニルアルコールのア
セタール化物、ポリビニリデンクロライドおよびそのス
チロール、メチルメタクリレートとの共重合体、セルロ
ース誘導体等の単独あるいは混合物、さらには、易剥離
性樹脂層(3)の連続剥離性を良くするために低分子量
可塑材等を加えても良い。また、希釈剤は、成形品に影
響を与えないために、水あるいはアルコールの混合物と
することが望ましい。また、この工程で、着色顔料入り
の通常のインキを用い、シルクスクリーン、オフセット
等の印刷方法で、文字、絵柄等をあらかじめ印刷してお
くことも可能である。そして十分乾燥させた後、蒸着に
より光反射のための光反射1−(4)を設ける。(第4
図)この光反射層(4)としては、アルミニウム、ニッ
ケル、クローム、銅、窒化チタン、硫化亜鉛などの一般
的に使われる金属材料を用いることができ、必要とされ
る耐久性、耐腐食性、あるいは必要とされる色相により
、金属の種類を選べば良い。他にも要求される光反射特
性に応じて金属酸化物、金属硫化物などの金属化合物も
使用することができる。蒸着する方法としては、真空蒸
着法、イオンブレーティング法、あるいは窒化チタンの
ような合金を蒸着する場合には、スパッタリング法が用
いられる。この場合、光反射層(4)の厚さは、500
〜1000(オングストローム)でよい。この易剥離性
樹脂層(3)を施しである部分をセロテープなどの粘着
材を塗布しである材料を用いて剥離、除去すると、易剥
離性樹脂層(3)の施してない部分のみに光反射層(4
)が残ることになり、第5図に示すような部分蒸着ホロ
グラムを有する成形品を得る。さらに必要に応じ、第6
図に示すように保護層(5)をホログラム像形成面(2
)および光反射層(,4)全面を被覆するよう全面ある
いは部分的に設ける。
以上のようにして得られる部分蒸着ホログラムを有する
成形品は、1300〜1500本/#の微細なホログラ
ムパターンが得られ、なおかつ光反射が必要な部分のみ
に光反射層を施すことができるため、ワンポイントのホ
ログラム像を得ることができ、成形品本来の透明性おる
いは着色効果を低下させることがなく、成形品と一体化
したホログラム像が得られるものであった。
成形品は、1300〜1500本/#の微細なホログラ
ムパターンが得られ、なおかつ光反射が必要な部分のみ
に光反射層を施すことができるため、ワンポイントのホ
ログラム像を得ることができ、成形品本来の透明性おる
いは着色効果を低下させることがなく、成形品と一体化
したホログラム像が得られるものであった。
[実施例〕
次に本発明を実施例に基づいて詳細に説明する。
(実施例1)
携帯用カセットテープレコーダーのテープHLX部カバ
ーとしての射出成形用金型内にホログラム像を形成した
スタンパ版を金型内面に対し、平面的になるよう固定、
載置した。該射出成形用金型を用いてポリカーボネート
樹脂を樹脂温度約30O′Cで射出成形し、ホログラム
像の凹凸を有する透明な射出成形品を得た。該射出成形
品上のホログラム形成面側のホログラム像を有する部分
以外に、シルクスクリーン印刷法により、次の組成から
なる易剥離性樹脂溶液を必要に応じ、アルコール等の希
釈剤で希釈し、印刷して易剥離性樹脂層を設けた後、十
分乾燥させた。
ーとしての射出成形用金型内にホログラム像を形成した
スタンパ版を金型内面に対し、平面的になるよう固定、
載置した。該射出成形用金型を用いてポリカーボネート
樹脂を樹脂温度約30O′Cで射出成形し、ホログラム
像の凹凸を有する透明な射出成形品を得た。該射出成形
品上のホログラム形成面側のホログラム像を有する部分
以外に、シルクスクリーン印刷法により、次の組成から
なる易剥離性樹脂溶液を必要に応じ、アルコール等の希
釈剤で希釈し、印刷して易剥離性樹脂層を設けた後、十
分乾燥させた。
〈組成〉ポリ塩化ビニリデンエマル
ジョン(NvT50%) 85重量部可塑剤
5重量部乳化剤
3重量部メタノール 7重量部この上
にアルミニウムを厚ざ600 (オングストローム)に
蒸着した後、易剥離性樹脂層、及び該樹脂層上のアルミ
ニウムを粘着テープを用いて剥離、除去し、アルミニウ
ムを部分的に形成した。
5重量部乳化剤
3重量部メタノール 7重量部この上
にアルミニウムを厚ざ600 (オングストローム)に
蒸着した後、易剥離性樹脂層、及び該樹脂層上のアルミ
ニウムを粘着テープを用いて剥離、除去し、アルミニウ
ムを部分的に形成した。
さらに、その上に、アクリルポリオールを主体とする2
液硬化型保護層(透明)を全面に施し、部分蒸着ホログ
ラムを有する成形品を得た。
液硬化型保護層(透明)を全面に施し、部分蒸着ホログ
ラムを有する成形品を得た。
(実施例2)
実施例1に示した射出成形用金型内にホログラム像形成
用スタンパ版を金型内面に対し、平面的になるよう固定
、載置し、該金型内にPMMA樹脂を射出成形し、ホロ
グラム像の凹凸を有する射出成形品(6)を得た。該射
出成形品(6)のホログラム像形成面(7)側に、PM
MAと良(密着する通常のシルクスクリーンインキを用
いて文字、絵柄などの印刷層(8)を設け、その後、ホ
ログラム像形成面(7)およびその外周面(9)、文字
パターン(10)以外の部分を実施例1で示した易剥離
性樹脂溶液を用いてシルクスクリーン印刷した。十分に
乾燥させた後、該易剥離性樹脂溶液面側よりアルミニウ
ムを蒸着し、その後、易剥離性樹脂溶液で印刷しである
部分及びこの上のアルミニウムを粘着テープを用いて剥
離、除去し、第7図に示すような部分蒸着ホログラムを
有する射出成形品を得た。さらに保護層としてボログラ
ムを有する面を全面樹脂コートした。得られた成形品は
、透明な材質であるため、中を見通すことができ、ホロ
グラム像形成面(7)及びその外周面(9)、文字、絵
柄等の印刷層(8)、さらには蒸着したアルミニウムに
よる文字パターン(10)を有する外観の素晴らしいも
のであった。
用スタンパ版を金型内面に対し、平面的になるよう固定
、載置し、該金型内にPMMA樹脂を射出成形し、ホロ
グラム像の凹凸を有する射出成形品(6)を得た。該射
出成形品(6)のホログラム像形成面(7)側に、PM
MAと良(密着する通常のシルクスクリーンインキを用
いて文字、絵柄などの印刷層(8)を設け、その後、ホ
ログラム像形成面(7)およびその外周面(9)、文字
パターン(10)以外の部分を実施例1で示した易剥離
性樹脂溶液を用いてシルクスクリーン印刷した。十分に
乾燥させた後、該易剥離性樹脂溶液面側よりアルミニウ
ムを蒸着し、その後、易剥離性樹脂溶液で印刷しである
部分及びこの上のアルミニウムを粘着テープを用いて剥
離、除去し、第7図に示すような部分蒸着ホログラムを
有する射出成形品を得た。さらに保護層としてボログラ
ムを有する面を全面樹脂コートした。得られた成形品は
、透明な材質であるため、中を見通すことができ、ホロ
グラム像形成面(7)及びその外周面(9)、文字、絵
柄等の印刷層(8)、さらには蒸着したアルミニウムに
よる文字パターン(10)を有する外観の素晴らしいも
のであった。
(発明の効果〕
本発明による方法により得られる部分蒸着ホログラム成
形品は、光反射が必要な部分のみに光反射層を施すこと
ができるため、ワンポイントのホログラム像を得ること
ができ、成形品本来の透明性おるいは着色効果を低下さ
せることがなく、成形品と一体感があり、重厚感の溢れ
る外観を有するホログラム像つき成形品である。また、
従来のエンボス法では不可能であった立体成形品、肉厚
成形品への部分的なホログラム像の現出が可能となり、
ホログラムの利用分野が飛躍的に広がり、あらゆる合成
樹脂成形品の分野に利用でき、産業上極めて有効な発明
である。
形品は、光反射が必要な部分のみに光反射層を施すこと
ができるため、ワンポイントのホログラム像を得ること
ができ、成形品本来の透明性おるいは着色効果を低下さ
せることがなく、成形品と一体感があり、重厚感の溢れ
る外観を有するホログラム像つき成形品である。また、
従来のエンボス法では不可能であった立体成形品、肉厚
成形品への部分的なホログラム像の現出が可能となり、
ホログラムの利用分野が飛躍的に広がり、あらゆる合成
樹脂成形品の分野に利用でき、産業上極めて有効な発明
である。
図面は、本発明の実施例を示し、第1図は不発明による
成形品の断面図であり、第2図〜第6図は製造工程を説
明した断面図であり、第7図は実施例の成形品をホログ
ラム像印刷面を裏面として、表面より観察した概念図で
ある。 (1)・・・合成樹脂成形品 (2)・・・ホログラム像形成面 (3)・・・易剥離性樹脂層 (4)・・・光反射層 (5)・・・保護層 (6)・・・射出成形品 (7)・・・ホログラム像形成面 (8)・・・印刷層 (9)・・・外周面 (10)・・・文字パターン
成形品の断面図であり、第2図〜第6図は製造工程を説
明した断面図であり、第7図は実施例の成形品をホログ
ラム像印刷面を裏面として、表面より観察した概念図で
ある。 (1)・・・合成樹脂成形品 (2)・・・ホログラム像形成面 (3)・・・易剥離性樹脂層 (4)・・・光反射層 (5)・・・保護層 (6)・・・射出成形品 (7)・・・ホログラム像形成面 (8)・・・印刷層 (9)・・・外周面 (10)・・・文字パターン
Claims (1)
- 1)射出成形用金型内に、ホログラム像形成用スタンパ
版を該金型内面に対し、平面的になるよう固定、載置し
、射出成形して成形品上にホログラム像の凹凸を形成し
、該凹凸形成面側の光反射が不要の部分に該成形品と密
着性を有しない易剥離性樹脂層を形成し、その上に蒸着
により光反射層を設けた後、易剥離性樹脂層及び該樹脂
層上の光反射層を剥離、除去し、さらに必要に応じて保
護層を設けることを特徴とする部分蒸着ホログラムを有
する成形品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60220721A JPH0618746B2 (ja) | 1985-10-03 | 1985-10-03 | 部分蒸着ホログラムを有する成形品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60220721A JPH0618746B2 (ja) | 1985-10-03 | 1985-10-03 | 部分蒸着ホログラムを有する成形品の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6280028A true JPS6280028A (ja) | 1987-04-13 |
JPH0618746B2 JPH0618746B2 (ja) | 1994-03-16 |
Family
ID=16755474
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60220721A Expired - Lifetime JPH0618746B2 (ja) | 1985-10-03 | 1985-10-03 | 部分蒸着ホログラムを有する成形品の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0618746B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63252317A (ja) * | 1987-04-09 | 1988-10-19 | Fujikura Ltd | 超電導線の製造方法 |
JPH0281084A (ja) * | 1988-09-19 | 1990-03-22 | Toppan Printing Co Ltd | エンボスホログラムシートおよびその作成方法 |
US5013494A (en) * | 1988-08-03 | 1991-05-07 | Sharp Kabushiki Kaisha | Process for preparing blazed holograms |
US5567362A (en) * | 1991-12-20 | 1996-10-22 | Gao Gesellschaft Fur Automation Und Organisation Mbh | Identity card and a method and apparatus for producing it |
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